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「神は沈黙せず」ネタバレスレ

1名無しさん:2003/11/01(土) 23:56
作ってみました。このスレは強制sage設定です。
閲覧&カキコは既読者限定でお願いします。
2名無しさん:2003/11/02(日) 14:07
買ったぜw
これから読破だ
3名無しさんsage:2003/11/02(日) 15:45
>>2
がんがれ
4名無しさん:2003/11/02(日) 16:39
うう、早くも読み進むのが辛くなってきた…

なんだか知らないが南京大虐殺はなかった/あったのネットバトルの話が数ページに渡って続いている…

もちろんこれは小説の中、つまり山本弘が作り出した架空のネットバトルなのだが、そこでは南京大虐殺はなかったと
主張する「右翼小説家」がこてんぱんにやっつけられる様を書きつづってる。

山本はとうとう虚構の世界に逃げ込んだようだ。
5名無しさんsage:2003/11/02(日) 16:54
できれば総ページ数と現在ページ数の表示キボン。

2よ、キミは勇者の称号を得た。
コテハン「ロト」を授けようw
6名無しさん:2003/11/02(日) 18:15
総ページは500弱。南京大虐殺は70ページ当たり。
今は100ページ当たり。主人公が潜入取材していた宗教団体が予言の期日になっても救いの手が現われず、内部崩壊したとこ。
オウム事件や白装束集団そのまんまなんだけど、本の中で「16年前のオウム事件と比べて今回の事件は…」とか書いて先手を打ってる
用意周到さ。これじゃあ「オウム事件そのまんまじゃねーか」と突っ込めない。言い逃れだけはうまいと感心するよw
7名無しさん:2003/11/02(日) 18:20
この主人公(例の「妹」)の言動は日頃の山本弘そのものなんだけど(うげ〜)、この取材の中でどうしても科学的に説明のつかない
超常現象を体験する。どうやらこの辺からやっと本筋が始まるらしい。
8名無しさんsage:2003/11/02(日) 18:41
レビューの続きを楽しみにお待ちしております。
余り無理しないペースで、でも出来る限り最後まで、頑張って下さい。
9名無しさん:2003/11/02(日) 20:31
SANの残値に気をつけて。

山本の小説を読破したせいで、救いがたいトラウマが残ってしまっては
申し訳ありませんし。
10名無しさん:2003/11/02(日) 20:31
SANの残値に気をつけて。

山本の小説を読破したせいで、救いがたいトラウマが残ってしまっては
申し訳ありませんし。
11名無しさん:2003/11/02(日) 20:36
150ページ当たりは今度はUFOネタ。 UFOやそこから降りてきた宇宙人の目撃談がこれでもかと十数ページに渡って列挙。
なんだかトンデモ本の世界を読んでるのか小説を読んでるのか区別がつかなくなってきた。
ここでは「兄」がUFOを目撃する。「兄」ももちろん山本弘並にUFOに詳しい。その兄がこともあろうにアダムスキー型UFOを目撃。

200ページ当たり。これらを説明するにはこの世界は「神」のシミュレーションであると考えるしかない、と結論。
え?何?この安直さは?さんざん山本弘の(退屈で聞き飽きたような)うんちくを聞かされたあげく、
それらをどう結びつけるのかと期待してたら…ほとんどなんの説明もなくいきなり結論が

まだ半ばだしこの後のどんでん返しに期待するしかない…
しかしなんじゃこりゃ?
12名無しさん:2003/11/02(日) 20:42
ただしここで「神」はなぜ超常現象を起こすのか?という説明がちょっとだけされている。
けどこれをバラすのはちょっと気が引けるので今はパス。あんまり面白いとは思えないんだけど

要約したら3行ぐらいで終わりそうw
13名無しさん:2003/11/02(日) 20:52
プロットの中ではGA(遺伝的アルゴリズム)が重要な位置を占めているようだ。何かとGAに結びつけられて
語られる部分が多い。けどGAって最初は大いに期待されたけど、最近はぱっとしないんだよね。
しかし小説の中では10年前はほとんど見捨てられてたGAが近年脚光を浴びるようになってきたという説明。
舞台は2010年前後だから、つまり今はうち捨てられたGAが10年後に開花するという設定のようですな。
はい、降参です。あらゆる突っ込みには予防線を張っておくという点で大いに評価できる小説です。
14名無しさん:2003/11/02(日) 20:54
ちなみにこの小説は2030年から2010年の出来事を振り返るという設定になってる。
15名無しさん:2003/11/02(日) 21:02
ふむ、突っ込む面白さすらない小説か。
そーゆーのは伏線で残しておいて、最後でガツンといくか
それとも想像の余地として残しておくかするのが
面白い小説だと思うがねえ。
16名無しさんsage:2003/11/02(日) 21:17
ちらと斜め、いや真横読みで立ち読みしてきたんですが、薀蓄満載ですな。
ネットバトルネタで無敵君とか出て来るが、これもリアルの意趣返し?
ソニーのアイボとか実名も出しているけど、なんかこういま見えてる
延長で容量とか規模が加速したらという種類の未来描写ばかり目についた。
このあたりがしきりに、「未来予測ではない」と予防線はりまくりの
ところか...
ちなみにストーリー追ってません、読んだのは3分間くらいw
17名無しさん:2003/11/02(日) 21:28
>>15

>ふむ、突っ込む面白さすらない小説か。

まあ山本は普段からそれがいい作品の条件だと言っているわけだから、そういう意味では有言実行ですな。
ただし、いくら『いい作品』でも売れなければしょうがないんですが。
18名無しさんsage:2003/11/02(日) 21:50
解説除いたら文庫サイズ以下になりそうな小説だな。
19名無しさん:2003/11/02(日) 22:21
>>18
300ページまで読んだが、ここまではうんちくを除けば確実に1/10になるw
20名無しさん:2003/11/02(日) 22:36
250ページ当たり。今度は空からの落下物の話。これもやれ魚が降ったとか石が降ったという事例が長々と続く。
そして急展開。兄妹が車を走らせていると空から数十人の子供が!
助けられたのは3人だけで残りの子供は川に落ちたり民家の屋根に頭から突っ込んだりで死亡(うげ)。

どうでもいいけど「兄」はいつ失踪するんだ?w

300ページ当たり。日本が突如経済恐慌に。この時代の通過は「新円」と「AVP」が使われている。
新円の方はデノミ(1/100)後の円。AVPは商品券から発展した電子通貨もどきみたい。
突然新円からAVPへの兌換が急増し、新円が大暴落する。

スーパーの商品には新円とAVPの2種類の値札が付けられているが、AVPはほとんど変動しないのに
新円の方はみるまに上昇し、暴落していくと語られている。

けど、こんなことってありか?AVPは各企業が発行している電子商品券?の平均値で値が決まると
説明されている。この場合の企業とは国内の企業だろう。となるといくら小売り段階ではAVPで
決済したとしても(この時代給料の一部もAVPで支払われているそうだ)、輸入や輸出では日本の
政府が発行する新円で行うしかないんじゃないのか?

そうだとすれば新円の価値が下がるなら、純粋に日本国内だけで生産加工されたものを除いて
AVPの値段も影響を受けると思うけど。そもそも加工や流通のエネルギーは輸入しているのだから、
新円の暴落に影響されない商品なんてないはずだけど…

山本弘って全然経済を知らない?
21名無しさんsage:2003/11/02(日) 22:39
それにしてもアーノルド事件が何時起ったとか、フライングソーサーの呼び名はUFOの形じゃなくて飛び方を
表現したものだ、なんてうんちくいまさら読みたくないんだけどなー
22名無しさんsage:2003/11/02(日) 22:51
あ、ごめんごめん「AVPは国際的にも通用する」ってあるわw
でもこれって「世界共通通貨」だよな。ユーロの制定でなぜあれだけもめたのか山本は分かってんのかね。
共通通貨を認めるってことは自国の造幣権を放棄するってことで、そんなに安直に導入されるものではないと思うんだけどね。

小説ではAVPが導入されてから5年となっている。すなわち2005年から導入されているらしい。
小説の中ではおおむね現時点(2003年)までは現実と同じに進行しているようだから、その後2年でAVPが実現することになる。

国際的にAVPが通用するならそれは単なる商品券ではなくて、造幣権を脅かすものだということに各国の金融省はそろって
気づかないほど山本弘の世界はマヌケぞろいらしい。
23名無しさんsage:2003/11/02(日) 22:58
「誰が予想したろう−−−当初は「ちょっと便利な電子商品券」に過ぎなかったものが、いつの間にか本物の通貨を上回る信用性を
獲得するなどとは。」って、おいおい、そんな脳天気なのは山本弘の頭の中の世界だけだよ。

国際決済ができるか「通貨」と商品券は全く違うものなのに。国際決済ができる商品券なら、それは「通貨」なの!
そんなことに気づかないような馬鹿は少なくとも各国の金融相になってないから安心してくれ>山本弘
24名無しさんsage:2003/11/02(日) 23:15
さらに山本弘の世界では円の暴落に対してとった日本政府の対策は「(新円の)貯金封鎖」らしい。
馬鹿としかいいようがない。実際にロシアのルーブル暴落時にロシア政府がとったのはドルとルーブルの
交換を厳しく制限することだった。これによってルーブルがドルに交換され(自国の通貨である)ルーブルの
支配権が弱まるのを防いだわけだ(有効だったかはともかく)。

もし日本国内で新円よりもAVPが信頼され新円の凋落が激しいなら、それを食い止める策はAVPの
使用制限ないし新円からAVPへの交換の制限だろう。

多分山本弘は戦後の貯金封鎖をモデルに書いたんだろうけど、何にも考えてないなw
25名無しさんsage:2003/11/02(日) 23:28
さて、主人公は日本経済崩壊の嵐の中、男との別れ話をする。男が立ち去った後、すっかりさめてしまった
ミルクティーを飲もうと目をやった瞬間「冗談でしょ?やっぱり私が…そうなの?」ティースプーンは45度ほど曲がっていた。

またまた超能力を信じてもいないし期待してもいない主人公の身近に自分が起こしたとしか思えないスプーン曲げという
超常現象が起きたわけだが…なんだかこれってフェノミナのシチューションに似てないか?w
26名無しさんsage:2003/11/02(日) 23:55
なんかもうレビュー読むだけでおなか一杯。逃げ出していいですか。
27名無しさん:2003/11/03(月) 00:03
コヴァ(もどき)とか田中(もどき)とか…
山本の私怨の集大成?
28名無しさんsage:2003/11/03(月) 01:04
昔、喜国のコミックスに載ってた漫画を思い出したよ。
少年のキクニに偉そうに漫画のうんちくを披露する左門豊作似の男。
「これがわしの漫画ばい!」と見せたのが「うんこぷりぷり〜」
「裸の女がキャーッ、乳モミモミ〜」のクソ漫画だったというオチ。
山本弘が何年もかけた小説はそういうレベルなんだ(w

もうSF作家を名乗らないで下さい。
29名無しさんsage:2003/11/03(月) 01:46
参考までにGoogleで見っけた神珍レビュー

ttp://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/kamihatinmoku.html

ケツが痒くなるぐらいマンセーの嵐です(w
30名無しさんsage:2003/11/03(月) 01:59
ちゅーか、その人のレビューって他も全部褒めてるだけじゃんw
「貶さない」のがコンセプトじゃないの?

本の紹介としては意味がないな。
31名無しさんsage:2003/11/03(月) 02:10
>神が実在しようとしていなかろうと関係ない。
>すべては現世に生きている人に帰結する問題であり、
>神にすがらず仏に頼らず悪魔に阿らず、
>人として人らしく生きることこそが、人にとって1番なんだと訴える。

おいおい、ベタベタだなw
32名無しさんsage:2003/11/03(月) 03:42
いやー後半は結構「普通の小説」みたいに比較的スムーズに読めたよ。うんちくが少なかったから。一気に読んだ。

350ページ当たり。日本経済はもうめちゃくちゃ。けどこの恐慌の理由がいまいち不明確なんだよな。
現在(2003年)の不良債権問題がずるずると尾を引いていて、改革を先延ばしにしてきたツケが、
AVPをきっかけに爆発したってとこらしいけど、つまり失われた10年(90年代)だけじゃ足りなくて00年代も
不良債権問題を引きずるのか…なんか気が滅入る話だな。

主人公と別れた「男」はこのころから本領発揮で本格的に悪役として活躍を始める。「兄」の研究を
ネタに小説を書き、盗作だと抗議する主人公に対して逆に「兄」の方が自分のアイディアを盗んだと
開き直る。さらに主人公のプライバシーや過去を巧妙にネットに公開し…結果主人公の社会的信用は
地に落ちる。世間がいうには「すでに名声のある男がウソをつくはずがない」と。この不可解さはもっともで、
これは最後になって開かされるという寸法らしい。

主人公の周囲にはとうとうMIBが現われ「近いうちにきざしがある」と謎の言葉を継げて去っていく。
これでもかというネタふりですな。w
MIBのぎこちない行動はどうやら「神」が作った人工無能(「無敵君」みたいな)だからだそうだ。
笑える。この当たりから読む速度が上がってきた。なかなか楽しい。
33名無しさんsage:2003/11/03(月) 04:00
400ページ当たり。じわじわと増えていた超常現象の総決算として、「月」に「神の顔」が浮かび上がる。
科学者はこの超常現象を認めざるを得なくなり、急激なパラダイムシフトが発生。それと同時に
太陽を中心とした半径1光年以上の天体は、球面に描かれたものだとNASAが発表。
すなわちそれ以遠の天体はシミュレーションの手抜きのために書き割りだった。その外側に天体は存在しない!

地球上ではこれを発端にもう無節操に超常現象が日常的に多発するようになる。車が大量に空から
降ってきて道をふさぎ、17世紀の新品の船が無人で海洋を漂っているのが発見され、幽霊人工衛星からの
発信電波が受信される。幽霊船〜フーファイター(幽霊戦闘機)に続く進化バージョンらしいw

そんな中、ついに「兄」が失踪。俺は最初異次元にでも迷い込むのかと思っていたが、割と普通の失踪らしい。
財産の半分を妻に残し、残り半分を生活費として持って行ったw。失踪の理由はこの時点では明かされない。

そして「神の顔」の出現によってそれを予見していた(と解釈できる)男の小説は大ヒット。さらに男を予言者として
崇め立てる信者が多数出現。男は勢いに乗って現体制打倒を呼びかける「サイレントレボリューション」を発表。
企業の連合体によって国家を運営させるという奇抜なアイディアは経済混乱と相まってあっさりと実現してしまう。
いやほんとアッサリと描かれてて拍子抜け。なんじゃこりゃ?

何はともあれ日本国は民営化wされ、企業連合によって統治されることになる。国会は廃止されインターネットによる
直接民主主義に移行。…飛ばすなあw
34名無しさんsage:2003/11/03(月) 04:11
450ページ当たり。話はがらりと変わって政治色いっぱい。この小説の中では北朝鮮は2010年代には崩壊しており、
統一国家コリアが成立している。ところが日本の経済弱体化に伴って日本国内には在日コリア人への風当たりが
強まり、逆にコリア本国ではそうした日本人に対する反日感情が高揚し、関係が急激に悪化。
日本の治安は最悪の状態となり、「神の代理人」を名乗る救国戦線みたいな集団が跳梁。
なんか銀英伝のハイネセン崩壊を見ているようですなw

さらに映画館などでトイレ洗剤を使った塩素ガステロが多発。反コリア派はこれもコリア人のしわざだとして両国の関係はさらに悪化。
…なんかテンプレ使ってません?>山本弘
35名無しさんsage:2003/11/03(月) 04:19
主人公の親友(彼女は兄の妻でもあるのだが)は在日だったので、この状況にたまらずオーストラリアに疎開(?)
なぜオーストラリアかというと失踪した兄がそこで働いているらしい。

さらに第2次大戦中の神風の話が老人(これもUFOとかにやたら詳しい)と絡めて語られる。
なんでここで特攻の話が出てくるのかな。戦争に向かって突き進んでいく日本を憂いてのことのようだが。
なんか自分の引き出しにあるもの全部つっこんでないか?山本弘さんよ。

それにしても2010年だよ。長生きな老人だ。もちろん「高齢の割には元気な老人である」設定だそうな。
なかなか隙を見せないなw
36名無しさんsage:2003/11/03(月) 04:34
500ページあたり

忘れ物を思い出したように臨死体験と死後の世界の話。例の老人がついに死んでしまう。
直前、老人はもし死後の世界があるならPCのファイルに設定したパスワードを「あの世」から伝える、と主人公に
言い残して。その後主人公は老人の幽霊を目撃。ひるみながらも「パスワードを教えてください」と尋ねるが、
老人の幽霊は答えない。つまりあの世はないってこと?この小説の世界では。

さていよいよ大詰め。コリアと日本を戦争に向かわせようとしていたのは実は例の小説家だった。
日本国の民営化、インターネットによる直接民主主義、映画館でのテロ、すべてがこの男の策略だったのだ。

彼は得意げに主人公に語り始める。自分がなぜこんなことをするのかを。それは「兄」の研究から思いついた
遠大な計画だった。ところが勝利を確信する男に向かって主人公は言う。実は兄が以前話した仮説間違いだった、と。
間違いだと分かったので兄は失踪したのだ、と。

ここのオチもちょっと今の段階で書くのはためらわれる。小説家が日本とコリアを戦争に突入させた動機については
割と面白かったよ。一方本当の「神の意図」については…ん〜ちょっと予想できてしまって俺にはつまらなかったね。

ま、この小説、後ろ半分だけなら暇つぶしに読んでもいいかなって感じかな。うんちくの部分はストーリーに全然関係ないから
読み飛ばしても大丈夫だよw
37名無しさんsage:2003/11/03(月) 09:16
…電波だな。
こんなシロモノを出版した角川っていったい…

編集が「と学会」に入るのとバーターだったりしてw
38名無しさん:2003/11/03(月) 09:23
なんか本当に山本色イッパイイッパイで
私にはとても読めそうにありません。

特に
>すべてがこの男の策略だったのだ。
>彼は得意げに主人公に語り始める。自分がなぜこんなことをするのかを。

の辺り。

お願いですからネタは全部割ってください。文句を言う人など
ここには1人も居ません。
39名無しさんsage:2003/11/03(月) 09:59
唯一ワロタのが「幽霊人工衛星」
あとは………もう勘弁してください(つД`)
山本ネタの総決算としては価値があるのかな。
ロリ陵辱ネタは無かったの?これさえあればむしろ完璧とも言えるんだけど…
40名無しさん:2003/11/03(月) 10:37
>>36

あれ?500ページでもう終わり?
全1300ページの超大作じゃなかったっけ?

広告で謳ってるのは嘘?
41名無しさんsage:2003/11/03(月) 10:40
原稿用紙1300枚
印刷すると500ページ

実質的な内容はその数分の1、あとはどうでもいい薀蓄
42名無しさん:2003/11/03(月) 13:39
山本板神チンスレより

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☆ 感動のあまり書き込んでしまいました。 / のづち

ではあまり本筋と関係のない質問をいくつか。

加古沢のキャラクターについてですが、南京大虐殺をめぐる論戦における彼はとても礼儀正しく、その後の彼の挑発的な言動にややそぐわない様に思えてなりません。これは意図があってのことでしょうか? ちなみに南京大虐殺に関する加古沢の主張自体には異論はありませんし、その手の論争に首を突っ込む気はありません。

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これって、まんま山本が批判していた小林の手法「自分と意見が同じ人物は理知的に美しく描き、敵対者は醜く描く」じゃないか?
他人がやるのは許さないけど自分がするのはOKとは、さすがダブスタ王の面目躍如ですな。
43名無しさん:2003/11/03(月) 14:35
>>41

了解。
しかし、「原稿用紙1300枚の作品」ってすごいのか?
しきりに1300と言う事を謳っていたと思うが

作者も出版者も………

…………は!?………もしかして、「それしか」売りが無い?
44名無しさんsage:2003/11/03(月) 15:29
>>24
新円暴落の対策としてとられたのが貯金封鎖だったからこそ
瞬く間に暴落を続けて崩壊したのだろう。

俺なら貯金封鎖されたら真っ先に外貨に切り替えて運用するし
AVPとやらに変換して生活する。
もちろん給料の支払いもAVPによる支払いを要求する。
AVPが企業発行の商品券なら企業側にも反対する理由は無いだろう。
結果として誰も困らない。
困るのは日本政府からの支払いを受け取るところぐらいなもんだろう。

新円の暴落は結局のところ山本版日本政府の無能によるもので整合性は取れている。
無能な人間に有能な政府を想像しろと言うほうが無理なのだからこれはこれで良しだろう。
45尾崎晃仁:2003/11/03(月) 16:57
 唐沢氏の日記で期待しすぎたかも(^^;。「サーラ」の短編でも
そうでしたが、期待しすぎて逆に楽しめないってのが多い<自分。
「もらえないと思ってたごほうびがもらえる方が嬉しいもんな」と
言った男の気持ちが良くわかります。

>>36
>ここのオチもちょっと今の段階で書くのはためらわれる。小説家が
>日本とコリアを戦争に突入させた動機については割と面白かったよ。
>一方本当の「神の意図」については…ん〜ちょっと予想できてしまって
>俺にはつまらなかったね。

 前者について、読了後に唐沢氏の日記を読み返してみて、そこまで絶賛
するほどかなと思いつつも同意。確かにオリジナルの動機で、この小説以外
ではちょっと使えない。絶賛するほどでないと感じるのは、SF経験の
浅さかも。
 後者については、秘密基地の方でレスを返すとネタバレになってしまい
そうなのでこっちに書きますが、

>はね。さん
 スニーカーで3分割にしたのを読みたければ、『ギャラクシートリッパー
美葉』をおすすめします。

 といった感じでしょうか。
46名無しさん:2003/11/03(月) 18:44
山本板神チンスレより

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☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / エロの冒険者 [九州]

 皆様、こんにちは。

 「神は沈黙せず」、本日アマゾンより発送メールが届きました。
到着は水曜日くらいでしょうか、楽しみであります。

 しかし、これは福岡だけのことかも知れませんが、周辺の郊外型本屋は、CDやDVDも売っているくせに本の品揃えが少なくって並んでいるのはそれこそ、山田 悠介「リアル鬼ごっこ」松岡○○の「○里眼」シリーズばかり(笑)というつまらないところだらけになってしまいました。

 以前、サブカル関係が無闇に充実していた福岡大学近くの某店(場所柄でしょうか)までもが、商品構成を大幅に変更してこういう“頭の悪い本屋”に変わってしまってもうがっくり。

--------------------------------

信者理論によると、置いてないのは本屋の頭が悪いからだそうです。
単に山本が売れてないからだと考えないところが信者の信者たるゆえんですね。
47名無しさんsage:2003/11/03(月) 19:10
>>46
うーむ、サブカルが充実しているのが「頭のいい本屋」ってことなんですかね。
何かが間違っている気がするのは俺だけ?
48名無しさんsage:2003/11/03(月) 19:30
>尾崎晃仁さん
そうだっけ?と思って裏モノ日記読み返してみたけど、絶賛はしてないような。
もちろん貶してはいないけど。
・山本弘はSFを書いてない!と言われてるから、書いてみせた。
・軽い話が主流の今、あえてそうしなかった。
・なんとも戦闘的(反骨ってことか)な人だ。
これは誉めてるけど、山本弘の姿勢であって作品のことじゃないですよね。

・トンデモ研究を生かしてる。
・ビルドゥングス・ロマンである。
これは評価というより、内容の紹介って感じ。ビルドゥングス・ロマンって誉め言葉
じゃなく、ピカレスク・ロマンみたいなジャンル名だから。その前に重厚って言ってる
部分は誉め言葉だけど。前に唐沢日記を読んだ時、チョット歯切れ悪いコメントだな
これじゃ社交辞令っぽいよと思ったもので。
49名無しさんsage:2003/11/03(月) 20:02
>>45
>  前者について、読了後に唐沢氏の日記を読み返してみて、そこまで絶賛
> するほどかなと思いつつも同意。確かにオリジナルの動機で、この小説以外
> ではちょっと使えない。絶賛するほどでないと感じるのは、SF経験の
> 浅さかも。

このアイディアについては特選はあげられないけど努力賞ぐらいはあげてもいいって感じかな。
努力賞と佳作の中間ぐらいかな。
50尾崎晃仁:2003/11/03(月) 21:30
>>48
 僕が「唐沢氏が絶賛」としたのは、加古沢の動機に
ついての部分だけです。全体的には、「小説としては
駄目か知らんがSFとしてはヨイ!」という風に解釈
しました。
 オチについても褒めてたと思いますが、僕はもう
『美葉』の時に驚かされてたから、インパクトが足りな
かったです。唐沢氏も読んでるみたいですが<『美葉』。

 あと、再読し始めて気になった点があったので少し。
30ページ上段22行目から下段2行目まで、
>「地球は太陽の回りを回っているが、太陽は宇宙の
>中で動いていない」と、トンデモないことを言った
 とありますが、あの世界で太陽って動いてるんで
しょうか? 当時(2000年)としては「トンデモ
ない」でしょうけど、2033年としてはどうなのか。
秘密基地で聞いてみたいけど、オチと関わる部分なので、
しばらく待とうかと。
 あと、「地球の周り」が正しいのではないかと(^^;。
51尾崎晃仁:2003/11/03(月) 21:39
 事故レス(^^;
>あと、「地球の周り」が正しいのではないかと(^^;

 「太陽の周り」ですね(^^;;;。
52名無しさんsage:2003/11/03(月) 21:39
>>50
この小説、全体的に何時の視点で書かれているのかが曖昧なんだよね。
2033年に優歌(「妹」ねw)が当時を振り返って書いた本(2033年では紙の本はもはや珍しいそうだが)という設定なんで、
リアルタイム(2010年前後)の心境を語っているのか、2033年の視点で語っているのか曖昧模糊としている。

しかもすべて優歌が書いたという設定なので、喩え間違ったことや考証ミスがあっても、それは山本弘のミスではなく、
架空の人物である優歌のミスになるというお徳さ!「突っ込まれないような小説」としては希有の出来だw
53名無しさんsage:2003/11/03(月) 21:45
>>51
なるほど誤字だね。

山本の本では「太陽の回りを回っているが〜」となっているが「太陽の周りを回っているが〜」が正しそう。
これも2033年の優歌が使ってるワープロ(だかなんだか)が誤変換したのかな。IMEは30年後もあまり賢くなってないねw
5448sage:2003/11/03(月) 21:56
>尾崎晃仁さん
なるほど分かりました。
つうか、オレは唐沢俊一が新作を誉めてた個所を読み落としてたかもしれない。
しかもまだ新作を読んでない。規定違反だ(w
55尾崎晃仁:2003/11/03(月) 21:58
>>53
>優歌が使ってるワープロ(だかなんだか)
 ポケタミがあれば口述筆記でいけそうですね。ソニー製
という記述がありました(2033年で何使ってるかわからないけど)
が、OSはMS製なのかも(笑)。
56名無しさんsage:2003/11/03(月) 22:00
>>55
> が、OSはMS製なのかも(笑)。

MS-IME2033が搭載されています。
57あぼーんあぼーん:あぼーん
あぼーん
58あぼーんあぼーん:あぼーん
あぼーん
59あぼーんあぼーん:あぼーん
あぼーん
60名無しさんsage:2003/11/04(火) 05:29
神のシミュレーターについて少し。
神は手抜きをして半径1光年以遠の天体を物質レベルまでシミュレートすることなく、天球の内側にプラネタリウムの
ように映し出すことでお茶を濁しているそうだ。現在観測されている天体の年周視差(これによって天体の距離が
測定されている)は神のコンピュータが地球から観測した場合にそれっぽく見えるように適時投影する映像を変えているそうだ。
ご苦労なことである。これは2008年に木星軌道上から(つまり地球以外の場所から)高精度で天体の位置を観測可能に
なってバレるのだが、そもそも神はなんでこんな面倒な宇宙を人間に見せているのだろうか?

別に太陽を中心に半径1光年以内にしか天体のない宇宙でもいいんじゃないの?って疑問がわく。実際その通りなんだし、
それで不都合がないってことは、わざわざ1光年以遠にも天体があると偽らなくても不都合はないんじゃない?

まあ宇宙がこんなに小さいと(というかこんなに物質の分布に偏りがあると)、半径一光年以内にある天体も重力で
引き合ってどんどん我々の太陽に向かって落ちてきてしまうが、なんといっても「神」なんだから第5の力でも設定して
(「万有斥力!」)支えてやればいい。20世紀以降の物理学の発展は今とはちょっと違うものになるかもしれないが、
それが神の目的にさして重大な影響を与えるとは思えないが。。。
61名無しさんsage:2003/11/04(火) 05:37
逆にこれをきっかけに人間に「おまえたちの世界は俺が作った張りぼての世界なんだぞ」と分からせる何らかの
必然があったとしても、何もそんな手の込んだ方法を使う必要があるんだろうか?月の裏側を真っ平らにしておいても
いいし、北極や南極に大きな穴を空けておいてもいいと思うんだけどね。

人間が「宇宙は張りぼてだった」と気づくのが何十年か早まるけど、大して神の計画には影響ないと思うんだけどね。
神はコストダウンのために手抜きをしているらしいから、この方がもっとコスト削減になると思うのだけどな。
62名無しさんsage:2003/11/04(火) 06:35
山本弘は中国語の部屋の説明の下りで人間の知性とは何かをあれこれ書いている。何となく本人も
納得していないよう内容を書いてるわけで何を言ってるのかさっぱり要領をえない。もちろんこのテーマに
明確な答えはないから山本弘がそれを明快に解説できなくても何の落ち度もないのだが、一つ間違っている。

彼は膨大な本があればそこに人間の思考をすべて納めることが可能だと書いている。その本をアドベンチャー
ゲームのようにたどれば元の人間の思考を再現可能だ、と。(まあ山本が言っているのではなくて小説の
登場人物が言っているわけだが。)

しかし、殊、人間の思考についてはこれは成り立たない。コンピュータの思考なら別だがね。なぜなら人間の
思考のハードウェア、つまり頭脳は非線形なユニットだからだ非線形はバラフライ効果を生む。人間の
思考の内、単純な部分、すなわち理路整然と他人に自分の思考経路を説明できるような思考の部分は
この非線形さを無視してもあるいは実現できるかもしれない。しかしよくいえば「ひらめき」悪く言えば
「なぜあのときあんな行動をとったのが自分でも分からない」ような思考は、おそらくこの非線形性を無視しては
再現できないだろう。
63名無しさんsage:2003/11/04(火) 06:42
つまり人間の思考はデジタル化するのは極めて難しい。もちろん非線形なモデルをデジタルコンピュータ
(要は普通のコンピュータ)で扱うことは可能だが(現に現代はそうやっていろいろなものを計算している)、
集中のようにバタフライ効果は僅かな誤差が爆発的に拡大していく。つまりアナログをデジタル化した
段階で生じる量子化誤差のため、決してオリジナルと同じ結果を得ることはできないのだ。
64名無しさんsage:2003/11/04(火) 06:44
コンピュータがコンピュータなりの知性を持つことは可能だろう。しかしコンピュータが人間と同じ知性を持つことは不可能だ。
ある人間が別な人間と完全に同じ思考をするのが不可能なように。
65名無しさんsage:2003/11/04(火) 06:53
>>60-64
つまり、『ラプラスの魔』の計算能力がダウンしただけ?
66名無しさんsage:2003/11/04(火) 07:10
神が使っているコンピュータの話
兄と妹がこの宇宙をシミュレートするにはどれくらいの性能のコンピュータが必要かをあれこれ話し合っている。
トランジスタの小型化はもう限界、巨大化させれば光の伝達速度の制限で速度が上がらない。では量子コンピュータなら…
といったやりとりがされるが、ふとその神や神の使うコンピュータはどうやって誕生/作られたの?という疑問を妹が投げかける。
兄はこともなげに「そんなこと考えたって無駄だ。どうせこの宇宙の外にいるのだか」と答える。

ん〜それなら神の使っているコンピュータの性能を考えても意味ないんじゃないの?光の速度だって神が住んでいる
世界では違うかもしれないし…それとも物理法則は神が住んでいる世界でも同じなのだろうか?なんか不自由そうな
神だなー。我々がコンピュータでシミュレーションを行う場合、時間や重力などもっとも実験を行いやすい値に設定する。
我々の世界の光速もそうやって設定されたものなのだろう。それがシミュレートを行っている神の世界と同じである
必然は何もないと思うのだが。

ある前提(我々の世界の物理法則)を元に結論(神の使うコンピュータの性能)を導き、結論が出たところで
前提そのものを否定(神は我々の宇宙外の存在である)して、結論だけをちゃかkりいただく。
これは典型的なトンデモ思考じゃないのかな。

このシーン、妹の方はあれこれ暗中模索の状態で神について考えているから、こうした思考の不合理さは
構わないが、兄の方は長い時間かけて導いた持論を妹に説明しているわけで、その持論がこんなにいい加減じゃあ…ちょっとね。

トンデモにならない唯一の選択は「神は我々と同じ物理法則に縛られている」なんだけど、それでいいのかね。
67尾崎晃仁:2003/11/04(火) 07:15
>>52
>この小説、全体的に何時の視点で書かれているのかが曖昧なんだよね。

確かに。基本的には当時の視点で、たまに現在(2033年)の視点で
書かれている、という感じでしょうか。僕の指摘した点についても、
「言ったのだそうだ」と伝聞の表現になっています。当時
葉月が「太陽は宇宙で動いてないだなんてトンデモないことを
言ったんだよ」と優歌に言ったのを、そのまま伝聞として書いた
だけ、と解釈することができます。
 ええと、「トンデモないことを言ったのだそうだ」の解釈を、
「トンデモないことを言った、のだそうだ」とすればおかしく
ない、ということ。僕の言いたいこと、分かるでしょうか(^^;。
68名無しさんsage:2003/11/04(火) 08:22
神のシミュレーションのコストについて続き。

遠くの天体まできちんとシミュレートを行うコストが高いという点もそもそも疑問だ。
もちろん遠くの天体の分子や原子一つ一つまでシミュレートを行うならそうだろう。
しかし人類にはそんなもの当分は観測できないのだ。現に我々は遠くの星々について位置と光度、
それにせいぜいスペクトルや質量ぐらいしか注目していない。

一方地球上の身近なものほど細かく観測が成されている。作中で説明さているように大気の流れなどを
分子一つ一つからシミュレートするコストは途方もなく大きい。地球上の分子のシミュレートを行うコストに
比べれば観測可能な限りの星の位置や光度をシミュレートすることなど造作もないことではないだろうか。

もちろん位置と光度(とスペクトルなどの若干のパラメータ)しか持たないのだから、人類が宇宙船に乗って近づけば
ボロが出てしまうが、少なくとも球面の内側に投影するよな手抜きよりはずっとマシだと思うのだが…
69名無しさんsage:2003/11/04(火) 08:30
>>66
生態系のシミュレーションとかするときは普通「加速試験」するよね。
俺は「実時間」で進行するシムシティはプレイしたくないw。

各種物理法則に関わる基本的パラメータたる時間の流れがそもそも違う
からには、RPG世界の住人が自分たちの基準で自分たちを動かす
CPU速度を語るのは笑止というものでしょう。

逆に、旧式CPUで、数百年かけて1日の時の流れを計算したとしても、
中の住人にとっては1日は1日なわけだ。
70名無しさんsage:2003/11/04(火) 08:48
>>68のちょっと訂正。地球からはそれっぽく見えるように投影する星の映像をシミュレーターは変えているのだから、
もともと星の位置や光度は計算しているんだった。

それならそれを2次元の球面内部に投影*されているかのように*シミュレートするのは計算が2重になるだけで全くの無駄だ。
わざわざ張りぼてを作るために計算量を増やしているだけで全くの具の骨頂。最初から素直に計算した位置に天体の光源を
配置すればいいだけの話。そうすれば当分(人類が恒星間飛行技術を獲得するまでは)ボロがでなかったはずなのに。
なんかマヌケな神様だな。

どうやら山本弘の頭の中には太陽系を中心とした球形の箱庭があるようだ。その箱庭の内部はあくまで厳密にすべてを
シミュレートし、外部は思いっきり手を抜くという方法しか計算量を減らす手段として思いつかないようだ。実際は
そんな空間に制限される必要はなく、実際のCGとかがやっているように遠くの物体ほどシミュレートする情報を減らしていけば
いいだけのこと。
71名無しさんsage:2003/11/04(火) 15:24
サイレントレボリューションの話。
例の男は納税を拒否することで現体制打倒を呼びかける。革命は何も武力による必要はない。
納税を拒否すれば日本政府は機能停止し自然消滅する、と。

膨大な財政赤字を抱えていても日本政府は崩壊していないのだから、納税を一年やそこら滞らせても
政府が崩壊するとは思えないが、まあたぶんこれは「国民の承認を失った」という象徴的な意味が重要なのだろう。

しかし何も「革命(それが武力によらないものでも)」だけが体制を変える手段ではないと思うんだけどね。
現に日本国憲法は自分自身を改定する手続きまで定めている。法律に則って法律を変える道は一応あるわけだ。
もっとも、それを現政権に期待できないからこそ革命が起こるわけではあるが、大多数の国民に納税を拒否させることと、
多くの国民に改憲を唱える議員に投票させ、さらに国民投票で改憲させるのと、本質的に違いがあるのだろうか?

まあ「大多数の国民が納税を拒否した!」という方が地道に選挙運動をして憲法改正にたどり着くよりは痛快だから
派手好きで何も考えない若者には受けるかもしれない。そこまでねらってこの男はこの方法を呼びかけたのかなあ。
確かに頭のいい男だからそうなのかもしれない。これはいいとしよう。

しかし看過できない点がある。納税を拒否したのは誰か?という点。承知のようにサラリーマンは源泉徴収により
強制的に税金を取り立てられている。この仕組み上納税を拒否することはサラリーマン自身には不可能ではないにしても
きわめて難しい。少なくとも「お手軽な方法」ではないだろう。サラリーマン当人に変わって国に税金を納めているのは
「企業」だ。つまり納税を拒否したのはサラリーマンではなく、企業の経営者ということになる。

まあ企業による国家運営だから企業の経営者にとってはおいしい話かもしれない。特に従業員を何万人と抱える
大企業にとっては。そうした企業が従業員の給料から源泉徴収した税金を国庫に納めるのを拒否すれば、従業員の
意志に関係なく、日本政府は国民から納税を拒否されたことになる。

つまりサイレントレボリューションは国民の意志によって行われたのではなく、大企業のトップによって行われたといえよう。
しかしこの男が言葉巧みにこの点をごまかしても、自分に納税を拒否する/受け入れる決定権がないのは
いくらなんでもサラリーマン自身が知っているから、だまされないと思うんだけどね。まさか「自営業」の山本弘は
源泉徴収を知らない?
72名無しさんsage:2003/11/04(火) 15:55
この小説ではエピローグ(とは書いていないが)部分でさらにいろいろなことが起きる。中国が5つの国に分裂し、
アメリカ合衆国が南北に分裂する。まるであの男の小説をなぞるように。中国はさておき、アメリカの分裂の
理由は創造論者と進化論者の対立らしい。ま、山本も笑いをとるために書いているんだろうからいいけどねw

しかしよしんばそういった対立が顕在化しても国家の分裂までいくものだろうか。分離独立した南部諸州の
人々もアメリカ合衆国の一部である恩恵は計り知れないものだとわかっているだろうに。問題は国家の
宗教への介入を禁じた合衆国憲法にあるのだから、憲法を修正させるか、もっとゆるやかな連邦制に
移行するだけでいいと思うのだが…まあ長い長い時間をかけて争っているうちにもはや当初の問題よりも
感情的対立に支配されてしまったのかもしれないが。

遊んでるなあ>山本弘
73尾崎晃仁:2003/11/04(火) 18:49
>>70
 たとえば、『スペースチャンネル5』というゲームでは
背景がムービーで作られています。これは処理を軽くする
ためだと思いますが、主人公の兄が何度も実験を繰り返した
ように、神(とされる存在)も何度も実験をしていたとすれば、
流用可能なムービーを背景として使用したほうが楽ですし、
いちいちシミュレートするよりコストが節約できるのでは
ないでしょうか?
74名無しさんsage:2003/11/04(火) 19:15
>>73
それでも2次元ムービーである必要がないじゃん、ってことよ。
75名無しさんsage:2003/11/04(火) 19:29
読んでないから分からないんだけど神が幾度にもわたってシミュレーションした理由って何よ?
まさか某中華古代SF演義みたく
・自分の文明は『つまらない過ち』で滅んだ
・過ちを犯さずに進化を続けていたらどうなっているかを知りたかった
・そのために人類を使って自分の文明を再現する必要があった
・『初期値』(=古代の歴史)が異なるために、バタフライ効果によって自分の文明は再現できなかった
・よりよい『初期値』を与えるためにシミュレーションの開始を古代、神話とさかのぼり、何度もシミュレーションをやり直した
じゃないよね?
76名無しさんsage:2003/11/04(火) 19:51
>>73
地球からは年周視差で天体の距離が算出できている。この観測結果に矛盾が生じない程度には神のシミュレータは
精密な位置計算をやっていることになる。となると一番簡単なのは本当の天体の位置を計算することだと思うんだけどね。
小細工とかなしに。天体が本来あるべき位置を算出し、その位置と地球の位置を検出し、地球からどの方向に見えるかを
算出する。ようするに全部まじめに計算するのが一番簡単ってことだ。

そこまで計算しているなら、そこに実際にもその場所に光源を置けばいい。それをわざわざ地球と天体の間に半径1光年の
球を設け、地球と天体を結ぶ直線と球面の交点を求めて、そこに光源を設置しているわけだ。神のシミュレータは。
こうするメリットは何もない。デメリットは小説に書かれているように地球以外の場所から光源を観測するとつじつまが合わなくなることだ。

なぜ神がわざわざ天体が遠方にも存在する世界をシミュレーションしようと思いついたのかは不明だが、神のやっていることは
その目的にさえ合致しない非常に不経済な方法だ。

そして繰り返すが、地球上の大気中の分子の動きをすべてシミュレートすることに比べれば、観測可能な天体の動きを
すべてシミュレートすることは問題にならないほど楽だ。

そもそもムービーを再生するのは現在のPCでも非常にCPUパワーを食う。解像度も荒くなるしね(実際、作中ではこの
分解能の低さが、これもハリボテがバレるもう一つの原因になっているわけだが)。いちいち計算した方が
必要なCPUパワーは少なく、かつ高品質な映像が生成できると思うよ。まあ星が満天にびっしりと(暗いところがないくらい)
あるなら別だけどね。
77尾崎晃仁:2003/11/04(火) 20:02
>>74
 3次元ムービーでもいいじゃん、ってことですか? ふむ。
『スペチャン』も続編では背景が3Dになってましたね。

>>75
 はずれ〜。それは『神のメッセージ・・・・・・じゃなかった、
神は沈黙せず』というより、加古沢黎『時の振り子』の
ストーリーに近いですね。自分好みの歴史になるように、
歴史を修正しようとする、という・・・・・。
 『神は沈黙せず』の作中作であるこの作品の主人公の
名前が「アグラ」というのは何か含みがあるんでしょう
かね?
78名無しさんsage:2003/11/04(火) 20:07
もし手を抜くとしたら別な部分の手を抜いた方がいい。いくら高性能な望遠鏡を使っても点にしか見えない天体は
点光源でいいが、星雲などのように大きさを持つ天体については点光源ではバレてしまう。ある程度の大きさを持つ
物体として作って、そこにテクスチャーを貼り付ければいい。

この方法だと星雲を別な角度から見た場合テクスチャーの見え方が変わらないのでバレてしまうが、星雲を地球とは
別の方向から観測できるようになるのは、これもまた恒星間旅行ができるようになってからだろう。

むろんこのテクスチャーの分解能に近い/あるいはそれ以上の分解能を持つ望遠鏡を用いれば、作中のように
デジタル化の干渉によって奇妙なモアレが生じどのみちバレるわけだが、星雲などのように大きめの天体に貼り付ける
テクスチャーの量と全天を覆うテクスチャーでは量が全然違う。前者の方が少なくて済む分、高解像度のテクスチャーを
使えるはずだ。したがってたかだかハッブル望遠鏡の10倍の解像度でボロが出るほどちゃちなものにはならないはず。

ま、ハッブル望遠鏡の分解能ではモアレが生じず、2010年に打ち上げられたその10倍の解像度をもつ望遠鏡だと
モアレが生じる所から、神が使っているシミュレータの分解能が計算できるかもね。山本弘もここまで計算すれば
いいのにw
79名無しさんsage:2003/11/04(火) 20:12
>>77
> 名前が「アグラ」というのは何か含みがあるんでしょう
> かね?

なんとか飛鳥って超能力者も出てくるね。こっちは本編に。
80名無しさんsage:2003/11/04(火) 20:15
あとは兄が自説を世に問うためにWeb上に開いた掲示板が嵐に遭い、兄への低俗で論理の欠片もない
中傷が書き込まれる中、兄はたったりとりでひたすら丁寧に冷静に返事をしているシーンは涙をさそったよw
山本弘も自分の小説から学ぶべきだろうね。
81名無しさんsage:2003/11/04(火) 20:22
こう考えるとこの小説ってほとんどここ半年ぐらいで書かれたものだと思うんだよね。
なんあ10年前から暖めてたとかどっかに書いてなかったっけ?まあ神とトンデモを
組み合わせた小説を何か書いてやろうという思いは10年前からあったのかもしれないが、
実際にプロットを書き始めたのは今年に入ってからじゃないのかな。

俺は山本弘に問いたいね。この小説を書くのにあなたはどれくらい努力したのか?と。
もちろんUFOや超能力など詰め込まれているうんちくの量は相当なものだが、これは
もともと山本弘がこの小説とは関係なく集めていた知識だ。この小説を書くために
新たに集めたネタってどれほどあるのかね。

山本弘のことだから書くに当たってもう一度古い資料を調べなおすぐらいのことはやっただろうけど、
なんかお手軽に書いてない?とふと思ってしまったよ。
82尾崎晃仁:2003/11/04(火) 21:47
再読分6章107ページまでの年表です。

1980/??/?? 和久良輔(兄)誕生
1986/08/30 和久優歌(主人公)誕生(0歳)
1989/01/08 加古沢黎(悪役)誕生(2歳)
1993/08/02 平成五年八月豪雨。優歌の両親死亡。(6歳)
1995/01/17 阪神淡路大震災(8歳)
1995/03/20 地下鉄サリン事件(8歳)
1998/08/?? 「パイオニア減速問題」発覚(10歳)
1999/??/?? 葉月と出会う(13歳)
2005/??/?? インフルエンザ大流行(19歳)
2006/??/?? 大学中退、『ダーウィンズ・ガーデン』発表(20歳)
      その後編集プロダクションに就職
2008/09/?? あくはと(加古沢)ネットに登場(22歳)
2008/10/?? フリーに(22歳)
2009/01/09 加古沢にインタビュー(22歳)
2010/02/?? 新世代宇宙望遠鏡ジェイムズ・ウェッブ打ち上げ
      「ウェッブの網目問題」発覚(23歳)
2010/11/?? <昴の子ら>潜入取材開始(24歳)
2011/01/22 根室半島沖でマグニチュード6の地震発生
      <昴の子ら>脱出、ボルトの雨(24歳)
2011/02/01 <昴の子ら>炎上(24歳)

()内は優歌の満年齢です。まだ五分の一(^^;。
 気象庁のサイトで見ると、平成五年八月豪雨の被害が
『神は沈黙せず』と食い違っていますね(『神沈』の
ほうが少ない)。「パイオニア減速問題」は現実には発見
されていない、ということでOKですか?
83尾崎晃仁:2003/11/04(火) 21:57
 訂正。優歌は1985年生まれなので満年齢から1歳ずつ
引いてください。ただし1993年8月2日の(6歳)は
正しいです。
 兄良輔も4つ上なので1981年生まれですね。うへえ(^^;。
84尾崎晃仁:2003/11/04(火) 21:59
 ごめんなさい、1歳引くんじゃなくて足してください。
 とほほ。
85尾崎晃仁:2003/11/04(火) 22:04
 それに伴って葉月と会うのが1998年、大学中退が
2005年になります。ちゃんと推敲しろよ<俺。
86名無しさんsage:2003/11/04(火) 22:07
>>82
パイオニアの速度が計算より遅くなっていると観測されているのは現実の世界の出来事だよ。原因は不明。
まあいろいろ分からないことは沢山あるからw
http://www.cnn.com/2001/TECH/space/05/21/gravity.mystery/index.html
87尾崎晃仁:2003/11/04(火) 22:12
 と、思ったけどやっぱり1986年生まれですよね。
 えと、つまり、1998年が(10歳)になってるのが
おかしいんですよね。正しくは(11歳)。後は最初ので
正しいです。何混乱してんだ俺。
 一人でスレッド消費して申し訳ないです>ALL。
88尾崎晃仁:2003/11/04(火) 22:22
>>86
 うわ、英語だ(^^;。最初のほうをちょっと読んで
みましたが、「なんか宇宙船が遅くなってるけど、
原因不明。万有引力から予測したより遅いよ〜」と
NASAのジョンアンダースンさんが言いました。
 くらいの意味ですか?
89尾崎晃仁:2003/11/04(火) 22:28
 兄の誕生年は1982年になりますね。
90名無しさんsage:2003/11/04(火) 22:44
おおむね山本の小説と同じだよ。ただし小説では宇宙塵や燃料漏れによる可能性は否定されたと書いているが、
そこまで断定できる情報すら現実の我々は持ってないんだけどね。それに山本はその後の10年(これかの未来)で
さらに多くのデータが蓄積してもこの結論は揺るがなかったと書いてるが、パイオニアは既に機能停止している。
太陽系外に飛び出した探査機は探査機が電波を出してくれなければ観測できない。だから今から何十年たとうが、
パイオニアに関して新たなデータがもたらされることはないはず。現実の世界では計算と合わないのは100億分の1G程度。
91名無しさんsage:2003/11/04(火) 22:55
あ、まちがえた。そういえば去年だかに久しぶりにパイオニアからの通信が受信できたとかいうニュースがあったから、
まだ機能しているんだ。まあそれが最後である可能性が高いが…
92尾崎晃仁:2003/11/04(火) 22:58
>>90
 なるほど。この辺りで「嘘をついている」わけですね。

 年表に追加です。

2011初め 統一コリア成立
 
 2008年の時点で北朝鮮はすでに崩壊しているようですが、
2010年11月ごろの出来事の中に「韓国の斉州島」という言葉が
出てくる(93ページ)事からして、統一国家コリアが成立
するのはそれ以降。2011年にはすでにコリアが成立している
ようなので、2010末から2011初めまでの間にコリアが成立
したのだと考えられます。
 まあ、「韓国はコリア成立後も存在する(台湾みたいに)」
とか、「単なるうっかりミス」という可能性もあるんですが(^^;。
93名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:06
山本弘は最後の最後で、占星術の命脈が完全に断たれた。何しろ超常現象によって土星は2つに分裂し、
火星は緑の染まり、もはや惑星の運動で明日の運勢を論じるのは不可能だからだ、などと嬉々として書いてるが、
山本のごひいきの自然科学はこんな世界でも健在なんでしょうかね。ダメージは占星術の比じゃないと思うんだけどw
94名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:07
>>92
> とか、「単なるうっかりミス」という可能性もあるんですが(^^;。

でもうっかりミスしたのは優歌であって山本弘じゃないんだよなw
95名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:35
さて「ドーキンズ」による記号着地問題の解決の話

これってニューラルネットそのものだよね。なぜか作中にはこの言葉が一言も出てこないけど。
ニューラルネットとGA(遺伝的アルゴリズム)の融合も現実の科学者が思いつかないわけがない。
当然あれこれ研究されている。しかしそれでも現実の世界ではまだまだ何かが足りないのだ。

GAにしてもニューラルネットにしても提唱された頃はAIの突破口として大いに期待された。
確かにニューラルネットはパターンマッチングの分野である程度成果を上げている。だから
似たような花をニューラルネットを用いたシステムに見せて「似ている」と判断させることは可能だ。

しかし…同時にそれでは足りないことも分かってしまった。人間が似た花を「似ている」と判断する
メカニズムは単に網膜のパターンをマッチングさせている分けではない。さまざまな花の特徴を抽出し、
それに対してパターンマッチングを行っていると考えられる。

だからカメラを単純にニューラルネットつなげて認識させたとしても、せいぜい同じ大きさの同じような
形の花を「似ている」と判断できる程度で、花の小さなチューリップと大きなチューリップを同じ
チューリップであると認識させることはニューラルネットでもできないのだ。少なくとも今のところは。
96名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:35
では特徴を抽出したあと、ニューラルネットにその結果を入力させてやればどうか?例えば輪郭を
抽出し花びらが何枚あるかを判別する程度のことは従来のコンピュータでも可能だ。同じように
花の色や各部の比率なども抽出し、それをニューラルネットに入れてやる。このようなシステムなら
単純なパターンマッチングよりも遙かに柔軟に「同じ花」を判別することが出来る。

さらに花びらの数を数える部分に別のニューラルネットを使うと言うことも可能だ。つまり多段に
組み合わせていけば高度な認識をさせることも不可能ではない。こうした研究は一応の成果を
もたらしてはいる。

しかし、このシステムでは結局人間が「花びらの数に注目しろ」「花と茎の太さの比率に注目しろ」と
あらかじめプログラムしているにすぎない。こうした「何に注目すればいいのか」という部分もニューラルネットに
より学習できて初めて真のニューラルネットといえるだろう。しかしそれにはどうしたらいいのか、いまのところ
雲をつかむような話なのだ。

結局の所現状のニューラルネットは単純なパターンマッチングを学習することしか出来ていない。
多段のニューラルネットを自己組織化により自発的に生み出すような手法が発見されればあるいは
もう一段階ステップアップ可能かもしれないが、今のところ見通しは暗い。
97名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:41
一方ニューラルネットの学習をGAにより効率化させる試みは現実に研究されているし、
成果も上がっている。しかし肝心のニューラルネット自体が単純なパターンマッチングしか
できないので、応用範囲は今のところ限られたものにしかなっていない。

GAとニューラルネットを結びつけるなら、ニューラルネットの学習にGAを使うのではなく、
ニューラルネットの自己組織化にGAを使うという方向こそがAIに近づく道なのだろうが、
この研究は現実の世界でははかばかしくない。まだ「何か」が足りないのだ。
98名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:41
うっかり出版してしまいました(角川書店上層部)
99名無しさんsage:2003/11/04(火) 23:43
結局の所山本の小説はこういっているに過ぎないわけだ。

 今よりももっともっとニューラルネットやGAを一生懸命研究していけば、
 そのうち新たな発見がなされ、それを今よりずっと高性能なコンピュータで
 機能させれば記号着地問題を解決することができるでしょう。

とね。
100名無しさんsage:2003/11/05(水) 00:02
小説のこの部分を読んでいて思ったのだが、山本はライフゲームを知らないのだろうか?
うんちくとして語るにはピッタリだと思うのだが。

ライフゲームを漠然と知ってはいても「単にドットが条件によって点いたり消えたりするのを
シミュレートしているだけのつまらないプログラム」と思っている人が多い。まあ実際にそうなのだが、
特定のパターンのドットの組み合わせは様々な振る舞いをすることが知られている。

画面を一方方向に移動しているグライダーやグライダーを一定間隔で生み出すグライダーガン。
飛んできたグライダーを消滅させるイーター。またグライダー同士が一定角度で衝突すると
消滅したりそのまま交錯したりする。

これらを巧妙に組み合わせると、論理回路がライフゲームのドットによって作れるのだ。
コンピュータは論理回路の組み合わせだから、原理的にはこれらによってCPUを作ることも
可能なはずだ(まあ実際に作るのはバベッジがコンピュータを作るのと同様に非現実的かもしれないが)。
同じパターンを別な場所に複製する方法も考案されているので、このライフゲーム上に作られたCPUは自己増殖できる。

ライフゲームのドットは単純なルールで明滅を繰り返しているだけだ。そのルールは何もコンピュータを
作るために設定したルールではない。近隣に一定数のドットがあれば新たにドットが生まれ、近隣に
一定以上のドットが密集していればそのドットは死滅する、という実に単純なルールに基づいている。

にもかかわらずそれらを特定のパターンで組み合わせるとイーターやグライダーさらに論理回路まで
作れるというのは非常に興味深いことといえよう。

しかしこのライフゲームもグライダーレベルは自然発生するが、それが偶然絶妙に組み合わさって
論理演算回路を形成したということはない。人間が意図的に組み合わせてやらないとグライダー
以上に複雑なパターン、自己複製するパターンなどのようなものは生まれないのだ。その潜在能力を
秘めてはいても。
101名無しさんsage:2003/11/05(水) 00:18
この辺に「知性」の境界があると思われる。偶然に出来るパターンは知性の産物とは呼べない。
偶然以上の理由で生成されるパターンを知性の産物と呼ぶことにするのはどうだろうか。

偶然以上の理由とは自己組織化である。条件がそろえば自然に一定方向にパターンが
自発的に組み上がる。そんな性質をもったパターンが偶然生成されたときに、そのパターンは
世代を経るにつれて成長し、複雑なパターンが生成される。

ライフゲームでは残念ながらそういったパターンは発見されていないが、自己組織化を行う
木工細工(?)ならペンローズによっていくつか考案されている。それはいくつかの蝶番と
閂で出来ているブロックで、それをいくつか箱に入れておく。そのままではいくらかき回しても
何も起きないが、2つのブロックが結合した状態のブロック(蝶番と閂がうまい具合に組み合わさる)を
箱に放り込んでやると、その結合したブロックの出っ張りとくぼみが箱の中の他のブロックに
当たるたびにそのブロックを同様に結合していく。つまり結合したブロックを放り込むと終いには
箱の中のブロックがすべて結合してしまうのだ。

ペンローズのこのブロックは構造が単純な所に意義がある。すなわち自己組織化は複雑なものに
のみ起きる現象ではない。

おそらく「情報」と呼ばれている記号列は人間の頭の中に到達すると同様に人間の頭の内部で
自己組織化を引き起こすのだろう。そういうパターンを人間は情報と呼んでいる。さらにその影響が
大きなパターンを「重大な情報」と呼ぶのだ。問題はどんなパターンが自己組織化を引き起こすのか、
自己組織化を引き起こすパターンの傾向はどういったものなのか、という点が皆目分かっていないことなのだが…
102名無しさんsage:2003/11/05(水) 00:26
いやーまだ読んでないけど、「神」がなぜ超自然アタックをかますのか予想してみます。

少ない資源をどうにかやりくりして、ホコロビはあるけどなんとか世界を作成・運営してる
オレ(神様)。律儀に物理法則を奉り、懸命にやってる。
なのに君等ヒューマンはどうかね!やくたいもない「オカルト」なんぞにハマりおって!
オレの世界を下らんことで消費しやがって。人の苦労を考えたことあるのかね?
よーし。そんなに好きならやってるよ。くらえ必殺ボルトレイン!大・惨・事・確・定!
どうね諸君?君等の望み通りスーパーナチュラルったよ。
おや?どうやらお気に召さないご様子。でもたしかにご要望は全て満たしたぞ?ガッハハハハ!

