過去に読んだ本もUPしはじめました
目 次 |
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| J・K・ローリング ポール・リンゼイ メアリー・W・ウォーカー パトリシア・コーンウェル ジェフリー・アーチャー テリー・ケイ スティーブン・キング(グリーン・マイル) |
綾辻行人 京極夏彦(百器徒然袋ー風) 島田壮司(ハリウッド・サーティフィケイト) 鈴木光司 高見広春 東野圭吾 藤本ひとみ 松岡圭祐 宮部みゆき |
| ハリー・ポッターと 賢者の石第一作 |
ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしていた。そのとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅の9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモードとの運命の対決までを描く。 |
いわずとしれた、ベストセラーです。あえて、今まで手に取りませんでした。だって、1900円!(オイオイ)開いてびっくり、字が大きい!これなら子供も読めるし、わくわくどきどきは間違いない。 私が子供のときの本との違いは、すごく感じました。やはりハリーがいじめられてて、すごい力を秘めていたって点でしょう。昔ならいじめられて、それをばねに努力して栄光を…ってパターンだもんね。 確かにこれなら、映画(というかビデオ?)を見て見たいって気になります。 |
| ハリー・ポッターと 秘密の部屋第二作 |
魔法学校で1年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじさん・おばさんに監禁されて餓死寸前。やっと親友ロンに助け出される。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。 ホグワーツ校を襲う姿なき声。次々と犠牲者が出る。そしてハリーに疑いがかかる。 果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか?ヴォルデモードとの3度目の対決がその答えを出してくれる。 |
いきなりのトトロのような展開で、びっくり。妖精がいかにもあやしくて(笑)秘密の部屋の入り口も、伏線がきっちりあって、納得。1作めはとにかく読みやすいって感じだったけど、徐々にいろんな物事の背景がよく理解できてきた。対決する相手(ヴォルデモード)がそんな状態で出てくるとは……。このあたりが子供をひきつけちゃう秘密なのかも。 |
| ハリー・ポッターと アズカバンの囚人第三作 |
夏休みのある日、ハリーは13歳の誕生日を迎える。相変わらずハリーをいじめるダーズリー一家。さらに悪いことにおじさんの妹、恐怖のマージおばさんが泊まりに来た。耐えかねて家を出るハリーに、恐ろしい事件がふりかかる。脱獄不可能のアズカバンから脱走した囚人がハリーの命を狙っているという。 新任のルービン先生を迎えたホグワーツ校でハリーは魔法使いとしても、人間としてもひとまわりたくましく成長する。 |
囚人が脱走して、自分の命を狙う。そりゃー怖い。でもでも、実は…。ハーマイオニーの勉強熱心さにも驚いたが、彼女の裏技で解決しちゃうあたりが、面白い。いろいろ時間をいじくっても許されちゃうのが、魔法使いの世界だからでしょう。 |
殺戮 |
| 「自由のありがたみを思い出させるために宣戦布告する。私は容赦しない」 マスコミは、その男をフリーダム・キラーとよんだ。ラッサ熱ウィルス強奪、アスピリンに毒を混入、旅客機爆破……次々と大量殺戮をしかけるテロリストに挑む、FBI特別捜査官デヴリン! |
| 犯人が名前を明かされずに、犯行を起こす場面、父親との会話、そして、デヴリンの捜査状況。こういう構成の作品は初めてだったので、最初は戸惑ったけど、面白かった。こんなテロ、ホラー映画よりも一番怖い。子供が薬に混入された毒物に殺される…こわかった。 |
目撃 |
| 捜査当局内部にマフィアのスパイが潜入、警察協力者のリストが盗み出され、罪もない市民に処刑の危機が! 同じ頃、同僚の娘も誘拐され…。FBI特別捜査官デヴリンがFBIの体制に反抗しながらも、見事事件を解決する! |
| いくつもの事件に携わって(本人の意思で)信頼できる友人に囲まれ、頭脳と得意分野を武器に犯人を逮捕し、FBI上層部にも納得させてしまう。最近では珍しく、男性の主人公でも面白く思えた。上司にウケがわるくても、信頼できる仲間がいるってのはいいじゃない。奥さんとしては心配だろうけど…。スターウォーズをパロッたりして、お茶目なところもあります |
すべて死者は横たわる |
| 銃砲既制法案をめぐって今、テキサスは熱かった。モリーは上院を取材中、憎むべき男の姿を目にした。28年前、愛する父の不可解な死を自殺と片付けた保安官だった。おぞましい記憶とともに、復習の思いがたぎる。 |
| この作者の文章は、最初に1つからはじめ、途中枝分かれして、いくつもの事件が起こり、そして、最後はきちんとケリがついている。当たり前だけど、そういうひとはなかなかいない。 複雑に入り組んできても、一気に読めてしまった。父親のため、身を投げ出して情報を得ようとする、悲しいね。 |
神の名のもとに |
| 邪教集団「ジュズリールの家」の近くで、小学生17人を乗せたスクールバスが、AK−47銃で武装した男たちに取りかこまれ、子供たちは地面に掘った穴の中で人質になった。教団では生後50日めの赤ん坊を、神に返すといってすでに42人も鎌で殺している。女性事件記者のモリーは恐るべき陰謀に挑む。 |
| カルトのトップもやはり、大人の身勝手な思いの犠牲者。ストーリー上、なんだか心が痛くなることが多かった。監禁された子供たちに、お話を聞かせる運転手。彼の話もまた、身が凍るような経験に基づく。 モリーが、ごく普通の女性(小説的にだけど)だから、ほっとするし、怖くも感じた。 |
