SF小説

竜の騎士/マキャフリィ・船戸牧子/ハヤカワ文庫
 かのはら、心のSF(笑)。長編SFで、これだけしっかりした世界観のものを読んだのはこれが初めてだったのだ。ちょっとでも内容に触れると、面白さ半減だから、極力書かないが、「竜と騎士の、前時代的ファンタジィ」だと思ったら大間違い。不遇の城砦の末裔、レサのシンデレラ(?)ストーリー。

竜の探索/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その2。一難去ってまた一難。でも、タイムパラドックスというか、もう決まってる現実だとわかっていても、さすがアメリカ人の小説、身勝手な正義だぜ、とちょっと思った私(笑)。

白い竜/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その3。新キャラ・ジャクソム活躍。新たな事実がわかりそうな予感の一冊。これで一旦、シリーズ終了って感じなんだが…。

竜の歌/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その4。先の3冊は『アダルト版3部作』と言われているらしいが、これから先は『ジュヴナイル版3部作』で話が進む。主人公・メノリの、これぞシンデレラ・ストーリーだね。でも、レサの激しさにも惹かれるが、シリーズではこの子も結構好きなのだ。

竜の歌い手/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その5。メノリの話の続き。いよいよ、彼女の地位が確立するまで。また、時間的には「竜の探索」くらいの話なので、メインストーリーを違う視点で確認出来たりする。どんどん、新事実もわかってきて…。

竜の太鼓/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その6。先の2冊でサブキャラとして出てきた、ピイマアの話。必死で立ち回って、望みの地位をゲットする、コスイといえばまあ、そーだけど(笑)、憎めない、いい奴である。

竜の夜明け 上・下/マキャフリィ・浅羽莢子/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士/外伝』その1。とうとう、パーンの歴史がわかる話が!もう、これは今までのファンタジーチックなストーリーではありません。まるっきりSF。んでもって、何で現在のようなことになったのか…というのが、これでほぼ、解明されます。(しかし、まだ大ナゾが〜っ(苦))。

竜の貴婦人 上・下/マキャフリィ・幹遥子/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士/外伝』その2。これは…ち、中世っていっていいの?(汗)。第一作目から複線として出てくる「モレタの飛翔バラード」という歌の、実際のお話。
「原因不明の疫病」って、今の私たちからみたら『おいおい(笑)』、なんだけどね。

ネリルカ物語/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士/外伝』その3。私はネリルカが一番好き〜。「竜の貴婦人」の大災害を、城砦の姫が独自に書き残したもの、という設定。

竜の反逆者/マキャフリィ・小尾芙佐/ハヤカワ文庫
 『パーンの竜騎士』その7。いよいよ、正史・新シリーズ!何か、勇み足つーかこんな「ヒロイン(笑)」もいるんだなーと、思ったわ。しかし、私のイメージはなぜか「ドロンジョ様」(笑)。酷いことやってる割に大した生活してないの(哀)。この本は、今までとはまた違い、庶民の暮らしみたいなのが細かく描写されている。それと、ラストではついに、パーンの歴史を知るカギをつかむ…。
これが95年発刊。…つ、続き〜っ(大泣)。

伝説は永遠に―ファンタジイの殿堂〈2〉/ロバート シルヴァーバーグ編
                                       /ハヤカワ文庫
 アンソロジー3本入り。…こんな売り方をするなんて、ヒドいわ!ハヤカワ!
 「パーンの走り屋」収録。「反逆者」共々、パーンの庶民生活を垣間見るお話。しかし、この人の話はいいなあ〜。食べ物と、設備(今回はフロ!…アメリカ人でも、あんなにフロにこだわりを書けるのが凄い☆)と、ドレスの描写で、幸せな気持ちになってしまう私…。
でも、レサを始め、知ってる人が全然出てこなかったのは、ちょっと残念。(グロギ太守なんか出てきても楽しくない…(笑)。)

塔のなかの姫君/マキャフリィ・浅羽莢子/ハヤカワ文庫
 私が初めて読んだマキャフリィの本が、この短編集。高校生のとき、市立図書館で借りたのだ。この中のタイトルストーリー他、半分は単独でシリーズ化されている。短編で行くと「娘」「鈍い太鼓」が、マキャフリィの源流=ジェンダー問題に触れられているのと、「未知の海から来た馬」も、読後、背筋がひやっとするオチで、それぞれ結構好きな話だったなあ。

