サラサラサラサラ







クルン

サラサラサラサラ







クルン

サラサラ

「おい、飽きないのか華蓮(かれん)」

「う〜うん、あきない。」

華蓮は振り返りもせず答えた。

カレンは私の娘である、そろそろ数え年で十にもなろうか。私と妻は昔からの約束で

華蓮が8の時から順番を取りながら色々な所を旅行している。華蓮は学校があるという事と

友達などの関係で一箇所に住ませた方がいいだろうという事でこの様な大事を取っているのだが

私自身自分で設計した家を動きたくは無いのだ。華蓮は私と妻が交代ごうたい面倒を見ているので
特に寂しい気もしないようだし、もっともこの年になれば親が目障りに成るだろうからちょうど
いいのかもしれない。
仕事柄どこにいてもノート一つで仕事できるので特に資産にも困らないし数年働かなくても
裕福に食べていけるだけの蓄えもある。金銭面で困難に立ち向かう事はよほどの事が無い限り
ないだろう、と言うのも妻の家系が財閥に繋がっているのでそこからいつでも仕事がもらえる
のである。華蓮はそんな事を知ってか知らずか元気に暮らしている。
「華蓮、わたしはもう行くよ?書斎に篭ってばかりでは体に悪いからね」
うんうん、と首を立てに二回振る華蓮は私の事を見ていなかった。
そう、この書斎に置いてあるあの砂時計だけが彼女のお気に入りなのだ。数多くある
旅行土産の中でも私が感慨も無く取り上げて自分の書斎に置いてあるこの砂時計が今まで
渡したどんな手土産よりも夢中になれるというのは判断に困る所であるが砂時計を書斎に置いている
限り最低一度は華蓮をみかけるので置いたままにしてある。
しかし・・あの砂時計の一体どこか良いのやら。


バタン


と閉まり、静寂が回りに訪れる。昼過ぎの平和な書斎、電気が消された今太陽の光は遥か上空にある
(といっても3mほどだが)窓から差し込んでいるだけでそれが直接砂時計を射す様はまるで
博物館のようだった。幾重にも重ねられた本たち、本棚に囲まれてついになるソファーの長いすに
寝そべり真中にある低いテーブルにのる砂時計をじっと見ている華蓮。
「まだかなぁ・・・」
眠そうにつぶらな瞳を輝かせ、これから起こる事に期待している華蓮。


ドタ


急に力が抜けたように横たわる華蓮の横にはひっくり返したばかりの青い砂の砂時計があった。

「また真っ暗なのね、こういうのをお母さんに言わせると単調なカーテンレースの様な
っていうのよホストさん。」


まだ目の慣れぬ暗闇の中で華蓮はそう一言つぶやいた。


パンパかパーン!!どこかで鳴り出すファンファレー、いや実際は競馬場で鳴らす
開始の音楽なので選曲は上品とは言いがたいがそれに伴い何所からか差し出す
スポットライト、的を決めかねて右、左と華蓮の目は忙しかった。


バンッ!という終わりの音と共に停止するスポットライトその先に照らし出される
仰向けのシルクハット。
「あら、今日はちょっと違う手品なの?」

静寂が場に戻る、頬杖をついて座り込む華蓮は期待の目で帽子を見ている。
『や、こういうのもいいだろう?』
「きゃーーー!!」
『うわぁ!』
飛びずさる華蓮につられ後ろにひく人物の陰。

