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宮城県丸森町 五社壇 (ごしゃだん) 383m
地蔵森 (じぞうもり) 348m
平成16年3月23日 曇り 時々 雨

五社壇(左)と地蔵森(左)
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 阿武隈山地の山で以前から気になっていた山がありました。 福島県新地町と宮城県丸森町にまたがる『五社壇』です。 以前に妻と歩いた鹿狼山の北隣に位置する山です。
 五社壇の名前からして昔から信仰を集めていた、曰く有りげな山です。 地形図を眺めて登山道を探していましたが、『T教官のかわいい山』に登山記事が載っていて、俄然、登山意欲が沸いていました。

 その後にインターネットで登山記録を探してみると、T教官と別ルートで福田峠から登られた人がおり、隣の地蔵森と福田峠から2山を続けて登ることが出来そうでした。
 しかし、福田峠から五社壇へのルートは廃道化して不明瞭なようで、道が分らずひき返した登山者のレポートがあったりして、結局はT教官の鈴宇峠ルートに決めて新地町に向いました。 


鈴宇線から林道へ
 今日は曇り空に時々小雨の降る天気で、宮城の山は何処も天気が悪そうです。 鈴宇峠手前の林道に着くと、立派な舗装道路の工事中で、「ふるさと林道・鈴宇線」とあります。 鈴宇峠の少し北側で丸森町と繋がるようですが、ちょうど県境の尾根で通行止めになっていました。

 地形図にある枝道を探すと県境の100mほど手前にコンクリート舗装された道があり、これが林道に繋がっているようです。 車で上がってみると、200mほどで未舗装の古い林道になりました。 軽四駆なら上部まで走れそうですが、道幅が狭く駐車場所もありません。 鈴宇線まで戻り車が通らないのを良い事に車道に車を置いて歩きましたが、開通後は駐車場所を探さないといけないようです。

 林道は杉の植林に使われているのか、轍の跡があります。雑木林の中をジグザグに登って行きますが、今の時期は木々の隙間から景色が望められ、雰囲気の良い道でした。 夏場に草が繁ると歩き難くなるかもしれません。


雰囲気の良い林道。

林道から入る

尾根道
 しばらく歩くと山頂にのびる主尾根に出ます。 西側に眺望が開け宮城側の林道工事の音が聞えます。 T教官はここから尾根上を登ったようですが、笹がうるさく道も歩き難そうだったので林道の終点まで歩くことにしました。
 林道の終点は車が辛うじて方向変換できる広さがあり、縦に3台ぐらいは駐車できそうです。 まぁ、ココまで車が上がれたときの話ですが・・。

 その先の道は、急に狭くなり杉林の中に続いています。 一旦広い場所に戻り、付近の土手から上がれそうな場所を探して杉林の中に入ります。 土手を上がってしまえば、目の前に尾根が見えるので、まっすぐ尾根まで進みます。
 尾根は東側が杉林、西側が雑木林になっていて、その境界に沿って登って行きます。 踏み跡は有るような無いような?でも、明るく歩き易いので迷う事は有りません。 さほど急な坂もなく、尾根づたいに歩いて行くと、間もなくで山頂に到着しました。
 歩き始めて約30分ほど、林道から杉林に入って10分弱ですから、山歩きとしては些か物足りない感じでしょうか。


山頂手前の道

五社壇山頂
 山頂には石祠を挟んで四つの石碑が並んでいました。 周囲に狭いながら広場があり、祭事が行われたのか、榊がペットボトルの花立に入っていました。 周囲を探しましたが三角点は有りませんでした。
 五社壇は、白山・羽黒・羽山・山王・牛頭天王の5つの神社が奉られていた事から名付けられたと云われています。 また、平安時代に安倍氏と源頼義が戦った古戦場で、五社壇は安倍氏の守り本尊として建立されたとも云われていますが、定かではありません。

 私が歩いた道の反対側に山頂から下る踏み跡がありました。 もしかしたら、こちらが本当の登山道かもしれませんが、今回は調査しませんでした。 帰りは登った道を忠実に下って25分で車に戻りました。 途中でフキノトウを見つけ10個ほど取って来ましたので、夕飯にフキノトウの天ぷらが食べられそうです。


いっぱい清水

福田峠手前の入り口
 五社壇を下りてから山の麓を周り、北側のる福田峠に車を走らせます。 次の目的地は、北隣の地蔵森です。 峠の手前にある「いっぱい清水」は、「日本一おいしい水」として知られ、今日も3人ほどの人が順番待ちをして水を汲んでいました。 私も水筒の水を補給して福田峠に向います。

 福田峠の手前に右折する道があり、曲がると馬頭観世音の石碑があって目印になります。 ここから歩いても良いのですが、楽をして行ける所まで車で入ることにしました。


馬頭観世音の石碑

地蔵森神社の鳥居
 ゆるいアップダウンの林道は狭くて対向車が来たらすれ違う場所はありません。 しばらく進むと左手に山頂方向に鋭角に曲がる三叉路に出ます。 大きく左折して(普通車は切り返しが必要です。)、くねくねと上がると間もなく赤い鳥居がありました。 鳥居には『地蔵森神社』と書いてあり、鳥居の脇に数台駐車可能な広場があります。

 鳥居をくぐって歩き始めると杉林と雑木林の間に登山道(参道)が続き、緩やかに登って行きます。 約5分ほど歩くとあっけなく山頂手前の広場に着いてしまいました。 斜面の上部に木造のお堂が見え、山頂のようです。 この広場は桜の木があって、花の季節になると里の人達が花見に訪れるのではないでしょうか。 綺麗に刈り払いされ、シートを広げて休みたくなってしまいます。


神社への参道

地蔵森山頂手前の広場

 山頂のお堂は立派な瓦屋根にトタンの壁がちょっとチグハグな感じです。 多分檀家の人達が寄付を集め少しづつ手を加えているのでしょう。 お堂の中には八体の地蔵様が納められていました。

 三角点はお堂の裏手にあり近くの木に小さく『地蔵森348m』の標示板が付けてありました。 お堂の手前にはスイセンが並んで植えられていましたが、やっとツボミが膨らんできたところ、暖かい日が続けば咲くかもしれません。

 眺望はあまり良くないようで、広場の先に相馬港にある火力発電所の煙突が見えるくらいです。 眺めとしては鳥居手前の林道に開けた場所があり、広く太平洋がを眺めることができます。 
 帰り道を歩いていると、雪がちらついてきました。
 やっぱり寒いな〜 


地蔵森神社

地蔵森神社内部

コースマップ
 
2004
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