とまあ、ターンAガンダム制作時の富野監督みたいな気持ちだったからではなかろうか。
まあ、予想つうか妄想ですが。「神」に人格が設定されてるかどうかも分からんし。
103名無しさんsage:2003/11/05(水) 00:40
山本は神を「全知全能ではあるがただ一つ人間の心だけは理解することが出来ない」と言っている。
ん〜ちょっと未消化といわねばならない。せっかく神を人類をシミュレートしている主体に設定したのだから、
もう一歩深く考察可能だ。つまり「全知全能」とはどういうことか?についてだ。

我々が何かをコンピュータでシミュレーションしている場合、我々はそのシミュレートしている対象に対して
全能といえる。その世界のルールは我々が設定したものであり、必要なら好きなときに好きなだけ変更可能だ。
シミュレートしている世界に新たなユニットを追加すること、また取り去ることは造作もない。

一方全知については、同様にシミュレートしてる世界のすべてを知っているはずだ。その世界のどんなことでも
好きなだけ詳細に調べることが出来る。ではなぜ我々はシミュレートを行うのか?シミュレートの結果を知りたい
からである。つまりこの点に関して全知ではないのだ。全知でないからこそシミュレートを行っているのだ。

結局の所我々がシミュレートしてる世界に対して知っているのはその瞬間の静的な状態であり、
その変化の行く末ではない。また全能であり自由にその世界に介入できても、介入した結果がどうなるのかは
予測不可能だ。結果を予測した上で介入する能力はない。予測が出来ないからこそシミュレーションを
行っているのだ。

これをそのまま神と人間の関係に置き換えればいい。山本の小説の世界の神に可能なことと不可能なことが
すっきりとする。「人間の心だけは理解できない」などと妙に人情話っぽい表現を持ち出す必要はないのだ。
この方がずっとクールな説明とはいえまいか。あるいは山本はあえて人情話にするためにこうした表現を選んだのか?
104名無しさんsage:2003/11/05(水) 01:30
>納税を拒否すれば日本政府は機能停止し自然消滅する

なんつーか、発想がDQNだなあ・・・
無政府主義の出来損ないというか何というか。

このスレ見て何か全く読む気もしなくなったんだが、
政府が無くなるってことは公共サービス(警察、消防等)の停止を
意味し文字通り無政府状態になるんだが、その辺りはどうフォロー
しているの?
サイバーパンクでよくある企業統治?
105名無しさんsage:2003/11/05(水) 01:56
一寸真面目に考えてみた。

国がぶっつぶれるとなると、まず国債はデフォルトだな。
となると、機関投資家は大打撃を受ける、まあまず潰れる。
その代表は銀行や証券会社だ。まあまず取り付け騒ぎが起き、
一般の国民の預金や有価証券はパア。
「経済の大動脈」たる金融機関は麻痺し、不況を通り越して恐慌が起こる。

・・・駄目駄目じゃん。

更に、日本が所有する対外債権は流出する。
具体的にはアメリカの国際の投売り、まあ暴落が起きるだろう。
それにより他国の機関投資家も大量の含み損を抱えることになり、
また買い手を失ったアメリカ政府も大打撃を受け、1929年以上の
世界規模の大恐慌へと・・・

駄目だ、一体小説ではこの矛盾をどう解決しているんだ。見当もつかん。
106名無しさんsage:2003/11/05(水) 08:36
>>105
それを言うなら2010年に統一コリアってどうよ?
共産圏ではもっとも経済力、工業力のあった東ドイツとの統合でさえ、統一ドイツは
一時かなり苦しかった。
ましてや恐怖政治なしにはもちこたえられない、大半の国民が飢えた独裁国家と、
民主国家の統一だよ〜。1年後の大混乱、国力低下は計り知れないと思うのだが...
107名無しさんsage:2003/11/05(水) 09:52
結局、神も全能ではない不完全な存在だってことにしとけばいいってことか?
108名無しさんsage:2003/11/05(水) 12:38
法を軽んじるのは、いかに自分が法によって守られているかに気づかない愚か者だ。

多少意味合いは違うが結局のところ山本は自分が日本政府におんぶにだっこの状態で
生きていることに気づいていないということだ。
個人では人間としての基本的な権利さえ守るのは困難だ。
今自分が受けている利益を当然受けることができるものとして
不利益だけを排除しようとしても無理なのだ。

現行の仕組みの中である程度の自立を実現しているならばそのことについて気づくはずだ。
つまり、彼はまったく頼りきった状態で依存しまくっているわけだ。
だから政府が機能しなくなった後のことがまったく理解できていない。
革命が成功するかは次の暫定政府をいかにすばやく立ち上げるか、いかに受け入れてもらうかにかかっている。
政府崩壊後のビジョンもなしに現行政府をつぶそうとするのはそれこそテロよりたちが悪い。

結局山本は政治というものが根本的にわかっていないのだ。
109名無しさんsage:2003/11/05(水) 13:11
>>105
山本のこの部分は第2次大戦の敗戦後の金融政策を元に書いてるんだよなあ。
作中でもそれをモデルにしていると書いてるから突っ込めないがw

結局やっているのはインフレ政策だ。貨幣価値が下がれば借金も相対的に価値が下がって
自然と無くなる。どんな手段を使うにしても政府の借金を帳消しにするにはこれしかないから、
それ自体はいいんだけど、問題はどう軟着陸させるかで、それが半世紀前と同じ手法じゃあちょっと
時代遅れじゃないのかね。半世紀前とは世界の金融状況が全然違う。実際作中でも経済が
持ち直したところまでいかずに終わっている。

また企業連合は「小さな政府」を目指しているらしい。まあそりゃあ政府の役割を縮小すれば
政府が使う「無駄金」は減るだろう。しかしなんか山本の書き方ってどこか変なんだよな。
財政赤字すなわち政府の借金は別に政府や官僚機構の運営費で赤字になっている分けじゃない。
政府を小さくして官僚の人件費を減らしたところでたかがしれている。財政が赤字なのは政府が
公共事業などで民間に税金をばらまいているからなのだけどね。

どうもこの辺、山本は官僚機構(をささえる人件費)が財政赤字を作り出しているような書き方をしている。
確かにテレビでは天下りの官僚がいくら給料をもらっているとか退職金はどれだけだとか憎々しげに報道している。
腹正しいことだし感情的に分かりやすい部分ではあるが、財政にしめる割合からすればそんなものは大した額ではない。
山本自身マスコミが報道する「分かりやすく耳当たりのいい」ウソにだまされてるんじゃないのかね。
110名無しさんsage:2003/11/05(水) 13:28
また政府を「企業」として運営すれば効率がよくなるし、赤字になれば自分たちが損をするのだから
もっとまじめに政治をするだろうと書いている(ま、山本ではなくて悪役が言っているのだが)。
しかし大企業の役員が私服を肥やして背任行為をした事件もずいぶんあるんだけどね。
結局巨大になってしまえばどんな組織も同じだ。

だいたい企業は誰でも知っているように民主的には運営されていない。それと直接民主主義を
どう組み合わせるというのだろう。これは水と油でどちらかをとればもう一方は捨てなければならない。
おそらく山本は何も考えずに「国家民営化」と「インターネットによる直接民主主義」というはやり言葉を
くっつけただけだろう。こんなものは「UFO=宇宙人の乗り物」と安直に考えるのと同じレベルなんだけどね。

いっそのこと民主主義を捨てて企業流の人事で政府を運営させるとかいうならまだ「面白い」んだけどね。
上司の評価で自分の地位が決まる。ただしそれだけじゃ単なる専制政治だから、競争原理も導入する。
すなわち他国(別に国じゃなくて企業でもいいが)による日本国の買収を許す。マイクロソフトに日本を買ってもらうとかね。

結局の所日本国を民営化しても巨大な独占企業を作るだけで、企業の悪いところと官僚の悪いところを
合わせた組織が出来るだけだと思うのだけどね。実際官民のいいとこどりをもくろんで設立された第3セクターとかは
うまく運営されているのはほんの僅かで、ほとんどは悪いとこ取りになってしまっている。日本政府が唯一賢明だったのは
いきなり国家規模で実験をせずこうした小規模な組織で実験をしているとこだろうね(いきなり国家規模で実験を
行ったのがご存じのとおりソ連だw)。

山本はUFOやオカルトを「ちょっと考えればわかること」や「とっくに検証済みのことを新発見として書いている」とか
いつも文句をいうが、山本も同じなんだよな。
111名無しさん:2003/11/05(水) 18:47
>>93
>山本弘は最後の最後で、占星術の命脈が完全に断たれた。何しろ超常現象によって土星は2つに分裂し、
火星は緑の染まり、もはや惑星の運動で明日の運勢を論じるのは不可能だからだ、などと嬉々として書いてるが、

数年前に黄道12星座が13星座になると騒がれた事は記憶に新しい。しかし、それ以後も週刊誌には普通に星占いコーナー載ってるのだが何か?
112名無しさんsage:2003/11/05(水) 19:18
>納税を拒否すれば日本政府は機能停止し自然消滅する

つーか、それは明確な所得税法違反だから実行者は確実にタイーホ&財産差し押さえられます。
それともこれは、犯罪者を量産して刑務所を満杯にし、その経費で日本政府を圧迫するという遠大な計画なのでしょうでしょうか?
もしそういうオチなら少しは山本を評価してやっても良いのだが。
113名無しさんsage:2003/11/05(水) 20:28
拒否すれば払わずに済むなら、誰も払わないだろうね。


なんか底が浅そうな話だな。
114名無しさんsage:2003/11/05(水) 20:43
>>113
実際あらすじはすごく底が浅い。それにメインアイディアは山本が山本板で自分で言っているように目新しくもない。
悪役の動機だけはユニークだがこれもどっちかというと短編向けのネタだ。結局特徴といえる特徴は山本のUFOや
オカルト全般のうんちくが詰め込まれているという点だけだね。

とはいえうんちくの部分もすでに山本や志水や皆神が他の本で書いてるものばかりで目新しいものは何もない。
そもそもうんちくを垂れるにしても書き方が単に事柄を羅列しているだけで面白くないどころか、読むのが辛い。
いつのまにか斜め読みしている自分に気づいて何度「いかんいかん」と読み直しをしたことか…
と学会の本ではうんちくを結構面白おかしく書いているのに、なぜかこの本では意図してかどうかわからないが、
すごくつまらない書き方をしている。

膨大な情報を無造作に読者に見せつけて圧倒するって手法(京極とか荒俣とかが好んで使うやつね)を使ってるつもりなのかな。
でも全然成功している気がしないんですけどこれはどうしたことなんでしょうね。
115名無しさんsage:2003/11/05(水) 20:46
山本板で「面白かった」と言っているやつに聞いてみたいな。いったいどこら辺が面白かったのか。
116名無しさんsage:2003/11/05(水) 22:29
実際どうだろうが、「面白かった」と言ったら教祖様からお褒めの言葉をいただけるわけで。
2冊買いました、なんて言ってたキ○ガイはその極みなわけで。


そういう意味で、まさに「お布施」。
117名無しさんsage:2003/11/06(木) 01:23
>>116
ものすごいファンなら改訂ごとに1冊、そこまでいかずとも文庫、新書化で
1冊とかはやるだろうが、
ハードカバーの初版2冊ってのはたしかに引くねぇ。
買ったあとでサイン会があって、また買うはめになるとか、サイン入りは
保存用にしてもう1冊とかならまあ、アリだが。

#神ちんサイン会はないの?
118名無しさんsage:2003/11/06(木) 01:33
とりあえず
・悪役の動機
・日朝戦争の理由付け
・神の意図
を誰かネタバレしてください。

ところで、「SFとしてイイ!」とか言っている信者が多いけど
一体どこがSFらしいの?

「百億の昼と千億の夜」をとことんまで矮小化してそれに仮想戦記
テイストを加えただけに見えるんだけど。
119名無しさんsage:2003/11/06(木) 01:34
>#神ちんサイン会はないの?

そこまでうっかりはしません(角川上層部)
120名無しさんsage:2003/11/06(木) 02:06
>>118
> 「百億の昼と千億の夜」をとことんまで矮小化してそれに仮想戦記
> テイストを加えただけに見えるんだけど。

だね。神を否定的に描く作品は俺にはもはや食傷気味だ。
人生で初めてそういうタイプの作品に出会った中坊なら感動するかもしれないけどw

俺にとっては諸星大二郎の暗黒神話の最初の方に出てくる鎖につながれた化け物のような神
(何だっけ?大国主命だったかな?)がカルチャーショックだったな。百億の昼にでてくるならず者のような
イエスも結構ショックだっけどね。
121名無しさん:2003/11/06(木) 02:26
>フレドリック・ブラウンの有名な作品もありますね。
>(タイトル名を言っちゃうとネタバレになるのでごかんべん)。

『他人の作品のタイトル』が“自分の作品のネタバレ”になるの?
それってなんかおかしく無い?

もしかして、その作品からのアイディアの盗用?『神チン』って・・・
122名無しさんsage:2003/11/06(木) 02:31
>>118
昔、立花隆が「インターネットはグローバルブレイン」って本を書いてたよね。で、山本もトンデモだと叩いていた気がするんだけどね。
これが最後に出てくるんだよ。し・か・も、肯定的に。俺は思わず吹き出しちゃったよ。読み進むうちになんか
そっち方向に進んでるな、と思いつつも、まさか山本がこのオチを持ってくるわけないし…と考えながら読んでたんだけど、
ひねりも何にもなくてグローバルブレインがオチとして出てくる。

おまけにいいわけっぽい文章も添えられてね。1982年にピーターラッセルがグローバルブレインを提唱したときは
まだインターネットはなかった。旧式のメディアではスピードの点でも情報量の点でもたかが知れている。1980年代では
地球規模の脳など夢物語だった。しかし今や時代は変わり人間を遙かに上回る知性が誕生しても不思議ではない、と。

ちなみにピーターラッセルのグローバルブレインは立花隆の著作の元ネタだ。

山本の理屈がおかしいのはピーターラッセルにしても立花隆にしても、その当時にグローバルブレインが出現すると
いっているわけではない点だ。「将来」出現するかもしれない、といっているわけで彼らは当然情報網の発達を
見越している。一方山本にはそれが「当時」読めなかったわけ。だから山本は「当時」(今もかも知れないが)そんなのは
夢物語だと思ったのだろう。単に山本の理解力と想像力と未来予測能力が貧弱だったので、彼らからずいぶん遅れて
同じ着想にたどり着いたというだけのこと。

まあコンピュータや通信分野の発達について山本はてんで音痴なことは別なスレで話題になってたけどねw

この部分は最後に出てくるんだけど、その前の悪役の動機の方はそこそこ意外だったので「なかなかがんばってるじゃん山本」と
思っていたら、その後のグローバルブレインの話を読んで一気に盛り下がってしまった。
123名無しさんsage:2003/11/06(木) 02:32
>>121
ワラタ。なんか語るに落ちてるね。山本は。
124名無しさんsage:2003/11/06(木) 02:54
ちなみに1982年の時点ではインターネットはなかったなんて山本は書いているが、これも大嘘だね。
現在のインターネットの母体はARPAネットでこれは1969年に始まる。このARPAネットが徐々に
拡大し現在のインターネットになってるわけ。

余談だが1988年には「インターネットワーム」なるネットワーク感染型の初のウィルスが蔓延し、
大混乱を巻き起こした。この騒動は今のWindowsのウィルス騒ぎの比ではない。広がったワームを
駆逐するまでほとんどインターネットが機能停止してしまうほどね。当時はまだまだ使う人間の
善意を前提としたおおらかな環境だったから、あまりセキュリティについて神経質ではなかったから。

インターネットは今でこそセキュリティがうるさく言われるが、当初は結構無頓着だったのだよね。
例えば1997年にはDNSのルートサーバーを乗っ取るという事件が起きている。インターネットの
ドメイン名はツリー構造になっていてトップに数台のルートサーバーがいる。すべての情報は
このサーバーが管理している。このサーバへの要求を横取りすることによってドメイン名とIPアドレス
の対応付けを自由に操れるわけだ。しかも当時はそういった不正な要求に対して何も対策が
とられていなかった。単に「そういう悪いことをするサーバーはいない」という前提で運営されていたわけ。

現在は当時よりはマシになったが、DNSは未だインターネットの急所と言われている。
実際最近のウィルス騒ぎでもウィルスに感染したPCによってDNSの要求が異常に増加し、
韓国だかのルートサーバーがダウンした。そのためそのサーバーが処理していた要求を他の
ルートサーバーが処理しなければならず、韓国では著しく、日本でも煽りを食って若干
レスポンスが低下した。

インターネット自体がよく言えば漸次的に進化するシステム、悪く言えば行き当たりばったりの
継ぎ接ぎのシステムなんだよね。まさに生物の進化と同じように。
125名無しさんsage:2003/11/06(木) 03:18
ちなみにこのDNSの乗っ取り事件は単なる愉快犯の仕業じゃない。
当時DNSはインターニックという企業が独占的に管理していた。しかもインターニックのバックグランドは
アメリカ政府だ。まあもともとインターネットはアメリカの軍事ネットワークから始まったから仕方ないと言えば
仕方ないのだが、いまや世界規模のネットワークであるインターネットの重要部分がアメリカ政府の息のかかった
アメリカの一企業によって押さえられていることは愉快なことではない。
で、これに抗議する人々がアルターニックという企業を立ち上げて実力行使(?)をしたのだ。

DNSの問題はこの後紆余曲折を経てICANNという民間企業が設立され、そこに登録した企業群が
行うことになった。当時と比べれば多少はアメリカ色が薄まったといえる。しかし依然としてインターネットに
対するアメリカの占める位置は巨大で、もしアメリカが外部から/への接続を遮断したら、残された世界の
インターネットは完全停止しないまでも大幅に機能低下し、大混乱になるだろう。DNSのルートサーバが
世界各地に分散しているのがこの事に対する”保険”なのだが、ルートサーバの大半はアメリカ国内に
集中しているので、残されたアメリカ意外のルートサーバー(ヨーロッパや日本にもある)だけだと大幅に
パフォーマンスが低下するだろうね。
126名無しさんsage:2003/11/06(木) 03:42
山本の小説では日本とコリアの戦争はサイバーウォーとして描かれている。両国がお互いのネットワークや
コンピュータシステムをハッキングして破壊するわけだ。日本語ないしハングルを含んだデータだけを破壊する
ワームとかなかなか笑える。とはいえこの手のウィルスは冗談みたいなものが結構有効に働いたりするから、
案外こういうのもいけるかも知れない。またネットフォース(電網自衛隊とでもいうのかな)の設立なんて
話も出てくる。うーむ、どうなんだろうね。一笑に付そうと思って笑いかけた顔が凍り付くね。

実のところインターネットに対する依存が高まればネットワークへの攻撃は国内問題どころか
国家安全保障に関する問題になる。軍隊は専用回線を使うとしても、民間はインターネットに
依存しているのだから軍隊は健在でも国家経済が破綻してしまってはどうしようもない。

案外「戦争状態でも相互のネットワークによる攻撃は行わない」という条約が結ばれたりしてね。
その条約には「Windows Updateのセキュリティパッチは交戦国に対しても遅滞なく流すこと」という
条項も含まれるのだろうw
127尾崎晃仁:2003/11/06(木) 06:39
>>62-63
 「中国語の部屋」と「サールの悪魔」、「本」と「読者」
は、二つをひっくるめてひとつのシステムである、とされて
いるのですから、非線形的なものやバタフライ効果を「部屋」
や「本」ではなく「悪魔」や「読者」のほうに求めることは
できないでしょうか。
 「悪魔」や「読者」が常に正しい作業をするわけではなく、
時たまミスを犯すとすれば? それが大きなものであれば
システムからはおかしな反応が返ってくることになりますし、
小さなものでは齟齬が積み重なっていき、バタフライ効果が
得られるのではないでしょうか。
128名無しさんsage:2003/11/06(木) 07:21
>日本とコリアの戦争はサイバーウォーとして

海底ケーブル・・・いやなんでもない
129名無しさんsage:2003/11/06(木) 07:37
>>128
ネットワークは日本と韓国を直結しているものだけではないよ。
実際、最近まで日本と韓国はアメリカを経由しないとネットワークが通じなかった。
現在は日本を拠点に東南アジアの各国と結びつつあるけどね。

そしてインターネットはネットワークの一部が切れても別な経路を使って通信できるという特徴がある。
もともと如何に壊れにくい/壊されにくいネットワークを構築するか?というアメリカ軍の研究から始まったものだから、
ルートサーバーが分散していることも含めて、一部分の故障が極力全体に影響しないように作られている。
もちろんパフォーマンスは低下するけどね。
130名無しさんsage:2003/11/06(木) 07:43
>>127
「同じ結果は得られない」ということなんだけど。
ある人物の思考をすべて本に書き写したとしても、その本を読みながらもとの人物の思考と同じ思考はできない、ってことなのだけど。
もちろん人間的な思考ができるか否か?ということなら、部屋の中に人間が入っているんだから当然人間的な思考になるだろうね。

部屋の中の悪魔や人間にそうした人間性を設定するのは、結局中国語の部屋の中にもう一つアラビア語の部屋を作るのと同じだよ。
問題が一歩後退しただけで何も変わらない。
131名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:06
ネットフォース、トムクランシーだっけ?が何か書いてたなぁ
132名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:10
ニューラルネットの話をもう少し。「兄」が作った「記号着地問題を処理できる画期的なシステム」は
「花」を「花」と識別するための情報はミーム集団全体が保持しており、どれか特定のミームが「花」という
情報を保持しているわけではない、と書いている。

これはまさにニューラルネットの特徴なのだ。ニューラルネットがパターンを判別するのは全体のユニットの
総意(?)であって、特定のユニットではない。だからいくつかユニットを取り除いても、(若干認識能力は
低下するが)そこそこ同じように動作するという特徴もある。

またニューラルネットは2つ用意して、初期状態をランダムに設定しておく。そしてそれぞれ「花」を学習をさせる。
するとどちらも同じような成績で「花」を識別できるようになるが、一つ一つのユニットが保持しているデータは
2つのニューラルネットで全く違う。つまりどちらも「花」を「花」と識別するが、その方法は2つのニューラルネットで
同じではない。だから花と識別できるすれすれのパターンとかを見せると、2つのニューラルネットで判断が分かれる
こともある。つまり個性があるのだ。

こうした特徴はまさに人間的で、ニューラルネットがAIへのブレイクスルーだと一時期もてはやされたのも無理からぬことといえよう。
133名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:12
>>129
たまにインターネットの軍事利用反対!ってなこという人いますね。さすがに山本ではないけど。
そして商業利用禁止の試験段階時代を知らない人も多いんだろうな〜。
134木馬sage:2003/11/06(木) 08:16
僕も、ようやく読み終わりました。

結論から言えば、
「『感心』はしたけど『感動』はできない」
といったところでしょうか。

アイディア自体は、たしかにけっして斬新ではないかもしれませんが、
興味深いテーマではあるし、よくまとまっているとは思います。

しかし、登場人物に魅力が乏しい。
これはエンターテイメントとして致命的です。

まず、主人公の親友「葉月」。
僕には、ただ無神経で刺々しい、嫌な女にしか思えませんでした。
ああいった癖のあるキャラクターの場合、
欠点を補って余りあるほどの魅力を描かなくてはならないはずなのですが、
彼女にはそれがない。
なんで主人公が、あそこまで慕っていたのかがわかりません。

『戦ミレ』の「ガンチェリー」にしてもそうですが、
どうも山本氏は、ああいったブッ飛んだ感じの女の子を描くのは苦手のようです。
(「美葉」は面白いと思いましたが、まぁ、あれはコメディですから、
 ちょっとくらい無理があっても、そんなに気になりませんでした)
135木馬sage:2003/11/06(木) 08:17
また、カリスマ的な作家である「加古沢」。
彼の文章が文中に「引用」されているのですが、
主張にせよ文体にせよ、
青臭いというか、古めかしい印象で、
まったく惹かれるものがありませんでした。
文中の言葉を借りれば、「クール」な感じがしないんですね。

「葉月」にしても「加古沢」にしても、
「こういうキャラクターを描きたいんだろうなぁ」というのは
何となくわかるんですが、それがうまく表現し切れていない。
そこが、どうももどかしいです。
136木馬sage:2003/11/06(木) 08:17
考えてみれば、ある作品に「ハマれる」か否かは、
けっきょくのところ、
「その登場人物に感情移入できるか」にかかっているのではないでしょうか。
『スター・ウォーズ』や『キル・ビル』だって、
ストーリー自体はわりとシンプルですからね。

アイディアだけならいくらでも出せるわけですが、
(その時点で満足してしまう読者もいる)
それをどれだけうまく消化して読者に伝えるかという点に、
表現者としての力量が問われるのだと思います。
その意味では、『戦ミレ』同様、
山本氏の力量ではカバーしきれないテーマだったのかもしれません。
ただ、シモネタやオタク的な趣味に走っていないぶんだけ、
『戦ミレ』に較べたら読めるものにはなっています。
137名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:22
>>134
> しかし、登場人物に魅力が乏しい。

唐沢(兄)は登場人物の性格がみんな作者と同じだ、と評してるね。俺も全く同感だw。
138名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:24
>>136
> アイディアだけならいくらでも出せるわけですが、

おお、なかなか厳しいこというねーw
139名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:26
まあ、俺が思うに、この本からUFOやオカルト関係のうんちくを取り除いたら、誰でもかける素人小説なんじゃないの?って感じなんだけどね。
140名無しさんsage:2003/11/06(木) 08:42
うんちくがなりを潜めてストーリーらしいストーリーが始まるのは後ろの1/3ぐらいからだ。
で、そこに書いてあるストーリーは日本国の民営化やコリアとの戦争。それもあらすじを書いたらそのまま
元の小説になってしまうような単純な描写を駆け足でやっているにすぎない。

唐沢なんか他に褒めるところがないから、主人公の成長の物語だなどといっているが、成長してるのかね。
なんか単に年をくって過去のトラウマが多少薄れただけにしか見えないんだけどね。成長の物語ってのは
主人公が苦労しながらそれを乗り越えていくものだろ?この主人公は確かに悲惨な目にはあっているが、
乗り越えているようには全然見えないんだけどね。ただそれらが目の前を通り過ぎていっているだけだ。

確かに最後の最後で人間と神との関係を自分なりに納得してみせ、さらにこれからの自分の生き方を
高らかに宣言するわけだが…これって全然苦労して獲得したように読めないんですけどw
何しろこの結論に達した部分(日本とコリアの開戦を目前にして自分はどう行動すればよかったのかと
思い悩む箇所)ってほんの数行しかない。500ページの本で、主人公が悩み、答えを見つける箇所とは
この部分だけだ。他の部分は単に降りかかった不幸を嘆きながらとぼとぼと歩いているにすぎない。
これで成長物語といえるのかね。
141名無しさんsage:2003/11/06(木) 11:43
>これで成長物語といえるのかね。

作者である山本が15歳から全然成長してないからね。
142名無しさんsage:2003/11/06(木) 18:17
他人を口汚く批判する奴に限って、自分の仕事はロクでもない。
山本の小説はそんなものだ。
こんなものをハードカバーにするな。
こんなものを1900円で売るな。
143K.Ksage:2003/11/06(木) 19:48
読了しました。
・・・いつ頭の上にでかい何かが落ちて来るかわかからないような世界で、普通の生活やってられるような肝っ玉のすわった人間なんていないと思う。
いや、あの世界では、「超常現象」と名前がつけば、納得して死すら省みない人間ばかりなのかな。
144名無しさんsage:2003/11/06(木) 20:02
本を読んだ後で妙に鰻田の言葉が身に染むよなあ。
----------------------------
鰻田社会科雄 2003/08/29 22:02:38
そもそも、作品とは受け手に楽しんでもらってナンボ、のものです。受け手は金を払っているん
ですから。とすれば、楽しめないツマラない作品も当然アリます。ツマラない作品には罵声を
浴びせても、金を払っている以上当然の権利ですよ。
URL:http://freebbs.around.ne.jp/article/w/wnova/10/hwrozh/nusgyn.html
145名無しさんsage:2003/11/06(木) 20:40
>>143
そうだね。主人公は今まで(慈愛に満ちた正しい)神なしでやってきたんだから、これからも人類は心のよりどころとなる
神なしでやっていける、と脳天気に納得するが、これまでの世界とこれからの世界が違うのにね。そもそもその違い、
奇跡だか超常現象だかがむやみやたらに起きる世界に変えたのは山本自身なのに、それをいつのまにか忘れてしまったのかな。

それとも山本はこんなしっちゃかめっちゃかな世界でも今まで通り人間はやっていけると思っているのだろうか。
それなら山本のことだから一言「見かけはいままでと世界のありようが変わってしまったが本質は何も変わっていない」とかなんとかの
「いいわけ」を入れそうなものだけどね。

多分本気で忘れているのだろう。小説を面白おかしくするために世界をぐちゃぐちゃにしてしまったが、
最後に山本が書きたかったテーマ「人間は神なしでこれまでやってきたし、これからもやっていける」を書く時になって、
世界を自分で変えてしまったことをすっかり忘れたようだ。粗雑な作りの小説だ。
146名無しさんsage:2003/11/06(木) 20:46
それにしてもこの「ファック・ユー」の表紙恥ずかしくてしかたないんだけどw
147名無しさんsage:2003/11/06(木) 21:09
またこの「兄」の最終結論、現実の世界でこんなことをいう人がいれば100%トンデモ扱いされるはずだが、
この小説では正しいことを実験により「証明」しているわけだが、いったい何をしたら証明できるのかなー。

作中の描写ではドーキンズワールドのゲームマシンを大量につなぐと、記号着地能力が創発することを
実験しているようにしか見えない。しかしそれが最終結論の証明になるものなのか?

現状のニューラルネットだってすごく無理すれば記号着地能力を持っているといっていえないことはない。
ただそれが人間が人間に対して期待するものに比べて問題にならないくらい貧者だというだけだ。
だから現状のニューラルネットをもって、兄の最終結論の証明だということも出来るはず。しかし現実の世界で
そんなことを言い出せば、やっぱりトンデモさん扱いだよね。

結局、人間がドーキンズワールドのミーム達に記号着地能力を持たせることが可能だからといって、
神が人間に対して同じ事をやっているという証拠にはならない。今更オッカムのカミソリを持ち出すまでもないが、
それがもっとも低コストの仮説でなければ、その仮説は有力なものとは受け入れられない。さらにいくら現時点で
考えられるもっとも低コストな仮説であっても無闇にその結論に飛びつくのは危険だ。それは山本自身作中で
書いているはずなのだけどね。「密室殺人の現場にナメクジが一匹いたから、そのナメクジが巨大化して殺人を
犯した」と推測するようなもの、だ。

もちろんこれは科学論文ではないのだから、現実の世界に照らして正しい必要はない。しかし問題は小説の中の
世界ですら理屈が破綻している点なのだ。架空の理論でも架空の現象でも設定するのは自由だが、それらを
駆使して「兄」は合理的に最終結論の妥当性を導かなければならないはずなのだ。この小説の世界もまた
こうした合理性が重視される世界であると他ならぬ山本が「ナメクジ」の話で語っているのだからね。

もう一度いおう。「兄」は自説の証明に成功していない。ドーキンズワールドの実験結果を自説の証明だと
思いこんでいるなら、この人物はトンデモさんの仲間だ。現実の世界でも、この小説の世界でも、ね。
148名無しさんsage:2003/11/06(木) 21:34

作中では「証明された」事になっている兄の結論はまったく証明されているように見えない。
「いやいや。小説に書いていないところでちゃんと証明されているんだから安心してくれ」とでもいうのだろうか。
それは通らないだろう。架空の理論をでっち上げるにしてもそれに見合う手間をかける必要がある。
それまでさんざん理屈っぽい話にページ数を費やしてきたのに、最後の結論だけが手抜きというのでは
読者をおちょくっているとしか思えない。

1)「兄」はトンデモさんだった、というのが山本の人物設定である。
2)「兄」はちゃんと証明を行う正しい知性の持ち主だが、作者である山本はその描写を手を抜いた。

このどちらかだろう。
149名無しさん:2003/11/07(金) 01:25
>>148
>作者である山本はその描写を手を抜いた。

「手を抜いた」ってのは違うだろう。と俺は思う。

手を抜くってのは、本来はそれ以上の事を行う能力があるのに
「あえて」やらなかった。ってことでしょ?

山本にはそれ相応の「描写をする能力が無い」のだろうから、

「手を抜いた」にはならないと俺は思う。
150K.Ksage:2003/11/07(金) 01:30
>>146
日本語手話では「兄」は以下のような動作で表します(右手は左手に変えてもOK)。
1)右手の手のひらを上に向けて拳を握る。
2)握った拳の中指を真っ直ぐ立てる。
3)そのまま右手を上に動かす。

表紙は、主人公が書いている手記の主人公である「兄」を表しているのです。・・・嘘(でも手話の動作は本当)。
151名無しさんsage:2003/11/07(金) 01:32
結局、今までの山本の小説と何等変わりはないということか。

せいぜい短編向け程度の一発ネタを
大量の引用で金沢の金箔職人のごとく薄く薄く延ばしていって
はい長編小説の出来上がり、と。

本当に発想力の無い山本らしい。
152名無しさんsage:2003/11/07(金) 01:46
>>150
ひえーなんちゅー動作じゃw
153名無しさんsage:2003/11/07(金) 01:47
>>151
山本は京極さんのまねをしてうんちく小説を書いてみたかったんだろうねー。大失敗に終わったようだけど。
154名無しさんsage:2003/11/07(金) 02:16
>>149
ピグミン…じゃなかったミームのドーキンズガーデンによる実験と超常現象の発生との間の類似性の
訴求力が弱いんだよね。というかほとんど何も記述してないんだから。だからいきなりこの2つを結びつける
思考がすごく陳腐に見える。しかもすごく頭のいい好人物として描かれてる「兄」が行うものだから、よけい
小説全体がいいかげんなものに感じてしまう。

途中で超常現象の発生場所になんらかのパターンらしきものがあるかのような記述があるが、これは無造作に
提示されただけでそのまま尻切れトンボになって終わってしまっている。この超常現象の発生パターンと
ミームの実験になんらかの共通点が見いだされるなら、最後の結論も説得力のあるものになっただろうに、
山本はここで読者をそれっぽくだますからくりを考えることを放棄してしまっている。

もっとも、からくりを考えたところで陳腐なものなら同様にシラケるので、いっそのこと説明しない方がまだましだと
思ったのかも知れない。いずれにしても山本には「世界は神の行っているシュミレーションに過ぎない」という構想を
緻密に練り上げる力がなかったということだろうな。

いやまじでこの最後のシラケムードはいかんともしがたい。どうせ書かないならいっそのこと悪役の動機を
説明したところで物語を終えた方がよかったとさえ思う。これなら一応最後にそこそこ盛り上がって終わるからね。
その後に中途半端な山場をもう一つ設定して、わざわざ盛り上がったテンションをシラケさせるのはどいういう
考えなのかな。つい、山本ってど素人?と思ってしまうよ。

物語の中盤で提示される「神の意図」。終盤近くで提示される「悪役の動機」。その直後に提示される
「神の本当の意図」。この3つの配置がちぐはぐなんだよね。こう並んでいれば普通は3番目のやつが
一番インパクトがあると期待するじゃないか。ところが肩すかしを食らってしまう。読者に肩すかしを食らわすのも
一つの手法だが、普通それは中盤で行うものだろう。そして最後に読者を満足させる仕掛けを用意しておく。
すると途中で肩すかしを食らった分、いっそう読者は感動にうちふるえるわけだw。

技術力は未熟だが斬新なアイディアを評価された期待の新人…というなら許せるけどね。何冊も小説を
書いているプロの仕事には見えませんな。
155名無しさんsage:2003/11/07(金) 02:21
プロなら「神の本当の意図」を衝撃的に書けないなら、構成を工夫するなりして持てる材料が効果を最大限
発揮するように演出するものだと思うけどね。アイディアが面白ければいい、考証がきちんとしていればいい、と
そんなことばかり重視しているから、自分の持っているものを最大限使って読者を楽しませてやろうという努力が
おろそかになるわけ。一言で言えば素人小説家ですな。
156名無しさんsage:2003/11/07(金) 16:18
加古沢から真相を打ち明けられた優歌が、
加古沢のアイデアを「真実じゃない、見当違いもいいとこ」と一蹴する件がある。
「そんなのはただの仮説にすぎないじゃないか!」
「証明されていない!」と食ってかかる加古沢に対し、
優歌は、
「兄は証明されてもいないことを信じる人間じゃない。
 確かに実験によって証明したのよ。
 それに現実に起きていることに合ってる」と反論する。
でも何のことはない、良輔の「結論」も五十歩百歩ということだな。
加古沢の言うとおり、せめて「仮説」どまりにしておけば、
それなりに興味深いアイデアであるとは思うんだけどね。
157名無しさんsage:2003/11/07(金) 16:22
あ、ちょっと訂正。

×一蹴する件がある。
○一蹴し、人類が「サールの悪魔」であるという良輔のアイデアを教える件がある。

ちなみに472ページね。
158名無しさんsage:2003/11/07(金) 17:35
>>156
> 「兄は証明されてもいないことを信じる人間じゃない。
>  確かに実験によって証明したのよ。
>  それに現実に起きていることに合ってる」と反論する。
> でも何のことはない、良輔の「結論」も五十歩百歩ということだな。

ですな。トンデモさんは何かと理屈をこねて「こうとしか考えられない。これ以外にこの現象を説明する
方法はない」などというが、「兄」もトンデモさんだったわけだね。

「兄」の説は徐々に社会に受け入れられ始めている、と冒頭に書いている(この本は過去を振り返る
形で書かれているから)が、困ったものだ。山本の描いた21世紀はトンデモ説に徐々に世界が汚染されていく
世界のようだ。まさに「新しい宗教」の出現ですな。

どうせあれこれエピローグとして詰め込むのなら、この世界で自然科学がどう現実(超常現象が日常的に起きる
世界)と折り合いをつけているのかを描いてほしいものだ。
159名無しさんsage:2003/11/07(金) 17:59
多分一時的に自然科学の権威は暴落するはず。こんなものは役に立たない屑だ!とね。
しかし全く捨て去ってしまっては飛行機にも乗れないし原子力発電も使えない。病院でもらうクスリも信じられない。
それに気づいて人々は徐々に再び自然科学に戻ってくるだろう。全面的に信頼はできないが、多くの場合は自分たちの役に立つもとして。

また「超常現象保険」とかができるんじゃないかな。とにかく超常現象は科学の外にあって予測も対策もとれないのだから、
不幸にして遭遇してしまった後のことを考えるしかない。一時的に既存の宗教団体とかは「超常現象除けのお守り」とかを
売り出すかも知れないが、そんなものが効果がないことはすぐ分かる。現実の世界では超常現象が滅多に起きないから
お守りとかの有効性の検証が難しいわけで、これほど頻発するなら逆に有効性の立証は簡単だろう。

そして社会は超常現象によるアクシデントを見越して、安全率を多めに見積もって動くようになるだろうね。
A案が超常現象に遭遇してポシャっても予備のB案で対応できるように。案外ゆとりのある社会になるかもね。

自然科学は今以上に統計を重視するようになるだろう。超常現象は理屈の外側にあるのだからノイズとして
排除するしかない。いままでもそういったノイズ(ハイストレンジネスですな)となんとか折り合いをつけて自然科学は
進歩してきた。この傾向がいっそう進むだろう。もちろんノイズと正規の信号の主客が逆転してしまうほど超常現象の
頻度が上がってしまえばダメだけどね。

しかし神はそこまで超常現象の頻度を上げることはないんじゃないかと思う。そこまでいってしまうとカオスになってしまうからだ。
複雑系では古典的な物理学で処理できるシンプルな世界とカオス(全くのランダムな状態)の境界線上にさまざまな
興味深い現象が観測される。完全に予測できるような世界でも、まったく予測が不可能な世界でも興味深い現象
(自己組織化とかね)は現われない。その境界線(カオスの縁と呼ばれる)にさまざまな現象や構造が現出するのだ。
だから神もこの世界がカオス状態になるほど超常現象を起こすことはないと思う。

この「カオスの縁」を題材にした小説として「ブレインヴァレー」とかあるね。この小説もクライマックスで「神」が現われる。
うんちく話満載だし緑色の宇宙人とかUFOとかがあからさまに現われる。トンデモとされる題材を逆にこれみよがしに
詰め込んでいる点など、神チンと似ているね。山本ってもしかしてこれをまねして書いたんじゃないのかなw
160ネタバレ!sage:2003/11/07(金) 22:58
兄の結論を要約すると、だいたいこんな感じかな。

・地球は、神の作った「ドーキンス・ガーデン」であり、
 「グローバル・ブレイン」であり、バカでかい「中国語の部屋」である。

・神が起こす「超常現象」は、
 地球というグローバル・ブレインに向けて発するメッセージであるから、
 「脳細胞」である個々の人間が、その意味を理解することはできない。

・また、「中国語の部屋」の喩えに置き換えるなら、
 超常現象は「中国語」であり、人類は「サールの悪魔」となる。

・人類は、神の「お遊び」に付き合わされているにすぎないのだ。

 もっとも、この理屈に従うなら、
 個々の人間が神と直接コンタクトを取ることは不可能なのだから、
 この理屈自体の正当性が実証されることもありえないのである。 
 つまり、永久に「仮定」のままなのだ。

・テクノロジーが発展するにつれ、
 神のメッセージもより高度なものとなっていく。
 すなわち、超常現象の発生する頻度が、いっそう高まっていく。

 しかし、ここで疑問が湧く。
 最終章『私は信じる』には、以下のような記述がある。

 > また大惨事が起きたらとびくびくしていたのだが、
 > あの氷塊の降った日以来、
 > 私(優歌)の周囲では目立った超常現象は起きていない。

 兄の結論に従うなら、
 「特定の脳細胞」である優歌は今後、
 より頻繁に超常現象を体験するはずではないか?

以上、簡単にまとめてみました。
おかしいところがありましたら指摘してください。
161名無しさんsage:2003/11/08(土) 00:06
>160
サンクス。
次は悪役の動機と日朝戦争の理由付けをキボンヌ。

・・・ところで、昔山本は小林泰三の「AΩ」に対し、
星雲賞の落選運動を行ったんだが、その時の主張をSF板の山本弘スレ(パート1)
から発掘してきた。

一寸長くなるが、以下引用
>371
「山本氏の批判のポイントは、

・文章が下手。「〜なのだ」なんて話し方をする人は普通いない。
・人物の描写も下手。生きた人間という感じがしない。
・主人公の体重が増えていることに、周りの人間が誰も気がつかないのは変。
 事故に遭ったのなら精密検査くらいするはず。
・怪獣が現れて人を襲ってるそばで、悠長に2ページにも渡って議論をするのはおかしい。
・超知性を持つはずの異星人が、まるっきり地球人と同じ話し方をするようでは
 ハードSFとして失格。
・ところどころで「論理的な思考とは」という講釈をしているが、
 まずは作者自身が論理的な思考を身につけるべきである。
・ギャグが寒い。「あのー、ここはひょっとして笑うところでしょうか?」と
 読んでていちいち作者にお伺いをたてたくなってしまう。

……という感じです。ついでにSFマガジン8月号の書評記事にも触れ、
この作品を褒めていた大倉氏と風野氏を「お前ら本当はハードSFなんて
読んだことがないんじゃないか? 難しい科学用語が出てくればハードSFだと
思ってるだろ」と罵倒していました(誇張ではなく、本当にこんな口調)。

ちなみに山本氏は、小林氏のほかの作品は読んだことがないそうです。

お楽しみいただけたようで光栄です(笑)。あと、こんな記述もありました。

「瀬名秀明や鈴木光司も下手だけど、そんなのとは比べ物にならないくらい壮絶に下手」
「最高の食材が下手な料理人の手にかかって、まずい料理にされてしまった気分」
「こんな駄作を手放しで誉めなきゃならないほど、日本のSF界は落ちぶれていないと思うが」
「この作品があちこちの書評で好意的に紹介されたのは、ハードカバーで出たせいだろう。
 富士見や電撃で出ていたら、誰にも見向きもされず忘れ去られていたはずだ」
「ヤングアダルトの世界では、この程度の作品は掃いて捨てるほどある」

……すいません。ここに来てる方にお聞きしたいんですが、
瀬名秀明・鈴木光司・小林泰三の3人より山本弘のほうが上手いと思う人って
いるんですか? 」
162名無しさんsage:2003/11/08(土) 00:08
この中で白眉なのは

「この作品があちこちの書評で好意的に紹介されたのは、ハードカバーで出たせいだろう。
 富士見や電撃で出ていたら、誰にも見向きもされず忘れ去られていたはずだ」

だね(笑

さて、神珍はAΩのような好意的な評価を受けられるのかな?
163K.Ksage:2003/11/08(土) 00:14
>>160
>「特定の脳細胞」である優歌は今後、より頻繁に超常現象を体験するはずではないか?

兄の答は要するに「分からないから、訊かないでくれ。」となっていますよ(P489)。他の部分は概ね同意です。

−−−
あの大変動についての感想が「喜ばしいことがひとつ、占星術がなくなった」という具合では、優歌とはどういう人間なんやねん、とか思ってしまう。
悪役 加古沢が死ぬ前くらいで幕引きしてたら、別の感想になったかも知れない。
「SF秘密基地」での宣伝文句のひとつ「全ての謎は解き明かされます」はどうなったんだろう(分からない方が悪いのかも知れないが)。
164名無しさんsage:2003/11/08(土) 00:31
>>162
つまり山本はこう思っていたいわけだ。

「俺は富士見や電撃あたりで出ているから誰にも見向きされないけど、
 もしハードカバーで出たら、好意的に紹介されるのは間違いない!」

ということは「神ちん」が発売なって一週間が過ぎ、そろそろあちこちの
書評で大絶賛される頃だね(w
165K.Ksage:2003/11/08(土) 00:41
小出し。小説世界では「神のシミュレーションが微細な領域までは行われてないかも知れない」旨あるけど、じゃあ小説世界でも言及・期待されている量子コンピュータとかはどうするんだろうか。
量子コンピュータまでいかなくても、量子論がいい加減になると、例えば、トランジスタ(^^;)でも困るはずなんだけど。
166名無しさんsage:2003/11/08(土) 01:48
>>163
> 優歌とはどういう人間なんやねん、とか思ってしまう。

山本のような人間w
だってこの小説、山本しか出てこない。兄も妹も親友も老人も悪役もみ〜んな山本そっくりw
山本というアーフしかいないドーキンズガーデンですなw
167名無しさんsage:2003/11/08(土) 01:54
>>165
量子論そのものがシミュレーションの手抜きによる結果という考え方はどう?
俺たちが行うシミュレーションでもランダムな要素を組み入れるが、ランダムというのは手を抜いているだけだ。
もっと細部まで演繹的にシミュレートすべきところを乱数でお茶を濁すってことはあるよね。
微視的世界を分析していくとあるところ以上は確率が支配する世界となり因果関係が追究できないのは、
同様に神が手抜きをしているからというわけ。
168名無しさんsage:2003/11/08(土) 02:30
なーんか「愛と幻想のファシズム」みたいな話みたいね。
「愛と〜」の主人公を悪役にして、SF(中学生感覚)にしたみたいな。

>>161
でもまあ、奴さんの気持ちは分からんでもない(w
特に鈴木光司に対する思いは。貞子サーガで大金手に入れたろうし、なにより
最終的にはハリウッドで映画化だもん。嫉妬もするでしょ。
169名無しさんsage:2003/11/08(土) 02:51
作中に書かれている神が使っているコンピュータの話で出てくる
トランジスタの小型化の限界ってどれぐらいを想定しているんだろう。
ちょっと気になった。
現実世界では90nmとか45nmあたりを目標に研究を進めているようだが、
ゲート長15nmのトランジスタとかが実現されていて、
山本の大好きなカーボンナノチューブを使った半導体の開発に成功すれば
現行の1000倍以上の性能のコンピュータを作り出せると言われている現在
山本の想定するコンピューターの性能がどれほどのものなのか、気になるところです。
170名無しさんsage:2003/11/08(土) 02:55
人間の知性がどうのこうのというあたりで思ったのだが、
山本の考えている人工知能って一昔前に流行ったエキスパートシステムとか
人口無能を思い出させられる。
なんとなくだが、読んでいて懐かしい感覚がよみがえってくるんだよね。
171K.Ksage:2003/11/08(土) 03:53
>>167
なるほど、それは言えてますね。
ならば神の手抜きを見破るには・・・「シュレディンガーの猫」を使うか、それとも量子暗号を神が盗聴するかどうか。
うーん、何かないかな。思案中・・・って、読者が補足することではないか (^^;;。

何はともあれ、私の>>165は考え不足でした。すみません。

−−−
小説での「兄」の残したデータに、ちょっとペンローズが提示している意識問題についての批判の文章があったりするんだけど、巻末の参考資料欄にはペンローズの著書の記載がないのはちょっと不満。
これが、何か引っかかってしまっている。ペンローズは模索はしているけど、結論は出していないはず。「兄」はペンローズが結論を出したかのように書いている。
(まあ、ペンローズの件の一連の著作に賛成している人は少ないのは事実だから、やむを得ないか。)
172名無しさんsage:2003/11/08(土) 04:40
>>170
エキスパートシステムというよりはニューロ(ニューラルネット)だね。
一昔前に流行ったニューロファジー家電。ニューロ洗濯機とかファジー掃除機とかw
173名無しさんsage:2003/11/08(土) 04:56
>>169
結局山本の小説だと、ある場面では我々の世界の延長で神や神の使うコンピュータを推測し、
また別な場面では神や神のコンピュータは所詮我々には理解できない存在である、とぶち上げているんだよな。

人間以上の存在を人間が推し量るという既存の宗教が抱えている矛盾をまったく何の工夫もなく周到してるわけ。
いやそれ以下かもしれない。既存の宗教の方がまだ「神の御心」について手間をかけて大衆を騙す工夫をしている。
山本の小説はその工夫すらしていない。

こんな穴だらけの山本流宗教を登場人物がこぞって「今までの宗教は信じられなかったが、この”宗教”なら
信者になってもいい」なんていうから、なおさら読んでる方はシラケてしまう。はっきりいって小説のこの当たりを
読んでいて抱く感覚って、うさんくさい宗教のご高説を拝聴しているときに抱くそれと同じなんだよな。

まあ山本の目的が自らトンデモ本を書くということなら、大成功を納めているわけだが…
174名無しさんsage:2003/11/08(土) 05:09
考えてみればこの小説の手抜き加減は既存の宗教どころか、既存のトンデモ本以下だ。
飛鳥あきおや五島勉とかはそれなりに「読者を騙す」ための工夫に手間をかけている。
漫然と読んでいればつい「なるほど」と思ってしまう程度にね。

特に山本の本はSFなんだから読者は騙されたくて読んでいるわけだ。ところがこれほど有利であるにもかかわらず
全然騙してくれない。出てくるのは「いくらなんでもこれで騙されるわけにはいきませんよ」というような陳腐なものばかり。
俺はまた最後に大どんでん返しが用意されていて、これまでの陳腐な理屈はすべてこのオチのためだった、と驚かせて
くれるのかと期待したんだけど、見事期待は裏切られてしまった。意外な結末とはこのことなんだろうな。
175名無しさんsage:2003/11/08(土) 05:35
>>171
もっとも、量子論が神のシミュレーションの手抜きの副産物なら、神自身は量子コンピュータを使えないんだけどね。
なんにせよ山本の小説のこの辺の説明は矛盾の荒らしですな。「量子コンピュータ」というカッコいいものを小説に
出したいがために無理に無理を重ねている。小説の別な箇所で語られているようにこの世界の時間の流れが
神のそれと一致する必要などないんだから、別に量子コンピュータなんてものじゃなくてもっとチープなものでもいいはずなのに。

何度も言うけど、読者を騙すためにはもっと手間をかけることだ。シミュレーションに手抜きをしているのは
他ならぬこの小説の登場人物にとっての神である著者、すなわち山本自身ってオチなのかな(w
176名無しさんsage:2003/11/08(土) 10:00
小説の最後の方で兄妹が「慈愛に満ちた神」はいないことを世間に公表するか話合うところがある。
(従来の宗教が描くような)神がいないとわかれば神を信じて正しく生きてきた人々はそれをやめてしまうのではないか、と懸念する兄。
それに対して「人はこの何千年かずっと神なしでやってきたんだから大丈夫」と諭す妹。

これってなんかおかしくないのかな。ここで「神」と呼ばれているものは奇跡(=超常現象)を起こす主体としての存在だ。
山本は宗教を信じている人々は神が奇跡を起こすから神を信じているとでも思っているのだろうか。
そういう人もいるだろうがそんなのはごく一部だと思う。宗教を信じている人はそれによって自分の心の平穏が得られ、
また正しく生きる指針を与えてくれるから信じているのだ。もちろんそれらは人間が作り出したものだ。宗教を信じている
人間の多くはオカルトチックな超越者(=神)を信じているのではない。人間が長い歳月の末作り出した教義を信じているのだ。

だから兄の懸念は的はずれだし、妹の反論は当たり前すぎて無意味だ。山本はオカルトに毒されているからこうした考え方しか
できなくなってしまったのだろう。神の実在性と宗教の教義は独立したものなのだ。人は神を信じているのではない。
もちろん聞けばそう答えるかもしれないが、それは形だけのこと。実際は教義を信じているのだ。そうしたことが理解できない山本は
あくまでUFOや心霊の検証よろしく神の実在性のみをひたすら問題にする。そして実在したとしても人間には無関係な存在と
結論づける。

そんな超常現象を行う主体としての神の実在性を重視するのはオカルト好きぐらいなものだ。世界の人々はそんな「神」を重視してはいない。
教義にかかれている慈愛に満ちた神、悪を厳しく裁く神、ようするに人間の創作物である神のファンが信者なのだよ。
小説の主人公に惚れ込むのと基本的には同じだ。しかしその作品が長い歳月をかけて多くの人が作り上げたとびっきりの名作だというだけのこと。

結局山本は誰も(一部のオカルティストを除いて)信じていない神を実在させ、そして(実在しても人間には無関係だと)否定して見せただけのこと。
単なる一人遊びに終わっている。オカルトと宗教は確かに重なる部分も多いが、異質の部分もまた多い。超能力やUFOならばインチキを
暴けば人々はそれを信じなくなる。しかし宗教は暴くべきインチキは存在しないのだ。もちろん余興として奇跡を見せることはどの宗教でも
行われるが、それはあくまで余興であり本質ではない。これがオカルトと宗教の違うところだ。

この程度の認識で宗教や神を語るとは笑止千万。ま、オカルト専門家の宗教に対する認識はこの程度ってことかもね。
177名無しさんsage:2003/11/08(土) 10:38
山本は作中で

 神の実在性を信じること
 神が正しいことを信じること

この2つは違うものなのに多くの人はこれを混同していると語っている。しかし考えが足りないのは山本自身の方なのだ。
山本はこの2つを上げてはいるが、その論旨は「たとえ神が実在しても、その神が正しいとは限らない」という点にある。
そして小説ではその通りの神を描いて見せたわけだ。得意げに。しかしなぜ山本は「実在しなくても、正しいことを行う
神を信じる」という組み合わせを思いつかないのだろう。この辺の山本の思索の限界があるのかもしrない。
178名無しさんsage:2003/11/08(土) 10:57
>176はおもしろいことを言ったね。俺もそう思うよ。
俺は無宗教だけどさ。山本は宗教がなくなれば戦争がなくなるというが、そんな単純
じゃないだろ?日本人的無宗教社会で育ってきたからこそ言えるだけであってさ。
経済とか法律とか民主主義とかって、実際にユダヤ=キリスト教的なものから生まれて
来たわけじゃん。確かに日本は宗教なしに近代化して経済はそれなりに立派になったわけ
だけど、法律とか、民主主義(政治)とかは恐ろしくヘタクソ。その原因は一神教がない
せいだったりするわけじゃん。しかし、その政治の矛盾が過去沢の独裁を生むわけだから
おかしな話だよな。
とにかく、今、山本大先生は国際社会に一石を投じたつもりになっておられるのではない
かと心配するわけよ。宗教がなくなることで、今の世界は平和になると(クスクス…)
ここらへんは社会学とか思想の方がもうちょっと考えていると思うがなあ。優歌を早々に
退学させているようでは無理な話か。はっきり言って、描かれた登場人物たちの純真さや
正義感に比べても作者の傲慢さが露見したってところか。
179名無しさんsage:2003/11/08(土) 11:04
このスレの評価を呼んだ限りでは、神と宗教テーマなら車田正美作・『ビートX』内の1エピソードでしかない『鳳VSクアトロ戦』の方がはるかに優れているようだ。
やはり、ここらへんが大ヒット漫画家と三流小説家の力量の差か……。
180名無しさんsage:2003/11/08(土) 12:07
>176
なんか言いたいこと全部言ってくれたな、感謝。
しかし、山本さんには1度宗教信じてる科学者をどう思うか聞いてみたいね。
当方クリスチャンな理論生物学屋だが、神沈は読んでて不快そのものだったよ。
181名無しさんsage:2003/11/08(土) 15:38
>>176に同意。
よく言うよね。キリスト教圏の人間は「神、天使は存在する」と言う、と。
たしかにそういうことを言う人は多い。
しかし、これは聖書なんかに出てくる、超自然の存在を完全に信じ込んでる
ってことではない。神や天使という言葉を借りて、理想や人生観を語っている
だけだ。彼らは迷信深い蛮族なんかじゃ決してないぞ。
そりゃ狂信的な奴もいる。周囲に被害(あえてそう言うが)をあたえる連中はね。
でも、それは少数派だ。殆どの人間はまっとうな理性と、充分に水準を満たす
科学的思考の持ち主だ。

また「狂信者」だって単純じゃない。周囲を攻撃する理由を、信仰心からとは必ずしも
言えない。独占欲や自己顕示欲といったものを、信仰心と実は偽ってる場合が大変多い。
オウムなんて良い例じゃないか。

こんなことは誰だって知ってる。普段イチイチ口に出さないだけでな。
誰でも知ってる常識と、山本弘の作品はかけ離れてる。つまりリアリティに
欠けてるんだよな。どうでもいいデティールばかりにこだわって。
小賢しい知識だけ豊富で、肝心の視野が狭い中学生的な世界観だ。
あ、その年代には受けが良いかも。「創竜伝」「エヴァ」「ゴー宣」とかみたいに。
182名無しさんsage:2003/11/08(土) 16:01
そこでなぜ「エヴァ」がでてくるかな。
なんならケンカするか?
183ネタバレ!sage:2003/11/08(土) 17:03
加古沢の動機については、こんな解釈でどうでしょうか。

・加古沢は、神と人間の関係を、
 「ダーウィンズ・ガーデン2」におけるプレイヤーと「アーフ」に置き換えた。
 すなわち、神に好まれ、選ばれる人間とは、
 他の同種にはないユニークな個性を持つもの。
 その「個性」は、人間社会の倫理とは無関係である。
 なぜなら、神には人間の考え出した概念など通用しないからだ。

 よって加古沢は、自分一人の力で「同時多発テロ」を起こし、
 日朝戦争の引き金を引くことで、
 「プレイヤーに選ばれる個性的なアーフ」になろうとした。
  
 しかし、この発想には矛盾がある。
 神が人間の思考の及ばない存在であるなら、
 人間の間でしか適用されない「個性」なども、
 神にとっては取るに足りないものであるはずだ。

 けっきょく加古沢は、人間の卑小な視点でしか神を捉えられなかった。
 そして自らも「死んでもセーブもされないボンクラ」の一人にすぎないという事実に気が付かなかったのだ。

・「ダーウィンズ・ガーデン2」の世界観を現実に当てはめるなら、
 神(プレイヤー)の目的は、
 自分に匹敵する人間(アーフ)を創造するということになる。
 それにあたって神は、人間に災厄(カタストロフ)をもたらすことで、
 その進化を促そうと試みる。

 同時にこの発想は、『神沈』以前に世に出た、
 神と人間との関係をテーマにした作品のほとんどに共通するものである。
 そして、そうした旧来の世界観を覆すのが、
 「ドーキンズ・ガーデン」である。
 それは、加古沢の持論を否定するだけでなく、
 帯にあるとおり「現代人の神の概念を根底から覆す」ものなのだ。
 (少なくとも、作者はそう考えた)
184ネタバレ!sage:2003/11/08(土) 17:04
「日朝戦争の理由付け」については、僕は政治には疎いのでパスします。
ごめんなさい。

>>161
>・文章が下手。「〜なのだ」なんて話し方をする人は普通いない。

「見てごらんなさい」(P140)なんて言うジジ臭い22歳も普通いないと思うけどw

>>163
>兄の答は要するに「分からないから、訊かないでくれ。」となっていますよ(P489)。

あれ?「すべての謎は解き明かされ」るんじゃなかったの?
JAROに訴えてやろかしらん。
けっこう楽しみにしてたのにな。
ま、もっとも的確な答えは、「優歌がこの小説の主人公だから」なんだろうけどねw

ちなみに、同じ宣伝ページにはこんな文章も載っているね。

>あなたが既成の宗教の信者であったなら、
>この小説はきわめて不快な内容であるかもしれません。
>なぜなら、この物語は、あなたの信じていることを徹底的に打ち砕くからです。

小説の内容より、作者の宗教に対する態度がいかがなものかと・・・。
185名無しさんsage:2003/11/08(土) 18:25
>>183
いやちがうよ。グローバルブレインの話をごっそり飛ばしてしまっている。
神は自分と同じような存在をシミュレーションによって作り出そうとしているが、それはあくまで
アーフの集団(人類全体)としての存在だ。つまりグローバルブレインこそが神の評価対象であり、
個々のアーフ(人間一人一人)は単なるパーツということ。

現在のコンピュータでいえば一個一個のトランジスタに過ぎない。ニューラルネットなら一つ一つの
ユニットだね。それが何十、何千と集まってコンピュータやニューラルネット構成しており、ユーザーで
ある神が注目しているのはコンピュータやニューラルネットの性能であって一つ一つのトランジスタなど
眼中にない。

これが山本の描いた神と人類の関係だよ。まあ集合意識って発想は古くからいろいろな分野で
出てくるから珍しくもないけどね。グローバルブレインとうのもそういった過去の発想の延長に位置する。
立花隆の「インターネットはグローバルブレイン」はさらにその焼き直し。そして山本の神チンはさらに
それの焼き直しということだ。

山本は大量のうんちくを詰め込むことでごまかしているが、試しにそれらを取り除いて読み直してみるといい。
この4番煎じの陳腐な発想が恥ずかしくて読んでる方が赤面すること請け合いだ。
186名無しさんsage:2003/11/08(土) 18:35
この集合意識と神を絡めた作品としては道原かつみ(銀英伝の漫画を書いてる人ね)の「ノリメタンゲレ」が
よくできてるね。大脳工学が発達しそれまでとは人間の思考能力が飛躍的に高まった時代。ついに意識だけを
過去の人物に飛ばすタイムマシン(?)が完成した。ところがそのタイムマシンを乗っ取って不法に過去に介入しようと
する人物が現われた。ターゲットに選んだのはイエスキリスト…

<ここからノリメタンゲレのネタばれ>
介入を阻止しようともう一人がペテロに憑依(?)する。さまざまな紆余曲折を経て次第にイエスの時代には
未知のエネルギーが存在していることが明らかになる。実はそれは大脳の能力を100%活用できない過去の
人類の余剰エネルギーが集まったものだった。そのエネルギーはしばしば特定の人間の意志に反応し奇跡を
起こす。この「神」は大脳工学が発達し人間が自分の大脳の能力を100%活用できるようになった時ひっそりと
消滅したのだった。
</ネタバレ終わり>
187名無しさんsage:2003/11/08(土) 18:40
<ノリメタンゲレのネタバレの追加>
読者はペテロに憑依した未来人の目を通して過去の人物であるキリストの足跡をたどっていく。
そんななかに未来人がこんな感想を抱く。「この時代の人々は実によく祈る」と。おそらくこの「祈り」が
個人の脳では活用されずに余ったエネルギーを外部に放出する手続きなのだろう。
</ネタバレ終わり>
188名無しさんsage:2003/11/08(土) 19:18
>>183
で、悪役の発想についてはそれで合っている。ダーウィンズガーデンをプレイしている人間が珍しいアーフを
保存しコレクションするように、神も珍しい人間(のデータ)を保存してコレクションするだろう。そういう人間に
なれば神に自分(のデータ)をセーブしてもらえ、折に触れて再生してもらえるので永遠の命が手に入る。
これが悪役の動機だ。この部分は結構感心したよ。手間暇かけて準備をしておいて、結末であっと驚く
アイディアを披露する。アイディアだけをポンとだしても違和感を持たれるだけだからね。SFやミステリーなんて
こうした準備の部分が大半なわだ。

兄も途中までは悪役と同じ考えだった。というか兄の考えを聞いて悪役はこの計画を思いついたのだ。
ところが兄の方はさらに研究を重ねる内に別な結論にたどり着く。神と対峙するのは個々のアーフ(人間)ではなく、
ミーム集団(グローバルブレイン)である、と。しかしその「証明」はフィクションとしてすら不出来で全く説得力がない。
証明されているという内容も陳腐だし証明されているという説明も説得力を欠いているし、はっきりって大いに幻滅した。

また兄は空から降ってきた子供の生き残りを引き取って育てているのだが、この娘を兄は殺してしまいたい
衝動に駆られたそうだ。その衝動から逃れるためにオーストラリアに失踪したらしいが、この兄の失踪の動機も
はなはだ説得力に欠ける。

神は個々の人間など相手にしていない。当然慈愛や正義とも無縁の存在である。この事実に対して兄は
喩えようもない絶望と無力さを感じ、「もしここで自分の意志とは反対のことをすれば、もしかしたら一つの
部品にすぎない自分でも神に逆らえるのではないか」と考えてしまうらしい。もちろん自分の意志に反した
行動とは愛する娘を殺すことだ。

俺はこの部分の兄の思考が何度読み返しても理解できないんだよね。自分が神に対して無力な存在だと
分かることが自分の娘を殺してまで拒絶したくなるほどの絶望を生むものなのだろうか?どうやら子供の頃に
両親を土砂崩れで亡くした時から抱いている神への感情(?)が関係するようだが…

不幸にして愛する人を亡くした人は世の中に大勢いるし、そういう人たちが神に対して自分の無力感を
感じない分けでもないと思うのだが、愛する人の死にまつわる感情から現在生きている愛する娘を殺したくなる、
という部分がどうにも理解できない。

まあ自分が抱いていた神のイメージを自分で否定してしまったためショックでパニックに陥っていたのかも知れないが、
「慈愛に満ちた神は存在しない」ということが、そこまでショックを受ける内容なのかね。まあ何を重要だと思うかは
人それぞれだけど、そうなると山本の娘も気をつけた方がいいんじゃないね。山本も常人には予測できないような
理由で自分の娘を殺したい衝動にとらわれないとも限らないからw
189ネタバレ!sage:2003/11/08(土) 20:51
>>185
>いやちがうよ。グローバルブレインの話をごっそり飛ばしてしまっている。

いや、>>183では「加古沢の動機」と「ダーウィンズ・ガーデン2」を解説したわけだから、
グローバル・ブレインの話は関係ないと思うんだけど・・・。
190名無しさんsage:2003/11/08(土) 21:19
>>189
加古沢の理屈自体は(兄の仮説が正しいとすれば)矛盾はないと思うけど?
神はユニークなアーフに価値を見いだすという前提なら加古沢は神の目から見てもユニークだと思うよ。
人間のその他大勢は大量虐殺をしないから、大量虐殺をするという人間はその点ユニークだ。
このユニークさの判定基準は一応の客観性がある。

もちろん神が客観的な判断を行うという保証はないけどね。あくまで神の個人的な嗜好で選ぶと
すればどんなアーフを好んでセーブするかは確かに予想できない。人間が他人の嗜好を予想できないように。

しかしそれだと不可知論になってしまってはっきり言って小説として面白くなくなってしまうんだよね。
超越者を題材にした小説はどれも多かれ少なかれこの問題に突き当たる。超越者の嗜好は
所詮は人間などに理解できるものではないと一方で語りつつ、かといって不可知論にしてしまっては
何の面白みもない小説になってしまう。このさじ加減が著者の腕の見せ所になる。

加古沢の動機についてはそこそこ山本はこのさじ加減の調整に成功していると思うよ。
一方神の本当の意図については大失敗だね。せめて出てくる順番を逆にでもすれば多少マシに
なったかも知れないのに…成功の後に大失敗の例を見せつけられるよりは、失敗の後にそこそこの
成功を見せられた方がまだマシだった。
191名無しさんsage:2003/11/08(土) 21:28
まあ、ここまで貶すのも、俺の場合読んでて途中でオチが予測できてしまったからかも知れない。
予測しつつもまさかこんなオチであるはずがないと心の中で希望をつなぎつつ読んだら、予測通りだったのでなおさらだ。

もしかしたらオチが最後まで予測できない人が読めば、そこそこいいSFに見えるのかも知れない。まあそんなことが
あるのかないのかは、それこそ俺にとっては不可知だけどね。SFやミステリーの場合読んでいてオチが分かってしまうほど
幻滅させられる事はない。例えばクリスティーのアクロイド殺し、最近では森博嗣の笑わない数学者などは
途中でオチが分かってしまい非常に損をした気分だ。ここまで失望させられると逆に多少アンフェアな手を使ってでも
最後までオチが分からないようにしておいてほしいと思ってしまうね。
192K.Ksage:2003/11/08(土) 21:44
>>182
小説の最初のほう(P31)で、男子生徒にもてる優歌を評して葉月が言うセリフで、エヴァンゲリオンがちょっと引き合いに出されています。

>「世間じゃあんたみたいなのが流行りなのよ」葉月は笑いながら解説してくれた。
>「綾波タイプって言うの? 無口で、ちょっと病的で、何考えてるのか分からないお人形さんみたいな女の子。
>男どもにしてみりゃ、ロボットみたいに言いなりになってくれる、都合のいい女に見えるんじゃないの?
>だから生身の女とつき合うのが面倒くさいような連中が、『こいつだったらいけるかも』って、寄ってくるわけよ。
>あたしなんか逆。お喋りだし自己主張が強いから、男なんか寄って来やしない」

私はどんな作品であれ、読んでいる最中は没頭するクチなんですが、この部分で思わず現実世界に引き戻されました。
「えーっと、いきなりなんだこりゃ・・・綾波ってそういう風に描かれてたっけか? 綾波って一種不気味で近寄りがたい感じじゃなかったんじゃ?」。
とりあえず気に留めないようにして再び没頭して読み進んだんですが(つまりいったん心に棚)、読了後も、違和感として残っています。
作品の真の神である作者が、作品世界に直接干渉した一瞬だったのかも知れません。

−−−
エヴァンゲリオンはビデオを消してしまっていて、私の思い違いがあるかと思います。
私の勘違いであれば、上記は気にする必要がなくなりますので、ご指摘頂けますと大変ありがたいです。
193ネタバレ!sage:2003/11/08(土) 21:45
>>190
あぁ、たしかに矛盾しているわけではないね。

倫理も個性もしょせんは人間が作り出した概念にすぎず、
神は個々の人間などいちいち区別して認識していない。
加古沢はそれに気付いていない・・・ということを言いたかったんだけど、
これは兄の理屈が提示されてこそ言えることだからね。
加古沢の理屈自体は、それで完結してるんだよな。スマソ。
194名無しさんsage:2003/11/08(土) 21:56
>>192
山本の頭の中の綾波はオリジナルのそれではなくてエロ同人誌とかに出てくるおもちゃになってる綾波なのかもねw
195名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:04
>>192
>綾波って一種不気味で近寄りがたい感じじゃなかったんじゃ?

