第7節 ファンサイトなのだから…
今回は、コンサとは直接は関係がないかもしれないが、「コンサ系最強リンク集」の構築を目指している私なりのwebサイトに関する思いをちょっと語ってみようと思う
現在、弊サイトのリンク集には300件余りのコンサ系サイトが登録されているが、私が見てきたコンサ系サイトは、ちゃんと数えたわけではないものの、その倍は存在する。日々新しいコンサ系サイトが生まれては消えていっている。まあそれは、コンサ系に限らず、webサイトという世界ではもはや日常茶飯事とも言える風景だが、ともあれ、誰よりも多く、多種多様なコンサ系サイトを見続けてきた、という自負はある。
よく「webサイトを作るのは簡単だが、それを維持するのは困難な作業である」と言われる。私の経験からしても、最初にサイトを立ち上げたときや、新しいコーナーを設けるときというのは、少なからず楽しい気分を味わえるものなのだが、それをマイナーチェンジさせたり、補足したりする作業というのは時に苦痛に感じることもある。そして、人によっては数ヵ月かもしれないし、1年、2年後かもしれないが、何か、サイト運営を続けていくにあたって「壁」みたいなものを感じることは、長年サイトを運営してきた人なら誰でも一度や二度は味わっているのではなかろうか。私の場合、常に壁にぶち当たりまくっているが(^^;;;
また、学生なら受験、就職活動、あるいは社会人デビューでこれまでの生活リズムが激変したり、あるいは社会人でも転勤、結婚などで、これまでのような感覚でサイトの更新を続けるのが困難な状況に追い込まれることは決して珍しくはない。その結果、更新停止に追い込まれ、そのまま放置されているサイト、というのは意外に多いものだ。単に弊サイトのリンク集にまだ加えていないだけで、そんなコンサ系サイトは山ほど存在する。
個人の趣味の範疇で作っているサイトなのだから、更新がいくら止まろうが、誰に責められるものでも、その筋合いもない。また、一度更新を止めてしまうと、なかなか再開への踏ん切りがつけられずにずるずると日々が過ぎてしまう、ということになりがちなのもよく分かる。弊サイトの親サイトである「Revenge2001」をご覧いただければわかると思うが、長年更新が止まったままのコーナー、あるいは開設からずっと準備中でありつづけているコーナーは山ほどある。これらを全部更新する時間などとても取れるものではない、というのが最大の理由なのだが、時間的な制約以上に、精神的な問題も大きいのだ。サイトを更新するときには、勢いというのか、気分が乗っていないときはなかなか難しい。時間があっても、その時間を全部、更新作業に注ぎ込めるものでもない。
ただ、常々惜しいことだと思っているのが、この「なかなか更新できない」ということで、変に自分を責めすぎる人が世の中に多いことである。更新作業がなかなかできない状況なのだから、いっそのことサイトを閉鎖してしまおう、と考える人も少なくない。最近では、田渕龍二選手(1997〜2002、現ヴィッセル神戸)のファンサイトの老舗的存在である「りゅうちゃんを応援するホームページ」が、BBS上でサイト閉鎖宣言を出し、少なからぬ波紋を呼んでいる。ご覧いただければ分かると思うが、本当に充実した内容で、更新できないからと言って、ばっさりこのデータを消されてしまうというのは、田渕選手ファンはもちろん、コンササポにとっても大変な損失だと思われる。もちろん、管理人さんには管理人さんの都合(プロバイダー解約を検討中なのだとか)もあり、これまた、他人がとやかく言える義理はないのだが、「更新はできなくても構わないから、このまま、無料レンタルサイトにでも残しておいてほしい」と願うのは私だけではあるまい。
新しい情報を次々と発信してくれるサイトが見ごたえがあり、多くの閲覧者を集めることは論を待たない。ただ、過去にそうやって頻繁に情報を発信してくれていたサイトというのは、更新が止まった後であっても、それはそれでなかなか面白いものなのだ。もちろん、そこにある情報の質が高いことが条件だが。さながら、古寺や遺跡を巡りながら、往時に思いをはせているようなものであろう。それだけに、更新が出来ないのは仕方ないとして、「だから閉鎖する」という結論をそう簡単に下してほしくない、という気持ちで一杯である。そうしているうちに、また更新できるような環境が整い、運営が再開することだって、絶対にないとは言えないのだし…
サイト運営にあたって、色々と議論になる問題の一つに、リンクに対する是非というものがある。
私は常々、リンクというのは、そのサイトの運営者が、web上にあるさまざまなサイトのうち、自分が張りたいというところに、張りたいようにリンクをしても良いものだ、という考えでいる。弊サイトは、「完全リンクフリー」として、トップページに限らずどこにでもリンクを張っていただいて構わない、と宣言しているが、これは本当は、web上でオープンにしているすべてのサイトに当てはまるべきものだ、というのが私の持論ではある。もし、不特定多数の人間に読まれて困るような内容であれば、パスワードを設けて仲間内の人間以外は出入りが出来ないようにすべきで、それをしていない、つまり、誰にどう読まれても文句を言えない状況にデータをさらしておきながら、声高に「リンクフリーではありません」「無断リンクはお断りします」と宣言するサイトには、かなり違和感を覚えるのが正直なところだ。
このような私の気持ちをもっともよく代弁してくれているのが、FC東京のファンサイトとしては有名な「FC東京中華思想」内の「No More 『リンクフリーではありません』!」というコーナー。サイト管理人のミネ氏は「『リンクフリーではない』ことを宣言することは、リンクを張ろうとする者の表現の自由を犯すことであり、脅迫行為に近い」とまで断罪している。
弊サイトの場合、先方の管理人さんに不快な思いをさせてまでリンクを張りつづける気はないため、リンクフリーではない、というサイトに対してはメールなどで一報を入れてからリンクし(メールの返事がなければ、問題なしと見做し、リンクしている場合はあります。忙しくて返信できないことなど多々あるでしょうから)、場合によっては、リンク対象から外し(そういうサイトもございます。残念ながら…)、また、リンクを外してほしいという要望には速やかに応じてきた。
弊サイトが目指しているのはコンサ系サイトが世の中にはこんなに沢山あるんだ、ということの具現化である。もちろん、作る以上は、ここを訪れてくれた皆さんの役に立てるリンク集にしたい、という思いはあるが…
ただ、その過程において、「リンクをしましたよ」という報告をすることが、「こっちからリンクしてやったんだから、お前もこっちにリンクしろ」と半ば強制しているように感じられ、ついついリンクをした、ということの報告をこれまでおろそかにしてきたのも事実。「あれ、いつのまにリンクされちゃったよ」という人も多分少なからずいると思うのだが、出来ればそういう私の気持ちをご理解していただければ、と思う。
まあ、さすがに総リンク数が300件を超えたことだし、もう慌ててリンク先を勢いよく増やし続ける必要もなくなりつつある。今後はできる限り、リンクをした、という報告はしていこうと思ってはいるが、それでも、「相互リンクをお願いします」という申し出だけは私にはできない。もちろん、弊サイトにリンクをしていただけるのはとても光栄である。結果として相互リンクになるのは大歓迎である。ただ、リンクを張ってもらえる、ということは、「このサイトを、先方で認めてくれたんだ」という証だと思っているので、その認証という作業に、余計なものを差し挟みたくない。それだけだ。弊サイトのことを認めてリンクしていただけるのも、「趣味があわない」とリンクを敬遠していただくのも構わないのだが、半ば強制されたかのように嫌々リンクを張る、というのだけは勘弁してほしい。それはお互いにとって不幸なことだと思うから…
執筆 2003年4月25日