the TV series layer:01 story


lain TV01-01 「こっちに来ればいいのに…」

雑居ビルの屋上。ラブホテルのネオンが瞬く中へ、一人の少女が飛び下りる。
「あたしは、こんなところにいなくてもいいの」
流れ落ちる赤い血が、色とりどりのネオンに照らされる。

岩倉 玲音。彼女は「普通の人には見えないものや、聞こえないもの」が認知出来ていた。それを除けば、ちょっと内気な極普通の女子中学生。
彼女の通う「鴎華学園」にも、自殺した少女「四方田 千砂」の話題があった。死んだはずの千砂から、メールが届くというのだ。それは、玲音のクラスメイトのもとにも届いていた。だが、玲音自身はネットワークが苦手な為、メールをチェックしていなかった。そんな玲音を観ていた玲音の親友「ありす」が、「メールぐらいは目を通した方が良い」と勧める。

lain TV01-02 家に帰った玲音は、早速「ネットワークコンピュータ(NAVI)」の電源を入れ、メールを確認する。「玲音宛てのメールが来ています」NAVIが、玲音に告げる。誰から?「四方田 千砂」。玲音のもとにも、「四方田 千砂」からのメールが届けられていた。
「こんにちは。元気」
「玲音とは一度だけ、一緒に帰った事あったよね。覚えてる?」
「あたしはただ肉体を捨てただけ。あたしはこうしてまだ生きているって証明できるの。」
「それを教えたくて、玲音にこのメールを送っているの。判る?」
「今判ら無くても良い。きっとすぐに判る様になるから。みんなだって…」
「誰かの悪戯メールだとかって、学校では噂になってるそうだけど、そうじゃ無いって事を玲音には判って貰いたいの。」
玲音は、応えるはずも無いメールに向かって問い掛ける。
「どうして自分で死んだの?」
メールの続きが表示される。「ここには神様が居るの。」

lain TV01-03 玲音は「四方田 千砂」からのメールのついて、母に相談を持ちかける。しかし、返答は無かった。父にも、それとなく聞こうとした。
玲音は父に言う「新しいNAVIが欲しい…」。父はそれを受け入れ、こうの述べ加えた。
「この世界は、リアルワールドでもワイヤード(ネットワーク)でも繋がっていて、それで社会が動いているのだ。」
「でも急にどうして、そんな事を言い出すのかな?」
父の問い掛けに対して、玲音は答える。「会いたい友だちが居るの。」

翌朝、玲音はいつもの様に電車に揺られ登校する。突如、その電車が急ブレーキを掛け止まる。車内アナウンスが「ただいま、この車両は事故の為停車中です…」と告げる。「人をはねた?」乗客達が噂する。そんな光景を余所に、玲音はふと窓外を見る。そこには、送電線を血が伝い落ちていた。玲音の意識は、さらに深い所へと行き、電車に飛び込んだ少女を垣間見る。「!!」玲音が意識を取り戻すと、そこはいつもの学校の教室だった。教師に注意され、改めて黒板を見据える。その黒板にはこう記される「早くワイヤードに来て」。玲音の意識は再び漂う。そこには「四方田 千砂」の姿があった。玲音は、「四方田 千砂」に問い掛けた。
「千砂ちゃん、そこは何処?」
しかし千砂の姿は、もうそこには無かった。

 to Be continued 

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