the TV series layer:04 story
「親なんていらない。人間なんてたった一人なんだよ。誰とも繋がってなんか、ない…」
薄暗い自分の部屋にこもって、NAVIを改造し続けている玲音。部屋の中は、以前よりも混沌とした様相である。玲音の父、康雄はその様子を密かに見つめる。
「おかしくはないんだ…」
ある住宅街の一画。夜の闇の中を、若い男が必死の形相で走って行く。
男の後ろには、薄らとした少女の影が追って来ている。男は、自室に逃げ込もうとするが扉が開かない…。焦る男の後ろから、真っ白な少女の手が男の肩に掛かる。男が振り向くと、そこには薄らと笑みを浮かべる少女の姿があった。
「Gotcha!(つかまえた!)」男の悲鳴が響く。
玲音達の学校では、「自殺」の話題が上がっていた。自殺した者達は皆「ネットワークゲーム」のプレイヤーだったと言う。玲音は、ありす達と別れ足早に帰宅し、その「ゲーム」について、さらに調べる。その「ゲーム」の名は「ファントマ」。
夜の住宅街。狂気の表情で、少年が何かから逃げようとしている。
「俺は、もうやめたんだ…。ここは、ワイヤードじゃ無いんだぞ。」
逃げる少年の前に、「白い影」が現れる。少年は恐怖に狂いながらも、「白い影」を攻撃する。まるでゲームをしているかの様に…。そして「白い影」は倒れ、少年は愕然とする。少年の前に在るのは、白い手の「少女」の屍体だった。
「ファントマ」は、ワイヤードを利用してプレイヤー同士が、ダンジョン内で戦うと言う、何処にでもある単純な「ネットワークゲーム」。しかし、実際には「幼児が遊ぶ鬼ごっこゲーム」とリンクされていた…。
玲音は、今日も「NAVI」の前に居た。康雄は、そんな玲音に一つ忠告をする。
「ワイヤードは、あくまでも情報を伝達し、コミュニケーションする為の空間。リアルワールドとは混同してはいけないのだよ…。」
そんな父の言葉に、玲音は躊躇無く応える。
「違うよ。そんなに、きちんとした境界なんて無いよ。それに、もうすぐ中に入れるんだよ。」
モニターに照らされた玲音の顔が、微笑む。
「プシューケー…」玲音は、それを「NAVI」に組み込んだのだ。
康雄は、それ以上は深く語らず、玲音の下を去る。
さらに、ワイヤードを徘徊する玲音。そんな玲音を、見つめる者達が居た。あの「黒服の男達」である。男達は、怪し気なゴーグルを着け、窓越しに玲音を見つめる。玲音も、それに気付き威嚇する。
「あっち行け!」
男のゴーグルが、突然破裂する。驚いた男達は、止めてあった車に乗り込み退散した…。そして「NAVI」は言う…。
「Intruder interupted(侵入者を阻止しました)」…。
to Be continued
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