女神異聞録・ペルソナ
霧 「…いやはや…長かった…」
フレナ「お疲れ様でした」
霧 「さて、それではこのゲームを達成した感動が消えないうちに、計算機室の新しい原稿を書いておくと
しようか」
フレナ「そうですわね、今回のゲームは『女神異聞録・ペルソナ』。プレイステーションからの移植ですわね」
霧 「世間では2が話題になっているが、PCでは1しか出来ないからね」
フレナ「それもかなりマシンスペックを要求しますわね、作者の環境で大丈夫でしたの?」
霧 「色々と苦労したよ、ビデオカードのドライバを更新したりしてね、それに音楽は出せなかったし」
フレナ「本来なら、戦闘で声が出るはずなんでしょうけど…まったく聞けなかったわけですわね」
霧 「音楽をいれると処理が耐えられなくなってしまって…まあ、ここまでが限界なんだろうね」
フレナ「そうですわね…、戦闘もかなり重くなりましたし」
霧 「それでもゲームとしては久々にはまったね、ダンジョンが長いのには閉口したけど。ペルソナの
システムは、○ョ○ョ好きな私にとっては、楽しめたし」
フレナ「そのわりには、あんまりペルソナを作ってませんでしたね」
霧 「う〜ん、私はどうも使い捨てるという感覚がして、最初のペルソナを放す気にならなかったもんだから…」
フレナ「だからって、ほとんど交代しないのは大変じゃありませんこと?」
霧 「まあ、それについて語る前に、ペルソナについて説明しておこう」
フレナ「そうですわね、ペルソナは一人の人間の、心の奥底にある別の人格ですわ」
霧 「ペルソナは、ある共通の夢を見ると出てくるようになり、神話の神や悪魔の姿を借りて現れる」
フレナ「神や悪魔がそこに実在するわけではありませんのね」
霧 「まあ、説明ではそう書いてあるな。で、そのペルソナが魔物や悪魔との戦いに協力してくれるわけだ」
フレナ「魔法を使えない主人公たちにとって、非常にありがたい存在ですわね」
霧 「そうだねこのゲームでは、主人公達には魔法に関するパラメータが存在しない。魔力や耐魔力は
彼等が持つペルソナ次第というわけだ」
フレナ「ペルソナを造るには、まず悪魔と話をして『スペルカード』を貰わなければなりませんの」
霧 「今までの女神転生シリーズだと、ここで仲魔になるのだが、ペルソナではカードを貰うだけ。このカードは
持っているだけでは、同じ悪魔との戦闘を回避することでしか役に立たない。カードをベルベットルームに
持って行き、そこの主人イゴールにカードを渡して、悪魔を召喚してもらって…」
フレナ「召喚した悪魔同士を合体させることでペルソナは完成しますわ」
霧 「そして、出来たペルソナを主人公達に降魔する、それでやっと戦闘で使えるようになるわけだ」
フレナ「結構面倒ですわね」
霧 「仲間になって直ぐ、戦闘に使えるわけではないからね。あとこの合体は一つのペルソナに関して一回しか
行えない。つまり、完成したペルソナは、他の悪魔やペルソナと合体させることは出来ないんだ。」
フレナ「それでは作者のやろうとした、弱い悪魔を何度も合体させて強いペルソナを造るということは
できないですわね」
霧 「そう…それに気づいたときは結構ショックだったね…」
フレナ「でもそれだと、合体が単純になりませんこと?」
霧 「それがそうでもないんだ。確かに出来るペルソナは予想できるけど、アイテムを加えて魔法やステータスを
強化したり、合体元の悪魔や月齢によっては事故が起こって結果が変わったり、同じペルソナでも千差万別
な結果になるんだな」
フレナ「それは難しいですわね」
霧 「簡単なのは、魔法石を加えることで、新しい魔法を覚えさせることだね。まあ、序盤では魔法石なんて
なかなか手に入らないけど」
フレナ「作者は序盤から強くしようとしますからね」
霧 「私がRPGをやる時の指針となるものが一つある、それは『主人公は常に強くなければならない』と
いうものだ」
フレナ「だからって、主人公と仲間のレベルが30以上というのはやりすぎじゃありませんこと?」
