| ■イラストの出来上がるまで■ 〜なーかる流〜 何気なしに描いているイラストの出来上がるまでを書き出してみました。 ![]() これが完成図です。 |
ABC GraphicsSuite PICTURE PUBLISHER MICROGRAFX社製 現在はColel社になっています。 |
色塗りに使っているソフトはピクチャーパブリッシャーというどちらかというとフォトショ等に比べるとマイナーなソフトです。(^^) 値段が安くて軽い作業でサクサク動きます。 私としてはメジャーなソフトだと思っているのだけれど、このソフトを使っているという話をあまり聞きません。 説明書には世界一の売り上げと書いてあるけどホントかなぁ。もうだいぶん前の説明書なんだけど。(^^;) かれこれ6〜7年ほど使っているので使い慣れているせいかなかなかフォトショ等に移行できません。 以前、そんなに使い勝手に差はないと思ってフォトショで遊んでいて、マスクをかけたら下からチェック柄が出てきて目がテンになりました。(@_@) 驚きのあまりマスクをかけた部分を変形してしまい結局修復出来ず、未だに使いこなせていない。(^^;) 何なのだ?あの謎のチェッカーフラッグは? |
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さて、ではさっそく絵を描く手順を書いていきます。 |
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はじめにとりあえずテーマを決めます。 ささやかな幸せ家族…という感じにしましたが、描いているうちに変わることもしばしばあります。 とにかく最初は描きたいテーマがあるからこそ描き始めます。 ひとまず描きたい構図を鉛筆でラフで描いて(または頭の中で描いて)主になる人物(この場合は男性)を描きます。 調子のいいときはこのまま副になる人物を入れます。 今回は早く仕上げたかったので紙の上で配置も何も考慮せずに好き勝手に主になる人物を描きました。 これではまっすぐ立っていませんが、この絵は後で上に白紙を重ねてトレースするので角度もいい加減です。f(^^;) |
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上記の男性の絵の上に白紙を重ね、副の人物(今回は女性)を描いていきます。 出来るだけ裸に近い形で描きます。 別の紙に描く事で少なくとも男性は消しゴムで消えないので、紙が真っ黒にならずに済みます。まあ言うとレイヤー機能みたいなものです。 女性は主の人物(男性)に対して自然なポーズで添うようにします。 構図としては男性が主人物で、全体を支えている感じにしました。 二人の間にそれなりの空間をあけて男性が抱いている子供を描きます。 二人の肩の高さやお尻の位置など、全身を考えた男女の身長差のバランスを取りながら女性を描きます。 とかなんとか言いながらあまり絵を描かないのでなかなか上手く描けません。 この絵は結局、消しゴムでゴシゴシこすって黒くなっています。 女性が描けたら、後で男性をトレースします。男性の絵が薄いのは描き直しがないからです。 後で服を着せるので裸もかなりいい加減なのがこの辺でよくわかります。(^_^;) ついでに体や首・目の位置などをチェックします。この段階ではまだかなりヘンですが、次の絵で心機一転、修正します。 |
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次にさらに絵に手を加えます。 上記の絵に白紙を上から重ねてトレースしました。 これでほぼ下絵は終えます。 トレースしながら下絵のおかしいところは修正していきます。 裏返してデッサンの崩れたところも修正します。 この裏返し作業は初期からしていますが、絵の勢いを重視するときは裏から見て多少おかしくてもそのままにします。強いて言うならこの絵は首が長めです。 下絵のためにたくさん紙を使ってしまいましたが、これらの紙はまた別の絵のレイアウトなどに再利用したりしています。 というか、下絵を応用したり落書きしたりしているうちに、又、別の構図とかが思い浮かんだりするので、捨てずにとっておきます。 |
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これはペン入れしたものです。 使用した紙はこれで4枚目になります。 下書きは消してしまっていますが、上記の絵をさらに(しつこく^^;)トレースし、服を着せたものにペンを入れます。 服のデザインは適当に考えたり、資料を見たりします。 土壇場になって女性の左手の位置を変えました。 男性にもたれかかっているというより、そっと手を下から支えている感じにしました。全体を支えているのは男性ですが、女性からも力を添えます。 とまあ、ほんの気持ちですが、絵に物語をつけます。 ペンのタッチを出すならインクにつけるGペンなどが良いのですが、私はお手軽なミリペンを使用しています。 今、使用しているのはSTAEDLERのピクメントライナー。 01、03、05の三種類で線の強弱や太さの調整をします。 以前はサクラのピグマでしたが、近所に売っていません。あのソフトな描き味が好きなのですが、使っているとステッドラーもなかなかです。 いずれにしてもソフトなペン先のペンです。筆圧の強い人なら、ペン先は引っ込んでしまうかも知れません。 |
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色塗りはひとまず大まかに色の配分を適当に決めながら塗っていきます。 普段はあまりビビットな色は使わずに、ソフト系の色にすることが多いです。 いきなり視覚に入ってきても、目に対する刺激の少ない色にしています。 ビビットな色や奇抜な色は年間でもイベントのあるときなど、特に強調したい時に使います。 普段は家庭料理系の色使いで、クリスマスやお正月はごちそう系?の色使いという感じでしょうか。 これも又、結局は気分次第です。 |
