空色の言葉




411白い道(鉄道員)

この道を何度見ただろう
変わらない雪景色
白の寒気
俺を覆いながら
静かに広がっている

遠くから汽笛の音が聞こえる
かすかに 泣いているみたいに
この吹雪に溶け込む音は
なんて哀しいんだろう
灰色の空に
かじかむ身体

それでも立つことをやめない
何故立っているのか
そんな疑問は意味がない
待っているからだろう

忠犬のように凍えながら
憧れにも似た気持ちで待ち続ける
憧れはやがて希望に変わり
やっぱり俺は待ち続けている

訳もなく
疑問もなく
でもそれは
俺にとっての夢だったから


412
望みは何?赤―白

沈んでいく思考で
わたしは何をみた?
淡い白の破片が
ひらひらと落ちてきて
沈んでいた夢は
少しだけ覚醒した

見ていたかったもの
心の奥で熱く沸き上がる
何ができる訳じゃないけど
ここで見ていたい
ガラスみたいに透明で
破片はちくちく射して
痛みがあるかと思えばまどろんで
意識を失いそうになる

ごめん考えがまとまらないよ
そんな言葉が出てきそう
夢なんて言葉口に出す資格もない
形だってわかんない
確かなものなんてない
階段は前に広がっていないもの
破片になってわたしの胸に眠っているだけだもん

赤い血の色
茨の冠
そうだよね?
白だけじゃみつからない
血塗られても昇っていけるかなわたし

苦しくて涙の色で視界が滲んでくる
悔しくて腕に傷を付ける
どうしてこんな苦しいんだろう
ただ一つの文字を追っているだけなのに
ポタポタたれてきた血は
暖かく広がり出して

望んでいるよずっと
この血が渇き果てても
でも痛みも忘れられないよ
綺麗なだけじゃいられないし
無数の傷の代償とひきかえにその言葉はあるの?

知ってる?



413心の水晶

寒さは氷より堅くて
突き刺すような視線で
足元をとりかこむ
またいでしまって
忘れてしまいたい
冷たさも何も
薪の暖かさか
火の弾ける音が
耳に響いた錯覚

わたしには守りたいものなんてあったかな
傷つきたくなくて
抱えていた水晶玉
心には傷がなくて
それでもそれは無知
美しくはあるけど
きっと無価値

うわべだけ整ってても
もろくてすぐに傷だらけになってしまう

怖ければ隠れつづけることになるんだ
終わりなんて絶対に見えないし
臆病な私
楽しいことも見つけられなかった

遊ぶこと
充実すること
わくわくすること
夢見ること

どんなこともあるのに
あの空を見ていたいのに
隠れていて
綺麗なままでいても仕方ない

心を傷つけよう
もっと強くなろう
楽しむために
全ては自分のために


414
夢と虚構

一つ進むと
一つ崩れる
夢なんてそんなもの
望んでいた未来
確かな光
それは明日射し込むって誰が約束した?

いつかは分からない
それを望んでいるだけ
わたしは瞳に
その力を秘めていたいだけ
望むことは苦しいよ
いつ叶うか分からない

諦めたいよ
いつでも心の悪魔が囁く
本当につかみたいのかな?
望んでいるのかな
全て崩壊してしまえばいい
私の夢も
誰の夢も
そうなんだね?
分からないから
不安なんだね?
何もかも信じたくないんだね?

苦しいけど
次は安楽
辛いけど
次は至福
望むことは罪じゃない
見続けられるなら見ていようよ
自分の瞳を持っているなら
焼き付けようよ
どんな音楽より心地よい
甘美な果実より甘やかで

たとえ毒だったとしても
感じている時は
見つめている時間は
幸せでしょう?
否定できないでしょう?


