Genomic Southern Blot Analysis
 


Step 1 genomic DNAの単離
 

こちらを参照。(CTAB法を推奨)


Step 2 genomic DNAの切断(予備実験)


 
植物のGenomic DNAは通常メチレーションなど修飾されていることが多く、制限酵素によっては全く切れないこともある。また、制限酵素によっては6塩基認識で期待される1/(4の6乗)以上の確率でサイトが頻出することがあり、完全分解後にGenimic Southern Blot Analysisを行うには不適切な場合も考えられる。そこで、抽出したDNAを1-2μg程度使って分解状況を確認する必要がある。切断は1時間〜4時間行い、0.8%のアガロースゲルを用いて電気泳動を行う。ゲルの下端にBPBのバンドがきたところでやめると様子がよくわかる(BPBのバンドはだいたい0.8kb程度)。

Step 3 制限酵素処理および電気泳動


 
1)上記Step2で決定した制限酵素を用いてGenomic DNAを完全分解する。制限酵素は3種類以上を選ぶこと。Genomic DNAの必要量は試料となる生物のゲノムサイズにより異なる。成功例としてはタバコで10μg、ルーピンで20μg、タマネギで30μgなど(いずれもnon RIの方法)。

2)制限酵素処理後、失活(酵素により異なる)、エタノール沈澱、リンス、風乾

3)0.8%アガロース(SeaKem GTG agarose)のゲルを用意する。大きいゲルの方が分離がよい。

4)ウェルのサイズに合わせて試料をTEに溶解し、泳動用色素を加える。ゲルの穴からあふれないように試料をアプライする。

5)20Vの一定電圧で電気泳動。通常一晩以上かかる(ゲルの長さが15cm程度の場合)。BPBのバンドがゲルの下端まで来たら停止する。


Step 4 ブロッティング


 
1)DNAを電気泳動したゲルを酸変性液(0.25 N HCl)に浸漬

2)室温で7〜10分間緩やかに振盪。BPBが黄色くなる

3)脱塩水で洗浄

4)アルカリ変性液に浸漬

5)室温で15分間緩やかに振盪。BPBが再び青くなる

6)アルカリ変性液に浸漬

7)室温で15分間緩やかに振盪

8)脱塩水で洗浄

9)中和液に浸漬

10)室温で30分間緩やかに振盪

11)両袖を10×SSCに浸した3MM濾紙の上にゲルを載せる

12)ゲルの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ短く切っておいたHybond-N+をゲルの上に載せる

13)サンプルスロットの位置に印をする

14)フィルターの大きさより上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいた3MM濾紙を2枚フィルターの上に載せる

15)更に上下左右それぞれ2 mmずつ小さく切っておいたペーパータオルを5 cm程重ねて載せる

16)板と重しを載せ、4〜20時間静置

17)ペーパータオルと濾紙を捨て、ゆっくりとフィルターを剥がす

18)3MM濾紙上に移し、60℃で10分間通風乾燥

19)クロスリンカーでブロット面にUV照射

20)分子量マーカーのバンドに鉛筆で印をする

21)直ぐに使わないときはハイブリバッグに封入して保存


Step 5 ハイブリダイゼーション
 


RIの方法は未検討。non RIのキットで十分うまくいく。

non RIでのハイブリダイゼーションのページはこちら。