新人編(社会人)
シベリースで唯一宇宙に向けて航海する事ができる航空局における新人パイロットに
タダトス・レーンがいた。ここの局員は観光目的だけでなく、惑星探査をはじめとする
あらゆる航空分野を担当する機関であり、その部所は細かく別れていたのであった。そ
の部所のうちの一つである短距離観光コースにタダは所属したのであった。この部所は
比較的勤務が楽なので女性パイロットも多く、華やかな雰囲気だったのである。ただし
給与や休暇の面では長距離勤務に比較すると低かったのであるが… どこの星でもそう
なのだが宇宙大学出身の者は地元の大学出身の者よりもてはやされ期待されていたので
あった。
新人研修でタダは惜しみ無くその才能を発揮した。研修中におけるタダは冷静沈着で
あり、豊富な知識の上に備わった実力、幾度となく繰り返された大学での実習は決して
むだにはなっていなかったのである。彼の同期の者はみなタダの事を一目置いていた。
最初はテスト無しの推薦で入った奴の実力を見て見たいものだと言っていた者達は、そ
の差を目の当たりにして何も言えなくなってしまったのである。タダは実力で彼らの口
封じをしたのであった
「君は教える側にまわるべきだ」
研修所の職員はタダに言った。彼は陰にまわるとタダの事を同僚にぼやいていたのだ。
「だからエリートは苦手なんだ」
彼の同僚はその職員に同情していたのである。
新人研修が終わり、最初の勤務についたタダは初めて社会人になった気がしたのであ
る。研修中はどうしても仕事というより教えられる立場なのでどうしても社会人という
気はしなかったのだ。
「タダトス・レーンです。よろしくお願いします」
「私はサライ。サライ・リンレイよ。ミス・サライでいいわ」
彼は旅行一課第二グループに所属されたのであった。つまり短距離観光コース第二地区
担当の呼び名である。サライはそのグループリーダーであった。タダはそのグループで
第二地区方面に向けてのパイロットになったわけである。新人とベテランのペアで行動
する毎日なのだが、他の新人と違って彼は全くベテランの手を煩わす事なく仕事をこな
していったのであった。
「あなたのような人は初めてだわ、タダ」
短距離観光コースの直属の上司、グループリーダーのサライはタダの事を感心したよう
な目で見ていた。宇宙大学からの推薦状で航空局に入ったのであるが、その大学におけ
る成績というのはかなりのものなのだった。おまけに念動力も備わっているとなれば、
これはもう普通の人間のいきを越えていると言っていいのだ。それでなくともシベリー
ス星の者は直感力があるために他の星の者からは超能力者に見られているのである。
「何がですか?」
「短距離勤務を選んだって事よ。普通ならあなたのような人は長距離勤務で出世するの
が一般的なんですもの」
「でもこの旅行一課ならほとんど毎日、家に帰る事ができるでしょう。だから希望を出
したんです」
「だからよ、家庭が大事なのね」
サライは感心したように言った。
「当然ですよ」
タダの返事にサライは笑った。こんな新人は希望就職先トップクラスの航空局ではめず
らしいのであった。みんなは生きがいある仕事を求めて入ってくるのだ。妻帯者はほと
んどいない為か、家庭を大事にする者は極めてまれである。
「よほど奥さんがすてきな人なのね」
サライはからかった。
「はい」
タダは本気で答えた。だって本当の事だから仕方ないのである。これにはさすがのサラ
イもまいったのであった。こういう返事を返す者はまずいない。
「一度、あなたの奥さんにお会いしたいものだわ」
サライは言った。タダは返事をせずに黙って笑っていたのである。
「やぁ、すごい荷物だな」
タダは同期のボーダーに声をかけた。彼はワープ航法中級者用のフロッピーとマニュア
