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 映像、アート、絵本…等に対するアプローチ。
 表紙が綺麗だが、中の文字組も奇抜で、この本自体がアート化している。
 表題の通りの内容。題材に『源氏物語』から宇多田ヒカルまで登場させていておもしろい。
 私が今まで見た、文学理論の本の中では最良の一冊。歌、神話、物語…どのような形態であれ、人が言語を持って成した物語的なものをどう解釈すべきかを多様な例を持って解説。この手の本の中では文体も平易。
 新しい本ではないがテクスト論を学ぶには良い本。上記『物語理論講義』と並ぶ好著。
 未完のうちに、著者が亡くなっていることが惜しまれる。
 広告、J−ポップ等、文学を「逸脱」、あるいは「超越」しているかも知れない諸分野へのアプローチ。
 サブカル、そしてサブカルを取り巻く環境を概観した本。緻密で、内容的には難しい。
 昔話から、時代性、人間の真相を読み取っている本。かなりの大作。
 
 この2冊はシリーズもの。『現代文学理論』は帯文に「構造主義からコンピュータまで」とあるように、文学理論を時代に沿って解説している。現代の状況として研究にコンピュータを活用する方法まで書かれている。 
 『文学理論のプラクティス』は、前作を受け、「では具体的にどのような作品をどう読むか」ということが実践されている。川上弘美の作品が例に挙がっており、興味深かった。
 文学理論の教科書的な本。カルスタ(カルチュラル・スタディーズ)にやや寄っているか。
 歌から、その時代や社会を読もうという試みが成されている。70年代に限定されているが、この時代は、ムードを醸し出す大人の歌曲から、若年層にアピールするピンクレディー、桑田佳祐らの台頭もあり、バラエティに富む。
 いわゆる「純文学以外」のテクストの解釈の方法が理解できて良い。
 例えば文学の中で「土」は何を意味するか。「花」は?「剣」は?…と167の見出しを取り上げ、それらが神話、古典、現代小説、童話、マンガ等の中でどのように描かれてきたか、何の象徴として表現されてきたかを解説している。
 「六本木ヒルズで読み解く『法の精神』」「バスガイドで読み解く『五輪書』」というように、有名だが難解な東西の名著を、極めて卑近な事象に置き換えて解説する本。これらの本は概して、いわゆる『How to』本の類の領域を出ず、さわり部分の解説に終始しているのかも知れないが、難解に過ぎ、読まずに終わるよりは、このようなヤワ目な本を通してでも、知った方が良いとは思う。フジの深夜帯の書籍化だけあり、いかにもな雰囲気な本。
 自分がサブカル、その他、文学等の評論のために参考にしている本の紹介です。世間的なカテゴリーに分けず、あくまで、自分が興味を深めていく過程で見つけた本を列挙しているので、一見、整合性がないように思われるかも知れませんが、自分の中では一貫した関連性があります。
 大学の授業のように本格的ではないが、何か、自分の好きな作品を自在に解釈してみたい、その方法を見つけたい、という人には役に立ててもらえると思っています。
 随時、紹介冊数を増やしていきたいと思います。

文学・サブカル編

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