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宮城県亘理町 黒森山 (くろもりやま) 255m 平成16年3月23日 曇り 時々 雨
 黒森山は、亘理町と角田市にまたがる山で、四方山の北隣に位置する山です。 宮城県に16ヶ所ある一等三角点の1つがありますが、地形図には、三角点の記号と225mの標高が記載されているだけで、山名は記載されていません。
 麓からの登山道がない山でしたが、四方山から踏み跡が通じていました。 半分は藪と雑木林の道で、道標もまったくありませんので、注意が必要です。

 四方山へは山元町と角田市を結ぶ県道247号線・明通峠から山頂まで舗装された林道が通じています。  また、四方山は、山頂周辺に桜の木が多く、花見の名所としても知られています。

←写真は四方山 

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 地蔵森で昼食を取り亘理町と角田市の境にある四方山に向ったのは午後1時40分を過ぎていました。
 新地町から国道6号線を北へ、山元町太平から国道247号線に左折して明通峠に向います。 明通峠手前の道標に従い舗装された林道を、四方山山頂へ。 山頂には大きなアンテナが麓から目立つ対空通信所と2階建ての立派な展望台がありました。
 四方山に到着し準備をはじめたのが2時20分ころ、チョット遅い出発時間になってしまいました。

 散歩に来ていたご夫婦に道を尋ねると 『一周しても10分ぐらい、山頂は直ぐそこですよ?』と、登山靴にスパッツを付け、大きなザックを背負った私に、不思議そうに話されました。 『山頂から別の山へ行くんですよ!』と、心の中で返事をして出発しました。


四方山展望台
 まず四方山展望台に上がり周囲の地形を眺めます。 太平洋が一望できる360度の眺めです。 目指す北側の尾根は木々が繁りどれが黒森山かわかりません。 たぶん杉林の奥にある小さなこんもりとした森でしょうか。

 下の広場に戻り北端の東屋に向いました。 東屋からも黒森山周辺が見えますが、そこまでの尾根は雑木林が邪魔をして見る事が出来ません。

 東屋から北側の斜面を下り周囲の笹薮から中に入る場所を探します。 ちょうど松の丸太が置いてある所から藪の中に入れるようです。 入ると言うより突入すると言ったほうが良いでしょうか。


展望台から亘理の海を見る。

北端の東屋

東屋から斜面を下る
 
 笹薮の中に1歩入ると、しっかりとした踏み跡があり、道が下方に続いています。 笹薮の急斜面をかき分けて下ると、間もなく藪が終わり周囲は雑木林に変わります。 急な下りは笹薮の所だけでした。
 尾根に沿った緩いアップダウンの道が雑木林の中にも続いています。 小枝がうるさいので、払いながら時にはしゃがんだり木を迂回したりして進みます。 やがて東側の崖下に林道が見えますが、四方山から山元町に続く「一の坂林道」で、合流する道ではありません。

丸太を越えて

足元に道が見える

真中に道が・・
 
  雑木林が再度笹藪になり、倒木を越えると間もなく杉林に抜けます。 杉林の境界に赤い杭が2つ並んであり、帰りの目印になります。 杉林になるとハッキリとした歩き易い道になりました。 やはり、尾根を忠実に辿る道で、はじめは緩やかな坂道でしたが、途中から急な登りになります。

 正面に小さなピークが見えますが、黒森山ではありません。 ピークに至る細い踏み跡に間違って入らぬように、ピークをトラバースして進みます。 小ピークを過ぎた所にピークまで北側からの道がありましたので、帰りに間違って上らないように目印の枝を置きました。 杉林にはもう1ヶ所尾根を外れて下る道があります。 ちょうど笹薮を抜け小ピークまでの途中なのですが、帰りに間違わないようにそこにも目印を付けました。


杉林の境界

獣の跡?

杉林の尾根道
 小ピークを過ぎてからも杉林と雑木林の間の平坦な道が続きますが、やがて道は東側に右折して雑木林の斜面へ曲がって行きます。杉林は尾根を外れて下って行きますのでそちらに行かないようにします。 雑木林になって150mぐらいでしょうか? ふと尾根の斜面を見上げると青く塗られた短い柱が見えます。 尾根に上がってみると、そこが黒森山の山頂でした。

 山頂はススキの繁った小さな広場?で北側斜面が刈り払いされ、阿武隈川や岩沼市から大河原町まで眺める事が出来ます。 一等三角点は角が欠けていますが他の三角点より一回り大きく、隣に『一等三角点 黒森山』と書かれた杭がありました。 青い柱と思ったのはコンクリートの土管を立てたもので、ペンキで青く塗られています。 何の為にあるのでしょう? 山頂の場所を見付け易くするための目印でしょうか?


おや? 山頂?

黒森山、山頂

一等三角点
 
 予想していたよりスンナリと黒森山まで歩く事が出来ましたが、夏草のない時期だからかもしれません。 山頂周辺もススキが繁っていれば分らないでしょう。 四方山から約30分の小さな冒険の旅は、普段の山歩きでは得られない大きな満足感を与えてくれました。 深い山塊の不明瞭なルートと違い、周囲の状況が見えるので迷っても麓に下りられる安心感もあります。
 

 帰りは来た道を戻ります。 杉林の枝道に気を付けて尾根から外れないように歩き、25分で戻れました。 四方山の東屋で今日の山歩きを思い返し、薄暗くなった空を眺めながら飲むコーヒーは格別の美味さ。
 冬の時期だけ味わえる里山歩きの楽しみ・・やめられませ〜ん。


展望台から見える黒森山(中央の杉木立)

四方山から黒森山へのコースマップ

山頂から北の眺望・阿武隈川
 
2004
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