| 検屍官 第一作 | 襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、絞め殺されていた。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振り回され放しなのだ。最新の技術を駆使して操作に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が…。 |
女性作家ということで、クリスティを読む感覚で読んでました。 まず、DNA鑑定ぐらいしか頭になかったので、「こ、こんなに?」って言うくらい、いろんなことを検査していきます。(本当はこういう職業につきたかったのよね、私) 沢口靖子のドラマみたい。 犯人は…急に出てきてちょっと…うーん。次回作に期待ってことで。 |
| 証拠死体 第二作 | 残された傷跡は、美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが必死で抗い、命乞いをしながら死んでいったことを物語っていた。殺人犯の待つリッチモンドへ、なぜ彼女は帰っていたのか、なぜ犯人のためにドアを開けたのか、そしてなぜ、殺される運命にあったのか。 | 事件のことも、元の恋人の秘密もいっぱい考えることが多くって、たのしくすいすい読んじゃいました。 推理だけじゃなくって、人間ドラマも味わえるから面白かった。 |
| 遺留品 第三作 | 虐殺されてゆく恋人の血まみれの姿を眼前に見せつけられたあげく、命を奪われた少女。その母親は次期副大統領候補とみなされている政界の大物だった。二人の殺害は最近起こっている連続アベック殺人のひとつなのか? 殺人訓練を受けているCIA内の変質者のしわざなのか? | 今回は、人間ドラマと政治関連と、とってもてんこ盛りでした。事件も意外な方法でわかるし…。 レギュラーキャラが…ま、まさか…。なんてことあるんだー、って思うと次も期待しちゃいます。 娘を殺された母親が、どんな手もつかって犯人に関することを探る、これには共感! |
| 真犯人 第四作 | 私を殺してもけだものは死なない。そう書き遺して黒人死刑囚ロニー・ジョー・ワデルは電気椅子に座った。果たしてその夜から起きた連続殺人事件現場からは、ワデルの指紋が発見された。被害者の13歳の少年、女性霊能者、検屍局主任を殺した真犯人は誰か。そして今、女性検屍官ケイの身辺にも陰湿なワナが。 | 第一作からのレギュラー「ケイの姪っこ」がすっかりキレイなレディになってます。こういうシリーズって歳をとらないのが多いのに、ふつーより早く年をとってるような? これまた、レギュラーかと思われた人も死んでたりして。続くってカンジで…次を早く読まなくては……。 |
| 死体農場 第五作 | 教会からの帰途、11歳のエミリーを何者かが尾行し、自宅のベットから連行のうえ殺害した。死体の内腿と胸の上部及び肩の肉は切り取られていた。極秘の研究所「死体農場」の協力のもと、ケイと殺人課刑事マリーノの、極悪犯に対する壮絶な死闘が始まった。 | 真犯人から続いてたりして、これまた、ストーリーが3重くらいで進行します。ルーシーも大人になってるし、ケイはまたまた、恋愛したりして。これも第六作に続きます。 |
| 私刑 第六作 | 凍てつくような冬のニューヨーク。ひらひらと雪の舞うセントラルパークで名もなき女が無残な死体で発見される。恐怖の殺人鬼ゴールトが遂にその姿を現す。スカーペッタ、マリーノ警部、ベントン捜査官の必死の追跡が続く。やがて明らかにされるゴールトのおぞましい過去。 | 真犯人から続くゴールトの殺人がようやく、終局を迎えます。ここまでの人物像だとは…、さすがに読めなかった。ケイは順調に歳をとってるんだけど、私のイメージはどうしても30前後になってしまいます。とってもパワフルに動くんだもの。 |
| 死因 第七作 | 潜水禁止地域の川で発見されたジャーナリストの変死体。溺死か、他殺か?ダイビングの目的は? 男の背後を探るうちに浮かび上がってくる狂信的カルト教団の影。やがて、全米を震撼させる事件が勃発する。天才プログラマー・ルーシーの力を得て巨大な陰謀に立ち向かうスカーペッタ。 | 前作と大きく、変わってきて、すっかりルーシーが、大人になってます。テクノロジーがわんさか。でも教団がそんなことして…意味あるんだねえ〜。日本にいるとそういうことがピン!とこないのよ。平和というより閉鎖的な国だから? |
| 接触 第八作 | 秋の午後の柔らかな光の中で肉は不自然なほど青白く見えた。ごみ廃棄場で発見された胴体だけの死体。最近、バージニアで連続している猟奇殺人か。その夜、スカーペッタ宅に被害者の切断された手足が写った電子メールが届く。発信人の名は、deadoc(死のドクター)。犯人が試みた恐るべき殺戮の手段とは? | 今後、世界が心配しないといけないこと、それが題材。「アウトブレイク」を見た後もそう思ったなあ。今回はやたら、スカーペッタが年とったような気がする。気弱だし、ヒステリーだし…。 |
| 業火(ごうか) 第九作 | 電話はマリーノからだった。昨晩、農場で火災があり、何万ドルもする馬が20頭焼け死んだという。バスルームで発見された身元不明の死体の顔には、無数の傷が。自殺か、事故か、放火か? | 以前の事件の犯人ゴールトの共犯、キャリーの事件です。今回はFBIを名指しで中傷している文章がたくさん。実生活であったことを、作者がいろいろ書くタイプの人らしいですね。今回はケイにとって、またつらい出来事がありました。 |
| 警告 第十作 | リッチモンド港で降ろされたばかりのコンテナから、男の腐乱死体が発見された。遺体に付着していた奇妙な薄い金色の毛。そばの箱には、蛍光インクで「よい旅を、狼男」とフランス語で記されていた。 | 今回はケイだけでなく、他の女性の心の裏側を見せていた。OL時代もそうだったけど、なぜか同じ部署に女が二人いるといろいろ起こるんだなあ。 私は後輩と何もおこらなかったんですけど…女として相手にされてなかったのか?? なんだか、すっきりしない作品。 |