銀の髪のローワン/マキャフリィ・公手成幸/ハヤカワ文庫
 『九星系連盟シリーズ』その1。「塔の中の姫君」のシリーズ化として、より詳しく掘り下げた一冊目。稀世の超能力をもつがゆえの、主人公・ローワンの孤独から、ようやく得る幸せまで。「未知の生命体との遭遇・戦争」という世界観が土台にある。余談だが、マキャフリィの世界観は、竜騎士シリーズを除いては、どれも同じ空間にあるようにみえて、そうでもない…ような気も(どっちや?)。

青い瞳のダミア/マキャフリィ・公手成幸/ハヤカワ文庫
 『九星系連盟シリーズ』その2。ローワンの娘、ダミアが主人公。…といっても、前半は「?」と思われるかも。一冊目と同じく、主人公の成長を、周辺の人々との人間関係織り交ぜて、じっくり描かれている。(「塔の中の姫君」読んでれば解るんだけど)。ローワンの子供たちのうち、一番ローワンに似、「孤独」な幼年時代を味わうことになる、ダミアの成長記。

ダミアの子供たち/マキャフリィ・公手成幸/ハヤカワ文庫
 『九星系連盟シリーズ』その3。この巻は、幸福で安定したダミアの家庭を描きつつ、『グウィン−レイヴン“帝国”』を確立、いよいよ「未知の生命体との遭遇・戦争」という、話の核心に触れていく。

ライアン家の誇り/マキャフリィ・公手成幸/ハヤカワ文庫
 『九星系連盟シリーズ』その4。その3の続編つーか、続きで、完結編。

ペガサスに乗る/マキャフリィ/ハヤカワ文庫
 マキャフリィの中では正統派SFの部類に入るかも。「竜」シリーズ至上主義の方にはとっつきにくいかもしれません。しかし、実を言うとこれは『九星系連盟シリーズ』の黎明期にあたる世界のお話なのです。
…今手許にないので、詳しくはのちほど。

ペガサスで翔ぶ/マキャフリィ・幹遥子/ハヤカワ文庫
 「ペガサスに乗る」の続編。前作が短編集だったのに対して、これは1話もの。『九星系連盟シリーズ』への、決定的な転機のお話です。大人になったティーラの話が読みたいな。

クリスタル・シンガー/マキャフリィ・浅羽莢子/ハヤカワ文庫
 音楽家の道を絶たれた主人公・キラシャンドラが、新たな世界「クリスタル・シンガー」になる道を知り、その頂点を目指す、(やっぱこれも)「シンデレラ・ストーリー」。マキャフリィのヒロインはどいつもこいつもわがままで自己主張ばっか強い『やな女』なんだけど、こいつが一番『やな女』度が高いかも(笑)。大した努力もしないのに、殆ど運だけで頂点へ登りつめるからなあ…。(私が「ネリルカ」を一番好きなのは、自己主張もあるけど、ちゃんと努力をした結果幸せを掴んだから、なのだ)。

キラシャンドラ/マキャフリィ・浅羽莢子/ハヤカワ文庫
 ところが、この巻は『やな女』返上?と思わせる、キラ大活躍のストーリー。前作は、どうしても簡単には説明しきれない、マキャフリィ世界の基本説明な感があったが、このストーリーは、それを土台にし、いよいよキラの資質と機転で、真の幸せを掴んでいく。余談だが、マキャフリィ小説に出てくる『食べ物』は、どれも凄くそそるんだけど、このシリーズが一番かな?う〜ん、食べてみたーい(憬)。

歌う船/マキャフリィ・酒匂真理子/創元文庫
 肉体に重大な不都合がある優秀な新生児の頭脳を、機械と繋げて社会貢献の道ヘ…という、これまたアメリカ式合理的発想が基盤となっている未来世界。宇宙船になった娘・ヘルヴァの、冒険と恋の物語。音楽満載なのが、マキャフリィらしくて好き。

旅立つ船/マキャフリィ&ラッキー・赤尾秀子/創元文庫
 シリーズ前作より十年のインターバルを置いて復活。…と思ったら、何か共作になってるじょー?(苦) どうやら、マキャフリィってば、いよいよ、頭の中のプロットと自分の手の数が合わなくなってきたらしい(汗)。まあいい、本が出ないよりは。「殻人プログラム」始まって以来の試み。新生児以外の、病気になった七歳の少女を、船に繋いでいいものか!?…ヒュパティアと、彼女のブレーンとの、前作とはまた違った、恋と冒険の物語。私は、ティアが結構好きなのよ♪この続きは読みたいわ〜。

戦う都市(上・下)/マキャフリィ&スターリング・嶋田洋一/創元文庫
 宇宙ステーションを管理する「殻人」・シメオン。しかし、ある時このステーションが宇宙海賊(不屈な肉体〜(難))に占拠されて…。三話にして、男性が主人公。しかも船以外に職があることを具体的に知った私。

