しゅうちゃんの選んだ

〜千代の富士・この場所この一番〜

《昭和56年7月場所・千秋楽》

対横綱・北の湖戦

 この年の1月場所で初優勝を飾り大関に昇進した千代の富士は、横綱・北の湖と3月、5月と千秋楽まで優勝を争い、いよいよ7月は綱取り場所となりました。初日の対戦相手は力をつけてきた隆の里。ところが気負い過ぎたのか思わぬ黒星スタート。しかし2日目からは不安を払拭するような相撲で白星が続き13日目終了時点で北の湖が全勝、1敗で千代の富士が続きました。そして14日目、千代の富士は会心の相撲で琴風を寄り倒しましたが、北の湖は苦手の朝汐に敗れ、千秋楽は両力士の相星決戦となりました。そして千秋楽の結びの一番、西土俵下には審判員として師匠の九重親方(北の富士)が座り、その横に千代の富士。呼出し寛吉の呼びあげで土俵に立つ両力士。制限時間いっぱいで・・・「気力を全身にみなぎらせる千代の富士。勝つことは横綱をつかむことです。昨日のことは忘れました、この一番に横綱の威信を示すか北の湖。さぁ決戦です!(当時のNHK杉山アナウンサー)」 立ち合い低くあたり左の前まわしを取るも、北の湖の強引に寄られ、右に回りながら出し投げで体勢を崩して東土俵に寄り切る相撲で「横綱」を勝ち取りました。

 

昭和56年7月場所

    東大関
初日 ● 隆の里
 2 ○ 北天佑
 3 ○ 鷲羽山
 4 ○ 舛田山
 5 ○ 蔵 間
 6 ○ 栃 光
 7 ○ 栃赤城
 8 ○ 巨 砲
 9 ○ 大寿山
 10 ○ 朝 汐
 11 ○ 麒麟児
 12 □ 出羽の花
 13 ○ 高見山
 14 ○ 琴 風
千秋 ○ 北の湖
   14勝1敗

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