| 審問(上・下) 第十一作 | (上)警告の事件からすぐ、ケイに殺人疑惑がふりかかる。副署長ブレイ殺害にかかわりがある!? (下)リッチモンドの大陪審がケイの調査に動き出した。ケイはマリーノとともに反撃を開始。すべての謎が明かされる。 |
大体小説って事件が終わったらそれまで。でもこれは違う。「警告」での事件のすぐあとから始まっている。今まで解決したと思っていた問題が実は解決していなくて、真犯人がいたことが分かる。 なんとなく1部完って感じかな? |
ケインとアベル(上・下) |
| 上:1906年、ポーランドの片田舎で私生児として生まれたヴワデクは、極貧の猟師に引き取られた。時を同じくしてボストンの名門ケイン家に生まれたウィリアムは、祝福された人生を歩み始めた。ドイツの侵攻で祖国も肉親も失ったヴワデクは、数奇な放浪の旅の果て、無一文の移民としてアメリカにたどり着き、アベルと改名した。 下:ずば抜けた商才と頑張りで社会の底辺からのし上がったアベルは、全米に拡がるホテル・チェーンを作り上げた。一方、出世コースを突き進むケインは、その確かな判断力を認められて大銀行頭取の地位をつかんだ。 |
| アメリカで確か「大河ドラマ」みたいな「スペシャル」で放送されたと思います。上巻では、ヴワデグが、なんでこんなひどい目に…って。姉のフロレンティナが暴行を受けて死ぬシーンでは、おそろしくておそろしくて…。 下巻では、両者が相手をやりこめようとして、画策するあたりが、男性に受けるような気がしました。 名誉を求めると、危険もつきまとう、しかも家族まで失ったり。「愛情」と「お金」って両方はそろわないのよね。 |
白い犬とワルツを |
| 長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、とこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬はサム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てないーー真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。 |
| 淡々と話が進みます。途中でサムの日記も挿入されています。たぶん独身の頃に読んだら、「ふーん」で終わってたような気がします。結婚し子供を持つ今だから「サムのように、奥さんを、奥さんのようにサムを、思いやる夫婦になっていけたら」そう思いました。 |
グリーン・マイル |
| 時は1932年、舞台はアメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房。この刑務所で死刑囚が電気椅子にたどりつくまでに歩く通路は、床が緑のリノリウムであることから、通称「グリーン・マイル」と呼ばれている。ここで起こった驚くべき出来事とは? |
| 毎月1冊ずつ全6巻の分冊で刊行されました。昔「骨董屋/チャールズ・ディケンズ」が行なったことをまねたそうです。(卒論はこの「骨董屋」を題材にしたまろりん…すごーい偶然)日本ではよくあるパターンですよね。。。 映画かもされていますが、もちろんこちらは6冊もあるからエピソードもいっぱいあります。現在と過去をいったりきたりして、読者は「あれ?まだ?」と思わされてしまいます。 |
| 十角館の殺人 | 半年前 、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか? デビュー作。 |
クリスティの「そして誰もいなくなった」ににたテイストの作品ですが、もっと凝ってます。登場人物の呼び名も凝ってて、それがどんでん返しに繋がります。とうとう1日で読んでしまいました。 |
| 水車館の殺人 | 古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客達が集まった時点から、惨劇の幕が開く。名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合わせがうむ館シリーズ。 | たぶん、これが本来の「館シリーズ」の特徴じゃないのか?と思います。どことなく、島田某氏にも似た感じ。過去と現在が交互に書かれているが、混乱することなく、うまく過去の事件と現在の事件が絡み合っていると思う。他のシリーズも読みたくなった。 |
| 迷路館の殺人 | 奇怪な迷路の館に集合した4人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた。完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は? | この本の中に、もう一作品が書かれているという形になっています。館の内部の構造がかなり複雑なので(私の頭脳にとっては…方向オンチなんだもん)なんども館内部の図を見ました。とにかく、面白いです。結末も「おおっ!」と驚いてしまいます。 |
| 黒猫館の殺人 | 6つめの「館」へのご招待。自分が何者なのか調べて欲しい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件がおきたその屋敷とはあの建築家中村青司の手になるものだった。 | 二つの事件について、謎が解き明かされます。手記の中の事件と、老人の事件。島田某氏の作品と同じような結末なのですが、まったく気づかずに読み進みました。最後に「アノ本と同じや…」って(汗) |
