北京に恋して―――和北京談恋愛



目次
1 芸術と出会うーエンターテインメントトピックス・Art
    中国当代芸術展「表情・状態」
2 音を感じる―エンターテインメントトピックス・Live
    中国初の大規模な電子音楽節・ライブレポート
3 編集後記



1 芸術と出会う
  いま勢いのある15人の画家の作品展−−中国当代芸術展「表情・状態」


 いま中国でもっとも高値で売られる絵を描く画家、童振剛。彼がプロデュース
する中国当代芸術展「表情・状態」が北京で開かれている。

 この芸術展では若手の画家たちの作品がほとんど。現代の中国を生きる若者が
放つ人間の肉体や心の表情、状態を表現する作品を集めたものだ。それらは歪ん
だ表情だったり、無機質であったりする。ある日本の画家が「今日の芸術はここ
ちよくあってはならない」と言ったけれど、まさにそんな感じだ。それらの作品
は美しいようでいてどこか気持ちが悪い。

 プロデュースする童振剛は現代中国水墨画の第一人者だ。作品のほとんどのモ
チーフは水墨画ではめずらしい「女性」。紙と墨が繊細な女性の柔らかい線を表
現している。
 彼の作品に登場する女性には目玉がない。目玉こそもっとも重要とする画家も
いる。しかし、彼いわく、目玉がないと逆に存在感が高まり、目線がわからない
のでミステリアスな雰囲気を醸しだすのだそうだ。だから、見るものは不思議に
思ってよくよくと見てしまう。

 この芸術展では見るものに強い印象を与える作品が多数そろっている。そのよ
うな作品はわたしたちの日常の見方を少しだけ変えてくれるような気がする。


中国当代芸術展「表情・状態」
プロデュース:童振剛
参加アーティスト:童振剛、董Lu、俸正泉、高恵君、李天元、馬雲飛、摩根、
         Pang永jie、邵逸農、石心寧、王強、Yao俊忠、伊徳er、
         尹坤、章剣


2 音を感じる 
中国初の大規模な「電子音楽節」ライブレポート

 11月1日から4日間、LOFTで行われた電子音楽節。最終日は王凡、FM3、日本か
らビデオ作家の野尻敦子が登場。ノイズ音楽と映像のコラボレーションが繰り
広げられた。

 会場には中国人に限らずたくさんの外国人の姿が。またツイ・ジェンや他の
ミュージシャンの姿も。

 野尻さんはビデオ作家として年に数回日本だけでなく、海外でもイベントに
参加することがあるそう。今回、はじめての中国でたくさんの観客の拍手に満
足した様子。

 ライブはラストに出演者同士のコラボレーションがあり、ノイズ音楽ファン
たちは大興奮で幕を閉じた。




編集後記
 中国当代芸術展「表情・状態」で偶然、童先生に会いました。最近右手を怪
我してしまって絵が描けないそうです。新作はしばらくおあずけのようです。
どうぞおだいじに。

                                  Text Byあおぞら工作室




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