415信念

信じていたもの
見えなくて
透明になっていた
最初から見えはしなかったんでしょ
見たいと思うあまり
虚構の像に色付けしてた

進もうと思っていた道は
もう分からない

そんなものだよね
振り返って道が出来てること知って
遠くまで来たって
驚いたりする
その瞬間を意識なんてしてない

だから人生って振り返ることに
意味があるのかもしれないよ

その時は見えなかったものはたくさんあって
時間を心でふくらませていて
浮き上がるくらいふくらんだら
その形が見えてくるんだ
見えてなかったものを
わたしは目にするんだ

いつまでも忘れられない形
それを焼き付ける為に
多分振り返ってる


416モトメテ

何がほしかったんだろう
どんな言葉をもとめていたんだろう
いつも疑問だった
私自身が疑問だった
だって居場所があった所で
何がどうだっていうの?

わたしには希望がなかった
光も見えなかった
楽しい言葉も
耳を通りすぎていたんだもん

生きていた理由
もう分からない
ただ毎日を送っていたかったのかも
いつか終わりを見たかったかも

全ていらないと思ってたかも
自分だったのに今では何もわからない
何もかも破壊されつくして
意識も途切れて
涙を流して
過去のわたしを見つめてるよ

意味がある今
未来と道
わたしは幸せだよ

それは
あの頃のわたしへの
報いになるよね?


41
言葉色の夢

わたしに綺麗な言葉書く資格なんてある
マイナス思考
こんな自分は捨てたはずなのに
いつも好きでいたい
楽しんでいたい
幸せなことばかりなはずもないのに

どこかで信じてた
望んでいたよ
わたしの前に道があるって
信じられなかった時もあったけど

わたしには道が見えたから
それだけで生きているかいがあったって思ってた

劣るとかそんなんじゃない
資格なんて言葉しらない
ほんとは分かってる
信じる心が生きる力

いつまでもどこまでも生きつづけられるのだから
生きていようよ
信じていようよ
さあ起きて朝をみようよ


418未来の扉

読み返すより先へすすもう
理解できないことも
後できっと見えてくる
そう信じられる
わたしには何かがある
いつも感じていた

特別でいたかったかな
あなたとであいたかった?
何をしたかった
考えるほど混乱してる

生きていられるだけで幸せ
そんな言葉見下げてた
生きていたくなんてない
幸せなんてない
ないない
否定ばかりの世界で
楽しいことなんてあるわけなかった

過去にとらわれて
先へすすめなかった
流した涙だって
本当に流しててよかったの?

笑顔でいたいよ
笑って楽しい気持ちで
あなたがいなくても
わたしの過去がみえても
負けないでいたい
今までの私は嘘じゃないけど
これからまっすぐ進むわたしも嘘じゃないから


419Magic

書きたくてたまらない
こんな時間がたまらなくすきで
わたしは何も見えなくなる
見たくなくなっている

進んでいる方向に
走らせているペンに
魔法をかける
うまくないけど
とにかくかけて
見ているんだ
自分を

遠くから呼びかけているみたいに
ぼんやりとだけど

私には何があるんだろう
自問する
意義も何もない?
本当にそう思ってる?

何も気づいていないよね
魔法はまだ見習い級
だけど分かるよね
きっと知っているはずだよ

魔法は成長する
豊かに育つ
それはわたしの言葉で夢で希望で
不可能なんてなくなるんだ

可能性は閉じることはできないから
小さな魔法をかけようよ
ねえいますぐ


420
後ろむき

見えるもの
わたし
見えないもの
全て
そんなふうにいきてた
いつだって後ろしかみてなかった
うんざりだったけど
前の見方しらなかったんだもん
仕方ない
誰がわたしを責められる?
そう思っていたのに
自分で自分を責めてた
馬鹿だよね

もうそんな日々は終わりだけど
わたしは何かを失いかけているかも

例えば謙虚さ
例えば沈黙
例えば孤独

終わってしまう
どうして?
嬉しいのに寂しくて
最後の葉が散ってしまったみたいに
愛しさに混乱してる
お願い抱きしめて

わたしを抱きしめて
この自我を認めて
わたしだから
どんなわたしも私だから
否定できないよ
しないよ


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