宮城県七ヶ宿町 野沢倉山(のさわくらやま) 639.22m 平成21年12月15日 
晴れ

 

【参考コースタイム】

道の駅ありや〜5分〜木喰上人輪海の碑〜50分〜四等三角点〜5分〜野沢倉山

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七ヶ宿町   七ヶ宿ダム
 有矢山を下山後、小梁川をはさんだ東隣にある野沢倉山に登りました。 野沢倉山は平成5年に新設された四等三角点のある山ですが、登山道がありません。 周囲をダム湖の入江と沢に囲まれているので国道113号線に面した南尾根しかアプローチできないようです。 
 いままで登った話を聞いたことがなく、ネット検索でもヒットする情報は皆無でした。 里山文庫にリストアップしていた山で、かねてから有矢山とセットで登って見ようと思っていました。

 南尾根が七ヶ宿ダム湖に下った所に駅ビューランド「ありや」(名前が長いので以後は、道の駅「ありや」とします。)があります。 点の記によると道の駅「ありや」から送電線の巡視路を利用して尾根沿いを登って行くようです。 地形図で見ると等高線の幅が広いようなので楽に登ることが出来るでしょうか? 

野沢倉山

 稲荷神社から国道113号線を白石方向に道の駅「ありや」まで戻ります。 道の駅「ありや」は、七ヶ宿ダム湖畔にあり目の前に広がるダム湖を眺める絶好の場所で、名物の77m噴水が目の前に上がります。 広い駐車場に売店やレストランがありますが、早朝に通過したりするので利用させていただくのは、いつもトイレでした。 m(_ _)m 
  

道の駅ありや 登山口

 国道の向かいにお馴染みの巡視路看板を発見! おっと、その前に駐車場から先ほど登った有矢山の写真を撮りましょう。 小梁川の奥に聳え立つ姿が素晴らしい! あそこを登ったのか・・・、などと断崖の山頂を眺めてしまいました。
  
木喰上人輪海の碑 集められた石碑や墓石
 
 国道沿いにある看板の指示に従い、手すりのついた巡視路を登ります。  斜面を登った折り返しの広場に墓石が集められていました。 たぶんダム湖に沈んだ渡瀬集落の無縁仏を集めたのではないかと思われ、隣には木喰上人輪海の碑と書かれた標柱と石仏がありました。 標柱には『旅僧木喰上人輪海が渡瀬養源寺に立ち寄り「南無阿弥陀仏」と刻んだ石碑』と書かれています。 この石仏も水没した寺から移設されたようです。
  
尾根ルート 浮石の急斜面

 標柱の後方にある巡視路を100mほど登ると関線19番鉄塔に着きました。 鉄塔の所から北側の斜面を登ろうと思いましたが鉄塔建設で削られた急斜面なので、少し戻った石祠の所から入り、落ち葉の積もる斜面をジグザグに登って行来ます。 小ピークに着くと、尾根に沿った踏み跡が現れました。 せっかく登ったピークから急降下して鞍部に降りると、緩やかな登りになります。
 尾根上は少し広くなっていて進路に迷うことなく登ることが出来ます。 でも、普通の登山道のように歩きやすいわけではなく、倒木や茨を避けながら歩くのは藪山として当然の事です。

 木々の間から先ほど登った有矢山のシルエットを眺めながら、このまま楽に山頂まで行けるかと思ったら次第に登り斜面が急になりました。 地形図に現れない小さなピークを過ぎると落石が堆積した急斜面になります。 平べったい石ですが浮き石になっているので足の置き場を慎重に選びながら登ります。 
  
七ヶ宿湖

 見通しの良い場所で振り返ると、七ヶ宿ダム湖を見ることが出来ました。 登ってきた尾根の下に道の駅「ありや」の建物も確認できます。  

 浮石地帯の上部は木の枝がうるさい藪で、歩きやすそうなルートを選んで登ります。 浮石地帯を過ぎても小枝をかき分けて進む藪が続きます。 帰ってから点の記を読み返すと『保安林で伐採は届け出が必要』と注意書きがあり、三角点設置時もあまり枝払いや伐採をしなかったようです。
     
三角点 古い定石

『もうすぐ山頂かな?』と、3〜4回だまされて(笑)、やっと藪の中に白い杭を見つけました。 斜面の途中に丸いプレートの軽量三角点が設置してあります。 しかし、尾根はまだ続いていて山頂はもう少し上部のようです。  三角点は山頂の手前に設置したようですね。
 奥に続く踏み跡を辿って行くと林床に三角点より立派な定石がありました。 野沢倉山の山頂は定石からさらに50〜60m奥の一番高い所にしましょう。 周囲は木々に囲まれた藪になっているので眺めの悪い山頂でした。 

 少し雪がちらつき始めたので、休まずに帰りましょう。
 下山は登ったルートを忠実に戻ります。 浮き石に足を取られないように気をつける事と、中間より下にある右手に誘われそうな尾根を注意すれば大丈夫でしょう。 最初に登った小ピークは登らずに左手にトラバースすると木喰上人輪海の碑に着くことが出来ました。  
 
2009 -