空色の言葉



521終わりのない未来への約束

いつでも喜びの声が共にあるから
ずっとあなたは横にいてくれるから
その優しい微笑みは私を裏切らないから
あなたの声は心地よいから
いつまでも聞いていたくて
時間を忘れてしまう
まるで飛ぶように時間が過ぎていく

並んで空を見た
周りにそびえたつ木から
木の葉が舞い落ちてきた
それだけで幸せで
二人で顔を見合わせて笑った

いつでもしみこんでいる
あなたの声も顔も暖かさも優しさも
あなたこそ私の運命の人
遠い先も
時間がある限り一緒にいたくて
誰にも譲る気がない
その魂を尊敬しているから

そのあなたの暖かい手を取って
またあの林で並びたいな
いつまでもいつまでも
遠い未来までも

あなたとなら
約束していたい


522恋する擬似恋愛心

大好きだっていうことを
いままで知らなかった
自分以上大事な人なんて
本当はいなかった

あなたのために時間を割きたくて
あなたの声を聞くために
自分の時間が惜しくないと感じた

一緒にいる時間がなによりも
輝いて感じてる
ささいなことも一つの何気ない言葉も
本当に楽しくて幸せだから

側にいるとおかしな気持ちになる
どきどきして自分の考えをまとめられない
あなたの言葉一つを聞き逃したくない
全て聞いていたいし
あなたのことをもっと知りたい

あなたのことには寛容なの
なんでも許せる気がする
いつもあなたのことばかり考えてる
あなたとの会話一時一句
思い出しては幸せに微笑む

私という存在が
すべて新鮮に生まれ変わった感じ
退屈や孤独はもう側には寄れない
側にいてくれるのはあなた

あしたはどこへいこうか?


523檸檬の木の下にて

夢に見たあなたは
とても強くて
私はあなたと共に生きたくて
他のことなんて考えられなかった

来世への約束なんて
簡単には出来ないけど
ただ一緒にいることに
意味もなく幸せに感じている

あなたの隣にいて
ただ穏やかに歩いて
手をつないで
微笑みあうだけで
夢の世界の外でも
つながりを感じている

一緒にいてくれるなら
私は頑張れるから
些細な一言でも
勇気に変わるから
約束を破らないで
あの濃厚な香りの木で交わした

誓いを守りたい
限りない時間を
あなたと過ごしたいから

たとえ来世へとつながれなくても
あなたとの間に
不思議なつながりを
感じているよ


524過酷な選択

別れしか先に見えていないなら
奇跡という言葉はとても無力で価値がない
ただ触れているだけでよくて
そんな気持ちになったのは
あなたが初めてだから

散って欲しくない
花びらのように儚いなんて
私には似合わない

それでも
遅すぎた出会いだから
あなたの切ない瞳で
すべて帳消しには出来ないから

路は別れている
あなたと私の道
あなたが進むべきは
私とは異なる道

どんなに切望しても
叶わない時がある
血の一滴ものこらず
あなたにささげたとしても

寂しげな鐘の音
今という時はもう戻ってはこないから
別れのその時までは
この幸せをあなたと分かち合おう
あなたと私の路を
今はただ感じていよう


525偽りの約束

愛してる
意味のない言葉
ボーっとした頭で
素通りしていく感覚を
頬に肘を付いて感じている

あなたの言葉ほど信じられない
大好きでたまらないのに
何度裏切られても
好きなのに

言葉だけは信じられない
守りたいから
せめて自分の心だけは

大事なのは君だけだよ
キザなセリフが似合う容姿
ふーん
気のない私の返事にため息をつく
優しい笑顔で
そっと口付けをする

信じてないけど
でも大好きだから
抗えない力に
押されているから

だから確認なんていらないのに
私の心は動けないほど縛られているのに

諦めずに懲りずに言い続ける
君だけだよ
そんなあなたのことも
本当は好きなんだ


526氷解の果てに

一人で心を抱えている
誰の言葉にも反応しない
誰の言葉も届かない

あなたのこと視界に入ってるのに
心には届かなかった
ずっとずっと
永い時間眠っていたようなものだ

ずっとずっと
愛し方も解らずに
労わりの意味も知らずに
子供の自分をもてあますだけで
あなたまで目がいかなかった

いつも隣にいたのに
優しかったのに
かけがえのない人だったのに

知るのは全て失ってから
弱い心がそうさせる

でも幸せなんだよ
そっと空気に忍ばせる言葉
あなたがいたことに気づけた自分が
いままでのあなたとの時間が

全て遅くても
終わってしまったとしても
暖かいんだ
いつもほのかな光になるんだ

無力な私だけど
人を愛すことすらできなかったけど
あなたは見捨てず微笑んでくれたから
もし次に微笑んでくれたなら

きっと微笑み返そう



527真実の空白

好きで好きでたまらないのに
漠然とした不安
好きで好きでたまらないから
感じているのかな
時間が過ぎれば過ぎるほど
現実が現実でないような

ここにいる私が真実でないような
いわれのない不安に
のみこまれていく

あなたは優しいのに
幸せなのに
どこかで誰かが胸の中を引っかいているように
何かを突き破ろうとしているように

あなたは誰?
いつのあなた?

遥か昔に存在したあなたは
もしかして叶わない恋をしていたの?

そう思うとなんとなく不思議な気分になって
涙をスゥッと流す
あなたの心配そうな声に
応えられるわけない

なんでもないよって笑顔で
でも胸が締め付けられている
動かせない思いが
ずっと私の中に漠然と残っている


528時の名前と風の時間

あなたにしか見えない風を
私は見つけたから
優しい色の風を
隣で見てしまったから

あなたの優しさを
わたしはずっと感じていたから
大好きな人
風の流れが止まって
ぱらぱらと時が落ちてきても
私は離れられないよ

あなたの気高い瞳を
私は尊敬しているから
ただ見ているだけで
満ちてくる
染みてくる思い

あなたに見える風だから
私にも見えたんだ
時と共に吹きすぎる
動きを止めない風の流れ

なにも考えずに
あなたの瞳の色を
もっともっと見ていたい
あの風の色に
とてもよく似ているから


529霧の中越しに見えるもの

あなたは無神経に言うんだ
言葉が矢になって降って来る
影でひそんでいる私を正そうとするんだ

こんなに安心して
苦痛にさいなまれる場所だから

誰かに手を引いてもらいたいなんて思わないから
無理に引き出されるとイライラする

何も出来ないなんてことないから
それでも静かな安心感を認めていたくて
一歩が踏み出せない
踏み出さなきゃいけないなんて
法律もないけれど

世界は自由
もしも死後の世界に裁きなんてないなら
自分の思うように生きられるのに
誰かに裁かれることがないなら
自然に光へと踏み出していたかもしれないのに

求めている罰を
完全に幸せになんてなれない
なれば自分を責めてしまうから

あなたと共に光へと踏み出せば
今は私には眩しくて
自分の鞭が痛い

あなたを軽蔑なんてしていないよ
光の世界で堂々と顔を上げている
痛みに負けないあなただから

引き込まないで
でも側にいさせて


530海の中のともしび

小さな灯を守っているの
あなたの側でだけ奏で出す
深やかな安らぎの炎
あなたといる時間はぼんやりと
しみこんでくるみたいで
海になかにいるみたいで

栄養を沢山もらって
知らぬ間に元気なの

だからこの灯を守っている
小さくてぼんやりしているけど
少しの風では消えることのない

あなたとの長い長い大切な月日
誰にも譲ることの出来ない
静かな幸せを胸に
私は守っていく

あなたの小さな灯りを
寄り添うように
暖かさを噛みしめながら


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