the TV series layer:03 story
「lainって子、聞いた事あるでしょ?ワイヤードのlain…」
サイベリアの一件で、警察の事情聴取を受ける玲音。それをありすが、心配そうにガラス越しに見守っている。
「君が教えてくれた、家の電話番号にかけたが誰も出無い。」警官が怪訝そうに玲音に言う。
「私、嘘なんか言っていない。」玲音も言い返すが、相変わらず警官は憮然としていた。そんなところへ、ありすがやってきて玲音の手を握り締めた。
「ご免ね、玲音…。私達のせいだね…。玲音…?大丈夫…?」
玲音は、まだ呆然としている。「あ、りす…。」やがて、ありすは迎えに来た両親に連れられて、その場を後にする。
「あ、りす…。」まだ、呆然としている玲音に警官が言う。「では、君も帰るとするか。」
警察の車で自宅まで送り届けられる玲音。自らの手で玄関を開け、家に入る。しかし、そこに居るはずの父、母、姉の姿は何処にも無かった。ただ、そこあるのは青白く光るNAVIのモニターだけだった。
翌朝、玲音は母に昨晩の事を問おうとするが、母の威圧的な視線に躊躇する。
いつもの坂道を下り、登校する玲音。そこには、無気味な「黒い車」が止まっていた。レインは、また恐くなってその場から走り去る。
学校の教室では、昨晩の事件の話題で持ちきりだった。そんな事には興味が無いかの様に、玲音は机に着き授業を受ける。
放課後、玲音は自分の下駄箱の中から茶封筒に入った「コンピューター部品」を見つける。玲音は、それをポケットに入れる。家に帰り、父に「部品」の事を問うが憮然と「知らない」と答えられる。玲音は、「部品」の手がかりを求め外へ出かける。
玄関を出て、いつもの坂を下ろうとすると、朝の「黒い車」がまた止まっていた。「黒い車」の中では、無気味に赤い光が蠢いていた。思わず、玲音は走り去る。
玲音は「サイベリア」にやって来た。そこでDJの男に声を掛けられる。「あれー、今日はヤケに少女趣味してんじゃん…」まるで、以前にも会った事があるかのように、気さくに話し掛けて来る。「またな…」DJが去った後にフと目を向けてみると、以前に「サイベリア」で言葉を交わした小学生達がテーブルを囲んでいた。玲音は小学生達に近付き「部品」を見せる。「これ、知ってる?」小学生達が目の色を変える。「これ、プシューケーじゃねーか!」小学生達の話では、この「部品」は「プシューケー」と言い、NAVIの機能を飛躍的に上げる物で、巷で簡単に手に入る物では無いらしい。使い方も容易だ。そして小学生達の中の1人「タロウ」が、情報提供の見返りとして「レインとのデート」を要求するが、玲音の冷たい眼差しに退散する。
翌日の夕方、玲音の姉「美香」は帰宅すると、家の玄関前に「黒服にゴーグル」の無気味な男が2人立ち止まっていた。「警察を呼ぶわよ!」美香の言葉に対して、男達は何をする訳でも無く去って行く。
男達の無気味な言動に気が立つ美香であったが、ふと玲音の部屋の明かりに気付く。ドアを開けて覗いてみると、そこには下着姿で「プシューケー」の取り付け作業をしている玲音の姿があった。
「お帰り、お姉ちゃん。」
to Be continued
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