空色の言葉




タロットポエム

31星(XVII)

悲しくて涙が止まらないよ
好きだという気持ちに逆らい続けているのに
心が許さないの
どうしてもあなたのことしか見えない

あなたの視線はわたしにないのに
どうしてあなたしか見えないんだろう
あなたを見ているだけで
気持ちが穏やかでにっこりしてしまうの

でも一人になると弱くなる
冷たい階段に座り込んで
声を出さずに泣き続ける
こんな気持ちもういらない
あなたに出会わなければ良かったのに
でも出会えなかったわたしは
もっと不幸に決まっている

ひざを抱えることしかできない
あなたの幸せを邪魔できない
わたしは、報われない気持ちを抱えて
ここで泣いているね
雨の音が外でしてる
滴をあびるのもたまにはいいかな
ドアを開けて暗い空模様を見つめるの
でもきっと……

明日はいいことあるよね?


32世界(XXI)

こんな事ないと思っていた
運命で恋に落ちるなんて……
神が例え図ったっとしても
そんな恋は嫌だったから
誰かに決められる恋なんて本当の恋じゃない

でも、空を無心で見てるあなた
真っ直ぐに上を見ている
やわらかい草の上に軽く手を置いて
わたしは自分の意志では動けなかった
すごい衝撃に体が震えた
怯えているのか
あなたにただ恋しさだけを感じているのか
今風が吹いたら
自分の気持ちに負けて座り込んでしまう

違う運命だとしても
違うよ分かったの
あなたが悪人でも
どんな顔でも構わない
あなたであれば
わたしは何度生まれ変わっても
同じ衝撃を味わうわ
誰に決められた恋でも構わない
あなたが側にいてくれるなら

わたしの生活は光が差し込んで
全く違うものになる
新鮮な風が吹き抜けて
退屈って言葉がなくなる

空を見ていたあなたの目が
ハッと何か想ったようにわたしに……
わたしは何も言わずにいるけど、分かるの
あなたの表情は輝く笑顔になる


33女教皇(II)

こんなに近いのになぜ想いが届かないの?
いつも隣にいるのに
あなたの気持ちが見えない
深い霧の中を歩いてる
前も後ろもない
ただ全てが曖昧な世界
でもわたしは必死に前に進むの
どうしても確かめたいから
陽の光の下で、空が青いことを
雲が白いことを
木々が緑であることを
そしてあなたの陽の光の下での気持ちを

どうしてこんなに難しいんだろう
まだまだ霧が続いている
もし陽の光にたどりつけなかったらどうしよう
このまま何もかも曖昧なままだったら…?
何も探さないで
座り込める永遠に休息できる

でも一番聞きたい事も一緒に沈んでしまう
だからわたしは進むの
いつもの帰路であなたの横顔を見ながら
冗談を言い合いながら
ずっと霧の出口を探してる

今だけじゃなくあなたの隣にいるために……
いつか陽の光の下で見つけられるかな
霧が薄らいできたみたい
あなたがにっこり笑いかける


34恋人たち(VI)

あんたなんてだいっキライ
またやっちゃった
部屋で一人で反省してる
なんでだろう
いつも逆の事言っちゃうよ
好きなのに言葉がついてかない
恋愛向きじゃないのかな

彼もムキになって
幼稚なトコあって
わたしと変わらない
だから続いてるのかな
そう考えると笑えるよ

明日一番に謝ろう
何ていうかな、あいつ
今度からちっとはしとやかになれよ
なんてムカツク言葉を言うのかな
そしたらどんな言葉で仕返ししてやろうかな
……反省……してないかな

「昨日はごめん」
彼はわたしを抱きしめて
オレこそごめんって

恋愛向きじゃなくても
少しずつ恋人に近づいてくんだね
心が晴れていく
今なら素直になれるかな


35法王(V)

生きるって何?
起きて寝て食べて話すこと?

死ぬって何?
痛みに耐えれば後はずっと寝てられるの?

恋って何?
ただ一人の人と一緒にいること?

簡単に書けること程とっても難しいって気づいてた?


36魔術師(I)

この魔術を解いて欲しい?
彼女はバラの花を口にくわえて微笑みかける
オレは無言で前を見据えてる

魔術なんて大したことじゃない
永遠の不幸なんて誰でも体験することだ
許しを請うて解いてもらう程の価値なんてない
鼻をバラの香りが突き刺
すこの匂いはなんだ?
意識が歪んでくる……

そうオレが欲しいのはそんなことじゃないんだ

何を考えているの?
フワリとマントを広げて
バラの香りと共にオレをのぞき込む
彼女の黄色い太陽のような明るい瞳

欲しいのはそれだけなんだ


37女帝(III)

悲しいの?
いつも涙してた気持ち分かるよ

辛いの?
理解されない気持ち、ちぎれるように伝わってくる

あなたの手を離さずにいたい
わたしになにも出来なくても、
あなたの心が安らぐように
わたしの心も安らぐから

安定したいい気持ちだね
ずっとこうしていたいね


38隠者(IX)

孤独は私
離さないでしがみつく
私は抵抗できずに身を任せる
星が赤色に見える奇麗
あんな風に輝くことが私の夢だったっけ

変化する心
同調してくれない心
このまま動かずに身を委ねていようかな


39月(XVI)

暗い絶望
それしか見えない
手さぐりで前へ進んでも
何もえられない
人の笑い声も話し声も笑顔でさえ
意味のないものみたい
前へ進むのが苦痛
このまま誰かが道を閉ざしてくれれば…

それとも自分で閉ざしてしまおうか?
悲しくて泣いた日も嬉しくて笑ってた日も
すべてがつぶされていく
こんな気持ちいつから芽生えていたんだろう…
ずっと持っていたのかもしれない
わたしは見ぬふりで通していたのかもしれない

なぜ愛するなんて
友情なんて言葉があるんだろう
それをもてないわたしには苦痛でしかないのに
この世界も苦痛でしかないのに

死んでしまおうかっていつも心でささやく何かがある
わたしは目をつぶって心を無にするの
だってそれしかその言葉の誘惑に勝てる方法がないから

きょうも絶望の空色に暗い満月がうかぶ……


40運命の輪(X)

出会ったらもうあなたのことしか想えなかった
何をしていても、あなたのことばかり
自分を失いそう
何も隔てるものなんてないのに……
自分の想いに怖くなる

あなたの光を含んだ瞳はわたしを困惑させる
あなたの一言一言が
わたしの生活を変化させる
毎日電話して毎日会っているのに
満たされないこの想いは
きっとずっと……
大好きだから
あなたの全てがわたしだからだね、きっと

いつか打ち明けたね
あなたはにこっと笑うの
わたしはすこし恥ずかしくてうつむいた

「僕も同じ事思ってた」

……わたしはにこっと笑い返したっけ?
そうだね
だってあなたは運命の人だもの
お互いの気持ちは純粋で……

きっと決して終わらない続いていく



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