竺和山霊山寺
14時くらいに鳴門に到着。鳴門スカイラインを通って快適なドライブが続いた。かつては有料であったそうだが、幸いにも今は無料である。島々を渡って鳴門公園に到着したがそこはそのまま引き返し、観潮船のりばに来た。話を聞くとなんでも今日の渦潮見どころ時間は正午だったとのこと。そう干潮や満潮の時期に渦潮は激しくなるのである。私が到着したのは3時だからちょうど真ん中くらいの時間で渦潮はまず見れないとのこと。「ありゃー。」鳴門に行くときはあらかじめ時間を確認してから行くべきだ。




四国と言えば八十八ヶ所巡りが有名である。最近では静かなブームとなっていると聞いているが、今回の旅行中にも幾度かお遍路さんを見かける機会を得た。徳島は1番から23番までの霊場があるため「発心」の地と呼ばれている。私もこの旅の間無事に過ごせるよう1番の竺和山霊山寺(じくわぜんりょうぜんじ)を参拝することにした。巡礼旅立ちの寺とも呼ばれている。寺に到着したのは15時くらいであった。すぐ近くに店があり、白装束や朱印帳など巡礼用品を売っていた。値段は様々で本格的に巡礼をする人向けから観光記念用まであった。私は本格的に巡礼するわけではないので、観光記念用の朱印帳を買った。1000円だった。お店の人に聞くと特に服装に制限は無いということで、気軽に巡礼できそうであった。さて、霊山寺に入るとお堂がいくつかあり、中央に池があって鯉が泳いでいた。途中なぜかパンダの造形物があった。一番奥のお堂に行くとおばあさんが座って何やら手作業をしている。お堂はきらびやかな装飾品で飾られ、落ち着いた雰囲気であった。朱印帳を見せると、「向こうに住職さんがいるから書いてもらいなさい。参るのはその後で」と。言われる ままに入っていくと住職さんがいて、朱印帳を手渡し「お願いします。」そしたら住職さん私の朱印帳を開き、何も記入されていないのを見て、「最初に書いていいの」と。「はい、お願いします。」住職さんは慣れた筆さばきでさらさらと書き込んだ。その後3つのはんこをしっかり押した。最初のはんこには「四国第一番」と書いてあった。礼を言っておばあさんのところに戻り、「これ何て書いてあるのですか」と聞いた。そしたらおばあさん、急に笑い出して「私は何にも知らないのよ」と言う。あれあれおばあさん、いったい何者なんだ。住職さんに聞いた方が良いと言うので、言われるままに聞きに行ったのである。一通りのお参りをした。旅の安全を願った。多くの人がここで同じような気持ちになるのであろう。旅立ちの寺、霊山寺はたいへんさわやかなところで、しばし気持ちを落ち着けてから、ここを後にした。


