ラグビーについて
ラグビーは球技では最も多い15人でプレーをするスポーツです。そしてそれは『球技』であると共に『格闘技』の要素も併せ持ちます。簡単に言えば、たった一つの楕円球の獲り合いですが、体と体の激しいぶつかり合いは正に格闘技ともいえます。このようなことから一般に、体格の良い人間や体力のある人間でなければラグビーはできない、と思われがちですが実際はそのようなことはありません。その理由は、ラグビーを続けていく為に、我々はプレーに耐えうる肉体を作り上げるのであって、初めに強い肉体ありきではないからです。ラグビー肉体を鍛えぬいたものだけが本当に上手にそして強くなれるスポーツなのです。
格闘技色の強いラグビーですが、見た目とは裏腹に、実は想像以上に頭脳を使うスポーツでもあります。 自分がボールを手にしたとき、 次はどういう行動に移るのか。パスを出すのか、キックを蹴るのか、それとも自分でもって走るのか、、、。自分がいま、自陣にいるのか、敵陣にいるのか。ピンチなのか、チャンスなのか、、、。周囲の状況をすばやく判断し、どの行動がこの場では一番適するのかを冷静に決定しなければなりません。その一瞬一瞬が勝負であり、少しでも判断が遅れれば敵に捕まりボールを奪われてしまうのです。このように、ラグビーでは冷静かつ正確な判断力を要求されるのです。力だけではだめなのです。
また、ラグビーは非常にメンタルなスポーツでもあります。精神的に不安定でいると、プレーも不安定になります。逆に精神面が安定していると、プレーもよくなり、チームもまとまっていくものなのです。チームの雰囲気が悪いと試合のできも悪くなるものです。よく、「気合がはいってないぞ。」、とか「気合を入れろ。」という言葉を聞くことがありますが、まさにそのとおりで、『気合』の入れようで実力以上の力で、試合に勝ってしまうこともあるのです。ようするに、ラグビーでは何事にも動じない、強い精神力が求められるのです。
さまざまな要素を含んだラグビーですが、最も重要なことは.「ラグビーが紳士的なスポーツである」ことです。天候に関係なく試合を行うことや、ノーサイドになれば、敵味方関係なく健闘を称えあうところはまさにイギリス紳士の心意気です。そして、一人のミスを全員でカバーし、チームのために一人一人が全力を尽くす、『ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.』の精神がラグビーの根底には流れているのです。
このように、激しく、そして頭脳的、精神的かつ紳士的なラグビーはまさに『人間的なスポーツ』と我々は自負します。