| 人形館の殺人 | 亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した。邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では子供が犠牲となる連続殺人事件が。名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合わせがうむ館シリーズ。 | 「館シリーズ」 たぶん、これはこのシリーズの異色中の異色だと思います。解説にもなんだか、それを正当化しようとしてるような感じがあります。映画で言うところの「夢オチ」。小説で言うところの「○○オチ」ってことです。(あえて伏字にします) それはないんじゃない?っていうのが、正直な感想です。途中までは事件として、「館」も「子供殺し」も成り立つのに、いきなり「子供殺し」は犯人が出てきちゃうし、強調マークのおかげで読者は、「こいつ、まさか…犯人か?」って思ってしまいます。同じような作品でも「アクロイド殺し/クリスティ」とはまた違うんです。 |
| 時計館の殺人 | 館を埋める108の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前一人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々に起こる自殺、事故、病死。死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。悲惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは? 第45回日本推理作家協会賞受賞。 | 「時計館の意味がわかれば、伏線も納得。犯人はだいたいわかったけど、いまいち私の推理では動機が弱かった」などと、読み終わってから思ってたら遅いですね(笑) |
| 緋色の囁き | 「私は魔女なの」謎の言葉を残したまま一人の女生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。その夜から次々と起こる級友たしの惨殺事件に名門女学園は恐怖と狂乱に包まれる。創立者の血を引く転校生冴子は心の奥底から沸き起こってくる『囁き』に自分が殺人鬼ではないかと恐怖におののく。「囁き」シリーズ第一作。 | 「赤」という言葉&イメージがたくさん出てくる。(これは解説にも書いてあったけど、「サスペリア」と「サスペリア2」のことが書いてありますが「サスペリア」の続編が「2」ではありません。続編は「インフェルノ」です) 誰かの子供のときの記憶と、赤いイメージ、そして惨殺事件、名門の全寮制の学校、とても閉鎖的な空間で話が進みます。最後のオチも効いていて、おもしろかったです。 |
| 暗闇の囁き | 黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇の中から湧き上がってくる『囁き』が呼び覚ますものは何か。シリーズ第二作。 | なんども出てくる「あっちゃん」彼の存在がキーなんだけど、彼自身が遭遇した事件の結末が明らかになっていないのがちょっと気になる。まあ、明らかにしなくてもストーリーには関係ないけど。こちらも、最後のオチから、続編をついつい期待してしまいそうです。でも、続編つくれないような感じだけど。 |
| 黄昏の囁き | 兄急死の報に帰郷した医学生翔二は、元予備校講師占部の協力で”事故”の真相を追い始めた。「ね、遊んでよ」謎の囁きに異常に怯える兄の幼馴染たち。やがて一人また一人と殺人鬼の魔の手が伸びるなか、彼の脳裏に幼き日の恐るべき記憶が甦る。異色の長編推理”囁き”シリーズ第3弾。 | 犯人はなんとなくすぐわかったのだけど、ここまでの動機にはたどり着けなかった。ときどき書いてある「囁き」「昔のできごと」がうまくかみ合ってて、どんどん読み進んでしまいます。 |
| フリークス | 「J・Mを殺したのは誰か?」私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。解決篇の欠落した推理小説のように…。J・Mは、自分より醜い怪物を造るため、5人の子供に人体改造を施した異常な科学者。奴を惨殺したのは、どの子供なのか? 小説家の私と探偵の彼が解明する衝撃の真相。 | 3編からなっています。それぞれが「精神病院」に入院している患者の話ですが、どんでん返しだらけで、唖然としてしまいます。普通の解決だけではなく、しっかりとしたオチで楽しめます。中にはもう一回読まないと混乱してしまうものもあります。 |
| 殺人方程式 切断された死体の問題 |
首がない!警視庁刑事・明日香井叶(あすかいきょう)は絶句した。 教団ビルで”お籠もり”の儀式だった「御玉神照命会(みたまがみしょうめいかい)」教主・貴伝名剛三(きでんなごうぞう)が、なぜか別の建物の屋上で死んでいたのだ。 しかも、頭部と左腕を切断されて! なぜ犯人は死体を切断したのか? 叶の双子の兄・響(キョウ)が怪事件の謎に挑む。 |
なかなか双子と言う設定も面白いし、トリックが面白い。一瞬頭が痛くなったけど(笑)なるほど!と思ってしまいました。このシリーズもどんどん読み続けたいです。 |
| 殺人方程式U 鳴風荘事件 |
6年半前の月蝕の夜、美島夕海(みしまゆうみ)の姉・紗月(さつき)が惨殺された。 夫の明日香井叶ではなく、双子の兄・響を伴い、鳴風荘を訪れた深雪。再会した友人達のなかには、死んだ姉にそっくりに変貌した夕海の姿が…。その夜、再び不可解な殺人事件が勃発する! 犯人はなぜ、死体の髪を切って持ち去ったのか!? 著者が初めて「読者への挑戦」を付した長編本格推理の傑作! |
6年前の事件が根底にあるのはわかったけど、髪を切る理由がわからなかった。なるほど!と思ってから、もう一度読みたくなった。犯人の心の動きが、きちんと書かれていたので、納得です。 |
| 殺人鬼 | 夏期合宿のため双葉山を訪れた親睦団体(TCメンバーズ)の一行。人里離れた山中での楽しいサマーキャンプは、突如出現した殺人鬼によって……。 | トリックが隠されていて、読んでいるうちに、「あれ?」と思わせるのですが、殺人鬼はジェイソンのようです。作者が楽しんで読者に挑戦している(?)かんじかな? なかなか神秘的にもなっています。 |