「急に後ろから肩に手を置かないでよ、びっくりするでしょ!」

『まぁ、そんなに声を荒げなさるなってウサギさん、狐たる者標的の背後ぐらいは
取るものさ。今日の教訓:』

「兎の耳を被ってるのは貴方じゃないの狐さん?」

『あれ、本当だ・・はい!君がこれをつけて・・ぼくは・・えっと・・
あった、これこれ、これで狐だね』

「今日の教訓:三つ子の魂百まで。 どこまでいってもマヌケなのね
ホストさんって。」

『ま、いいじゃないか。まぬけだって偶には役に立つだろうよ、道に迷った時とかね。』

「どうやって役に立つのよぉ」

『いや、迷った事が分らずに進んでいけばいつかはたどり着くかなってね』

「余計道に迷ったら?」

『さて、今日の冒険に出かけようか? 今日は特別にって事はないけど少女趣味だよ』

「え?アイスクリームとかバナナスプリットとか??」

『・・・・・残念だけどここは大阪でも東京の名門店でもないごく普通のファンタジー
ワールドなんでね』

そう狐の耳飾りをつけた支配人が言うと回りに光が差し込み昼同然の明るさになった。

「うっわ〜本当にお花畑なんだねぇ〜、少女趣味って本当にこんな感じなんだ?」

『華蓮の想像するお花畑ですよこれが。』

「え?皆違うの?」

『私は夢の中にだけ現れる支配人ですからね。あなたの考えた少女趣味の部分を抜き出して
世界を作るだけしか出来ないのですよ。ほら、貴方の世界にはスミレやタンポポが無いでしょう?
名も無き綺麗なピンクの増殖物。読者の皆さんにヒントを与えるとそれだけが貴方の世界なのですよ
華蓮さん。』

「へぇ〜私の中にこんな世界があったんだね」

『ええ、そりゃもう人間というのはコンピューターなどと違い想像することで創造する
クリィチャーですからね。正確な描写などは頭では出来ませんが広げる事なら出来るのです』

「ほへぇ?クリィチャー、なんだっけそれ・・」

『クリィチャーとは俗に生物、被造物などをさしますが基は神々に創造されたものを射すのです。
この場合はコンピューターと比較するために持ち出してきたのです。』

「わたしそんな難しい言葉知らないよ〜」

『頭は短い間記憶するポケットのような物があると信じられています。私はそこから
情報を引っ張り出してきたのですよ。今日やったゲームに有ったでしょう、
ゾンビとは悲しいクリィチャーだって。』

「そんなの知らないよ〜、私気持ち悪いゲームきらいだもん。」

『そうですね、お嬢様。』

「えへへ、お嬢様なんて照れるなぁ。」

『本来クリィチャーとはCreateすなわち作るという単語の係りだとおもわれますがね
支配人も英語は得意ではないので分りませんが』

「で、今日は何するの」

『いつもの通りお好きなようにしてください。あ、でも今日はまた遅刻ウサギを
追いかけるのはごめんですよ』

「えぇ〜アリスゴッコたのしいのに〜。アリスがどんな事感じたのかって楽しい
じゃない?お伽の中に自分がいるのってステキ!」

『取り合えず歩いて見ましょうか、お嬢様』

「うん」
そういって狐はウサギと手を組んで歩き出した。

[ にゃ〜にゃ〜]

{にゃ〜にゃ〜}

「あれ?あそこの角から声がするよ支配人」

『誰の声でしょうかねぇ〜』

「ニヤニヤしてる所を見るとしってるなぁ?」

『支配人ですから』

華蓮はトコトコと角まで歩いていった

「うわぁ!こねこだょぉ〜」

[にゃ〜にゃ〜]

{にゃ〜ん}

「ね、可愛いよぉ〜。ナデナデナデ〜 にゃんにゃん〜 ゴロゴロ〜」
『そんなにきつく抱きしめなくても逃げませんよ子猫は』

「ねぇかわいいよ〜、連れて帰ってもいい?」

『あはは、構いませんけど無理ですね多分。』

「え〜なんでなんで??」

『お父さんはネコアレルギーですから華蓮さん。』

[にゃ〜、華蓮はネコすきかにゃ〜]

{にゃ〜、すきかにゃ〜}

「うん、スキスキ大好き〜、犬よりネコだよね〜」

『動物が話してることに何の疑問ももたないんですね、華蓮さん』

「まぁ〜ね、ここ数日色々あったじゃない?それでもうビックリする事はないよ」

[どうしたい、俺の領域で大層な事をしているじゃないか支配人と一同]

