空色の言葉




51守るもの(シールド)

約束してた
大切な約束
現世ではなくてもっと昔に……
強く深い絆で結ばれていた

ダメになりそう
ここでこうして生きていると
思い出せないことに気が狂いそうになる

あの日……
あなたの手がわたしの髪に
あなたの目がわたしの瞳に

そしてあなたの言った言葉は……
お願いあの日
あなたが言った言葉を教えて
お願いよ……

わたしが今いるのは
あの約束の言葉に守られているからなの


52とれかかる心

君のこと好きだよって
彼はわたしの手を取る

分かってるけど無言でじっと見つめてみる
彼はきまずそうに視線をそらす

名前も知らない青年に会ったの
深い焦茶の瞳はわたしからそれることがなかった
強い想いに捕らわれてずっと瞳をそらせなかった

あの日からわたしあなたの目が信用できない


53warm

あなたの瞳はいつも暖かいの
その瞳がみたくてわたしはいつだってそわそわしてる
毎日あなたの夢だけしか見ないのよ
それはとても優しくて
私のこころにほんわりと
柔らかい毛糸のようにからみつくの
このままわたしの心を満たしてくれる?
いつか心を覆ってくれる?

わたしは変わることができる?
あなたの瞳と共に


54無題

愛することってみじめだと思っていた
わたしは叶わない恋だけを追ってるのだと思ってた

あなたはどこから来たの?
その溢れる愛はどこから来るの?
その愛にわたしの心にも暖かさがよみがえる
愛が返ってくることなんて考えたこともなかった

二人が同等に愛を分かつなんて……
あなたと会ってわたしは知っていくんだ
わたしにだけ特別で
私だけを振り向いていてくれる人がいることを……
あなたの気持ちが優しすぎて
溢れる愛を制御できない
あなたが好きだということを
今度はどうやって表現しよう……


55自己

あなたはだれ……
見覚えがある
あなたの声姿眼差し
……わたしに向ける笑顔

それまでのわたしには何もなかった
人間らしさなんてまるで
人形のように思うことはなく……

あなたといるととても落ち着く
まるでかつてのわたしみたいに……
このまま一緒に歩いていて?
いつも一緒にいたい

失った断片は必ず見つかると信じたこと
後悔していないよ
わたしはあなたと生きる一歩を
もう踏み出しているから


56感覚

私は重い石を抱えてる
後戻りできない橋を渡ってる
何も見えない闇を進んでいる

常に苦しみに襲われて悲しかった
涙の数は無数だった

でもあなたは……
あなたは鉄を持ち
壊れかけた橋にしがみつき
闇にひそむ無の恐怖に打ち勝ち
何より笑顔を絶やさない

わたしはあなたに出会ってから
あこがれつづけている
あなたに気づいてほしい
わたしを見て欲しい

今はあなただけを見ている……


57無理解の家

あなたといると
自分が傷つくと分かっているのに
あなたの言葉を聞きたくてたまらない

あなたの事時々とても憎らしくて
いつもたまらないほど愛おしい
あなたといることがわたしの'当たり前'になってる

その笑いかけた口許を見て
私は半ばおびえ半ば期待している
あなたの次にどんな言葉をかける?
その言葉はわたしをどんな気持ちにさせる?
わたしの心に響き続けるかな


58祝福はいらない

天使がもしいたら
わたしたちを見て嫉妬しただろうか
悪魔がいたとしたら
愛を望んだだろうか

幸せに心が麻痺している
毎日が心踊り待ち遠しい
あなたの足音を聞きたい

いつもお互いしか見えなくて
差し伸べた手は
必ずお互いが受け止める

この気持ちがあるから
生きることをどんなに望んでも足りない
それまでのわたしは
生きることを望まなかった

時々後悔の瞳をしていると
あなたは必ず横にいる
わたしの頬をやさしくなでてくれる
暖かさがこみ上げてきて
あなたの事であたまが一杯になる
あなたがわたしの心を支えてくれている

あなたの苦痛もきっとわたしが支えるから
あなたの心が軽くなるなら
どんな苦痛も苦痛じゃないから


59カード

こんなに好きになったのはいつなの?
分からない
ずっと昔からの気持ちだった?
それとも今好きになったの?
毎日そんなこと思ってる
そんな事本当はどうでもいいの
あなたがわたしを見ていてくれるなら
一緒にいて抱き留めてくれるなら他のことはどうだって……

この幸せな現実が虚構だとしても覚めないで
甘い音楽を永遠に止めないで

跡には何も残るものなんてないんだから
わたしの存在もきっと……


60苦しいほどに求めるもの

あなたがいないと生きられない
言ってはいけないと分かっているのに……
あなたといると口にしてしまう

あなたは思った通り
少し困惑して微笑む

その笑顔に狼狽して
心が切なく揺れ続けている

あなたとの時間が大切だと伝えたいだけなの
なのにいつもあなたにこんな表情をさせてる

こんな自分は大嫌い
あなたの困った顔に泣いてしまいそうになる
もう戸惑わせたくない
……あなたが差し伸べた手に
わたしの涙が落ちてしまった


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