T-vectorの調製法
 


T-vectorは平滑末端を生じる制限酵素で処理したベクターの3'-末端に対して、化学反応あるいは酵素反応的にTを付加することによって調製できる。

Caution alpha型などの校正機能を持つ酵素(e.g. Pfu, KOD)を使わないこと。



☆Protocol!☆

 


 1) 平滑末端になる制限酵素でマルチクローニングサイトの切断を行う。

 2) 完全に切れていることを確認し、適宜回収・精製する。

 3) 0.5 mL容高速遠心チューブを用意する。

 4) 反応系

   10μL  10×PCR Buffer(Mg plus)

   20μL  10 mM dTTP

   10μL  制限酵素で切断したベクター(0.1μg/μL)

   59μL  dH2O

    1μL  Taq polymerase

 5) mineral oilを重層する。

 6) Thermal Cyclerを用いて、70℃で2時間反応する。

 7) フェノール/クロロホルム抽出を2回行う。

 8) 1/10 vol. 3M 酢酸ナトリウムを加える。

 9) 1 vol. isopropanol(2-propanol)を加える。

 10) 室温に10分間放置

 11) 15,000 rpm, 4℃で10分間遠心

 12) リンス、dry up後10μLのTEに溶解し、小分けして-20℃に保管する。(T-vectorは凍結融解に弱いとの情報があるため、1-2μLずつに小分けして保管する。)