最近、ふと思った。
私はPCのパーツを購入し、それを組み立て、インストール作業を行い、すぐにでも使える状態にするというプロセスそのものを楽しんでいるのかもしれない。確かに苦労する点も多いのだが、困難を克服した時の精神的・肉体的な疲労具合と寝付きの良さ(笑)には何物にも代え難いものを感じる。普段使っているPCは安定動作していてくれるマシンと、ちょっとバギーなマシンの2台構成というのも、安定と非安定の両方の楽しさを知っているからなのかな?とも思う。以前読んだ雑誌に「安定して動いて欲しいけど、全くトラブル無しだったらそれはそれでつまらない」という文章があった。あまり一般的ではないかも知れないが、これを書いた人の気持ちがよく分かる気がする。
とまぁ、前置きはこのくらいにして、今回はCD-R Diaryお決まり(?)のPC作成話をしたいと思います。あんまり興味ない人はパッパッと読み飛ばしちゃってください。でも、できれば読んでくれた方が嬉しいかなぁ、なんて。
友人からPC作成を頼まれたので、ウキウキしながらTWOTOP新潟店へ直行する。自分のお金であれば多少の冒険をしてみるところだが、さすがに「動きませんでした。てへっゥ」ではシャレにならないのでちゃんとパーツ選びをすることにする。
友人は「ディスプレイは大きい方がいい」と言うことなので、せめて17インチ、できれば19インチのものを選ぶことにする。今回の予算は20万円(ディスプレイ込み)なので、ディスプレイの価格を5〜8万円とすると残りは約12〜15万円ということになる。
どうもSocket7ベースでついていないことが多い筆者としては、今回は予算もまぁまぁあるのでSlot1ベースのPCを作成することにする。というわけで、今回選んだパーツ類はこちら。
| CPU | intel Celeron 333MHz(Bulk) | 10,800 |
| M/B | DataExpert MVP8691(Apollo Pro) | 12,800 |
| MEM | PC100対応 SDRAM 128MB CL=2 | 19,500 |
| VGA | infoMagic Magic!TNT | 14,800 |
| HDD | IBM DTTA-351010 | 23,800 |
| CD-ROM | AOpen CD940E | 7,500(?) |
| FDD | TEAC FD-235HG | 2,980 |
| MODEM | ViVa56LP-V | 7,800 |
BX互換のチップセット、Apollo Proは冒険と言えば冒険だがBXマザーであろうと動作不良などによる掲示板HELPが多いマザーもある。いろいろと調べてみたところ、あまり聞かないメーカーであるが性能はそこそこであるらしいということで購入に踏み切った。MVPと言う名前は多分サウスブリッジにMVP3と同じVT82C586Bが使われているためだろう。サウンド(YMF715-S)がオンボードである点などからいっても、非常にコストパフォーマンスが良いのではないかと思う。
そのほか特に目を引くのはMagic!TNTの価格の安さではないだろうか?リテール品でありながら14,800円である。しかもMagic!TNTは最初からチップ冷却用のファンが標準でついているので熱い熱いと巷で騒がれているRIVA TNTの発熱による誤動作の心配もない。確かに素っ気ないマニュアル、どう見てもLeadtekのOEMと分かるBIOS画面、趣味の悪いパッケージ(笑)など多少不満の残るところもあるが、価格性能比で考えればかなりお買い得なのではないだろうか?他にもGallantの1万円以下で買えるTNTなどもあるが、冷却ファンが付いてないので選択外である。安いんだけどねぇ(^^
パーツの選定が終わったところで、マウスやキーボードなどの小物も合わせた合計金額を計算すると約12万円程度だった。金額的には19インチのディスプレイが欲しいところだが、予算オーバーになりかねない。いろいろ見ていたところ、飯山のA901Hというディスプレイが価格的にちょうどいい感じだったので、これを選択する。
早速家に持って帰って組立を・・・と言いたいところだが、さすがに19インチのディスプレイは箱からして大きかった。車に積むにしても、愛車のK10マーチには19インチのディスプレイを積むスペースなんてあるわけがない。いろいろ考えた結果、ディスプレイを助手席に積んで出発することに。何度か左カーブでその圧倒的な質量と容積に恐怖を感じつつ、ようやく家に到着・・・生きてて良かった(笑)。
無事生還した感動に浸る暇もなく、早速作業開始。家に帰って気がついたことは、230Wと書いてあったATXケースになぜかFREEWAY謹製の250W電源がついていたことくらい。でもこの電源、QUIET&COOLと書いてある割にはあんまり静かじゃない気が・・・。
MVP8691は初期状態からキャッシュ付きCeleron(Mendocino)に対応しているので、特にBIOS等を書き換える必要はないところが良い。最初の動作確認ということでFSB66MHzに設定しておく。特に他の部分はいじる必要はない。ケーブル類を接続して電源ON・・・珍しく1回でBIOS画面が表示されたが、どうもFDDとHDDの1ピンを間違っているらしく、HDDのブートエラー表示までたどり着けない。すぐさまHDDとFDDのコネクタを逆にして再起動するとOSが入っていないというブートエラー表示、ちゃんと認識されてひとまず安心する。