ルをかかえている。帰って勉強するつもりらしい。
「ああ、オレは実習経験があまりないからどうしても上手くできないんだ。今日も上司
にしかられちまったよ。あのミス・サライ、きれいな顔して性格はきついんだぜ」
ボーダーはぼやいている。彼だけでない、多くの同期の者は彼女が苦手のようだった。
少しのミスでも許されぬ職業なのだ、厳しくて当たり前の事だった。
「ハイ・ミスってこわいよな、でもそこがまた魅力的なんだな」
彼は彼女の顔を思い出してうっとりとしている。
「確かにミス・サライはきれいだな」
それはタダも認めた。でもそれだけの事だった。
「30歳を過ぎてるらしいけれどそんな歳にはみえないな」
ボーダーは彼女の事が気になるらしい。
「そうだな」
タダはそんな事なんてどうでもいいのに、と思ったが彼の前では言えない。軽くあいづ
ちを打つだけにとどまったのであった。
「タダ、今日は私と組んでちょうだい。いつもの観光コースじゃなくて特別任務よ。シ
ベリース政府からの依頼なの」
タダはミス・サライの命ずるままにいつもの船に乗務した。この船にはいつも10人く
らいの旅行一課の職員が乗務しているのだが、今日は警察関係の職員も同乗していたの
である。
「ミス・サライおうわさはかねがね伺っております」
警察関係の代表職員があいさつした。名はラリーという。シベリース警察の優秀な刑事
である。
「詳細は政府からまわってきました。わたしたちは通常どおりの勤務を続けますのであ
なたがたは他の旅客に分からないように捜査して下さい」
特別任務とは10名の刑事達を乗せて船を運航させることである。政府からまわって
来た書類によると、シベリース星人が惑星RUからめずらしい甲虫を密輸しようとして
いる、という事らしいのだ。それは惑星RUではありふれたものだったがシベリースに
はない種類のものだった。したがって高い値で売買できるのだ。こういった密輸はたび
たび行われていたのであるがなかなか捕まえる事ができないのだった。
「タダ、あなたの知恵を貸してちょうだいね」
ミス・サライはタダに頼んだ。
「どうして僕を?」
タダは聞いた。他の先輩たちをさしおいて自分が乗り出しては… という遠慮もあった
のだ。
「わたしのカンなの。あなたなら何とかするかも知れないって事よ」
ミス・サライはタダに向かってウインクした。
「かいかぶりって事もありますよ」
「大丈夫、わたしの直感力は確かなの」
ミス・サライは自信を持って言ったのである。タダはくすっと笑った。少しフロルとに
ている所があるみたいだと感じたからである。
「あなた。今、何か思ったでしょ!」
確かに彼女の直感力は鋭いようだった。タダはかすかに笑うだけで否定はしなかった。
“この子、大人なんだわ… ”
サライは年齢以上に落ち着いているタダをたのもしく思ったのであった。
惑星RUの気候は熱帯である。ゆったりと流れる川の両側に生い茂った熱帯雨林には
数知れぬ種類の動植物が生息していたのである。その自然を見るために今日もあちこち
の星々から観光客が訪れていたのであった。そして今日、その問題の密輸業者がシベリ
ースに帰って来ると連絡を受けていたのである。
今日のこの星からの旅客は72名だった。シベリースに向けては一日一便なので、乗
り込んで来る旅客はこの72名である。刑事たちはさっそく仕事を始めたのである。短
距離用の定期船とはいえ経由地が多いために千人近くの旅客が乗っている。ここからシ
ベリースまではノンストップだから探しやすいと言えばそうなのだが、何しろ他の旅客
に気づかれぬように捜査をしなくてはいけないのである。その72名を見張るだけでも
困難なのであった。
ラリーはシベリース警察の名にかけて何とかこの密輸業者をあげようとやっきになっ