エヴァに登場する女性キャラの中では、綾波が一番人気あったって聞いたことあるけど?
(資料はどっかいっちゃって出てこない。スマソ)
「不気味」というより、「神秘的でクール」というイメージの方がしっくり来ると思うけど、
それは好みの問題じゃないかね。
196名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:11
>>192
クラスメイトからは気味悪がられていたが、
ゲンドウの指示にはロボットのようになんでも従っていたから、
(綾波自身からするとそうではないが、少なくともアスカや初期のシンジにはそう見えていた)
まあ、あたらずと言えども遠からず、か。

あと、オタク用語で「綾波タイプ」と言えば、綾波レイ自身のキャラクターではなく、
その後のアニメやゲームなんかで粗造量産された、ぱっと見で似たよーなキャラども、つー意味なんで
そうなるとロボット女という意味合いはかなり強くなる。
山本がそちらの意味で「綾波タイプ」という言葉を使った可能性も無きにしも非ず。


…とマジレスしてみたが、>>194ソレダ(・∀・)!!
山本のことだ。単純にそっちの可能性のほうが高いだろうね。
197名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:40
山本は小説の中で、悪役はキリスト教も過去大量の異教徒を殺してきたのだから、オウムと同じだ、いやオウムよりも罪深い。
キリスト教徒にオウムを批判する資格などない、と暴言を吐かせる。小説って便利だね、不穏当なことは悪役にいわせればいいから。
で、主人公はこれに対して反論できず見事この主張が肯定されてしまう。

しかしこれも詭弁だね。しかも3流の。頭のいい上祐はこんな愚かな詭弁は決して口にしない。
一番の問題は、現在を無視していることだ。現在キリスト教を信仰している人々は何も出来たばかりで
やたら奇跡を起こして売り込まなければならなかった新興宗教時代のキリスト教ではないし、暗黒時代の
キリスト教でもない。限りなく穏当になった現在のキリスト教を信仰しているのだ。

過去を無視すべきではないにしても、先ずは現在が大事だろう。それとも過去に罪を犯した者は、
永遠に、現在罪を犯したものと同様に扱われなければならないのだろうか。例えば過去人を殺した
人間は罪を償って出所した後でも他人の殺人を非難する権利はないのだろうか。出所して平和な
仮定を築いている人間はたとえ自分の娘が誰かに殺されても、因果応報であり殺人者を責める権利は
ないのだろうか。

むろん過去の負の遺産は永遠に付きまとうものだ。それから逃げることはできない。しかし無制限に
それにとらわれるべきことでもない。現在こそが大事であり、そのためにこそ過去がある。このことがわからず、
過去の負の遺産を無制限に重視してしまうために、逆に過去の出来事を否定しなければならなくなってしまうのだ。
現在を生きるために重すぎる過去は否定するしかないからね。個人も国も。過度に物事にとらわれると
結局その事を拒絶せざるを得なくなるのは、神ならぬ人間の性といえる。

そして山本はこの通りの過ちを犯しているのだ。過去のキリスト教、現在のキリスト教、現在のオウム、この3つを
比較する組み合わせは複数ある。それを故意に持論に都合のいい組み合わせのみで論じて持論を主張するのは
単なる詭弁だ。すべての組み合わせを論じ、その時々のテーマによってどの側面を強調した方がいいかを包括的に
考察するのが正しい考え方なのだけどね。ま、この悪役ってのは山本そのものですな。
198名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:41
>>188
>俺はこの部分の兄の思考が何度読み返しても理解できないんだよね。自分が神に対して無力な存在だと分かることが自分の娘を殺してまで拒絶したくなるほどの絶望を生むものなのだろうか?どうやら子供の頃に両親を土砂崩れで亡くした時から抱いている神への感情(?)が関係するようだが…

その部分(兄の思考)、
もっと突き詰めて描写すれば、
けっこう面白いものになったと思うんだけどね。
どうも山本の中で自己完結してしまっている。
蘊蓄を並べて満足して、キャラを深めることをないがしろにしている。

俺が思うに、
死んだ両親への想いも、娘への愛も、
けっきょくは神の「お遊び」のついでに作り出されたものにすぎない。
つまりは、ニセモノということ。
そして、そんなニセモノに振り回されていた自分に腹が立つ。
ましてや、娘も神が仕組んだ「奇跡」によって与えられたもの。
つまり、自分の心は神の「玩具」にされている。
だから、神から与えられたものを、すべて壊してしまいたい
・・・ということなんじゃないかと。
199名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:42
>>196
量産型綾波か…w
200K.Ksage:2003/11/08(土) 22:42
>>194-196
ありがとうございます。私の持っていた綾波のイメージは、少なくとも部分的には間違いであったようです。
どうも申し訳ありませんでした。

−−−
余談。どうも以前にどこかで聞いた冗談が頭にこびり付いてしまっています (;_;。
「物理でいう波動は大まかに分類すると3種あり、それぞれ、縦波、横波、綾波と呼ばれ…」
(「光は媒質中、この場合には水虫では速さを減じる…」と同じくらい T_T)
201名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:47
>>198
うーむ、「自分が神のおもちゃに過ぎなかった」という事実がそれほどショックなものという感覚が
どうにも理解できないんだけどね。兄って案外加古沢を上回る尊大な自我の持ち主だったりして。
俺はもしかしたら神と対峙できる可能性もある、と考えてたんだからね。
202名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:48
>>200
> 「物理でいう波動は大まかに分類すると3種あり、それぞれ、縦波、横波、綾波と呼ばれ…」

ぎえー、やめてそれ。なんかウィルスのように感染しそう。
203名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:59
山本板で源泉徴収を知らなかった件の指摘がありましたが、どう返答しますかね。
204名無しさんsage:2003/11/08(土) 22:59
>>197

>山本は小説の中で、悪役はキリスト教も過去大量の異教徒を殺してきたのだから、オウムと同じだ、いやオウムよりも罪深い。
キリスト教徒にオウムを批判する資格などない、と暴言を吐かせる。小説って便利だね、不穏当なことは悪役にいわせればいいから。
で、主人公はこれに対して反論できず見事この主張が肯定されてしまう。

こんな薄っぺらい考察では清水義範「神々の午睡」の足下にも及ばないね。
205名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:03
>>201
>兄って案外加古沢を上回る尊大な自我の持ち主だったりして。

実際、そうなんだと思うよ。
「今まで自分の『所有物』だと思っていた意識や感情が、
実は『他者』(グローバル・ブレイン)のものだった」と知り、
アイデンティティー・クライシスを起こしたのでは。
もうここまでいくと、精神科イケって言いたくなるねw
あ、だから失踪したのか。
206名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:07
>>203
「あれは『間違い探し』でした! 正解おめでとう」とか言い出したりしてw
(昔の画太郎がやってたネタ)
207名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:10
もしかして「兄」って「この世界は神のシミュレーションである」という説を思いついてから、トンデモさんになっちゃったのかな。
それまでまっとうだった人間が突然トンデモ思想に取り付かれて暴走していくってのはよくあることだから。
このすばらしい思いつきに酔ってしまってトンデモさんになってしまったのかも知れない。私生活でも結婚を申し込まれたり
なんやかやと変化が激しくストレスも溜っていたのだろう。

そして自分の掲示板を荒らされつつも何とか平静を保っているかのように必死に振る舞っているうちに、
周囲が気づかないくらい少しずつ狂っていったのだ。小説の中で神の真意の証明を知っている人間は誰もいない。
単に妹が自分の兄は証拠もなく物事をいう人間ではないから、多分証明も行われているのだろう、といっているだけだ。
これは兄がこれまでと変わっていないなら、という前提に基づいている。

ある説がトンデモか否かはその主張の検証のみで行われるべきで、それまでどれだけ大きな業績を上げていたかという
ことは基準にならない。もしなるならばペンローズの説こそ正しいことになってしまう。どうやら突如「兄」がトンデモさん化し、
それを真に受けた加古沢が一人暴走。兄と妹はそこまで派手ではないが静かにゆっくりと狂っていく、というのがこの話の
「超真相」ではあるまいか。超常現象に見えたさまざまな現象も実はその後自然科学者がじっくりと研究していくと
法則性が発見され、世の中はきっちりと物理法則に従っていることが再発見される。この2010年の一連の出来事は
自然科学と社会に一時的な混乱をもたらしたが、過去にもこの程度のことはあった。兄妹のトンデモ説は一時期持ては
やされたが次第に矛盾や不備が指摘され、トンデモ本として扱われるようになっていく。すべて世はこともなし。めでたしめでたし。
208名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:14
>>206
「実は書き忘れましたがあの世界では源泉徴収は2005年に廃止されているのです。」という答えと思われ。
209名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:15
>>204
キリスト教と一口に言っても色々あるのにね。
ひとくくりにして満足出来るとはなあ。幸せな脳みそしてるなあ。
世界各地の宗教学者や信者の人たちをまとめて罵倒してるに等しいわ。たいしたもんだ。
210名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:18
>>207
優歌が書いたこの本は2034年トンデモ本大賞にノミネートされるというオチ。
211名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:19
>>206
いや、だから山本のミスじゃなくて優歌のミスなんだってば。あの本を書いたのは優歌(という設定)なんだから(w
212名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:45
「神沈」は、と学会会長自らがトンデモ本を書くという試みなのです。
トンデモさんの独白で綴られるという形式もそれが理由。
213名無しさんsage:2003/11/08(土) 23:52
この優歌って山本の娘じゃ…
214名無しさんsage:2003/11/09(日) 00:17
>>209
SFやアニメに対して他の人間がこの程度の知識で何か言おうものなら「ちょっと調べればわかることさえ調べずにものを言っている
最低の人間だ」と烈火のごとく怒りまくるのにね。
215無敵君sage:2003/11/09(日) 00:23
>>208
>>211

2つを合成すると「あの世界では2005年に源泉徴収は廃止されている。その事を書き忘れたのは優歌の
落ち度であって俺は悪くない。」
216名無しさん:2003/11/09(日) 01:34
まだまだ甘いな。
山本なら
「確かに源泉徴収の件は僕の誤りでした。
しかしこの空想科学読本では(略)」

と来るだろう。
217名無しさんsage:2003/11/09(日) 03:49
山本は生物の絶滅が周期的に起きることを神がシミュレーションを行っている根拠の一つとしている。
生物は環境が変化しなければきわめて乏しい進化しかしないし、逆に環境の変化が過激すぎれば適応が追いつかず
進化どころか存続が危ぶまれる。安定と激変の周期的な繰り返しは生物の進化に実に都合がよい、という。

この部分は別に山本が考えたものではない。生物の進化について述べた書籍にしばしば登場する説である。
そしてこの激変と安定の周期性についてもすでにさまざまな仮説が立てられてる。たとえばカタストロフ理論というものがある。
複雑系では変化はリニアに進行せず、不連続に進行する。何も超常現象的なものでないのはもちろんのこと自然科学的な
ものでさえない。純粋に数学的なメカニズムにより不連続性が生じるのだ。これを自然科学、殊に生物の進化の不連続性の
説明に応用しようとした試みは多い(あいにく現在のところそれほど成功を納めていないが)。

また変化が急激に起きることは我々の身近に無数にある。たとえば氷が水に、水が水蒸気に変化する場合、その変化は
急激に起きる。氷が温度が上がるに従ってだんだん柔らかくなり水になるわけではない。硬い氷が一瞬にして水になる。

何も神が恣意的に激変と安定を設定しているわけではないのだ。
218名無しさんsage:2003/11/09(日) 04:15
>>212
トンデモ本としてはなおさらできが悪いよ。まだ飛鳥あきおや五島勉の本の方が説得力があるw
219名無しさんsage:2003/11/09(日) 04:21
その意味では、もし山本が本気でトンデモ理論を構築して本を出したなら是非読んでみたいな。
とにかく読者を信じさせることに重点を置いたやつを一発物してくれないかなー。

まさか神チンが精一杯のレベルって訳じゃないよね?w
220名無しさんsage:2003/11/09(日) 08:46
納税拒否→政府崩壊についてだけど、
その辺の経緯はどれくらい細かく説明されてるの?

まさか

加古沢「みんな、納税やめたら政府なんて潰せるぜ!」

国民大多数「おお、そのとおりだ、やめよう」

納税やめる。

収入がないので1年ほどで政府崩壊


こんなんですか?
221名無しさんsage:2003/11/09(日) 08:56
>>183

過小沢の動機って、某所で唐沢が絶賛するほど意外な物じゃないよな。
そりゃミステリーではないかも知れないけど、不老不死になれるからという動機で悪事を働くヤツなんてSFものにはゴロゴロいるよ。
222196sage:2003/11/09(日) 09:50
>>192
それにしてもそのセリフ、
山本が小説の中で出したんじゃなくて
庵野監督自身が新作アニメにおしゃべり系キャラとして林原めぐみ本人を起用して言わせたものだったとしたら
さぞ自虐的で痛快だっただろうなあ、と残念がってみるねじれオタがここに一人。
223名無しさんsage:2003/11/09(日) 14:47
兄は、この世界を真実と神の意図を見抜き、絶望する。

1.世界は、神のシミュレーションである
2.神は、人類全体に興味があるだけで、人間(個人)など見てはいない。
3.また、神は人間の能力をはるかに超越しており、人間(個人)は、神とコミュニケーションできない。

この場合、人間は、どうするべきか。

この小説では、「それでも、清く正しく生きましょう」で終わってるけど、
物語(SF)は、ここから始まる気がするけどなぁ。

もうちょっと頑張れ > 山本
224名無しさんsage:2003/11/09(日) 16:35
>>216
いずれにせよ、「源泉徴収」を一生懸命検索してるであろう。
そろそろ「年末調整」の意味が判った頃かな?
225名無しさんsage:2003/11/09(日) 16:45
源泉徴収じゃなくても、税金払わなきゃ強制執行になるのがオチだと思うけど。
たとえ日本国民の多くが一斉に拒否したところで、法律が変わっていないのなら国側に義がある理屈になる。
金額の多い人から順番に預貯金や資産を差し押さえられてくのは目に見えてる。
で、悪質な人は逮捕だ。

そんなことが見えてるのに、「神チン」世界の人たちはなぜに加古沢に従うのだろう?
読めば分かるの?
226信者でいいよ:2003/11/09(日) 17:48
>まさにその通りです。僕は経済に詳しくありません。だから今回もそこでいちばん
>苦労しました。にわか勉強したものの、「たぶん経済に詳しい人からツッコまれる
>だろうなあ」と思いながら書いていました。

構想10年でなぜにわか勉強?
いくらなんでもあんまりだから、つっこんでやってくださいな。
227名無しさんsage:2003/11/09(日) 17:58
>>226

はて? 「ちゃんと設定を調べて書かない柳田は読者をなめている」とボロカスにけなしていたのはどこの御仁だったかのぉ〜?
228名無しさんsage:2003/11/09(日) 23:06
>>227
同意。
山本ってひでえな〜っ。「アルマゲドン」や「ザ・コア」ではそういう部分を採って
ボロクソに叩きまくっていたのに、自分の作品では許されると思っているんだな。
こんなダブルスタンダード作家みたことねえよ!バカ山本!
「神沈」はバカ作家の書いたバカ作品だ!
229名無しさんsage:2003/11/10(月) 03:01
このレベルではにわか勉強すらしてないと思うんだけどねえ。中学生が思いつきで書いた小説ですな。
230名無しさんsage:2003/11/10(月) 21:14
ぐぐってみました。3分で発見したサイト
http://www.nta.go.jp/category/toukei/tokei/menu/chousyu/h11/01.htm
によれば、平成10年の国税のうち、
申告所得税の締める割合は7%。金額にして4兆2960億。
ちなみに滞納税額は法人税その他ひっくるめて2兆8149億円。
納税拒否可能なやつらが頑張っても、滞納額の3倍の効果しかないわけね、
抗議行動としてはインパクトあるでしょうが、しっぺ返しのほうがキツそうだ。

さすがにこのデータ、いつでもそらで言える数値じゃないが、専門家でないと
調べられないみたいな言いわけするなら見苦しいというところでしょう。
231230sage:2003/11/10(月) 21:21
あ、3倍の効果は「滞納額を3倍にする」の意味です、すいません。
ところで銀行が納税拒否するという設定を考えて援護してるのがいましたが、
石原都知事がきっちり利益に課税するぞと言っただけであの騒ぎ。
国がいざというとき助けてくれないとなると、一番困る連中が反旗を翻すだけの
おいしい話なのかな〜。
232名無しさん:2003/11/10(月) 23:36
大体企業が「納税を拒否する」なんてことを考えるわけ無いんだよな。
企業の収入、債権の回収を保証してくれているのは法律な訳だ。
その法律を企業が率先して破ったらどうなるか。

「えーと、先月の売掛金ですが、まだ振り込まれて無いみたいですが・・・」
「払いたくないんで払いません。」
「何、訴えてやる!差し押さえだ!」
「どこに訴えるんです?国はもう無いんですよ?
税金を払いたくないから払わなくていいなら
債務だって同じことでしょう。」

ってことになるよな。
233名無しさんsage:2003/11/10(月) 23:49
「みんなが税金を払うのを止めたら政府はつぶれる」

なんてのは小学生レベルの夢想だよ。
誰も気づかないんじゃなくて、バカバカしさに誰でも気づいちゃうから言わないだけで。
234名無しさんsage:2003/11/11(火) 00:47
>「みんなが税金を払うのを止めたら政府はつぶれる」

「神沈」ってさ、多くの情報を他所から引っ張ってきてるけど、自前で考えた
発想は陳腐なんだよな。典型的な才能の無い作品といえるね。
235名無しさん:2003/11/11(火) 01:53
>「みんなが税金を払うのを止めたら政府はつぶれる」

「神チン」読んで無いからイマイチ分からないんだが……

「国民が払う税金」ってのはさぁ…国民一人一人が役所へ言って払う
「申告税」だけじゃ無く、

店で買い物をするとその値段には初めから(表記は一応別だが…)「消費税」や
車を持ってるなら、その車を動かす為に必要なガソリンには「ガソリン税」が付いてるし
車にも色々な「税」が課せられている。

様な、買う(持つ)為に必要な「値段」の中に初めから組み込まれているものが多いのだが…

そういうのに無頓着な人は「税を支払っている」と言う感覚が全く無い程に……


そう言った、「申告制の税」だけでは無く、
日常から搾取されている「税」については、どうなってるの?「神チン」は?

普通「申告制の税」を支払う者が少なくなれば「消費税」等
確実に搾り取れる所の税率を上げて賄おうとするはずだが……

よっぽどの無能の政治家では無い限り。

書きながら思い出しんだが「高速道路の料金」も国民が国に対して支払う
「税の一種」だよなぁ?

国民が誰一人として「税」を支払わない世界での日本の高速道路は渋滞がないんだろうなぁ(w
236名無しさんsage:2003/11/11(火) 02:38
大体山本は今の日本の借金がいくらなのか知らないのだろうか?
というか知らないんだろうな。
国家予算全部でもこれに比べたらたいした額じゃないんだから税金が1円も入ってこなくても
借金の額がその分ぽんと増えるだけで政府はたいして困らないんだよね。
(ちなみに借金時計で検索すればさくっと出てくる)

ちなみにタバコ、酒の分の税金だけでもなかなかな金額になる。
禁酒法と禁煙法を同時に発動するつもりなんだろうか、少なくとも暴動が起きるな。

公務員なんかも絶対拒否しないだろうな。
税金を払わない=給料がもらえない だろうからね。

考え無しにも限度ってもんがあるだろうに。
237名無しさんsage:2003/11/11(火) 02:43
AVPだったっけ、あれと新円の話もまったくのデタラメ。
少なくとも山本は、交換レートがどうやって決まるかすら知らないわけだ。

政治、経済に関する知識はいいとこ中学生レベルだね。それも出来の悪い。
新聞を毎日読んでればこんなバカなことを書くとも思えない。

山本はきっと新聞もろくに読んでないに違いない。
もしくはいい加減に読み流してるかだな。
238名無しさん:2003/11/11(火) 03:59
>>237
いや、熟読してると思うぞ。

トンデモ記事を発掘するためにな。
239K.Ksage:2003/11/11(火) 05:27
SF秘密基地「【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよ」スレッドより。

>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>・・・中略・・・
> というか、僕は「人生で大切なことはすべてSFから学んだ」人間ですので(^^;)、文学作品はほとんど読んでないです。
>・・・中略・・・
> で、こんな教訓を得ました。
>「いくら世界の名作であっても、自分にとって面白くなければ価値はない!」
>「読んで楽しくない作品からは何も身につかない!」
>「自分に正直になれ! 読む気のないものを無理に読むことはない!」
>・・・中略・・・
>No.15375 - 2003/11/07(Fri) 16:52

 文字通りに受け取れ取ると、なんだか知識が偏ってしまって、現実に近い世界を題材にした小説を書くのに困りそうな気がする。
 もっとも、神沈巻末の参考文献リストを見ると、結構広い範囲のものを調べてあるようには思う。
(各文献を隅から隅まで読んだわけではないのだろうけれど)。

>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>・・・中略・・・
> すみません。そこらへんは良輔に説明させるのを忘れてました。
>・・・中略・・・
>(ここから先は良輔の知らない設定)
>・・・中略・・・
>No.15398 - 2003/11/09(Sun)

 ふむ、なるほど。「兄」が説明し忘れたり知らなかったりしたことが、いろいろあるわけか・・・。
 もし続編は出せなくとしても、短編の番外編を書くとかで、なんとか補足しておいて欲しいと思う。
 (掲示板だけで補足されても、発言が流れたらおしまい。)

>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿] [ Home ]
>・・・中略・・・
> 源泉徴収については……いや、おっしゃる通りですね。すみません。
>No.15400 - 2003/11/09(Sun) 16:56

 さすがにこれは真正面から平易に認めたわけですね。この態度については評価します。
「私らサラリーマンには個人で納税拒否って難しいんだけど…」というのは個人的には気にしないことにしよう(本件、心の棚より削除)。
240名無しさん:2003/11/11(火) 05:45
10年構想って、4年生大学で週3コマ勉強したとして、2回卒業できる
期間なわけだ。
まあ単純計算ではあるが…。10年間、何をやってたんだ?
集大成で能力の限界を露呈するとは、律儀な作家だねえ。
241名無しさんsage:2003/11/11(火) 06:38
ともあれ、アルマゲやコアが「科学的に破綻」してることで監督がアホだバカだとさんざんバカにし、
リアル鬼ごっこの文章やプロットがおかしいと買うやつはどうかしてると読者まで罵倒していた山本なわけだが、

今現在生活しているこの社会のごくごく一般的なシステムすら理解していない、
そのことが今回あきらかになったわけだよな。
まともに就職したこともなく、
本人言うとおり「SF」以外の知識常識は欠如しているようだからそれも止むをえんのだろうが、
そんなヤツがハードカバーで現代社会を舞台にした話を書くなよって思うよ。
242名無しさんsage:2003/11/11(火) 07:21
「科学的に破綻」より「社会常識が破綻」の方が頭が悪いだろう。
243名無しさんsage:2003/11/11(火) 08:20
>>239
>心の棚に
本人が認めているし、同じネタでひっぱり続けると「他には非のうちどころが無い」
と脳内変換するやつが増えるからほどほどにですね。

しかし、あまり風化させてしまうのは本人とその取り巻きのために
なりませんから、ちくちく蒸し返すのはだいじです。

コアの監督をバカと言ってた論法で言えば、自分にはねかえると
わかれば、多少はマシになるかも。

だいたい社会の仕組みを理解していない輩が自分をさしおいて
「人は自分が信じたいものしか信じない」というのは滑稽ですし
現代すら把握できていないのに
「これは未来予測小説ではない」と豪語するに及んでは、バカと
言って差し支えないと思います。

>ですからこの小説では、「正確な未来予測」という幻想をきっぱりと捨て、

捨てるべき幻想は、自分は現代社会に言及するに足る能力があるという
ことです。

あとは、自分がメインで語っていないことで、あれこれアラ探しされて
あまつさえバカ呼ばわりされ、ダメ作品認定されることの痛みを、
身をもって学習する機会を彼は得たのか?きっと見えてないんだろうな。
244名無しさんsage:2003/11/11(火) 12:00
自分だけかもしれないけど、
優歌がどうしても女装した山本弘(笑か江川昭子や福島瑞穂あたりにしか想像できないので、
物語に入れないっす。

これだったら、全く同じつかみと落ちで、
山本弘(主役)がトンデモをぶった切っている間に、
つれのゲーム(ダーウィンズ・ガーデン、その他)と超常現象に遭遇することから
神の存在に気づくぐらいの話の方が、物語にすんなり入っていけたような気がします。
245名無しさんsage:2003/11/11(火) 12:08
>>244
> 山本弘(主役)がトンデモをぶった切っている間に、

そんな書き方したら、主役が間違ったことを言った時に
「あれは私の発言では有りません、作中人物の発言です」って
言い訳が使えないからなぁ。
246名無しさんsage:2003/11/11(火) 12:33
>>244
優歌に限らず登場人物のほとんどが山本弘の分身です。
必死で演技をしているようですが大根なので同一人物なのがもろばれです。
なんと言っても全員の趣味趣向が同じですから
247名無しさんsage:2003/11/11(火) 20:01
アマゾンのレビュー、むちゃくちゃ参考になったぞw
248名無しさんsage:2003/11/11(火) 20:05
NOVA板にやっと神チンスレが立ちました。しかし立てたのがNOVA本人という時点で先が読めてしまうのは何故なんでしょう?
249名無しさんsage:2003/11/11(火) 21:20
>247
俺もみた。
250名無しさんsage:2003/11/11(火) 21:22
>>247
参考になったに票入れておいた
信者はあのレビュー見て暴れるんだろうな
251名無しさんsage:2003/11/11(火) 23:42
>>247
得意満面で書いたであろう部分を「あからさまなページ稼ぎ」とは、
ちょっとかわいそうだなw
252名無しさん:2003/11/11(火) 23:57
>>248
>NOVA板にやっと神チンスレが立ちました。

NOVAもわかってないよなあ。
「お世辞を書くのは山本掲示板だけで充分だ」と皆思っているのにな。
253K.Ksage:2003/11/12(水) 06:37
神が不完全なラプラスの悪魔だとすれば、人間は不完全なマックスウェルの悪魔なのかな。
人間は、コンピュータ内でいたずらしているグレムリンなのかも知れない (^^;。
(無限大を思考しうる人間というユニットが、コンピュータの構成要素という状況ってよくわからないです ;_;)
254名無しさんsage:2003/11/12(水) 07:15
>>253
うーん、無限大を思考できるか否かがそんなに重要なんですかね?
人間は無限大を思考でき、コンピュータは無限大を思考できないということなんですか?
同じだと思いますよ。人間は「無限大」という「記号」や「手続き」を頭の中で取り扱っているだけです。
それそのもの(記号や手続き)は無限ではないですから(記号の表す数値や手続きの実行回数が無限なだけ)。
255無敵君sage:2003/11/12(水) 08:26
>No.15398 - 2003/11/09(Sun) 16:34 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>
> カスガさん、こんにちは。
>
>> ところで、もう一度主要場面を読み返していて、引っ掛かった点があります。11章で世界が神のシミュレーションである可能性として、「従来のコンピューターでは無理だが、量子コンピューターでは可能だ」みたいな考察が行われていましたが、そもそも人間の世界の物理法則を、
>>“神”の世界の物理法則に適用できるのでしょうか?
>
> すみません。そこらへんは良輔に説明させるのを忘れてました。
> 僕の設定では、神の基になったのは、もともと我々の世界に似た物理法則を持つ宇宙で、
>地球に似た惑星上に発生した知性体です(具体的な姿などは考えていませんが、人間とはぜんぜん似ていない生物でしょう)。
> なぜそれが推測できるかというと、たとえ神でも、どんな世界が知性体を生み出すのか(シミュレートしてみるまでは)
>分からないはずだからです。ということは、知性体を生み出そうとする場合、成功の確率を高めるために、
>自分の知っている世界、つまり自分が存在する世界をモデルにするはずです。

うーん、まったく違うと思うね。例えば上の方で説明したライフゲーム上に構築されたコンピュータなどはいい例だ。
最初にライフゲームを考案した人物は別にそれで論理回路を構築しようとは思わなかった。またグライダーやイーターのような
パターンを作るためにライフゲームのルールを決めたわけでもない。偶然発見されたものだ(まああるいは、ある程度以上の
複雑さを持つルールなら必然的に論理回路を構成できるパターンが生まれる、という仮説を考えてみるのも面白いかも知れないけどね)。
256無敵君sage:2003/11/12(水) 08:26
おそらく神といえども自分たちの世界そのものをシミュレートするほどのコンピュータを作るのは容易ではないだろう。
だから最初はもっとシンプルなものから始めると思うんだけどね。我々だってそうだろうに。そもそも神が自分たちの
世界を丸ごとシミュレート出来るコンピュータが自分たちで作れるようになるまで、知性体を生み出す努力をしないとは
思えない。学者というのは常に背伸びをするものだよ。我々だって貧弱なコンピュータを駆使して一生懸命人工知能の
研究をしているじゃないか(笑

もしこの世界が神の世界に近いぐらいの規模でシミュレートされているとしたら、多分神の人工知能の研究は成熟段階に
入っているだろうね。すなわちあらかた革新的な発明や発見は終わりの段階だろう。まあ、この世界はそういう段階の
箱庭だとしても神沈の設定がすぐさま破綻するわけではないけどね。つまり神沈がまちがっているんじゃなくて、神沈が
正しいと弁護しているこの発言が間違っているだけだ。

もう一度いおう。未知なるものの探求の最初の一歩として、自分の存在する世界のモデルから始めるような
無謀なやつは神にも人間にもいないよw。研究とは常に世界を単純化した物から出発する。人間の世界では
このことは歴史が示しているし、山本の神は人間の延長線上にあるようだから、多分山本の神もこの点人間と
同じだろう。

>良輔が言うように、神が存在するのはビッグバンから何千兆年も経った宇宙かもしれない(もちろん、すでに
>恒星の大半は燃え尽きているので、別のエネルギーによって生存しているのでしょうが)。

まあ自分たちの世界をシミュレート出来るほど(まあ空間的サイズは半径1光年かもしれないがw)のコンピュータを
文明なら、神は自分たちを自分たちのコンピュータの中に移してしまってもいいかもね。ちょっと空間的には制限が
あるかも知れないが、物理法則が一緒ならどのみち光速に制限されるのだから我慢できないこともなかろう。
257無敵君sage:2003/11/12(水) 08:26
>けれど物理法則そのものが根本的に違っているはずはありません。特にプランク定数とか光速度とかのパラメータは、
>生命の活動に深く関係してくるので、大きく変えるわけにはいきません。それでは進化がうまく進まず、
>知性が生まれない可能性があるからです。

それはちょっとSF作家としては想像力が貧困すぎないかね?

我々の知っているような生命は無理かも知れないが、まったく異質の生命なら可能かも知れないよ。
我々世界では生命は主として分子間力(電磁気力)を利用している。しかし重力を主として利用するような生物がいても
いいだろう。少なくともSFの世界なら。

そもそも「知性が生まれない可能性があるからだめだろう」とはどういう理屈だね?「生まれる可能性はないからだめ」というなら
分かるけどね。むちゃくちゃだね。

>(ここから先は良輔の知らない設定)
> もっとも、神の生まれた惑星は、生命の進化にとって地球ほど理想的な環境ではなかったのです。
>そのままシミュレートしても進化速度が遅い。たぶん神が進化シミュレーションを行なうのは今回が初めてではなく、
>何度も試行錯誤しているはずです。その中で、進化速度が最大になるような条件を発見したのでしょう。

うーん、なんかトートロジーなんだよね。進化が速いとか遅いとかって何と比べてんの?神のそれと我々の世界の
それを比べているわけ?結局最初の話にもどっちゃうんだけど?シミュレートされる世界のタイムスケールと
シミュレートを行っている世界のタイムスケールの関係は無関係だ、と。そんなに「神」が長い歴史をもっており、
気が長いのであれば、別に量子コンピュータなんて使わずにペンティアム4でも使ってのんびりシミュレートすれば
いいんじゃないの?まあメモリは大量にいるかも知れないけどね。だから神のコンピュータの性能を語るなら、
「速度」ではなくて「容量」を全面に出すべきでしたな。戦術がそもそも間違ってるんですよ。
258無敵君sage:2003/11/12(水) 08:27
> ただ、それ以外の点は同じに設定してあります。神にとって重要なのは、進化の過程でもなければ知性体の姿形でもない。
>だからそれらが過去の自分のそれと同じである必要はない。大切なのはミームなのですから。

うーん、自分たちの世界に似せて作っていると言ったり、同じである必要はないと言ったり、なんかわけわかりませんな。
考えていることがそもそも支離滅裂なんですかねえ。それとも考えていることは理路整然としているが文章力が拙くて
支離滅裂になってるんですかねえ。>モノカキさん?

> 神がわざわざ星空を用意し、人類に世界の真相を隠していたのも、それが理由です。神は自分が広大な(本物の)宇宙に
>存在することを知っている。それに対し、人類が早い時期から自分たちが住んでいるのが偽物の宇宙であるということに
>気づいていた場合、ミームの進化に影響が出るかもしれない。だから人類がそれに気づくのが遅れるようにしたわけです。

つまり「進化の速度が最大になる条件」だけを神は自分たちの世界とは変えて、他は同じにしている、ってことですか?
でも何で「進化の速度が最大になる条件」を変えても「ミームの進化に影響が出」ない、と分かったんですか?
そこまで分かってるんならもう研究は終わってるんじゃないのですか?つまり研究は終わって、余興としてこの世界は
作られてるんですかね。デモ用とか。あるいは(ドーキンズワールドのような)ホビー用?

> もっとも、ウェッブほどの高解像度の宇宙望遠鏡が実現するぐらいの文明レベルに達していれば、
>インターネットも普及し、すでに×××××・××××が誕生しているはずだから、その時点でバレてもかまわない。
>だから星空はそんなに緻密に作る必要はなかったわけですね。

「×××××・××××」とは「グローバル・ブレイン」ですか?つーかなんか、いくらなんでも自分で書いてて支離滅裂だと
気づいてますよね?いくらなんでも気づかないほど馬鹿じゃないと思うので。
259名無しさんsage:2003/11/12(水) 08:32
>No.15400 - 2003/11/09(Sun) 16:56 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>
> カンタベリーさん、こんにちは。
>
>> ただ、超常現象やオカルトに比較して経済問題へのツッコミや描写は甘いのではないかと思います。
>>巻末に挙げられている参考図書のリストでも経済問題関係は4冊しかありません。(「日本の国家予算」と「日本経済の罠」は是非入れてほしかったところです)
>
> まさにその通りです。僕は経済に詳しくありません。だから今回もそこでいちばん苦労しました。
>にわか勉強したものの、「たぶん経済に詳しい人からツッコまれるだろうなあ」と思いながら書いていました。
> ただ、解説ページでも書いたんですが、この小説は最初から未来予測を放棄し、
>「ありえない未来」を描くというコンセプトを貫いています。ストーリー上必要だった日本経済の破綻も、
>そこからの再建も、現実にありえるもの(経済学の本に書いてあるようなシナリオ)には絶対にしたくなかった。
> そこで、逆に「AVPがきっかけとなる円暴落」「日本政府民営化論」という荒唐無稽なもの、
>そんなことありえないと思えるアイデアを導入したわけです。作者としては、
>こんなものがうまくいくわけないのは百も承知です(AVPがインフレに強いなんてくだりは、
>自分で書きながら「嘘くせーっ!」とツッコんでたぐらいで(^^;))。
> だから、超光速宇宙船やタイムマシンみたいなSFガジェットだと思っていただければ幸いです。
>SF作家としては、とりあえず話の都合上、アイデアとその原理を提示してみせただけで、細部まで考えていませんし、実現するとも信じていません。というか、不可能でしょう、たぶん。
>
> 源泉徴収については……いや、おっしゃる通りですね。すみません。

「SFガジェット」と「馬鹿映画」の区別がよく分かりませんなあ。これまであなたがいってたのは「読者を納得させるような
それっぽい理屈がついたもの」が「SFガジェット」だと思ってたんですけどねえ。ご自分の「SFガジェット」がこの条件に
当てはまるかもう一度考えてみてはどうです?
260名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:22
>No.15443 - 2003/11/11(Tue) 20:35 [kaad222.airnet.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 長 高弘 [関東]
>
>山本 弘 様>
>
>> 質問1について、
>>  遺伝的アルゴリズムについては、おもにスティーブン・レビー『人工生命』(朝日新聞社)と星野力『進化論は計算しないとわからない』(共立出版)を参考にしています。ですから、43〜46ページの解説は誇張なしの事実です。正確なことをお知りになりたいのでしたら、これらの本を読まれた方が早いと思います。
>
>了解しました。機会があれば、読んでみます。

どっちも結構「生命潮流」的な本だからねw
本当のことも沢山書いてあるがウソ(というか誇張)も書いてるw

>> 質問2について
>>  おそらく遺伝的アルゴリズムで生まれるプログラムは冗長性が大きいでしょう。ちょっとしたバグでフリーズするような代物なら、たちまち進化競争で淘汰されてしまうでしょうから。「バグがない」のではなく、「多少のバグがあっても支障なく動く」というもののはずです。(実際、生物の遺伝子はそうなっています)

この点は山本に同感だね。生命の冗長さというのは必要なものなんだと思うよ。
人間の作った機会はそれらをそぎ落としているから効率はいいけど柔軟性に乏しく脆弱だ。

>ご存じかもしれませんが、念のため。
>現在のプログラム開発や運用自体も「バグが無いプログラム」は作るのは、まず無理で、障害が有ったらどう対処するか、
>と言う点が重視されてます。(参考になるのはこちら→http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~lepton/program/p3/prog306.html

まだまだ、今程度じゃ「重視」のうちに入らないね。
261名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:23
>#ついでに、重大なバグの原因はコーディング時じゃなくて、それ以前の
>#時点(プログラムの仕様を決める時とか、システムの全体的な設計を行う時とか)に
>#有る場合が多かったりするので、変な言い方ですが、バグの少ないプログラムを
>#開発する手法だけでは、バグの発生を減らすには限界が有るかもしれません。

そもそも設計という考え方が「すべてを完璧に把握できる」という前提なんだよ。
だから従来(現在)の開発工程では「設計」が「完了」するわけ。設計は永遠に完了しない。
本当は永遠に完璧にたどり着かないからね。そもそも完璧というものが存在しない。
なぜなら「生物」は「生物」が存在することによって逆に「環境」を変えてしまうからだ。

人間の作るいろいろなものも本当は同じなんだよ。人間が何かを作るとそれが逆に人間の
社会を変えてしまう。それゆえ変わる以前の社会にマッチした「設計」はそぐわなくなる。
従来の「設計」とは「設計したもの」が周囲の環境に何の影響も及ぼさない、という前提に基づいた
架空の世界でのみ成り立つことなのだ。そんな世界は何処にもないのにね。

>あくまで、妄想ですが、オープンソース系の開発手法って遺伝的アルゴリズムと似てるかも。

何もオープンソースに限らず人間がこれまで作り出してきた物をもう一段マクロ的に視れば、
皆そうだよ。ライバルの製品のよいところを取り入れ次期製品を開発する。ライバルもまた同じ事をする。
そしたサイクルを永遠に繰り返しているのだからね。

>>  げんに遺伝的アルゴリズムによって進化してきた自然界の生物は正常に機能しているのですから、
>>同じやり方を模倣してうまくいかないと考える根拠はないでしょう。

まったく無意味な発言だね。人間に知能があるのだから人工知能はいつか実現する、というのと
同じ程度に。
262名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:23
>逆の見方も有りまして、現在のプログラム技法は、問題は有るけれど、それなりにうまく機能してますし、
>色々なノウハウも蓄積されており、様々な改良も加えられ続けています。
>それを、今までと全然やり方の違う、遺伝的アルゴリズムに変えるのは、はっきり言えば怖い訳です。
>(それなりにうまくいっており、長所も弱点も判っている方法を使い続けると言うのは、安全策としては、間違っていないかと)

別に今の方法でできてるものを無理に別の方法でやる必要はないしだれもそんなことは言っていないと思うんだけどね。
今の方法では出来なさそうなこと(記号着地問題とかねw)の話をしていると思うんだけどね。

まあAIに関する研究発表なんかは得てして「こんなの今までの方法でやった方が速くて簡単じゃん」と思うものが多々あるが、
それはまた別の話だ。リニアモーターカーの試作器が時速200kmでしか走らなくても、「これなら新幹線でいいじゃん」とは
いわないでしょw。まあ言う人もいるけどそういう人はこの手の話には向かないね。常に過去だけを見つめていく人と、
常に未来だけを見つめていく人は永遠に分かり合えないだろうね。

>ですので、現在の手法に限界が来るか(自分の経験とかを考えると、限界が来るとしても、かなり先になると思いますが、
>異論が有る方も当然、いらっしゃるかと)、現在の手法より遺伝的アルゴリズムが圧倒的に有利だと言うのが証明されない限り
>(どう言う基準で「圧倒的に有利」かどうかを判定するのか? と言う問題も有りますが)、遺伝的アルゴリズムを
>用いたプログラム開発は広まらないような気がします。

だから「いつ」の話をしているのかによるんだけどね。あと10年や20年そこらはすべてのプログラムが遺伝的プログラムに
なることは決してないだろうね。そもそもそんな必要ない。しかし「検索」とかのように割と有望な分野は今でもあるよ。

例えばP2Pでgoogleに匹敵する検索エンジンを作ろう、という試みがある。P2Pってことは分散システムなので
複数のコンピュータにインデックス化を割り振るかというのは結構知恵が必要になる。P2Pだと単なる分散システムではなくて、
個々のユニットがダウンしても全体の動作は維持しなくてはならないしね(この点集中型の分散システム(なんか
矛盾しているがw)とは勝手が違う)。個々のユニットが部分部分のインデックス結果を持ち寄り、適時集計&分配を
繰り返すシステムになるだろう。こういった部分なんか割と遺伝的アルゴリズムの考え方に近くなると思うのだよね。
またAIBOとかの愛玩用ロボットなんかでは花が開くかも知れない。この当たりならあるいは10年以内のスパンで。

まあ、結局用途によりけりなんだよね。例えばWindowsのアクセサリーの「電卓」を遺伝的アルゴリズムで作る日が
来ると思う?(笑
263名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:23
>> 質問4について
>>  進化のイメージは普通、「上昇」です。進化系統樹などもたいてい、いちばん下に原始的な単細胞生物、
>>時代が進むにつれて「上」になるよう描かれています。また、「環境への適応度の高さ」という表現もします。
>>  もし「穴」の比喩を用いたなら、環境への適応度が「高い」ものほど「落ちて」しまうということになり、混乱します。
>>登山のアナロジーを使用する方が、それこそ「直感的にわかりやすい」と思います。

イメージって言うのはモデルの作り方でどうとでも変わるからね。例えば物理学の世界では基本的に物質
状態はエネルギー状態の低い方へと遷移する。ニューラルネットなどでは結構熱力学的な比喩(モデル)を
用いるから「適用した」状態を「エネルギー状態の低い状態」、未適用で激しく状態が揺れ動いている
状態をエネルギーの高い状態(イメージとしては沸騰しているって感じかなw)と表現するね。

結局物事のどの側面をとらえてどういうモデルを作るかによってイメージは異なるわけで、別に何が正しくて
何が間違っているとかいうものではないんだけどね。こういう無意味な「俺のイメージはこうだ!」という
議論が文系的なんだよなあ(w

>前に投稿した内容とかぶりますが、多分、私の思い込みとか、そう言う風に考える癖がある為に、
>大元の投稿に書いたような印象を受けたのだと思います。

実は俺も「高い山を探す」じゃなくて「低い場所を探す」だろ、と心の中でつっこんだよ。
局所的な袋小路に陥ってしまう地点をローカルミニマムというからね。つまり「局所的に最小の場所」。
もっと最小の場所に向かわせるには間にある山を越えさせなければならない。山を越えるにはエネルギーを
与えてやる必要がある。量子論のトンネル効果の説明とかと似てるね。物理学と同じモデルを使っていると
何かと相互に法則とかを通用できて便利なのだ。

>工学分野では、何か解決すべき問題が有った場合、その問題を評価関数f(x1,x2,…,xn)を
>最大化もしくは最小化する(x1,x2,…,xn)を求める、と言う形に変形する場合があります。
>で、この評価関数を最小化する値を求める数値計算方法には、ボールを転がしてくと、
>自然に「穴」や「谷底」に辿り着くと言う風に譬えると理解しやすいものが多い(ニュートン法とか)のと、
>物理の力学などからのアナロジーで、評価関数をポテンシャル関数、最適値を求める事をポテンシャル関数を最小化する、
>と呼んだりします。

ま、そうですな。「理系」の人には「低い状態に向かう」という方が何かと馴染みやすいだろうね。
でも単にそれだけのこと。別にどっちでもいいじゃん。気に入らなければ符号をひっくり返せば?(w

>それなので、ピークの譬えは、大学時代は工学部に通ってた私からすると、ちょっと違和感が有りますが、
>どちらが判りやすいかは、人によるんでしょうね。
>
>#のづち様が書かれてるように
>#「引っくり返せば同じ」
>#と言うのが、一番、妥当な結論かもしれませんが。
264名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:48
>No.15445 - 2003/11/11(Tue) 21:50 [kaad222.airnet.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 長 高弘 [関東]
>
>山本 弘 様>
>
>書き忘れた事が有りましたので補足まで。
>
>> 質問1について、
>
>> ですから、43〜46ページの解説は誇張なしの事実です。正確なことをお知りになりたいのでしたら、これらの本を読まれた方が早いと思います。
>
>学生の頃、人工知能(パターン認識)がらみの研究をやってたのですが、人工知能分野では、当初は、画期的な方法と思われてたけれど、
>結局、そこそこ使えるけれども、当初の期待ほどでは無い、と言うものがかなりありました(ニューラルネットとか)。
>ですので、自分としては、どうしても、○○○ができる、と言われても、それだけじゃ信用できない、
>出来ない事や向いてない事も当然も有るよなぁ、と思ってしまう傾向があります。

なに当たり前のことをいってるの?馬鹿じゃない?w
「○○ができる」と言われてそれを鵜呑みにする方が馬鹿なのだよ。
専門家が書いた本といえども当然期待や予測も入っているのだからね。

>ですので、個人的には、遺伝的アルゴリズムも、全くダメダメな手法ではないけれど、
>物凄く画期的な、魔法のようなものではないだろう、と思っています。

何を当たり前なことを言っているのだろうなあ。

>ですが、紹介いただいた本は読んでみます。
>#紹介していただいた本ですが、時間とプログラムの知識があれば、
>#書いてある事例の追試程度はできるような内容でしょうか?

うろ覚えだけど内容的には山本が書いてる部分は確かにその本にも書いてあった気がするけどね。
ただし遺伝的アルゴリズムで作られたプログラムも実用化されている、とかいう箇所は記憶にないね。
上で述べたように「検索」の分野などは確かに遺伝的アルゴリズムのもっとも「有望」な分野だが、
山本の書いてるのはどうもそれじゃないみたいだし…はて?
265名無しさんsage:2003/11/12(水) 09:49
この部分だけはなんか辺なんだよなあ。そもそも山本の文章がよくわからない。遺伝的アルゴリズムで
作られたプログラムの例としてパターン長を最小にする回路設計プログラムの話をしているみたいに
読めるが…遺伝的アルゴリズムを使った回路設計ってのはまあありそうではある。実用化されているのかは
知らないが少なくとも研究レベルではあり得るだろうね(実用化されているけど俺が知らないだけかもしれない)。

でもこれって遺伝的アルゴリズムを*使っている*プログラムであって、このプログラム自体が遺伝的アルゴリズムで
作られている分けじゃないよね。山本はなんか勘違いしてんのかな。

これは別にこのプログラムが知能を持って回路を設計している分けではなくて、単に部品の配置の
すべての組み合わせの中から、最適(っぽい)組み合わせを力任せに「検索」するプログラムだ。
繰り返しになるが遺伝的アルゴリズムは「検索」で実力を発揮するからね。

同様に回路を最適化するプログラムというのもある。人間は人間の思考にそって回路を設計するから
多少冗長になる。これらをいったん完全にばらして無性格な信号に置き換えると、要求された処理を
少ない部品数で実現できる事が多い。これも基本的に力任せの検索で行うので遺伝的アルゴリズムが
使える。

とはいえこれらは人間の補助をしているに過ぎない。喩えていうならペントミノ(パズルの一種)を
コンピュータで解くのと同程度のインテリジェンスしかないのだ。山本の文章をなんの先入観も持たずに
無垢な心で読むと、まるで遺伝的アルゴリズムで生成されたプログラムがすでに実用化されているような
気になるが、現実とは大きなギャップがある。
266名無しさんsage:2003/11/12(水) 10:27
また、神沈では八目車輪の学習の話が出てくる。遺伝的アルゴリズムによって迷路の
脱出方法を学習するロボット(昔はやったマイクロマウスですな)の話。

俺もこの話は記憶していたが、俺の頭の中では「確かこれって全くの無垢な状態からの学習は失敗して
人間が結構ヒントを与えてやった。いわば半分インチキ」と位置づけていた。ただ昔のことなので
なぜインチキだと思ったかを忘れてしまった。

で、今回検索してみたのがこれ。
http://staff.aist.go.jp/y.motomura/bn2002/paper/chiba.pdf

人間は正しい迷路の脱出経路を知っている。そしてこのロボットが正しい経路の方向に動いたときは
褒めてあげる。こんな感じですな。まあインチキではないにしてもかなり人間が導いてやらないと正しい
方向へ学習はすすまない。

まあ人間にしても動物(例えば本物の鼠)にしても、「ここさっき通ったよな…」という認識が必要で、
そういった認識を生み出すにはこのモデルはシンプル過ぎるということですな。「ここ」がさっきと同じ所と
認識するにはかなり記憶容量が必要だし、そもそもそれを学習するのは容易ではないはず。なので
人間がその代わりをして上げているようだ。まあひいき目に見てもこのロボット自体の学習能力は
脊髄反射レベルですな。

まあ承知のように単純な迷路は右手法ないし左手法で脱出できる。このロボットが学習したのも
「迷路は右(左)手法により脱出できる」という事だけだ。人間の多大な手助けを借りたにもかかわらず。
267名無しさんsage:2003/11/12(水) 10:28
まあ前にも書いたが、現在ニューラルネットをはじめとした「学習できる機械」は直感というか脊髄反射というか、
だいたいそんなレベルの物がやっと実現できる程度に過ぎない。これはおそらく(これも既に書いたが)これ以上
複雑な学習をさせるには、「直感」や「脊髄反射」を1段とすれば、これを多段に組み合わせなければならず、
それをどう学習させるか、という研究があまり進んでいないからといえる。

多段にするには先ず1段目を学習させ、もう一つ別の1段目を学習させ、この2つの結びつき(2段目)を学習させなければならない。
直感の場合は入力-1段目-出力の3ステップだが、これが1ステップ増えると入力-1段目-2段目-出力の4ステップになるわけで、
この2つの違いを認識させることは非常に難しい。つまり4ステップで処理すべきものが3ステップで処理する形に収束しやすい。
(人間で言えば短絡思考ということになるのだろう)。

多段の学習をさせるには無垢な状態から独力で学習させることは不可能、コーチが必要、とおおむね考えられている。
八目車輪でいえば迷路の脱出方法を知っている人間がコーチをしているわけだ。人間も親や先生から随時コーチされ
ながら学習していくのだから、コーチの存在自体は悪いことではない。問題は現状ではコーチを行っても1段階の学習程度しか
できない点なのだ。
268名無しさんsage:2003/11/12(水) 10:37
また、これが星野氏のHPなのだが…
http://www1.accsnet.ne.jp/~thoshino/alife.html

うーん本職というか一応業績を上げたのは高速並列コンピュータの分野なんですかね。
それはいいんですけどあまりAI方面の研究論文が見あたらないんですけど。
あとはなんか一般向けの啓蒙書だし。つまりAIは趣味なのかな?
269名無しさんsage:2003/11/12(水) 11:36
>>267の補足だが、「では最初のコーチはどうやって学んだのか?」という話。

もちろん最初のコーチは誰からも教わることが出来ない。だから人間は無垢な状態から多段階の学習をすることは
原理的にできない。入力と出力の対応付けを2段階以上に分解することは本質的にできないのだ。
「入力-A-出力」の結びつきの対応表Aを無から学習することは可能だ。しかし「入力-A」、「入力-B」、「AとB-C-出力」と
いう対応表を作ることは人間には(生物には)できない。

ではなぜ我々がそれをできるかといえば、別な体験で「入力-A-出力」と「入力-B-出力」という対応表A,Bを
学習済みだからだ。幼児期にはこうした一段階の学習を多数行う。幼児はこうした単純な思考しかできない。
一段階目の対応表(AとかB)が十分ストックされて始めてAとBの出力を新たな入力と見なして変換表Cが
作成可能となる。

現代の幼児はこうした1檀家目の学習を親や幼稚園の助けを借りて行う。人類の曙においては
自然を相手に自ら学んでいったのだろう(もちろん効率は悪く遅々とした歩みだったろうが)。
学習が段階的に行われるのは思考のメカニズムそのものが多段であるからなのだ。
270名無しさんsage:2003/11/12(水) 11:42
またAやBを学習させた後、Cを学習させるためには工夫が必要だ。単純にCを学習させると
AやBの学習結果が消え、一段のCの学習になってしまう。当然望むような学習結果は得られない。
この部分がもっとも困難な点なのだが、AとBを固定化したうえでCを学習させる必要があるよう。

現実の生物においてはAやBは生きていく上で非常に基本的な学習結果であり、おそらく特に
固定する必要がないほど強固なものなのだろう。人工的に同じ結果を作り出すとなると常に
AやBを繰り返し単独で反復学習させつつ新たにCを学習させるということになるのだろう。
しかし言うはやすしだが…
271名無しさんsage:2003/11/12(水) 11:46
また一段目の出力を次段の入力として処理させるには出力を再度入力に戻してやれば良さそうだが、
単純にこれをやっても学習結果がデタラメになるだけである。結局の所どこかでCPUのクロックよろしく
同期をとってやる必要があるはずなのだが、はてさて…
272名無しさんsage:2003/11/12(水) 12:01
話は前後するが、小説中で遺伝的アルゴリズムによるシステムがケプラーの第3法則を自ら発見した、と
書いている。これも記憶があまり定かではないが、迷路を抜けるロボットと同様に人間が相当ヒントを出して
いたような気がする。その結果実際の惑星と同じような軌道を描くようにコンピュータ上に作られた擬似的な惑星を
コントロールするまでに学習成果が上がったという話。別に運動方程式をSFのコンピュータよろしくはじきだしたわけではない。

まあこの辺は山本も悪いが山本が引いている本も書き方がアレなんだよね。あの本は「生命潮流」的、別な
言い方をすれば立花隆的な本なのだ(w
273名無しさんsage:2003/11/12(水) 12:49
>>265
>この部分だけはなんか辺なんだよなあ。そもそも山本の文章がよくわからない。遺伝的アルゴリズムで
>作られたプログラムの例としてパターン長を最小にする回路設計プログラムの話をしているみたいに
>読めるが…遺伝的アルゴリズムを使った回路設計ってのはまあありそうではある。実用化されているのかは
>知らないが少なくとも研究レベルではあり得るだろうね(実用化されているけど俺が知らないだけかもしれない)。

山本は自分の都合で研究中のものをすでに実在すると言い切る癖があるのでそういうことだと思う。
こん変の中でも、ろくな成果も上がらず多くのグループが撤退を余儀なくされている
ロケットを「現実に存在しているのだ」とまるで実用化されているかのごとく語っている。
実際には近年中の実用化は絶望的、長期的に見てもまったく割に合わないというのが現実。

なんらかの基準があっていってればまだいいんだが、自分の都合であるともないとも言うので
この手の話は信用できない。
274名無しさんsage:2003/11/12(水) 13:22
>>237
あの小説の中でAVPと円を交換している機構って何処なんだろうね。まさか銀行&日本銀行じゃないだろうから、
民間の為替取引所だか証券取引所みたいなところがあるんだろうね。しかし当然だけどいくら「民間」とはいえ
野放しじゃないと思うんだけどね。為替取引所や証券取引所がそうであるように、さまざまな(日本政府の)
規制がかかるはず。

また給料の一部をAVPで貰うそうだがそれにかかる税金などを何らかの方法で円に換算しなければならない。
いくらなんでも政府がAVPで税金を取り立てるわけにはいかないだろうからね。企業の税金もそうだし輸出入の
税金についても同様。また銀行の融資もさすがに円で行われるだろう。もはや銀行など必要とせず企業群で
融資し合うというならそれもいいけど、そうなるとずいぶん現在とは違う世界になってしまうね。またAVPが
有価証券扱いなら当然AVPをやりとりしても(円で)税金はかかる。

