『乾癬とは』

境界が明瞭な紅斑の上に、銀白色の鱗屑(りんせつ)が付着した皮疹ができるもので、慢性再発性の疾患である。
原因は遺伝的要因や脂質代謝異常が考えられているものの、未だに不明となっている。
また、乾癬は、そのタイプから次の5つに分類される。

『尋常性乾癬』

乾癬の中で最も多いタイプで、肘頭、膝蓋など四肢の伸側にあらわれやすい。
これは機械的刺激による影響が大きいとされている。
頭部にもできやすいが、これも刺激による影響と考えられている。
角質の異常増殖により、多量の鱗屑があらわれ、不完全角化(核を有する)も認められる。
初発は頭部に多い。

『乾癬性紅皮症』

尋常性乾癬が全身に及ぶもの。

『滴状乾癬』

小型の乾癬皮疹が全身に突発的にあらわれるもので、溶連菌感染との因果関係も指摘されている。
小児に多いが症状は一過性のことが多い。
治療に際しては感染症の存在を確認する。

『膿疱性乾癬』

無菌性の膿疱があらわれるタイプで、尋常性乾癬の先行後にあらわれるものもある。
急激な発熱を伴い、皮膚潮紅の後に無菌性の膿疱があらわれるが、重症では衰弱や感染により死亡することもある。
尋常性乾癬先行後にあらわれる場合は、薬剤(ステロイド)との因果関係も考えられる。
厚生省の特定疾患に指定されている。

『関節症性乾癬』

乾癬症状とともに、関節痛や腫れなどの症状があらわれるもので、特に手指遠位関節に多くあらわれるとされる。

治療法

治療はステロイド外用剤の塗布が行われるほか、PUVA療法、エトレチナートあるいはシクロスポリンの内服、またビタミンD3外用剤の塗布などが行われる。
尋常性乾癬に対するステロイドの内服療法は、減量する過程において膿疱性乾癬を誘発することがあるので、原則として行わない。

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