| 殺人鬼U 逆襲篇 | 双葉山中に潜むあの殺人鬼が、麓の街に姿を洗わした。 | 1作目で作者が気に入ったM少年の名前を借りて、主人公にしています。こっちにも、「おお!」と思わせるトリックがあります。このシリーズは「スプラッターホラー」と言われているようですが、ちゃんと謎解きもあります。 |
| どんどん橋、落ちた | ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した『どんどん橋』の向こう側で殺しはいかにして行われたのか? 他に「伊園家の崩壊」など5つの犯人当て作品集。 | 犯人(?)当てなんですが、おもわず「うそーっ!」と思ってしまう結末が!真剣に犯人当てをするか、さらっと読んでしまうか?私は後者でした(つまりメモして解くのは苦手…) |
| 百器徒然袋ー風 | 調査も捜査も推理もしない。ただ真相あるのみ! 眉目秀麗、腕力最強、天下無敵の薔薇十字探偵・榎木津礼ニ郎が関わる事件は、必ず即解決するという。探偵を陥れようと「下僕」の益田や本島らに仕掛けられた巧妙な罠。榎木津は完全粉砕できるのか?天才の行動力が炸裂する「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の3編。 | 巧妙な罠をただ「○○○」という榎木津の体質だけで粉砕していく。「これでいいのかなあ?」と思うんだけど、読んでいるうちに「まあ、いいか!」って思ってしまう(笑) すっきりはするんですよね。 |
| 陰摩羅鬼の瑕 | 白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の五度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって、悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るように依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。ただ困惑する小説家をよそに、館の主人達の前で探偵は叫んだ……おお、そこに人殺しがいる。 | 5年ぶりの京極堂シリーズ(前作は出産のため入院中に読んだのだった…) 相変わらず陰鬱な関口、とっぴな榎木津、遠まわしなのか、説明のためなのか、難しいことをいう京極堂。難しい漢字がいっぱいで、頭混乱! それでも、犯人(?)の生い立ちのこと…うまくいえないけど、悲しく恐ろしく…感じた。 |
| 巷説百物語 | 怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧。長雨の一夜を、江戸で流行の百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女…彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか…。世の理と、人の情けがやるせない物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第1弾。 | テレビで「怪」を見てから、やはり他の話が気になって、慌てて買いに行きました。あまり時代物は好きではないのですが、これは種明かしがすっきりしてて、しかも短編なので読みやすかったです。続きも文庫になるまで待とうと思います(ケチ) |
| ハリウッド・サーティフィケイト | LAPDに持ち込まれたスナッフフィルム。そこにはハリウッドの有名女優パトリシア・クローガーが惨殺される様が映っていた。そして発見された死体からは、子宮と背骨が奪われていた。彼女の親友で女優のレオナ・マツザキが犯人探索を始めた。 | 御手洗シリーズの登場人物のレオナがまたまた登場する。人々がたわいもなく話す場面に真相へのヒントが隠されています。1度読んだだけでは、わからないかも? |
| 占星術殺人事件 | 怪事件は、ひとりの画家の遺書からはじまった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1ヶ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。奇想天外の構想、トリックで名探偵・御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。 | 初めて読んだのは、たぶん、今から10年近く前のはず(独身だったもん)最初はラストまで読んでびっくりして、すぐもう一度読みました。あれ以来、たまーに読みたくなる作品です。 某○田一少年シリーズのトリックに同じものが出てきたときは、漫画が好きだったのに興ざめしちゃいました。 |
| 斜め屋敷の犯罪 | 日本最北端、北海道宗谷岬。オホーツク海を見下ろす高台の上に、斜めに傾けて作られた奇妙な西洋館があった。この「流氷館」の主・浜本幸三郎は、クリスマスの夜、客を招待してパーティを開く。が、その、聖夜に密室殺人が…。そしてまた、血の惨劇が! 奇怪な連続密室殺人に挑む、名探偵・御手洗潔の長編本格推理の傑作。 |
屋敷の形状にとらわれてしまって、なんども解説図を見ないと混乱してしまいます。この作品もラストまで読んでから、改めて読むと、伏線がよく理解できて…つまり、私は謎解きができてないってことなのかも? |
| 天国からの銃弾 | 聳え立つ富士を背景に、ソープランドの屋上に立つ自由の女神像…この超現実的な光景の虜になった男は、毎日写真を撮り続けた。ある日、女神の眼が異様に赤く光る瞬間があることに気づいたとき、男の平穏な日常を襲う衝撃的な事件が…。 |
「ドアX」…なんとも物悲しい。狂うほかなかった女性、彼女を支え続けた夫、それらが報われたとき、家族がやっとできた。孫の存在がこれからの未来につながる? 「首都高速の亡霊」…誰も傷つかなかったかのような終わり方、でも、殺したと思い込んでいる女性は、どういう人生になるんだろう? 「天国からの銃弾」…命をかけて家族を守った息子、その息子が守った家族を父親がまた守る。 |