円が暴落すれば払わなければならない円が増えるわけで、企業はその円をどこからか調達することになる。
つまり円を買わなければならない。一方個人がいくら不安に駆られて円を売ってAVPを買ったとしても
たかが知れている。結局の所仮に小説の中で語られているようなAVPが存在したとしても、あまり今と
変わらないだろうね。
275K.Ksage:2003/11/12(水) 18:03
>>254
亀レスごめんなさい。
あんまり重要ではないのかも知れないけれど、ちょっと気になっています。
もちろん、無限大の取り扱いかたを決めてしまえば、人間でもコンピュータでもいいわけですが、
「無限大」を発想できるという点で人間とコンピュータに差があるんじゃないかと思った次第です(うまく表現できません、すみません)。

−−−
ペンローズの「心は量子で語れるか」(…騙れるか、と読む向きもあるらしい ^^;;)辺りでは、無限大を取り上げて、人間の頭とコンピュータの差を論じたりしている。ペンローズもなんかその辺りはうまく説明できないような感じです。
ペンローズ、心を語りたいんじゃなくて、量子論の実験施設を頭の中に求めているような感じがします。
276名無しさんsage:2003/11/12(水) 18:23
>>275
> 「無限大」を発想できるという点で人間とコンピュータに差があるんじゃないかと思った次第です(うまく表現できません、すみません)。

うーん、無限大ってそんなに特別な概念なんですかね?自然数から自然に出てくると思うんですけどね。
無限大をうまく取り扱うことは確かに難しいですけどね。

> ペンローズの「心は量子で語れるか」(…騙れるか、と読む向きもあるらしい ^^;;)辺りでは、無限大を取り上げて、
>人間の頭とコンピュータの差を論じたりしている。ペンローズもなんかその辺りはうまく説明できないような感じです。

ですね。差を論じていると言うよりも差があると決めつけて、その差が生じるのは何故かを論じている感じですな。
コンピュータがそもそも人間の知能に何処まで迫れるかが分からないのでしかたないんですけどね。

> ペンローズ、心を語りたいんじゃなくて、量子論の実験施設を頭の中に求めているような感じがします。

これも同感ですな。量子論と知性を結びつけるのが妥当か?という話は飛ばして、結びつけるとしたらどう考えるかを
考えている。もちろん「仮に結びつけたらどうなるか」を考えるのは悪くないし、極希にはそうやって棚上げして考えを
進めた結果実は現実とよく合う結果が得られた、故にこの仮説は正しそうだ、ということもありえるのですからね。

でもやっぱり「なんであえて今この2つを結びつける必要があるの?」という疑問が先に立ってしまい、あまり素直に
読めないですな。
277名無しさんsage:2003/11/12(水) 18:45
山本の小説で一番違和感を感じるのは記号着地問題にこだわり過ぎている所ですな。
記号着地問題をクリアしなければ人工知能は作れないとまで言っている。
俺は相は思わないんですけどね。そもそも人間が記号着地問題を完璧に処理できない。
だから誤解や間違いが発生する。小説の中で「風車と花を区別できない」という話が出てくるけれど、
人間だってきっちり区別しているとは思えない。幼児や絵の下手な人が書いた絵なら判断に迷うことはあるだろうし。

結局の所人間は大量のデータベースを力任せに検索しているだけだと思うんですけどね。
花と判断すべき基準を列挙したデータ、風車と判断すべき基準を列挙したデータ、風車っぽいけど花と判断すべき
基準を列挙したデータ、花っぽいけど風車と…とね。

問題はこの検索を人間はうまく手を抜いて効率よく行っている点。よくすべてのケースを判別するには膨大な
計算量が必要で…とか言うけれど、人間自身がすべてのケースを判断していない(だから人間は間違いや
考え落としをする)のに、コンピュータにそれを求めるのは酷というもの。この検索の手抜きの方法もそれほど
高度なものでなくていいと思うんだけどね、少なくとも第一歩は。間違いをおかしたときにこの条件を次回から
考慮しろとリストに追加してやり、IMEの辞書よろしく使用頻度順に並べてやればいい。

ニューラルネットでも肯定的な面の学習と否定的な面の学習(このパターンにマッチしたらマッチしないと判断する)の
組み合わせが研究されている。とはいえ直感的なものしかマッチングできないのは同じだけどね。結局の所多段の
マッチング、言ってみれば一段抽象化した対象のマッチングをどう行うかが当面の課題だろうね。

この抽象化を行わないならエキスパートシステムそのものだから実現は射程距離といえる。それにこのレベルでも
結構ペットロボットぐらいならうまくいくと思うのだけどね。下等動物は現実の動物がそもそもこの抽象化能力が
低いから、ロボットが低脳でも違和感を感じないはず。犬レベルになると現実の動物の方が賢いだろうけれど、
魚やは虫類なら…。
278名無しさんsage:2003/11/12(水) 19:06
山本板神チンスレ、汚長のあからさまなヨイショを見ていると憐れみを感じるのは何故なんだろう?
279名無しさんsage:2003/11/12(水) 19:18
>>278
あれってなんか小学生の読書感想文みたいなんだよなー
もう少し知的な文章書けないものかねw
280名無しさんsage:2003/11/12(水) 20:00
>No.15457 - 2003/11/12(Wed) 12:35 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>
> Funさん、ごめんなさい。もうひとつの質問の方にお答えするのを忘れておりました。
>
>>もう一つ、加古沢が学校と教育に関してぶった一説は、山本さん自身の考えがどれぐらい入ってるものなのでしょうか?
>>(色々考えさせられる「言葉」でしたので)。
>
> 学校と教育に関するくだりは、僕が普段から考えてたことを、ちょっと過激にアレンジして言わせてます。
>特に「独学は学校の授業より3倍も効率がいい」というのは、僕自身の体験から確かだと思っています。

ま、学歴のバックグランドがない人がよく言うことですなw
低学歴のトンデモさんや高学歴だけど学会からはまったく相手にされずに腐っているトンデモ学者さんとかw

よく素人だから先入観なしにプロが見落としてたことを発見できた、とか戯言をいうけど、
例えばスポーツでアマがプロに勝てるかを考えてみればいいと思うんだけどね。

また学校の授業と独学の比較も自分のケースを無闇に一般化しないことですな。そりゃあいやいややっている事よりは
好きでやっていることの方が身に付くのは当たり前。だから比較するならどちらも好きでやっている状態、あるいはどちらも
いやいややっている状態とで比較しなければ意味がない。

また自分が必要としたときに学べばよいとう発想もあるかも知れないが、残念なことに人間にとって効率的に
学べる時期は限られている。10代のように高効率で学習できる時期は人生において2度とないのだ。悲しいけどね。
年を経て必要に迫られて学ぼうとしても生物学的にも社会的にあまりにコストが高すぎで割に合わない。
10代の頃は安価に買えた知識を30代や40代で購入しようとすると非常に高くつく。もはや得られるものとの
コストパフォーマンスを考えると、もはや永遠に購入できないものとなる。

序盤ではなるべく採れる選択肢を広くしておく、というのは立派な戦略だと思うのだけどね。まあ人生の序盤から
一点突破もいいけどね。
281名無しさんsage:2003/11/12(水) 20:02
> 加古沢のキャラクターは、最初は僕自身と同じようなことを言わせておいて、それをだんだん悪の方向にずらせてゆくという手法で
>創り上げていきました。僕自身が納得できないようなことを言わせても説得力ありませんから。

質問です。どの辺からずれているのかヒントだけでも教えてくれませんか?さっぱり分からないものでw

> 加古沢と僕の最大の違いは、あいつは読者の受けを取るためなら自分が信じていないテーマ(『仮想天球』や『時の振り子』など)でも
>平然と書けるということです。僕にはそれができません。

それは単に目的と手段の違いでしょうな。あなたの場合文章を書くことがそのまま最終目的なわけです。
一方加古沢にとっては単なる一つの手段に過ぎない。それだけのことで単にその時の目的が何かだけの違いだと
思うんですけどね。

>>で、これは質問ではなく、限りなく望み薄の希望なんですが…『仮想天球』と『時の振り子』をマジに読みたくて仕方ないです(笑)

社交辞令だよね?本編がそもそも面白くないし、その中に出てくる架空の書籍であるこの2つは紹介されているあらすじを
読む限りさらに陳腐だね。まあせいぜい小中校生向きの学年誌に2ページぐらい連載をもらえればラッキーというレベルでしょうな。

> いやー、僕は『ベアトリス&ポリー』シリーズが読みたくってしょうがない(笑)。絶対面白いと思うんだけどな、これ。
> ちなみに『赤道の魔都』は一時、自分で書こうと思ってた話で、そのための歴史考証(ブラヴァツキーとウォーレスが
>同じ時期に南米に行ってたこととか)なんかもちょっとだけやったことがあるんですが、
>結局、僕の手に余る内容だと判断して断念しました。加古沢は僕よりもずっと頭がいいから、あいつなら書けるだろうと。

今回改めて思ったんだけどさ、山本って読者のだまし方が下手だよね。トンデモ本の突っ込みをしてた方が
よっぽど頭がよく見えるよ。

> 『時の振り子』もかなりの知識と筆力を要求される話で、加古沢ぐらいの天才でないと書けないでしょうね。

いいねえ。「歴史小説」を書いてみたら?ある日突然「実は僕が本当に書きたかったのは歴史小説なんです」とかいいだしてさw

> あと、『ふにふにコンタクト』がやってみたいです!(笑)

あんまりおもしろくなさそうなんだけど。それにこの説明が変なんだよなあ。このファニちゃんは自分で考えてしゃべるそうだ。
はっきり言って画期的だ。そもそもしゃべる動機を設定することさえどうしたらよいのか途方に暮れるね。もちろん生理的
要求(つまり腹減った、とか)を設定しそれを満たすための会話程度なら動機付けできるだろうけどね。

しかもこんな高度なことをしている一方で機械に複雑な文法を理解させるのは難しいので片言しかしゃべれないと
説明されている。そんなことないと思うけどね。翻訳ソフトを見れば分かるが現在のコンピュータの文法解析能力は
なかなかのものだ。少なくとも小学生レベルは余裕でクリアしているだろうね。

もちろん解析に失敗する文章は多いが、それは人間でも解釈に迷う文章だ。もちろん人間は迷った末に正しく解釈できるが、
それは人間が文章の意味を理解しているからであって、文法の解釈能力が優れているためではないのだ。
282名無しさんsage:2003/11/12(水) 20:30
>>281
>> 加古沢のキャラクターは、最初は僕自身と同じようなことを言わせておいて、それをだんだん悪の方向にずらせてゆくという手法で
>>創り上げていきました。僕自身が納得できないようなことを言わせても説得力ありませんから。
>質問です。どの辺からずれているのかヒントだけでも教えてくれませんか?さっぱり分からないものでw

参考までに、山本板の過去ログから。
スレタイトルは「田中芳樹問題」。もう流れちゃったみたいです。
以下引用。

☆ Re: 田中芳樹問題 / 山本弘 [近畿] [ Home ] 引用

 作家がフィクションの中で書くことは、どこまで本気なのか?
 実はこの問題、僕は今ちょっと神経質になってます。というのも、先日ちょうど書き上げたばかりの長編小説(現在、編集さんが出版に向けて奔走してくださっています)で、読者が誤解するとまずいなあ、という部分がずいぶんあるからです。
 たとえばこの小説には、悪役として「加古沢黎」という天才小説家が出てくるんですが、こいつの主張が僕自身の主張とよく似てるんですね。
 なぜかというと、最初、加古沢を自分と正反対の人物として描こうとしたんですが、うまく感情移入できない。彼はその言動によって多くのファンを熱狂させているという設定なんだけど、僕自身が信じられないようなことを彼に主張させたって、説得力が生まれるはずがない。だからあえて、僕が普段から考えていることを主張させようと思いついたわけです。
 だからこの小説を読んだ読者の中には、加古沢の主張と僕の主張がそっくりであることに不安を抱き、「加古沢は山本弘の理想像なんじゃないか」と思い違いする人が出てくるんじゃないかと思うんです。
 もちろん、そんなことはありません。彼は悪役ですから、最終的には邪悪な本性を露呈し、否定されます。しかし、読者はその結末を信じないかもしれない。なにしろ加古沢が主人公に対して、

>「小説ってのは嘘なんだ。読者が気に入ってくれる結末を書くからヒットする。(中略)そう計算して、俺はあえて信じてもいないことを書いた。本当の考えは違う」

 なんて言ったりするぐらいですから。
(なんか「クレタ人のパラドックス」みたいだな(^^;))

 僕が言いたいのはこういうことです。
 登場人物が作者の主張を代弁することはよくあります。しかし、登場人物の主張は100%作者のそれと一致するとはかぎりません。途中まで同じであっても、途中から違ってくるということはあるんですから。
 だから登場人物の台詞を、即、作者自身の信念だと決めつけるのは、大変に危険です。
(たとえば、上の加古沢の台詞を、僕は支持しません。「小説家はストーリーで嘘をついてもいいが、テーマで嘘をついてはいけない」というのが僕の信念だからです)

 そうそう、月の話で思い出したけど、僕も『パラケルススの魔剣』の中で、「月は超古代に地球を訪れた異星人の巨大宇宙船である」という説を、登場人物に語らせていますよ。その際、トンデモ系の本からずいぶん引用させていただきました。
 もちろん、そんな説なんかまったく信じてないんですが。


No.8487 - 2003/03/15(Sat) 16:22 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
283名無しさんsage:2003/11/12(水) 20:34
遺伝的アルゴリズム=すごいアルゴリズム と読み替えればかなり辻褄合うみたいですね。
284名無しさん:2003/11/12(水) 23:09
「神沈」を2/3読んだんだけど、全然登場人物の誰にも感情移入ができない。
なんか内容スカスカの小説じゃん。というのはご存知のように用語や現象の
説明がくどすぎることだ。SFじゃなくて超常現象のガイドブックを読んで
いるようだ。あと1/3読めば少しは面白くなるのだろうか?
望み薄だな。
285名無しさんsage:2003/11/12(水) 23:47
>>282
> >「小説ってのは嘘なんだ。読者が気に入ってくれる結末を書くからヒットする。(中略)そう計算して、俺はあえて信じてもいないことを書いた。本当の考えは違う」
>  なんて言ったりするぐらいですから。
> (たとえば、上の加古沢の台詞を、僕は支持しません。「小説家はストーリーで嘘をついてもいいが、テーマで嘘をついてはいけない」というのが僕の信念だからです)

いやいや、まったく同じ主張だよ。同じ物の見方をしているのだからね。小説のテーマと作者の主張、この2つを対立させて
考えこだわるところは全く同じだ。表面的には山本と加古沢の意見は肯定と否定でまったく逆に見えるが、両者とも
同じ事の裏表を表現しているだけだよw

本当にこだわりもしない人物ならこんな発言さえしない。肯定と否定は表裏一体だ。言ってみればあることを
肯定するのも否定するのも同じ物の見方にすぎない。本当に別な物の見方をするなら、そもそも否定すらしない無関心
なスタンスをとるだろうね。

そもそも小説のテーマとは作者の主張であるというのが、山本の勝手な決めつけに過ぎない。例えば
役者が自分の主張とは違うテーマの演劇には出演しないとか、あるいはニュースキャスターが自分の
信念に反するニュースは報道しない、とかいうのはどんなものだろうね。

小説家にとっては自分の信念を表現する自由もあるし、そうしない自由もある。それだけのことだと思うのだけどね。
そして「それだけのこと」と割り切れない点において山本も加古沢もそっくりだ。
286名無しさんsage:2003/11/12(水) 23:52
>>283
いっそのこと架空の「超遺伝的アルゴリズム」にすればよかったかもね。

前半のうんちくは論外として、後半の一応小説らしい小説の部分だけを評価しても

この世界はシミュレーション
ドーキンズ&ミーム
遺伝的アルゴリズム
記号着地問題
グローバルブレイン

etc.なんか、もうこれだけでウンザリしちゃうんだけどね。喰い飽きたようなものばかりだ。
287K.Ksage:2003/11/13(木) 01:13
>>286
そういう題材で「フレーミング問題」を起こして収拾がつかなくなってしまったと・・・。
288名無しさん:2003/11/13(木) 01:59
>>285
>そもそも小説のテーマとは作者の主張であるというのが、山本の勝手な決めつけに過ぎない。

そうなんだよね。
技量の優れた作家であれば、自分の信じてもいない物を説得力をもって描ける筈だ。
まさにそれがプロの職人芸というものだしな。

どうにも山本弘の主張というのは青臭くていけない。
小説を書き始めたばかりの高校生ならともかく、作家として10年以上のキャリアが
ある人間が言うこっちゃないやな。
289名無しさんsage:2003/11/13(木) 04:44
>>288
山本って言うのは主張がなければ芸術でないとでも考えているのかね。
そうなら映画でもアニメでも漫画でも原作者以外は芸術家じゃないんだろうな。
290名無しさんsage:2003/11/13(木) 12:37
山本の遺伝的アルゴリズムに対する考え方が少しわかってきた気がする

遺伝的アルゴリズムには従来の手法にない画期的な利点がある=遺伝的アルゴリズムは画期的なすばらしいものである。
こういう考え方をしているのだろう。
実際には従来の手法の方が優れている点も多く、一長一短なのだが、そういうものの考え方ができないのだろう。

俺からすれば遺伝的アルゴリズムは泥臭いもので興味ないものだが
うまく適用できる分野では画期的な結果を出すことも可能かもしれない。
人工知能の分野で有効といわれていたが、これには疑問を感じている。
実際にはもっと違う手法で思考方法の基礎理論を作ったうえで
それを実現するための土台として(実用的な効率を実現するために)使用する
といった形になるんじゃないかと、知性や思考のコアが遺伝的アルゴリズムによるものなのではなく
あくまでそれを支える環境なのではないかと思ったりする。
専門家ではないのでうまくいえないのだが、

山本弘の考え方は教科書通りの何のひねりもないもので、読んでいて面白くない。
291名無しさんsage:2003/11/13(木) 14:09
遺伝的アルゴリズムの考え方そのものは1960年代に考案されたものなので、それほど新しくはないんだけどね。
まあ当時のコンピュータは性能が低かったから実用にはなかなか結びつかなかったというのはあるけどね。
292名無しさんsage:2003/11/14(金) 14:47
http://www.bekkoame.ne.jp/~taka_no6/diary/diar0311.html#031107
>乙一の『神は沈黙せず』書評
>■確かに乙一が好きそうな話だと思った。結構感想をあちこちで見かけるけど、
>瀬名秀明の『Brain valley』を引き合いに出してくる人はあまりいないなぁ…。

やっぱりブレインヴァレーを連想する人がいるんだなー
293名無しさんsage:2003/11/14(金) 15:02
>>287
んー収拾がつかなくなるほどの深さすらないと思うんだけどね。
ありきたりなネタを寄せ集めて凡庸なストーリーを作り上げただけだ。
しかもろくな考証もなしに(普段あれだけ調査や考証が大事だといいながら)。

ユニークなアイディアと言えば、神に自分をセーブさせることによって不死を目論む部分だけだね。
そこにオチを持ってこないで、グローバルブレインこそ神の目的である、という点にオチを持ってきたのは、
まさか山本はこれこそ自分のオリジナルのアイディアだと思っているのだろうかね。山本は

 「世界は神のシミュレーションである」というのも「グローバルブレイン」も既にある発想だ。
 しかしその両者を結びつけたのは俺(山本)のオリジナルであり、この小説のキモだ。

と、でも思ってるのかなあ。俺にはすごく凡庸で誰にでもできる発想にしか思えないんだけどね。
294名無しさんsage:2003/11/14(金) 16:01
主人公が幼少の時、家族でディズニーランドに行く約束が父の仕事の都合で不履行になった事を回想する箇所。
雨が降り始めたのを見て母が「この分なら東京も雨だから行かなくてよかった」と慰める。それに対して主人公は
「雨なのは西日本だけで、関東地方の天気予報は晴れである。」と母のウソを見破り、なおかつ母の胸中を
察して騙されたふりをしたそうだ。

問題はこれが主人公が小学校に入学したばかりの出来事だということ。6歳児にここまでの洞察力があるものなのだろうか。
まして母の気持ちを察して騙されたふりをする、ということが出来る物なのだろうか。「騙されたふりをする」という発想は
人間の精神活動の中でもかなり高度な部類に入る。ウソをつくことは幼児でもできるが、ウソを見破りかつそれに
気づかないふりをするという事は小学校低学年には無理だと思うのだが…

また、主人公が在りし日の母と神について会話する箇所。モーゼが海を割り紅海を渡り、それを追うエジプト軍は
溺れて全滅するシーンを見て「なぜ神は全能なのにエジプト王の心を変えてモーゼ脱出を許可させなかったのか」と疑問に思う。
これも6歳児に可能な発想だろうか?せいぜい「なぜモーゼ達を目的地に一気にテレポートさせなかったのか」という発想が
限界だと思うのだが。

また、両親を土砂崩れで亡くした直後、自分と兄だけが助かったことを病院で嘆くが、6歳児にとって両親の死が
こんなにストレートに理解できるものだろうか。言葉で「両親はなくなった」と説明されてもその意味を実感できるものだろうか。
おそらく家に帰ってもいつも迎えてくれる両親の姿がない、といったさまざまなシチュエーションを通して徐々に「両親の死」という
言葉の意味を痛感していくと思うのだが。

どうやら主人公が両親と死別する時期を幼少の頃(6歳)に設定したため(たぶんトラウマとしてストーリーを運びたかったのだろう)、
主人公と両親のふれ合いを描く期間が極端に短くなってしまっている。それゆえ6歳児とは思えないやりとりを両親とせざるを得なくなったようだ。
295名無しさんsage:2003/11/14(金) 16:13
大人であれば親しい人が死んだという情報に接するだけで悲しむことが出来る。しかしそれは既に体験した悲しみ、あるいは
小説などの知識を元に「親しい人を失った後の世界」を想像可能だからだ。人は人の死を悲しむのではない。失ってしまった後の
自分の世界を悲しむのだ。だからそういったことを未経験の6歳児には「死」という言葉だけで悲しむことはできない。
296K.Ksage:2003/11/14(金) 16:26
ふと思った。この本は「世にも奇妙な物語 − 秋の番外小説編」なのではなかろうか。
私が買ったのは落丁版で、実はタモリが最後に「ふとしたことから入り込んでしまった神の世界。それは・・・」とかあったんではなかろうか。
297名無しさんsage:2003/11/14(金) 16:41
>No.15472 - 2003/11/14(Fri) 14:33 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘
>
> ストーリーやテーマにしても、2000年の時点ですでに『神は沈黙せず』のラストの構想はできていました。
>それを先に『戦慄のミレニアム』のバレンタイン牧師の言葉として使っちゃったので、『戦慄のミレニアム』を先に読んでいた人は「またか」と
>思われたでしょう。まあ、僕としてはこれが最終結論だと思うので、あえて変える必要はないと思いました。
>2回ぐらいだったら許してもらえるだろうと(さすがに3回やったら顰蹙だろうから、もうやりませんけど)。

3回はダメだけど2回ならいいというのはどういう理屈なのかなあ。そもそも「これがこのテーマに対する自分の結論」だから
同じネタでいいという言い訳がすごいね。そりゃあ学術論文だったらいいかも知れないけどね。でも論文ならもっとちゃんと
考察をしないとだめだろうね。

自分の主張を現実の世界では論証するだけの努力も能力もなしに、架空の小説の世界で代償したってことだよね。
まあどんな小説を書くかはその人の自由だが、ちょっとあんた(山本)には向いてないと思うんだけどね。例えばトンデモ本の
世界とかでと学会の面々が一生懸命資料を集めて書いているが、そういう手間をはしょるために架空の世界の出来事と
いうことにしてでトンデモ本を笑い物にする作品があったら、それを評価するかい?
298名無しさんsage:2003/11/14(金) 16:49
今回の件で分かったのは山本はトンデモ本を書くのが下手だということ。
言い換えれば人を騙すことが下手だということ。これはSF作家としていかがなものか。
少しは飛鳥昭夫や五島勉の爪の垢でも服用したらどうか?
299名無しさんsage:2003/11/14(金) 17:30
山本は「SF作家」という肩書きだけ付けていたいから、面白くないSFを
書いて売れなくても全然気にしないのです。
300名無しさんsage:2003/11/14(金) 17:46
>神に自分をセーブさせることによって不死を目論む部分

ここが良くわからんのだけどさあ。
ここを見る限り悪役がやってることって、最近の例だと
ヒトラーやスターリン、その他諸々の歴史上の偉人変人独裁者
よりやってること小さいよね

神珍の世界ではそーいった人たちが不老不死になっているという
描写でもあったのかね。
無いのならろくな根拠もない妄想になると思うぞ。
301名無しさんsage:2003/11/14(金) 18:30
>>300
その点だけは説明がある。たった一人で戦争を引き起こすところがポイントだそうだ。
ヒトラーとかは数多くの部下を使ったけど自分は一人で大量の人間を死に追いやるからユニークなのだ、と。
なんかわかったようなわからないような理屈だが。(結局戦争をするのは軍隊なのだが…)
302名無しさん:2003/11/14(金) 18:47
また山本の勘違いか・・・
303名無しさんsage:2003/11/14(金) 21:10
>301

何だかよく判らん話だな。

そんな「ユニークさ」でいいなら
「道具を使ったサル」とか
「火を使った原始人」とかがゴロゴロ不老不死になってそうだけどな。
304名無しさんsage:2003/11/14(金) 21:16
>>301
「大阪城を建てたのは?」「大工さん」レベルの屁理屈じゃん(w
305名無しさんsage:2003/11/14(金) 21:32
なんか、壮大なスケールを立てた割には、話が小さいんだよね。

実力もあるが癖もある企業戦士が、
所詮お前は歯車で個人の才能や業績も会社でしか評価されないっていう(悪役)のと
最初に個人の才能や努力は会社になんの影響も無いと気づいた社員が、
歯車でも目の前の仕事をがんばるんだー(兄)っていう
夢も希望もない落ちの話を宇宙規模でしただけのような。

最後の落ちが、考えても仕方がない物は仕方がないみたいな落ちだから
ぜんぜんカタルシスが得られないんだよね。

このガジェットでもっと壮大な話を読んでみたかった。

なんとなく感想
306名無しさん:2003/11/14(金) 22:00
>このガジェットでもっと壮大な話を読んでみたかった。

そうだな。「リアル鬼ごっこ」の作者が書いてくれないかな(w
307名無しさんsage:2003/11/15(土) 01:31
>>300
>神珍の世界ではそーいった人たちが不老不死になっているという
>描写でもあったのかね。

俺は一回ザッと読んだだけで、また再読する気は全く無いので(面白くないから)
なんなんだけど、俺はこのセーブの発想は面白かったね。しかしそれを補強するエピ
ソードとかがないので、リアリティがなくて興ざめしたよ。他の作家ならもっと
上手く膨らませるんだろうけど。
しかし山本は「小説は設定が大事」というが何だよこりゃ?
せっかくの唯一いいアイデアも山本の技術の無さで台無しだな。
308名無しさんsage:2003/11/15(土) 01:39
>>305
> ぜんぜんカタルシスが得られないんだよね。

そうそう。「ああ、なるほど!」って感覚が得られない。グジュグジュっとしてて、なんかごまかされているような
終わり方なので、読後の爽快感がないんだよね。悪役の動機の説明と神の真の目的の説明の順序を
逆にするか、あるいは一緒に説明を行うべきだと思うんだよ。変に次章に引っ張るから「まだこの先にオチがあるんだ」と
期待してしまう。ところがその後に用意されているオチが凡庸そのものなので、非常に読後に不満が残る。
309名無しさんsage:2003/11/15(土) 01:51
>>307
設定と言えば、失踪した人間(兄)がそう簡単に海外(オーストラリア)で就職できるのか?といいたい。
それとも単に妹や妻の目の前から消えただけで、正規の手続きで出国したのかね。そもそも就労ビザで
オーストラリアに入国したのか、観光ビザなのか…後者なら相手国(オーストラリア)に受け入れ先が
決まっていないとビザは降りないし、後者で入国して就職というのは容易じゃないと思うのだが。
310名無しさんsage:2003/11/15(土) 02:07
p.486辺りに書いてある「兄が実証したこと」というのは現実の世界のニューラルネットそのものだ。
兄はネブラ10(ゲーム機)を大量につないで、アーフに「花」を認識させることに成功する。
しかしこの程度は現実の世界のニューラルネットですでに成功していることだ。

兄が2016年に行った実験は現実の2003年の世界ではすでに過去のものだ。「ニューラルネットによる画像認識」は
未来どころか、現実の世界では古典となりつつある(まあ、ここまでいうと研究している人たちは怒るかも知れないが)。

まさか山本はニューラルネットを知らないのだろうか?知らないとは考えにくいのだが、知っていれば小説の中に
この単語が一言も出てこないわけはないと思うのだけどね。知らないフリをすることは山本がもっとも嫌うことだろうから。

したがってこの小説は2016年の未来を描いている割にはもっとも重要な部分で現実の2003年にすら追い抜かれて
しまっている。兄はわざわざ実験を自分でやる必要などなく、20世紀末のニューラルネットの文献を調べれば
済んだのだ。もっとも、これを実証するとどうして神の意図を実証したことになるのか、その理屈がよく分からないが。

専門家の間では既に研究済みの事柄を、在野の研究家が再発見し、さらに自分の独学による思いこみで
味付けをしてトンデモ理論を作り上げることはよくあることだ。兄のやっていることはこれそのものに見える。
兄は確かにいくつか目覚まし業績を上げているかも知れない。しかしある分野で業績を上げた人間が必ずしも
トンデモ理論にはまらない保証はない。ペンローズの例を出すまでもなくね。

結局これは架空のトンデモさんを描いた作品なのかなあ。まあそれならそこそこ成功しているかも知れないね。
面白くも何ともないけど。
311名無しさん:2003/11/16(日) 01:47
>>307
>>俺はこのセーブの発想は面白かったね。

俺は「神チン」読んで無いからイマイチ分からないんだが……

要するに「神」に自分を構成するデータをセーブしてもらえば「不老不死」になれる。
って事?

それが加古沢……だっけ?の目的?

でも、この「神にセーブしてもらう」=「不老不死」ってアイディア。
山本のオリジナルじゃないぞ。

似た様な設定を過去

矢野健太郎「ネットワーク戦士」や
長谷川裕一「超獣機神ダンクーガBURN」で見た事あるぞ?俺……
312名無しさんsage:2003/11/16(日) 01:58
>>311
へーそうなんだ。もう少し詳しく教えてよ。
313名無しさんsage:2003/11/16(日) 03:24
最後の部分、ヨブ記は誤訳だと主張する部分。「塵と灰」とは聖書の世界では朽ち果てること運命づけられた人間の肉体を意味する、と
書いているが、これは違う。神はヨブに苦難を与えるために皮膚病にかからせた。そのためヨブは灰の中に身を伏して素焼きの欠片で体中を
掻きむしったとある。「塵と灰の上に伏し」とはこのことを指している。

この部分はジャックマイルズの「GOD:神の伝記」の引き写しだろうが、異説であることを忘れてはいけない。

また、山本は「この話は神にすべてを奪われながら神に対して戦いを挑み勝利した物語だ」と述べているが、
そもそも事の始まりは「人間は報酬なしに神を信じ続けるか」という神と悪魔の賭だったことを忘れている。

神にとってヨブを納得させることなど目的ではない。不条理な目にあっても神を信じるかという点が賭けなのだから、
この話の中で神が極めて不条理に振る舞うのは当然なのだ。ここで神がヨブに対して合理的な説明をし、その結果
ヨブが神への信頼を新たにしても神にとって何の意味もない。それどころかそれは悪魔との賭けの敗北を意味する。
神は合理的な説明なしにヨブの信頼を得なければ、この賭けに勝てないのだ。だから神はひたすら自分の偉大さを
傲慢なまでにヨブに見せつける。

結果ヨブは神に対して合理的な説明を求めるのを放棄する。神の創造物である人間が神の行いの意図を問いただす
ことがそもそも無意味だと気づいたからだ。人間にとって神は理性で理解できるような合理的な存在ではないのだ。
(そもそもそういったものをひとまとめにして説明するために「神」を人間は設定したのだから)

聖書の中で神は合理的で話の分かる存在として描かれてはいない。絶対的な権力を持ち、常に自分の
思うとおりにのことを人間に強要する存在だ。その点から見てヨブ記の描く神が突出しているかといえば、それほど
でもない、という程度だろう。
314名無しさんsage:2003/11/16(日) 03:39
最終的に神は今まで不虞を帳消しにするかのようにヨブにさまざまな物を与える。ヨブ記の語るところは、
自分の境遇が如何に不条理に見えても常に信仰を忘れなければ、最後には神は自分を救ってくれる、という点なのだ。

これは全能な神に統治されているにもかかわらず、なぜこの世界は(人間の目から見て)不条理に満ちているのか、という
疑問に対する聖書なりの一応の答えがこのヨブ記なのだ。人間ヨブにとって神と悪魔の賭の事情など知るよしもない。
この世には人間の理性の及ばないことが多数ある。一見神が人間をひどく苦しめているように見える事柄もある。しかし
それは人間の理解力が未熟なためであり、基本的には神は人間を愛している、と語っているわけだ。
315名無しさんsage:2003/11/16(日) 03:51
これは例えば親と子の関係でも同じだ。子供を教育する場合、子供の理性に訴えて合理的に導くに越したことはない。
しかし往々にして力(腕力や権力や財力)によってショートカットせざるを得ない場合が多々ある。これは手抜きとか
短絡思考というものとは違う。教育の本質として、その地点を通過して始めてその事の本質が理解できるということが
多々あるからだ。

円の面積を求めるのには微積分を使わなければならない。しかし微積分を習得するまで円の面積を計算できないのでは
多くの人間は微積分までおそらくたどり着かないだろう。教育(に限らず世の中の多くの事)が不合理なのはむしろそれが
本質だからなのだ。人類は微積分を発明するのに多くの歳月を要した。小中学生一人一人が同じ苦労をしなければならないとしたら
逆にこんな不合理なことはないだろう。

理性は大切である。しかしその限界も認めるべきなのだ。
316名無しさんsage:2003/11/16(日) 04:00
合理的な考え方はもちろん重要だ。しかしそれが高じて合理的に説明できないものは重要ではない、と考えるようでは、
知恵が付き始めた中学生が屁理屈をいうのと変わらない。合理的に説明できないものの中にも大切なことは数多くある。
大切なものを合理的に説明できないのは人間の理性に限りがあるからであって、それが大切でないからではない。

しかし不合理なものを人々に納得させる(教育する)のは合理性に頼れるものごとを納得させることよりも困難である。
それゆえ人間は宗教を作り上げたのだ。むろん別な手段でもよかった(道徳など)。しかしもっとも成功したのが
宗教であったわけだ。合理的な思考においては数学と自然科学がもっとも成功を収めたように。
317名無しさんsage:2003/11/16(日) 10:07
山本(の分身である主人公)は、人が不幸な目にあうのはその人の前世の業や信心不足とが原因だと説く宗教家に、
それを本人に面と向かっていえるのか、と述べる。しかしそれなら科学はどうなのだろうか。行方不明の子供の無事を
必死に祈る母親に対して神などいないのだから無意味だといえるのだろうか。墓参りなど無意味だといえるのだろうか。

たとえ正しいことであってもそれを主張するのが不適切な場面はある。逆に言えば不適切な場面でいえないからと
いってそれが間違いであることにはならない。山本の主張は、その場だけ通用する「簡単でわかりやすい」理屈をつければ
「勝ち」だという思考なのだ。
318名無しさんsage:2003/11/16(日) 11:12
>>317

>山本(の分身である主人公)は、人が不幸な目にあうのはその人の前世の業や信心不足とが原因だと説く宗教家に、
それを本人に面と向かっていえるのか、と述べる。

それは発想が逆だ。
世の中にはどうやったって不幸な死に方をする人は必ず出てくる。
そういう人を慰めるために「○○さんは不幸な亡くなり方をしましたが、天国で幸せに暮らしています」「来世では幸せになれます」という考え方が生まれたってことは、論理的に考えればすぐにわかる事ではないか?
もちろん世の中には信者獲得のために輪廻思想を脅しに使う宗教家もいるけど、それは思想を悪用する一部の人間が悪いだけで宗教そのものが悪いわけではない。
319名無しさん:2003/11/16(日) 12:02
>>312

●「ネットワーク戦士」矢野健太郎作

概要
ネットゲームをしている最中、ふとした偶然から別のネットに繋がってしまう。
それは、繋いだ人間を「ゲーム界」に引き込む「D−net」と呼ばれる物だった。
主人公達は様々なゲーム界を行き来し、其の果てに「D−net」の謎を解く。

と、言った。ライトファンタジーと言っても良い様なお話。


●「D」の正体

かつてこの多次元宇宙におきた次元間戦争、その大戦の最中ある次元で生まれた。
一つの次元をただのエネルギーに分解、
破壊した次元のエネルギーを吸収しさらなる破壊のエネルギーに変える。
次元破壊システム「D」

だが、予想外のアクシデントが起こった。破壊した次元のエネルギーが大きすぎ吸収しきれずに暴走。

そんな中「D」は自我を持ち始め、暴走する次元エネルギーをデータとしてみずからに取り込む事を覚える。

そして、数々の次元世界が「D」の肉体になって行った。

「D」に取り込まれた世界は永遠にその時の状態で保存される。つまり
「不滅の生命を得る」のと同義である。と作中にて言われる。


結局「D」は「世界を作った神」ではないのだが「神に等しいモノ」として描かれている。
そして、その「D」にデータセーブしてもらえば「永遠の生命を得られるのだ」とも…



つまり「神にセーブしてもらう」=「不老不死」と言うアイディアの基に
作られた作品と言えよう。

で、この作品の初出なのだが…………………………

プロローグにあたる読みきり作品「KEY ウォーゲーム’86」が
月刊少年チャンピオン’86 4月号

本編作品が
月刊少年ジャンプ増刊ホビーズジャンプ
vol8 ’86 1月20日号〜vol14’88 1月20日号まで

山本弘が「神チン」を考えはじめる遥か10年以上前に考えられていたんだなぁ………これが(w

まぁ、山本の事だから、「こんな作品の事は知らん!」
「自分ひとりで考え付いたアイディアなんだ!」と言うだろうが………
320名無しさん:2003/11/16(日) 12:06
ちなみに「ネットワーク戦士」単行本は

1991年9月に Gakken ノーラコミックスとして刊行


もし興味があったら古本屋で探してみるのも一興かも……
321名無しさんsage:2003/11/16(日) 12:25
矢野健太郎かあ。
確か山本は前、別の漫画の感想書いていたよなあ。
「クトゥルフに原子力問題を持ち込むのはトンデモだ!」とか。

あれもノーラだったなあ。

長谷川祐一かあ。
選りにもよって星雲賞の大常連だな。
この人の作品をしらないのは、SF作家として勉強不足ではないのかなあ。
322名無しさんsage:2003/11/16(日) 12:33
そういや長谷川祐一の「マップス」の敵役の動機もそんな感じだったな。
何で皆が「神にセーブさせる」という発想を斬新斬新と言っているのか
不思議だったんだが、同じ発想の作品を前見ていたからだな。
323名無しさんsage:2003/11/16(日) 13:43
>何で皆が「神にセーブさせる」という発想を斬新斬新と言っているのか
>不思議だったんだが、同じ発想の作品を前見ていたからだな。

いや全然ほめてなかったわけよ。
ただあの小説ではその部分しか目にとまらなかったわけ。
324名無しさんsage:2003/11/16(日) 15:13
納税拒否を呼びかけることで革命を起こすサイレントレボリューションってどういう発想なのかな。
そんなことで革命が成功するなら、選挙とかの合法的な手段で成し遂げられると思うんだけど。

だいたいそんなことをしなくてもマスコミはせっせと内閣支持率を出しているのだから、それによって
現体制が支持されていないことが誰の目にも明らかなら、解散→総選挙→改憲論者の当選→国民投票という
手順で可能なはず。国民投票は過半数が必要だが、山本の設定では70%の人間が納税拒否をしたのだから、
余裕でクリアできるはずだし。

とはいえ「納税拒否」を政府への不支持の表明手段にするのはいかがなものか。誰だって税金を納めたくは
ないわけで、70%の中には別にサイレントレボリューションの構想の支持者でなくても便乗して納税をサボった人間も
多数は入っているはず。当然あの世界の識者もこのようなアナーキーな方法での改憲に異論を唱えただろう。
こうしたことにも気づかないほど山本の世界の大衆は馬鹿なのだろうか。
325名無しさんsage:2003/11/16(日) 15:19
経済に関しても政治に関しても山本には中学生以下の知識や洞察力しかないことが明らかになった。
この程度で戦争論に文句をつけていたとはとんだ茶番だ。
326名無しさんsage:2003/11/16(日) 16:08
京の敵を長崎で…とばかり山本は「ゲリラを殺してよいか」論争を自分の小説の中で決着をつけている。曰く(p.60〜61)、

1.捕らえたゲリラは殺していいというのは俗説であり、国際法にそんな規定は何処にもない。
確かに便衣兵は交戦者の条件を満たさず捕虜としての待遇を受けられないことになるが、
だからといって殺していいとは書かれていない。

(普通、決まり事とは禁止事項を書くと思うんだけどね。)

条約の前文では条約に含まれない部分についても人道や公共の良心に準ずるとあり、その点ゲリラの
虐殺がこの精神に反することは明白。

(問題はその精神がなぜ本文で明文化されなかったかという理由だと思うんだけどね。そもそも
戦闘中に相手を殺してよいとも書かれてないわけで、その理屈なら戦死者を出すような戦争は
すべてこの精神に反するのだろう。)

2.中島中将の日記にはどこにも殺されたのが便衣兵だとは書かれていない。「続々と投稿し来る」と
あるのだから戦意を失って投稿してきた兵士の処分について述べたものであることは明らか。

(これはそうかもしれないが、山本がそもそも戦争論に噛み付いたのは「ゲリラは殺してよい」という
小林よしのり主張に対してだから、これでは山本の方が形勢不利と見て争点をずらしているような
印象を受けるね。だったら最初から「虐殺された捕虜はゲリラではない」と文句をつければよかったのだから。)

3.日本軍が便衣兵狩りを行ったのは事実だがどうやって一般市民と便衣兵を見分けたのか。
いくつかの証言によれば手にタコがあるのは十を持った証拠、額が陽に焼けていないのは軍帽をかぶっていた
証拠として罪のない一般市民が多数処刑されたのは確実である。

(小説だと資料の出典も示さずに主張が出来るから楽でいいね。)
327名無しさんsage:2003/11/16(日) 16:18
>国際法にそんな規定は何処にもない。

だ、駄目だ・・・未だに国際法のことを欠片も理解していない・・・
国際法には慣習法としての側面があり、条文がきっちり定められている
ようなもんじゃないってのに・・・。

あれだけ叩かれてまだ理解していないのかよ。
これで柳田を「いい加減だ」とか言っているのだから狂っている。
328名無しさんsage:2003/11/16(日) 19:37
ゲリラを殺しても良いのか悪いのかと言えば、当然悪いだろう。
ただ、それをいうのなら、戦争自体やっちゃいけないことだろう。
ゲリラやスパイに国際法は適用されない。
義務を果たさなければ権利は得られない。
常識だろう。
大体、何のための国際法だと思ってるんだろう?
329名無しさんsage:2003/11/16(日) 20:42
>だがどうやって一般市民と便衣兵を見分けたのか。

それは山本弘にも問いたいことであって、君なら一体どうやって一般市民と便衣兵を
厳密に区別できるのかと。区別しがたいことことが、まさに便衣戦術の本質なのであ
って、簡単に区別できるようならそもそも便衣兵とはならないだろう。
こういう側面をどうしてみないのだろうか?
そしてさも日本の行動がが悪いようにいうが、便衣兵を排除しないことが日本軍のみ
ならず、中国の一般市民にとっても危険極まりないことであることが山本弘にはどう
してわからないのだろうか?
では本当に問題あるのは誰かといえば、そんな戦術を取った中国なのであって日本で
はないことは明白なんだよ。そして民間人を巻き込んだのが、日本ではなく中国であ
るという現実こそ山本がみなければならない南京事件の真実なんだよ。
330名無しさんsage:2003/11/16(日) 21:51
>(小説だと資料の出典も示さずに主張が出来るから楽でいいね。)

おまけに論争相手を幾らでも無能に設定できるし
いざとなれば「あれは小説のことですから僕の考えじゃないです」で
逃げられるしなあ。

しかし、これといい政治経済について何も理解していないで無茶を書くことといい
つくづくプチ田中芳樹だなあ。
331名無しさんsage:2003/11/16(日) 23:21
神沈のP250あたりに超心理学に関してあれこれ批判的なことが書かれてあるが
あれも昔ニフティで笠原敏雄と論争して最後は逃げ出して、その後、陰でぶち
ぶち悪口言っていた山本の意趣返しなのかなあ。
なんかコンプレックスの固まりみたいな小説だな。
332名無しさんsage:2003/11/17(月) 01:24
>>330
> おまけに論争相手を幾らでも無能に設定できるし

山本は小説の中で「ザ・レイプ・オブ・南京は確かにひどい本だが、それが大虐殺がなかった証拠にはならない。
広島への原爆投下について間違いが書かれた本がいかに沢山あっても、原爆投下がなかった事にはならないのと同じに」と
述べている。山本は自分の小説から学ぶべきだね。いくら南京大虐殺はなかったと主張する人間を馬鹿そのものに
描いても、馬鹿が大虐殺はなかったと主張していることが大虐殺がなかった証拠にはならない、となぜ分からないんだろうな。

主人公は最後に、私は私の生き方を加古沢の小説から学んだ。加古沢自身は信じていなかった加古沢の小説から
正しい生き方とは斯くあるべきだと学んだ。加古沢は自分の小説から何も学ばなかった、といっている。
この言葉こそ、そっくりそのまま山本に送りたい。
333名無しさんsage:2003/11/17(月) 01:25
訂正

> 描いても、馬鹿が大虐殺はなかったと主張していることが大虐殺がなかった証拠にはならない、となぜ分からないんだろうな。

> 描いても、馬鹿が大虐殺はなかったと主張していることが大虐殺があった証拠にはならない、となぜ分からないんだろうな。
334名無しさんsage:2003/11/17(月) 11:01
山本は小説の中で「GOD 神の伝記」の著者ジャックマイルズを中近東言語学の権威と書いている。
確かに彼はハーバード大学で言語学の博士号を持ってはいるが、当然の事ながら博士号を持っている
人間が全員権威であるわけはない。大学の博士課程を修めた人間は皆博士号を持っているにすぎない。

この著作はその名の通り「伝記」であり神の生き様を通常の人物のそれと同列に描いている。
苦悩し、悩み、時に自己嫌悪に陥りそして成長する人物として。当然の事ながらこの著書は
多くの批判を浴びた(むろん賞賛も)。批判のもっとも大きなものは、彼が聖書の記述をその
順序通り一つの一貫した物語として解釈を行っている。今日聖書がさまざまな成立年代の
文献の寄せ集めであることは周知のことであり、彼の解釈方法は大きな弱点を持っている。

彼はこの著書でピューリッツアー賞を受賞した。彼の新鮮なものの見方と綿密な調査論証が
評価された結果といえるが、シンセ員で緻密な論証であるからといってそれが真実である保証はない。
彼とは見解を異にする、同じぐらい緻密な論証が行われた論文はいくらでもある。山本は彼の主張
(ヨブ記は誤訳である)がまるで市民権を得たものであるかのような書き方をしているが、少なくとも
現時点では(そしておそらく永遠に)キワモノ扱いの異説に過ぎない。日本でいえば日本人の祖先は
ユダヤ人だとか、邪馬台国は琉球にあった、といったたぐいのものなのだ。

それを題材に使ったこの山本の小説は、日本人=ユダヤ人説を元にした小説に喩えることができる。
もちろん山本の小説はフィクションなのだからどんな題材を使おうと自由なのだ。
335名無しさんsage:2003/11/17(月) 11:12
また、山本はこの小説で神を人間の価値観や合理性を超越した存在と位置づけている。
だから人間にとって正しいことなど神はしないし、人間を愛してもいない。それは山本の考えなのだから
構わないが、それならばヨブ記の通常の解釈「神の行いを人間は所詮理解することは出来ない。信じるのみである。」と
いう解釈の方が、山本の示している「人間は自らの価値観で神を批判し勝利を得た」という解釈よりもピッタリするのではないか。

山本の小説の神は個々の人間など相手にしてはいない。グローバルブレインこそが神が動向を注目している対象なのだから。
ならば一人の人間が神に戦いを挑み、神が敗北を認めて賠償を払ったという山本のヨブ記の解釈こそ、山本の神の設定に
著しく矛盾してはいまいか。宇宙を創造するほどの力をもった神に対してその考えを理解しようとした愚かさに気づき、
ただただひれ伏して信仰するヨブの姿こそ、山本の設定した神と人間の関係にふさわしくはないのか。
336名無しさんsage:2003/11/17(月) 11:19
山本は人間の心が理解できない点を神の欠点であるかのように書き記している。仮に神が人間のこころを
理解できないとして、それが欠点なのだろうか。例えば単細胞生物は多細胞生物の心を決して理解できないだろう。
白血球のように自らが死ぬことで全体を守るという行動を、単細胞生物は決して理解し得ない。なぜなら単細胞生物に
とっては己の生存こそがすべてであり、一方多細胞生物にとってはその集合体としてのシステムの維持こそが重要であるからだ。
もっとも重要であるはずの生存の目的が大きく違うのだから両者の間に共通の価値観は生まれない。
この両者の間でどちらが優れどちらが劣っているいうことはできない。
337名無しさんsage:2003/11/17(月) 11:28
小説の中で終盤、兄と妹が「死後の世界がないとしても(死後に善行報いが得られなくても)人間は善行を
行うことが出来るか」について議論を行う。結果は楽観論に終始するのだが「科学的」を標榜する小説にしては
そもそもこのような問答が陳腐である。多細胞生物の喩えを出せば、個々の細胞は全体の利益になるように
行動し、必ずしも自己の生存にとらわれない。これはなにも個々の細胞が死後の報酬を期待してそう振る舞って
いるわけではない。個々の細胞の生死と生物全体の生死は同一次元のものではなく、2択にはなりえないのだ。
人間が時に自分の属する集団のために個々の生命を犠牲にする行動をとる理由もここにある。
338名無しさんsage:2003/11/17(月) 11:30
科学的を標榜するのであればせめて最後の結論ぐらい陳腐な楽観論に逃げずに、こうした観点から切り込むべきではないのか。
それでこそグローバルブレインという題材が生きてくるというものではないのか。
339名無しさんsage:2003/11/17(月) 14:44
p.408のサイレントレボリューション前後描写では、防衛庁は防衛対背の大幅見直しを革命政権に確約されたため、
素直に革命政権を支持したとある。一方p.416では日本の軍国主義化を恐れて防衛力増強を唱えるコリアに対して、
新政府は防衛予算を増額する意志など全くないし、そもそもそんな財政的余裕などあるはずがない、と書いている。

これはどういうことなのだろうか。単に革命政権が防衛庁に対して自分たちの都合のいいように空手形を切ったのだろうか。
革命前は防衛力増強を軍隊に約束して自分たちへの支持を取り付け、革命が成就するとそんな予算はない、と
態度を翻す。山本は「軍」に対してこんな態度をとってただで済むと思っているのだろうか。何しろ革命政権は非合法な
手段で政権を奪取したのだから、軍はいつでも旧政権支持に趣旨替えできるはずなのだが。

それとも約束したのは「防衛体制の見直し」であって「軍備の増強」や「予算の増額」ではない、ということなのだろうか。
いったい世の中に金を使わずにできることがどれほどあるというのか。そんな口車に防衛庁や自衛隊の幹部がそろって
言いくるめられると山本は思っているのだろうか。山本は政府や官僚や軍幹部を馬鹿だと思っていやしまいか。

組織の中で働いたことのない山本はマジに組織の幹部を馬鹿だと思っているのかもしれない。彼らは馬鹿ではない。
もちろん得意な分野とそうでない分野はあるから、そうでない分野だけをみれば馬鹿に見えるかもしれないし、そう評価する
ことも多々あるが、一応トータルして他者よりも優れている点があればこそ他人をけ落として現在の地位を手に入れているのだ。

しかも今の問題は新政権と旧政権のどちらを支持するのが自分たちの得になるかということなのだから、このような問題に
疎い人間が組織の要職についている訳がないのだが。
340名無しさんsage:2003/11/17(月) 15:02
また山本は1990年代、韓国では日本が朝鮮半島に攻めてくるという内容の小説が多数出版されて人気を呼んだことに関して、
「奇妙なことに朝鮮半島に住む人々の多くはいつか日本人が攻めてくるのではないかという不安を抱いており、そうした荒唐無稽な
小説にリアリティを感じるらしい。日本人のほとんどはそんなことは夢にも思っていないのに」と述べる。そしてその理由を過去の
歴史に求めるのだが、果たして「日本人のほとんどが夢にも思っていない」なら戦争をしないと考えているのだろうか。
それならば自衛隊をイラクに派兵する事態になるなど、同時多発テロ以前にどれほどの日本人が予想したのか。

もっとも、山本の小説ではこの後、誰も夢にも思っていなかったはずの日本とコリアの戦争が勃発するから、これが山本の考えなのか、
それともその逆のこと(国民が誰一人望んでいないからといって戦争にならないとは限らない)を主張しているのが、はっきりしないのだが。

小説の中では加古沢といういささか特殊な人間と、神の現出という特殊な状況が合わさって日本とコリアを戦争に向かわせる。
この特殊な事情があるために山本の主張がどっちつかずのものになってしまっているのだ。現実に神が現出することはないだろうから、
こうした特殊な条件が成り立つことはない。すると現実には「誰も望んでいないはずの戦争は起きない」という主張とも解釈できてしまう。
もちろん特殊な条件は後押しをしているだけで本質ではなく、現実の世界でも「望まない戦争は起きる」という主張ともとれる。

はっきりいって小説の作りが下手だと思うのだが。
341名無しさんsage:2003/11/17(月) 15:08
結局、月面でモノリスを見つけたけど、わけわかんねーし、
とりあえず日々の生活には関係無いから、
自分たちを超える存在なんか無視しようっていう「2001年」だな。

哲学書やエッセイなら良いテーマだと思うが、ハードSFではないな。

読者(少なくとも僕)は神との接触を期待したと思うぞ。
もし『ドーキンズ』のアーフの一つがこちら側の世界を認識して、
ミームを使って何らかのサイン(画面上に一定間隔で光を出すとか、スタートボタンを光らせるとか)
それはそれで、面白いと思うんだが、
絶対にアーフ(人間)はゲーマー(神)と接触できないというのはSFでなく現実だな。

遅まきながら感想、
向う(山本板)に書こうと思ったけど、全然盛り上がっていないので。
342341sage:2003/11/17(月) 15:11
>>ミームを使って何らかのサイン
訂正
>>ミームを使って何らかのサインを出せば
343名無しさんsage:2003/11/17(月) 15:21
山本は「加古沢は大衆を騙されやすいカモと考えている。彼の小説では大衆をそう描いているからだ」と主人公&その仲間の口を借りて語っている。
そして山本の小説の中で大衆は愚かにもこの加古沢の策略通り動いていく。山本はそういう小説を書いたわけだ。
となると同じ理屈で山本もやはり大衆は騙されやすいカモと考えているのだろうか。

ふつうの小説家なら「あれはおもしろいストーリーを作るためのフィクションであって自分の考えと必ずしも一致しない」というだろう。
しかし山本は何しろ自分のポリシーにそぐわないテーマは書かないと公言しているのだから、本気でそう思っているのだろう。
問題は大衆の愚か加減が誰と比べて愚かなのか、という事だ。山本の小説では大衆を思うとおりに動かした加古沢という
小説家が賢く、それに比べて大衆は愚かだという趣旨のようだが、はてさて現実の小説家も同じ事をお考えなのか。
現実/虚構どちらの小説家もすこし思い上がりすぎていないだろうか。虚構の方の小説家は結局自滅してしまうのだが…
344名無しさんsage:2003/11/17(月) 17:02
この小説では加古沢はかなり頭のいい人間として設定されている。しかし全然そんな気がしない。
日本人の思想をいいように操りサイレントレボリューションを引き起こしさらにコリアとの戦争に突入させることのできるに
人間には全く思えない。

何故なのかを考えてみたのだが、どうやら次の部分に原因があるようだ。p.160辺りからAIに関する加古沢と兄の
議論がかなりのページ数続くのだが、この箇所の加古沢ははっきりいって頭の回転の鈍い馬鹿にしか見えないのだ。
よくストーリーを説明させるために登場人物を謎解き役と聞き役に分けて会話させる。山本もこの箇所の二人の
会話によってAIについての基礎知識を読者に説明しているようだ。

ところがここで兄が説明するAIの知識というのがアマゾンの書評にも書いてあったが非常に古くさい。中国語の部屋や
記号着地問題、チューリングテスト、こんな感じだ。さらにここでは加古沢が聞き役なので、ものわかりの悪い馬鹿そのもの
なのだ。

例えば兄は加古沢に対して加古沢の作り上げた小説の主人公と加古沢自身は違うのか、と問いかける。
むろん兄はこの時点で「我々も誰かの作品(シミュレートされている存在)」という発想を意識しているのだが、これに対して
加古沢はあくまで自分は現実に存在するが小説の登場人物は自分が作り上げたものであり、まったく違うと主張して
譲らない。兄の考えに同意しないまでも、兄が何を言わんとしているかぐらいは理解できそうなものなのだが。

この時点で読者は加古沢とはあまり柔軟な発想(自分もまた誰かの小説の登場人物ではないのか)ができない
人間だという印象を持ってしまう。そういう人間がこの小説のなかでは結構頭のいい人間として扱われているので、
「なんだ、この程度の頭の良さなんだ」とシラケてしまい、そのまま結末までその印象を引っ張ってしまうのだ。

この聞き役が妹ならまだましだったのではないか。妹はAIについては素人だし、知性もせいぜい人並みだから、AIに関して
アホな質問やお約束通りのボケを連発してもまあ読んでいられる。加古沢は二人の会話を傍らで聞いている形にして、
「どこか私(妹)と兄の話に興味を引かれたようだった」とでも意味深に結んでおいた方がよかったと思う。
345名無しさんsage:2003/11/17(月) 22:13
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pastel/3529/bbs.html
ここでもくそみそにいわれているな
346名無しさんsage:2003/11/17(月) 22:54
山本はこの小説で宗教のすべてを語っている気になっているが全く分かっていない。
山本はラストで「人は神なしで正しく生きれるのか」というテーマに結論を出す。もちろん答えはYESであり、
最終的な結論に異論はないが、そのプロセスが全く間違っているといわねばならない。

そもそも神や宗教が生まれたのは何故かを考えるべきなのだ。人間は自分の理解を超えた事柄に
理屈をつけるために神を創作した。人間は理屈がつかない状態を酷く不快なものに思う本能があるのだ。
自分が出会った事柄を学習し生存のために役立てる過程で情報を一般化して処理した方が
効率よいということを進化の道程で学んだからなのだろう。

そして神が人間に対して強要するさまざまな善行(他者を尊重し無用な争いを避け時には自己犠牲をいとわないetc)も
本質的に同じなのだ。これらは人間の行動原理の中に深くプログラムされているものであり、神がいるからそう振る舞うのではない。
自分たちがそう振る舞う理由が理解できず、それを説明するために仕方なしに神をその理由付けに使っているのだ。

仲間と必要以上に争わない、格上の存在には従属する、仲間全体のためには時として自己犠牲的な行動をとる、これらの
行動原理は群れを作る動物が皆本能として持っていることだが、あえて人間固有の側面を語れば、人間は生来の本能を
文明によってさらに高度で複雑なものへと昇華させる性質があることだ。食欲は美食に性欲は恋愛にと単純で原始的な
要求がベースとなってはいるが、それらを芸術と呼ばれるほど高度に複雑化させたのは人間だけだ。

宗教もまた芸術の一つであり、プロセスを逆にたどればに本能レベルに分解できるといえよう。
宗教がなければ人は正しくいきられないかという答えも自ずと出る。この世に恋愛小説がなければ人は性欲を持たないのだろうか。
もちろんそんなことはない。宗教もまた同じなのだ。
347名無しさんsage:2003/11/17(月) 23:18
まあ山本は科学という名の宗教を信奉しているに過ぎないからな。
だから対立派閥であるキリスト教を邪教扱いし排撃する。
348名無しさんsage:2003/11/18(火) 00:52
山本の今までの作品を見てみると宗教を相当嫌っているのがわかるね。
というのも著書の登場人物によく、「カルト宗教の起こした暴挙」や「巨大宗教同士の対立に
よって起きた戦争」などを批判させているからだ。「神ちん」もそう。
まあそういうことも一部言えるだろうけどね。
しかしそれを言うなら、山本がお好きな科学にも同じように
「科学の発展が兵器を発明し、軍需産業を生み、戦争で多くの犠牲者を生み出した」とか
「科学が自動車を生み、毎年日本だけでも一万人以上が殺されているのだ」なんてことを
批判させるか、反対に上手く擁護してもらわなければなんない(w
山本がアーミッシュのように、文明を否定してランプで暮らしているなら何も言わないのだが
中学生並みの理屈で一方だけ貶されても納得できんのよ。

まあ今まで山本が相手してきたのは、中学生や少々オツムの弱い一部のアニオタ青年だけ
だったので、底の抜けた屁理屈でも通用したのかもしれんが、出来ればもう少しステージの
高い一般人を納得させるようにしてくれよ。「神ちん」は駄作だったよ。
349名無しさんsage:2003/11/18(火) 01:28
>>348
人間の争いごとの原因になるものがすべて悪だというなら、経済活動だってそうだし恋愛もそうだ。
およそ人間の行動すべてが争いごとの原因になる。そもそも原爆反対運動すら共産系と社会党系に
分かれて争っていたぐらいだ。

争いとは人間の性であり目に見える原因を取り除いたからといってなくなるものではないのだ。
当然宗教がなくなっても争いごとの総量は全く減らないだろうね。むしろ争いごとの解決方法の
整備に力を入れるべきなのだ。宗教間の争いの手段が差別や虐殺、テロといったものしかないのが
問題なのだ。
350名無しさんsage:2003/11/18(火) 01:37
経済にしても恋愛のもつれにしても社会には様々な調停機構がある。それぞれのグループや組織内に
いろいろな形の調停機構があるし、最後の手段として国家が運営している調停機構、すなわち裁判所もある。
もちろん裁判に訴える手段があるからといって殺人や暴力が全くなくなるわけではないが、少なくともその減少には
貢献している。国家間の調停組織も理想とはほど遠いが、それでも無い状態よりは幾分マシになっている。

