宇宙人の本を読むのはおもしろい。
しかし、その光景を決して他人に見られてはならない(カバー必須)。見られた時には周りのあなたを見る目が変わることは確かであろう。こういう世界に足を突っ込んでしまったからには迫害を受けて生きていかなくてはならないのだ。
先日、私はバイト先の社員食堂で矢追純一「宇宙人との密約」を読んでいたところ、知り合いのお姉様に見つかってしまった。「何読んでるの?」彼女は言うと私の本を覗き込んだ。私は油断していたためカバーを掛けていなかったのだ。お姉様は一歩後ずさると、今までとは違った視線で私を見つめ、「信じてるの?」と言った・・・・
別に信じてるとか信じてないとかそういうのは関係ない。私は宇宙人本の作者の書き方や、思想が面白いから読んでいるのであって、宇宙人の存在は二の次なのだ。大抵の人はそうだと思う。だから宇宙人本を読んでいる人を見かけたらそっとしておいてあげてほしい。彼等の世界を壊さないでほしい。
ここでどんなものを読んでいるか軽く触れてみようと思う。
矢追さんはアメリカに行ってよく調査をしている。そして調査先で数々の宇宙人に関する有力情報を得てくるのだ。「宇宙人との密約」によると、ケネディ暗殺にも宇宙人が関わっているという。アメリカのおえらいさん方(MJ-12)と宇宙人が極秘で取り引きをしていた。ケネディはそれを国民に報告しようとしたからだそうだ。その取り引きの内容というのが凄い。宇宙人の最先端科学を分け与えてもらう変わりに、三つの条件を飲むことで、一つは一般大衆に宇宙人の存在を黙認すること。二つ目、キャトルミューティレーション(牛の生態実験?)が宇宙人の手によって行われていることを隠すこと。三つ目、遺伝子調査のために宇宙人がある種の人間をさらってUFOの中で実験するのを黙認すること、だそうだ。
これが真実だったら大変なことだ。外を歩くにもいつ宇宙人が現れるかと、怯えながら暮らさなくてはならない。しかも、宇宙人は最近約束をやぶりはじめ、さらった人間をもとに戻さずに、そのまま連れ去ってしまうこともあるそうだ。
しかし、こう考えてみてはどうだろうか?私はひとつの仮説を思いついた。矢追ドッキリ説である。
アメリカ全土に矢追ドッキリ網なるものが存在するのだ。矢追さんがアメリカに入国すると全国民に矢追ドッキリ網を通して入国情報が通達される。すると、この日の為に計画を練っていた国民達は口々にUFO話しを矢追さんにするのだ。UFO工場なるものは米軍がドッキリ計画のために設立した。本部では以下のような会議が行われる。
<アメリカ軍指令部にて>
司令官:今回の「プロジェクト矢追」についてだが、今回の担当はミシシッピ ー州代表チャールズ・ブロンソンにきまった。
ミシシッピー州代表:ワォ!イッツグレイト!ありがとうございます!
オレゴン州代表:また、ミシシッピー州ですか、この前もそうでしたな。ぶつ ぶつ・・・
コロラド州代表:まぁまぁ、そうふてくされずに、全員で作ったあみだくじを ひいて決めたことなんですから。それより、今回はどんな作 戦なんですかな?また「プロジェクト・グラッジ・ブルーブ ックリポートNO.13」がらみですかな?
司令官:ふむ。そのことなんだが、今回のために造った宇宙船をビュンビュン 飛ばしてMr.矢追をびびらせてやろうと思うのだが・・
・・・さすがアメリカ人。ジョークの規模も半端ではない。
あくまで仮説ですから、しかし宇宙人とはなんぞや?謎は深まるばかり。