| 天に昇った男 | 昔、天に昇ろうとした男の伝説がある九州・星里の街。昭和51年の昇天祭りの日、祭りの櫓(やぐら)に3人の男女のしたいが吊るされた。犯人とされた門脇春男は、17年の収監ののち、死刑を執行される。ところが奇跡がおこり、彼は生き延び釈放された。そして昇天祭りの夜、彼自身が伝説のとおりに天に昇ったが…。 | いつも「御手洗潔」のシリーズなどを読んでいる私にとって、とても新鮮だった。死刑問題をからめていて、日本の現在の「法律」についても書いてある。「自分を犠牲にしてまで、恋人をかばうことができるのか?そんな人間はいない」という気持ちが捜査の邪魔をしてしまう。 |
バトルロワイヤル |
| 西暦1997年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。この国では毎年、全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、国防上必要な戦闘シミュレーションと称する殺人ゲーム{プログラム}を行なっていた。ゲームはクラスごとに実施、生徒達は与えられた武器で互いに殺し合い、最後に残った一人だけは家に帰ることができる。 |
| 映画の公開の時に賛否両論があった作品です。 私個人の意見としては「読み物としておもしろい」です。もともと、「スプラッター映画をみて、殺人なんかしないわ」って考えなので、「これをよんで、殺人ゲームをしたくなるはずがない!」って思います。 ましてや、未来の日本ではなく、架空の国の話し。それよりも、殺人ゲームに参加してしまう生徒達の心理が問題だと思う。設定で人を信じるってことができない状況にしてしまうのは、いつも身勝手な大人なんです。 |
| 後催眠(ゴサイミン) | 嵯峨敏也は謎の女からの電話を受けた。嵯峨にとって、かつて催眠療法の教師でもあった精神科医・深崎透の失踪を、木村絵美子という患者に伝えろ。女の声は一方的にそう指示し、電話は切れた。 | 「催眠」の前の話です。患者を愛した医者が、彼女が危機を迎えると助ける。そうなんだけど、切なくて…。2人の人間の心を救ってしまう。ラブストーリーです。 |
| 千里眼 | 可憐で心優しい最強のカウンセラー、岬美由紀。横須賀基地から最新鋭のミサイルが突如、都心に向けて発射された。着弾を阻止するには十桁のパスワードを解読しなければならない。美由紀は解読にとりかかる…。一方、千葉の南房総では巨大な観音像に魅せられる不審な少女の姿があった。その陰には世界を震撼させる「催眠」のワナが待ち受けていた! | 「催眠」をテレビ&映画で見てたので「ホラー」だとばっかり思ってました。怖くないです(きっぱり)人を観察して、何を考えてるかを見つけ出す。主人にやってみようかと思っちゃいました(^_^)v 続編は「催眠」のキャラも出てくるそうです。 |
| 千里眼 ミドリの猿 | ミドリの猿、その言葉の真意は?嵯峨はかつての恩師、倉石を連続変死事件の犯人と疑い極秘調査に乗り出した。一方、いまや「千里眼」の異名をとるにいたった岬美由紀は、見えざる敵の存在を察知する。メフィスト・コンサルティングー至上最大のマインドコントロール組織がついに姿をあらわした。 | 「千里眼」「催眠」のドッキングです。頭の中でしっかり「水野美紀」と「稲垣吾郎」が動いてました(苦笑) ああ、菅野美穂もね! 次回に続いちゃうんですけど、近所の本屋には売ってなかったわ(T_T) |
| 千里眼 運命の暗示 | 捕らわれた岬美由紀を救い出すため、嵯峨敏也と蒲生誠は東京湾唯一の無人島・猿島に向かう。しかしそこには既にメフィスト・コンサルティングの罠が張り巡らされていた。中国15億人を一斉に操り日本侵攻に向かわせるメフィストの集団マインゴコントロールのからくりとは? 残された猶予はわずか24時間。そこにはオカルトや超常現象ではない、科学的”催眠暗示”の巧妙なトリックが隠されていた。岬美由紀と友里佐知子、ふたりの運命の行方は?「催眠」の入絵由香が見たミドリの猿の正体とは? | ようやく手に入れて読みました。映画版「千里眼」は見たことがないのだけど、岬美由紀というキャラの不思議な魅力のため、嵯峨が…ちょっとかわいそうに思えちゃいます。普通の悩める青年になっちゃいました。次の作品も購入済みなので、早く読まなくては! |
| 千里眼 洗脳試験 | 東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発せみなー{デーヴァー瞑想チーム}のものだった。防衛庁出身の元国家公務員で”千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。 その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった…。岬の宿敵・友里佐知子は生きていた。制限時間500分。増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いたシリーズ第4作。 |
作者も自分の作品&世相をちょっとお遊びに使ったりして、深刻になりがちな内容を軽く見せてくれたりします。嵯峨先生がだんだん演じた某グループSのIに似てきていて、彼の出演作をうまく使ってます。そういうパロディのシーンはなかなか笑えておもしろかったです。 |
| 千里眼 メフィストの逆襲 | シーズンオフの日本海海岸。父親の目の前で、13歳の一人の少女が忽然と姿を消した。海上には、時を同じくして北朝鮮の不審船が出没していた。それから4年。北朝鮮人民思想省工作員と思われる謎の女が、千里眼・岬美由紀の前に現れた。 | 今回はやけに嵯峨先生が卑屈で、なんとも……。美由紀ちゃんは、颯爽としているんだけど、珍しくいらいらしていて、女性のいやな面(感情的)が見えてしまいました。後半に期待! |
| 千里眼 岬美由紀 |
岬美由紀の言動をすべて看破する北朝鮮の謎の刺客・李秀卿(リスギョン)が、身辺警護網を突破。その直後、日本海海岸で北朝鮮に拉致されたとみられていた少女。星野亜希子が思わぬ形で発見される。 |