争いごとを減らすには原因を取り除くのではだめなのだ。争いごとはどうやったところでなくならない。できるのは
より穏便な解決のために代用手段を用意することだけなのだ。
351名無しさんsage:2003/11/18(火) 01:52
グース板でも神チンが話題になってるね。
352名無しさんsage:2003/11/18(火) 09:20
p.292「紙幣というものは言ってみれば日銀が国民に対して発行している借用書みたいなものだ。国民から金を
借りることで国家が成り立っている。国にそれを返済する能力がないのなら、紙幣なんて紙屑どうぜんさ。」

あのね、山本って紙幣と国債を混同してるんじゃないの?つーか馬鹿?
日銀=政府と安直に考えている馬鹿さ加減もなかなかのものだが
353名無しさんsage:2003/11/18(火) 09:24
経済に関して神沈は「リアル鬼ごっこ」と同レベルと思うのは気のせい?
354名無しさんsage:2003/11/18(火) 11:11
>353
経済の部分だけはね。全体ではリアル以下だろう。
355名無しさんsage:2003/11/18(火) 11:47
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048734792/sodiumiondiar-22/ref%3Dnosim/249-8697211-4317950
レビュアー: カスタマー   東京都渋谷区
 本格的ハードSFです。超常現象を扱っているからSFでないということはいえないということは,作者のホームページで丁寧に説明されています。

 特に主人公は,男にとっての理想的な女性…つまらない女性ではなく,意志をもって生き抜く女性として描かれています。また,文章もさすがだと思わせるもので,無駄な部分はまったくありません。

 また,作家というのはどの人もすごく勉強家ですが,山本氏もコンピューター,人工知能を含めた理系の知識には特に感服させられます。政治・経済に関する知識もifの世界をなりたたせるものとしては十分ありうるものです。

 トンデモ本を批評する本の原稿でも,単に誤りや変なことを指摘するだけでなく,他の執筆者よりも魅力的で読者を楽しませるような文章を書かれていますが,その能力が随所に発揮されていると感じました。すごい。

-------------------
山本の信奉者が如何に馬鹿かよく分かる文章だな。作者の自己紹介の文章をまるまる引き写してんじゃねーよ。
356名無しさんsage:2003/11/18(火) 11:50
>>355
なんかそっくりそのまま皮肉になってないか?
357名無しさんsage:2003/11/18(火) 19:17
>>355
>本格的ハードSFです。超常現象を扱っているからSFでないということはいえないということは,作者のホームページで丁寧に説明されています。

さすがは山本信者、呆れるほどの読解無能力ぶりだね。
最初に「少なくともSFではなかった」と評したレビュアーは、
「超常現象だからSFではない」と言ってるのではなく、「解説が多すぎて小説の体をなしていない」と言っているのだが。
358名無しさんsage:2003/11/18(火) 19:39
>>355
なんか山本信者が必死に弁護しているようで涙を誘うね。おまけに内容が全然ないし。
小学生の読書感想文にもなってないぞw
359名無しさんsage:2003/11/18(火) 19:44
グース板より
http://8411.teacup.com/minzokuisyou/bbs

神沈 投稿者:グース  投稿日:11月17日(月)23時21分57秒

 山本さんの神珍ですがちょっと気になったので買ってみました。
南京問題の部分についてはネット掲示版での議論ログという
形で出ているのですが、議論ログのレベルはかなり低いです。
 ログは虐殺あった派の19歳少年作家が虚構説を論破するという
筋書きですが、なかった派60歳直木賞作家の言い分が考えられない
くらい滅茶苦茶(笑

 山本さんは虚構説のレベルを
「ろくな歴史知識をもたず、まともな資料をしらべてみようと
いう意識もなく、その論理は穴だらけだった」P62
という低いレベルに設定して、それを論破するという形にしています。
 つまり作品中で論破されたのは「一般的レベルの虚構論」ではなく
山本氏の設定した「特殊で低レベルな虚構論」という事です。
 
 トンデモさんは「相手が主張してない事」に反論するそうですが、
この構図にあてはまりそうです。


 現在「戦数」のページを作成中ですがもう少し時間がかかりそうなので
先に「神珍」解説を片付けようかと思ってます。
360名無しさん:2003/11/18(火) 22:47
山本は宗教ってものをあまりに軽く考えてる気がする。
仮に兄の学説が発表されて正しいと証明されても宗教はなくならないよ。
この世界を創った「神」が宗教が唱える神とかけ離れていたとしても、
その「神」の宇宙が本物の神に創られた可能性は否定できないわけで、
その神が充分に慈愛に満ちていればただのプログラムをも救ってくれるかもしれない。
実際、グノーシス主義みたいにこの世界は偽物で創造主も偽の神だと主張する宗教もあるし。
仮に兄の学説があの世界で定説になっても宗教は絶対になくならないだろう。
むしろ一部の宗教の勢力は前より強くなると思う。

宗教に敵愾心を持つのは別にいいけど、もう少し相手の事を研究しろって>山本
361名無しさんsage:2003/11/18(火) 23:01
唐沢俊一のページより

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落ち合って、井泉の方へ。見学団長のK川さん(博物館職員)、I矢さん、昨日一 緒だったTくんなど、総勢9人。二階の座敷に上がって、生ビールとカニサラダ、串 カツで乾杯。コンピューターばなし、と学会ばなしで雑談。『神は沈黙せず』は面白 いけれど、また会長の悪いクセで小林よしのりシンパを刺激するようなことを中で書 いているので叩かれるであろう、というような話。某氏曰く
「大体、南京大虐殺完全肯定派っていうのはと学会の中でも会長くらいで、少数派な んですけどねえ」

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山本、唐沢からもウザがられてます。
362名無しさんsage:2003/11/19(水) 00:48
>>361
唐沢は楽しんでウォッチしてると思う。
363名無しさんsage:2003/11/19(水) 00:57
>>360
そうそう。山本は宗教とオカルトの区別がついていないとしか思えないね。
宗教をオカルトの一分野としか見ていない。あきれた幼稚さだ。
364名無しさんsage:2003/11/19(水) 00:59
唐沢は「トンデモ」という名前を頂けたら、山本には用がないだろうね。
365名無しさんsage:2003/11/19(水) 01:21
基本的に、二極化した考え方しかできない人だね。

知識では、世の中そんな単純なものではないと知ってるだろうが、
思考時にそれが活用できていない。
366名無しさんsage:2003/11/19(水) 01:29
これは「小説」です。
だからいくら現実と照らし合わせて批判しても無意味なんですよ。
そのくらいは理解してますよね?
367名無しさんsage:2003/11/19(水) 01:45
>>361
どうでもいいけど、唐沢の日記ってなんで変なところにスペースが入ってるの?
368名無しさんsage:2003/11/19(水) 01:47
>>366
山本なりきりスレの誤爆?
マジ煽りだとしたら、アルマゲドンやコアを現実と照らして罵倒してる無意味さを理解しない作家に対しては妥当な批判であるとだけ言っておく。
369名無しさんsage:2003/11/19(水) 03:02
もうひとつ根本的な指摘。最初この世界は神の「ダーウィンズガーデン」のような存在であると兄の口を借りて説明される。
その考えを元に加古沢はユニークなアーフになろうと計画を立て実行した。ところが終盤ではこの世界は「ドーキンズガーデン」の
ような存在で、神は個々のアーフには注目していないと明かされる。これによって加古沢の計画は大いなる徒労だったことになるのだが、
はたして兄の最後の結論は正しいのか。

兄が証明したのはドーキンズガーデン(の発展形)で記号着地問題が解けることだけだ。しかしそれがなぜ神がダーウィンズガーデンで
遊ぶ(?)のをやめてドーキンズガーデンに乗り換えた証明になるのだろうか。神の研究は、いずれはドーキンズガーデンに移るにしても、
現時点ではダーウィンズガーデンの段階かもしれない。ダーウィンズガーデンでも天変地異を使ってアーフの進化を楽しめるのだから、
それを超常現象と結びつけても問題は生じないはずだ。

それなら加古沢の目論見通り神は加古沢をとっておきのアーフとしてセーブしたかもしれない。今頃加古沢は別な世界で
再生され「あのときは優歌に虚をつかれて焦ったが、すべて俺の計画通りになったじゃないか」とほくそ笑んでいることだろう。

結局の所こういった解釈が可能なのは山本の小説が「神はグローバルブレインを意図してこの世界のシミュレートを行っている」という
ろくな説明を用意していないからだ。単に兄がそう主張し、妹が支持しているだけだ。そう考えなければならない必然性の説明が
まったく成されていない。大幅に譲歩しても、せいぜいそう考えることもできないことはないという程度の説明しかなされていない。

まるでミステリーのクライマックス、名探偵がトリックの解説をする箇所で、探偵「実はあのトリックは鏡を使うんです」。助手「なるほど、
その方法なら確かに可能ですね」。刑事「いや、すばらしい。謎はすべて解明されました」。とかなんとかいって読者には方法の
詳細がまったく説明されないようなものだ。もしこんなミステリーがあれば読者を馬鹿にするなと非難の荒らしだろう。山本の小説は
このSFバージョンなのだ。
370名無しさんsage:2003/11/19(水) 06:22
p.169でチューリングテストには欠陥があると山本(の分身である兄)が述べる。曰く、知性というものを
人間の思考をシミュレートする能力と定義してしまっているのが間違い、だそうだ。

山本の間違いは、知性というものは一種類しかないと考えている点なのだ。仮に知性があるコンピュータが
できれば、それはどんな生命体が評価しても「知性がある」と判断され、そうでないコンピュータは
どんな生命体が評価しても知性がない、と評価されると思っている。つまり知性の有無は一意に決定できると
思いこんでいるのだ。

ゾウリムシは知性を持たないのだろうか、迷路を抜ける鼠は知性を持たないのだろうか、カタツムリは知性がないの
だろうか。そうではないのだ。それぞれのレベルで知性は存在する。このうちチューリングテストは人間レベルの知性の
有無を判断する方法として提案されたものなのだ。したがってチューリングテストに対して知性というものを人間レベルに
限定しているのはおかしいという山本の指摘は全くの的はずれなのだ。

多分この部分は山本のオリジナルな考えなのだろう。山本のあらゆる文章に共通する特徴は、受け売りの部分と
山本オリジナルな部分の「知性」の落差が激しい事だ。受け売り部分はよく調べていると舌を巻く一方で、
山本が独力で考察した部分は極めて幼稚であるといわねばならない。
371名無しさんsage:2003/11/19(水) 07:27
つーかさ、
「神」が実在して超常現象がばんばん起こる世界で一番叩かれ哂われるのって
宗教でなく「と学会」だよな・・・
372名無しさんsage:2003/11/19(水) 12:38
>>371
確かにと学会はうそつき集団に格下げだな。

宗教の方は多分たいした被害は出ないだろうな、多少教義に変更が入るぐらいで
元々からして慈悲深い神ではないものをあがめている宗派もあれば
この世界は神の作り出した箱庭のようなもので作り物だと言っている宗教もある
今の世界よりもよりいっそう人々は宗教に走り精神の安定をはかるのではないだろうか。

私としては山本の作り出した世界こそが、宗教がもっとももてはやされる世界だと思うのだが、
山本が宗教が廃れると考える根拠は何なんだろうね?
373名無しさんsage:2003/11/19(水) 12:49
山本は天変地異により惑星や星座が随時変動するため占星術が命脈を絶たれたと書いているが、これも反対じゃないかな。
惑星の運行や星座の位置が脈絡なく変動するのだから失墜するのは従来の天文学の方で、占星術は地上の些細な出来事に
何かと結びつけて火星の位置が変わったのはやれ戦争が近いとか、やれ風紀の乱れに神がお怒りだとかこじつける輩が我がもの顔で
跋扈すると思うけどね。

宗教にしても占いにしても科学(理性)で説明できないことに説明を与えるために人間が作り上げたものだ。
人間の理解を受け付けない超常現象が日常的に起きる世界は、こういった非科学的なものこそあがめ奉られるだろうね。
何しろ「科学」はそれに反論できないのだから。
374名無しさんsage:2003/11/19(水) 13:25
p.494で山本は「神を信じる、という言葉は2つの意味を持っている。神の実在を確かだと思うという意味と、
神を信仰(崇拝)するという意味だ。この2つは全く別なものなのになぜか人々は混同している、と。

混同しているのは人々の方ではなく山本の方なのだ。山本のこの小説内での結論は

 神は実在するが崇拝に値しない

だ。しかしこれは逆に言えば山本は宗教を信じている人々が

 神は実在するから崇拝している

と頭から思いこんでいる。これは宗教をUFOや超能力と同じだと思いこんでいる実に稚拙な発想だ。山本は

 神は実在していないが崇拝している

という可能性を夢にも思わない。小説の登場人物を崇拝しているという人は多い。人間が生み出した
架空の存在に対しても実在の存在と同様、時にはそれ以上の尊敬の念を抱くのが人間なのだ。

自然科学がいくら神の非実在性を説いても宗教がびくともしない。それどころか優れた自然科学者の
心の中で自然科学とキリスト教が共存共栄している。それは人にとって神の物理的な実在性が
さほど重要ではないからだ。

確かに遙かなる昔、宗教にとって神の実在性は重要な要因だった。宗教が発展するために人々が
神の実在性や万能性を信じることは不可欠だったといえよう。しかし一度宗教が成立し、高度に
洗練された理論体系が構築された後は、理論体系こそ主役であり、必ずしも神自身の実在性は
重要ではなくなったのだ。

氷が水に、水が水蒸気に変わるように変化がある段階に達すると根本的な性質が変化する場面がある。
物理ではそれを相転移と呼ぶが、宗教においても古代、中世、現代、では宗教の性質が大きく変化している。
山本の小説で言えばさしずめ、進化の主役が遺伝子により伝達される情報から言語によって伝達される
情報に移ったことに対応する。もはや宗教において神が実在するか否か、全能の能力を有するか否かは
さして重要ではないのだ。神が実在すると仮定して人間が長い歳月をかけて構築した体系(教義)こそが
宗教の主役なのだ。

山本にとって宗教はUFOや超能力と同程度のものでしかないようだ。しかし宗教がこの数千年間及ぼしてきた
影響の大きさ(よい面も悪い面も)をすこし考えてみれば、そのような唯物的な見方をしても何の意味もないことが
分かるはずなのだが。

山本の思考レベルはまるで、お化けを怖がっていた小学生に知恵がつき、幽霊などいないんだ、と
ヒステリックに強がっている中学生に過ぎない。山本が中学生になる遙か以前から多くの人々がその地点を
通過して来た。にもかかわらずなぜ宗教が現在も存在しているかを考える能力は、未だ中学生レベルの
思考しかできない山本にはないようだ。
375名無しさんsage:2003/11/19(水) 16:24
山本は宗教が人間同士の争いを激化させていると言う。しかしそれはそれだけ宗教が人間の思想の多くの範囲を
カバーしているに過ぎない。科学が生み出した近代兵器のより多くの人命が失われたのだから、科学が人間同士の
争いごとの元凶だという主張と何ら変わるところがない。
376名無しさんsage:2003/11/19(水) 18:07
p.491 兄はヨブが悔い改めた理由を知りたかったがそれは叶わぬ事だと嘆く。
神の謎を解き神と対話をすれば、ヨブが神との対話の後になぜ悔い改めることが出来たのかを知ることが出来ると思ったのに、
それは叶わぬことと分かってしまった。神はグローバルブレインの個々の細胞である人間など相手にしていないことが分かったから。

この後山本はヨブ記の従来の解釈が間違いだと主張する。しかしどうしてこうのような展開になるのだろうか。
兄(山本)は本当にヨブの真理が分からないのだろうか。

神は人間の理解を超えた存在であり、相互理解は望めない。この点山本の小説の主張も聖書のヨブ記も同じなのに。
ヨブ記は「だから理解するのではなく信じろ」と言っているのだ。山本の方はここから一気に神への幻滅になってしまっている。
しかし考えてみるがいい。兄には愛する妻も子供もいる。彼が妻や子供に接し共に生活していた幸福に生活していた時間を
考えてみるがいい。その時感じた幸せは偽りや虚構ではない。それは彼にとって紛れもなく本物であり、それがシミュレーション
の結果なのか物質として存在しているものなのか、また神が意図したものなのか単なる副産物に過ぎないのか、などという
事柄はどうでもいいことなのだ。

彼がそうした幸福を体験できたのはこの世があるからであり、仮にこの世界が誰かによって作られたのなら、その誰かの
おかげなのだ。残念ながらその誰かとの意思の疎通は不可能なことが分かった。しかしそれによって幸福な体験の価値が
減じるものではない。小説の中でも結局兄は神との対話をあきらめ、神との対話のために行ってきた研究を
自分と自分の妻子のために金儲けに応用する。兄も口には出さないが分かっているのではないか。この世界があるから、
神がこの世界を作ったからこそ、自分は妻子と幸せな時間を過ごせるのだと言うことを。そして神の意図を理解するよりも、
妻子との幸福な時間を過ごすことが自分にとって大切であるということを。

ヨブが悔い改めたのも同じ理由からなのではないかと思う。自分の身に降りかかった理不尽なまでの不幸の
理由を神に尋ねたかったが、実際に神と対話してみてそれは叶わぬことと分かった。神の意図を理解することなど
所詮一介の人間であるヨブには不可能だということを痛感したのだ。神に我が身の不幸の理由を問いただしたいと
いう執着が消えたとき、ヨブは悟ったのだろう。こうして自分がものを考えられるのは、こうして自分が存在するのは、
神がこの世界を想像したからなのだと。そして神を理解しようとした己の無謀さを悔い改めたのだ。

山本の小説のテーマは結果的にヨブ記の従来の解釈とそっくりだ。にもかかわらず山本自身はそれを認めない。
それどころかヨブ記の従来の解釈が間違いだというトンデモ説を持ち出して「これは神に論争を挑み勝ち得た
物語だ」と賞賛する。それならばなぜ山本の小説の結末は神に対する兄の勝利で終わっていないのだろうか。

このちぐはぐさはこの問題に対する山本自身の消化不良を露呈しているといえよう。理不尽な神に対して
勝利するというトンデモ説を山本は気に入ったのだろう。全能な神を否定する小道具になるからだ。
しかし山本は自分の小説でこの小道具の使い方を誤っているのだ。もともとの聖書の記述は「神の意図とは
人間に理解し得ないものである」ということを語っており、こちらの方が山本の小説のテーマと合うにもかかわらず、
山本は「神が人間に言い負かされる」という魅力に引かれてトンデモ説を採ってしまった山本の自業自得といえる。

山本は聖書や宗教自体を舐めている。数千年を耐えてきたものなのだ。山本がちょっと考えて思いつくような
突っ込みは山本の生まれる遙か昔に誰かによってなされ、相応の答えが用意されていると思った方がいい。
何も聖書が完璧だというのではない。山本の挑戦がドンキホーテのように無謀だといっているだけだ。
これは戦争論についても同じ事がいえるのだが。
377名無しさんsage:2003/11/19(水) 18:26
<小説「模造世界」のネタばれ注意>

さらに兄はこんなことを言う。戦争を終わらせるように自分たちが努力をすることがはたしてよいことなのだろうか。
戦争がグローバルブレインの思考の一部なら戦争が終わってしまえば神はシミュレーションが失敗したと思って
シミュレーターを停止するかも知れない、と。

一方で個々の人間の言動など神が相手にしているグローバルブレインには何の影響も与えないと嘆き、
一方で自分の言動によって神がシミュレートを停止する可能性におびえる。兄の言動はもはや支離滅裂である。

この部分は山本がNOVA板で上げている「模造世界」をヒントにしたものかも知れない。この小説でも
シミュレータのスイッチを切る/切らないという話が出てくる。シミュレートされたキャラクターがシミュレートを
行っている人物に対してどうか我々をそっとしておいてほしい、と頼む場面が出てくる。

しかし模造世界と神沈の大きな違いは、模造世界の場合シミュレートしている側もされている側も同じ人間であり、
方や神沈は人間とグローバルブレインほどのレベル差がある。したがって模造世界でシミュレートされているキャラクターが
シミュレータの電源を切られることを恐れ何らかの行動をすることはあり得ても、神沈の世界では成り立たないのだ。

いや、もちろん神沈の世界でも何も知らない馬鹿がいたずらにパニックになって電源を切られる恐怖に怯えるのなら
話は分かる。しかしこの発言をするのは今のところ神に対してもっとも正確な理解をしている人間である兄なのだ。
その兄でさえ当初はパニックを起こしたがそれも3年の歳月をかけてそれを克服した。その後の言動がこれなのだから
参ってしまう。本当にこの兄は優れた頭脳の持ち主で冷静沈着な人物なのだろうか。

実際はこれも単に山本が模造世界で気に入った「スイッチを切られるのではないかと怯える」演出を自分の作品にも
深い考えなしに転用した結果なのだろう。山本はあちこちからこうした小道具を集めるのには熱心だが、それをきちんと
消化し、自分の作品に有機的に結合するという努力はあまりしないようだ。山本の小説のキャラクター兄や妹、加古沢たちが
不憫でならない。
378名無しさんsage:2003/11/19(水) 20:26
そうか、あれだ。山本の抱いてる神のイメージってのは、頭に輪っか載せたジジイが雲の上から下界を見下ろしてる神様なんだな。
で、誰もそんなこと言ってないのに「いい年してそんなの信じてる奴はトンデモだ!」と一人で勝手に騒いでると。
379名無しさんsage:2003/11/19(水) 22:37
>376

そうだよな。
突然超常現象がおきまくり、天変地異がおきまくり、
月になにやら妙な顔が浮き出まくったとしても、宗教的には
「これは神が我等の信仰を試されているのだ。」で終わり、
却って結束を強めるだけだよな。

逆に自然系の科学者こそダメージを受ける人間が多そうだが。
(自然科学の体系自体にはイレギュラーが多少増える程度で問題なさそうだが)

最もダメージを受けるのは、神珍の世界の「山本弘」だろうが。
380名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:02
>>379

神珍の世界では、柳田が『超常現象科学読本』を書いて
大ヒットを飛ばしているという設定はどう?
381名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:04
>>379
きっとオカルト本が売れに売れまくるだろうな。1999年に予言本が売れまくった以上に。
そして相対性理論は間違いと主張する本もここぞとばかり…
382名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:05
そういえば神沈にはなぜかノストラダムス関係のうんちくが入ってないな。
383名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:07
山本が神沈に入れ忘れたうんちく

 ・相対性理論は間違っていた
 ・ノストラダムスの大予言
384名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:08
>>378
世間を見下している人が一番多い職業は作家かもしれないなw
385名無しさんsage:2003/11/19(水) 23:30
山本の小説を読んでて何が不快かって、著者が大衆を馬鹿にしているとこ
386名無しさん:2003/11/20(木) 01:12
俺はまだこの本、読んでないんだけど、ここの書き込み見る限りでは、
村上龍の『希望の国のエクソダス』に似た内容らしいな。
387名無しさんsage:2003/11/20(木) 03:10
>>381
飛鳥あきおが「超真相!神の顔の正体」って本を出して一財産築きそう。
その頃には山本弘は「それ誰?」という境遇。
388名無しさんsage:2003/11/20(木) 09:30
で、トンデモ本大賞にはノミネートされるのかね?
389名無しさんsage:2003/11/20(木) 13:22
なんかすごいな。俺でさえここまで書かないぞ(w

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048734792/249-8697211-4317950

だめでした, 2003/11/18
レビュアー: 大野 利子   和歌山
あまり書いてしまうとネタばらしになってしまいますので簡単に書きますと
幻想物語でよくある「本の中の世界」をSF風にアレンジしたものです。
着眼点は悪くはないと思うのですが、時期があまりに遅すぎたという気がしました。
V.R.等がはやった時期に似通ったコンセプトの作品をたっぷりと読んでましたので、

せめて何か目新しい要素があれば良かったのですが、どこかで見たようなネタばかりでした。
最大の目玉として用意されているネタも元は20年以上前に提唱された古典的なものだし、
著者はご存知ないようですが、10年ぐらい前に小説ではないもののまったく同じネタで本を出した日本人の方がいたりします。

最近読んだ別の本に非常に良く似たものがあったこともあり二番煎じ、三番煎じな雰囲気がぬぐえませんでした。

宗教、政治、経済について語っていますが、自分の無知をひけらかしているだけです。
読んでいて「それはない」「ありえない」「無茶だ」とそんなことばかり思いました。
ほんの少し手間をかけて調べればわかることを調べずに書いています。

また未来の話のはずなのに現代よりも遅れているように感じます。

作品内でいくつかの論争が展開されますが、これらも現実にいろいろなところで行われているものをそのまま取り込んでいるだけで、読んでいてうんざりします。
現実の論争で相手を論破できないため、自分の都合で自由に勝敗を決められる舞台で相手を論破しているようにしか感じられません。

無駄な事象の羅列も気になります。こんなものを読みたいと思う人はほとんどいません。
何ページも何ページも飛ばして読んでいるうちに、自分はいったい何にお金を払ったのだろうかと疑問が沸いてきました。

一番問題だと思ったのは主人公の魅力のなさです。
女の子らしくない女の子というコンセプトはわからなくもないのですが、やりすぎです。

気持ち悪いです。不気味です。
こんな子が身近にいたとしたら、間違ってもお近づきにはなりたくないです。
主人公に感情移入できないため楽しめませんでした。

ラストも尻切れトンボで「なにそれ?」という感じでした。
最後に作者の出した答えは確かに現在の世界においてはひとつの答えとして成り立つもので

そういう答えもありだろうと思いますが、小説内の世界ではありえない答えになっています。
おそらく作者が自分で世界そのものに大きな変革を加えたことを忘れてしまったのでしょう。
全体的な感想を一言で言わせてもらうならば、
「間が抜けているのにも限度ってものがあるだろう」です。
390名無しさんsage:2003/11/20(木) 13:36
>>389
> 著者はご存知ないようですが、10年ぐらい前に小説ではないもののまったく同じネタで本を出した日本人の方がいたりします。

ところでこれは何のことなのかな?小説ではなくて日本人の作品。はて?
391名無しさんsage:2003/11/20(木) 13:54
>全体的な感想を一言で言わせてもらうならば、
>「間が抜けているのにも限度ってものがあるだろう」です。

要約しすぎ。(笑)
392K.Ksage:2003/11/20(木) 15:41
>>389
その書評、よくもまあアマゾンがWebページに載せたものですねえ。アマゾン自身が「買うな」といっているに等しい (^^;。
393K.Ksage:2003/11/20(木) 16:10
P.S.
>女の子らしくない女の子というコンセプトはわからなくもないのですが、やりすぎです。

例えば、以下のようなところかな。
P33:嫌われ絡まれ、キレる>
> 私はリーダー格の少女に殴りかかった。ビンタなどという優しいものではない。グーで、顔面を狙って、力いっぱい殴った。・・・中略・・・。
>「今度は目を潰してやるよ」驚き、たじろいでいる他の二人に向かって、私は二本の指をVサインのように突き立て、低い声ですごんでみせた。
>「残りの一生ふいにする覚悟があるなら、かかってきな」

P424 スタンガン内蔵バッグで大逆襲>
> 私は一歩踏み出して少年の懐に飛び込み、バッグの底を彼の胸に押しつけた。バチッという音と閃光がして、・・・中略・・・。
>「四十万ボルトよ!」私は仁王立ちで怒鳴った。「次に浴びたい奴は誰!?」

お見事。グリーンベレーにでもいたのだろうか。1対多の戦い方としては、柘植久慶氏辺りが絶賛しそうなほどだ。
・・・こういうキレると怖いタイプの女性は身近にいたので、その恐ろしさはわかる。不気味などという生易しいものではない (;_;。
394名無しさんsage:2003/11/20(木) 17:30
>>392
まあ山本にはいい薬になるだろう。この際山本は、「SFをよく知らない」一般人が自分の小説をどう評価しているか少し省みた方がいい。
どうせ山本のことだから「ちゃんと読めば僕の小説がオリジナルであることが分かるはずです」とか思っているんだろうが、
それならちゃんと読まない人にどう評価されようと文句はないわけだよねw
395名無しさんsage:2003/11/20(木) 17:35
>>392
> アマゾン自身が「買うな」といっているに等しい (^^;。

そうでもないんじゃない?俺もよくは知らないが、世の中にはB級作品を集めるのが趣味だったり、
作者の意図とは異なる楽しみ方をするために本を買う人たちがいるらしいから。
396名無しさんsage:2003/11/20(木) 19:21
>>390
>ところでこれは何のことなのかな?小説ではなくて日本人の作品。はて?

>>319で挙げられてる漫画じゃない?
397名無しさんsage:2003/11/20(木) 21:31
amazonは却って宣伝になってしまっているな。

あんなに悪評だらけだと、却って怖い物見たさで手を出す人がでるだろう。
398名無しさんsage:2003/11/20(木) 21:37
矢野健太郎なら、インジュカーシスの方がそれっぽいと思うけどなぁ
たしか、主人公がPCで世界創ってなかったかあれ?
399名無しさん:2003/11/20(木) 23:02
>>397
「リアル鬼ごっこ」みたいに?
400名無しさんsage:2003/11/20(木) 23:11
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>
>> もしも、世界が加古沢の考えどおりなら
>>神にセーブされた人間はロードされるとどうなっているんでしょう?
>
> 仮にそうだとすると、空白の世界にロードするだけじゃ、面白くも何ともない。その人間にオリジナリティのある行動を発揮させるような
>フィールドを設定するのではないでしょうか。

うーん、なんかこの発想が違うな。俺なら逆にその個体に不適切な環境に放り込んでみて、その個体が環境から
どういう影響を受けるか、あるいは環境にどういう影響を与えるかを試してみると思うけどね。またはまったく違う
行動原理を持つ個体と同じフィールドに放り込んで、どちらの個体が勝つかバトルさせたりね。

まあそれが当人にとって幸せかは微妙なところですな。幸せを「生き甲斐のある世界」と考えるか「苦労のない世界」と
考えるかで違ってきますからね。

> まったくその通りです。厳密には「魂が存在しない証明」はできません。
> でも、結論をいつまでも引き延ばすのも不誠実です。いつかは決着をつけなくてはいけない。
>「ない」と言い切るかどうかは、論理的に導かれた結論というより、その人の決意しだいでしょう。

結論のでない事柄についてそれを素直に「結論はでない」と認めることが不誠実なんでしょうかねえ。
なんか科学とは対極にあるものの考え方ですな。人間の本能としては結論を出したいのですよ。
結論を出してすっきりしたいのです。しかしその本能に身を任せて短絡思考をするとしばしば大きな
間違いを犯すことを学んだのが人間なのです。

> これも先の説明と同じく、厳密には証明されたわけではありません。しかし、プロローグでも言っているように、
>他にもたくさんある説に比べて、この説だけが矛盾がなく、事実に合う。だから信憑性が高いということなんです。

だからあ、「この説だけが矛盾がない」という「設定」に説得力がないって指摘だと思うんですけどねえ。
国語力が(独学で勉強したため)貧弱なのか、わざととぼけてるのかどっちなんでしょうねえ。
401名無しさん:2003/11/21(金) 09:22
>>311
>俺は「神チン」読んで無いからイマイチ分からないんだが……
だったら読めよ。
402名無しさんsage:2003/11/21(金) 15:26
読まなくていいんだよ。神チンなんて。
403名無しさん:2003/11/21(金) 18:14
>>402
読まなくていいよ。だけどそれなら黙ってろ。
批判するなら読んでからにしろよ。
404yamayangisage:2003/11/21(金) 18:27
>>403
「○○の発言をするな」という発言はご遠慮ください。
不適切な発言は管理人が判断します。
405名無しさん:2003/11/21(金) 18:40
>>404
ふーん。読まずに批判するのがここのルールな訳だ。
406名無しさんsage:2003/11/21(金) 19:11
山本のことだから読んで批判しても、「読み方が足りない」とか、「SFに関する基本的な知識がない」とか、
何かと難癖をつけるだろうなw。自分と相手の意見が違うのは常に相手の未熟さや落ち度が原因だってやつだからw。
407名無しさんsage:2003/11/21(金) 19:16
>>405
読まずに「リアル鬼ごっこ」を批判していた奴らに言う権利はないな。
408名無しさんsage:2003/11/21(金) 19:18
>>405
読んでないから〜の部分に誤解があるという反論ならまともだと思うけどね。
そもそも「読んでいない」と断った上での発言の何処に問題があるのだね?
「これはフィクションです」と断った上で馬鹿な南京大虐殺なかった派を登場させてこき下ろすのと何処が違うんだい?
409名無しさんsage:2003/11/21(金) 19:20
>>405
NOVA板でも同じルールな分けだが。何しろ本人が神沈を呼んでないんだからね。
410名無しさんsage:2003/11/21(金) 19:52
http://shopping.excite.co.jp/opm/GoToMerchant/excite?url=http%3A%2F%2Fwww.bk1.co.jp%2Fcgi-bin%2Fsrch%2Fsrch_detail.cgi%2F3fb9697cf32bf010540a%3Faid%3D%26bibid%3D02379801
物語の本筋を伝えるだけなら、書き割りで十分な背景も、
山本さんは手を抜かない。

足を止めてじっくり世界観を賞味したい人のために
丁寧に素材を見せていく。
例えば、「トンデモ本」「経済」「歴史」「神学」。
---------------

おれは逆の意味で手抜きだと思うけどね。何の面白みもなくストーリーの本筋とも関係ないうんちくを延々と
読まされるのは辟易したよ。そもそもトンデモ本関係の資料はどうせ手持ちのものを流用しただけで
特にこの本を書くために調べたということでもなかろう。お手軽にページ数をかさ上げしているだけだ。

過去に起った事例を淡々と列挙していくのが丁寧な仕事なのかね。新聞記事をスクラップしているのと
なんか違うのだろうか。

クラークの「3001年終局の旅」なんかはストーリーとあまり関係ない話がずいぶんと続くが、こちらは
クラークの頭脳が描いた未来の姿なので非常に楽しめた。
411名無しさん:2003/11/21(金) 20:47
まぁSFでは結構多いけどね。ストーリーに関係のないウンチクを延々と述べるタイプのは。
特にハードSFだと。
412名無しさんsage:2003/11/21(金) 21:38
本人乱入の予感
413名無しさんsage:2003/11/21(金) 22:02
ここに書き込んでる人はかなり神沈熟読してると思うんだが・・
414名無しさんsage:2003/11/22(土) 00:03
うむ、ここほど詳細な論評が行われているところは外に無いな。
415名無しさんsage:2003/11/22(土) 00:14
>411
なるほど!それがハードSFが衰退していった理由か。
そして山本も衰退しつつあると暗示させてんだね(w
416名無しさんsage:2003/11/22(土) 00:30
>>415
うんちく自体が面白いこと
うんちくがストーリーにちゃんと関係してること(うんちくを生かしたストーリーも可)

この2つが面白いSFの最低条件だね。

 ハードSFの面白さ=((アイディアの奇抜さ)+(うんちくの面白さ)+(考証の確かさ))*(ストーリーの構成力)/(ページ数)
417名無しさんsage:2003/11/22(土) 00:34
山本はトンデモ本は、フィクションとして書いても売れないからノンフィクションのトンデモ本として売ると考えている節がある。
それだったらフィクションとして書かれたイデオロギーもノンフィクションとして世に問う力量がないからフィクションとして書いてるんだろうね。
418名無しさんsage:2003/11/22(土) 00:44
まあ神沈はあと10年ぐらいしたら山本自身「なかったことにしてください」と泣いて頼むような作品だな。

 あの頃の僕はそれまでハードSFを書いたことがなく、今思うとハードSFなんだからこう書かなくちゃいけないって
 思いこみが強すぎたようです。今の僕だったらトンデモ関係のうんちくを大幅に削って、ストーリーの流れを重視した
 構成にするでしょう。

とかいってること間違いなし。
419名無しさんsage:2003/11/22(土) 01:46
>>418
それはないな、
10年後の山本も心は15歳だ。
つまり精神的な成長はないってことだ。
420名無しさんsage:2003/11/22(土) 02:02
10年後の山本がタイムスリップで戻ってきて、神ちんの発売を止めさせ
ようとするってSFはどうだ。筆舌尽くしがたい罵り合いがクライマックスです。
421名無しさんsage:2003/11/22(土) 02:15
未来の山本は真っ先にこう指摘するだろうな。

加古沢が兄妹の神に関するトンデモ説をアッサリ信じてしまうことはどう考えても不自然。
神の顔出現後ならいざしらず、出現前の世界にとって兄妹の説は証明不可能なトンデモ説に過ぎなかったのだから。
422名無しさんsage:2003/11/22(土) 14:12
p.57あたりで山本はCG技術が発達したのでもはやスタジオもタレントも不要になった。旧態然としたテレビ業界や映画界では
組合の力が強いので古い体質から脱却できなかったが、ビデオ業界はさっさとオールCGに移行してしまった、と書いている。
2008年今から5年後の話だ。

なんかテレビや映画界に偏見を感じないでもないがそれはさておき、これはちょっと勇み足ではないかな。
5年ではまだCGよりも人間の方が安価だと思うよ。もちろん世界的な大スターのギャラならどうかわからないが、
そこらの人並みよりちょっと顔がいいぐらいのタレントなら、人間の方が低コストだろう。

森博嗣が「有限と微少のパン」でこのテーマを扱っている。長崎のオランダ村をモデルにした大規模テーマパークを舞台に、
最新の設備を使ったヴァーチャルリアリティと人間が演じる役者のどちらが優れているかをテーマにいろんな「天才」たちが
議論を繰り広げる。コンピュータの天才の側がヴァーチャルリアリティはコスト的に割に合わない、と主張する側なのが面白い。
ほんの数十人の人間を金を払って動かすだけで、どんな現存のコンピュータよりもリアルな虚構が構築できる、と
バーチャルリアリティのジレンマを語る。

森博嗣はこのシリーズの中で天才とは「矛盾を矛盾のまま自分の中で同居させるだけのキャパシティのある人間」と述べている。
凡人はそれだけのキャパシティがないから無理に一つの結論を出して思考を局在化してしまう。天才はそれをせず、あらゆる
矛盾する考えを同時に並行して行える人間である、と。なかなかこの観点は面白い。俺も常々自分より頭のいい人間の
言動を見ていて感じるね。あのときああ行動したのだから、今回の場合もこう行動するはず、と思っていても違う行動を
とるんだよね。つまり俺には同じに見える条件の違いが彼には分かるのだろう。
423名無しさんsage:2003/11/22(土) 14:23
話はもどって5年では無理だという理由は、演技をどう教えるかという点なのだ。
映像面では静止画なら現在でも一見写真と見間違う品質のCGを作成できる。
それをリアルタイムに動かすことはまだ無理だがドラマの制作では別にリアルタイムで
動かす必要はない。

しかしどう動かすかを考えるのが問題で、人間の役者ならおおざっぱな支持だけ与えて、
あとは文句を言っていればそのうち自分の思うとおりの演技をしてくれる。まあ100%満足の
いく演技でないかもしれないけどね。ところがCGに演技指導するのは大変だ。

演技のデータベースが構築され、そこから縦横無尽に自分の頭にあるイメージにピッタリな
パターンを引き出せるようになればいいが、そこまでCGが発達するのはまだ先だろうね。
そもそも記号着地問題の話じゃないが、自分の頭の中のイメージと同じものをどうやって
データベースから検索するかという問題がある。
424名無しさんsage:2003/11/22(土) 16:46
まあ、あれだ、山本にはCGやVRの知識はほとんどないってことだ。

現在どんな作品があるかは知っていても、それがどれだけの費用と時間と
人員をかけたものかがわかっていない。
後、どれだけの資源があれば作れるかもわかっていない。
最近はPCでも充分なクオリティが得られるし、ひところのGWS10台で力ずくでというのはないが
それでもものすごく高くつく。

実際問題、俺のPC1台買う金で、山本あたりが使ってるPCなら20〜30台は買える。
急速に劇的に安くなっているが、元々1台数千万の機械だったのが、安くなっただけで
絶対的な値段は今でも充分に高い。

まあ、多少我慢するなら、十数万のPCでもハイクオリティな作品も作れるが
作る側にストレスをかけさせれば質の低下につながりかねない。

こういったことはまったく知らないのだろう。
5年やそこらでコストは下がらない。
コストの低下と平行してクオリティをあげるための試行錯誤がいまだに続いているのだから。
425名無しさんsage:2003/11/22(土) 22:20
「神沈」読んでないから分からないのだけど、ビデオ業界はCGに移行したってのが
どういう事を言ってるのか把握できないのだけど、TV・映画業界は除いてるんだよね?

つまり、テレビで放映されたり劇場で公開されたもの以外の、ビデオレンタル・販売だけ
のものだよね。となると、Vシネとアダルトってことだよね。事実上は。
そういうソフトを消費する層ってさ、これはCGで人間じゃアリマセーンって言ったら
白けると思うのだが。

100歩ゆずってアダルトはOKとしても(今でもCGでセンズリこいてる奴いるしね)
Vシネはマズイでしょ。竹内力や哀川翔の代わりにCGだよ?それで商売成り立つって?
いくら「ありえない未来」つーてもこれはアホでしょ。
426名無しさんsage:2003/11/22(土) 22:27
>>425
多分山本は役者の外見しか考えてないんだろうね。演技力とかは端から頭にない。
こんな暴論、「人工無能」ができるんだからコンピュータに小説が書けるというのと同じなんだけどね。
427名無しさんsage:2003/11/22(土) 22:32
考えてみれば小説家とドラマや映画の監督との決定的な違いは、
登場人物が全部自分の頭で考えたとおり動かせるか、それとも生身の人間かって事なんだよね。

きっと山本は役者というのはシナリオライターの台本通り動く人形としか思ってないんだろうね。
428名無しさんsage:2003/11/22(土) 22:44
>>425
> どういう事を言ってるのか把握できないのだけど、TV・映画業界は除いてるんだよね?

小説では両方とも時代の流れに乗り遅れ衰退の一途という”設定”のようだね。
なんか山本は、新しい技術が発達すると、それまで”大企業”はみな流れに乗り遅れて衰退するという
安直な考え方を持っているようだ。もちろんそういう企業もあるだろうけれど率先して新技術の実用化に
乗り出す企業も多いんだけどね。CDが出てもレコード会社は健在だし、デジカメも古くからあるメーカーが
健在だ。そもそもアナログからデジタルへの移行はアナログの技術を持っているメーカーの方が強い。
アナログは良くも悪くも職人芸の世界だからね。

炭坑や造船のように業界全体が凋落する場合はいかんともしがたいが、従来の技術の延長に新技術が
ある場合はやっぱり従来の技術に長けた所は強いね。二流はあっさり淘汰されるけど。
429名無しさんsage:2003/11/22(土) 23:10
神沈の中で逆にこれは当たるだろうと言うのは「新聞」の衰退だね。これはもはやどうしようもない。
もちろん新聞社の役割は紙に情報を印刷して毎日配達することではないから、
新聞社自体はメディアをネットワークに変えてむしろさらなる発展をするだろう。
しかし新聞紙は遠からずなくなるだろうね。

優歌がこの本を書いている2033年には無くなってるんじゃないかな。書籍はまだ残っているだろうけれどね。

しかし山本はネットワークの発達と共に情報はどんどん無料になっていくと楽観しているが、それは違うだろうね。
現在ネットワーク上の情報が無料なのは”主流”じゃないからだ。まだそこで儲けなくても従来の事業収益で
やっていけるから無料なだけ。遠からずネットワークの方に足場が移るから、その時にどうやって収益を得るか、
情報産業の企業経営者の頭を今もっとも悩ましているのはこの点なのだ。

2chもどきの口コミの情報なら只で手にはいるだろうが、しっかりとした取材を行った質のよい情報は当然
誰にでも収集できるわけではないのだからね。山本のように常に受け売りをする「情報の小売業者」の
価値は暴落するだろうが、1次情報を発信する「情報の製造者」は逆に今より相対的に立場が強くなるだろうね。
ネットワークの普及は情報の流通革命といえるかな。
430名無しさんsage:2003/11/23(日) 00:34
しかし、経済についても人工知能についても、その辺の専門家にレビューして
もらったり、話を聞かせてもらうってことは考えなかったのかな?
この手の近未来SFのリアリティを向上させるには不可欠だと思うのだが。

欧米のハードSF作家は無論、国内のSF作家でもやってる人はいるし、
山本だって、と学会や編集者のつてでいくらでもコンタクトできそうなもの
なのに何故しないんだろう?
431名無しさんsage:2003/11/23(日) 01:46
>430
そこが山本たるゆえんだな(w
人にアドバイスを貰って作品を変化させるというのは最大の屈辱だと感じるのかもね。
なんせ小説を映画化する場合に、映画監督がストーリーを改編することがよくあるが
それは許さんと言うお人だから。
つまり「俺のモノは触るな」的考えが強いんだろう。子供に多いが(w
そのくせ人のアイデアとかは平気で拝借するわけだ。フィギアも改造するしね。
矛盾だらけの男だ。
432名無しさんsage:2003/11/23(日) 02:39
>430
1.ある種のオタは、何故か本業で地位を得た権威ある専門家を見下す傾向にある。
2.ある種のオタは、自分より知識の無い人間に「教えてあげる」のは大好きだが、
  自分より専門知識のある人間に教えを請うのが苦手。
3.ある種のオタは、そもそも人間相手や集団環境下での学習が苦手。

まあ、あくまでも一般論だが。
433名無しさんsage:2003/11/23(日) 03:17
>>432

「オタ」を「トンデモさん」に置き換えてもそのまま成り立つなw
434名無しさんsage:2003/11/23(日) 03:21
>No.15587 - 2003/11/23(Sun) 00:16 [ntibrk049161.ibrk.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 流星 [関東]
>
> それともう一つ、「神は沈黙せず」の続編を出す御予定はおありでしょうか。

「前作はすべて売れない小説家が抱いた妄想だった」というところから始めてはいかがかな?
435名無しさんsage:2003/11/23(日) 05:51
p.345辺りに人工無能もどきのMIBと優歌の会話が延々と出てくるが、あまり性能のよくないね。

優歌「何が目的なの?」
MIB「何が目的だと思います?」
優歌「どうして私なの?他の人じゃなくて、私なの?」
MIB「どうして私なのだと思います?」
優歌「これって…私に何か伝えたいの?」
MIB「私に何か伝えたいと思いますか?」

大昔(20年以上前)の人工無能でも「私」<->「あなた」の変換ぐらいするんだけどね。すなわち

優歌「どうして私なの?他の人じゃなくて、私なの?」
MIB「どうしてあなたなのだと思います?」
優歌「これって…私に何か伝えたいの?」
MIB「あなたに何か伝えたいと思いますか?」

とならなければならない。山本の設定した神は20世紀の地球の文明にさえ追いついていないようだ。
山本ってほんとに自分以外を馬鹿に設定するのが好きだな。
436名無しさんsage:2003/11/23(日) 07:35
>>435
とういうより馬鹿が書いた小説だから馬鹿ばっかになるだけ。
437名無しさんsage:2003/11/23(日) 14:11
>No.15592 - 2003/11/23(Sun) 11:17 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿]
>
> 僕はヘブライ語はさっぱり分からないので、マイルズの説が正しいかどうかは判断できません。
>「私自身を」という箇所が原文にない、というのは本当らしいですが。

日本の事情に置き換えてみれば分かりやすいだろうね。現存する魏志倭人伝の写本が邪馬壱国と
記されているから、邪馬台国という国はなかった。邪馬壱国の存在を壱と台の字が似ていることを利用し、
日本書紀の作者が大和朝廷がさも古い歴史を持っているように見せかけるごまかしだった、と唱えた
人がいたよね。普通に考えれば後世の写本の方が誤記なのだが。

何にしても人間のやることなのだからすべて完璧なんてことはないのだ。おかしな点、間違った点、不明な点が
合って当たり前なのだ。それを完璧であるはずで、そうでないのはなにか「理由がある」と考えてしまうのが
トンデモさんなのだよ。自分の小説の優歌ちゃんもいってるだろ?

さらに優歌ちゃんは、加古沢はせっかく立派な小説を書いたのに、自分は自分の小説から何も学ばなかったと
嘆いているよね。いやーいいことを言うねえ。自分の小説から誰かさんも学ぶべきだろうね。
438名無しさんsage:2003/11/24(月) 02:07
>>437

20世紀の日本の書物には「お湯を沸かす」という記述が多く成されている。
従来説ではこの記述は加熱した水を指すものと考えられていた。
しかし考えてみたまえ。沸かすのは水であってお湯ではない。
従来の研究者達はこんな単純なことを見落としているのだ!
20世紀の日本ではお湯をさらに加熱した未知の物質を作り出しそれを利用していたのだ!
439名無しさんsage:2003/11/24(月) 07:39
>>438
20世紀は不思議がいっぱい

飯を炊く
漬物を漬ける
写真を撮る

「チャーハンを炒める」は、ときどきやるなw。
440名無しさんsage:2003/11/25(火) 12:50
>>435
人工知能の知識事態がもうこれでもかというぐらい古くさいんだよ全体的に。
なんでいまさらそんな時代遅れのものを出してくるかな?と疑問に思ってしまう。

結局のところ山本は人工知能に類するものには触れたこともないのだろう。
昔、立ち上げていたBBSにも琴音、音葉という人工無能を常駐させていたが
初期の状態でもMIBよりは賢かったし
終盤のころなんて、本当の人間だと勘違いする人が大勢出てくるほど賢くなってた。
(常連が、勘違いするように誘導していたという噂もあるが、気のせいということで)

まあ、人工無能がどれだけ自然に見えるかは、基礎データを用意する人間のセンスにも
かかわってくることなんで、基礎データを山本が用意したであろうMIBが不自然なのは
まあ、当然といえば当然なのかもしれない。

また、うちのメーラーにはランダムで適当なメールに勝手に返事を書くReplicaという
わけのわからんソフトが常駐しているのだが、半自動型の人工無能よりずっと原始的で
与えられた条件とDBでランダムに文章を作るだけのものだが
これまた、かなりしっかりした文章を返すものだから、Replica宛てにまじめな返信が来て困ったりした。
(お遊びメールだと言うことはメールに書いてある。)

どちらのソフトもDOSやWin95時代に使ってたもので相当に古い。
普通に人工知能について調べたならば、あんなおかしな記述にはならなかっただろう。
SF小説を名乗って近未来について書いていて内容が現在よりも遅れているのはもう、情けないとしかいいようがないね。
441名無しさんsage:2003/11/25(火) 13:36
要するに人の尻馬に乗って人の文章をあれやこれやいうのは好きだが
いざ自分が何かを作ろうとすると悲惨で惨いものしか作り出せないのが山本ちゅうことでFAだな
442名無しさんsage:2003/11/25(火) 15:02
いやいや尻馬にのるのが山本信者。山本は先頭をきって他人に難癖つけてる。
443名無しさんsage:2003/11/25(火) 15:20
>>いざ自分が何かを作ろうとすると悲惨で惨いものしか作り出せないのが山本ちゅうことでFAだな

大体だな。山本は工業高校卒だぜ(w
何かのあとがきに「あいにくですがね。僕は高校の時の記憶はすっかり抜け落ちてしまっているんですよ」
なんて憎まれ口を叩いていた男だぜ。
俺なんか山本がいくら利口そうに振舞ったって、その正体はすぐ分かっていたよ。
444名無しさん:2003/11/26(水) 00:49
いろいろと突っ込まれてるけど、一つ疑問なのが担当編集者は何してたんだろう?
チェックはしてるはずだよね。仕事でやってるのだから、読者のようにテキトーに
流し読みってのはないはず。多分、何回も原稿を読んでると思う。

なら、源泉徴収の辺りとか、おかしいと思わなかったんだろうか。おそらく角川の
社員だよね。担当は。つまりサラリーマンなんだから、源泉徴収なんてスゲー身近な
ことだろうに。それともフリーの人間?そんなことあるのかは知らないけど。
445名無しさんsage:2003/11/26(水) 06:52
>>444
源泉徴収も南京大虐殺も存在しない架空世界だと解釈していたのでは?

もしくは、もっと凄い間違いを沢山指摘してたので、この程度は
スルーしてしまってたか。
446名無しさんsage:2003/11/26(水) 08:22
>>445
それを言うなら、南京大虐殺は実在した架空世界だろ。
447名無しさんsage:2003/11/26(水) 17:29
>いろいろと突っ込まれてるけど、一つ疑問なのが担当編集者は何してたんだろう?

有能な編集者は有能な作家に付くのです。角川にあまり貢献してないどうでもよい
作家には、それなりの無能編集者が付くんじゃないでしょうか?
ウェブカドカワで「神沈」紹介文に「編:アニメ・コミック 」とあるのはこれは
部署でしょう。「神沈」の担当先が「書籍」や「学芸」だったらきっと突っ返され
ていたんじゃないかと思います。
448名無しさん:2003/11/26(水) 20:36
山本が忠告をちゃんと活かせる作家なら編集者も助言を惜しまないだろうけど
どうせ屁理屈をこねて間違いを認めないでしまいには怒り出すんだろうからな
編集者も面倒は避けたくて何も言わなかったんだろう
大して売れる見込みもない小説にあんまり労力を費やしてもしょうがないし
449名無しさんsage:2003/11/26(水) 21:58
でも、編集に何度もゲラを直されたって話はあったよな。
お陰で出版が遅れる遅れる。

・・・直してあれか?

もしくは
「うるさいやい、お前は所詮サラリーマンだ。僕は創造のプロだぞ!」
と言っちゃったか。
450名無しさんsage:2003/11/27(木) 01:26
>>449
出版が許されるリミットいっぱいまで直させたんじゃないか?
これ以上はさすがに直すのも無理と判断したんだろう。

ということで、この辺が角川のボーダーラインってことかなw
451名無しさんsage:2003/11/27(木) 12:46
架空戦記なんて、もっとトンデモ設定なの多いからあんなもんでしょ。

ゲラを直されたってのは、内容以前の日本語の間違いじゃないかな?
小説書くために必要な日本語力はコラムやレビューと比べると格段
に高いし、昔挿し絵画家の対談で、最近のライノベ作家は日本語が
下手で、挿し絵書くために初期のゲラ読んでも訳が分からないことが
あるなんてぼやいてたし。
452名無しさんsage:2003/11/27(木) 17:10
世に長編小説は山ほどあるが所詮、ラノベのベテランとはいえ他作家の仕事にケチを
つけて小銭を稼ぐ、それをメインにしていた山本では、たとえ何年かけたとしても
長編小説は荷が重たかったということだな。
かように長編小説の道は深いし難しい。
口だけの作家の恥ずかしい経歴がまた一つ増えました(w
453名無しさんsage:2003/11/28(金) 00:19
☆ Re: 読みました「神は沈黙せず」 / 山本弘 No.15676 - 2003/11/27(Thu) 16:32

ですから、データ部分の分量に比べてストーリー部分が少ない、という批判に対しては
「まったくその通り」と言うしかありません。それは結果的にそうなったんじゃなく、最初
からの構想通りなんですから。
------------------------
誰かそんなことだけ言ってたかいな?
俺たちが声を大にして言いたいのは
「ほんの僅かのストーリー部分に間違いがあったり、性格描写がきちんと
できてなかったり、ネタの補強が出来てなかったりで小説として変。」
ってことなのにさ。
構想に関してはそれはそれでアリだけど、奇をてらって失敗してるよ。
454名無しさんsage:2003/11/28(金) 00:29
>それは結果的にそうなったんじゃなく、最初
>からの構想通りなんですから。

最初から間違ってたのか・・・
455名無しさんsage:2003/11/28(金) 01:07
言葉は正直者、失敗作だったと白状したのも同然「山本発言集」
-------------------------
すみません。そこらへんは良輔に説明させるのを忘れてました。
まさにその通りです。僕は経済に詳しくありません。
源泉徴収については……いや、おっしゃる通りですね。すみません。
2回ぐらいだったら許してもらえるだろうと(さすがに3回やったら顰蹙だろうから、もうやりませんけど)。
それに、こんな手間のかかる小説、二度とごめんです(笑)。コストパフォーマンス、悪すぎますもん。
僕自身、読者として、やたらに長い小説って嫌いですから。
確かに小説らしくあろうとするならラブストーリーも必要でしょうけど、そんなの入れてる余裕がない。
不要なプロットやキャラクターは徹底的に削ぎ落とす」というコンセプトを
それは結果的にそうなったんじゃなく、最初からの構想通りなんですから。
456名無しさんsage:2003/11/28(金) 01:29
>>455
> 僕自身、読者として、やたらに長い小説って嫌いですから。
> 確かに小説らしくあろうとするならラブストーリーも必要でしょうけど、そんなの入れてる余裕がない。

つまり小説ではない、と!?
「誤訳」の定義に匹敵する名語録の予感!
457名無しさんsage:2003/11/28(金) 08:28
>>456
「やたらに長い小説」は嫌いだから、「やたらに長い小説ですらないもの」を
目指したということか。
458名無しさんsage:2003/11/28(金) 13:43
>>453
まともな作家ならデータの分量を減らして、少しでもストーリー部分を増やそうと思うんだが・・・
459山本56sage:2003/11/28(金) 21:20
この小説は、破綻していることがコンセプトなのです!
だから破綻していていいんです!
460名無しさん:2003/11/28(金) 22:49
>>459

ワロタ!!

そっか〜、破綻してていいのか・・・
4年以上掛けて破綻した物をわざわざ作るなんて・・・
何を考えているのだろう?(w

しかし、今回の「神チン」は世の中の小説家志望の人達に多大に貢献したに違い無い!

この程度の作品しか書けなくても小説家にはなれるんだ!と・・・
461名無しさんsage:2003/11/29(土) 00:27
>>460
>4年以上掛けて破綻した物をわざわざ作るなんて・・・
>何を考えているのだろう?(w


〜山本の4年間の妄想(いい意味で)〜

う〜んう〜ん。資料で読む経済の本は難しいなあ。工業高校じゃ税制なんて習わなかったぞ。
まあ適当に流せばいいんだけど、最近小さい事にこだわるバカな読者が多いからなー。

でもこの本が出たら確実に日本SF大賞を取れるよなあ。長編ハードSF大作だし。
ついにぼくも大賞作家かー。
きっとインタビューで「受賞第一声は?」と聞かれるんだろうなー。何て言ってやろうかな。
日本のSFは衰退していた!それはろくな作家がいなかったからだ。しかしこれからはぼくが

いやいややっぱこれかな?
SF小説に一番大事なものは何か。それは設定です!設定をきちんとしてやれば自然と評価
は高まるもんです。ぼくは高卒です。だけどそういうことは独学で勉強しました。独学は3倍も
効率が良いんです!