ていた。なにしろこの密輸業者はシベリース星人の為に直感力をもっている。自分の心
をロックする事もできるのだ。しかもかなりの強い直感力をもっているせいか、どうし
ても裏をかかれているようで摘発する事は困難なのであった。
「シベリースの犯罪者はほとんどがテレパスだ」
ラリーはミス・サライに言った。彼女は船を同僚とタダにまかし、ラリーの手伝いをし
ているのであった。アベックの方が相手も気を許すのではないかという安直な手なのだ
が… しかしその72名の心を探ってみたが該当者は見つからない。明らかに星籍の違
う者は外してもまだ30名程のシベリース星人が残る。千人程の中に紛れた密輸業者を
探すのは非常に困難な事なのだ。
捜査が始まってからしばらくの時間が過ぎた。
「星に着くまであとどれくらいですか?」
ラリーは聞いた。
「標準時間で後、3時間。あと2時間で大きなワープに入ります」
ミス・サライは答えた。
「3時間ですか… 我々に残された時間は… 」
ラリーはしかめっ面をしていた。彼は何度もこの密輸業者をあげられないでいたのであ
る。ひとりか?、ふたりか?、それともグループなのかはわからない。しかし確実に密
輸業者は存在しているのだった。
「タダ、休憩時間に悪いけどあなたも船を見回ってほしいの」
ミス・サライはコックピットに入って来た。自動操縦の区間なので数名に任して休憩を
取る事ができるのだ。
「いいですよ」
タダは快く返事した。もともと今日はそのための勤務なのだ。タダは客室に向かう通路
を歩きながらだんだん神経が研ぎ澄まされて行くのを感じていた。それは真横にいるミ
ス・サライにも伝わってくるくらいであり、彼女は改めてタダをここに呼んだ事に自信
を持つのであった。
「荷物なんかに隠すような事はしないものなの」
ミス・サライはタダに教えてくれた。そんな事は言われなくてもわかっているタダだっ
たのだが返事をしないのも悪いと思って小さくうなづいた。
「成虫じゃないかも知れないわ」
今度はタダも大きくうなづいた。
「卵の状態でしょう、きっと」
タダは最初からそう思っていたのである。
「成虫でも3p程だから卵も小さいと思うわ。だから靴の底でも隠せるしベルトにだっ
て忍ばす事ができるのよ」
「それに体内にでも… じゃないですか?」
タダはミス・サライが考えている事を読み取った。彼女は心を読まれた事に対して何も
言わなかったが、タダの方をちらりと見たのだった。やや冷たく見えるのは彼の新人ら
しからぬ落ち着きのせいなのだろうか? 彼女はふと、彼の愛する妻を想像した。この
男と一緒にいると気が休まる時がないのではないか? 張り詰めた空間にいる妻とはど
んな人なんだろうと…
「 … 」
タダはミス・サライの方を向いて反応を示したのであった。
「あなたの心はわたしには読めないようだわ」
彼女はおおげさに両手をあげて降参のポーズを作った。タダはふっと笑った。
「フロルっていうんですけど、おそらくミス・サライが考えているようなんじゃないで
すよ。僕がふりまわされてしまってて」
タダはフロルの笑顔が目の前に浮かんで来て思わず幸せな気分になるのであった。
「やめた、想像できないわ!」
このタダをふりまわす事のできる女性を想像するのはむずかしいのだ。それよりも一刻
もはやく密輸業者を捕まえなくてはもうすぐシベリースについてしまうのだった。
「体内に隠し持ってるとなるとどうしようもない」
ラリーはミス・サライに言った。それは彼も考えていたのであるが、いっせいにその検
査をするとなると後々問題が起こって来るのだった。殺人事件のような人命にかかわっ
て来る事件の容疑者がいるとなると旅客も同意してくれるだろうが、あいにくこれは単
なる“虫”の密輸なのだ。旅客の協力を求めるのには無理があるというものだった。
