空色の言葉



491キャンバスの光

出会えた時に
君は微笑んでいた
泣いてた時もあったけど

必ず最後は微笑んでくれた
そんな力があるんだ
持っているって
僕は最初からわかっていたよ

初めのぎこちなさも
君の心の中の笑顔を探していたから
辛くはなかった

君の泣き顔と
沈黙に耐えかねた救いの表情

言葉で伝えたかったのに
心の中に宿した笑顔は鮮明なのに
何ひとつ伝えられなくて

すれ違う時と運命
君の唇が動く度
期待ばかりしてた

思うままに伝えられればいいのに
何度反復しても
君の前では言葉を亡くす

一緒に歩いていけるなら
あの笑顔に触れていられるなら

余裕を見失って
それでも進むことができるなら
明日は少しでも多く君に
この想いを伝えよう

溢れかえる
無限にも思える
途切れない言葉
君に一つずつ伝えたい

泣き顔に隠された笑顔を
僕はもう知っているから


492好きの羅列

見守っていた時間が長すぎて
本当の君の心を分かっていられてる?
少しでも
大切に想う僕の心を
君は知っている?

この心の闇を救ってくれた君を
誰よりも愛しているのに

君の心が霞んだ時も
少しでも悲しみに
心揺らす時も

一番側にいる僕に
頼って欲しいと想ってる
エゴなんだね

どうしても止められなくて
君が僕と似ているから
余計ほっておけないよ

拒絶が怖い
君の闇の深さは
僕が良く知っているから

一番に例えなれなくても
僕の存在を肯定して

君の涙を見てた

側にいるよ
どんな絶望からも守ってあげる
だから不安なんていらないよ

君らしく
前向きじゃない時があっても
僕なら君らしいって言えるから

ありのままで
僕は側にいるから

後悔しない自信はあるんだ
君に関われた僕に
笑顔を見ることが出来るなら

僕は僕らしく君を見守るから
君は君らしくそのこだわりと優しさを
忘れないでいてね


493想いの引継ぎ期間

私の耳には届かなかった言葉
過去からやってきて
未来へいくのだろうか

また違う世界で
めぐり合う運命だろうか

私の生きてきた道
知ることのできなかった
あまりにも膨大な数

波をみる
引いては返し繰り返す
終わることのない動きに
引き止められる

あの波のようなら
知ることのなかったことも
知るべきことも
また瞳を開いた時に
探求する心が
見つかるだろうか

完璧を求めてる
幸せを求めてる
自分を求めてる

求めているものを手に入れられなくて
苦しんでる

私には聞こえなかったコトバ
それを聞いたら手に入れられたのかな
そんな言い訳じみたことを
考えてる

でも来世へ届けられるなら
私の学んだ全てを
未来のあなたに託したい

大切な私の魂を引継ぐあなたに


494真実の鏡面

ちぐはぐな心
親しみの笑顔
誰も気づかない
私の中の私
あなたは気づいてる?

私を受け入れてくれるあなたは

問いかけの会話
微笑んでやりすごす
言葉は偽りに近い真実

簡単に吸収されて拍子抜けする
あなたは騙せない?
わたしの仮面の言葉

いいこでいるための呪文
卑屈になる
私の怯えた笑顔をあなたは見抜く?

あなたの前で見せたことはない
あなたといる私は自信を取り戻す
あなたといればいるほど
本当の私を実感する

私が望む私の姿

笑顔で自信を見せてる
好かれる為に何かを犠牲にしてる

あなたといる時に解放されて
心から自由になれる
我がままな子供の私の心の
束縛していた糸がほどける


495闇の図書館

闇に包まれた灰色の空に
黒い蝶がひらひらと映える
まるで何かの物語のように
童話の一ページを目の前にしている

望んでいた通りの結末になどならない
物語のように綺麗にはまとまらない

混沌としていて
迷いばかりで
幸せなのか不幸せなのか判断も難しい

大きな裏切りもない
特筆すべきことでもない親切

作られていく
その表紙には
闇夜を横切る黒蝶

題名さえ思いつかない
ただ手にした物語は
痛烈な存在感を残す

暗い闇夜を歩く
軽い足取りで
物語の結末に向けて
一行進んだ


496終わらない悪循環

考える
努力という文字を
考える
疲れ果てる
考えて何かが変わるなら
価値はあるけど

答えが変わったかは
疑わしい

考えた末に
私は行動しない
恐怖に負けるから
ただ考えて
自分に失望する

肯定しないと
何も進まない

責めてばかりでは
成長しない

留まっていれば
自分を責める

悪循環だよ
自分の意義は
自分が見つけられるのに

大丈夫だよ
誰かと自分は違うもの
励まして
行動ができたら

思い立って
行動ができたら

出来ないことに嘆く
どうしたらいいのかな?
いつまでも循環する想いを
抱えている


497伝達事項

伝えたいことがあるのに
伝えられないもどかしさ
言葉はいつもすらすら出てくるわけではなくて
何も浮かばずにぼーっとしている時もある

気まずい思いをして逃げたいと思い出す
言葉の魔法
話す人は際限なく話す

詩言葉は出てくるのに
途切れなく話す人に
羨望の眼差しを向ける

伝えたいのに
喉に詰まったまま
あるときは
心から浮かびあがろうとしない
心で閉じ込めたまま

わたしは
静かに微笑んでいる
言葉を抱えたまま
その言葉を
伝える機会を探し続けながら


498空望

空になりたい
どこまでも雲をつきぬけて
心配事もない
自由な世界が欲しい

罪をつぐなうために
生きているの?
人間が生きるのは
苦しむためなの?

悲しいことや
憤りを
表すこともできず
偽りを言うことは

心から涙が流れる
心を切り刻まれているみたい

悲鳴が聞こえるよ

全てを包み込んで
この青い空

私は苦しむ為に
生きてきたわけじゃないから


499完全な自由

何もない
つかめない
空気すら
だけどなにもないなら
創ることができる

どんなに素晴らしいものも
作っていける

無より有って言う人が多いけど
有は維持するのに疲れるよ
何もないなら
何にも縛られずに
自由にどこへもいける

深緑に包まれて私は休む

縛られた瞬間
逃れられない
失くしたくないから
自分を犠牲にする
あるいは人を

なにもないなら
どこまでも飛んでいける
だれの言葉も効かない

私だけの自由を
完全な自由を引き連れて
飛んでいく


500逃走

逃げたい
どこまでも逃げる
どこまでも駆け足で
全速力で
どうしても逃げ切りたい

その先に勝利はないけど
恐くて
向かいたくなくて
休めずに
逃げ続ける

いつも逃げているから
逃げ方のプロだけど
いつも緊張して
疲れている
それでも条件反射の言葉通り
逃げているいつのまに

習慣のように
気づいたら走っている

どこまでいけば終わるのかな?
そんな疑問が浮かぶ
終わりを求めて私は走っている
ゴールが見えることはなかった

走り続ける
何の為に?
自分の為に?
何を得ているんだろう

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