あと受賞第一作はどこに書いてやろうかな。まあ富士見は論外だが・・・
あっ、また妄想で日が暮れちゃった。でもこれって正夢の部類だなフフフ。
さあ明日こそ書かなきゃ。
-------------------

幸せな4年間でした(w
462名無しさん:2003/11/30(日) 22:54
>まあ適当に流せばいいんだけど、最近小さい事にこだわるバカな読者が多いからなー。

まんま山本弘の事だけどなw
463名無しさんsage:2003/12/01(月) 12:35
それとその信者ね。
464名無しさんsage:2003/12/03(水) 02:14
神ちんスレ、一息ついたか。しかしこのスレよく続いたなー。
まあ「神ちん」が俺たちの予想を上回る駄作だったから続いたんだろな。
まさか?っていうぐらいの衝撃的な駄作だったよ。
しかし角川もこんな本ハードカバーにして、わけわからんな。
とはいえ山本、また頼むよ。俺たちを笑かしてくれよ。
465K.Ksage:2003/12/04(木) 00:01
***ネタバレ注意***
主人公が最後に披露する「これからの信念」には、直接関係ないけど(前に、こそっと書いたものと同じ主旨の繰り返しですみません)。
最後の2ページには、こんなことが書いてある。

------------------------
 東京のように汚れていない空には、満天の星がきらめいていた。すでに星座はひとつも見分けられない。二年の間にすべての星が位置を変えてしまったからだ。
地球以外の惑星も軌道を変更し、ニュートン物理学を無視して、停止したり加速したり逆回転したりコースを九十度変更したりといった運動を行っていた。
冥王星は消滅し、火星は緑に染まり、土製は二個に分裂した。基準点が存在しなくなったため、今も太陽の周囲を公転しているのかどうかすら分からない。
それでもちゃんと四季は訪れるし、地球環境に支障はない。
------------------------

太陽系は小説世界でも実在のもの(1光年先のプラネタリウムとは違う)。実在の物体に対して、ニュートン物理学が破綻して、何を呑気に落ち着いているのだろう。
小説では「これは天体のみのことで、地球上のことには関係ない」とは書いてない。ニュートン物理学が現象を記述できないとなると、世の中で起こることは何も予想できない。
突然、道端の石ころが大気圏外に脈絡もなく飛び出してもおかしくなくなる。機械という機械は、全部「動くか動かないか出たとこ勝負」になってします。
当然、文明は崩壊する。それの感想が、呑気にも、

>ひとつだけ喜ばしいことがある。星占いがついに命脈を絶たれたことだ。

では、確かに「間が抜けているにもほどがある」といわれても仕方がない。

−−−
それに比べれば小さい話かも知れないけど、「内部の仕組みが分からないから、予想ができない。だから予想は無意味。」といったことが書いてあると読み取ったけど、間違ってると思う。
仕組みがわからない大規模システムは、分からない部分に立ち入らずに、入力と出力の関係を調べて、システム制御を行う手法は、実学である工学で既に研究されてきている。
「神」が「ミーム」なり「個体」の反応に応じて、この世界に介入するんなら、「わからない」で放り出してしまうことはないはずなんですけどね。「兄」なり主人公は、あきらめが早い)。
加古沢は少なくとも、自分を実験台にトライはしているのに、途中退場はひどいな。
466名無しさんsage:2003/12/04(木) 05:01
>>465
惑星の軌道がめちゃくちゃになってしまえば、一番打撃を受けるのは探査機を飛ばしてるNASAとかだと思うんだけどね。
人工衛星の軌道も影響を受けるから危ういな。冥王星はともかく地球と太陽の位置関係が”不明”では。
きっと衛星放送とかはもう無くなって地上波やケーブルテレビに逆戻りしてるんだろうな。
467名無しさんsage:2003/12/04(木) 05:23
>>465
> それに比べれば小さい話かも知れないけど、「内部の仕組みが分からないから、予想ができない。だから予想は無意味。」といったことが書いてあると読み取ったけど、間違ってると思う。
> 仕組みがわからない大規模システムは、分からない部分に立ち入らずに、入力と出力の関係を調べて、システム制御を行う手法は、実学である工学で既に研究されてきている。
> 「神」が「ミーム」なり「個体」の反応に応じて、この世界に介入するんなら、「わからない」で放り出してしまうことはないはずなんですけどね。「兄」なり主人公は、あきらめが早い)。

経験則ですな。もっとも物理学も経験則なんだけどね。所詮何処まで行っても究極の「内部」は分からないのだから。
原子も素粒子もすべて人間が見よう見まねで考えたモデルであって、実物そのものではない。ボーアの原子モデルが
実物と異なるように量子論の描き出す原子モデルもまた実在しない。山本はどうもこの辺の感覚が根本的におかしい気がする。

「わからない」について言えば、人間と神の知能の落差をどうとらえるかだね。例えば犬は人間を理解することができるか?といえば
怒っているか喜んでいるかぐらいは理解できるだろう。しかしなぜ人間が怒っているのかは永遠に犬には理解できないだろう。
さっきまで怒っていた人間が急に機嫌がよくなるという現象は経験則として知っていても、なぜ機嫌がよくなったのかは理解できないだろう。
ただし飼い主に特定の異性が接近した時にこの現象が高い確率で観測される事ぐらいは理解するかも知れない。

ゾウリムシは人間を理解できるかと言えば、ゾウリムシにとって人間は個体ではなくて環境そのものだ。自分の居住環境を自在に
変化させる能力を持っている。ゾウリムシはおそらく人間の気まぐれを物理法則の一つとして捉えるだろう。

要するに「無為」と「作為」は複雑さの違いでしかない。人間は自分の思考に近い「法則」を「作為」と見なすだけだ。
それよりシンプルでもそれより複雑でも「自然現象」として、それを「作為」や「意図」とは結びつけない。「精神活動」が宇宙で
もっとも価値あるものというのは幻想にすぎない。「精神」が価値があるのではなく、人間が価値を認めた(単純過ぎもせず、
複雑過ぎもしない)物理現象を「精神」と呼んでいるに過ぎない。

とはいえさまざまな多様性を生じる「複雑さ」の範囲は限られるから、「人間の精神が持つ複雑さ」こそもっとも多種多様な
様相を生み出すレベルである、と考えることも出来るかも知れないけれどね。それよりシンプルでも複雑でもこれほどの
多様性は生まれない、と。とはいえこの考え自体が精神至上主義の産物かもしれないが。
468名無しさんsage:2003/12/04(木) 08:20
>>465-
それを言うたら天気予報など無駄ということで、人類はいまでも下駄の表裏
などで天気を占っていたでしょう。
内部の仕組みの探求などはどちらかというと最終段階、一般的には

a.まず入力に対する出力の法則と再現性を調べて、そのブラックボックスを利用する
b.ブラックボックスの一部に手を加えて、自分の好みに合わせられないか調整する
c.自然のブラックボックスのままでは自分の希望に対してロスが大きい場合、自作を試みる
 自作するためには仕組みがわからんといかんので、調査が進み、
理論として体系化されつつ、b.にもフィードバックされて更に研究が進む。

大なり小なりそういうもんでしょ。
469名無しさんsage:2003/12/04(木) 08:38
突き詰めると、神が気まぐれで起こす超常現象の意図を人間が解明できるか否か、がポイントだと思うんだよね。
山本は、神は地球規模の脳を持っているのだから所詮人間にはその意図は理解不可能である、という結論らしい。
まあ山本個人がそう思うのは勝手だけど作家としてちょっと想像力が貧困なんじゃないかと思うね。

それだったら宇宙の謎や素粒子の探索に日夜情熱を燃やしている科学者はどうなのかといいたい。
宇宙の構造を解明することと神の意図を推し量ることははたしてどちらが無謀なのか、と山本に問いたいね。

この小説の神は宇宙の創造神ではない。山本が自分で書いているように別の宇宙に生まれた知的生命体に
過ぎない。できることはたかだが量子コンピュータを使って地球近辺の箱庭を作ることだけ。宇宙の住人の一人にすぎない。
その意図を探ることは人間には不可能だと山本はいう。宇宙そのものの謎を長い歳月をかけて探求し続けている科学者は
山本よりも遙かに志しは大きいね。

結局の所、一人の人間だけのイマジネーションで作り上げる小説は、大勢の人間が何世代も書けて積み上げたイマジネーションの
集大成である科学には及びもつかないのだ。言ってみればSF小説家というのはもっとも不利な土俵で戦いを挑んでいる人種といえるだろうね。
470名無しさんsage:2003/12/04(木) 08:44
山本は根っからの小説家なのだろう。思考とか理解というものはあくまで「個人」が行うものと思いこんでいる。
つまり個人プレーの世界。小説家ならそれでいいだろうし、逆にそれで戦えるだけの力がなければ存在すら許されない。
しかし科学は個人プレーではない。時間的にも空間的にもさまざまな人間が携わり積み上げてきたものだ。
471名無しさんsage:2003/12/04(木) 09:05
>>469
山本批判に限定せずに、
SFは科学に及びもつかないと言ってしまったら、身もふたも無いのでは?

それをいうなら「事実は小説よりも奇なり」というくらいで、いち小説家の
書く人間ドラマなど、全人類の営々として積み上げて来たドラマにはおよびも
つかない。別にSFに、いや小説に限ったことでは無い。

そして同じく「読者」個人の一生涯で経験できること、感じ得るイマジネーション
にも限りがあるからこそ、「小説家」なる職業の者がそのエッセンスを
自分なりに調理して提供しているし、感動できる作品も生まれるのではないか?

それに海外には研究者として一流の小説家も多いから、小説家だからどうこう
ではなく、これは個人の志の問題だと思う。
472名無しさんsage:2003/12/04(木) 10:52
>>471
> SFは科学に及びもつかないと言ってしまったら、身もふたも無いのでは?

小説に限らず人間の娯楽や芸術というものは「身も蓋もない」のが本質なんだよ。
「身も蓋もない」ことが人間にとっては娯楽なのだ。

そして娯楽は科学に永遠に勝てない…
473名無しさんsage:2003/12/04(木) 11:08
>>471
> にも限りがあるからこそ、「小説家」なる職業の者がそのエッセンスを
> 自分なりに調理して提供しているし、感動できる作品も生まれるのではないか?

この部分はその通りだね。SFとは科学をイマジネーションにより先取りするものじゃない。
単に陳腐な人間性を加味して口当たりをよくした、科学の要約物に過ぎない。

>それに海外には研究者として一流の小説家も多いから、小説家だからどうこう
>ではなく、これは個人の志の問題だと思う。

それは突き詰めれば「科学者でなければSFを書いてはいけない」といっているのと同じだ。
こっちのほうがよっぽど「小説家」という職業そのものをさげすんでいるように感じるね。

別にSF作家が科学的なイマジネーションに関して科学者に勝つ必要などないのだ。
だから科学に挑みかかることが間違いでありこそすれ、別にSF作家そのものが否定されるわけではない。
人間的なドラマの部分に力を入れればいいだけのこと。ところが何故かそれを逆だと思っている人が多いから困るんだよね。

まあ単なる小説と科学の板挟みになって、どちらからも差別化しなければならない苦しいSFの事情も分からないではないけどね。
でも他との差別化ってのははっきり言って不毛なんだよね。手段が目的化しやすいから。
ベーシックなアイディアはすでに出尽くし、多様性が求められる時代、そんな看板にこだわることがもはや末期症状。出口はない。

行き詰まった状態が打破されるのは、たいていの場合既存の概念に捕らわれない新たなカテゴリーが生まれた時だ。
SFとはこうあるべき、という「あるべき理論」をこねくり回しているような頭からは、そうした発想は生まれない。
作家お得意のイマジネーションは、むしろそうした方面に発揮すべきだと思うんだけどね。
474名無しさんsage:2003/12/04(木) 21:57
>そして娯楽は科学に永遠に勝てない…

何を持って勝利とする気だね?
475名無しさんsage:2003/12/04(木) 23:48
>>474
それは小説家の方がイマジネーションに優れていると思いこんでいる人間に聞いてくれ
476名無しさんsage:2003/12/04(木) 23:51
ついでにいうけど俺は「小説家は勝てない」といっているのだよ。「小説家の負けだ」とか「科学の勝ちだ」といってるわけじゃない。
そこのところをよく考えてみることだね。
477名無しさんsage:2003/12/05(金) 12:30
>>476
現状の体制のまま挑む分には限りなく勝てないだろうね。
世界中の小説家たちがコミュニティーを形成してアイディアを出し合い
仮想的な未来世界を構築し、お互いに検証考察し、進化させれば
同じレベルで競うことはできるだろう。
その上で、ドラマや構成に力を入れることができればすばらしい作品も生まれるかも知れない。

科学者達(科学者に限らず同一の目的をもった集団の多く)の最大の武器は
脈々と受け継がれる蓄積された情報とネットワークだからね。
作家が同じようなものを持つことができれば面白いことになると思う。
まあ、デメリットも多いだろうけどね。

山本のような閉鎖的、独善的な作家には無理な話だろうな。
478名無しさんsage:2003/12/05(金) 12:56
>>477
そうだね。世界観のパブリックドメイン化はもっと積極的に推奨されていいと思うんだけどね。
クトゥール神話みたいなのが。まあガンダムもそうではあるんだが…

こうした方向に進まないのは作家にも問題あるが、何かと「イメージが壊れる」と騒ぎ立てる読者にも問題があると
思うんだけどね。現実の世界を描いた小説(歴史物とか)でも作家ごとに十人十色の作品ができるのだから、
ヤマトでもガンダムでもそれぞれの作品が出ていいと思うんだけどね。ま、読者にしても作家にしても自縄自縛ですな。

コンピュータソフトのパブリックドメインの概念を小説にも応用してもいいと思うんだけどね。
すなわちこの小説のネタを使い回した小説を書いても訴訟もクレームも起こしません。
ただしその小説は同じようにネタの使い回しを第3者に許可しなければなりません。ってね。

つまりパブリックドメインの小説を元ネタにした小説もまたパブリックドメインになる。
このルールならある小説で構築された優れた「世界観」はさまざまな派生系を生み出す。
似たような世界観をもつ作品が沢山生み出されるのだから、陳腐な2番煎じでしかない作品はあっというまに淘汰される。
こうしてダーウィンズガーデンよろしく、小説の遺伝子たる「世界観」は自然淘汰を繰り返しながら栄えていく。

むかしコンピュータソフトのパブリックドメインが始めて提唱されたとき、「初のパブリックドメイン小説」ってが
出た気もするが、追随者がいなくて単発で終わってしまった。コンピュータソフトでもそうだけど、やっぱりそれなりに
優れたものが現われないと盛り上がらないね。
479名無しさんsage:2003/12/05(金) 13:08
自然科学の場合あくまで「現実」の世界との接点を持っている。これが利点であり欠点なわけだ。
しかし現実の世界との接点とは体系の複雑さや奥深さにとって必須ではない。数学などは
厳密な意味では現実との接点を持たない(まああまり現実と離れてしまうと実用性が皆無なので
研究する人間があまりいなくなるという面はあるが)。

哲学おなじなんだが、共通の基盤の構築に失敗してしまってあまりめざましい成果を生んでいないのは
残念なことだ。何か一つ拠点をつくってその周辺をみんなで開拓すればいいのに、
ある人間がある拠点を築くと別な人間はわざわざ全く異なる拠点を築こうとする傾向がある。

別にそのやり方も悪くないんだけど、それのやり方*しか*しないというのが問題なんだけどね。
これは宗教や小説も同じだね。残念ながらこのやり方をとる分野は発展性に乏しい傾向がある。
480名無しさんsage:2003/12/05(金) 18:31
だから何が「勝ち」で何が「負け」なんだ?
481名無しさんsage:2003/12/05(金) 18:33
>>480
だから山本に聞けってw
482名無しさんsage:2003/12/06(土) 12:01
山本信者は山本には聞けないのです。
483名無しさんsage:2003/12/06(土) 14:17
>>480
何が勝ちで何が負けかを他人に決めてもらわないといけないと考えているのなら
あなたは根本的に「負け」です

勝ち負けを客観的に判断できる事象でないと伝えたいのなら
表現力不足のため「負け」です
484名無しさんsage:2003/12/06(土) 14:24
ま、結局どれぐらい遠くまでイマジネーションの翼を広げられるかって話なんだけどね。
それが「科学者(たち)>作家(個人)」なわけだよ。
これは仕組みの違いなんだからどうしようもないわけ。いくら個人ががんばってもね。
で、小説の創作活動も自然科学のように体系を共有してもいいんじゃない?って話をしてるんだけどね。

まあそういうことが読み取れず、文章の中に含まれる単語(勝ちとか負けとか)にだけ
反応する人間にはこういう話に参加するのは難しいだろうね。

そういう人間とやりとりしても行き着く所はいつも同じ。「言葉の意味」とか「表現の問題」なわけ。
毎回同じような言い争いをしてて、不毛だと感じないのが不思議だね。
485名無しさんsage:2003/12/06(土) 18:12
>>484
スマン、チョット話がよく分からんので教えて。

その共有って、できてると言えば、できてるよね。
「ワープ」だの「タイムマシン」だの「タイムパラドックス」とか、最初は誰かの
アイデアだったものを皆で共有してるから。
ある世界観を元に複数の作家が書く、はペリー・ローダンがそうだよね。
スタートレックやスターウォーズもそんな形で沢山出てる。
SF以外なら、007があるね。フレミングの死後、何人かの作家が書いてる。
まあ、これは世界観どころか主人公を受け継いでるけど。

こういうのとは別のこと言ってるの?言っとくけど煽りなんかじゃないよ。
分かるような、分からんようなもどかしい気分になったんで。
486名無しさんsage:2003/12/06(土) 18:19
>>485
んーそうだね、その話でいうなら「中間がない」って感じかな?
ワープとかタイムマシンってのはすごくベーシックだよね。
またスタートレックとかのシリーズものは逆に上の方までピッタリ同じだよね。

自然科学や数学は上から下までそれぞれのレベルで共有していたり
分岐していたりして豊かなツリーを作っていると思わない?
一方SFは根本とてっぺんだけが茂った木のようではないかい?
487名無しさんsage:2003/12/06(土) 18:39
あとは…他人の作品のアイディアの「いいとこ取り」が行われない点だね。
下手すれば盗用で訴えられかねない。一方自然科学とかは出典を明記すれば
他人のアイディアをいくらでも流用できる。というよりそれが推奨されている。

オリジナルのアイディアを尊ぶのは当然だが、尊ぶことと独占することは違うと思うんだけどね。
他人のアイディアを流用したからといっても所詮その料理の仕方が下手で二番煎じでしかなければ
売れないわけで、その意味ではむしろ流用を奨励しても足りないぐらいだというのは言い過ぎかね。
488名無しさんsage:2003/12/06(土) 18:46
ま、結局いいたいことは、今のような形もあっていいが、別な形もあっていいと思うんだよね。
コンピュータソフトウェアの世界でもオープンなものとクローズドなものが並立している。

共産主義と資本主義のように人間は両極端の考えを好む。そして長い時間かけて試行錯誤の末、
バランスのいい中間点を見つけ出す。共産主義は結局衰退しつつあるが共産主義があればこそ
資本主義側がたゆまぬ自己改革を続けて生き残ったといえる。

小説も正反対の価値観をもつ集団が並立してもいいと思うんだけどね。
489名無しさんsage:2003/12/06(土) 19:23
小説などのエンターテインメントも、別に作家の個人作業だけではなく
連綿とした過去からの積み重ねの上にあるわけだが・・・

「SF」とか「ミステリ」とかいうジャンルから、その中の
「サイバーパンク」「ハードボイルド」と言った小区分、
果てはガジェットの数々。

他人の作品のいいとこどりなんてザラなんだけどなあ。
490名無しさん:2003/12/06(土) 19:40
>>489
この話題になると思い出されるのが山本の「アルマゲドン」批判なんだよねぇ。
山本はこの映画の安直なお約束の多用ぶり「のみ」をもって駄作扱いしていたわけだ。

だけど、お約束を多用することで逆にわかりやすくなる場合もある。
お約束の多用そのものは、別に否定されることじゃないと思う。
(この際、「アルマゲドン」の出来がどうかとかはおいといて)
491名無しさんsage:2003/12/06(土) 20:30
>>489
> 他人の作品のいいとこどりなんてザラなんだけどなあ。

だーかーらーそれが連綿と緻密に積み上がってないんだよ。疎なわけ。スカスカ。
といよりも積み上がってる内に入らないね。これを同じだというのは森林と生け垣が
どちらも木が複数あるから同じだというようなもの。森林は単に生け垣の大きなものでは
ないのだよ。そこには独自の生態系が生まれる。数が増えると物事は性質が変わるのだよ。
1倍と1万倍は数が違うだけではない。
492名無しさんsage:2003/12/06(土) 20:37
そもそも区分というのはアイディアなのか?生物学でいえば動物の分類だけして
それを何も研究しないようなものだ。それならあれは「犬」だ、これは「猫」だといってるだけで、
生物学でも何でもない。

例えばある作品で描かれているアイディアに不備や矛盾があった場合、その改良版的な
アイディアが他の作家によって出されたり、ある作家の提示したテーマを別の作家が
さらに掘り下げたり、という事がもっとあらゆるレベルで行われるべきなのだよ。
たかだか「列挙できる」ぐらいの数ではちょっと…ね。例えば自然科学ではこうしたことが
日常的に行われるが、だれも列挙しようとは思わないだろ?その「数の違い」がひいては
「質の違い」を生み出しているのだよ。
493名無しさんsage:2003/12/06(土) 20:46
>>490
あと「同じような作品」という批判も現在の価値観の下では正しいが、それが常に正しいのかを
疑ってみるべきだと思うね。まるで自然科学でいえば「相対論」や「超ひも理論」などのように
画期的な理論でなければ、それ以外の研究成果はすべて「駄作だ」というようなものだ。
すべての作品が既成概念を覆すような画期的作品でなければならない、といっているようなもの。

これは足場を組み上げずに一気に高所を目指すようなものだ。自ずと登れる高さはたかだか知れてる。
小さな歩みを積み重ねるというのをなぜか評価しないんだよなあ。
494名無しさんsage:2003/12/06(土) 22:06
>491

単に「生態系」が見えていないだけではないのか?
過去の作品の影響の下に、新たな作品が作られる。
デジタルに「どこがどう繫がっている」と言える物ではないが
それでも尚連綿と積み重ねられてきている。

それが「文化」ってもんなんだけどね。

まあそういった、ごく当たり前のことも判らず
「勝った」「勝ってない」と訳のわからないことを言っているようでは
山本レベルだぞ。
495名無しさんsage:2003/12/06(土) 22:11
>例えばある作品で描かれているアイディアに不備や矛盾があった場合、その改良版的な
>アイディアが他の作家によって出されたり、ある作家の提示したテーマを別の作家が
>さらに掘り下げたり、という事がもっとあらゆるレベルで行われるべきなのだよ。
>たかだか「列挙できる」ぐらいの数ではちょっと…ね


いや・・・ごく当たり前に行われているんで一寸列挙できない位なんだが・・
もしかして、余り小説自体読まない人?

アイデアを流用すると盗用と言われるとか前に書いてあったけど、
そんなことは無いしなあ。
「全く同じ描写」をすればそれは非難されるが、こんなのは
論文の盗用と同じことだろう。
496名無しさんsage:2003/12/07(日) 03:46
>>494-495

影響?そんなあいまいな言葉でしか表現できないわけだよね。つまり幻だよ。
文化?そりゃあ所詮は人間がやることだから何らかのつながりはあるだろう。
それならあらゆることはつながりがある。つながりがある/ないという評価を
無意味になるまで閾値を下げれば何でもつながりがあることになるだろうよ。

勉強がよくできるか否かの閾値を限りなく低く設定すればすべての子が
勉強がよくできることになってそうした評価が無意味になるのと同じだ。

こういう無意味な方向に話をもっていくのが好きだね。普通は無意味な方向にいかないように
気をつけるものだけどね。

>まあそういった、ごく当たり前のことも判らず
>「勝った」「勝ってない」と訳のわからないことを言っているようでは
>山本レベルだぞ。

だから、そういう風にしか捉えられないあんたの方が房なんだよ(w
497名無しさんsage:2003/12/07(日) 03:48
>>495
> 「全く同じ描写」をすればそれは非難されるが、こんなのは
> 論文の盗用と同じことだろう。

まったく違うね。極端な話出典さえ明らかにすれば他人の論文をそのまま丸写しにしてもOKだよ。
ただしそんな論文を誰も読まないだけ。
498名無しさんsage:2003/12/07(日) 03:55
>>495
> いや・・・ごく当たり前に行われているんで一寸列挙できない位なんだが・・

まるで「UFOの存在する証拠は沢山ある!」といっているようなものだね。
これも上の話と同じ。信憑性の閾値を限りなく下げれば「信頼性の高い証拠」は
どんどん数が増えていく。

> もしかして、余り小説自体読まない人?

山本信者の十八番だね。「自分と意見が違うのは相手の方の知識が未熟だからだ!」
499名無しさんsage:2003/12/07(日) 04:13
こういう人間は一つの物の見方しかできず、自分の物の見方が常にもっとも優れている、と考える人間なのだろう。
例えば総合学力で10教科トータルで1000点満点として800点の人間と200点の人間がいる。
両者の学力の差は歴然としている。これに対してよくある批判が、800点の人間はどの教科も80点
前後の当たり障りのない点数しかとっていない。一方200点の人間は得意な科目だけ100点で
あとはすべて0点だ。この特定の科目だけ100点をとる実力が評価されないような評価方法は無意味だ、と。

まあそれはそれで一理あるのだが、総合得点はそれなりに一面の真実を伝えている点に注意しなければならない。
それは一つの重要な評価結果なのだ。問題は総合得点のみだけの評価や突出した得点だけの評価といった
どちらか一方しか評価しないことであって、個々の評価方法はそれぞれの真実を伝えている。
だからしばしば行われる「どちらがいいのか?」という2択の議論はそもそもテーマがおかしいんだけどね。
2つは別な側面からものを見ているのだからどちらが優れているというものではない。身長と体重のどちらで
体格を評価すべきかを議論するようなもので不毛だ。もちろん評価の目的が限定されれば--例えば
バスケットで有利な体格とか--何が正しい評価かという議論もあり得るが、ね。それなしでバスケでは
身長が重要だから体格の評価は(バスケに限らず)すべて身長で行うべきとか、すもうでは体重が大事だから
(すもうに限らず)すべて体重で行うべき、という水掛け論が多い。
500名無しさんsage:2003/12/07(日) 05:58
ものの考え方が房は整理できないんだよなあ。

A)イマジネーションの能力
B)個々のアイディアの数とそれぞれの結合の密度

この2点においてSFと自然科学は

a)両者(SFと科学)に優劣をつけられるなんらかの観点が存在するか
b)差があるとしたらどれくらいか
c)その差に相関(AとBとの相関)はあるか

の3点なんだけどね。

a)について優劣の度合いが小さいとか、別な観点から見れば優劣が逆転するとかは
この場合問題ではない。a)とb)からc)の相関が見いだされれば一つの事実を表しているといえる。
もちろんそれが必ずしも因果関係を成している保証はないが、世の中の出来事は大抵保証のないものだ。
誤った考えを過度に恐れると結局何も考えが進められないのだ。山本の掲示板なんかはその典型だね。

ある主張に確固たる根拠や論拠があるにこしたことはないが、それは必ずしも必須ではない。
科学でも提示されて間もない理論などはまだまだ穴だらけだ。単なる考え落としの穴もあれば、
穴を承知で提示されることもある。むろんそれに対して何処にどんな穴があるかを示すことは
有益なことだが、穴がある=欠陥で評価に値しない、ということにはならない。(もちろん穴がない
理論の方が高く評価されるのは当然だが。)それらは将来ふさがれる可能性があるし、「穴」として
提示されることでその部分の研究が進むこともあるからだ。

山本や山本板の住人はこの点を分かっていない。相手の主張を価値のないものと断ずる意図が
先ずあり、そのために相手の主張の「穴」をくまなく探す。ひらたくいえば「あら探し」なわけ。
その背景には「考えたくない」という欲求があるのだと思うね。だから「もう考えなくていい」理由を
一生懸命考えるのだ。保留にしておくというストレスに耐えきれず「処理済み(=トンデモ)」のハンコを
押してさっさと目の前から片づけたいのだ。実に原始的な行動原理だ。
501名無しさんsage:2003/12/07(日) 06:19
掲示板でも何かとあら探しをする人間が多い。彼らは「文字として書かれたものは
100%真実でなければならない」という強迫観念を持っているかのようだ。
ちょっと考えればわかるがこれは「文字(活字)として書かれたものは真実である」という
盲信の対偶に過ぎない。つまりおなじように盲信しているのだ。

世の中にはさまざまな理論や主張がありそれぞれさまざまな信憑性をもっている。
この混沌とした複雑さは文明の発展に必要なものなのだが、この複雑さに耐えきれない
人間も多い。「もっと考えることを減らしたい!」「信憑性の低い理論に煩わされたくない!」という
短絡的な感情から『正しくない』考えの糾弾や弾圧を始めるわけ。その代表が山本だね。
この複雑さに人間は耐えなければならないのだ。まあ耐えなくてもいいがそういう人は自分一人だけで
静かに思考停止していればよいのだ。全員が自分と同じように思考停止すべき、というのは
独善以外の何者でもない。
502名無しさんsage:2003/12/08(月) 03:27
あらためて神沈を読み返してみたがこれほど支離滅裂な茶番も珍しいな。

妹は最後に、人間はこれまで神なしでやってきた。法律や正義や愛という概念は皆人間が作り出したものだ。
神という概念は幻だったかもしれないがそれを生み出した思い、正しく生きたと願う人間の思いは本物だ、と
結論する。

お説ごもっとも、というか何を当たり前に事をいってるの?って感じだ。そもそも前半でさんざん宗教家の
主張「神が実在するか否かいなど大した問題ではないのです」に、「とんでもない!これが一番の
要なのにそれがどうでもいいとはどういうことなのだ!」と憤ってたのこの人は忘れちゃったのかな?

結論は既にこの部分で出てるんだけどね。宗教家の「神が実在するか否かは問題ではない」は妹の
最終結論そのものだ。ヤハウエが実在するから人々がキリスト教を信仰するのではない。キリスト教の
教義に妥当性を見いだす人々が多いからキリスト教は多くの人に信仰されている。ここにヤハウエが
実在するかしないかという問題は、まさにたいした問題ではない、のだ。

妹はイザヤベンダサンが偽ユダヤ人であるという点を彼の著作物の信奉者にぶつけるが「著者が
ユダヤ人か否かなど問題ではない」と言い換えされてあきれる。これもまた同じだ。著者が誰であろうと
著作物の内容の評価はそれに左右されない。

つまりこの神沈という小説は、変な思いこみ(「神が実在するか否かは大問題である」「イザヤベンダサンが
偽ユダヤ人であるのは大問題である」など)を持っていた(山本のような性格の)妹が、「神が実在
しようがしまいがキリスト教の正しさにはつゆほどの影響もない」「著者がユダヤ人でもその著作物に対する
高い評価は揺るがない」と、長い長い苦労の末”悔い改める”物語だということでいいのかなあ。

お、この解釈なら神沈が好きになれるかも知れないよ。結局神沈は山本の日頃の妙なこだわりが
無意味なことを懺悔する小説だったのだね。もし万が一そうでないなら、この小説の主人公である
和久優歌はその創造主たる山本弘よりもずっと賢い。被創造物に軽蔑されないように山本も
いっそう精進することだね。すなわち優歌曰く「自分の小説から著者も学んだ方がいい」。
503名無しさんsage:2003/12/09(火) 13:46
この小説の致命的な欠陥は「神はコンピュータシミュレーションしないと人間を創造できないのか?」という点かも知れない。
人間とコンピュータの関係を考えれば、コンピュータの出来ることは基本的に人間にも出来る。単にコンピュータの方が
単純な処理については処理速度が速いから人間はそれを利用しているに過ぎない。

この小説の「神」と「神の使っている量子コンピュータ」の関係ははなはだ曖昧だ。小説の中で兄がちょっと説明しているし、
現実の山本も掲示板で説明しているが、うまく説明できていない。説明できないのも当然で、実は矛盾だらけだからだ。

この小説の設定では「神」が「量子コンピュータ」を使っていると考えなければならない必然性など何もないのだ。
例えば「神」の頭の中の出来事ということにしても何の矛盾もない。「神」がある昼下がり、暇つぶしに「知性とは何か?」
をあれこれ考えている場面を想像してみるがいい。その神の頭の中の一瞬の思考が我々の世界なのだ。

ところが山本にとってはこの設定は気に入らなかったようだ。なぜかコンピュータを使うことにこだわる。
まあそれは山本の好みだからとやかく言わないが、そのために導入した理由付けがことごとく失敗しているのが
見るに堪えない。

我々が今使っているコンピュータではとてもこれだけの処理は出来ないという。
そして量子コンピュータならできるかもしれないという。
しかし量子コンピュータでさえサイズが地球規模でないとだめだろうという。
しかもそれをもってしても計算には膨大な時間がかかるという。
しかし神の感じる時間は人間に比べてゆっくりとしているから問題ないという。
そんな神なら量子コンピュータなしで手計算なり暗算なりでも出来そうなものだ。
ところがこの神は超越者ではなく我々と同じようなよその宇宙の生物だからそれは無理だという。

なんというご都合主義。というか支離滅裂といった方がいいだろう。ではどれくらい神は長寿なのか。
神のコンピュータの計算能力はどれくらいを想定しているのか。そういう設定があって始めて、
ここまでは我々の宇宙と同じ物理法則の通用する世界でも可能、これ以上は不可能、ということがいえる。
これこそがSF考証ではないのか?

地球サイズの脳を持つ生物(=「神」)は我々の正解の物理法則の下で存在可能だという。
一方地球を中心とする半径一光年の宇宙を暗算でシミュレートすることはその生物にも不可能だという。
だから量子コンピュータを使っているに違いないという。

読者はこうした「設定」を何の説明もなく目の前に放り投げられる。「ははー。左様でございますか」と
ひれ伏すしかない。こんなに読者を馬鹿にしたSFも珍しい。

結局、山本は神がどういった生物なのかの設定を一切していないのだ。この手抜きが神の能力や
神が量子コンピュータを使っているという説明を説得力のない空しいものにしている。

地球規模の脳をもつ「神」とはどんな生物なのか。地球規模の脳をもつ生物が闊歩できるほど巨大な
惑星に住む巨大生物なのか。それとも惑星の全生物がネットワークで結ばれた集合意識が神の実体なのか。
あるいは惑星と惑星が重力によって通信しあうことによって思考をしている小宇宙規模の生物(?)なのか。
そしてこうした「生物」はこの宇宙の物理法則に反しない形で存在可能なのか。新たな架空の法則を導入する必要は
ないのか。

こうした考証を山本は一切放棄している。山本の言葉とは裏腹に、山本にとっての神とはやはり我々の
宇宙の物理法則を超越した存在であり、考証可能な範囲の外側の存在のようだ。
504名無しさんsage:2003/12/09(火) 20:38
神の正体はハスターなんじゃないの?(藁
505名無しさん:2003/12/10(水) 01:08
>>501

だから自分の興味のあるモノ以外を考えなきゃいけない様な事態に陥らせる発言
ってのは、直ぐに反感買うのかね?

今回の匿名希の場合なんかもそうじゃない?

単純に匿名希が悪い。って事にして、そこで思考停止させようとしてるのが見え見えなんだが
確かに匿名希も悪いが、悪いのは匿名希だけか?と思うぞ
もっとその先を考えろよ。無理か?あそこの住人には?
506名無しさんsage:2003/12/10(水) 03:14
>>505
いやーホントマジで思うよ。あの掲示板の住人は「考えなくていい理由を一生懸命考えている」と。
そんなに無理しないで考えられる限りのことを考えた方が楽だと思うんだけどね。所詮人間の考えられることなんて
たかが知れてるんだから、せめてその範囲でめいっぱい、考えることが無くなるまで考えるのがいい。

考えるのを苦痛に感じるのは、「はやく結論を出さないといけない」と思うからだと思うんだよね。
いったい何をそんなに焦っているのやら…

「もうこの問題の答えは出た。さあ次。」と、片っ端から仕事のように片づけていくのが「進歩」だとでも思っているのかね。
いくら量を片づけたところで仕事が雑じゃあ何にもならないのだが…。それにこの仕事に締め切りはないんだよ?

山本板にしてもNOVA板にしても議論というものを「相手を説得するもの」と考えている人が多い。
もちろんそういう議論もあるが、そうでない議論も沢山ある。相手は納得しなくても自分の中で真実を発見すれば、
それはそれで収穫なのだが…。なぜか誰も彼も、相手も納得しないと気がすまないようだなあ。
大体掲示板でしか知らない見ず知らずの人間を力任せに説得して何か得があるのだろうか。
特に利害関係があるわけでもなし。
507名無しさんsage:2003/12/10(水) 23:21
ttp://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1069720268/l50
の411。税金不払いによる政権奪取作戦だって。
508名無しさんsage:2003/12/11(木) 06:49
>>507
よくわからないがザイナスティアってカルト団体があって、そこの教祖だか幹部だかがすでに
税金不払いによる革命を提唱しているってこと?
509名無しさんsage:2003/12/11(木) 11:50
http://homepage3.nifty.com/writersgym/occult2.html
「神の実在論」の生ぬるさ

あの小説を読んで感じることは皆同じのようだ
510名無しさんsage:2003/12/11(木) 12:15
>>509の部分でちょっと面白いと思ったのは「(全能の)神は神自身を作れるのか」ってとこ。
そもそも「神」はどうやって誕生したのか。無から有を生み出す全能な能力をもって自らを生み出したのか。
量子論は無から有を生じることを認めているがそれさえ(物質+エネルギー)の平均値は一定だ。

作中で神はどうやって生まれたのかと問われた兄は「この宇宙の存在でないからそんな問いは意味ない」と
逃げている。その一方で神は我々と同じ物理法則に支配されている(光の伝搬速度によってコンピュータの
サイズや処理速度が制限される等)という前提で神を分析し始める。

山本自身、掲示板で「神は別な宇宙の知的生命体」と説明しているから、やはり「我々の宇宙」では
ないにしても「別な宇宙」に存在する生き物なのだろう。そして別な宇宙もまた我々の宇宙と同じ物理法則が
通用している(物理法則の普遍性)。

それならば何も「我々の宇宙の存在」でないからといってその出自に関する問いかけが無意味とは思えないのだが…
この辺の兄の言動は、宗教家やオカルトさんが懐疑論者に突っ込まれてのらりくらりとごまかしている状況とそっくりだ。

この小説は幼くして両親を亡くした兄妹が、さまざまな紆余曲折の末、あらたな新興宗教を始める、という話で
いいのだろうか。そうなるとこの小説の大部分は妹が2033年から過去を振り返って記した文章だ。彼女は
兄の主張も人々に徐々に受け入れられ始めている、と書いているが、これも額面通り信じることができなくなる。

「多くの人々に支持され〜」「どこそこの権威ある研究期間も我々の説を支持」とか我田引水を繰り返すのは
オカルトさんや宗教家の常套手段。2033年の時点でもおそらく兄の説はオカルト扱いされ、妹の書いたこの
本も本屋の「ニューサイエンス」の棚に並んでいることだろう。
511名無しさんsage:2003/12/11(木) 12:45
ところで「兄」はなぜこんな妄想に捕らわれてしまったのだろうか。ヒットゲームを開発し前途有望であったはずなのに。
もしかしたらそのプレッシャーが逆に兄を追いつめてしまったのかも知れない。ドーキンズガーデンの開発作業の
激務で兄は次第に精神を蝕まれていった。ゲームのキャラクターを絶滅させることに罪悪感を覚え悩み始めていたことからも
このころ既に変調を来たしていたのは明らかだ。

常人でも愛着のあるゲームのキャラを殺してしまうのはためらわれるものだ。自分が同じ立場だったらと感情移入
してみることもたまにはある。しかしこの頃の兄はそんなレベルではない。自分の両親の死というトラウマとだぶり、
開発を断念しかねない所まで追いつめられている。結局はそういった自分の精神状態を無理に押さえ込んで、
ドーキンズガーデンを完成させるのだが、おそらくそれでいっそう病状が悪化したと思われる。

さらにいえば2大ヒット作を生み出したという過去が、兄にプレッシャーを与えていた可能性がある。次のゲームの
アイディアが思いつかない。しかし世間も会社の上司も前2作以上のものを期待している。その期待に応えなければならない…

そんな中で兄はUFOを目撃する。このUFOが幻だったのか本物だったのかは分からない。デジカメで撮ってあるから
妄想ではないらしいが、この時代この程度の合成写真は誰でも作れること、兄もその技術をもっていることは作中で
明らかにされている。妹は「兄はそんなことをする人間ではない」といっているが、それは兄の精神状態が普通であることを
前提としている。

仕事上の極限までのストレスが兄に幻覚を見せ、それがさらに「自分がそんな非科学的なものをみるわけがない」という
思いと結びついて逆に「科学的な物証=デジカメの写真」の捏造に突き進んだのかも知れない。ウソをつく人間は終いには
自分のついたウソを真実であると信じ込んでしまう。兄もきっと最初は「自分のみたUFOを人に伝えるために合成写真を
作ろう」→「お、うまくいった。みればみるほど俺がみたUFOとそっくりの写真が出来た」→「はたして素人の俺にここまでそっくりに
合成写真が作れるものだろうか」→「もしかしたらこれは俺が作ったのではなくUFOの意志によって作らされたのではないか」→
「それならこの写真は合成写真と呼ぶべきではない」こんな具合に一人静かに狂っていったのだろう。

妹の方の妄想は証拠すらない。空から落ちてきたボルトはどこでも変えるものだし、MIBに会ったという事実を証言してくれる
人もいない。前途洋々だった兄が精神を病み世間から攻撃されている状況。彼女もまた大きなストレスを抱えていた。
そんななかで彼女が絶妙なタイミングで兄の説を支持するような体験をする奇妙さ。多分彼女の願望が幻を見せたのだろう。

作中では月に人の顔が現われたり空から人間の子供が降ってきたりと、この兄妹以外の証言によっても検証可能な超常現象も
起こってはいる。しかしこの本が妹によって書かれたことを忘れてはならない。例えばUFO信者が「世界にはUFOの実在を示す
これだけの事件があります」と語っているようなものなのだ。妹が紹介している事件の説明は確かに現実に起きた事件が核にあるのだろう。
しかしその説明が正しく現実に起こったことを伝えているとは限らない。単に妹がそれを認めていないだけで、すでに科学的に解明
されているかも知れないのだ。

この本はSFとして読む本ではない。神のシミュレーションについて書いた本でもない。単に十把一絡げの平凡な
トンデモさんの人生とその著作物をシミュレーションしただけの本だ。
512名無しさんsage:2003/12/11(木) 13:06
そして最大の問題。「この世界は神のシミュレーションだった」という証明はどこにあるのか?
作中では兄が「証明できた」といい、その妹が「兄はいい加減なことをいう人ではないから信じる」という。
これで終わりである。よしんば証明が高度に専門的すぎて妹には理解できないものだとしても、なぜ他に
「その証明は確かに正しい」と証言してくれる人物が登場しないのだろうか。

こんなニューサイエンス然とした「布教」活動のための出版などせずにどこかの研究機関に支持を仰ぐなり、
学会で発表するなりすればいいはずなのだ。何しろ「科学的に証明できた」のだから、科学的なものに対しては
科学者達はどんなに自分の価値観に反していても無視することが出来ないはずなのだが…

兄以外の誰にも理解できないほど兄の理論は高度なものなのか。しかしある人間以外に理解できない理論なら、
それを科学的な理論とはいわない。「科学的」の中には「他者にも検証可能であること」が含まれているのだから。

それとも「公表するとあまりにも世界に重大な影響を与えるため」に公表できないのだろうか…これではオカルトさん
そのものだ。決定的証拠があるといいながら、それを発表するのは危険すぎるという。それならそもそもそんな
布教活動をしなければいいと思うのだが。
513名無しさんsage:2003/12/11(木) 13:15
きっとこの兄妹は自分たちの布教活動に早晩行き詰まりを感じ、やがて過激な行動にでることだろう。
すなわち「占星術家の存在が神のシミュレーションを乱している!」と。

2034年某月某日の出来事

都内で有名占星術家宅に対して破壊活動を行った罪で、2人の人間を現行犯逮捕。2人は兄妹。
事情聴取に対して兄妹は「神のシミュレーションを止めてはならない。もう火星など存在しない。」などと
分けの分からない言動をしているという。占星術家をねらった同様の手口による犯行が相次いでおり、
余罪の追及を行っている。男の方は20年前にベストセラーを生み出したゲーム作家。しかしその後はヒット作に恵まれず。
通院歴のあり。
514名無しさんsage:2003/12/11(木) 14:42
山本はテンプレを嫌うそうだが、物語の終盤、サイバーウォーでまっさきに「原子力発電所」に攻撃を仕掛けるというのも
なんだかありきたりのテンプレの気がするけどなぁ。考えてみれば分かるが工場にしても原子力発電所にしても中枢の
制御部分は外部とのネットワークから切り離されている。外部からの直接的な破壊活動不可能なのだが。

たとえばリモートメンテナンスという機能がある。外部から内部の機材の自己診断や必要ならプログラムの
アップデートをする機能だ。まあWindowsUpdateもこの一種といえよう。この機能の導入は(WindowsUpdateもそうだが)
セキュリティ上の弱点になるので非常に慎重に行われる。というよりも行われ*ない*。原発や工場の制御コンピュータなどが
こんな口をあんぐりあけているわけがない。

小説でよく出てくるこうしたハッキングは現実には無理なのだ。ハッキングできるのは外部との接続をもったコンピュータだけだ。
あえてこころみるならシステムを管理してる「人間」をだますしかない。実際、コンピュータのセキュリティ対策としては
人間を含めたシステム全体のセキュリティを対象としている。いくら強固なコンピュータでも運営している人間が騙されては
何もならない。

実際むかし行われたハッキングコンテスト(現在でも行われているが)では、「上司の名を騙ってパスワードを聞きだす」という
人間的な手法が試みられた。多くのハッカーがOSのハッキングに精を出しているさなか、発信元を偽ったメールがコンテスト
でハッキングの対象となっているシステムの管理者に届いたそうな。「どうやらコンテストに使っているコンピュータの
パスワードが漏れてしまったようだ。確認したいからパスワードを送ってくれ」と。

この話の面白い点は主催者側はこの手法を予測していた点。上司と担当者の間で事前に合言葉を決めており、
その合言葉がなかったため偽のメールだと分かったそうだ。さすがハッキングコンテストを主催するような人間は、
一枚上手だったというところだ。しかし一般の会社のシステム運営者が常に「一枚上手」である保証はない。むしろ
彼らはハッキングに関して素人同然なのだ。

話は戻るが、ハッキングの標的とするなら、外部に口をあけているシステムを狙うしかない。外部に口をあけているというと
多くの人間がWebサーバを思い描くが、そんなものより重要なものがある。ネットワークのルーティングを維持している
システムそのものだ。インターネットは固定したトポロジーを持つシステムではないから、データをどういった経路を使って
配信すればいいかという決定は割と複雑な仕組みで決定される。これを狙えばいい。しかも力任せに大量のデータを
送りつけて過負荷を狙う手段は依然として効果的だ。

むろんこうしたシステムは人間が常時監視しており状況に応じて人間が対策をとることができるが、逆に言えば
人間でないと対応できないということ。対処している人間の能力を上回る形で相手を翻弄すれば対応は後手後手に
周り、ネットワークは全面停止とはいかずとも大幅にパフォーマンスが低下し、利用不可能となるだろう。

今日でもインターネットが1日使えなければ企業は大きな損害を受ける。ネットでの注文は停止し、他社との
メールでのやり取りも停止する。そんな状況が何日も続けば企業は無視できないダメージを受け、株価が下落、となる。
まあセキュリティ専門会社とかの株は上がるかもしれないが。

また企業を狙うのならNTTやその他のISPのシステムが効果的だろう。なにしろ携帯のメールサービスはサイバーテロが
起こらなくても何かとダウンするのだからね。

攻撃に備えて守りを固めているところを攻撃するのはおろかな戦術だ。何しろあの設定ではサイバーテロの危険性が
現実のものとして問題視されている世界なのだから、原発などの重要施設に関しては守りを固めているだろう。
容易に防御できない部分、一つ一つは重要ではなくても数が多く守りにくい部分、即効性はなくてもじわじわと
影響が広がっていく部分を攻撃対象に選ぶべきだ。

まあここまでいかなくても、せめて証券取引所を第1の標的にするぐらいはしてほしいところだ。
「サイバーテロ→標的は原子力発電所」というのはあまりにも短絡的ではないか。
515名無しさんsage:2003/12/11(木) 15:01
あと思いつくサイバーテロの方法はやっぱりWindowsUpdateを騙して日本中のWindowsマシンに
偽のパッチをダウンロードさせることだろうな。URLと相手のサーバを変換しているDNSシステムはそれほど
強固なものではない。WindowsUpdateはURLの他に電子署名を用いて相手の特定に関する信頼性を
保障しているが、電子署名の照会自体もDNSを利用しているので両方を騙せば案外可能だ。

電子署名自体は偽造できなくても、あらたな電子署名を作って「これがMicrosoftの新しい署名です」と
いってしまえばOK。これを行うとWindowsは「電子署名が変更されているが更新するか?」と人間に確認を求めてくるが、
多くのWindowsユーザーは何も考えずにYESを押すだろう。すると新たな電子署名をWindowsはMicrosoftのものだと
受け入れ、その署名が書かれている偽のWindowsUpdateのパッチを実行し始める。
516名無しさんsage:2003/12/11(木) 15:30
この「アイボリー」の開発者の和久良輔って、ソニーのアイボの開発者かつ今はなきソニーエスパー研究室の重役かつオカルトさん(?)の天外伺朗がモデルなのかな。
517名無しさんsage:2003/12/11(木) 15:32
ちなみにURL
http://www.mahasamadhi.jp/tenge.htm
518名無しさんsage:2003/12/11(木) 23:07
ウィンドウズを搭載した銀行ATMに初のウイルス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000005-wir-sci

うーむ、なんか洒落にならないな。ATMがインターネットに直結されているはずがないから、内部のネットワークから
感染したのだろうが…ATMそのものネットワークと社内LANが分離されていないのか?!社内LANは周知のように
直接的にも間接的にもインターネットなどの不特定多数のネットワークに接続されているから、ウィルス感染の
可能性はある(というかしばしば感染する)。しかしATMのネットワークは切り離されていないのだろうか…

まったく分離されていないはずはないから、両者を結ぶゲートウェイ的なコンピュータもWindowマシンで、それが感染してしまい、
それを通じてATMネットワーク側も感染したのだろうな。

コンピュータにも多様性が必要なんだけどね。一種類の種族ではたった一つのウィルスによって絶滅してしまう可能性があるから。
ぜんぜん洒落になってないな。
519名無しさんsage:2003/12/12(金) 12:37
>>518
システムのセキュリティ関係に関しては年々レベルが低下しているように感じるよ
現役の管理者でOSのコンパイルなんてやったことある人がいったいどれぐらいの比率になっているやら。
初めて使ったOSがWindowsで唯一使ったことのあるOSがWindowsという人も珍しくない。
頑強であることと便利であることを比べたとき便利さを選ぶ人が増えすぎている。

本来なら、末端のユーザが快適に作業できるように管理者が苦労をするものなのに
最近は管理者が楽をすることばかり考えている。
一時期期待したLinuxにしても最近はWindowsよりになってセキュリティーも甘くなってる
本末転倒だとしか思えない。

俺からしたらWindowsとくに95系列はOSじゃなくてアプリケーションだ
しかも、すこぶるできの悪いおもちゃのようなOSもどきだ。

これからもこういった傾向は続く可能性はある。
そうなれば山本の描いた未来図もあながちはずれではなくなるだろう。
無知だからこそ正解を引き当てるかも知れないのだ。なかなか面白いではないか。
520名無しさんsage:2003/12/12(金) 14:58
>>519
> 頑強であることと便利であることを比べたとき便利さを選ぶ人が増えすぎている。

ん〜分からないではないが、昔のシステムが頑強だったのは主として「単純だったから」だよね。
もちろんやみくもに複雑多機能にするのがいいとはいわないが、ずっと単純なままにとどまっていては
進歩がないわけで、俺はいつかは前進しなきゃならないと思うのだけど。つまり複雑さと頑強さを
両立する技術をどこかで学ばなければならない。

> 本来なら、末端のユーザが快適に作業できるように管理者が苦労をするものなのに
> 最近は管理者が楽をすることばかり考えている。

まあこれについては俺は賛成と反対の半々だね。Microsoftがこれほど市場を席巻した原因の一つに、
「誰でも使えるように簡単にした」ってのがある。昔はユーザーがデバイスドライバを手作業でコピーして
DOSのconfig.sysをマニュアルに従って書き換えて…とやっていた。現在はプラグアンドプレイで
ユーザーは何もしなくていい。システム管理者だってやっぱり楽な方がいいだろう。

> 一時期期待したLinuxにしても最近はWindowsよりになってセキュリティーも甘くなってる
> 本末転倒だとしか思えない。

これも俺にいわせればLinuxが強固だといわれたのは、開発者の技術力がMicrosoftより高いからではなく、
Windowsに比べてやってることが単純だったからにすぎない。結局いつかは複雑さの海にこぎ出すことになり、
それがWindowsは先だったということだと思うんだけどね。まあこんなことをいうとLinux信者に激怒されてしまうけど。

> 俺からしたらWindowsとくに95系列はOSじゃなくてアプリケーションだ

これは非常にいいとらえ方だと思うよ。Microsoftが偉大だったもう一つの点は、アプリとOSの境界を無くしたことだ。
これによりアプリ同士が非常に緻密に連携できる。Linuxなどはテキストのカットアンドペーストすらアプリ同士で
完全には統一されていないのでできないことがある(これは現在急速に改善しつつあるけどね)。
そしてもちろんこの戦略はMicrosoftの営業的にも非常に有利に働いた。なにしろOSを知り尽くしているMicrosoft
以上にOSをうまく使ってアプリを作るというのは並大抵のことではないから。

> しかも、すこぶるできの悪いおもちゃのようなOSもどきだ。

まあ、一番Win95とかの過去の遺産を切り捨てたいのはMicrosoftの技術者だろうね。きっと「なんでここまで
互換性を考えなきゃならないんだ。もう心機一転でいいじゃないか!」と嘆いていると思うよ。

> これからもこういった傾向は続く可能性はある。

とりあえずは、必要以上のことが出来るOSをどう扱うかだろうね。
今までは機能が多いに越したことはないし、必要なければ使わなければいいだけと考えられていた。
これからは必要のない機能はあっては困る、という場面が増えていくだろうね。
521名無しさんsage:2003/12/13(土) 11:50
この小説の論評で「主人公が女に見えない。男の方が違和感がない」という声をあちこちで見かける。
珍しく山本を弁護して上げよう。主人公が「女」しかも「妹」だからこそ違和感を感じつつもまだ読んでいられるのだ。
これがオタク然とした野郎だったら「違和感」どころの話ではない。(現実の山本に対するものと同種の)「嫌悪感」が
先だって、とても読めたもんじゃない。山本はそこの所をよく分かっているのだろう。
522名無しさんsage:2003/12/13(土) 11:53
試みに「兄」と「妹」に分裂している性格や役割を一つにまとめてみればいい。
頭が良くて、ヒットゲーム作家、宗教家やオカルト支持者に公然と論争を挑みかかり理詰めで論破する人物。
誰がこんな小説を読みたいと思うものか!w
523名無しさんsage:2003/12/13(土) 11:56
>>522
自分で書いてて思ったのだが、もしかして

  「兄」+「妹」=「加古沢」

なのか?(w
524名無しさんsage:2003/12/13(土) 12:57
>試みに「兄」と「妹」に分裂している性格や役割を一つにまとめてみればいい。
>頭が良くて、ヒットゲーム作家、宗教家やオカルト支持者に公然と論争を挑みかかり理詰めで論破する人物。

ワロタ!
いかにも高卒の頭の悪い山本が妄想しそうなキャラだね(爆笑)。
525名無しさん:2003/12/13(土) 19:45
>頭が良くて、ヒットゲーム作家、宗教家やオカルト支持者に公然と論争を挑みかかり理詰めで論破する人物。

ん、ゲーム作家をSF作家に置き換えると・・・
なんだ。山本が妄想している自分の姿じゃないか。(藁
526名無しさんsage:2003/12/13(土) 22:22
>>525
俺も読んでて思ったよ

兄=妹=加古沢=山本

そっくりなんだよ。
すげーそっくりなんだよ。
気持ち悪いぐらいなw
527名無しさんsage:2003/12/13(土) 23:07
>>526

山本は言ってたわ。神沈は3人の自分なんだって。科学者としての自分(兄)、アンチトンデモとしての自分(優歌)、
他を見下す自分(加古沢)。その3人がせめぎあっているのが神沈なのよ。自分の持つジレンマをわざと残したのね。
実は性格をを微妙に変えてあるのよ。山本は科学者にはなれなかったから、科学者としての自分(兄)の気持ちはよくわからないわ。
だけどアンチトンデモとしての自分(優歌)は尊敬もしていた。でもね、他者を見下す自分(加古沢)は憎んでさえいたの。
528名無しさん:2003/12/13(土) 23:22
しかし現実は、頭が悪くて、売れない自称SF作家、宗教家やオカルト支持者に公然と論争を挑みかかり誤読とでっち上げで論破したつもりになる人物。
529526sage:2003/12/13(土) 23:27
>>527
すげー納得した。

兄が一番破綻していて、妹が気持ち悪くて、加古沢がキャラクターとしては一番まともだと感じる

理由がわかれば、実に見事にはまっている。
他人を見下す山本が一番自然だもんな。違和感が少なくて当然だよな。
530名無しさんsage:2003/12/13(土) 23:47
NOVA板 『神は沈黙せず』について2

>Re: そもそも「実証」などされてませんよね。 White NOVA 2003/12/02 04:07:38

>>超常現象の発生を「個体」に対する刺激と考えたら理屈が合わなかったわけですよね。それを「ミーム」に対する、
>>つまり「集団」に対する刺激と考えれば辻褄があう。そういうことだったはずですよ。
>
> 少し違いますね。
>
>1.「個体」に対する刺激と考えたら理屈が合わない。
> これはそのとおりです。

違うね。「理屈が合わない」といってるのも「兄」一人だ。そう考えて不都合なことはあの小説の中には語られていない。
また「兄」がなぜ「理屈に合わない」と考えたのかもどこにも説明されていない。

「個体に対する刺激と考えると神の行動が一貫していない」というのは理屈にならない。
「神はユニークな個体を育てようとしている」が、神の考えるユニークな個体が人間には想像を絶するものなので、
神の目的がよく分からないだけかも知れないからだ。

例えばダーウィンズガーデンで「ユニークな個体」を育てる遊びに興じるプレイヤーに意図を、育てられているアーフが理解することは出来ないだろう。
それと同じと考えても物語全体のつじつまは合う。

>2.「ミーム」に対する、つまり「集団」に対する刺激と考えれば辻褄があう。
> 「集団」=「グローバルブレイン」とも言ってますが、これはP488に兄の言葉として書かれていますね。
>ただ、厳密には、「辻褄があうかもしれない」という可能性に過ぎません。そして、肝心なことについては、
>兄は「分からない」と述べているんです。

うーん、これも違うと思うな。「兄」は少なくとも自分の考えを確信していただろうね。何しろそのために
愛する子供に殺意を覚えるほどだったのだから。兄が確信していること=正しい事実ではないというだけのこと。

結局、兄の考えを読者に「なるほど、そう考えるのが妥当だ」と納得させる事に山本は失敗しているのだ。

> すなわち、神のメッセージは、「個体には意味がない」が「集団(グローバルブレイン)なら意味がある……かもしれない」です。
>どんな意味があるか、兄が述べていない、あるいは作中で描かれていない以上、「超常現象が神のメッセージである」とは
>証明されたとは言えません。

直接描かなくても説得力を持たせる方法はあると思うんだけどね。単に山本にその技量がなかっただけ。

> いや、むしろ、「神のメッセージ」とは関係なく、「アットランダムに起こる事故、あるいはバグ」という可能性すらあります。
>仮説だけなら、「人類の科学が進みすぎて、神のコンピューターによる処理が追いつかなくなって、神のコンピューターが熱暴走した
>結果の異常事象」という可能性も十分、妥当性を持っていると言えましょう。

いやなコンピュータだねw
531名無しさんsage:2003/12/14(日) 00:31
>Re: そもそも「実証」などされてませんよね。 White NOVA 2003/12/02 04:07:38 超常現象について
>
> 1説(加古沢説)と2説(兄説)のどちらが正しいかは、前の書き込みで見られるように、論理的検証が為されておりません。
> ちなみに、NOVAはあえて選ぶなら、「兄説」を採ります。元々、「人格を持った神が人間を見ている」ということ自体、信じておりませんし(^^;)。
> そして、実は山本さん自身、1説も2説も信じていないでしょう。
>
>1.人格を持った神が、人間を同格に近い存在として認識している。
>2.人格を持った神が、人間を同格に近い存在として認識しておらず、人間の集団の構成するグローバルブレインを認識している。
>
> これに、山本さんの結論である3説(優歌説)を含めると、物語のテーマ理解は完璧かな、と。
>
>3.人格を持った神が仮にいたとしても、人間個人を認識していないし、グローバルブレインが仮に存在したとしても、個々人には理解不能。
>結局、そういう上位的存在を気にすることなく、人間は自分の良心にしたがって生きるべし。
>
> 3説を採るなら、1説も2説も、結論のための叩き台(否定するための説)に過ぎず、そういう結論がある以上、
>1説と2説の論理的検証は、作者の山本さんにとっては、大した意味はないのかもしれませんね。

2.説も3.説も同じに見えるのだが…まあそれはそれとして、せっかく山本が無い知恵絞って考えたネタを
大した意味がないとはどういうことだね? それに結論があればそこに至るプロセスはどうでもいいといわんばかり
(小説の中の世界についても現実の世界についても)。

とうとう「山本は常に正しい」と力説するあまり、山本のやることを否定しだしたね。褒め殺しですな。
それとも、密かにもしかしてアンチに転向したの? それなら歓迎するよw
532名無しさんsage:2003/12/14(日) 00:44
山本が神沈でやっていることを「例え話」で説明しよう。

ミステリーで物語の中盤で犯人Aが怪しいと提示される。それなりにもっともらしい説明を付けてね。
しかし中盤でオチがつくようなミステリーは普通ないから、この立証は後で覆され、真犯人が最後に明らかにされるのだろう、
と読者は期待するわけだ。

はたして終盤で真犯人Bが提示された。それはいいのだが、困ったことに犯人がAではなくBである必然性がちっとも伝わってこないのだ。
Aの用いたとされるトリックもBが用いたとされるトリックもどちらも理にかなっていそうだし、AのアリバイもBのアリバイもどちらも同じぐらい
強固そうに見える。そんななか、名探偵は犯人はBであると力説し、登場人物もなるほどと納得して一件落着とばかりさっさと帰ってしまう。
これが神沈の読後感だね。

こういった展開にするなら、犯人AよりもBが怪しそうだと読者に納得させる理由を考えておくべきだし、それが思いつかないなら
こうした展開を使うべきではない。100歩譲ってそれでも使いたいなら途中で犯人Aが殺されてしまうぐらいの展開にしなければ読者は
この小説をミステリーとは納得しないということ。

この「ミステリー」を「SF」に置き換えれば、それが神沈への評価になる。
533名無しさんsage:2003/12/14(日) 01:32
今日、国家予算ネタの報道で、国債38兆円とかいう話題もあったが、
もし税金不払いで国家転覆したら、こういう借金も棒引き、国債は紙くずな
わけですね。あと年金支給も生活保護も崩壊、弱者一掃はかなうかも
しれないが、国の信用はドン底でやはり経済恐慌状態になるんだろうねw。
534名無しさんsage:2003/12/14(日) 02:03
>>533
山本の経済の知識は幼児レベルだね。税金の無駄遣いだばらまきだ批判されているが、
その恩恵を受けてるのは役人じゃない(ま、多少のうまみはあるにしても)。福祉なら医療関係者だし、
公共事業なら土木会社の従業員だ。銀行に公的資金を使われるのも感情の話なら気に入らないが、
銀行がつぶれて困るのは結局は中小企業。経営者の経営責任を問うぐらいはしてもいいけど、
経営者の給料なんて微々たるものだから、それが経済とかに影響するものでもない。(国民のウサは晴れる
だろうけどね。)

一挙に力任せに効率化したら結局困るのはそういう人たちなんだけどね。これが「改革」が素直に進まない
一番の理由なわけで、新政府ができたところで変わるものではないのだが…もちろん今以上に痛みを享受して
改革に邁進するというなら別だが。
535名無しさんsage:2003/12/14(日) 09:44
>>533,534
結局山本は、今の不況や何やかやがみんな政府の責任だと思ってるわけだ。
「みんなが(主に俺)こんなに苦労しなきゃいけないのは政府が悪いんだ」
単なる責任転嫁でしかないのだが、本人は気づいていない。

今の政府に悪い面が多いのも確かだが、それなりにバランスが取れるように
長い年月をかけて調整されたものだ。
まったく新しいものを作り出してこれより良くするのはなかなか骨の折れる話だ。
今の政府であることで利益を受ける人間が多くいる以上大幅な改革は不可能に近い。

こういうことは世の中の多くの人が理解している。
まじめな話、中学生ぐらいでも大雑把にだが理解している者も多い。
山本にはせめてニュースステーションぐらいは見て欲しいと思うよ。
多少情報のかたよりはあっても、神珍のようなおかしなものを書かずにはすんだだろう。
536名無しさんsage:2003/12/15(月) 17:53
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / 山本弘 [近畿] No.15944 - 2003/12/15(Mon) 14:44 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>
>>・参考文献の『ウルトラQ伝説』はどの部分の参考ですか?
>
> ははあ、それに気がつかれましたか。
> えーとですね、実はある章に4ページに渡る隠しギャグが仕掛けてありまして、そのための参考資料なんです。
>ちなみに、まだそれをすべて解き明かした読者はいません。『ウルトラQ』本編を観ていることはもちろん、
>参考資料まで読んでないと分からないネタも含まれていますので。
> なんで隠しギャグなんか入れたかというと、なんせシリアスで長い作品なもので、書いていて陰鬱でしょうがない。
>途中で書くのがつらくなってきて、気分転換に「いっちょここでお遊びでも入れてやれ!」と思ったわけです。
>もちろん、おふざけだということに読者が気づいたら作品の雰囲気が壊れてしまうので、わざと分からないようにしてあります。
> 別のページにある『宇宙鉄人キョーダイン』のパロディは、気がついた人がいるんですが。

なるほどねぇ。つまり書いてる本人にとっても書き続けるのが辛い”つまらない”小説だったわけだ。どうりで
読み続けるのが辛い”つまらない”小説だと思ったよ。つまり両者の意見は一致してたわけだね。

あきれはてたね。そんな小説を読まされる方にとっては迷惑な話だ。今度から本の帯にでも「これは書き続けるのが辛かった小説です」と
でも入れておいてくれないか?