霧 「このゲーム、経験値が戦闘した人にしか入らないもんだから…。主人公だけが戦い続けたらこんなに差が
開いてしまったのだな…。」
フレナ「それでは、作者の使っていたペルソナは何でしたの?」
霧 「主人公には、『LOVERS・ピクシー』と『MOON・リリム』と『MOON・サキュバス』を
ペルソナとして降魔してた」
フレナ「…趣味丸出しじゃありませんこと?」
霧 「そうかな…結構便利なペルソナだと思うんだけど…」
フレナ「そうですの? そもそも、ピクシーって最弱のペルソナじゃないんですの?」
霧 「ま、はっきり言って、私のペルソナ『LOVERS・ピクシー』は力が弱い……
髪の毛一本動かす力さえもない史上最弱のペルソナさ……だがね…悪魔を殺すのに
力なんぞいらないのだよ……わかるかね諸君!」
フレナ「誰の真似ですの…その台詞」
霧 「いや…ちょっと言ってみたかったもので…。まあ確かにピクシーはいくら鍛えても運と魔効力しか
上がらない。しかしだ、その2つのステータスの上がり方は尋常じゃない、最高レベルの8になれば
運はほぼ最高値になる」
フレナ「でも魔効力はレベル8でも190位でそんなに強いとは言えませんわ」
霧 「ふむ、良いところに気がついた。いくら鍛えてもレベルは8以上にはならない、よって成長もそこで
止まってしまう…はずなのだが」
フレナ「何かあるんですの?」
霧 「さっきも言ったはずだが、ペルソナを造る場合には様々な要素が絡み合っている。その中の一つに
潜在能力というものがある」
フレナ「潜在能力?」
霧 「潜在能力は本人が意図して出すことは出来ないが、あるきっかけで発動する、秘められた能力のことだ」
フレナ「どんな効果があるんですの?」
霧 「まあ、細かい説明は省くが、潜在攻撃・潜在防御・潜在補助・潜在復活の4種類がある。これらはペルソナの
持ち主が危機に陥ったとき、ある確率で発動する」
フレナ「それが、ピクシーに備わっているんですの?」
霧 「ピクシーだけでなく、リリム・サキュバスにも潜在復活能力が備わっている。これは持ち主が戦闘不能に
なった時、4分の1の確率で発動する。発動するとペルソナが身代わりになって持ち主は復活。そして
ここが大きなポイントなのだが、身代わりになったペルソナは、ステータスはそのままでレベルが1になる」
フレナ「それでは、8まで鍛えて1に戻して、また鍛えて戻してを繰り返せば…」
霧 「そう、永久に鍛えることが出来る。でもピクシーは、何度復活を繰り返しても2つのステータス以外は
上がらないけどね」
フレナ「サキュバスやリリムはすべてのステータスが上がりますわね。それでしたら、こちらの方がピクシーより
便利なのではありませんこと?」
霧 「確かに…彼女達『MOON』のペルソナは神聖魔法以外はまったく効かないし、リリムは魔法石を使うことで
かなり強力になる。サキュバスは攻撃魔法は持っていないが、全体物理攻撃やマカラカーン(魔法を跳ね返す)
が使えるので、鍛えていけばピクシーより遥かに強力になるはずだ」
フレナ「それに比べてピクシーは、魔法防御も素早さも力もまったく上がりませんわ」
霧 「そう、その通りだ…しかし、だからこそピクシーが便利だったところがあるのだ」
フレナ「便利なところ?」
霧 「そう、『死にやすい』と言うことは『潜在復活』しやすかったのさ」
フレナ「はあ?」
霧 「特にリリムは鍛えすぎたら、死ねなくなったんだ。魔法は効かないし、物理攻撃は当たらないし…それに
死んでも発動するとは限らないし…」
フレナ「そんなに鍛えたんですの?」
霧 「極めようとすれば、誰もがやると思うよ。あとピクシーはペルソナを使う精神力が非常に小さかった。
だから鍛えやすかったし、魔効力の上がり方が早いから、10回も復活すれば直に最大値999になったしね」
フレナ「それで、最後までピクシーを使ってたんですのね」
霧 「そういう事、主人公は素早さを中心に挙げておけば、戦闘では真っ先にピクシーが行動してくれる。