「あれぇ〜フック船長?フックといいその服といいそのヒゲといい!」

『華蓮さん、フックは鉤爪というんですよ。しかしお久しぶりですね』

[出来れば会いたくなかったんだがね〜、ここ暫らく夢を荒らしている
輩がいるって聞いたからさ出てきたわけよ。]

「え〜、支配人はいい人だよ、私をいつも楽しみで染めてくれるの。
この間はね楽しい空を飛んだよぉピーターパンが飛んだような
ロンドンの街をね」

『どうです、私は荒らしていないという意見がありますけど。
どちらかと言うとWelcome見たいですよ?』

[相変わらずクスクス笑うんだな、自称支配人。何も出来ない時を刻む
砂時計のくせに]

『何も出来ないとは失礼ですね。これでも10分時計として過去1300年間
親しまれてきたんですよ』

[だから、敵と会うのに嬉しそうにするなって。こっちは武者震いがするよ、
またお前を遠くに埋めると思うとね。]

『またまた、彼女の泣き顔がそんなに見たいのですか』

「え、やだよぉ私!!支配人といると楽しいもん!!」

[お嬢ちゃん、好きな人がいるだろう]

「え、う〜ん・・と・・わかんない」

華蓮は顔を赤くさせ俯いてしまった。

[ほら、こいつの顔を良く見てごらん・・大人っぽい顔をしてるけど
知ってる顔だろう]

「あ、・・そういえば目のあたり」

[こいつはね、気付いていないだろうけど聡史(さとし)君の12年後の顔を
しているんだよ。華蓮の記憶を使ってね。好きなんだろう、聡史君]

「し・・知らない!」

『また、古い苛めですか、少女愛趣味もやめて欲しいものですね
嫌われますよ男のジェラシィは』

「そ、そうだよ!私は好きじゃないもん聡史なんて」

[そうですか華蓮さん、まそれはそれでいいでしょう。しかしこいつはいい奴ではないのですよ]

「いい人だよ〜支配人は。」

『だ、そうですよフックさん』

[こいつはね、人の記憶、思考から悦楽だけを増幅するのさ]

「私よくわかんないんだけど・・難しい事言わないでよ」

『こいつの言う事を聞く必要なんてありませんよ。簡単にするとね
私はあなたにファンタジーを見せつづける力があるという事です』

「うん、これからも宜しくね」

『はい、宜しくお願いします』

[ベタベタするのも相変わらず好きなんだな支配人。]

『ま〜ね、人肌は恋しくなる物ですよ、人ならば。過去数年間店先に並んで
いたのですからね。』

[華蓮さん。夢を見つづけるのはいいことです。しかし現実の中にも楽しみを
見いださなければいけないのですよ]

「え〜現実の中にって、これが私の楽しみだけど。」

『そうですよ、フックさん。華蓮さんは私の事が好きでここに来てくれるのです。
そして寝ればここにこれる、言わばここだって現実の世界なのです。
貴方と私が存在するようにね』

[しかしな華蓮さん。ここに楽しみをみつけて現実世界を疎かにしているだろう。
お父さんや友達、聡史君との関係が希薄になってきているじゃないか]
「いいのよ、私はここが楽しいんだから。楽しい事をみつけてそこに向けて
頑張る、それの何がいけないの」

[いえ、楽しい事を見つけるのはいいことです。ただそれに取り付くのは
お勧めできないというだけですよ。]

『私は楽しい事ばかりバリエーションを持って渡しています。勉強ももちろんさせて
いますよ。今日はクリィチャーとネコの戯れについて・・・』

[それは知っているさ。しかしお前は弱みに付け込んだ。そんな綺麗な恰好を
しているのは何故だい?]

『身だしなみですよフックさん』

[華蓮、世の中は楽しい事ばかりでは生きていけないと誰かが言ってたね、
覚えているかい]

「うん、佐治先生が言ってた。でも私佐治先生キライ!」

[なんで言ったかも覚えているかい?]