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しかしここまで来て、どうしても女性の顔が気に入らないのがひっかかりました。 (-_-;) 時には色塗りの段階で陰影をつけていくうちに良い顔になる場合もあるのですが、今回はどうにも納得出来ません。 もっと威厳のある顔のほうがいい!と考え直し、ついに顔の部分を書き直してスキャンし直して貼り付けました。 後戻りの作業です。 ちょっと絵が小さいのですが、上の絵とは首の角度や表情に違いがあるのがわかるでしょうか? |
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仕切なおしてもう一度塗りはじめます。 と言っても、塗りつぶし機能を使っているので、黒い線に囲まれた範囲はクリックひとつで塗りつぶせます。タイムロスはあまりありません ちなみに私はペンタブレットを使用していませんが、そのうち買いたいものです。 マウスで作業するため、ここまで来て線画を書き加えることは私には至難の業。 出来るだけの線画はスキャンするまでに仕上げます。 |
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この辺が色塗りで一番手間がかかるところですが、主線の黒い線は保護しながらカラーに陰影をつけていきます。 アニメ絵のようにホワイトをくっきり入れたいとも思うのですが、マウスで入れると線がガタガタになるのでよほど時間がある時でないとしません。 絵は出来るだけ短時間で仕上げたいといつも思っています。(それがイカンともいつも思ふ^^;) 光沢の白い部分や、影になる濃い部分は今回のようにぼかして入れるか、ぼかさないでアニメ絵のようにくっきり影を出すかは気分次第です。 たいていは絵の雰囲気によっても変えます。 ぼかすとほのぼの系、くっきりした影はシャープ系の絵に、と使い分けたりします。 |
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人物は後で背景に貼り付けるのですが、絵のテーマからして優しい雰囲気に変えたいところです。 まず主線の黒線を茶色にし、ソフトな感じにします。 それと若草色のシャツの部分の主線は深いグレーがかった緑、ピンクのブラウスの主線はピンクにします。 強調したいところは濃い茶にしたり黒に戻します。 これは計算というより絵を見ながらそのときの気分で作業します。全ての絵の主線色を変えているわけではありません。 主線の色を黒から茶にすると、仕上がりが少しぼんやりします。上の同じ絵と比較してもかなり雰囲気が違います。 |
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背景の準備をします。 今回は花のモチーフを使用。 時間がある時に背景用の小物を作っておきます。 (しかしなかなか普段は、マメに小物なんて作れないものですが) これはどこかの水周りで見たタイルの柄をヒントにして図案にしました。 まぁ、なんのことはないどこにでもある形です。(^^;) |
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次に作ったモチーフを回転させたり合体させて、背景を作っていきます。 回転させるだけでもそれなりに図案になるのが不思議です。 最終の仕上がりを見て、人物の色を引き立てるように色の調整をします。 この絵は花を貼り付けてから、背景のオレンジ系の色(透明度を上げたもの)を上から塗り重ねて全体的にオレンジ色っぽくしました。 テーマは「暖かい家庭色」?? 今回はたまたま背景も作っていますが、急いで仕上げる時は写真やフリーの素材を使います。 |
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先ほど仕上げた人物を貼り付けます。 人物のバックにホワイトのぼかしを入れて強調します。 ホワイトを入れると人物と背景とが直接触れないため、縁が切れます。 なのでたいていの背景はすんなりとけ込みます。 この時に背景の色が人物の色にどうしても合っていなければ、カラー調整で微妙に背景の色を変えたりします。 今回はそのままOK。 |
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最後にちょうどいい大きさにカッティングします。 その後で周囲全体にホワイトの額縁ぼかしをかけて、より優しい色にします。 この場合はサイト上でも背景はホワイトにします。 もし背景が黒なら、黒の額縁ぼかしにします。 あとはロゴを入れて完成。 ロゴの色も出来るだけ絵の色になじむようにします。 反対色などを使ってもいいのですが、自分のセンスの限界を感じて無難にまとめます。(^^;) |
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絵は仕上がりましたが、サイトに飾るレイアウトが最後の作業です。 無難な色を使うと言いつつ、絵のごく周辺のみで、結局サイトにアップしたときは背景を真っ赤にしました。 ほのぼの系を描いていると反動でどうしてもビビットな色を使いたくなります。 今回は背景の色で反動が出ました。 確かこの絵は30000ヒットの記念の絵だったので、思い切った色使いにしたものと思われます。 今回は後戻り作業もあり、思った以上に時間がかかりました。 |
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気が向くと別案も作ります。 いくらかのバージョンを作って、その中から最終の絵を選ぶこともあります。 この絵は前に作って置いたカラーの花を合成したもの。 そのままお蔵入りしたり、更新したついでに別バージョンとしてアップしたりしています。 再利用とも言えます。(^^;)ゞ ☆今回の構図はX-file season8の最終話を参考にしました。 テレビを見ていてつい描いてみたくなったんです。だけど出来れば構図は写真とか雑誌を参考にした方が横に置けるので描きやすいです。 |
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| 以上でイラスト完成です。 こうやって見るとたくさんの工程があるものですね。 自分でもあまり自覚せずに描いているものだなぁと改めて感じました。 なーかる |
2003.11.22.up
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