空色の言葉




241巫女の恋

綺麗な瞳
振り向くと朱色の風
ウロコはきらめいて
炎は全てを焦がす
わたしは立ち尽くす
破壊のままに生きるあなたを

見つめているだけ
止めようと思えない
心のままに生きると
あなたに誓ったから

もう構わない
どんな炎に焦がされようと
たとえあなたの炎に包まれても
それはわたしの幸せだから
ずって待っていた
あなたのこと
だから見つめさせて
ただ側にいるだけでいいから

あなたといる時に初めて分かった
自分の存在価値
それは例え命が尽きても
来世で輝きを失うことはない


242失ったもの

静かな瞳で
何かを見つめる
映った景色は正確に言えない
本当は何も見てはいないから

降りかかる風はもえぎ色
優しく包んでくれるけど
全ては終わってしまった
あなたが消滅した時

憎んでたけど愛してた
愛するほど憎しみは増大されて
分からなかった
本当はあなたとどう生きたかったのか
ただ激しくて
感情をぶつけるのはあなたにだけで……

もう何も映らない
もとには戻れない
心は死んでしまった
あなたがいない世界なら
瞳なんてもういらないよ


243愛すること

好きだとはいえない
自分にはわからない
恋愛なんて知らない
どうしてそんなに騒ぐの?
意味のあることってなんだろう
人を求められない
孤独はキライじゃない
一人は安らぐから

一人じゃ生きていけないって
どうしてなんだろう
一人だからこそ得るものがあって
広大なものを独り占めできて
全てを抱えて眠れるのに

争いも闘争もなくて
穏やかに
自分と対話できるのに

そうそれは夢の中の話
本当に実現できると思うんだ
人を目にするまでは


244気持ち溢れる

好きなのに素直じゃない
こんなに気持ち止められないのに
今度いつ会える?
確証のない時間
もどかしくて
無意味に感じる
あなたがいない時なんて
流れすら感じない
全て止まってしまったように
ゆっくり鉛のように動いてる

走り抜けたい
あなたと会う時まで
いつまでも見つめていたい
追いかけたい
好きになってくれなくてもいいの
見ているだけでいいの
触れていたい
その優しさに

気持ちは止まることがないから
湧き出てはあなたへの想いを気づかせる
とぎれはしないと知ってしまう
会いたいの
全てをかき分けてでも
あなたの元へ進みたい

触れていたい
好きだから
誰よりもあなたの優しさに安心するから


245一目惚れ

柔らかな眼差し
嘘だよ表現できないなんて
わたしはあなたをみるたび
涙をこらえてる

なんでそんなに優しいの?
瞳に溢れる優しさは
何もかもとかしてしまいそう
ちらっと見る視線に
声もでなくて
わたしらしくなれなくて

恋なのかもしれない
あなたしか気にならない
ドキドキして待ち遠しい
明日が待ち遠しい時間が
嬉しくてたまらない

出会えたのかもしれない
運命の人じゃなくて
一緒に生きて行きたい人に
まだわからないけど
言葉すら交わしていないもの


246涙って

何もいらないの全て
知っていたのに
あなたの瞳好きだったから
知ってた
あなたはわたしを映さない
瞳にはいつも別の光をたたえてる

苦しかったけど
いらなかった
あなたの気持ちすら
見つめていられれば
それだけで全てみたいだった

おかしいね
触れることもできないのに
涙が溢れて
でもこれは幸福の涙なの
尽きることなく
あなたの姿を見ては
微笑みながら流してる


247理由なんて

好きになったのは何故?
問いかけるなんてどうかしてる
理由なんてないよ
ただ見ているだけで
それが全てになるから
あなたじゃなきゃ駄目
他の人には替われない
残酷なのかな
でも好きなんだ
気持ちは止まらないんだ
あなたを追いかけてる
振り向かせたくて

苦笑いして
かわしてる
あなたの気持ち知りたいのに
もやもやして
哀しい
何もかも見通せるといいのに
言いたいことが伝わらない
あなたに向かうといつも
でも言いたいことは心にあるから
絶対になくならないから
わたしはいつか
あなたの瞳を覗き込む
そしてこの言葉を言うね


248dreamy

夢の中で知った気がする
まどろみのなかで行った景色
目の前に広がる景色は
少しもかわりのないものだった
わたしは知る
この場所にくるまでは思いもよらなかったけど
意味を知った

生きていた意味
こんなに求めていて
必死に
進んでいた意味
この景色を見たら理解した

夢の通りに進んでいる
当然でしょ?
あの花畑を横切って
小さな橋を渡る
そして一番大きな木の下で
立ち止まる

あなたと出会うために
いつ来るか分からないあなたを
その場所でひたすら待ちつづける為に

確信はあった


249寒色

当然のように
暖かなぬくもりは
いつまでも癒してはくれない
それは知ってたけど
あなたしか見えなかった
そんな言葉でしかつなぎ止められない
わたしには何もないから
あなた意外ぬくもりは何もない
心は空虚で寒くて
風は通り放題
寒い色なんてダイキライ
でも心惹かれる
静かに黒に灰色に飲み込まれていると
安心できる気がして……
あなたといる時は
黒も灰色も遠ざかる気がした
あなたじゃなくても良かったけど
暖かいぬくもりが欲しかっただけだけど

こんな自分を責めることもできない
もう何もかも終わっているんだ


250包まれた泡

あなたが離れていきそうで
しがみついていないと見失いそうで
溢れ出す気持ちは止められなくて
わたしは腕を取って微笑む
あなたの優しい瞳
言葉
全てがわたしを癒して
穏やかな音楽みたいで
静かに永遠に聞いていたい

あなたといると永遠さえ手に入る気がする
そのなめらかな優しさに
包み込む暖かさに

わたしもあなたを癒したい
この気持ちがあなたに伝わればいいのに
全身から溢れる想いが
あなたへの優しさに変えられるといいのに

いつも意地っ張りでごめんね
だけど愛してる
誰よりもどんな人よりも優しいあなたを
どんな言葉も暖かく変化させてしまうあなたを

一緒にいることが必然なの
いつでもどんな時間も
瞳覗き込まれたくなくてぎゅって抱きしめる
離れること考えただけで泣きそうになるのに
でもあなたの綺麗な瞳を見上げたら
悲しみも全部安らぎに変わっているの
大好きよ誰よりも
自分よりも



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