北京に恋して―――和北京談恋愛



目次
1 音楽に恋する---エンターテインメントトピックス・MUSIC
  北京ミュージック ファイル01「病蛹」
2 おすすめイベント情報
3 次号予告
4 編集後記



1 音楽に恋する
  北京ミュージック ファイル01「病蛹」

 あるミュージシャンによるといまの北京のいわゆる地下音楽シーンは
冬の時代だと言う。もちろん、そんなことはないという人もいる。けれ
ど確かに新型肺炎以後、ライブシーンには活気がない。それは人気バン
ドの新曲がなかなかでないから、新しいバンドがでてこないからかもし
れない。
 どんなにすごい音楽だと感じても、残酷なことに人の耳は慣れてしま
う。若者たちはもっともっと刺激のある音を求めている。そこに挑戦し
ようとしているバンドがいる。

 11月15日、無名高地酒バーのニューメタルライブに「病蛹」が登場。
観衆は週末だというのに多くはない。それでも彼らのライブがはじまる
と若者が集まってくる。そのほとんどは男の子だが、最近は女の子の姿
も。

 彼らが歌うのは最近の若者の理由のない怒りや悲しみや苛立ち。「な
ぜかわからないけれどむかつく、孤独だ」、そんな感情を鋭い重低音に
のせてストレートに叫ぶ。青春エネルギーが爆発したような音だ。真っ
赤な頭の大きな男から発せられるすごいパワー。これはライブが最高だ!

 今年は去年に比べて積極的にライブ活動をしているようだ。そして最
近は新曲ばかり歌う。ノイズだけではなく、京劇風な音を取り入れるな
ど、新たなサウンドアプローチを試みている。
 古いファンはノリのいいいつもの曲をせがむけれど、彼らは「あれは
老歌(古い歌)だ」と言って歌わない。そんな光景を最近別のライブで
も見たことがある。新境地を開拓しようとしているバンドは彼らだけで
はないのだ。

 ことに人気のあるバンドはその人気を保持するために保守的になりが
ちだ。でも常に音楽を模索し、聴衆の耳に挑戦する。バンドとして未完
成でいること、きっとそれは新しい音を生み、北京の音楽シーンをもっ
ともっとおもしろいものにしてくれるはずだ!


病蛹 SICK PUPA
 王珂(Vo)、王勁(G)、Deng暁光(B)、張冰(Dr)、鄭海東(Sampler)

1999年に貴陽出身の王珂と王勁によって結成されたラップメタルバンド。
幾度のメンバーチェンジを繰り返し、現在のメンバーになる。2000年、
北京PULAY MUSICと契約し、2002年にファーストアルバム「放開我」を
発表する。中国ニューメタルを代表するバンド。


これからのおすすめライブ
11月28日 木馬(豪運 21:30 30元)
11月29日 弑主(豪運 21:30 30元)
12月6日  夜叉、麦子与微 痛苦的信仰(無名高地 15:00 40元)

*  豪運 場所:北京経済貿易大学を東300メートルの南側
      電話:6429-9109
*  無名高地酒バー 場所:亜運村医院T字路の北200メートル
           電話:6489-1613



2 おすすめイベント情報

11月21日 ニューテクノアクション
      時間:23:00〜     門票:?
      場所:東三環農展館小霸王橋東 CD cafe
      電話:6501-8877 ex3032

11月25日 トルコDV作品展
      20:00-21:00 作品上映
      21:00-22:30 座談会
      場所:朝陽区望京西園三区303号 猜火車影像酒バー
      電話:8471-2500



3 次号予告

 次号は北京エンターテインメントで活躍する人を紹介(できたらいいな)!



4 編集後記

 これから12、1月とイベントが盛りだくさんな予感。ますます寒く
なってきた北京だけど家の中にはいられない!もっといろんな北京の
魅力をお届けしたいな。

                   Text By:あおぞら工作♪