ピクシーにはマハコウハ(神聖系全体攻撃魔法)を覚えさせていたから、属性がHOLYLIGHTで
なければ、4桁のダメージを与えて100%倒せる」
フレナ「このゲーム…確かHPはBOSS以外は三桁までしかないですから、確かに強力ですわね」
霧 「そうだろう。HOLYLIGHTだったら、他の単体攻撃魔法を使えば、これも1撃で倒してくれるし」
フレナ「でも天使にはかないませんわ」
霧 「さすがにね…、天使には暗黒魔法以外は効かないからね」
フレナ「だから、他の仲間のペルソナには呪殺魔法を覚えさせたのですわね」
霧 「そういうこと、HOLYLIGHT系はムド(呪殺魔法)が100%効くからね。これで、どんな悪魔が
出ても対応できたんだ」
フレナ「それで、後は無理矢理ダンジョンを突破し続けた訳ですのね」
霧 「まあね、私は話が気になると最後まで知りたがるから、前もって鍛えておくわけさ、おかげで
レベルの高いペルソナはまったく造らなかった」
フレナ「だから仲間とのレベルがこんなに開いてしまうのですわ」
霧 「う〜ん、まあ後半のBOSS戦は主人公しか戦ってなかったからねえ、最後のBOSSもダメージ
与えていたのは主人公だけだったし…」
フレナ「よく勝てましたわね」
霧 「さすがにピクシーは防御力ないからね、最後のBOSSは魔法と物理の防御属性を切り替えて
戦うから、両方持っているリリムが有効だった」
フレナ「では、終わらせてみてストーリーは良かったんですの?」
霧 「そうだねえ、偽典・女神転生に比べてシナリオはほのぼのしていて、あまりダークではなかったから
これはこれで良いのではないかな」
フレナ「そうですわね、こちらの方は、悪魔同士の闘争というより、人間の精神を題材にしていて好感持て
ますわね」
霧 「主人公以外のキャラクターの個性も出ていて、会話も楽しめたし。まだもう一つのシナリオや、
他の仲間を連れていってはいないので、はっきり言えないが個人的にはいいと思う」
フレナ「でも、ダンジョンが長すぎますわ」
霧 「そう…とにかくダンジョンが異様に長い、後半は特に仕掛けがあるわけでもないが、複雑に
入り組んだめちゃくちゃ広いダンジョンを歩かされるのにはまいった」
フレナ「最終ダンジョンなんて3時間以上はかかりますものね」
霧 「私はピクシーでほとんどの敵を殲滅して、突っ走れたけど、そうでなかったら5、6時間は
かかるんじゃないか?」
フレナ「悪魔と会話をしたり、戦闘に数ターンかかっていたら、間違いなく時間がかかりますわね」
霧 「正直言って、ダンジョンが無意味に長い様な気がしてならない、特にイベントがあるわけでもないし…、
セーブも決められた場所でしかできないから、途中で止めるわけにもいかないし…」
フレナ「忙しい人には、薦められませんわ」
霧 「あと、カジノもあんまり良いとは思わなかったね。基本的に武器が買えないのはわかるけど、
ゲームの進行上に関係無いはずのカジノに良いアイテムが集中しすぎ、大当たりしないと
コインは多く手に入らないし…」
フレナ「作者は基本的にテーブルゲームは下手ですからね…」
霧 「威張れることではないがその通りだ。だから、コインはゲームで手に入れず、お金と換えて直接アイテムを
手に入れていたんだ」
フレナ「コインのレートが100円で一枚ですから…100倍お金を稼いだわけですの…ご苦労様ですわ」
霧 「かなりしんどかったね…。でも、カジノばっかりやってるとゲームは進まないし、他のゲームをやってる
みたいで嫌だったんだよ」
フレナ「ただ単に下手なだけなのでは…」
霧 「と、とにかく、この辺も長時間かかるところだから、ほんと忙しい人には薦められないね」
フレナ「ゲームのシステムは気に入ってただけに、ちょっと辛いところですわ」
霧 「戦闘シーンの演出とか好きなんだけどね(重かったけど)。○ョ○ョ好きな人なら、やってみても
いいのでは」
フレナ「あれに似てるといえば似てますが、まったく同じというわけではありませんので、誤解しないで
くださいね」