しゅうちゃんの選んだ

〜千代の富士・この場所この一番〜

《昭和62年1月場所・千秋楽》

対横綱・双羽黒戦(優勝決定戦)

 前年5場所を制し、目下4連覇中で20回目の優勝に王手
をかけていた千代の富士だったが、前半の6日目、7日目と
思わぬ連敗をし、優勝争いから大きく後退。悲願の初優勝
を目指す横綱双羽黒は安定した相撲で中日で全勝ターン。
ところが双羽黒は、9日目に伏兵・益荒雄に敗れ、翌10日
目の関脇小錦戦も黒星。この時点で千代の富士と2敗で並
ぶ。12日目、千代の富士は大関北天佑を破ったが、双羽黒
は大乃国との一番を落とし、逆に優勝争いのトップに立った
のが千代の富士であった。こうした二転三転の優勝争いを演
じ、ついに千秋楽の横綱決戦。大方の見方は、「千代」のすん
なり優勝だったが、双羽黒も意地を見せ、本割りは双羽黒。
むかえた優勝決定戦。立ち合い大きく踏み込み、双羽黒の懐
深く入りモロ差しの千代。一気に土俵際まで寄り、そこから渾
身の力で長身の双羽黒を高々とつり上げ20回目の優勝を決
め、初の5連覇を達成する。成績は12勝と低調だったが、千
代の富士ファンにとってはハラハラドキドキの展開で、印象に
残る場所となった。

 

昭和62年1月場所
    東横綱
初日 ○ 栃 司
 2 ○ 霧 島
 3 ○ 闘 竜
 4 ○ 巨 砲
 5 ○ 出羽の花
 6 ● 逆 鉾
 7 ● 小 錦
 8 ○ 若嶋津
 9 ○ 旭富士
 10 ○ 麒麟児
 11 ○ 益荒雄
 12 ○ 北天佑
 13 ○ 朝 潮
 14 ○ 大乃国
千秋 ● 双羽黒
   12勝3敗

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