バースデイ |
| リング事件ファイル0ともいうべき「レモンハート」、シリーズ最も清楚な女性・高野舞の秘密を描いた「空に浮かぶ箱」、《ループ》以後の礼子の意外な姿を追う「ハッピーバースデー」。 |
| 「リング」「らせん」は読みましたが、「ループ」はまだでした。先にコレを読んじゃって…ありゃりゃ。最後の1作をよんだら、リングウィルスのことは、根底から覆されました。「ループ」読まないかも。 |
十字屋敷のピエロ |
| ぼくはピエロの人形だ。人形だから動けない。しゃべることもできない。殺人者は安心して僕の前で凶行を繰り返す。もし、そのぼくが読者のあなたにだけ、目撃したことを語れるならば…しかもドンデン返しがあって真犯人がいる。 |
| ピエロが教えてくれるのは、ピエロが見たこと、感じたこと…だからミスディレクションはあり!なんです。トリックは、他の作品にもあるような。。。 どんでん返しがみごとです。 |
| 鑑定医シャルル 〜見知らぬ遊戯 |
満月の夜、亜麻色の髪の被害者。遺留品は、焼いた胡桃と林檎。そして霧ーーこれが、ノルマンディのレミ村で起きた強姦事件と、パリの連続殺人事件の共通点だった。女性憲兵隊員のアニエスの要請に応え、分裂気質で人嫌いの鑑定医シャルルが、犯罪心理学を駆使して、犯人の心の暗闇に分け入る。 | 犯人探しというよりは、その心理をシャルルがしゃべって教えてくれちゃう。普通の推理小説のように「うーん…」なんて考え込んだりしないの。読んでいくと、素直に犯人がわかってしまう。「金田○少年」か「コ○ン」か? 彼女ができても、シャルルは長続きしないでしょうね〜。「漫画家マリナシリーズ」を思い出させる記述もあり(カークもでてくるし)ちょっと、遠い目〜。 |
| 鑑定医シャルル 〜歓びの娘 |
超然とした美貌、人間嫌い、天才的分析力ーー若き鑑定医シャルルは、ある日ノルマンディで、かわいい女豹のような少女娼婦アデルを、精神鑑定のサンプルとして診断していた。そこへ鉱山で発見されたバラバラ死体が、アデルの父親と判明。死体鑑定を依頼されたシャルルは、猟奇犯罪の謎を追い、アデルの家に乗り込むが、そこは……。戦慄のサイコ・サスペンス、シャルルシリーズ第2弾。 | 複雑な家庭、ヨーロッパが舞台だけど、どこの国にも起こっているような、家庭崩壊。アデルが一番可愛そうに思えるのは、私が女だから? |
| 鑑定医シャルル 〜快楽の伏流 |
フランスの地方都市に住むタルモン一家。司法官である妻、夫は弁護士、厳格な妻の母と従順な息子と暮らしていたが、夫がアメリカから孤児を引き取ったことから、一家の崩壊が始まる。同時期に老婆ばかりを狙った残虐な連続殺人事件が起き、その事件を担当する妻はシャルルの助言を得て、その恐るべき真相に迫る。迫真のサイコ・ミステリー。シャルルシリーズ第3弾。 | 「奥さん、これからどうするんだろう? 大変だよね〜」と普通に考えてしまった。自分の子供を顧みないで、仕事に打ち込む奥さん、彼女も母親の愛情がもう少し足りていたら、こうはならなかったんだろうね。 |
| 大修院長ジュスティーヌ | 神聖母修道女会に調査に行った修道士が三人とも戻らない。真相を確かめるべく修道女会を訪れたち聴罪聴聞憎バルと見習い修道士アンドレの前にあらわれた大修院長ジュスティーヌの秘密とは何か? 人間の性を認めその快楽を許す教義と、峻厳な禁欲を強いる教義との対決の果てに、白日のもとにさらされた人間の姿とは。 | 表題の他2作が収録されています。フランス革命の本「アントワネット」物を前に読んだけど、僧(修道士)・貴族・高級娼婦 などなどのいろんな階級の人々も、革命というものに、自らの存在をも根底から覆されたということ…、あったかも?って思わせます。 |
| ウィーンの密使 | オーストリアの青年士官ルーカスは皇帝の密命を受け、フランス王妃マリー・アントワネットの元に向かう。フェルセンとの恋に身を焼くアントワネットを説得し、ミラボー、ダントン、ロベスピエールらを利用して、革命阻止をはかるルーカスに迫る影。王妃が皇帝にあてた密書とは。 | フランス革命秘話と副題にあります。これをよんで、アントワネットと「源氏物語の葵の上」のイメージが重なってきました。王妃になるべくして、生まれ育てられた女性に、幼馴染みはちょっとしたいたずら心で、人の心を惹きつける方法を教える。それが、こんなことになるとはおもわないよねえ。 |
| 聖戦ヴァンデ上・下 | フランス革命初日、バスティーユ陥落に狂喜するパリの街頭で出会った3人の青年。貴族出身の国王騎兵隊士官アンリ、その副官で親友の伍長ニコラ、そして革命を信奉する寄宿学生ジュリアン。激変する政情は、彼らを激しく対立させ、革命史上最大の虐殺へと導いていく。 青年たちの友情と憎悪、別れと再会を通じ、革命美談の裏に隠されてきたフランス史の暗黒を暴く。 |
フランス革命によって、自分が信じるものに従って行動したいのに、できない。もし時代が違えば、どうなったのか? 何かを変えることがこんなにも犠牲を強いるものなのか。 フランス革命に関する本を一気に読んだら、いろんな面が見えてきたような気がします。 |
| 蒲生邸事件 | 平河町一番ホテルに宿泊していた受験生・尾崎孝史は、2月26日未明、ホテル火災に見舞われた。危うく焼死するところを、謎の男に助けられ、その男とともに、昭和11年2月26日にタイムスリップ。 雪の降りしきる帝都では、今まさに2・26事件が起きようとしていた。 |
はじめは「2・26事件かあ、面白いのかなあ?」と思ってたけど、詳しく事件をしらなくても読めます。もし、過去のある重大な事件に遭遇するとき、どうするだろう? 事件の詳細は変わっても事件は変えられない、そういうタイムスリップの形式は今までなかったのでは? |