そしてどうやら俺はこの小説の楽しみ方を間違ってしまったようだね。SFのつもりで読むというとんでもない間違いを犯してしまった。
隠されたパロディを探すという楽しみ方をする小説だったのだね。失敬失敬。これも前書きにでも書いておいてほしいなあ。

>>・表紙は大変分かりやすいんですが裏表紙の「土塊で出来た十字架」には何か意味があるのですか?
>
> 知りません(^^;)。

「神=十字架」というテンプレでしょうなあ。何の工夫もひねりも感じられませんな。

>>あと書き間違いかな?とも思うのですが
>>・『人工無能(P371)』と『人工無脳(P163)』の使い分けについて
>
> すみません、書き間違いです。

その前にさんざん「無能」という単語を書きつづった報いですな。

>>・P303『生保も国民保険も〜』は『国保も国民保険も〜』では? 生命保険は老後の備えの為に入るんじゃないですし。
>
> いちおう大手保険会社もいくつも破綻して、疾病障害保障や老後保障などを受け取れない人が増えている、という設定です。

まあそれはそれとして、この後にいろんなものが破綻して「老後の保障が失われ、何千、何万という老人が未来を悲観して生命を絶った」と
続くわけだが、老人ってのはしぶといものだよ。未来を悲観して自殺するとしたら若者の方だろうね。老人ってのはいろんなことを経験してきてる
分けだから、塞翁が馬じゃないが時がたてば事態が好転することもあると考えると思うよ。まあ目の前の生活に疲れ果てて死ぬと言うことは
あってもね。

>>問題は蘊蓄についてらしいので、アシモフの科学エッセイや、シルヴァーバーグの『地上から消えた動物たち』を
>>読んだことのないSFファンには辛いのかも。
>
> うーん、一見さんを拒否するような難解なハードSFが嫌なんで、科学用語や鍵となる概念にはすべて説明をつけたはずなんですが、
>それでも難しすぎますか?

「難しすぎる」んじゃなくて「つまらなすぎる」のが問題なんだけどね。UFOとかの超常現象の羅列が延々と続く部分が。
537K.Ksage:2003/12/16(火) 12:08
>>536
没頭して読み通しはしたけど、読むだけで根気がいるのに、隠れパロディなんか探すほどの気力の余裕はなかった。
ところで・・・
>>・P303『生保も国民保険も〜』は『国保も国民保険も〜』では? 生命保険は老後の備えの為に入るんじゃないですし。

国保=国民保険=国民健康保険、じゃなかったっけ(思い違いならごめんなさい)。

> いちおう大手保険会社もいくつも破綻して、疾病障害保障や老後保障などを受け取れない人が増えている、という設定です。

国民年金を書いてなかったと記憶するけど(探しなおす気力が…)、これも忘れちゃったのかなあ。
538名無しさんsage:2003/12/16(火) 12:32
>>537
心配無用だ。
山本が年金の仕組みを知ってるとは到底思えない。
539名無しさんsage:2003/12/16(火) 13:27
>>538
厚生年金って厚生労働省員の年金だと思ってたりして‥
540名無しさんsage:2003/12/16(火) 16:10
>>537
山本は国民年金と国民健康保険の区別がついてないんだろうなw
541名無しさんsage:2003/12/17(水) 15:01
日本とコリアのサイバーウォーで様々なシステムが破壊され、AVPのデータも喪失したので500万人以上の人間が
財産を失ったとある。はたしてこれは正しいのか?失われたのは「物」ではないAVPというデータなのだから。
そして「情報」ですらない。当人が自分がこれだけのAVPを所有していたという記憶を持っている限り、情報は
失われていない。単に「情報」の電子的なコピーが失われただけだ。

したがって消えたAVPはAVPの運営者によって補償されるだろう。一般に戦争や自然災害での損害は補償の範囲外だろうが、
この件に限っていえばAVPの運営者側にも損害はない。失われたAVPを補填するのではなく、消えたデータを回復するだけ
なのだから。むろんシステムの混乱によってAVPの運営者は大損害を受けただろうが、それと人々の財産とは関係がないのだから。
(人々の財産を回復しなければAVPの運営者が得をするとか、その逆ではないのだから。)

もちろんシステムの混乱によってこの間の事業取引が滞ったことによる損害はこの限りではなく、実体のある「損害」だ。
しかしそれとAVPのデータが消えることは別な話だ。

またAVPのシステムはは多国籍企業の連合体が母体となって運営しているのだから、世界中にバックアップが存在すると
考えるのが普通だ。日本のデータはアメリカ等のサーバーにバックアップが適時なされているだろう。現実に「物理的に
離れた場所」に貴重なデータをバックアップを置くサービスは存在する。また東京本社と大阪支社にデータを2重化しておくと
いうのは普通に行われる。世界的なシステムであるAVPがそういった対策を取っていないなどということはありえない。

AVPシステムへの攻撃は大きな損害をもたらすだろう。しかしそれはデータが喪失するからではなく、流通が滞ることに
よって「商売ができなくなる」ことによる。
542名無しさんsage:2003/12/17(水) 15:25
後書きをざっと眺めていたら、漠然とした違和感を感じた。最初それが何か分からなかったのだが、
これだけ列挙されてて海外の文献が一つもないという点だと気がついた。普通はもっと横文字の書籍や著者の
名前が散らばっているものだ。学会誌とか論文とかも。一瞬海外の書籍は割愛したのかとも思ったが何も
注記されていないから、やっぱりこれがすべてなのだろう。

書籍名に注目するとどれもこれも一般向けの啓蒙書ばかり。大型書店の科学コーナーとニューサイエンスコーナーを
回れば7割方は揃いそうなレベルだな。

人工知能関係の書籍を見るとマインズ・アイとか10年以上前に出版されたものばかり。なるほど知識の古さは
この辺にあるわけだ。立花隆のインターネットはグローバルブレインも載っているが、時代の旬を見逃さないタイミングで
この本を出した立花隆の方がよっぽど賢いだろうな。熱狂的なインターネットブームが過ぎ去り立花の本も時代遅れに
なってしまった現在、それをネタにほとんど代わり映えのしない小説を書くとは。
543名無しさんsage:2003/12/17(水) 16:05
物語の終盤p.486辺りで兄はアーフによる記号着地問題の解法にひとしきり講釈を垂れる。
この部分はニューラルネットの画像認識の説明そのもので、現実の世界ではすでにほぼ研究し尽くされているものだ。

例えばこの方法では図形を回転させた場合にも正しい判断をさせるように学習させることは不可能というのが
現実の科学の結論だ。人間にしても「回転しても物は変わらない」というのは後から学ぶもので、単純な
パターンマッチングとは違うのだ。幼児にとって正立した画像と倒立した画像は「同じ物ではない」。
人間はそれを別な手段で学ぶのだ。母親が幼児に何かの絵を見せる。次にその絵を逆さまにしてみせる。
最初幼児は2つを別なものだと認識する。しかし目の前にある紙が一枚しかなく、母親が入れ替えているのでも
ないことにやがて気づき、「さかさまにしても物は別な物に変化したりしない」と学ぶのだ。

兄は2014年にこれを再発見したようだ。あるいは小説の世界ではニューラルネットというものは発明されておらず、
2014年に兄が初めて発明したという設定なのかも知れない。しかし弾みのついた兄は饒舌にさらに説明を続ける。
「こうした現象は専門用語で創発と呼ばれている。」と。

おい、だったら知ってる分けじゃないか!w

創発という専門用語があるならやはり小説の世界でもこうしたこと(ニューラルネットや自己組織化)が研究されているのだろう。
いったいこの「兄」は何を証明するために実験を行っていたのだろうか。すでに他の学者が行った実験や理論を自分でも
追試してみただけなのだろうか?それにしては「最初はこんな方法でうまく行くわけがないと思っていた」など、人跡未踏の
新分野への開拓者気取りはなんなのだろうか?

此処にいたって俺はこう結論せざるを得ない。「他人のアイディアと盗用しているのは兄だ」と。妹は人工知能の分野に
あまり詳しくない。一方で兄の言動に対しては絶大な信頼をおいており、兄がこうだといえば妹はそれを疑わない。
実はこの世界でもニューラルネットの研究は十分に行われており、兄の学説はずっと以前に別な誰かによって発表されていた。
妹はそれを知らず、兄は妹にひたすら「自分の考えは世界で他の誰も考えつかなかったことだ」と繰り返していただけだ。

この小説は妹によって書かれているのだから、妹が知らない他の学者の研究についてふれられていないのは当たり前だ。
兄はボロが出ないように注意深く振る舞っていたが、この場面は一番の見せ場であり、張り切りすぎてうっかりボロを出した
のだろう。妹に対して「カッコイイ兄」を演じ続けるのも楽ではない。

こうなると「兄の論文を盗用してはいない」という加古沢の主張も本当だったのかも知れない。兄と話をしたときは
加古沢は人工知能に興味がなかったので知らなかった。しかしその後興味を持って調べていくと兄の論文とほぼ
同じ内容の研究が20年以上も前になされており、他人の研究を自分の成果にすり替えているのは兄の方で
あったと気づいたのだろう。自分の小説の参考文献に兄の論文を載せなかったのは、加古沢のささやかな良心だったのかも
しれない。

他人の論文を盗用するような兄が他者から評価されるはずはなく、ネットで叩かれたのも実は兄の自業自得だったのだろう。
しかし兄を崇拝する妹としてはそんな現実を事実を認められるはずもなく、ひたすらこれは兄のオリジナルだと社会に訴え続けた。
なるほど、そう考えるとすべて合点がいく。この本も「兄の無実」を証明するために書かれた本なのかも知れない。
544名無しさんsage:2003/12/17(水) 16:15
もしかしてこの小説は普通のSF小説ではないのかも知れない。普通のSFは現実の科学を先取りするものだがこの小説の世界の
科学は現実よりも遅れており、既存の科学を再発見していくSFなのだ。
545名無しさんsage:2003/12/18(木) 15:28
まあ学歴的には高卒なのだからその山本にしては頑張ったほうじゃなかろうか。
546K.Ksage:2003/12/19(金) 00:16
「『苦しいときの神頼み』は、そうそう都合よくいきません。」ということを納得するのに、あれだけの大騒動が必要だった女性の世にも奇妙な物語。
547名無しさんsage:2003/12/20(土) 07:39
>>543の続きだが、

結局の所山本はこの小説の世界のニューラルネット関係の研究がどの程度の段階なのか?という点を
しっかりと設定していないのが元凶といえる。山本は兄に謎解きをさせるためにこの小説ではニューラルネットの
研究が現実の世界よりもかなり遅れた世界に設定しているようだ。

現実の世界ではニューラルネットによる画像認識は20年以上前(1980年代)にほぼ完成されている(逆に言えばそこから
進歩していない)。ところが小説の中では2013年に兄が初めて発見するようだ。兄の言葉をそのまま信じるならば。
ところが山本は兄の発見した現象(小説の中ではアーフによる円や楕円や花の記号着地能力=現実の世界でいえば
ニューラルネットによる画像認識)の説明に現実の世界の研究内容(創発とか自己組織化とか)を使ってしまっているのだ。

そのため兄の研究成果が「世界でまだ誰も気づかなかったこと」の割には、その説明に入ると「こうした現象は専門用語で
創発とよばれ…」と急に現実の世界のうんちく話になってしまう。地の文として山本自身が説明を加えているならそれでもいいが、
これは小説の登場人物である兄のセリフなのだ。

この時点で兄の役割は破綻を来たしているといえよう。兄がアーフによる記号着地能力の創発を(小説の中の世界では)
初めて発見したのであれば、兄は「うんちく」ではなく自分の発見したことを生の言葉で語らなければならないはずなのだ。

また現実の世界のニューラルネットによる八目車輪の事例は小説の序盤で紹介されるが、同じく現実の世界のニューラルネットによる
画像認識の事例は無視されている。小説の終盤で兄に発見させるためには、とうぜん冒頭でそれを紹介できないわけだが、
なんとも苦しい小細工ではないだろうか。現実の世界では画像認識の方がずっと早くから研究されているのに。

まとめてみよう。

1.この小説の世界でもニューラルネットが全く研究されていないわけではない。(八目車輪など。これは現実の世界も同じ)
2.ただしニューラルネットによる画像認識については全く研究されていないようだ。(現実の世界ではすでに深く研究されている)
3.兄はドーキンズガーデンによりニューラルネットの画像認識が可能であることを小説の中では世界で初めて発見する。
4.兄はその発見の説明に現実の世界のニューラルネットの知識を使ってしまう。
5.それによってこの世界はグローバルブレイン誕生を目論む神のシミュレーションであることが判明する。

なぜこの小説を読んでいて違和感というか幻滅を感じるかといえば、先ず2.が原因。現実の世界よりもSFの世界が
遅れているという幻滅はもちろんのこと、さらに悪いのは2.が最後の最後まで説明されていないこと。このため1.を読んで
当然2.もこの小説の世界で達成されていると思ってしまう。

そのため兄が何を一生懸命研究しているのかが分からず、さらにそれが明かされたときに喩えようもない幻滅を感じてしまうのだ。
「あれ?こんなことが(この小説の世界では)新発見なの?そのために一生懸命研究してたの?」と。

4.の矛盾については既に述べた。現実の世界と小説の中の世界の区別が山本はきちんとつけられていない。
山本は科学法則とかの考証はうるさいようだが、「小説の登場人物がどこまでの科学知識をもっているのか?どこから
先の知識は(例え現実の我々が持っていたとしても)持っていないのか?」については無頓着のようだ。

そして最後に5.で再び幻滅を感じることになる。何しろ小説の中での兄の大発見は現実の世界では既に発見済みのことなのだから。
その理屈だと現実の世界でもこの世界の謎(「世界はグローバルブレインである」)はすでに証明済みのことになってしまう。

結局の所、この小説はちっとも「未来」の「科学」を描いていない。それどころか現実の世界の科学をわざわざ制限して、
小説の中で再発見させている。まったく地球とは別の世界の話ならそれも面白いと思うが、悪いことにこの小説は2003年辺りまでは
忠実に現実の世界を描き出している。おそらく現実世界の延長に位置づけてリアリティを持たせようとしたのだろうが、それと
「科学技術の進歩を現実よりも過去に設定する」方法を併用したため、さらにアラが目立つ結果になってしまった。

いったい山本は小説の構成というものを考えているのだろうか?
548名無しさんsage:2003/12/20(土) 07:47
設定の甘い点をもう一度まとめてみよう。

1.神は如何なる生命体なのか。その出自を問うことが無意味な存在なのか否か。
2.この世界でのニューラルネットの研究はどの段階なのか。どこまでが既知の研究成果で、どこからが兄が成した成果なのか。

これらが筆者(山本)の頭の中にはしっかりとした設定があるが小説の中で語られていない、というのであれば問題はない。
小説のなかですべてを語る必要はないのだから。しかし断言しよう。これらについて山本は

  「ちゃんと考えていない」

のだ。
549名無しさんsage:2003/12/20(土) 08:14
優歌について。

このノンフィクションの著者である優歌はプロローグで次のように書いている。

 それでもまだ兄の結論を決して認めようとしない人が多い。彼らは「根拠がない」「妄想に過ぎない」と
 せせら笑う。しかし、自分たちの信念にはどんな根拠があるのか、なぜ妄想でないと言えるのか、示そうとしない。

と。しかしこの優歌の著書を読み終わった読者はどう思うだろうか。おそらくこう思うだろう。

 兄の結論の根拠はどこにある?妄想でない根拠はどこに書いてある?

と。どこにも書かれていないのだ。優歌は言う。

 既成のあらゆる宗教や神学は重大な矛盾や欠陥を抱えている。兄の理論だけが今この世界で起きている
 あらゆる事象を矛盾無く説明できるのだ。

しかし矛盾のない説明はどこにもない。正確に言えば矛盾のない説明はあるにはあるが、それは全く意味のないものだ。
「この世界は神がある意図の下に行っているシミュレーションであり、その意図は人間には理解不能である」というものなのだから。
こうした主張は「間違ってさえいない主張」なのだ。何しろ「理解不可能」なのだからあらゆる矛盾や不可解さは肯定されてしまう。

つまり宗教家が「すべては神の深いお考え」というのと変わらない。一方は神を肯定し他方は神を否定しているが、
実質はどちらも全く同じなのだ。どちらも「神は人間の理解の外にいる」という思考停止に過ぎないのだから。

ところが優歌はこれが分からないようだ。兄の説が矛盾無く世界を説明しているのなら、既存の宗教もまた世界を矛盾無く
説明している。優歌にとっては既存の宗教が描き出す神の姿は不可解に見えるかも知れないが、それは一介の人間である
優歌が神の意図を理解できないだけに過ぎない。神の意図の一貫性を説明できないのは既存の宗教も兄の説も同じなのだ。

そもそも「理解不可能である」という説明が「矛盾無く説明できる」ことになるのなら、科学などいらない。惑星の運動も
化学反応も「理解不可能な現象である」という説明で済むのだから楽でいい。
550名無しさんsage:2003/12/20(土) 08:25
優歌は小説の序盤で「イザヤ・ベンダサン」の著作について憤っている。イザヤ・ベンダサンはユダヤ人との
ふれこみだが実は日本人だった、と。そしてさらにその事実が明らかになった後もイザヤ・ベンダサンの著作が
高く評価されていることにいらだっている。そして

 支持者たちは口を揃えてこういう--「本当でなかったとしても、それがどうだというのか?」

ここに至って呆れた口がふさがらないという具合である。まあ、実際は校長の口から語られることだが、
優歌の意見も同様だろう。

ところが優歌は終盤で加古沢の小説の登場人物の行動に感銘を受け、自らの勇気の糧とする。
もしこの時点で誰かが優歌に「その人は架空の人物でしょ?」と問いかけたら、優歌ははたして
どう答えるのだろうか?おそらく

  「架空の人物だろうが実在の人物だろうがどうだっていうの?」

と答えるのではないだろうか?2033年の優歌に聞いてみたいものだ。
551名無しさんsage:2003/12/20(土) 08:31
ついでに言えば2033年の時点ではその小説の著者である加古沢は日本を戦争に導いた極悪人と
されているだろう。加古沢の小説に感銘を受けた、という優歌に対して誰かが

「えー?それてあの極悪人が書いた小説でしょ?」

と言ったとする。優歌はどう答えるだろうか。著者がどんな人間であろうと関係ない、と答えるのではないだろうか?
552名無しさんsage:2003/12/21(日) 19:22
別スレの「ちょっとだけ」氏の神沈
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/essey/kamitin.htm
553名無しさんsage:2003/12/21(日) 20:13
>>552のリンク先

>オカルト懐疑派が書いた科学啓蒙のためのウンチク小説だと思います。

うーむ、オカルトさん(自称)からみるとそう見える小説なんだ。なるほどねw
どっかのサイトにはトンデモ本批判家が書いたトンデモ本って評価もあったけどね。
どちらも山本マンセーの人間が書いたにしては評価が正反対というのは興味深い。

オカルトさんからは科学啓蒙書にみえて、常人(?)からはトンデモ本に見えると言うことは、
案外、山本この小説ってニュートラルなのか?俺にはまったくそう見えないのだが…

> さすがに、と学会の会長さんが書いただけあって、凄まじいまでの擬似科学批判、オカルト批判、宗教批判が繰り返されます。

と学会の本とか読み慣れてる身には、退屈なんだけどね。

> だからこそ私は、この小説はオカルト・ファンにこそ、読んでもらいたい。

つまりこの本はと学会の本は読んだことがなく、なおかつ山本の本を読みたいというオカルトファン向けと言うことだね。
そんな人間いるのか?
554名無しさんsage:2003/12/21(日) 21:35
>>553
読んだよ。
これのどこが山本マンセーだよ。フォローいれながらボロクソいってるだけにしか見えんが。
宗教マンセーの態度は俺もついてゆけんが。
だが、

> だからこそ私は、この小説はオカルト・ファンにこそ、読んでもらいたい。

これはオカルト信者よ、信者になりすぎないように解毒剤にこれを読めってことだろ。
そんなにおかしな意見とも思えんが。
山本の本読みたがるオカルト信者がいるとも思えないがな。
555名無しさんsage:2003/12/22(月) 00:20
>>554
> これのどこが山本マンセーだよ。フォローいれながらボロクソいってるだけにしか見えんが。

どの辺がボロクソにいってる部分なの?
まあ基準をどこに置くかだろうね。山本板の常連のように、黒を白といってでも山本を擁護する、という
ほどではない、というなら、そうだね。

ついでだが、リンク先の

> あと、つつける重箱の隅は、実は結構あります。あきらかなミスもいくつか見つけております。
>でも、きりがないうえ、私も人のことを言えた義理ではないので、やめておきます。

これは指摘してやった方がいいと思うけどね。どうもこの人は「批判=悪いこと」と思いこんでいる
傾向があるね。

> これはオカルト信者よ、信者になりすぎないように解毒剤にこれを読めってことだろ。
> そんなにおかしな意見とも思えんが。

俺には「この本が必要な人間はこの本を読むことはありえない」と思っているのでね。
逆に言えば「この本を読むべきだという人間は、この本を読む必要がない」となる。
まあ意地悪な言い方ではあるが。

とはいえ、俺自身はオカルトに批判的な立場をとっているので、オカルトさん側の人間がこの本を
どう感じるかは興味深い。その意味ではこのリンク先の内容はなかなか面白くはある。
もっとオカルトよりの人の感想をぜひとも聞いてみたいものだ。

ただ、結局
http://homepage3.nifty.com/writersgym/occult2.html
みたいな感想になると予想しているんだけどね。
556名無しさんsage:2003/12/22(月) 01:19
p.158で兄と加古沢が人工知能について議論する辺りの話。

この箇所だけやけに他と浮いている気がする。かなり頭の切れる人間と「設定」されている加古沢は
馬鹿すぎるし、逆に兄はこの部分だけやけに挑発的な言動が目立つ。他の箇所ではおおむね
控えめで人の良さそうな人物として描かれているのに。

思うに人工知能の説明をさせることを優先するあまり、キャラクタの性格付けが疎かになっている。
さらにそれぞれのキャラが持つ「知識」の整合性が保たれていない。

例えば加古沢はいきなり「あなた方(兄をはじめとする人工知能の研究者)はまだ記号着地問題すらクリアできていない」と
切り出す。この辺りではまだ加古沢は人工知能について詳しくないはずなのだが、そんな人間が記号着地問題など
いきなり出すだろうか?兄の方が出すなら分かるが…

この箇所の2人の会話を要約すると次のようになる

加古沢「ファニはダーウィンズガーデンほど画期的なゲームではない。ファニは人間に比べて馬鹿すぎる」
兄「それは現在のコンピュータの処理速度が足りないから」
加古沢「ハード的な問題ではないだろう。あんたがたはそもそも記号着地問題すらクリアしていない」
兄「それはその通り」

(記号着地問題に関する大量の説明)

兄「真のAIを作るには記号着地問題は避けて通れない問題だろう」
加古沢「仮に記号着地問題が解決してもそれで知性が作れたと言えるのか?」
兄「そんなことはいっていない。記号着地能力はその必要条件といっているだけ」

加古沢「じゃあ知性の条件は何?」
兄「それは逆に君に聞きたい」

加古沢「小説が書ければ知性があると認めてもいいかな」
兄「それなら小説を書けない人間は知性がないのか」

加古沢「じゃあ知性の定義とは何?」
兄「それは誰も答えられない」
加古沢「それは逃げ口上でしょう?」

なんかこうやって書き出すと、加古沢が兄にとりとめなく絡んでいるようにしか見えないな。
まあ実際そうなのかもしれないが…

しかし加古沢はこの「逃げ口上でしょう?」の後に、加古沢は1960年代には人工知能の実現は楽観視されていたこと、
にもかかわらず現在ほとんど成果は上がっていないこと、などをまくし立てる。

なんか加古沢はやたら妙なところだけ人工知能に詳しいんだよなあ。人工知能の専門家の兄がこうした年表的知識を
空でいえるのはいいとしても、加古沢にそんな知識があるのだろうか?それとも「兄」と会うのを楽しみにして一夜漬けで
予習をしてきたのだろうか。まあそう解釈できないこともないね。

あと小説の登場人物がやたら「あらかじめ百科事典を調べたような知識」をその場の突発的な会話文としてしゃべりまくるのは、
小説のお約束として突っ込んじゃいけないのだろうねw
557名無しさんsage:2003/12/22(月) 03:37
>☆ Re: 【神沈発売記念】作家山本弘に質問しよう / gallery [中国]No.16023 - 2003/12/21(Sun) 23:17 [pc3295.chukai.ne.jp]
>
> 超・遅くなりましたが、ようやく読めました。予約してもなかなか入らず、ようやく手に入れ、その日に読了しました。
>いや〜〜、面白かったです。あまりSFを読む習慣はなかったのですが、こんなに面白いとは……。他のSFもチャレンジしてみよっかな♪

なんか「面白かった」という人に限って「普段SFを読まない」って人が多いと感じるのは俺の気のせい?

> とりあえず、と学会関連書籍はほとんど読破していたので、更に面白さ倍増。「と」のエッセンスが濃縮されていて、
>学会ファンとしましては、読みながらいちいちうなずいたり、ニヤニヤしたり……

人の感じ方はそれぞれなんだねぇ。俺は同じようなことが書いてあるんで退屈でしかたなかったよ。

> 極々微量ですが、不満を感じたのは、やはり加古沢の真の目的です。あたかも神が『ダーウィンズ・ガーデン』の
>飛行生物をセーブしていた自分のように、優秀で個性的な人間をセーブすると信じこんでいたことです。

エンターテイメント(笑)として考えた場合、加古沢の考えが正しかった、という方向の方が
面白いんじゃないか?まあ山本は「僕はエンターテイメント性なんてねらってません」とかいうだろうがw

>あれだけ聡明な加古沢が、検証もナシに(って、なかなか出来ないだろうけど)そこで思考停止してしまったのが、ちと不満ですね。
>ブッダやキリストもセーブされてるって、なんかラエリアン・ムーヴメントみたいだな。やはりセーブされた者同士、抱き合って、涙を流すのだろうか?(笑)
> 彼はセーブデータが自分と同一であるかとか、ヒトとしての種がどうなるかとか、考えてなかったように思うのですが。
>「神に選別される」ことを目的とした、究極の自己満足に浸るつもりだと。あ、でも「永遠の命」って言ってたし……どうなんでしょ?

別に同一性なんてこだわらない人もいるんじゃないの?要は自分の要素が何らかの形で受け継がれればいいわけで、
それが自分の生き様とか自分の思想とかでもいいと思うんだけどね。永遠に人間という生物として生活し続けたいと
いう意味とは限らないだろうに。それに極端な話、神に「選別された」という事実だけに価値を見いだすというのも
ありだと思うけどね。人間は名誉を好むものだよ。

> 超常現象研究家の大和田省二なる人物が、作中でかなり良い味を出し、良い仕事をしていたのですが、
>モデルとかあるのでしょうか? トンデモを研究している事と、名前から考えて「UFO特異日」のあの方かと思っていたのですが、
>どうも違うようで。もしかして、「トンデモ世紀末の大暴露(イーハトーヴ出版)」の前書きで紹介されてました 
>松居桃樓氏がモデルではないかと考えたのですが……? 同じトンデモを研究してはいても、反骨精神を持ち、
>大勢に流されず、それでいてヒューマンな姿勢を貫くところなど、共通点も多いと思うのですが。元教師との設定ですし。
> 間違っていたら、どもすみません。「黙示録の秘密」は、読んでみたいけど未読です(見つからん!)。
>
>最後に、大変満足できる作品を、どうもありがとうございました。

どんな人だっけ?例によって本はどこにあるやらすぐ出てこないし…
558K.Ksage:2003/12/25(木) 05:01
人工知能などの話になると、突然会話がぎくしゃくするのは確かですね。参考文献からの切り貼りの会話ではむべなるかな。
しかしSF秘密基地のサイトでの明言「…これはエンターテインメントです。」はどうなったのだろう。

ところで角川の宣伝文句は何度読んでも笑える。こんなんで内容わかるかいな。

−−−−−−−−−−−−−−−
■さらに詳しく
UFOも、怪奇現象も、超能力も、すべて「神」からのメッセージだった!現代人の「神」の概念を根底から覆す長編書き下ろしエンタテインメント一三〇〇枚!
空飛ぶ戦車+七角形のボルト+UFO+ロボット型異星人・空から降ってくる魚介類+落下する巨大な氷塊・銀の十字架が落ちてくる+石ころの雨・走りまわるインドゾウ+野生の少女・フクロオオカミの出現
+ビックフットの出没+肉食獣ムングワ・吸血怪物チュパカブラス+怪獣ネッシー・ボルトの雨+四人の異形の天使・空の戦闘+空の軍隊・血まみれの剣をもった白装束の軍人+怪蛇バジリスク・空飛ぶ帆船
+幽霊飛行船・幽霊ロケット+エイリアン・コンタクト・エイリアン・アブダクション+MIB・修道僧のようなローブをまとった巨人+蛾人間・大きな耳と三本の牙が生えた怪人+頭に三つのコブを持つ男・トカゲ人間
+狼少女・空から落ちてきた何百匹ものカエル+家の壁にしみだす油・家の中に降る雨+深夜に行進する幻の兵士・スプーン曲げ+透視・テレパシー+ポルタ―ガイスト・空から落ちてくる子供たち
+コインの雨・空飛ぶオートバイ+空をわたる雄牛・血の涙を流すマリア+月に浮かぶ顔・幽霊タクシー+幽霊ジュークボックス・幽霊列車+光亀・ビックフット+翼長一メートルの青い蝶・幽霊人工衛星
+人の顔をした雲・位置をかえる星々+・+・+・+・+・+・+・+・+・・・・・・これた「神」のメッセージが、意味するものとは?
559名無しさんsage:2003/12/25(木) 05:29
>>558
その文句って本の帯にも書いてあったような。たぶん山本が考えたんじゃないの?山本のHPもそんな感じだし。
ま、雑多な情報をぶちまけて受けを狙うってのは周回遅れのエヴァもどきですな。全然プラスの方向に効果が上がっていないのが哀れだが。

膨大な薀蓄で怒涛のごとく読者を引き込むという手法は大失敗ですな。山本は自分では薀蓄をたくさんストックしてるから、
この手法をうまく使えると思ったんだろうね。いくら材料が豊富でも料理人の腕が追いつかなきゃ何にもならないとは夢にも思わなかったのだろう。

山本は「面白い*だけ*の作品なら馬鹿でも作れる」と考えている気がしてならないんだよな。自分は面白い*だけ*でなく、
それ以外(以上?)のものを作品に編みこんでいるんだ、と。で、今回は簡単なはずの「おもしろい」作品を作ろうとしたら、
やってみて初めて、そんな甘いもんじゃない、と分かった、ってとこだろう。
560名無しさんsage:2003/12/25(木) 06:13
続きを書くつもりでほったらかしにしてたのを思い出した。

>>556の続き。

この後の兄と加古沢はこんなだ。

加古沢「じゃあAIが誕生するのはいつです?」
兄「そんなことはわからない。俺は預言者じゃないから。でも1世紀先じゃないだろう」
加古沢「その予測も根拠があるわけじゃないですよね?」
兄「根拠はあるさ。この世に少なくとも一つインテリジェンスマシンが存在する。人間の脳だ。それをシミュレートするような
機械は知性を持つはず」

この兄の理屈はいったい何なんだろう。人間のような知能は、人間の脳をシミュレートする機械ができれば実現する、と
いっているようにしか見えない。人間にそっくりな知能を持つ機械は人間にそっくりな知能を持つ機械ができればできる、と
まるっきりトートロジーなことを言っている。

それとも人間の脳の物理的特性を丸ごとシミュレートするような機械ができれば、脳が知性を生み出す原理が未解明でも、
同じものを作ることができる、という主張なのだろうか。同じものが同じ働きをするのは当然だが、どこまで同じに作れば
「同じような知性」になるのかとか分析するにはやっぱり「構造」ではなくて「機能」面での研究が進まないとだめだと思うのだが。
まさかペンローズじゃないが脳の量子的特性までシミュレートするわけにもいかないだろうに。

そして人間の脳をシミュレートする機械が1世紀以内にできるという根拠が示されていない以上、加古沢への反論に
さえなっていない。結局兄は自分の方が知識が豊富なのをいいことに、加古沢を煙に巻いているようにしか見えない。
やっぱり「兄」ってトンデモなんじゃないのかなあ。

その後二人の会話はチューリングテストに移るのだが、この部分でもなにやらおかしい。

「2011年当時、チューリングテストに関する議論に厄介な問題が起こっていた。チューリングテストをパスしているかのように
見える無敵君が現れたのだ」と妹が解説する。リアルタイムではこの時点で妹がこんな知識を持っているとは思えないから、
この部分は2033年の視点から書かれているのだろう。

ところが直後に兄は「無敵君など目新しくもない。君(加古沢)は知らないかもしれないが、チューリングテストをパスする
プログラムはもう何十年も前にできている」という。これは現実の世界ではその通りなのだが、小説の中の世界でも
そうなのだろうか?そうなると妹の「チューリングテストに関して問題が起きていた」という説明とつじつまが合わないのだが…

兄のような専門家にとっては無敵君は目新しくないが、専門家以外(素人?)にとっては「厄介な問題」だったのだろうか?
素人の頭を悩ませても専門家が明確な答えを得ていれば、普通「厄介な問題」といわないと思うのだが。
この辺、ほとんど推敲せずに書き飛ばしてないか?>山本
561名無しさんsage:2003/12/25(木) 06:36
それに加古沢は「無敵君の存在を持って、チューリングテストの幻想は崩れた」と兄に詰め寄っているが、
チューリングテストを知っているなら、兄がいうところの「君は知らないかも知れない」知識も知ってるんじゃないのかなあ。
それとも一夜漬けの悲しさで、表面しか知らないから兄に反撃されてしまうのだろうか。あるいは2chかどこかの
うさんくさい掲示板から断片的な知識を仕入れただけなんだろうか?w

加古沢はチューリングテストは知っていても、チューリングテストをパスするプログラムが
過去に作られたことは知らない。記号着地問題は知っていても中国語の部屋は知らない。

兄の「シミュレーションと本物は同じである」という話に対しても、(それに同意するか否かは別にして)
その話の意味することさえ理解できない。話しぶりからして「シミュレーションと本物は同じである」という
考え方は知っているが同意できない、というレベルではなく、そもそも考え方がまるっきり理解できないと
いう様子。

加古沢の人工知能に関する知識はブルーバックスあたりを小一時間斜め読みした、って感じなのかな。
だから局所的にはやたら細かなことを知っている反面、体系的に整理されておらず主張を俯瞰すると
支離滅裂という具合。

これは加古沢の知識レベルの話を超えて作者である山本の知識レベルを示していると思うのだが…
しかし「加古沢とはこういう人間だ」と言ってしまえば、小説の世界ではそれでつじつまは合うわけで、
便利だよな〜、地の文で語らないで登場人物に語らせる手法は。自分のミスや無知を全部キャラに
押しつけられるんだからw

余談だがこの部分で、小説家の加古沢が「自分は自分の小説の登場人物とは違う。なにしろ
自分はこうして実在しているのだから」という部分(もちろん加古沢は山本の書いた小説の登場人物で
実在しないわけだが)、山本は突っ込んでほしいのかなあ。ほしいんだろうなあ。まあ一応義務として
つっこんでおこう。
562名無しさんsage:2003/12/25(木) 06:53
ちなみにこの後の章で、CGが発達したので写真は証拠として意味を持たなくなった。UFOの捏造写真などいくらでも作れる。といった
ことが語られている。一面その通りなのだが、これでは実際問題として困るので写真が改編されていないことを証明する技術が
現在研究されている。すなわちデジカメのチップにキーワードを埋め込み、画像の中に紛れ込ます。その画像を特殊な方法で
処理すれば、改編されていなければ元のキーワードが現われる。しかしキーワードが崩れないように画像を改編するいは
膨大な計算量がいるので事実上不可能という方法。「君(山本)は知らないかも知れないが」こういったことはずいぶん前から
専門家の間では研究されているのだw
563名無しさんsage:2003/12/26(金) 12:34
俺も実際には存在しない風景の写真を作る仕事をしたりするんだが
合成の技術は日々進んでいる。
「こんな写真どうやって撮ったんですか?」とか聞かれることが良くある。
本当に一見しただけではわからなかったりするわけだ。
しかし、この合成の技術ってのはある程度はひっくり返して
合成を見破る技術としても使えるわけだ。
新しい技術を誰にも知らせず開発できれば人をだますことも出来るだろうが
人に知られた技術で人をだましとおすのは以外に難しい。
もちろんまったく見分けのつかない画像の作成も不可能ではない
精度の高いカメラで撮って加工して精度の低い画像にすれば粗は目立たない。
プロスペックで撮って市販カメラの解像度に落とせばそうそうばれない。

しかし、逆にそういった条件がわかれば証拠能力として採用されるための
ガイドラインは作成可能だ。

あと、山本はどうもCGのスペックとコストに対してかなりいい加減な知識しかないようだ。
うちに写真の合成を1枚頼むと100万ぐらいかかる。
枚数が多くなれば多少安くはなるが、このコストはそうそう下がるものではない。
精度を上げればあげるだけ高くなる。
UFOの捏造写真1枚に1000万も2000万も出すやつはそうそういないだろう。
564名無しさんsage:2003/12/26(金) 14:02
では逆に聞きたい!!
超常現象な写真を作ってもらうとして
いくらまでなら出す?
(考えられる使用目的;雑誌等投稿用
酒屋のねーちゃんにみしてもてるため
一寸した話柄に)
565名無しさんsage:2003/12/26(金) 18:23
>>564
> (考えられる使用目的;雑誌等投稿用
> 酒屋のねーちゃんにみしてもてるため
> 一寸した話柄に)

そんな程度なら、自分でやったってわかんね〜でしょ。
要は金を出すか、自分の時間を使うかだし。
566名無しさんsage:2003/12/29(月) 15:44
javaでweb上から操作できるライフゲーム
http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~7jss3112/html/research02/research02.html
567名無しさんsage:2003/12/29(月) 16:31
むお、むづかしい
ブーメランみたいなやつとばしながら,ずーっと
いきてる簡単なパターンあったよね?
どんな形だっけ?
568名無しさんsage:2003/12/29(月) 19:21
>>567
http://www.yama.info.waseda.ac.jp/~mori/program/lifegame/lifegame.html

上記リンク中の「Rペントミノ」というやつのこと?
569名無しさんsage:2003/12/29(月) 19:28
山本は1998年頃この小説を書こうと思い立ったそうだが、なるほどちょうどその頃人工生命が面白おかしく
あちこちで取り上げられていたな。神沈にもちょっとだけ紹介されている「Q」の字の形をした人工生命も
よく見かけた気がする。基本的にはライフゲームみたいなものだが、Qの字の「、」が伸びてとなりに同じ
形を作り、最後に尻尾が切れて分裂する。これを無限に繰り返し平面をQの字で埋めていく。

これを研究してたのは人工生命の生みの親(?)だが(名前忘れた)、この人その後サンタフェ研究所をやめた。

インタビューでこんなものを増殖させて何の意味があるのか?と突っ込まれて、それは後から考えれば
いい、とにかく研究することだ、といったようなことを答えてた記憶がある。

まあブームが去ったからといって研究が途絶えてしまったわけではないし、世間の注目を集めるか否かなど研究の
評価とは無関係なのだから、研究している人はそれでいいが、それをネタに小説を書く人はどうなのかな。
ちょっと時期を逸した感がある。この頃はまだと学会関係の本が売れてたから、山本は後回しにしたんだろうな。
その結果できあがったのが時代遅れのSF小説(もどき)ということだ。
570名無しさんsage:2003/12/29(月) 19:29
>>568
グラインダーを周期的に発射するパターンがあったはずなんだが。
571名無しさんsage:2003/12/30(火) 03:14
>>570
あ〜、野暮なこと言ってスマン、先に謝っとく

研磨機は発射せんと思うぞ。
572名無しさんsage:2003/12/30(火) 12:23
グライダーだったッけ?定期的に発射するパターンあったよねぇ
573名無しさんsage:2003/12/30(火) 17:06
グライダーガンで検索すれば、そのうち見つかると思う。
574名無しさんsage:2003/12/30(火) 17:49
この一番下のやつだね。さすがにやや複雑。
http://www.ie.reitaku-u.ac.jp/~tak/java/Life2_index.html

ライフゲームのパターンによる論理演算回路の作成はこの本に紹介されている。
グライダー同士が一定角度で衝突すると消滅したり通り抜けたりすることを利用し、
グライダーガンを絶妙な位置に配置すると論理演算ができる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571110/250-5790390-6427443
575名無しさんsage:2003/12/30(火) 18:10
端が繋がってるせいで,グライダー発射機上手くいかねー
576名無しさんsage:2003/12/30(火) 22:30
読んでたら久しぶりにライフゲームやりたくなってきた。
つか、Vectorあたりにフリーで高速なライフゲームいっぱいあるから
どうせならそっちつかえ。
577名無しさんsage:2003/12/30(火) 22:33
>>574の上のリンク見てみたが、イータがただ「変化しない」パターンとして紹介されているのはちょっと戴けない。
特定の角度でグライダーを衝突させるとグライダーだけ消滅してイータが残る(復活する)から
「食すもの(Eater)」の名が付いたと思うんだが。
578名無しさんsage:2003/12/30(火) 23:43
この手のものでは囚人のジレンマを題材にしたプログラム同士の対戦も面白いね。

囚人のジレンマは相手が「協調」を選択したときに自分が「裏切る」を選択すると、
最大の得点を得る。相手が「裏切り」を選択したときに自分が「協調」を選択すると、
最大の得点を失う。お互いが相手に対して「裏切り」を選択すればその中間の
得点を得る。お互いが協調をしたときはそれよりもちょっと高い得点を得る。

で、どういう選択をすれば自分の得点を最大に出来るかを不特定多数を相手に競わせる。

おなじ相手に対して複数回の対戦を行うのミソで、協調的な相手に巡り会った場合、
自分も協調し続ければ一番高得点が期待できる。逆の相手に対しては自分も
裏切り続けるのが自分の失点を最小にするからベストな選択だ。

これを発展させると、最初は協調をつづけて、信用させたところで裏切るという戦略もある。

いろんなアルゴリズムが考案されているが、シンプルな比較的強いのは、
1回目は協調し、2回目以降は1回前の相手の選択と同じ選択をする、というもの。

とりあえず1回目は紳士的に接し、2回目以降は相手が紳士的なら自分も紳士的に。
そうでなければ自分もそうでない振る舞いをする。いわゆる「しっぺ返し」君。

その他、過去に一度でも裏切られれば、それ以降常に裏切り続ける「人間不信」君とかもある。

さらに対戦相手を完全にランダムに設定するのではなく、近くの相手のみと対戦するように
設定すると、平和主義の集団とか、殺伐としたコロニーといった現象が見られる。

常に相手に協調する平和主義者のコロニーに常に相手を裏切り続けるプログラムが紛れ込むと
そいつは莫大な利益を上げられる。

またプログラム同士が対戦回数を選択できるようにすると、嫌な相手とはあまり対戦しない、ことが
可能になり、平和主義者同士が連携して裏切り者を駆逐するということが可能だ。つまり
悪者は対戦してもらえないから得点を稼げない。平和主義者同士はお互い協調し合って
地道に得点を稼いでいくという具合。
579名無しさんsage:2003/12/30(火) 23:44
>>578
> 囚人のジレンマは相手が「協調」を選択したときに自分が「裏切る」を選択すると、
> 最大の得点を得る。相手が「裏切り」を選択したときに自分が「協調」を選択すると、
> 最大の得点を失う。お互いが相手に対して「裏切り」を選択すればその中間の
> 得点を得る。お互いが協調をしたときはそれよりもちょっと高い得点を得る。

なんか読み返してみたら間違ってるね。まあ正確なものは検索してくれ。
580名無しさんsage:2003/12/31(水) 01:02
http://inquisitor.air-nifty.com/blog/2003/11/_by_.html

>科学・超常現象・宗教の話題を織り込んだ小説。構想が似ているものとして瀬名秀明「BRAIN VALLEY」が思い浮かぶ。

ブレインヴァレーと神沈のどちらが面白かったか?と考え出すと難しいね。
少なくともブレインヴァレーの方が「読むのが苦痛ではなかった」かな。

>どちらかと言えば、神の概念を人間の認知プロセスに求めたBRAIN VALLEYの方が納得しやすいのだが、
>この世界をシミュレートする主体としての神(これはネタばらしではない)の方が好みには合っている。

どちらがどちらをシミュレートしているか、という違いだけで、両者は大して違いがないと思うけどね。
神が人間をシミュレートしているのか、人間が神をシミュレートしているのか、というだけの違いだ(笑
少なくととも類似のアイディアは「人間がシミュレートされている」の方が多いだろうね。つまり平凡なのは神沈の方。

>広げた風呂敷をたたもうとして台無しになったBRAIN VALLEYに比べて、

俺もどうやって収拾を付けるのかわくわくしながら読んだんだけどねw

<ブレインヴァレーネタバレ>
待ち望んだ末についに姿を現した神の顔が自分(順主人公。悪役にあたるのかな?)の顔だったってオチは
その陳腐さに読んだ当初はガックリときたものだ。けど今思うと、「出現した神が自分の顔をしていた」という点以外は
結構筋が通っててきっちりしてたと思うけどね。ようするにこのオチはマイナスにしかなっておらず、なくても十分小説として
成り立つんだから余分以外の何者でもない。
<ネタバレ終わり>

神沈でも主人公の氷付けのでっかい顔が空から降ってくるシーンがあるが、山本は何を考えているのやら。
氷付けにするのは全裸の美少女でないのかねえ。それとも最近趣味が変わったのか?>山本

>たたむための決定的なアイディアを用意していた本書の結びはなかなか見事だった。

全然決定的でないから欲求不満がたまってしかたないんだけど?

>ヨブ記はともかくとして、創発について考えたことのない読者がうけとめられるのかどうかは知らないが。

逆に、考えたことのある読者には陳腐で読んでいられない小説だよ。

>と学会会長だけあって、全体がリベラリズムやヒューマニズムで貫かれているのが面白い(

それはいえるね。しらじらしいぐらいにね。

>超常現象についてはほとんど読み飛ばした)。

だよね〜。普通みんなそうするだろうね。案外この部分をちゃんと読んだ人間って俺だけじゃないのか?って
妄想にとらわれてくるよ。何しろちゃんと読まなきゃ正しい批判が出来ないと思ってがんばって読んだからねぇ。

>ここで与えられた解決は嫌いではないが、主人公が女性でなかったらちょっと違和感を覚えるかもしれない。
>「この世に唯物論を越えたものがあるとしたら、これがまさにそうだ」などと言われても困ってしまう。

まあ、新しい宗教だそうだから。SFの結末が新たな宗教の誕生というのは、考えてみれば案外ユニークかも知れない。

>科学や宗教の詳細についてとやかくいうような本ではないのだが、「遺伝的アルゴリズムって、他にはどんなことに使えるの?」
>「あらゆることさ!」なんていうのを読むと、いいなあと思ってしまう。

なにがいいんだか(w

>そう、この小説では遺伝的アルゴリズムは一つのキーになっている。でも、本当はそれだけじゃ足りないんだ。

まあ理屈だけでは結論が導けず、ヒューマニズムの助けを借りてるだけの小説ですな。

>参考文献に、E.ボナボー, G.テロラス. 群れが生み出す知能. 日経サイエンス, 2000年7月号, pages 18-26を入れているのには関心。
>この論文を翻訳したのは誰だっけ?

単に山本が毎号サイエンスを買ってるだけだと思うけどね。くだらないところに感心するものだ。
まあ共通点を見つけて、つい何の根拠もなく嬉しくなってしまうってやつだろうね。
581名無しさんsage:2003/12/31(水) 23:10
>氷付け
あれだ、
美少女の氷付けは自サイト上でフィギュア使ったりして
いくらでもビジュアル的に公開できるようになったから、
文字の上だけでやるのはつまらなく感じるようになったんじゃないの(w
この調子で変態趣味やオタ趣味開示の場を小説からWebコンテンツに移してくれれば
ちょっとはマシな小説が書けるようになるかもよ。
あ、だめか。掲示板があの調子じゃあ……
582名無しさんage:2004/01/06(火) 01:30
ホッシュ
583名無しさんsage:2004/01/06(火) 01:32
ん?
挙がらないんだ。ま、いいか
584yamayangi:2004/01/06(火) 02:35
発売からだいぶ時間が経ったので強制sageを解除しました
585名無しさんsage:2004/01/06(火) 07:57
やっぱり評判悪いなー
賞賛しているのは声の大きな一部の熱烈山本ファン(信者?)だけ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048734792/249-1184903-8882733

4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

内輪受けする内容, 2003/12/20
レビュアー: カスタマー   埼玉県草加市
 同じ価格帯の小説と比較した場合ですが、ハードカバーの長編小説としては薄っぺらい感じが否めませんでした。
ストーリーに関係ないUFOなど、いわゆるトンデモ疑似科学の説明にページを取りすぎているのが理由だと思います。

 そういう部分に興味がある一部のコアな山本ファンには熱狂的に受け入れられるのかも知れませんが、物語性を求める一般読者にはちょっと辛いかなと思います。

 絶賛かまったくダメか評価が分かれる作品だと思います。次回作に期待したいと思います。


6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

話の要素は面白かったのですが・・・, 2003/12/07
レビュアー: tog_3 (プロフィールを見る)   東京都
途中途中飽きます。
無駄に長く書かれているところが多く、勿体無い感じがしました。

あとは、他の方も書いておりましたが無知さです。
ITの世界の適当さにはがっかりしました。

それでも要素要素は面白く、エンジニア的にはやってできないことは無いかも
とわくわくさせていただきました。
586名無しさんsage:2004/01/06(火) 21:31
井の中の蛙、大海を知らず。

信者の中にどっぷり漬かっている山本は、大海の、すなわち一般大衆の「神沈」ダメ評価を
受け入れられず「長編は嫌いですから」などと言い、逃げるのみ。
587名無しさん:2004/01/06(火) 23:00
いやいや、安田先生との対談を見れば判ると思いますが批判的な意見は全て「能無しの評価」ですから…
588名無しさんsage:2004/01/07(水) 00:30
まあ山本には短編が似合っているよね。
だって短編なら登場人物が少なくてもおかしくないもの。
「神沈」では長編にも拘わらず主な登場人物は僅か5人だけだった。
しかもキャラがかぶっているし。

とりあえず山本は速く子供向けホラー短編集とやらを書き上げてくれ。
でもなーまた「ホラーは嫌いですので」なんて言われたらどうしよう。
それって作家としたら絶対言っちゃいけない言葉なんじゃない?(w
589名無しさんsage:2004/01/09(金) 00:10
p.115で看護婦の葉月が病院内部の不正を告発できない自分の苦悩を吐露する場面。
「さすがに残りの人生すべて棒に振る気になれないよ。せっかくここまで上りつめたのに…」

普通自分のことを「上りつめた」というかな?「せっかくここまで来たのに…」だと思うけどな。
他人のことをそう表現することはあっても自分のことをこうは言わないだろう。「つめた」なんて
そこが頂点で終わりみたいだ。野心家なら「まだまだこんなもんではない」と思っていそうだし、
謙虚な人間は「やっとここまできた」と思うだけだろう。

ウルトラマン発言も葉月だし、この女、ちょっとおかしいなw
590名無しさんsage:2004/01/09(金) 00:13
この女(葉月)は一番山本っぽくないキャラなんだよな。やっぱり山本ってキャラ作りが下手なんじゃ…
591名無しさんsage:2004/01/09(金) 00:15
注)「山本っぽくない」というのは性格が山本本人に似ていないって意味ね。
そして「一番似ていない」ってのもあくまで比較の問題って意味。

この”全員山本”の自作自演ワールドの中では比較的本人から距離があるってこと。
592木馬sage:2004/01/09(金) 01:20
登場人物の中では、葉月の描写が一番不自然だと思いましたよ、僕は。
たとえば、
優歌に「あそこにカビ生えちゃうよ」と言うシーンがあるんですが(P95)、
普通、女同士の会話でもそんなこと言いますかね?
『戦ミレ』のガンチェリーの時も思いましたが、山本さんは、
ああいう「ぶっとんだ」感じのキャラを描くのが苦手なんじゃないでしょうか。
593名無しさんsage:2004/01/09(金) 01:24
>>592
マジで葉月の言動は引くね。優歌とは別の意味で。
594名無しさんsage:2004/01/09(金) 01:29
それに

> ああいう「ぶっとんだ」感じのキャラを描くのが苦手なんじゃないでしょうか。

きっと山本のことだから「ぶっとんだ」キャラなんだからちょっとおかしいのは当然だ、とかいいそうだな。
加古沢の思考がいくらおかしくても、そういうキャラなんだで済ましてるし。

山本は自分で「まともじゃない人物をシミュレートするのがAIのボロを出さないコツだ」といってたが、
早速自分の小説にも活用しているようだな。山本の考えたことにしては珍しく実用的なアイディアじゃないかw
595名無しさんsage:2004/01/09(金) 01:54
結局は山本って小説書く才能がないんじゃないの?
俺は神沈だけしか読んでないけどね。そう思った。
それとも日本のSFって底辺はあんなもん?
596名無しさんsage:2004/01/09(金) 03:57
p.306 円が暴落し惨憺たる状況の日本で、売り上げを伸ばしている業界として宅配業が出てくる。
なんでも消費者は少しでも安いものを求めて問屋や小売りを通さず生産者直販の商品をネットで買うようになったからだそうだ。

生産者直販の商品が安いというのは幻想だ。間になぜ一見オーバーヘッドにしか見えない流通機構が
あるかと言えば、物品を大量に扱う方が移動も貯蔵も管理もコストが低くなるからだ。個人が趣味や
本業の余暇を使って対応できる範囲の量なら市販品よりも安くはなるだろう。しかし次第に量が増えていくと
すぐにそれは破綻する。本業が疎かになれば本業で稼いでいた金を商品に上乗せしなければならない。

手が足りなければあるバイトも雇わなければならない。いままで問屋が貯蔵してくれていた商品の保管も
しなければならない。生鮮食品なら売り上げ予測との誤差が出ればそのリスクを自分がかぶらなければならない。
とうぜんそのリスク分をコストとして上乗せしなければならない。あっという間にコストは跳ね上がる。

正規の(高コストの)流通機構と本業による生活基盤の安定があればこそ、片手間の小遣い稼ぎとして
安い商品をネットで販売することができるというだけだ。
597名無しさんsage:2004/01/09(金) 07:15
賞賛している人ってどういう部分を誉めてるの?
598名無しさんsage:2004/01/09(金) 12:43
宅配業が活躍するとしたら、生産者同士の物々交換が一番の需要じゃないかなw

俺が生産者で円が暴落してるなら、通販なんか絶対しないな。
売って欲しければ直接来いというだろうし、当然貴金属や必要品との交換しかしない。
または、通常の100倍から1000倍レートでの取引に限定するかだな。
円が要らなくなるわけじゃないから取引全面停止は困るがたいした問題でもない。
土地や工場を持ってればかなり安定した生活が出来るだろう。暴動さえ起きなければね。

暴落の描写もめちゃくちゃだし、暴落による影響の書き方もめちゃくちゃ、
正直読んでいてあきれるばかりだ。
ものを知らんのにもほどってもんがあるんじゃなかろうか。
599名無しさんsage:2004/01/09(金) 13:00
山本の恐慌の描写って戦前や敗戦直後の経済混乱をそのままインターネット時代に置き換えてるだけなんだよね。
闇市や買い出しをインターネットと宅配便に置き換えているんだろうが、あまりに安易。
600名無しさんsage:2004/01/09(金) 13:25
そもそも敗戦後の預金封鎖の意図を山本は読み違えている。山本は何を勘違いしたのか知らないが、
円の暴落を防ぐため預金封鎖をしたと考えているようだ。これはまったく逆で、実際はあえて旧円を暴落させ
(というか暴落を容認し)、新円への切り替えを強行するために預金封鎖を行った。

これは戦争のためのとてつもない赤字を一気に解消するための荒療治。戦争中に背負い込んだ多額の
債務は旧円だから、それを暴落させれば、借金は減る。一方戦後の復興資金は新円によって供給する。
そもそも敗戦後に円が暴落したのは戦争のために政府がどうやっても完済できないほどの借金を抱え込んだ
ことが原因なのだから。

神沈の世界の円暴落の理由ははっきりとしない。日本経済に対する漠然とした不安が円からAVPへの
切り替えを生み、円が投げ売りされたとされているが、そもそもの前提が間違っている。国家が自分の
コントロール外の通貨を無制限に認めるはずがない。必ずAVPに対して円による税金をかけるはず。
税金を払うために必ずどこかでAVPを円に交換しなければならず、交換時に税金がかかるので(なんか
詐欺みたいだがw)、この税率をコントロールすることで間接的にAVPと円の関係をコントロールできる。

現実の「円」がそうであるように、円とAVPの関係も政府が容易にコントロールできる保証はないが、
そうした介入手段を必ず留保するはず。いざというときには税率を上げてAVPと円の交換を押さらえるように。
そしてそれが逆に安全弁となる。伝家の宝刀は抜かないことに価値があるというわけ。

もちろん現実の経済を見れば、いくら介入手段をもっていても政府の意図通り経済が推移しないのは明白だが、
少なくとも神沈に描かれているようにアホな理由と無策な政府によって円からAVPへ雪崩をうったような
移行が起きることはないだろう。
601名無しさんsage:2004/01/09(金) 13:31
山本はAVPを商品券が発展したものだと説明してるが、現実の商品券にも税金は当然かかっている。
発行している企業が払っているから消費者の目に触れないだけだ。
602名無しさんsage:2004/01/09(金) 13:54
p.307 山本はドーキンシズガーデンだと語呂が悪いからドーキンズガーデンとした、と説明している。
語尾がsで終わる場合の所有格は二通りある。'sを付ける方法と'のみを付ける方法。
これはどちらも使われる。例えばピタゴラスの定理はPythagoras’ Theoremともつづられるし
Pythagoras's Theoremともつづられる。

だからドーキンシズガーデンがいやならドーキン*ス*ガーデンでいい。しかしドーキン*ズ*ガーデンは
いくら何でもマヌケだろう。
603名無しさんsage:2004/01/09(金) 15:15
p.112にKCIA(コリア中央情報局)の名前が出てくるが、小説の中でこの時は2011年。
小説の中ではすでに南北統一がなされ統一国家コリアが誕生している。

KCIAは実在した韓国の諜報機関だが悪いイメージを払拭するために何度も改組・名称変更がなされ、
現実の現在はNIS(ナショナルインフォメーションサービス)となっている。

小説の中に出てくるKCIAは統一後に再び新設された機関なのだろうか。しかし韓国国内でも甚だイメージが
悪く北朝鮮に対してさまざまな工作活動を行った機関の名称をわざわざ統一後のコリアが使うだろうか?
604名無しさんsage:2004/01/09(金) 20:08
http://cafebleu.vis.ne.jp/livre/y/yamamoto.html
>ここで描かれている近未来の姿、特に経済的な部分が、あまり実現しそうにない未来のように思えるところでしょうか。
>しかも加古沢黎は、私の目にはあまり天才のようには見えませんでした。
605名無しさんsage:2004/01/10(土) 10:31
p.365 月に神の顔が出現し世界が動揺する中、大手食品会社社長が資産を大量に売却し、
その金を自分の属する教団に寄付し、その結果会社は倒産した、というエピソードが語られる。

大企業なら社長といえどもこんな勝手は出来ないと思うのだが。会社速攻で倒産するような
資産の運用は役員会の承認が必要なはずだし、社長がすべての処理を内緒でやったとしても、
会社はその取引(?)の無効を主張し資産の返却を教団に求められるはず(返してくれるかは
別な問題だが)とはいえその後に、会社が倒産して2000人の社員が路頭に迷うことになった、とあるから、
それほど大規模な会社ではないのかも知れない。
606名無しさんsage:2004/01/10(土) 17:56
>>604

頭がよいと繰り返し喧伝されている加古沢はちっとも頭が良さそうに見えず、
確固たる根拠がなければいい加減な事を言う人間ではないと説明されている主人公の兄は自説の論証をサボっているようにしか見えない。
正義感に突き動かされる破天荒な友人葉月の言動は大根役者のような不自然さ。
肝心の主人公の超常現象批判はまるで誰かの受け売りのような浅さ。自分の兄の主張の正当性を兄が信頼できる
という理由だけで無批判に受け入れてしまっているから。多分と学会の本を古本屋で見つけてシンパになったのだろう。

読者に置いてけぼりを喰わせてひたすら神(山本弘)の意図に向かって突き進む登場人物たち。
宗教団体の宣伝漫画や映画と同じ構図。
607名無しさんsage:2004/01/10(土) 17:59
山本は「もしかして万が一、本当に万が一だけど、この小説が爆発的にヒットし、
俺が教祖に祭り上げられたらどうしようかな?と学会とは別の団体を立ち上げて…」と
思いながらこの小説を書いていたりして。
608名無しさんsage:2004/01/11(日) 11:13
リアル鬼ごっこと「比較できるレベル」の販売数にはなる心積もりだったようだねw
609名無しさんsage:2004/01/11(日) 11:24
山本の小説の中の政治や経済に関する記述をSFにたとえれば、SF用語辞典も調べず、
ちょっと耳にした単語をその語感だけで勝手に解釈してちりばめたって感じかな。
こんなことを他人がすれば山本は激怒するだろうに。
610名無しさんsage:2004/01/11(日) 23:26
>☆ Re: 『神は沈黙せず』スレ・part2 / キサラギ No.16195 - 2004/01/11(Sun) 16:59 [ntokym008115.okym.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp]

>最後にしょうもない質問なんですが表紙の空を突き破っている指は山本先生の指ですよね?素晴らしい装丁だと思います(いや山本先生の指じゃなくても)。

あれって何で指なんだろうなあ。普通このモチーフだと腕がにゅーと伸びて来るものになるんじゃないのかな。
それだとありきたりすぎるから指にしたのか、指にするもっと積極的な理由があったのか…

この指ってよく見ると結構太いんだよね。はじめ人差し指だとばかり思っていたけど、太さからいえば親指にも見える。
でも長さからいうと親指では長すぎる気がするから、指の太い人の人差し指なのだろうか。どうでもいいかw

描いたのはこの人らしいが、あまり俺の趣味には合わないな。中身の小説もだがw
ところでなんでここには神沈の表紙は載ってないのだろう?
http://www.tosho-sekkei.gr.jp/kaiin-list/w_ohji.html
611名無しさんsage:2004/01/12(月) 07:16
UFOも、怪奇現象も、超能力も、すべて「神」からのメッセージだった!現代人の「神」の概念を根底から覆す長編書き下ろしエンタテインメント一三〇〇枚!
空飛ぶ戦車+七角形のボルト+UFO+ロボット型異星人・空から降ってくる魚介類+落下する巨大な氷塊・銀の十字架が落ちてくる+石ころの雨・走りまわる
インドゾウ+野生の少女・フクロオオカミの出現+ビックフットの出没+肉食獣ムングワ・吸血怪物チュパカブラス+怪獣ネッシー・ボルトの雨+四人の異形の
天使・空の戦闘+空の軍隊・血まみれの剣をもった白装束の軍人+怪蛇バジリスク・空飛ぶ帆船+幽霊飛行船・幽霊ロケット+エイリアン・コンタクト・エイリ
アン・アブダクション+MIB・修道僧のようなローブをまとった巨人+蛾人間・・・・
-------------------------
お前はしつこいんだよ!
612名無しさん:2004/01/14(水) 01:45
http://www.j-n.co.jp/cgi-bin/product_detail.cgi?code=4-408-60252-3
613名無しさん:2004/01/18(日) 20:22
別件でタイムラインの小説を買って読んでみた。で、びっくり。冒頭の部分を紹介すると、

 1899年の物理学者に、こんなことをいってみたとしよう。
 「いまから100年後の1999年までには、人工衛星を通じて世界中の家庭に動画が送られるようになる。
 とてつもない威力を秘めた爆弾が人類の存続を脅かす。(中略)人々は重さ数10グラムの電話を持ち歩き、
 世界中のどこにいても電話線なしで通話できるようになる。(中略)」
 こんなことをいおうものなら、あなたはほぼ確実に、その物理学者から狂人呼ばわりされただろう。
 右に上げた進歩のほとんどは、1899年には予測しえなかったものである。

神沈の煽り文句ってこれのパクりじゃん(w

 2010年代という近未来を舞台にしていますが、これは未来予測を意図した小説ではありません。
 なぜなら、未来を正確に予測することなど誰にも不可能だからです。
 あなたは10年前(1993年)、インターネットがこんなに普及すると予測していましたか?
 100Mbpsなどという転送速度が10年以内に実現すると思っていましたか?
 携帯電話で画像が送れるのが当たり前になるとか、レーザーディスクがなくなると思っていましたか?
 8MBや16MBが主流だった時代に、「10年後には256MBのパソコンが10万円以下で買える時代が来る」と言われたら信じましたか?
 (中略)
 そう、10年先がどうなるかなんて、誰にも分からないのです。
 ですからこの小説では、「正確な未来予測」という幻想をきっぱりと捨て、読者の予想を裏切る未来、
 「そんなことはありえない」「たった10年でこんなに変わるわけがない」と思える未来を構築することに全力を傾けました。

しかもタイムラインでは100年後の未来の話の予測なのに、神沈では10年後にスケールダウンしている。
メモリ容量が8MBだ、256M Bだというのもせせこましい。100年後の未来は予測できないだろうが、
メモリ容量が10年後にどうなっているかは結構正確に予測されてるんだけどね。ムーアの法則とかしらんのか。

山本は現在の技術の延長にある未来と、ブレイクスルーを伴う未来をごっちゃにしている。
前者は割と予測可能だし、後者はほとんど予測できない。1899年に核物理学や量子物理学を
予測するのは不可能ではある。タイムラインの作者はそうしたブレイクスルーのことを述べているのだ。
タイムマシンもそうしたたぐいの技術であることを暗ににおわせるために。(もっとも人工衛星や携帯電話
ぐらいは予測できそうな気がするが。)

ともあれこれで山本とクライトンのSF作家としてのスケールが数値化されましたな。

 山本 = 1 / 10 * クライトン

まだこれでもちょっと山本の比率が大きすぎるような気がする。収入で比べたら目も当てられないだろうし。
614名無しさんsage:2004/01/18(日) 20:55
>「たった10年でこんなに変わるわけがない」と思える未来を構築することに全力を傾けました。

「こんなデタラメに変わるわけがない」と思える未来を構築することには成功しているな。
一部、過去に戻ってたり、まったく発展してなかったりして、全体的にちゃっちー未来予測だ。
読んだ人間の10人に9人まではもっと明るい未来、発展した未来を予想してると思うんだけどね。
615名無しさんsage:2004/01/18(日) 22:17
山本センセイ!
4年もかけた長編が初版だけで終わった(爆笑
からといっても
柳田氏にからまないでくださいねー。
616名無しさんsage:2004/01/18(日) 23:03
>615

一時売り切れだったアマゾンで在庫補充されていたから
ひっそり第二版は刷られているのかもしれん。

つーか、確かな根拠があるなら別だが、売り上げ系の批判は
信者に叩くネタを与えるだけなので
山本信者並と言われたくなければ慎むべき。

・・・「ベスト10にも入ってない」程度なら
根拠は出せるんだけどね、重版かかってないは確認できんよ。
617名無しさんsage:2004/01/18(日) 23:53
二版が刷られているのなら山本関係者(唐沢、志水など)は真っ先に報告するだろうね。
アマゾン順位は年末迄200〜2000位を推移してきたがここ数週は一気に下落し現在 26,902
山本のように購入者層が限られている作家の場合、この順位はもはや回復不能。
終わったと見て差し支えない。
618名無しさんsage:2004/01/19(月) 00:53
>「たった10年でこんなに変わるわけがない」と思える未来

単に無茶苦茶な未来、の間違いだな。
奇想天外と説得力皆無は別物ということを理解していない。
619名無しさんsage:2004/01/19(月) 01:33
>613
2001年ごろによく引き合いに出された100年前の新聞の話を思い出すな。
実現しているものもありされていないものもあり、
ただし既存技術の延長のものはかなり正確に予想されていたと記憶している。

なんだったか、以前に聞いた言葉を思い出す。
「開発中のものは発売される。研究中のものは実用化される」
山本が10年前には信じられなかったとか言う要素も、
科学系一般紙ではかなり取り上げられていたように記憶している。
少なくとも32ビット時代のコンピュータはマルチユーザーマルチタスクが普通となり、
ネットワークに接続されているだろう、ということは書かれていた。
ディスクメディアの進化も当然書かれていた(MOが主記憶媒体になるとは言っていたが)。
具体的な数字を当てるのは不可能でも、それが構成する要素は割と予測できるようだ。
620売れたら売れたで:2004/01/19(月) 21:34
トンデモ本の、ひとつの条件を備えるだけですからモウマンタイ。
「狂ったような、増刷に次ぐ増刷」
6211月21日20時50分現在sage:2004/01/21(水) 20:54
>現在、在庫切れです。このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。

>書籍データ
>単行本: 507 p ; サイズ(cm): 182 x 128
>出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048734792 ; (2003/11)

在庫切れ早っ!
>おすすめ度: カスタマーレビュー数: 7 レビューを書く
>Amazon.co.jp 売上ランキング: 18,131
622名無しさんsage:2004/01/22(木) 12:17
>>621
>在庫切れ早っ!

