昭和25年、愛媛県東宇和郡野村町に明治乳業野村工場が設立され、野村町は県下に
おける中心的な酪農地帯となり明治乳業酪農王国が出現しました。
その工場の煙突は、独占明治を象徴するかの様に毎日煙を吐いてそびえ立っておりました。
しかし、酪農民は四国一、関西一の低乳価をおしつけられ、それに甘んじなければならなかった
のです。
そこで「基本乳価」何とか値上げしょうと地域闘争が繰り広げられました。
その時のデモ行進に歌われたがありますので、ご紹介しましょう
。
暁暗き乳しぼり
夕べ畑に草を刈る
休む間もなき労働に
報ゆるものは低乳価
買わんとすればエサ高く
売らんとすれば乳安し
政府の決める法律は
独占資本守のみ
高くそびえる煙突は
独占資本の象徴ぞ
牛飼いの血とあぶらもて
築きあげたる城郭ぞ
全酪農家 今ぞ起きて
搾取の鎖 断つときぞ
いざ 団結の力もて
われらの仕事 守らなん
平和な山里にとって、この激しい「デモ行進」は正に歴史的な出来事でした。
かくてこの運動は、昭和40年10月の「県酪連設立」へと発展していきます。