友なる船/マキャフリィ&ポール・浅羽莢子/創元文庫
 いいとこのお嬢さん宇宙船・ナンシア。初仕事で乗せた、同じくいいとこの坊ちゃん嬢ちゃんの「悪巧み」に、後々巻きこまれることに…。この巻は、「恋」より「友情・家族愛」がテーマの話だった。

魔法の船/マキャフリィ&ナイ・嶋田洋一/創元文庫
 宇宙船・キャリエルと相棒・ケフは、RPG好きの似たもの同志。発見した新惑星は、何だかファンタジィな、魔法世界〜?(謎)。敵味方つけながら、謎を解明していくのだが…。なーんか、凄く軽〜いノリ。そんでもって、アメリカ人の発想って日本人と違うわーと、「カエル」の辺りでつくづく思った(笑)。

伝説の船/マキャフリィ原案・ジョディ・ナイ・嶋田洋一/創元文庫
 とうとう…とうとう、マキャフリー「原案」に〜っ!(泣)。「魔法の船」続編。あらすじ書いたら、前編のネタばれになるから書きません(笑)。

復讐の船/マキャフリィ原案・S・M・スターリング・嶋田洋一/創元文庫
 シメオンシリーズ続編。前編でも大活躍したシメオンの養女・ジョートが成長して、商業船の船長に。そして事件が起こるのよ〜。

しかし、「船」シリーズが、今後このまま「原案」で進めていくのなら、ファンは出来のいいプロット持ちこんだら、書かせてもらえるのではなかろうか…?(大汗)

SFの殿堂 遙かなる地平〈2〉/ロバート シルヴァーバーグ編/ハヤカワ文庫
 アンソロジー5本入り。うっうっ…こんな売り方をするなんて、ヒドいわ!ハヤカワ!
 「還る船」収録。久々にヘルヴァに会えて、嬉しい…けど、ここまで書くか、マキャフリィ!?(号泣)。ううう〜、泣く〜。
 でも、ティアと例の「ボディ」の話が出たとき「ヘルヴァとナイアルも、これで(実質的な(笑))ハッピーエンドか?」と思ったけど、人間歴のあるティアと、生まれながらの「船」であるヘルヴァとの違いは、ここで出るのね。ナイアルが可哀想な気もするけど(わはは)、だからこそ、この話は「泣ける」んだろうなあ…。

惑星アイリータ調査隊/マキャフリィ/創元文庫
 マキャフリィにしては、毛色の変わった話だった。この巻はまだ、世界観の紹介程度。末尾にちょっと事件が起きて「待て!次号」。

アイリータの生存者/マキャフリィ/創元文庫
…そして、待っている私(笑)。もう一冊出ないと、完結とは言えないと思うんだけど…どうなっているのだ!?

ブラック・キャットV キャスリング(後)/新井素子/コバルト文庫
 …実は、ブラックキャットより、同時収録の「星へ行く船」番外編が読みたくて買ったのだ(汗)。でもって、表題は「SF」じゃないよなあ…。

グリーン・レクイエム/新井素子/講談社文庫
 ソフトSFが好きな人なら、誰もが一度は通る道(笑)。これ、NHK-FMでラジオドラマやってて、曲が羽田健太郎だったのよ。そんでもって、アルバムまで出たのに、買いそびれて現在に至る…。激欲!!(泣)。

ニ分割幽霊忌憚/新井素子/講談社文庫
 いや〜、新井素子節だよね(楽)。その中では、礼子の境遇は、現実だったら結構深刻だと思う…。

今はもういないあたしへ…/新井素子/ハヤカワ文庫
 中篇二本。表題、重いぞ…。

あなたにここにいて欲しい/新井素子/講談社文庫
えーと、どんな話だっけー?…ああ、そうそう、ピーターパン・シンドロームな四人の男女の成長物語+超能力(説明、ヒドイ?(汗))。

もいでエマノン/梶尾真治/徳間文庫
わかつきめぐみのコミックスの柱で紹介されてたのが、たまたま本屋でめぐり合って入手。第一印象は「筒井康隆」(…失礼)。でも、この話はいいぞー!最近また復刊されたらしい。よかったよかった。

地球はプレイン・ヨーグルト/梶尾真治/ハヤカワ文庫
短編七本。表題はエグかった…。これも「美亜へ贈る真珠」「詩帆が去る夏」が、わかつきめぐみの柱紹介。どちらも凄くセンシティブなストーリー。

 

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