「私は強力な下剤を用意してきたのだが… 」
ラリーは言った。B
「下剤がきく範囲じゃないということもあるでしょう」
タダはすかさず言った。ラリーはタダの方を向いた。ミス・サライはタダを紹介したの
である。
「彼はテレパスです。今年の新人パイロットのタダトス・レーン」
ラリーは手を差し出した。
“こんな若造を… ”
ラリーの気持ちがタダに伝わった。しかしタダは嫌な顔をせずにラリーの目を見て心で
伝えたのである。
“出来る限りの協力をさせてもらいます”
ラリーは突然のテレパシーに驚いたのであった。
「よろしく、ラリー刑事」
タダはにっと笑った。
10人の刑事達とタダ達は必死になって捜査をしたのであった。30名程の容疑者だ
から刑事ひとりにつき、3人の割合で担当しなければならない。とはいうもののみんな
ばらばらの場所にいるために捜査は困難だった。
「心をロックしているとはいえ、必ず油断する時がある。そのときを狙うんだ。チャン
スは必ずやって来る!」
ラリーははっぱをかけていた。しかし刑事以上の能力の持ち主だとすればどんなものだ
ろう… タダは考えた。もうすぐ大きなワープに入る。そうすればもうシベリースまで
1時間もないのだった。チャンスは自分で作らなくては、と思うタダだった。
「ミス・サライ、ちょっと」
タダは何かを耳打ちした。彼女ははっとしてうなづいたのであった。
《 … 間もなく最終ワープに入ります。ワープを出れば成層圏突入まではあとわず
かですのでシートベルトは外さないようにお願い致します》
ミス・サライはアナウンスしたのであった。
「ワープ!」
担当のパイロットが短く言った。少しの揺れと不快感の後で船はシベリースの近くまで
ジャンプしたのであった。
「成層圏突入!」
同じパイロットが操縦桿を操作した。今回はいつもと違う角度でである。船は大きく揺
れた。旅客はいっせいにざわめいたのである。それは密輸業者といえども同じ反応であ
った。今まで何度も船に乗って商売をしているのだがこんな揺れは初めてだったのだ。
彼は隣にいる相棒に向かって心で話しかけた。テレパシーである。
“なんなんだ? この船は。無事に着くんだろうな!”
彼は動揺したせいか不安を隠し切れなかったのである。
「見つけた!」
タダはラリーとミス・サライに向かって首を縦に振った。もう一度、大きな揺れが船を
襲った。飛行機で言えばエア・ポケットみたいなものだった。
“今日のパイロットは何をやってるんだ!”
彼はもう一度テレパシーを送ったのである。
「誰かに聞かれたらどうするんだ! 声でしゃべるんだ」
相棒が言った。テレパシーは感応力を持っている不特定多数の者に拾われる恐れがある
のだった。
“刑事といってもたいした奴なんていねぇよ。シベリースの者でもテレパスなんてめっ
たにいやしねぇんだからな”
しかしその考えは甘かったのである。ラリーをはじめとする刑事たちはその二人の回り
に近付いて行ったのだから。ラリーは静かにその男たちの肩に手を置いたのであった。
ミス・サライはさっきの揺れの説明をアナウンスしていた。彼女は揺れの原因を適当
にごまかして旅客に話したのである。
「やっぱりわたしの直感力は当たっていたでしょ」
ミス・サライは嬉しそうだった。
「これからも君の力を借りる事がありそうだ」
こういった事件はよくある事なのだ。検査の結果、密輸業者はカプセルに入れた卵を飲
み込んでいる事がわかったのである。ラリーは改めてこの新人に見えないパイロットに
礼を言った。
「偶然ですよ」
タダは謙遜しているのだった。誰も偶然とは思っていないのだ。ラリーとミス・サライ
はタダの目の前で思わず顔を見合わせたのであった。
「タダ、お手柄だってな」
さっそくうわさを聞き付けた同期のパイロット達がやって来た。