刷り数が少ないからね(w
全国の主な書店に配布して、しばらく様子見た後、在庫の少量をアマゾンに流し
在庫切れになったのと違うかな?
もうすぐすると「絶版」という文字が出ることだろう。
623名無しさんsage:2004/01/22(木) 12:54
>>622
順次返本されてくる分が在庫なんじゃない?
624名無しさんsage:2004/01/23(金) 02:01
神ちんを読んで山本には小説は無理だとつくづく思った。
そこで山本に何が向いているか考えてみると・・・占い本だ。題して「SF占い」。
---
こんなSF状況になったとき貴方は何を選びますか?
A武器 B恋人 C食料 Dお金 E美少女(しかも幼女)
回答
Aを選んだ人/貴方は・・・という作家になれるでしょう。
Bを選んだ人/貴方には・・・・に近い考えをもっています。彼の本が役立つでしょう。
(中略)
Eを選んだ人/SF作家になれません。エロ作家になるのが幸せです。

年間予定5冊の中に入れてくれ。
625名無しさんsage:2004/01/23(金) 11:40
>>624ちょっとワロタ
62616時40分現在sage:2004/01/28(水) 16:43
再入荷。

Amazon.co.jp 売上ランキング: 5,706
627名無しさんsage:2004/01/29(木) 11:55
>>626

その僅か一日後

Amazon.co.jp 売上ランキング: 20,651
628名無しさんsage:2004/01/29(木) 12:10
>>627
なんかすごい数字だね。おそらく1冊売れたか否かがその差なんだろうね。
つまりおおざぱには1冊しか売れない本が1500冊あるわけだw
629名無しさんsage:2004/01/30(金) 07:32
http://www.webdokusho.com/shinkan/0401/t_2.htm

>あと、文中に出てくる世界的ベストセラーの話を読んでも「この本じゃそこまで売れないでしょ」という印象を
>持ってしまってリアル感が足りないのですよ。(職業柄なのです、すみません)

加古沢の本のことだろうけど、全く同感だね。加古沢は日本を一人で変えたほどの天才に設定されているのだが、
全然そう見えない。人工知能談義ではお約束のボケをかましまくるし。

>主要登場人物のひとり、ネット社会で人々の圧倒的な支持を得ていく作家加古沢黎が、
>助手を使って壮大な作品を作り上げたように、山本弘さんも「と学会」会員の助けを借りて書いていたりするんだろうか。

なかなか痛切ですな。

> この世界に神が存在するとして、その真意はどこにあるのか?信心深い人ほどこの本に示された結論に衝撃を受けるのだろうが、
>不心得者の自分にとっては「あ、そうですか…」と拍子抜けの感あり。

信心深い人間もいまさら「神が(物理的に)存在しない(あるいは存在しても存在しないのと同じである)」といわれても
大して感銘を受けないと思うけどね。宗教を信じている人は神が実在するから信じているわけではなく、その教え(人生観や
価値観や倫理観)妥当だと思うから信じているのだから。オカルトの世界の神と宗教の世界の神は位置づけが根本的に
違う点を山本は分かっていない。

>うーん、この謎が明かされるまではものすごくおもしろかったのだが。

わらた。俺も期待をいい意味で裏切ってくれることを期待してたんだけど、残念ながら裏切られる期待は見事裏切られてしまった。
630名無しさんsage:2004/02/03(火) 21:58
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/thatta01/that188/tuda.htm
 山本弘『神は沈黙せず』は、トンデモ現象とそれにまつわる人間のエピソードを集大成して、
それをどう見ればSF的な異化作用として捉えられるかという大力作。
『宇宙消滅』や『順列都市』のアイデアを流し込んでの世界の説明や盛り込まれた
大量の情報の捌き具合は見事といっていい。のではあるけれど、メイン・アイデアがあまり面白くない。
「中国語の部屋」と自己進化プログラムの組み合わせにはナルホドと思うものの、
ちょっとストレートすぎてインパクトに欠ける感が強い。自分にしてみれば
「神様がいるとしてもそういうもんだろ」というのが当たり前な感覚としてあるからなぁ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半部分は全く同感ですな。
631尾崎晃仁:2004/02/03(火) 23:41
>>630
 同じネタでも、「頭の中のアリンコ」のほうがインパクトが
あったし分かりやすかったかな。
632名無しさんsage:2004/02/03(火) 23:56
>>631
>  同じネタでも、「頭の中のアリンコ」のほうがインパクトが

なんかタイトルで内容が想像できそうだけど、そういう作品があるの?
633尾崎晃仁sage:2004/02/05(木) 20:37
>>632
 『ギャラクシートリッパー美葉1』の中の1エピソードです。
関係ないけど「無限時間遡及形翻訳機」のアイデアが好きです。
634名無しさんsage:2004/02/11(水) 13:35
俺、ブックオフで『ギャラクシートリッパー美葉2』買ったけど半分も読まないうちに投げ出したよ。
なんていうか行き当たりばったりの読者置き去りのストーリー展開。
子供向けの本とはいえ、こんなんで良いのか?
終わりには「すぺえす音頭」の痛い作詞、「後書き」に美葉と弘の対談とこれまた知性が皆無だ。
奥付けには平成6年7月1日初版と書いてあるから山本36歳の頃の作品?
ひどすぎる。こりゃ才能のかけらも無いと思うよ。
聞けば「リアル鬼ごっこ」も相当ひどいらしいが、彼はまだ二十歳ぐらいなんだろう?
歳が若いだけ山本よりは化ける可能性が高いだろうね。
635名無しさんsage:2004/02/11(水) 13:41
>>634
> 終わりには「すぺえす音頭」の痛い作詞、「後書き」に美葉と弘の対談とこれまた知性が皆無だ。

小説の登場人物と作者が対談してるの?うぅ恥ずかしすぎる…耐え難い恥ずかしさだ
636名無しさんsage:2004/02/11(水) 13:57
山本って何かと設定がしっかりしてないのは読者を馬鹿にしているとか言うけど、手塚治虫の作品ってもろそれに抵触するよね。
手塚治虫もやっぱり読者を馬鹿にしてる山本はいうのかな。いや別にいってもいいんだけどね。というか言うべきだろうね。
己の信念にしたがえば。
637名無しさんsage:2004/02/11(水) 14:01
結局の所考証や設定の善し悪しで作品を評価したりあまつさえ作者の人格を評価するのは、およそ無意味な行為だと
早く気づいてほしいものだ。設定がしっかりしているか否かを評価するのは構わないが、それと作品の善し悪しは別だし、
当然作者の人格もまた別だ。山本が「設定のしっかりしていない小説は屑だしその作者も屑だ」と思うのは勝手だけど、
それはどこかの宗教の信者が「我々の神を信じないのは正しい思考が出来ない人間であり、そういう人間は屑だ」というのと
変わらない。
638名無しさんsage:2004/02/11(水) 15:40
>>635
>小説の登場人物と作者が対談してるの?うぅ恥ずかしすぎる…耐え難い恥ずかしさだ

あとがきで登場人物と作者が対談したり、掛け合い漫才をしたり、登場人物が案内役で作者も登場するなんてのは
結構あるもんだし、読んでいて恥ずかしいと思うこともそうそうなかったりする。

山本の書くあとがきが気持ち悪くて恥ずかしくて、怖気が走るのは、登場人物と作者が対談してるからではないと思うよ。
639名無しさんsage:2004/02/11(水) 21:04
>>638
> あとがきで登場人物と作者が対談したり、掛け合い漫才をしたり、登場人物が案内役で作者も登場するなんてのは
> 結構あるもんだし、読んでいて恥ずかしいと思うこともそうそうなかったりする。

いやそういうもの全てが俺には恥ずかしくてしかたないんだが。一種の自作自演だよね。
小説の登場人物同士が小説の中で振る舞うのは架空の世界だからいいけど、
登場人物と会話している作者はフィクションなのにリアルワールドの存在ともいえる。

いわば自叙伝の中の「自分」と同じかな。まあ自叙伝が恥ずかしいということになるけど、まさにその通り。
自叙伝とは恥ずかしいものだwそれに自叙伝だとまるっきりの嘘を書くわけにはいかないが、架空対談だと
相手は所詮自分の都合のいいことしかいわないわけで、なんか宗教の宣伝漫画と同じじゃない?(笑

> 山本の書くあとがきが気持ち悪くて恥ずかしくて、怖気が走るのは、登場人物と作者が対談してるからではないと思うよ。

いや対談だけで十分恥ずかしいwつーかそれこそ読者に誤解を与えるから教育上良くないんじゃないの?(笑
山本が何かをいう。相手が「なるほどそのとおりですね」と相づちを打つ。これって自作自演だよね。
640名無しさん:2004/02/11(水) 22:44
『ギャラクシートリッパー美葉』挿入歌 作詞山本弘
すぺえす音頭
さあすぺえす音頭でヨヨイヨイ!
ハアー あれに見えるは超新星よ 暗い宇宙に 花咲かす 
星の最後の さて 晴れ舞台 重い元素の 燃えかすだって
次の世代にゃ ちょいと嬉し いつか身になる 骨になる

(以下二番三番も書いてあるが略)
-----------------------
あとがき
美葉「はーい、美葉でーす♪ 今日は作者の山本弘さんの仕事場を訪問して、作品の
   由来などについていろいろお訊きしたいと思います」
山本弘「いらっしゃーい」
美葉「何つーか、この・・・ずいぶん散らかった部屋ですねー。(以下略)」
弘「(中略)志水一夫さんの部屋なんか、すでになにか踏まないと歩けない状態だって話だよ」
(以下マンガや映画でのオタク知識の披露が続く)
電話「ぴろろろろ〜ん♪」
弘「おっと電話だ・・・はい山本です」
(電話してきたスニーカー文庫の女性編集者やサーラ・ファンの奥さんが乱入してきて)
弘「どひーっ、体が三つ欲しい〜っ!」
1994年5月
--------------------------
この恥ずかしい後書き、本当に37歳の山本が書いたのか(w
もう駄作の「神ちん」許します!
この本に比べたら、僅か十年で「神ちん」までよくたどり着けたものです。
641名無しさんsage:2004/02/11(水) 22:51
>639
手近にあったものを数冊読み返してみたが確かに恥ずかしいなw
しかし、山本ほどダメだと思うのはやっぱりなかった。
そこでちょっと違いを探して見たところ色々と相違点が見つかった。
まあ、サンプル数は少ないんだけどね。

・登場人物と作者の立場と言うか順序付け。
大体作者のほうが立場が低いというか、登場人物偉そうな感じだな。
登場人物が作者をクソミソにけなして作者ひたすら平謝りってのまであった。
山本のように同格かやや作者が偉いというのは他には見当たらなかった。

・登場人物の作者に対する態度。
さっきの戸かぶるんだが、大体、見下してたり、馬鹿にしてたりする。
作者を尊敬してたり、好意的だったりするのは少ないな。

・メインは誰?
登場人物同士で進行してる中に作者が混ざる感じのものが多い。
作者がメインで登場人物が聞き役と言うのは山本以外にはなかった。

全体的にフィクション色が強く、作者と言うのも一種のキャラクターとして登場することが多い中
山本のものは、リアル色が強く、登場人物がこちら側に来ている感じが強い。

まあ、登場人物との対話形式のあとがきは総じて恥ずかしいものだが
山本のものは飛びぬけて恥ずかしいというところかな。
感じ方は人それぞれだが、より人を不快にする要素が多いとは思うね。
642名無しさんsage:2004/02/12(木) 00:01
久々の神沈ネタ。

加古沢の計画が成功し日本の体制はがらっと変わってしまうのだが、その中で憲法の「国家が宗教活動を支援してはならない」という
項目が「特定の宗教を支援してはならない」と変更された。つまり特定でない宗教全般についてなら支援してよいことになった、としている。

どうもこの意味がよく分からない。特定の宗教でなく宗教全般にたいする支援の実体がどういうものなのか、とんとイメージが湧かない。
宗教法人に補助金をばらまくのだろうか、税金を優遇するのだろうか(これは現在もだが)、国の式典に対して入札でもして落札した宗教が
それを取り仕切るのだろうか。そもそもどの宗教団体にどう支援を行うのだろう。信者の規模に比例して支援を行うのだろうか。それだと
少数派の宗教が怒るだろうし、ベンチャー育成よろしく規模の小さい新興宗教こそ支援すべきなのだろうか。これも多方面から反発を買いそうだ。

なんとなくこの部分、おそらく山本は「創造論者vs進化論者」などから「宗教vs科学」の対立構図でしか宗教を捉えていないためと思う。
つまり宗教全体を科学に対立するものという程度にしか考えていないので、特定の宗教を対象としない宗教全般活動への支援という
分けの分からない発想になるのではないだろうか。

なんというか山本って社会の仕組みも経済の仕組みも宗教そのものも中学生レベルの幼稚なとらえ方しかできない人間なのだなぁ。
これが50近いものかきの頭だろうか。ひたすらSFとアニメのみを3倍効率よく学習した結果がこれなんだよね。こういう人生を送る人が
これ以上増えないことを祈っているが…
643名無しさん:2004/02/12(木) 07:25

証明できないものを他人に勧めるなんて問題外。笑
644名無しさんsage:2004/02/12(木) 11:20
>>643
なんだただの荒らしか?
645名無しさんsage:2004/02/13(金) 14:01
>642
これが50近いものかきの頭だろうか。ひたすらSFとアニメのみを3倍効率よく学習した結果がこれなんだよね。こういう人生を送る人が
これ以上増えないことを祈っているが…
--------------

50歳近くなった山本に「その性格変えろ」とか「面白い小説を書け」などと
言っても無理だろう。若いうちにできなかったものが歳とってからは出来るはずがない。
それでも僕らが山本を叩き、笑い飛ばすのは、山本に騙されて人生を棒に振る信者を
助けたいが為・・・じゃないな(w
646名無しさんsage:2004/02/13(金) 14:26
>>645
いやいや、もちろん俺が山本を叩くのは社会正義のためだよ。山本はモラルに反しているからその人格を批判されて当然(大笑
647名無しさんsage:2004/02/14(土) 16:38
神沈ネタに戻るが・・・
山本初の長編が出る!つーんでアンチとはいえ密かに期待していた部分も僅かにあったんだよ俺。
もしかして凄いSFだったら俺どうしようか、信者になっちゃいそう、怖いよー、って。
だけど読んだらまたオカルト叩きモノ。いいかげん飽きたんだよ!
信者は「集大成ですね」と言うが、そんなもの長編にするな。がっかりだ。
でもまあこれで山本が作家として何の価値もないことが分かったよ。
とことん潰してやる。
でもなあ・・・角川から出るホラー短編臭ってどんなんだろう(w
648名無しさんsage:2004/02/14(土) 17:43
>>647
>もしかして凄いSFだったら俺どうしようか、信者になっちゃいそう、怖いよー、って。

国語辞典房っぽい質問かもしれんが、それって「信者」って呼ぶべきなんかね?いや、俺の中では「山本の言ってる事は嫌いだし、山本科学が穴だらけなのは知ってる。けど山本の小説は面白いから好き。」という奴に対して信者と呼ぶのは、ちと抵抗があるもんで。

ところで余談だけど、山本小説って面白いのかね?俺は興味がないので読んだ事が無いのだが、アンチでも「面白い!」というのがあるなら、ちと読んでみようかと思うのだが・・・。
649名無しさんsage:2004/02/14(土) 19:56
>>648
「ギャラクシートリッパー美葉」かな、気が狂っているとしか思えない上に他人を見下した内容
山本のオタっぷりが120%発揮されている。
650名無しさんsage:2004/02/14(土) 20:59
>>648
>けど山本の小説は面白いから好き。」という奴に対して信者と呼ぶのは、ちと抵抗があるもんで。

ある作家のファンというのは、森羅万象についてその作家の見解が正しいと思い込む人たちのことではないのか?
少なくとも文系のファンはw
651名無しさんsage:2004/02/14(土) 23:42
>>650
2ちゃんのラノベ板で「と学会みっともないからとっととやめて小説書きに戻ってくれぇ」みたいな書き込みをみた記憶がある。
アンチの煽りには見えなかった。
652名無しさんsage:2004/02/14(土) 23:46
>>651
小説書きなら世間から注目されず、ほそぼそとラノベを書いてればいいからね。
653名無しさんsage:2004/02/15(日) 04:29
>>650
ふむ、俺にとっての文系のファンというのは、その作家の小説が単純に好きだと感じる人たちのことだと思っていたが。なるほど、まず「正しいか誤ってるか」で好みを左右するような考え方を信者と呼ぶのなら、確かに信者にはなりたくないな。そーゆー楽しみ方自体は否定はせんが。
654名無しさんsage:2004/02/15(日) 04:40
小説家の「価値観、知識、演出」のどこに惚れるか、かな。
山本は「ポリシーに反するものは書かない」と豪語しているのだから、これらは不可分だと考えているようだし、
山本信者もこれらを区別していないようだが、俺は別々のものだと思うね。
655名無しさんsage:2004/02/15(日) 04:48
その意味で好きとか嫌いとかという感覚は本質的にどんぶり勘定なんだよな。
同じものをある人は好き、ある人は嫌い、という場合も、よく分析してみると、両者はその”もの”の
別な側面に注目していることが多い。だから同じものに対して意見が分かれるというよりも、
案外同じものについてはほとんど意見が一致するんじゃないかと思う。意見が違うのは
両者が同じものを見ているようで、その一部だけを見ていて、その部分が違うに過ぎない。
656名無しさん:2004/02/15(日) 12:31
SFが読みたい!2004年版で、国内3位とか。
版元でもない早川がヨイショしてる訳でもないし、意外と支持されてんのね。
657名無しさん:2004/02/15(日) 13:08
>>656
調査対象がたった85人で複数回答可、さらにその85人中には山本の知り合いも何人かいるだろうから、データとしては
『読者が選ぶベスト』の方が信頼がおけるのだが。
658名無しさん:2004/02/15(日) 13:11
>SFが読みたい!2004年版で、国内3位とか。

本当っすか?
なら神沈もっと売れてもいいはずなんだが。
659名無しさんsage:2004/02/15(日) 13:28
>>657
> 調査対象がたった85人で複数回答可、さらにその85人中には山本の知り合いも何人かいるだろうから、データとしては

その調査対象ってどういう層なの?SF作家の仲間内?
660名無しさんsage:2004/02/15(日) 15:00
いずれにせよ、客観性と世間の実状から遠く離れたデータだろ。
661名無しさん:2004/02/15(日) 17:29
>>659

>その調査対象ってどういう層なの?SF作家の仲間内?

ほとんどがSF作家と評論家(ついでに言えば85人じゃなくて84人)。
ちなみに読者が選ぶベスト10では10位にも入ってない。
662名無しさん:2004/02/15(日) 17:33
そしてこれが全貌

「SFが読みたい!2004年版」
発表!ベストSF2003
国内篇
1『マルドゥック・スクランブル』 冲方 丁
2『第六大陸』 小川一水
3『神は沈黙せず』 山本 弘
4『忘却の船に流れは光』 田中啓文
5『神様のパズル』 機本伸司
6『サウンドトラック』 古川日出男
7『ラピスラズリ』 山尾悠子
8『イリヤの空、UFOの夏(全4巻)』 秋山瑞人
9『ねじの回転』 恩田 陸
10『記憶汚染』 林 譲治

京極、宮部みゆきクラスに混じってランク入りなら確かにすごいが、このラインナップじゃねえ……。(他作家のファンにはすまんが)
663名無しさんsage:2004/02/15(日) 17:48
>>662
読者ベストテンのラインナップも頼む
664尾崎晃仁sage:2004/02/15(日) 19:07
 本見る前は、「ランキングからもれて、ここで馬鹿にされとる
かな」と思っとったんですが・・・・・・。ランキング入りしようがしまい
がケチつけられるのに変わり無いんね(^^;。

>>647
 なんで集大成を長編にしてかんのかわからんけど、がっかり
したというのは一緒。どーせならもっと新しいもの書いて欲しかっ
た。『美葉』より前、せめて『戦ミレ』より前に読んどったら評価も
違ったかもしれんけど。どーしても焼き直しに見えてまうので。
「山本弘しか書けない小説」として、存在意義はあると思うし、
『SFが読みたい』でも、そーいう評価があるけれど。

>>648
 基本的に、アニメファン、特撮ファンじゃないとつらいかもしれん
けど、『妖魔夜行』(山本作品以外も)を順繰りに読んで、『さよう
なら地獄博士』を読むのがオススメ。まあ僕はアンチじゃないでね。
元山本信者氏や木馬氏のレスが欲しいな。

>>662
 これ、一位がダントツだで、読んでみようかと思っとるんだけど、
どうなんでしょ。宮部氏は、早いとこ『ICO』を出して欲しいぞ。
665名無しさんsage:2004/02/15(日) 19:08
>>662
それは「わざわざ勧めないと誰も読まないベスト10」ってことなのか?w
666名無しさんsage:2004/02/15(日) 19:12
>>664
> 「山本弘しか書けない小説」として、存在意義はあると思うし、

つーと馬鹿作家にしかかけない馬鹿小説とか、馬鹿製作者にしか作れない馬鹿映画にも、
それはそれで意義があるのだろうなw
まあどちらかというと希少価値という意味かな。ようするにトンデモ本としてってことな。
> なら地獄博士』を読むのがオススメ。まあ僕はアンチじゃないでね。
> 元山本信者氏や木馬氏のレスが欲しいな。

面白い。素人にお勧めの「山本作品の読む順序」をみんなで考えてくれw
667懐アニを思い出すsage:2004/02/15(日) 19:42
>>664

> 「山本弘しか書けない小説」として、存在意義はあると思うし、

仮に山本弘が「自分にしか書けないもの」と自負しているとすれば、
『プロジェクトA子』の監督が
「宮崎さんや、押井さんには絶対作れないものを作りたかった」
と言っていたのと似たようなものですな。
両氏は別にあんなアニメ作りたいとも思わないだろうに。
同様に『神沈』読んで他の作家が
「やられた!」「先を越されて悔しい」
と感じるとはとてもとても。
668尾崎晃仁sage:2004/02/15(日) 19:53
 べつに「山本弘しか書かない小説」と言い変えてもいいけど。
この作品に、作家性が強く現れているという点で、存在意義が
あると思う。
669名無しさんsage:2004/02/15(日) 20:15
>>668
分からない理屈だ。作家性が強く表れているとなぜ存在意義があるのだろう?
有名作家の作家性が強く表れている作品なら存在意義があるのはわかるが。
まるで自分の子供の落書きを「この子にしかこんな絵は描けない」とかいう親馬鹿のようだ。
670名無しさん:2004/02/15(日) 20:48
誰がどんなものを好きになろうが本人の勝手なんだから、そこはほっといてやれや。
671名無しさん:2004/02/15(日) 20:51
中学生の時に呼んだ小松左京「果てしなき流れの果てに」以来のセンスオブワンダー
というか、興奮があって大傑作だと思うけど
たぶん、残りの人生で山本弘は、これ以上の物はかけないと思う
多くの漫画家や小説家は、代表作は若い頃が多いし 科学者と同じで
672名無しさんsage:2004/02/15(日) 21:17
>>671
> 中学生の時に呼んだ小松左京「果てしなき流れの果てに」以来のセンスオブワンダー
> というか、興奮があって大傑作だと思うけど

どの辺が?メインのアイディア自体は山本自身が認めるほどありきたりのものだ。
だから評価するとすれば膨大なウンチクとかストーリーの演出しか残っていないと思うのだが。
で、ウンチクについては好意的に評価している人間でさえ「小説そのものにプラスになっていない」という声が多い。
それ以外の演出は…はて、俺にはさっぱり良さが分からないのだが。

是非とも良さを説明してくれないか?
673名無しさん:2004/02/15(日) 22:32
>中学生の時に呼んだ小松左京「果てしなき流れの果てに」以来のセンスオブワンダー
>というか、興奮があって大傑作だと思うけど

「神沈」を大傑作といういう君が今まで読んだ小説を挙げてくれないか?
どうせ名もしれない作家のラノベしか読んでないんだろうがね。

高千穂、平井、半村、栗本、筒井、高橋、夢枕、田中(光二ね)眉村
あたりの代表作ぐらい読んでから「大傑作」という言葉を言ってくれ。
674名無しさんsage:2004/02/15(日) 23:54
>>673
671ネタからハズレるけど、自分が多感な工房だったときとの影響を受けた作家というと、
小松、筒井、星、眉村というラインナップに広瀬正を加えるな。
ここで語り始めるのは流石にスレ違いなので、誰か語ってるやつはおらんかなと検索かけてみた。
引用した最後のほうなど、中々考えさせられますな。
ttp://www31.ocn.ne.jp/~chunweb/kansou/time.html
>広瀬正はSF作家として、いや「タイムトラベル作家」として、
>日本SF界では確固たる地位を占めており、私の知る限り
>「マイナス・ゼロ」を凌駕する作品はこの世にはない。
>過去に戻って結婚前の親を殺すと元の世界に戻ったときに
>自分は存在するのか、という有名な「タイムパラドックス」も
>サラリと解決するなど、アイデアや理論を振り回すことなく、
>ストーリー重視の面白い作品となっている。
675尾崎晃仁sage:2004/02/15(日) 23:57
>>673
 ダーティペア、日本以外全部沈没、田中啓文、時空の旅人くらい
しか読んでない。夢枕はともかく、平井、栗本については読む気に
なれせん(^^;。高橋って誰ですか?
 薀蓄があるからこその、「山本弘しか書かない小説」なんだて。
必ず読むSF作家は、あと新井素子と吉岡平かな。
676尾崎晃仁sage:2004/02/16(月) 00:02
>>674
 面白そうですね<広瀬正
677名無しさんsage:2004/02/16(月) 00:05
>>675
>  薀蓄があるからこその、「山本弘しか書かない小説」なんだて。

それは分かったから、それがどうして存在意義のある作品なのかを早く説明してくれよ。
678名無しさん:2004/02/16(月) 00:57
>675
高橋克彦だよ。
俺は>>671の「神ちんが大傑作」てのに文句いってんだよ。
もしかして君なの?
前述したような(ごく一部だけしか挙げてないけどね)まともなSF作家の本を
読んでなお「神沈が大傑作」という奴は悪いけど信用しない。
679名無しさんsage:2004/02/16(月) 01:02
1『マルドゥック・スクランブル』 冲方 丁

元少女売春婦のお人形系少女が、ひょんなナノマシンみたいなものを
体にうめこんで犯罪者と如何こうする話

個人的には、第6大陸の方が面白かった、途中までしか読まなかったし。
一応サイバーパンク系かな
680名無しさんsage:2004/02/16(月) 06:21
>>677
> それは分かったから、それがどうして存在意義のある作品なのかを早く説明してくれよ。

そういう部分は結局好みの問題になるだろうから、否定も肯定も
すること無いんじゃないの?蓼食う虫も好き好きってね。
あまりそんなのに拘ってると、それこそ山本流・・。
681名無しさんsage:2004/02/16(月) 08:02
リアル鬼ごっこが作家性にあふれまくってるから存在意義がある、
ってのと同レベルの話でなら同意。
682名無しさんsage:2004/02/16(月) 10:45
>>680
「好き」じゃなくて「意義がある」といっているから、聞いてるんだけど?
683名無しさんsage:2004/02/16(月) 12:39
>>682
> 「好き」じゃなくて「意義がある」といっているから、聞いてるんだけど?

う〜ん、いわゆる芸術作品の場合、結局「価値観」に帰結するんじゃ無いかなぁ。
子供の書きなぐりだって親にとっては意義深いものがあるだろう。それを説明しろ
と言ってもまず無理だ。
まぁそういう意味では「意義がある」って力説することも、否定するのと同じくらい
意味が無いと思う。
684名無しさんsage:2004/02/16(月) 13:12
>>683
何当たり前のことをいってんの?馬鹿?
685名無しさんsage:2004/02/16(月) 13:13
つーか「意義」と「価値」は同義なんだから、「意義があるかないかは価値観に帰結する」なんて文章は
トートロジーも甚だしい。
686名無しさんsage:2004/02/16(月) 13:14
なので意味がないのは>>683の文章。
687名無しさんsage:2004/02/16(月) 13:21
そもそも「価値観」という言葉一つ安直に使って思考停止することがそもそもおかしい。
ある価値観はさらにそれを細分化することが可能だ。むろん細分化された価値観はさらに細分化できる。
価値観とはこうした微少な価値観のネットワークであり、「価値観」という「もの」があるわけではなくて、
このネットワーク(微少な価値感同士の接続関係)が価値観なのだ。価値観という言葉を思考停止の
免罪符にしてはならない。
688名無しさんsage:2004/02/16(月) 14:23
>>685
> つーか「意義」と「価値」は同義なんだから、「意義があるかないかは価値観に帰結する」なんて文章は

芸術作品は、個人の価値観でしか語れないと言ってるんで有って、
意義->価値観何つー話はして無いんだよ。しっかり読解しな。
689名無しさんsage:2004/02/16(月) 14:51
>>688
> 芸術作品は、個人の価値観でしか語れないと言ってるんで有って、

だからその価値観を語れ、といいっているのが元々の発言なのだが?馬鹿?
690尾崎晃仁sage:2004/02/16(月) 21:50
>>669
 『神沈』を読めば山本弘という作家のカラーがわかる。
『SFが読みたい』で3位にランクインしたことにより、
これから多くの人に読まれるだろうし、他の山本作品を読む
きっかけにもなるでしょうし。

>>678
 ただの感想だで、気にしんといてください。
 >>671は僕じゃないです。『神沈』については「がっかりした」
と書いとるし。

 >>679
 なるほど。そういえば、読者ランキングではそんなに
差はないですね。

 >>681
 意外とそういうレベルの話なのかも。その本読んどらんで
はっきり言えんけど。
691名無しさんsage:2004/02/16(月) 23:02
>>690
>  『神沈』を読めば山本弘という作家のカラーがわかる。

ああ、最初からそういってくれると分かりやすいな。
山本のカラーなんぞ興味ない、という人には価値がないって分かるから。

> 『SFが読みたい』で3位にランクインしたことにより、
> これから多くの人に読まれるだろうし、

それはどうだろう。そもそもそのランキングで上位になる=>読まれるってのは疑う
必要のないくらいの妥当性をもっているのか?

>                      他の山本作品を読む
> きっかけにもなるでしょうし。

話が入れ替わってるね。それは「3位にランキングした」価値の話だよね(ほんとうに
その価値があるかは別として)。俺が聞いているのは「神沈」の価値なのだが。

さらにそれは山本の作品が多くの人に読まれることが望ましいと思っている人(本人とかファンとか)に
とっての価値であって、別に山本の作品が読まれるか読まれないかどうでもいいと思う人には
価値がない、ってことだよね。

結局、最初から山本に興味のない人間には神沈は価値がないってことでOK?
692名無しさん:2004/02/17(火) 13:18
いま山本板の「マンガ夜話」スレで星野之宣の話になってるが、星野作品と
比べて山本の作品が「大傑作」と言えるかね?
山本の茶坊主汚長でもそれは言えまい(w
693木馬sage:2004/02/18(水) 00:32
>>664
ソード・ワールド・シリーズから入るのはどうでしょうね。
どの話にも、
しばしば槍玉に挙がる「蘊蓄」がほとんど含まれていないので、
読みやすいんじゃないでしょうか。
その反面、地味な感じもしますが、
手堅くまとまっていると思います。
個人的には『ゲート・デーモンの仮面』の悪の考察が面白かった。

『神沈』は、山本初心者にはまったくお薦めできません。
僕は以前「感心はしたけど感動はできない」と書きましたが、
このスレを読んだ後では感心すらできなくなりますね。
694名無しさんsage:2004/02/18(水) 02:01
結構ひどいこと言うね(w
つまりここ数年の山本は進歩するどころか退化してると。
いやあ同感だね。
695名無しさんsage:2004/02/19(木) 04:58
俺も>>693に同意。
696名無しさんsage:2004/02/19(木) 17:37
ええと、発言の終わりに「馬鹿?」とか「つーか馬鹿?」をつける人。
コテハンつけてくれませんかね。あと、なんで短い返信を分けてるの?

もしかして自作自演のつもり?頭の悪い書きこみのせいでバレバレなのだが。

まさか、アンチは頭の悪いとROMに印象付けるために書きこんでる信者さんじゃないでしょうね?
そういう卑怯な事は止めましょう。
697K.Ksage:2004/02/19(木) 18:54
>>696
煽りがへたくそです。もう少しがんばりましょう。
698名無しさんsage:2004/02/19(木) 19:26
>>696
> もしかして自作自演のつもり?頭の悪い書きこみのせいでバレバレなのだが。

普通の書き込みをやたら自作自演だとか騒ぐ方が馬鹿だと思うけどね。
ところであんたは信者さんは頭が悪いと印象づけるための工作員なのかな。
つーか馬鹿?(笑
699名無しさんsage:2004/02/19(木) 19:37
なんといか山本信者は誰も科学だとは思わないことを、科学だと誤解する人がいると騒いでみたり、
誰も自作自演だと思わないレスを自作自演としてはバレバレだと騒いでみたり、全く下らないなあ。
700名無しさんsage:2004/02/19(木) 19:40
基本的にこういう考え方をする人間は優越感に浸りたいだけだと思うのだよね。
俺は騙されないが、騙される愚かな人がいる、といっているわけだからね。
つまり自分は賢いという理屈。普通自分にもわかるなら、他人にも分かる考えるのが
謙虚な考えだと思うけどね。
701名無しさんsage:2004/02/19(木) 19:45
で、何度か言っているがやたら自作自演だと過敏になるのはネット初心者に多い。
そういうものがネットにはあるんだ、と覚えたての時期は「俺はそんなものに引っかからないんだぞ」と
自慢したくなるものだ。まあいいんだけどね。けど古参の人間からは「ああまた初心者が騒いでるな」と
しか見えないことを自覚しような。何事も初めて経験した時は夢中になるものだ…(苦笑
702名無しさんsage:2004/02/22(日) 14:20
>K.K氏
ショボーン。
>つーか馬鹿氏
でも698から701までは一人で書きこんでるんだよね。
ぱっと見あたかも複数の人が同意してるかのように見せかけて。
あんたの書きこみ、見苦しいのよ。別に書くなとはいわんから、コテつけてくれると飛ばしやすくて助かる。

大体、698から701までの長さのレスを4つに分けるのはやりすぎだと思わんかね。無駄なレス数消費だろ。
703名無しさんsage:2004/02/22(日) 16:20
>>702
> でも698から701までは一人で書きこんでるんだよね。

だからどうだっての。

> ぱっと見あたかも複数の人が同意してるかのように見せかけて。

これも、それがどうしたって〜の。もっとも俺には別人の様には見えないけどね。
つーか「見せかけようとしている」と思えるその頭の中を見てみたい。

> あんたの書きこみ、見苦しいのよ。別に書くなとはいわんから、コテつけてくれると飛ばしやすくて助かる。
> 大体、698から701までの長さのレスを4つに分けるのはやりすぎだと思わんかね。無駄なレス数消費だろ。

あんたの方こそくだらないから、読み飛ばしやすいようにコテハン付けてくれんかね。
もっとも、無駄なレス数消費だから、書き込まんでくれる方が助かる。
704名無しさんsage:2004/02/22(日) 18:02
>>702
> ぱっと見あたかも複数の人が同意してるかのように見せかけて。

みせかけてない。みせかけてない(笑

あなたが同一自分物だと分かるなら、他の人も分かるわけ。自分は人より賢いとか、自分より愚かな人間のためを思って、とかいう
下劣な発想から早く卒業しような。

まあそういう人間の集まりが山本信者なのかもしれないがね。毎回繰り返される「〜の映画/作品は〜と誤解する人がいて危険です」とかは
その典型。言いたいのはむしろ「自分は騙されるほど馬鹿じゃない」ということの方じゃないの?(笑

> あんたの書きこみ、見苦しいのよ。別に書くなとはいわんから、コテつけてくれると飛ばしやすくて助かる。

別にあんたを助けようとは思わないねえ。

> 大体、698から701までの長さのレスを4つに分けるのはやりすぎだと思わんかね。無駄なレス数消費だろ。

自分の主張を正当化するためにあれこれ屁理屈をつける。社会正義とかね。
いい加減そう言う中学生レベルの思考から卒業しような。
705名無しさん:2004/02/23(月) 18:33
>☆ Re: 『神は沈黙せず』スレ・part2 / 山本弘 [近畿] New 引用
>
>>・読んでて思ったんですが、馬鹿な登場人物を創るのって大変だったんじゃないでしょうか?
>
> いや、あれはほとんど実話ですから(笑)。
> 〈昴の子ら〉は実在のUFOカルトのエピソードを参考にしてますし(ただし、特定の団体を連想させないよう、5つぐらいの団体のイメージをごちゃ混ぜにしてあります)、「神の顔」をめぐる珍説の数々も、実際にあるトンデモ説をアレンジしたり、ヒントにして創作したものがほとんどです。「2012年12月23日にフードプロセッサーが人間に襲いかかってくる」という説も本当にありますし、「破滅が来なかったのはカメラのストロボのせいだ」と主張した教祖も実在します。
> あのへんのくだりを書くのは、別に大変じゃなかったですね。むしろ楽しかったです。

あーあ、とうとう「実在の人物を元にキャラを作ってその人達を馬鹿にしてます。」って公言しちゃったよ。
しかも「馬鹿にするのが楽しい」ってね。
706名無しさんsage:2004/02/23(月) 18:53
>>705
> > あのへんのくだりを書くのは、別に大変じゃなかったですね。むしろ楽しかったです。

読んでる側は全然面白くなかったんだけどね。下手なパロディを読まされているようで。
その意味では神沈は失敗したパロディ作品といえるかもね。いろんなトンデモさんの言動をパロっているけど、
それが退屈なだけで全然面白くない。本人が楽しんでいるほど読者は楽しめないというのは
商業誌はもちろん同人誌としてさえ典型的な失敗作品。
707名無しさんsage:2004/02/23(月) 18:58
>☆ Re: 『神は沈黙せず』スレ・part2 / 丁卯 [東北] No.17124 - 2004/02/21(Sat) 18:44 [ZC101005.ppp.dion.ne.jp]
>
> 最初に総合的な感想ですが、もう文句なしに楽しませていただきました。これで1945円は安いです!
>(それでも「2000円」という金はだいぶ貴重ですけど) 

「安い」って褒め言葉なのかなあ(笑
いくら安くても面白くなければゴミ屑だし、本当に面白い作品ならいくら高くてもいいと思うけどね。

> 私も将来は作家を目指す身で、こういう神をテーマにした“ファンタジー”を書こうと思ってたのですが……
>うーん、先にこんな話書かれちゃ結構苦しいです。

何も神沈だけが神をテーマにした作品ではないのだが…
708名無しさんsage:2004/02/23(月) 19:17
>☆ Re: 『神は沈黙せず』スレ・part2 / 山本弘 [近畿] No.17181 - 2004/02/23(Mon) 15:02 [zaq3dc0692b.zaq.ne.jp]
>
>・「加古沢黎」というのは本名でしょうか?
>
> いちおう本名です。ペンネームということにしてしまうと、作中での本名との使い分けが面倒になりますので。
> 優歌にペンネームをつけさせたのも、どうしてもストーリー上の必然性があったからです。
>そうした理由がない限り、読者を混乱させるような設定は持ちこむべきではないと思っています。

はて…現実の世界ではペンネームを使用している作家の方が多いのだから、それはリアリティ上問題があるんじゃないのかなあ。
「必然性がない」と言いだしたら現実の世界の大半は必然性がないわけだし。

>「馬鹿な登場人物」と言うなら、そもそも人類は(もちろん僕自身も含めて)みんなバカだと思います。

でも馬鹿の程度が自分は他人よりもまだマシだとおもってるんだろ?(笑

> トンデモ本をたくさん読んで僕が思い知ったのは、「人間は知的生命体としては不完全だ」ということです。
>まともな知性体だったら、正しく思考できるはずで、こんなことは決して考えないだろうと。

そういう意味の「まともな知性体」っているのかねえ。完全な理性を持たない人間が完全な理性について
語るのもおかしなものだと思うけどね。所詮それは「全能な神」と同じで人間の妄想が作り出した存在に過ぎないと思うよ。

> だから、人間として最高レベルの知性を持っているはずの加古沢でさえ、自分の考えついたトンデモ説にハマってしまう
>「セーブもされないボンクラの一人」だと優歌に言わせなきゃいけなかったわけです。それがこの小説のテーマですから。

読んでて加古沢が全然「人間として最高レベルの知性」にみえないのが問題なんだけどね。
だから作者が作中でも現実の世界でも「加古沢は頭がいい」といえばいうほど読者はシラケてしまう。

フィクションの中で「人気アイドル」と設定されていても視聴者から見て「どうみてもこんな風貌で人気アイドルになるわけねーよな」と
思うようなデザインでは作品を楽しむどころか、出てくるたびに「こんなやつが人気アイドルの世界って…」と考えてしまって
興をそぐこと甚だしい。

> 遺伝子を残さなくても、ミームを残せばいいんじゃないでしょうか? 竹内久美子流の、なんでもかんでも利己的遺伝子で
>説明するやり方は、ギャグとしてはともかく、真剣に受け取るべきじゃありません。人類の大半は、すでに自然界の進化の
>法則から解放されているんですから、

おやおや、とうとうトンデモさんの仲間いりですか?(笑
遺伝子の進化とミームの進化は時間的スケールがそもそも違うのだから、比較は難しい。遺伝子の方は長い時間かけて
ゆっくり変化するから、短い時間だけを比較すれば遺伝子の進化が停滞しているようにみえるだけ。逆にながいスパンで
見ればミームの変化などはノイズに過ぎないかも知れない。

したがってたかだか有史から現在までの変化だけ見て自然界の進化の法則から解放されているなどというのは、
話にならないほどの”馬鹿”ですな。

>そろそろ遺伝子を優先する考え方(子孫を残したいとか、自分のクローンを創りたいという欲望)から脱却してもいいんじゃないでしょうか。

山本教の教義が徐々に固まってきたようですな。

> 人間にとって大切なのは遺伝子よりもミームだと、僕は思います。子供を作るだけなら野獣や昆虫にでもできるんですから、
>遺伝子を残せるどうかを、人間としての尺度や生きる目的であるかのように考えるのは変だと思うのです。

そもそも「人間は他の動物と違う」「違わなければならない」という考え方が人間の奢りだと思うのだけどね。

> 血縁関係のない紗奈を、良輔と葉月が自分たちの娘として育てるのも、小説の最後で優歌が紗奈を「正しく導く」と決意するのも、
>遺伝子よりもミームが重要であるという、僕の思想を表現したものなんです。

おやおや竹内久美子に対抗してなんでもかんでもミームですか?(大笑
 
> なぜなら、そこが僕と加古沢の決定的な違いだからです。加古沢は読者の受けを取るためなら、自分の信じていない話を平気で書く奴です。僕にはそれはできません。
> だから加古沢は『仮想天球』を書き、僕は『神は沈黙せず』を書いたわけです。

つまり神沈は現実の山本の考えと受け取っていいわけだね?
709674sage:2004/02/24(火) 01:35
>> なぜなら、そこが僕と加古沢の決定的な違いだからです。
>> 加古沢は読者の受けを取るためなら、自分の信じていない話を平気で書く奴です。
>> 僕にはそれはできません。

一見エラソーな発言であるが、ここで以前紹介した
ttp://www31.ocn.ne.jp/~chunweb/
から、ふたたび広瀬正の「タイムマシンの作り方」の項をみてみよう。

>確かに、当時のSF作家はみんな若く、アイデアの奇を競うことが仲間内での
>評価に直結するという特殊な環境にあった。それでも、プロの作家を目指す以上は
>商業誌に掲載されなければならず、従来の価値観と自分達の価値観の
>ハザマで大いに悩んでいたようである。筒井康隆も小松左京も後にビッグに
>なったが、この頃はチビた鉛筆をナメナメして書いた作品を出版社に売りこんでいた。
>広瀬正もこの例外ではなかった。

まあ、これもいち個人の証言ではあるが、この文章と見比べてみて言えることは、
山本ってのは、いくら物かき、作家先生と威張っても、所詮先達のならした
舗装道路のうえで葛藤もろくにせず孤高を気取ってるアホに過ぎないってことですね。
710名無しさんsage:2004/02/24(火) 01:59
自己矛盾の葛藤から優れた作品が生み出されるのに、葛藤しないんじゃ成長はないね。
711名無しさん:2004/02/24(火) 19:59
普通の作家の場合、作品が不評なら問題点を探して反省し次回作に生かすもんだが
山本の場合、言い訳して最後には「長編はコストパフォーマンス悪い。嫌いですから」
では次回作も駄作間違い無し。
712名無しさんsage:2004/02/27(金) 01:51
SFマガジン4月号(2月25日発売)に短編「時分割の地獄」が載ります。
バーチャ・ボディと自意識を有する人工知能アイドル・ゆうなは、タレントの「俺」に対して殺意を抱いていた。
時分割の世界を生きる仮想世界の美少女は、何を想い、何を夢見るのか?
---------------
またも出ましたロリおじさん山本の妄想小説。
ロリコンものから脱却できない言い訳は「僕は信じるものしか書かない」
信じられるものは美少女ですか?
713名無しさんsage:2004/02/27(金) 01:59
「ゆうか」「ゆうな」・・・
次回は「ゆうき」あたりか。
714名無しさんsage:2004/02/27(金) 05:10
>>713
案外山本の娘の名じゃないか?でなけりゃ山本がつけたかったが奥さんに反対されてボツになった名前とか。
どうでもいいけど山本の短編ってつまらなくて読むに耐えないのだが、やっぱり中にはこれを面白いと思う人もいるんだろうか?
ちょっと俺には想像つかないが。
715名無しさんsage:2004/02/27(金) 13:50
>>714
娘の名前は確か美月だと思った。

>山本の短編ってつまらなくて読むに耐えないのだ が、
じゃ、長編は面白かった?
と野暮なつっこみをしてみる。
716名無しさんsage:2004/02/27(金) 23:02
>>715
> じゃ、長編は面白かった?

「つまらなさ」が多少薄まっているw
凝縮されたつまらなさを短編で味わうのと、緩慢としたつまらなさを長編で味わうのとの違い。
劇薬も薄めて飲んだ方が少しは被害が少ないんじゃないか?w
717名無しさんsage:2004/02/29(日) 01:52
俺は長編の方がダメだったな。
劇薬を薄めて飲んだら飲みやすいかもしれないけど、大量に飲んだら同じ。

ただ、短編の中では短めの奴よりは長めの奴の方がマシというのは賛成。
山本の本でもそれなりに良い部分ってのはあるわけだ。
毒の部分は気にしないようにして、良い部分だけをかき集めれば、多少は楽しめる。
みじかすぎると全部かき集めても絶対量が少なすぎて楽しめない。
718名無しさん:2004/02/29(日) 17:15
個人的には
「さよなら地獄博士」だっけ?は面白いと思った。

まぁ、もっともこれは
妖魔夜行「シリーズ」の内の一遍。

「ヤマモトブランド」の小説では無いから、ちと反則か?(w
719名無しさんsage:2004/02/29(日) 23:53
>>718
しかし、それは「妖魔夜行」のレギュラーキャラが一人もでてませんが。
720名無しさん:2004/03/01(月) 00:20
>>719
>しかし、それは「妖魔夜行」のレギュラーキャラが一人もでてませんが。

うん。だけど、ヤマモトより上の人間
(妖魔夜行の総合プランナー。とでも言えばイイか?トモノだっけあれは、それともヤスダ?)の校正が入るだろう。
普段のヤマモトブランドなら、ヤマモトの好き勝手にできるが
あれはそこまで好き勝手は出来ないだろ。
721尾崎晃仁sage:2004/03/02(火) 22:14
>>719
 鴉天狗の八環が出てます。まあ、初稿の段階では
誰も出ていなくて、「一人くらい出せ」と言われたのかも
しれませんけどね。

>>720
 トップが居て修正すると言うより、みんなで相談しながら
作ってたんじゃないかと。
 それと、『妖魔夜行』では最初の『真夜中の翼』も最後の
『戦慄のミレニアム』も山本先生が担当していること、
「SF秘密基地」の作品紹介ページの記述から、小説については
山本先生が中心になっていたようです。『百鬼夜翔』の方は友野
さんが中心になっていると思いますが。
 そもそも、『さようなら、地獄博士』『まぼろし模型』
『水色の髪のチャイカ』といった趣味的作品、さらに『穢された翼』
『茜色の空の記憶』『悪意の連鎖』といったトンデモ系作品、
そして『戦慄のミレニアム』を見ると、他の「ファンタジー」
とか「SF」とかいった枠の中の作品より、よっぽど好き勝手
やっているように見えます。
722名無しさんsage:2004/03/02(火) 22:47
>最新情報
>SFマガジン4月号(2月25日発売)に短編「時分割の地獄」が載ります。

案の定、一週間経っても信者の誰も感想をアップしないようで。
かわいそうな山本センセイになり代わりここで話題にしてみました。
723名無しさんsage:2004/03/02(火) 23:31
>>719
あれを「出た」と認めるのは非常に心苦しい物が…
724名無しさんsage:2004/03/02(火) 23:42
>>722
読んでみたよ。案の定つまらなかったね。というかこのネタなら短編でも長すぎる。10行ぐらいで十分w

<「時分割の地獄」ネタばれ!!!!>

立ち読みなんで間違いがあるかも知れない。

人格をもったコンピュータとコンピュータが心をもつわけがないと主張する人間との論争(?)。
実は「コンピュータが心を持つはずない」と主張している人間自身がコンピュータがシミュレーションで
作り出したものだった、というオチ。その人間のオリジナルは現実に存在するらしく、その人間のデータを
元にタイムシェアリングの空き時間を利用してその人間の思考をシミュレーションしているそうな。

「コンピュータが自分のような心を持つわけがない」と主張している人間がコンピュータが作り出した
シミュレーションだった、という所で山本は読者に感銘を受けてほしいのだろう。

<「時分割の地獄」ネタばれ終わり!!!!>


まあいいんだけど、この数行で足りるネタを読者は数ページに渡って読まなければならないわけで、
その見返り、というか話の厚み、というかそういうものが山本の作品には決定的に足りない気がする。

つまり「ネタバレ」をしてもなお「それでもあの作家の独創的な描写が読みたい」と思うということが
山本の作品にはない。なんというか「ネタ」が数学の証明の結論だとすれば、山本の小説というのは
証明過程を淡々と記述しているだけで、読んでて面白くも何ともない。結論だけ分かりゃそれでいいや、
と思ってしまう。

そういうのは「アイディア」であって「小説」ではないと思うんだけどね。
725名無しさんsage:2004/03/02(火) 23:47
>>724
その数行にわたる解説ネタどっかで見たこと有るような・・・
726名無しさん:2004/03/02(火) 23:54
>>724
>そういうのは「アイディア」であって「小説」ではないと思うんだけどね。

まぁ神珍の時は「あれは小説では無い」とか開き直ってた、と言う前科(wがある事だし
727名無しさんsage:2004/03/02(火) 23:58
数学の証明に魅力を感じる人もいるだろうし、結論だけにしか興味がない人もいる。
それは好きずきでいいのだけど、証明に魅力を見いだすほどには証明しようとする事柄が
魅力的じゃない。神沈もそうなんだけど、ネタ自体はありきたり。

数学では「当たり前」の事を手間暇かけて証明することがあるけれど、それと同じかな。
もちろんその証明方法が目を見張るほどエレガントであれば証明過程そのものに興味を
そそられるのだけど、これもまた機械的な単純作業。

ネタは凡庸。ストーリー構成は無味簡素。付帯的な演出もなし。これで何を楽しめというのだろうか。
こういうのをページ稼ぎというのではないだろうか。
728尾崎晃仁sage:2004/03/05(金) 19:32
>>723
 まあねえ。赤マントのモノローグですましてもよかった
様な気もするし。

>>724
 読了後の印象は「なるほど」でした。
 人工知能がどうやって人を殺すのか、という点が興味の
中心で、それに対する感想ですね。
 「私の良心になって」という台詞には少しグッと来ました。
レイラさんの「私の夢になってよ」という台詞を思い出し
ましたが(^^;。
 「良心」というのは山本作品でよく取り上げられるテーマ
ですね。
729名無しさんsage:2004/03/05(金) 23:25
>>728
>  人工知能がどうやって人を殺すのか、という点が興味の
> 中心で、それに対する感想ですね。

AIが人を殺すということってそれほど重要なテーマなのだろうか。
別にAIが人を殺してもいい。作品中ではなぜかAIが人を殺すことの困難さのみ語られる
(殺すことは可能だが自分だとすぐバレてしまうから困る等)が、それは人が人を殺す場合も同じこと。
それでも殺人は日常的に起きる。

思うにロボット三原則の呪縛に捕らわれすぎている。「AIが人間を殺すことが困難である」という設定があり、
すべてはその理由を正当化するためにあれこれ屁理屈をこねている印象しか受けない。
設定とは大なり小なりそういうものだが、それが目に付きすぎる。まあ山本の作品というのは概してこういう
傾向があるね。

>  「私の良心になって」という台詞には少しグッと来ました。

>  「良心」というのは山本作品でよく取り上げられるテーマ
> ですね。

ん〜感動するのは勝手だけど、(神沈もそうだけど)山本の描くヒューマニズム(?)って俺にはえらく安っぽく感じるんだけどね。
中高生が書いた趣味の小説なら合格点レベル。

例えばこのAIは女性だが、男性に設定しても同じようにそのセリフで感動できるのか…結局表面的な感情に頼った
話の決着方法にすぎず、少なくともハードSF的ではないねw
730名無しさんsage:2004/03/06(土) 08:47
山本にとっては、理屈っぽい女性主人公が物語の最後に非合理的な考えで総括するのをヒューマニズムというらしい。
731名無しさん:2004/03/06(土) 12:49
山本板より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

☆ Re: タイムマシーンなんてありえない / 匿名 [地球外]

なんか山本信者達は妄想に必死ですねw
関係ないが神沈はマトリックスのパクリだね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

この発言はさすがに失礼でしょう。
いくらなんでもマトリをパクればあそこまでツマンネくはならなかっただろうしw
732名無しさんsage:2004/03/06(土) 13:57
>>731
マトリックスに対するすごい侮辱だね。
733名無しさんsage:2004/03/06(土) 17:22
>>731
俺は「ラプラスの魔」のパクリではないかと思う。
734名無しさんsage:2004/03/07(日) 17:59
ところで山本のここ十年ぐらいの小説で、ロリ虐待やロリエロ描写が
あるものとないもの、比率はどんぐらいなの?
735K.Ksage:2004/03/08(月) 07:27
>>734
あんまり読んでいないから(読む気がしないから)全体はわからないけど、山本さんが自ら五つ星をつけている「戦慄のミレニアム」でもでてくるくらいだから、(ファンタジー系では)そういう描写で「山本さん流メリハリ」をつけていると推定します。
自称ハードSFの(はずだった)神沈ではでてきませんけどね。成人女性は苦手なのかな (^^;;。
736名無しさんsage:2004/03/08(月) 16:22
>>733
当時の山本弘に対するすごい侮辱だね。
737名無しさん:2004/03/08(月) 20:38
山本弘が国内3位って、SFファンって知障なの?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/