Every Where


夢を見た。小さい頃の私たち。
よく一緒に公園で手をつないで散歩したよね。
「こうちゃん。絶対ずーっと一緒だよね。」
「離れんで!一緒だからな。」
いつも家に帰るときバイバイのチュ―したっけ。
あの頃は幼かったからキスなんて凄く簡単にしてたな。
朝、目がさめるとあっという間に現実に引き戻された。
そしてまた今日も出勤の時間だ。
満員の電車に揺られながら今日の夢の余韻を引きずっていた。
幼馴染って友達以上ではあったが幼馴染止まりなんだよね。
電車を降りて人の流れに沿って歩いた。
いつも通り会社でデータの整理して、昼休みに近くの公園でご飯食べて・・・。
変わらない日々。家に帰ってすぐにお風呂に入ってビールを飲んで・・・。
ふと電話を見ると留守電が入ってた。母からだった。
GWなんだから久々に帰って来いとの事だった。
「GWか・・・。何も無いしな。」
結局何の誘いも無さそうなので実家に帰った。
久々と言うことで両親は凄いもてなしで向い入れてくれた。
やっぱり家っていうものは落ち着くなと実感した。
三日間はまぁくつろいで過ごそうと思った。
ピンポーン
「おかあさん。誰か来たよ。」
「こんばんわ。おばさん、居る?」
「あら!こうちゃん。久しぶり!大人っぽくなったね!どうしたの?」
「GWだから帰ってきた。大人っぽいってもう23ですよ。おばさんも変わってないね!」
「!こうちゃんよ。」
「いるの?おじゃましまーす。・・・よぉ!久しぶり。」
「ん。どうも。ひさしぶり。」
「なんだよ。随分と素っ気ないな。」
急に恥ずかしくなった。今日の夢を思い出した。
光一とは高校まで一緒だった。
中学に上がると共にあまり話さなくなった。
男の子と話してると周りから冷やかされるからだ。
だから、こうやって話すのは本当に久しぶりだ。
今更照れてどうすんだって感じだけど、なんか恥ずかしい。
「おまえ、仕事何してるん?」
「OL。光ちゃんは?」
「オレは車の販売やってる。」
「良かったね。昔から車好きだったし。」
「まぁな!色々大変なことも多いけどそれなりに楽しいで。」
「私もまぁまぁかな。疲れるけど別に不満はない。」
「ん。おばさん、今日泊まってもええ?」
「なっ!何で人の家に泊まるの?自分の家に帰りなさいよ。」
「急に帰ってきたから両親出かけちゃったんや。ええやん。」
「そうよ!大体ここはお父さんの家でしょ!いいでしょ。お父さん。」
「いいんじゃないか。久しぶりだし。。おまえの部屋の隣空いてたよな。」
「じゃぁ、お母さん布団敷いとくわね。」
「ありがとうございます。おばさんの料理うまいんだよな!」
「じゃ、今日は気合入れちゃいますよ!」
なんでだろう。こんなドギマギするんだろう。
「、あんたも手伝いなさい。」
「はぁーい。」
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