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その日、党本部は銃声が鳴り響いた。単身乗り込んだ彼女の銃声だけじゃない。彼女を狙った女性の音信が途絶えた時、その事の予想をした。その為、再び彼女を狙う為に人を集めいていたのだ。そんな中に彼女は飛び込んだ。でも、まさか、単身乗り込んでくるとは誰も思わなかった。失敗してもまさか、党本部と関係が有る所まで察知されるとは思ってなかったからだ。準備はしていたが、ほぼ、奇襲を受けた為、全員総崩れとなり、上手い具合に彼らは、彼女に撃たれた。応戦はするが、彼女は、一通りの訓練を受けてきている。ケン自身若いなりに訓練を受けた人間であった。そのケンから訓練を受けた彼女には、彼らは素人過ぎた。銃撃は有ったが、その弾は、彼女に掠る事すらない。もう、分かりきった結果が待っている。党の人間は、逃げ惑うが、それを躊躇無しに撃つ彼女・・・。その中に、自分の為に服を着せてくれた女性も含まれている事に彼女は気が着かない。そう、一番初めに撃った女性がそれだった・・・。党本部は、十分足らずで死体で溢れる事になる。
一方、それより少し前にケンの家にも警察は入った。そこには、一人の男性の死体が有った。警察官にとっても本当に最悪な日であった。白昼街中では、狙撃されて殺された人間は出るわ。裏路地では、銃殺死体は出る。そして、最後は、銃声の為に駆けつけたら男性の死体と言う始末。 彼らは、部屋を調べだした。死体の位置から撃たれたと思われる銃弾の後も発見。つまり、被害者と加害者は、どうも、この部屋で銃撃戦をやらかしたようだと言う事が分かった。この銃撃戦をしたと思われる場所は、この家の一番奥。そして、その手前には客間がある。普通なら客間で良いはず。だが、客間に通した形跡は無い。最初からこの一番奥に通している。この被害者の部下の様な人間がいるかどうか調べなければなるまいと彼らは思った。被害者の名前は分かっている。割と簡単に犯人は見つかるだろう。と彼らは思ったが、まさか、他の事件の事まで分かるとは思っても見なかっただろう。 そう、ケンの机の上の封筒を彼らが見つけた。その封筒には、 『これを発見された方、どうか、この内容を公開して下さい。』 と書かれていた。彼らのトップだと思われる人間が、それを開けた。そこには、二枚の紙が入って有った。そこには、今までの狙撃事件の内容とそれをやった人間の事が書いてあった。また、その裏、そして、ある党がそれに関わっていると言う事も・・・。 彼らは、驚いた。また、両方とも懺悔らしき内容で有った事にも・・・。一つは、男性が書いたようだ。それは、恐らくこの被害者だろう。となると、もう一通は、加害者なのだろう。その加害者の人間は、女性だ・・・。一瞬、そう言った方向の縺れと彼等の内の一人が言ったが、誰も何も言わなかった。この手紙の内容を少しでも見たなら・・・。彼らのトップは、溜息をついて、封筒に仕舞った。 その時、一本の無線連絡が入った。 「某党本部にて銃声、中で銃撃戦が起こっている。応援を頼む・・・」 その手紙を読んだ彼らは、もう、誰がやっているのかも何故やっているのかも分かってしまっている。そして、その結末も・・・
十分足らずで警察もやって来た。恐らく誰かが呼んだのだろう。だが、誰が呼んだかはもう分からない。この建物が災いした。何故か出入り口が一つしかなかったのだ。彼女は、それを知っていた。だから、入り口から堂々と入りそこから動き出した。そうすれば誰も逃げられないから・・・。彼女は、誰一人、生かす気は無かった。それが、彼らの報いだと思ったからだ。 怒りや悲しみ絶望等の中にいたのだが、この時は、冷静さを取り戻していたのだろうか?その冷静さは、本当の冷静さではなく、冷血さであった。 「私は、存在する価値は無いけど、じゃあ、貴方達も同様じゃないの?なら、貴方達も道連れ・・・貴方達の報いよ・・・」 と彼女は、心の中で思っていた。 警察が、入り口から入って来た。 「銃を下ろしなさい!」 と言っているが、彼女は、下ろす気は無い。そう、最後の仕事が有るからだ。 「下ろしなさい!」 と再び言ってくるが、彼女は、下ろす気は無い。 そして、彼女は、彼らを見てから、自分の頭に拳銃を突きつけて、そして、 「・・・ごめんなさい・・・」 と言って、引鉄を引いた・・・ 警察官達の目には、彼女は、泣いている様に見えた・・・。
この世界に存在していてごめんなさい。私は、ただ、破壊を生む物だった。 私は、必要だと思い込んでいたが結局必要だったのは、私を利用する人間だけだった。 でも、私は、それでも良かった。私には、何も無かったからだ・・・ けど、あの人は、私を必要だと思っていてくれた。 また、あの人も・・・ 私は、この二人から無条件で必要だと思われただけでも嬉しく思う。 けど、もう、あの人達は、いない・・・ なら、私は、誰からも必要とされないのではないか。 だから、私は・・・ END |