「うん、私が宿題はつまらないからやりたくない!って言った時だよ。
そんなんじゃいい大人になれませんよ!って怒ってた。
私怖かったんだよ〜一人残されて・・怒られて。泣いたのに返して
くれなくて。」

『フックさん、あなたは嫌な思い出ばかり出すのが得意ですね』

[そうかい支配人。じゃ楽しい思い出を出してあげよう。
華蓮は勉強キライだっていったけど絵を書くのは好きだよね。]

「うん、だ〜いすき!この間書いた絵で大崎先生に誉められたの!!
すごい?すごい??すごいぃ?」

[偉いですよ、華蓮さん。でも思い出してください。正人君は何て
言っておりました? 絵なんかキライだって・・いってましたよね]

「うん!!変な子なんだよ!絵なんかだ〜〜いっきらいって最初の紙を
びりびりに破いてた」

[そうなんですよ、華蓮さん。自分が好きな事を他人が同じくらい好きだとは
断定できないのです。]

「え〜よくわからない。だからどうしたの?」

[そして佐治先生は一つ間違っています。楽しい事ばかりして人間は生きていけるのですよ]

「え〜私アイスクリームだけご飯に食べて〜皆仲良しで!ネコがいっぱい居て
お寝坊してもよくて、いつまで遊んでも怒られないで遊んでも汚れない綺麗な
ドレスが欲しいな〜」

[それは無理です。]

『私はあげられますよ。』

そういって支配人は綺麗なドレスを華蓮に着せた。

「わぁ〜い、やっぱり支配人大好き!」

華蓮は支配人の首に背伸びをしてギュッと抱きしめた。

[違うのです華蓮さん。全ての中に楽しみを見出すことが人間には出来るのですよ]

「え?なになに???」

[最初嫌いだった人と友達になるように、知らなかった景色を公園の高台から
みつめるように、人生の1秒1秒を喜びで抱きしめる事ができるのです]

『無理な事を言うなよフック。勉強キライだって言ってるだろ』

[でも、絵画の時間は好きだといってますよ。体育だって科目の一つなのに
好んでますしね。まだ、楽しみを見出すだけ頑張っていないのですよ。]

『わけが分らんわ・・行こうか華蓮』

[華蓮さん・・今楽しくない事が楽しくなる日が来るのです。そして全て楽しいと
思ってやれば楽しいのです。先入観・・あなたの考えを捨てて見てみるのです
そこには楽しみという本物の少女ロマンスとでもいう夢の世界が
現実に広がっているのですから]

「そうなの?支配人」

『さぁね、苦しい事がいっぱいありますよ。失恋とかね』

「そうだね・・・聡史君」

[ここで楽しい夢にくっついている事は簡単です。しかしまだ見ぬ真実は
角を曲がった所にあるんですよ。例えば、笹木くんは君を好きだとかね]

「ええぇ!!あのモテモテ笹木君?」

[あはは、そうですよ。あのモテモテ笹木君です]

「え、そうなんだ・・・ウフフフ」

[どうです、現実も見捨てたものではないでしょう支配人]

『そうやなぁ・・華蓮がそういうならもうそれでいいか。私は
夢を見せるのだけが仕事ですから。』

[華蓮さん、夢の中の作られた世界で幸せを感じるのは簡単なのです
もちろん悪夢を見せたりバランスを取らなくてはいけませんがね]

「うん・・でも支配人は悪夢見せないよ?」

[支配人は幸福の支配人ですから。青い砂時計の青い砂にはそういう効力
があるのです。作られた幸せで全てを楽しむより
世界を自分なりの幸せで染め上げる方がステキじゃありませんか?
そして全て幸せになる日がきますよ。]

「なんか分らないけど、学校でも楽しい事があるのね?分った。
頑張るよ、私。」

『では、私の役目は終わりですね。』

「え?」

[華蓮さん最後に一つ、楽しみの一つとして起きたときにお父さんに
自分の名前を聞いて御覧なさい。楽しい物語がありますよ]