続いてHDDの領域確保、フォーマットを行い、Windows98のインストールを行う。インストール自体は非常にスムースで、エラーなども全く起きなかった。ただ、Celeronにつけてあるヒートシンクファンがなぜか動作しておらず、BIOSの警告音(多分CPUのオーバーヒートだと思う)が出たときにちょっと焦る。ファンを指で突っついてみたところ、何の異常もなく回りだしたがヒートシンクに誤ってふれてしまい、指を火傷しそうになる。ファンが回り出して1分くらいすると警告音も消え、ヒートシンクの温度もほんわか暖かい程度まで下がっていた。ヒートシンクファンの偉大さを痛感する一騒動だった。
Windows98のインストールが終わったところでVIAチップ用のパッチやドライバーをインストールする。続いてMagic!TNTのインストールを・・・と思ったが、どうも上手くいかない。PnPの検出はできるのだが、ドライバーをインストールして再起動すると、警告が出てインストールをやり直すようにとの趣旨のメッセージが出てVGAモードでしか起動できない。これはBIOSレベルの問題だな・・と思い、BIOSを覗いてみるとAssingn IRQ For VGAの項目がDisableになっているのでこれをEnableに変更して再起動をかけると、ドライバのロードも正常に行われるようになった。このことは私が良く見に行っている掲示板でも以前に話題になっていた話題であり、日頃からこういった類の掲示板を見ていると役に立つことが多いなと一人で納得する。
その後、連続運転試験や高負荷テスト(3Dゲームなど(^^)を行ってみたが、特に問題もなくApollo Proというチップセットの素直さにこれまでのVIAに対する不信感というものが多少取れたような気がする。ただ、BIOSでIDE HDDの自動検出を行っているとDTTA-351010がMode4でしか認識されず、自動検出を切るとちゃんとUDMA2の表示が出てちゃんとUltra-DMAで動作するようになるという不可解な現象もあったが、Windows98の動作は非常に安定しており実際にDirect3Dゲームをしてみた限りではMagic!TNTの画面描画も非常に美麗で、全く問題ない。
同時に購入したiiyama A901Hについても、あまり大きな不満はない。ただ、今まで使っていた非平面ディスプレイと比べると画面がフラットなため多少の違和感があるが、慣れてしまえばこちらの方が疲れにくそうで良い感じ。自分用に使っているディスプレイ(富士通ゼネラル DM-1701FG)と比べるとさすがに「天と地と」と言った感じ。やはりディスプレイにはお金かけた方がいいということを痛感する。
問題点はBIOSでの温度表示がどうも上手くいかない点くらい。どうもCOOLTIUMのCeleron用ファンを接続すると、実際の温度とはかなりかけ離れた値が表示されてしまう(-21℃とか)。しょうがないので温度測定機能の無いCPUファンを接続するための温度センサを同時に接続してみたところ(MVP8691にはこの専用センサと接続用の端子が用意されている)、温度表示が4〜5℃あたりに落ち着いた。このことから考えるとCOOLTIUMの温度測定用のラインを切断し、温度センサのみを生かせば温度表示が25℃あたりになるのでは?と思ったが、さすがにファンが動かなくなったりしたら困るので今回はこのままにしておくことにする。表示温度が多少低くとも多分リニア特性は変わっていないはずなので警告レベルを-20℃すれば実使用上は特に問題ないはず。それにしても4℃って・・・なんだかペルチェ使ってるとか思われそうで(笑)
以上、CD-Rとは非常にかけ離れた話題でしたが、これからSlot1ベースのマシンを安価に組もうという方には結構有益な情報なのではないでしょうか?
個人的な意見として、今回触ってみた感じではMVP8691は以外と使えるマザーです。ただ、PCIスロットの数が少な目なのでVoodoo2のSLI等を考えている人には多少つらいかもしれません。あとメモリカウントがもうちょっと速ければ言うこと無しなんですが・・・(笑)
-- 関連リンク --
TWOTOP(http://www.twotop.co.jp/)
intel(http://www.intel.co.jp/)
DataExpert(http://www.dataexpert.com.tw/)
VIA(http://www.via.com.tw/)
infoMagic(http://www.infomagic.co.jp/)
IBM(http://www.ibm.co.jp/)
AOpen(http://www.ibm.co.jp/)
TEAC(http://www.teac.co.jp/)
iiyama(http://www.iiyama.co.jp/)
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