| クロスファイア(上・下) | 念じるだけで、火をつける事の出来る能力を持つ「青木淳子」。彼女がたまたま遭遇した、リンチ事件。被害者の助けを求める声に耳を傾け、女性を救おうと帆走する。それが、運命を大きくかえることになる。 | S・キングの「ファイヤースターター」をモデル(?)というか、同じ能力を題材にしています。(遥か昔に読んだ…) 自分のことを押し殺して、能力のために静かに暮らしてたのに、正義なのか…、それとも能力のせいなのか…結局人目をひいてしまう。理解してくれそうな人に出会ったのに、それすら裏切られ…。 「大多数であること」=メジャーで、「少数派である」=マイナー、そんな図式がまかり通る世の中のことが浮かびました。 |
| 模倣犯(上・下) | 犬の散歩をさせていた少年が、公園で右腕を発見する。同じ場所からLVのバックも発見される。ところが犯人と思われる人間から「同じ人のもちものじゃないよ」と連絡が…。 犯人・犠牲者・犠牲者の遺族・記者・警察 あらゆる方向から事件を追う。 |
映画化されたので、読みたかった作品です。とにかく最初は、こんがらかった。映画の特集を見ていたので、犯人とかそういうことは分かってたんだけど、1人称のひとがころころ変わるし、時系列ではなく、事件を断片的に見せているので、読んでると「えっと、これは誰だっけ?」みたいなこともしばしば(健忘症?ボケ?) 過去形だったり、進行形だったり。ただ、コレだけの大作を映画化して、成功したんだろうか?って気になりました。連続ドラマならいいけど、たかが2時間で描けるのかな? |
| 理由 | 東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか。そもそも事件はなぜ起こったのか? | 終わってしまった事件を関係者がインタビューを受ける形で進んでいきます。たしかに画期的だとは思うんだけど、イマジネーションが刺激されないような気もします。 一つの事件にこんなに関係者がいるんだと改めて思ったし、同じことも両面(あるいは、多面)から見ると、全然違うってことも分かった。 何冊か、この作者の本を読んで気づいたけど、いまどきの犯人像が描かれてると思いました。 |
| レベル7 | レベル7まで行ったら戻れない……謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level 7」の文字。少女の行方を捜すカウンセラーと自分達が何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。 | はじめはゲームの話かと(安易やなあ) バーチャルとかで、はまって出られないのかと(^^ゞ そういう話ではなくて、すごーく深い話でした。惨殺された家族、その真相を調べる残された子供たち(婚約してる)、力を貸してくれる人。いろんな人の思いが交錯してるんだけど、つまりは、ある一人の人間の思い上がりのせいで、犠牲になった人の多さにびっくり。 たしかに、ドラマ性はあるから、2時間ドラマとかで受けそうな内容でした。 |
| 龍は眠る | 嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。なんとなく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ。 | 彼のような能力、あったら、大変だろうと思った。普通の精神力では…。「スキャン」という能力「サイコメトリー」とも言われてるけど、テレビであこがれたりってするんだよね。 でもでも、本当なら、命かけれるのか? |
| R.P.G | ネット上の疑似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。 | 新聞の広告に出たときから、興味があったので、ワクワク。すぐ読んじゃいました。 最近の大人って、確かに私が子供のときの大人より、子供っぽいよなー、って思いました。 |
| 鳩笛草(はとぶえそう) | 他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子。その能力のためにいろんな試練に直面する。(鳩笛草) 高校生の妹を殺害された兄に代わって報復の協力を申し出た、青木淳子。彼女は念じただけで発火させる能力を持っていた(はん祭) 一緒に住んでいた祖母をなくし、家を整理したら、幼い頃の自分のビデオを発見した麻生智子。どうして幼い頃の記憶がないのか?ビデオの自分とラベルの文字の日付のズレは?(朽ちてゆくまで) |
それぞれ、ある種のESP(超能力)を持つ女性のお話です。青木淳子のお話はほかにもあるようで、楽しみです。 全てのお話の後日談が気になっています。彼女達は自分の能力とどうやって共存していくんだろう? 解説にもありましたが、S・キングが題材にしたお話に似ている点が多いです。 |
| 魔術はささやく | それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人目はマンションの屋上から飛び降り自殺。二人目は地下鉄に飛び込み自殺。三人目はタクシーに飛び込んだ。そして、四人目は? タクシーの運転手の甥、守はオジの無実を証明するために、特技をいかして自分なりの捜査を開始する。 |
松岡圭祐の「催眠」と似てます(読んでない人ごめんなさい→これを機会に読んでみては?) 私が納得いかないのは、直接の原因を作った4人目の女性が、死なないこと。罪を背負って生きていく方がつらいからなのかな? |
| スナーク狩り | 織口邦男が勤める釣具店に、関沼慶子は鉛板を買いに来た。不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思いつく。そのためには今夜中に銃を盗まなくてはならない。 慶子はその夜、元の恋人の結婚式に散弾銃を持って現れた。 スナークとは何か? |
あらすじも見ずに「スナークって何だろう?」って思って読み始めました。結婚式場、居酒屋、母親が入院している家庭、新郎の妹、いろいろな話が交錯して、ケリがつきます。 「被害者同士で傷つけあった」そういうお話です。 |