私は、ほとんどの技能が1度しか取れないということを、やや退屈に感じ ています。 例えば<開錠>は重ね取りが出来ます。また、「技術者」なら<採鉱>を 2度取ることが出来ます。 しかし、例えば<歴史>を持っていても、(テストの基準値が)知力度よ りちっとも良くなりません。 この新しい概念『技能の熟練』は、そのような技能の重ね取りを可能にす るものです。 ●技能のグループ ウォーハンマーの技能は、大きく4つにエリアへグループ化することがで きます。 1.プロフィールを増す技能 <駿足><剛力>など。これらは重ね取り出来ません。 2.できる・できない技能 何かをすることを可能にする技能。それを持たない者にはできないが、持 っていればテストの必要なく自動的に可能なもの。 <読み書き><呪文詠唱><強運><特殊武器>など。 これらもまた、重ね取りができません。 (しかしオプションの技能ルールでは、別のグループと同じように扱われ るものもあるため、下記を参照のこと) 3.標準テストを支援する、または特殊な知識や能力を得る技能 例えば、<野外の姿隠し>や<町の姿隠し>は、潜伏テストを支援します。 一方、<死人識別>なら、単にテストが可能になります。 4.標準テストを支援し、かつ特殊な知識や能力を得る技能 例えば<縄抜け>は、鎖などによる束縛を抜けだす器用度テストができ、 かつ大道芸テストに修正を得られます。 クループ3および4における『熟練』は、重ね取りができます。ただし、 重ね取りにはより多くの経験点を必要とします。 通常どおり、まず最初に技能を得るには100点を要します。 グループ3における『熟練』は、ボーナスに比例します。 つまりそれは、+10%、+20%と上がっていき、それぞれ200点、 300点の経験点を要します。 グループ4については、コストが指数関数的です。+10%で200点、 +20で400点となります。 いずれの場合も、ボーナスはその技能に関連したすべてのテストに影響し ます。 ●熟練技能の取得方法 熟練技能の取得には、次の3つの場合があります。経歴、非経歴技能、そ して背景技能として。 1.所定の経歴の中で技能を普通に得ることができます。 ※原文ではここに、これは転職後も適用されるというようなことが「技術 者」を例にして書かれていますが、面倒な記述の割に意味が無いので割愛 します。 2. 非経歴技能としていつでも得ることができます。 ※通常のルール通り、教師の存在と、経験点消費後の知力テストが必要な 点に留意してください。 3.背景技能としてそれを得ることができます。 ※何が書いてあるんだかよくわかりません。使いたければ、原文を参照し てください。ただ、なんかややこしそうですし、上記2パターンがそもそ も技能取得の基本なので、これは使わなくていいような気がします……。 ●例外事項 1.「洞窟戦士」の<方向感覚(地下のみ)>は、それ自体が独立したグ ループ3の技能と考えられます。したがって、「洞窟戦士」が「使者」に なれば、通常の<方向感覚>を得るために100点の経験点を要します。 この場合、通常の<方向感覚>の熟練ボーナスの上に、地下での使用に対 してさらに+10%のボーナスとして扱います。 ●オプション技能ルール 1.個々の言語のために<読み書き>を要求してください。 つまり、個々の<読み書き>がどの言語のものなのかを明示的に述べると いうことです。 2.ウォーリアーを特定の武器の専門家にする。 通常、接近戦用の<特殊武器>は、武器技術度そのままで使用してよいか、 またはできないかという、グループ2に分類される技能です。 このオプションの下では、接近戦用の<特殊武器>をグループ3の技能と して扱います。 つまり、取得時は特殊な知識や能力を得る技能として。その後はボーナス の付く熟練技能として、武器技術度の成長とは別に得ることができるとい うことです。 (このオプションは、リアリズムの観点から見て、意味がありますが、ウ ォーリアーを極端に強くすることから、他の者を落胆させるでしょう。) 2−2.訳者による2の修正版 Wylie氏のルールでは、通常武器が考慮されていません。 そこで、通常武器にも(大まかな分類で)熟練技能を用意する必要がある でしょう。即ち、剣(短剣やカトラスも含む)、スピア、斧(メイスや棍 棒、ハンマーやピックを含む)です。 これは最初から熟練技能として、+10%:200点から取得することに なります。なお、ウォーリアーであれば、経歴にある技能と同じように、 経験点消費のみで取得できるものとします。 また、飛び道具に関しては本来グループ1に分類されるであろう<射撃術> を、グループ3の技能として扱えば問題ないでしょう。 もう1つ、ウォーリアーの戦闘力だけが突出してしまうのもまた問題です。 ゆえに、適用するのであればキャリア・クラスに関係なく、誰にでも取得 する機会のある技能として扱うべきです! ------------------------------------------------------------ これらのルールは、Tom Wylieが1993年に著したものです。 この著作権表示が付けられる限り、自由に頒布して構いません。 提案またはコメントはaahz@hal.comまでメールしてください。