第29節 大分−札幌(大分市営陸上競技場)

大分
前半
後半
合計

 ★得点シーン★
前半29分 大分1−0札幌
 雀の左CKから、コンサDFにあたったこぼれ球を塩川が鮮やかにオーバーヘッドキック。キックを受けたのか、しばらくコンサの選手(誰だったか確認できなかった)がピッチに沈んでいる姿がこの試合のコンサを象徴していた。
後半7分 大分2−0札幌
 再び雀の左CKから、神野がヘディングで合わせる。


 やる気があるのは岡田監督(と一部の選手)だけ?

 大分に乗り込む時には、「どう考えても3月の開幕戦ほどぶざまなシーンを見ることはないだろう」と考えていた。3月の試合は金をとって見に来てもらおうという、公的資金を導入してまで救済しなければならない「プロ集団」の試合とは全く異質のものだったからだ。
 確かに、メンバーを大幅に入れ替えて臨む第一戦とはいうものの、コンサのプレーには、3月の開幕戦当時より改善されている部分は随所に見られた。しかし、緒戦、3月の時点と比べての話し。この半年で優勝争いを経験しながら大きく成長した大分の選手との実力差は、0−2というスコア以上に開きがあった。

 3月の開幕戦と比べ、大分が最も成長したのは攻撃面だ。結果こそセットプレーがらみの2点だけだったが、いずれも、コンサが苦し紛れにボールを外にはじき出した結果生まれたCK。それを生み出す起点となったのは、ウィル、神野という2人のFWの積極的なドリブル突破だった。この日の2人はかなり調子は良さそうには見えたが、それにしても、あそこまでいいように突破されるコンサDF陣は一体何をやっているんだ? 名塚がいなければお前らは何もできないのか? と声を荒げたくもなる。何度もサイドから中央からといいようにDFラインを破られ、崩されまくりながら、2失点でおさまったなあ、と思うほどの惨状だった。(2失点でおさまった最大の理由は洋平の好セーブ)
 3月の大分には、守備面での安定性と小気味良い押し上げはあったが、攻撃面での威圧感は感じられなかった。それだけ成長をしたという証だろう。

 この際だから、コンサの選手の方がパスの精度が悪いとか、トラップが下手とかキープ力に欠けるということについてとやかく言うのはやめる。少なくとも私の目にはそう見えたが、それはどうでもいい。
 問題なのは、選手の気持ちだ。やる気がない、とは思いたくないが、攻め方が消極的。すでに来シーズンのJ1昇格は絶望的。今のコンサには、内容が伴わない白星など不要だ。必要なのは、相手DFがどんなに守備を固めてきても点数をもぎ取ることができるようにするための積極的な姿勢だ。相手のいないスペースを有効に生かし、時には相手に1対1の勝負を果敢に挑み、相手の攻撃はオフサイドラインを高めて対応する。そういうアグレッシブな姿勢を養うために、多少の失点(あんまり多いのは困るが・・・)を恐れることなくアタックを続けて欲しいのが、何をビビっているのだろうか。そもそも、1対1で勝てないのも、(味方のフォローがないこともあるが)、積極性に欠けるからだと言っても過言ではなかろう。

 ウィルや神野は、攻撃面だけでなく、守備でも、最前線からきっちりプレッシャーをかけに走ってきて、バックパスを繰り返すコンサDF陣をあたふたさせている。一方、コンサといえば、暑さ(10月とは思えないほど蒸し暑かった。最高気温は32.8度まで上がった。真夏日やん(^_^;;; )で体力を消耗しないようにという小賢しい考え方でももったのだろうか、コータの動きが非常に鈍い。深川もコータよりはましか・・・という程度。頑張っていたように見えたのは、ビジュ、一平くらいなもの。ほかの選手は、この二人が果敢に攻めに行っても、相手からボールを奪い取ってもフォローなし。孤立してしまい、相手にまずいボールの奪われ方をして、攻め込まれるシーンもあった。でも、これって一平やビジュがボールを取られたのが悪いと言えるのかな?