「うん、分った有り難うフックさん」





『華蓮・・おい、華蓮、ご飯の時間だよ』

ドアを開けたとき書斎の中はまっくらで月明かりが華蓮と砂時計にだけ差し込んでいた。
全く持って不思議な話だが華蓮はこの頃良く寝る。
それもこの砂時計と居るときにだけ良く寝るのだ。
居る・・と私が使ったのは砂時計と遊んでいる華蓮を見ると砂時計が
ただの物には見えなくなるためだが
キラキラ光る青いプラスチック系のスケルトンという色だろうか
透けて見えるのが綺麗で、中の青い砂も好きである。
古いものだと店の主人は言っていたが古い昔にプラスチックが有るわけ無いだろう
と問い掛けたら拾ったと吐いた。
おかげで安く買い取れたのだが吹っかけられた値段で買っても良かったかな
と思うぐらいの価値がある。
最低でも華蓮の姿を見れるからだ書斎に居れば。

『華蓮、華蓮、ご飯だって言ってるだろう。今日はクリームシチューだよ』

ぐぅ〜と可愛い音がしてから

「あれ?狐さんとフックさん・・いなくなっちゃったんだね。」

目をこすりながら華蓮は寝ぼけている。

『ああ、さっき窓から帰っていったよ。次の予約が有るんだってさ』

「そっか・・あ、ご飯食べよ!!お腹すいた!!」

『ああ、そうだね。』

今日の華蓮は美味しそうに食べてくれる。この頃は
流し込んでは寝ていたので困っていたのだが好物はやはり違うのだろう。
幸せそうに見ていると華蓮の手が止まった。

『どうしたんだい、華蓮。』

「あ、あのね・・」

一口スプーンを運んでから喋り出す。

「私の名前・・華蓮・・ってどう言う意味があるの?」

予想もしなかった質問、この10年間答えが用意されていた質問。今日は妻に
電話を掛ける事になるだろう。嬉しさの余り。
『それはね・・・・・・』


[あ〜疲れたな支配人]

『そうだねって・・その名前で呼ぶなよフック』

[お前もな、しかし悪役板についていたぞ]

『そうでもないさ、楽しませるのが好きなのに・・最後は
嫌われるって言うのはきついものさ』

[ま、これからは会う事もないからいいだろう?
それにお前との楽しい思いでは覚えてるだろうさ]

『それならいいけどな・・最後に写真とかとりたかったな〜
取った事無いんだよなぁ〜今世紀3回目のお友達だったのに
だれもカメラを思考にだしてくれない』

「じゃ、撮ろうか写真ミンナで」

『[え?]』

「えへへ、来ちゃったよ最後に」

『さてはこのために早く寝たな?暫らくはそのまま
話しててると思ったんだけどねぇ〜、初めてだよ華蓮見たいのは
4時間以上たつともうあえないからね』

「お別れの挨拶してなかったからさ、最後にって思って」

[優しいな、華蓮は]

「はいはい、じゃ並んで並んで!!撮るからさ」

『華蓮も入れよ、写真』

「え、撮る人は??」

[華蓮が考えれば全自動さ。浮かす事も出来る]

「うん、わかった。」

『しかしチャッチイな使い捨てかよ』

「そういいながら支配人ニヤケてるよ顔。嬉しいんでしょ?
素直じゃないな〜。 あ、それと最後に顔見せてよ顔!」

『じゃ、撮る一瞬だけな顔見せたるわ』

[時々出る関西弁・・客相手に使ったの初めてだね]

「いくよ〜ミンナ!はい!チーズ!!」

カシャリ

という音がどこかで聞こえた。華蓮は眠りについているし・・青い砂時計
が一瞬赤くなった気もしたが気のせいであろう。
あの後忘れ物とかいいながら砂時計を抱いて一目散に寝についた華蓮は
今も幸せそうに眠っている。
いや、幸せそうなのは私かもしれない。寝る間際華蓮に
ほっぺにキスをされたのは
実に4年ぶりだからだ。
幸せそうに・・実に幸せそうに・・・


by Metatolon
書き終わり 2000年9月25日
14:31Az時刻







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