「ミス・サライが嬉しそうに教えてくれたんだ。お前… たいした奴だぜ」
ボーダーが言った。
「僕も一度でいいから彼女にほめられてみたいな、やっぱり年上の女性って魅力的だ」
「そうそう、同期の女なんて目じゃないね」
みんなはどうやらミス・サライに魅せられているらしい。タダはそんな同期を冷めた目
で見ている自分に気が付いたのであった。
「やっぱり妻帯者となると違うんだな」
誰かが言った。タダの様子に気が付いたのだ。
「いや、そんな事はないけど… うん、でも確かに君達みたいな目でミス・サライを見
る事ができないのは確かだな」
タダは正直に言った。
「それほど奥さんがかわいいのかい?」
ボーダーが聞いた。
「僕に正直に言えっていうのかい?」
逆にタダが聞いた。
「本当に君の奥さんを見てみたいよ。きっとおとなしくてかわいいタイプなんだろうな」
タダはどうみてもおとなしくないフロルをどう説明しようと考えた。しかしやめた。い
ずれわかる事なのだから。
「タダ!」
フロルが声をかけて来た。航空局の前でである。
「じいさんがもうすぐタダが出て来るからと言ってレイとばあさんと一緒に買い物に行
っちまったんだ」
タダはフロルのそばに駆け寄った。ボーダー達はすぐにそれがタダの奥さんだと気づき、
そっちの方に近よって行ったのである。フロルのまわりに人垣ができるのに時間はかか
らなかったのであった。
「おい、タダ。お前って恵まれた奴なんだなぁ… 」
ひとりが感心したようにため息をついた。
「こんな美人の奥さんがいれば確かにミス・サライの話題にのってこないのもうなずけ
るな」
ボーダーも言った。
「何だよ、お前ら。失礼なやつだなーっ! オレの事ジロジロ見てさ」
腹をたてたフロルはタダの同期に向かって言った。タダは笑っている。
「名前くらい名乗ったらどうなんだ?」
フロルは言った。一同は驚いてタダの方を見たのであった。外見とあまりにも違い過ぎ
るのだ。
「フロル、さっきみんなで君の事、うわさしてたんだ。どんな女性かってね。おとなし
い奥さんだと思われてたんだぜ、君って!」
タダは笑いが止まらない。本当にフロルときたら… タダはいつもそう思う。
「あれ? お前… 」
ボーダーが不思議そうなにタダを見ている。
「そんな顔もできるんだ… 」
彼はタダに向かって笑いかけた。
「え?」
と、と言ってからタダは自分で顔が赤らんでくるのを感じていた。フロルがいると調子
がくるうのだ。みんなはここぞとばかりタダをからかったのであった。
「今日は大変だったんだな」
フロルはタダをねぎらっていた。レイはもう眠っている。タダはレイの小さな唇にキス
をした。
「でもお前、同期の奴らと上手くやってるじゃん、安心したぜ。ほんと言うとオレちょ
っぴり心配だったんだ」
フロルはタダの目を見つめていた。タダはその視線がくすぐったいような嬉しいような
妙な気分になってきてフロルを抱き締めたのであった。同期の者から“恵まれた奴”と
言われた事がおかしいのだ。そうだった、ぼくは恵まれている、タダはそう感じずには
いられなかったのだ。
“フロル、君がいるから… ”
そんな気持ちがタダを包んでいる。フロルはタダがやけにハイになっている訳がわから
なくてとまどっていた。
「僕はうまく言葉が出て来ないけど、どう言って伝えたらいいかと迷ったりする事があ
るんだけど… 君と一緒になって良かったといつも思ってるんだ」
タダはまじめな顔をして言ったのだ。
「オレも… でもそんな事いちいちいわなくてもいいよ、オレ… なんか照れ臭くなる
からさ」
フロルはタダの胸に顔をうずめたのであった。夫婦だけの静かな時間が流れている。誰
に邪魔される事なく過ぎて行く至福の時間を二人は分かち合っていた。
レイが目覚めるまで…B
そう、レイが目覚めるまで!
終