 あと、コータもどうもいけないなあ。五輪代表に選ばれる前と比べるとずいぶん情けないプレーをするようになったもんだ。途中、ラフプレー(非紳士好意かな?)でイエローカードをもらった際に、審判に文句をつけにいったが、昨年の天皇杯4回戦の反省がまだ生きてないな。幸い、審判も後追いレッドカードを出さなかったから良かったようなものだが、プロなんだから、自分が1試合でも多く試合に出られるよう、もっとクレバーにならなくてはダメ。
 コータ周辺ではセレッソ大阪がオファーをかけてくるなど雑音は高まるばかり。さらに気になるのが回りのコンビネーションの悪さ。このままだとコータ退団に向けて事態はこのまま動き出していくんだろうか。コータが出て行くというのなら、相手チームに最低でも1億5000万円は積ませろ<HFC

 前節の新潟戦の敗北の後、岡田監督は「ショック療法が必要だ。選手を変えるか、監督を変えるかしか方法がない」と発言。一部マスコミはこれを「辞任へ」と報道した。しかし、今日の試合を見る限りは、今のチームに必要なのはどっちなのかは明白。コンサには臆病者など不要だ。過去の功績には感謝は惜しまないが、サポーターも「不毛な攻撃しかできない人間はチームを去れ!」と鬼になって言う時が来たようだ。

 さて、大分サポーターにとってはたまらないショーとなったこの試合。だが、試合が終わった後の札幌サポーターはそれなりに前回の問題点を克復して大分を去りました。

1)コール

 前回は(悪気はなかったのですが)大分サポーターからエールをいただきながら、聞き漏らしてしまい、交換を忘れてしまいました。あまりの試合内容のふがいなさに凹みっぱなしの札幌サポーターですが、「エールが来たら交換するぞ」という体勢だけは今回は整えておりました。総勢15人程度と何とも寂しい応援隊でしたが(って大分まで旅費十万円近くかけて来ることができるサポーターはほんの一握りです。ましてや消化試合。仕方ありません。よく集まった方ですよ)何とか前回の罪ほろぼしができたようでほっとしております

2)サポーターとの交流

 前回は、2002年日韓W杯に向けたイベントのため、直前になって、サポーター同士の飲み会は中止となりましたが、今回は、翌日に試合を控えた鳥栖、大宮サポーターを交えて総勢40人近くで大宴会となりました。試合場ではまあいろいろありますけど、こうやってサポーター同士交流を広げる機会が持てるというのはとてもいいことですね。話によると、大分のホームゲームではこのような会は毎回のようにもたれるとか。札幌の場合、なかなか適当な会場がなくてこうは行かないんですけど(「牛や」はコンササポでびっしりのことが多いようですしね) いろいろな人と話す機会が持てました。中でも印象的だったのは、熱烈な鳥栖サポでもある週刊サッカーダイジェストのライターである森雅史さんの話でした。フューチャーズが財政破たん、サガン鳥栖を立ち上げ、サポートする際の苦労話などいろいろ聞かせていただきました。

 森さんからコンササポに一つアドバイスがありました。それは「岡田監督の去就については、サポーターが何らかの意思表示をすべきだ」ということでした。現在、岡田監督に辞任を求めるファンが若干出てきておりますが、多くのサポーターは「まだその話は早過ぎる。シーズン終了後にしよう」という空気が流れているのではなかろうかと思われます。しかし、森さんは「サポーターが岡田監督に来年も指揮を取ってほしいと思うなら、そう意思表示をすべきだ。彼の性格からすると、自ら身を引いてしまう可能性もある」と、サポーターが積極的に意志表示するべきだと話していました。
 おそらく、サポーターの多くは「もう一度挑戦してほしい」と思っているだろうと私は考えています。私は今年はホームゲームには出かけられませんが、賛同してくださるサポーターの方の行動に期待しています。
 何分だらしないのは、選手の精神面。J2でも客足が落ちないということにあぐらをかき、チームの財政破たん(=即刻クビ)に対する危機意識があまりにもない。あと7試合。これ以上ふがいない試合を見せているとミーハーファンは確実にスタジアムを去りますし、コアなサポーターは全員に解雇宣告を出すことになるでしょう。もっと死ぬ気でやってもらいたいものです。

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