2008/9/18 Sound Horizon 6th Story Concert
「Moira〜それでもお征きなさい仔等よ」 最終日レポ・前半


8月になったばかりの頃、以前カラオフでお世話になったNさんから、
「一緒に行きませんか」
という、何とも有難いお誘いを頂き、即行でお返事出したのを覚えてます(笑)
おかげさまで、CDだけで想像していたSHの世界を、ライブという形で
新たに覗くことが出来て幸いです。

ライブ前、カラオケでSH曲をガッツリたっぷり歌ってきました。
もしかしたら、他のサンホラーさんもパセラ内にいたかもしれませんね。
バイキング形式でのランチを食べながら、のんび〜りまった〜り。
ちなみにその頃、会場ではオフィシャルグッズ販売が始まっていて、ほぼ全ての
商品が切れていたそうです。

というわけで、レポートいきたいと思いますが、何せかなりの長丁場だったので
抜け落ちや誤解、誤記があるかもしれません・・・すみません(汗)


******

ドームシティ内へ入ると、MoiraTシャツを着ている人や、お客さんが沢山。
3階席へ着いてみると、まあ何と眺めの良い。
・・・前から4列目だったのですが、最前列のフェンス低いよ!!
立ったら膝より少し上くらいの高さしか。でもバルコニー席ってそんなもんですよね。

ステージがあって、スクリーンを兼ねた薄い垂れ幕が掛かっている向こうには、
石柱や階段など、セッティングされた大道具が見えます。
縦長の大きなスピーカーがステージ左右、左側のスピーカー付近では
ハープ奏者がチューニング中。ちなみに、開場後の場内BGMはバッハでした。
途中で「トッカータとフーガ ニ短調」が流れて会場中が大爆笑。
永遠の「悲劇のテーマ」ですな^^;

開演時間が迫ってきた頃、場内に突然アナウンスが。
コンサートの楽しみ方とか、注意点とか、
そういった至って普通のアナウンスだったはずが、何か途中からどんどん
ネタ系に走っていった感じ・・・(笑)

・「アメテュストス将軍に続けー!」の後には「おー!」で返す
・戦闘時は客席の右半分はアメテュストス軍、左半分はアルカディア軍に分かれ、
 旗振り人に合わせて歌合戦(?)する   ←私はアルカディア軍でした
・「お手元にハンカチなどご用意下さい」の時は、ハンカチを手に持つ。
 持っていない人は(物販で)買う  ←残念ながらこの時点で売り切れ。

「今の説明でわからなかった人は、
残念だったねぇ。」

うわー、シビアすぎる!(o_ _)ノ
※残念だったねぇ=エルの天秤(Elysion-楽園幻想物語組曲-)より

その後も、ネタ系満載なアナウンスは続きました。
話には聞いていましたが、実際に自分の耳で聞くと、ダメだ笑っちゃう。。
はい、そろそろ開演!

 

会場の照明が落ち、ステージ上のスクリーンカーテンには序章の詩が現れ
ステージ右にナレーター・Ike Nelson(以降アイク)登場、朗読していきます。
その後、カーテンの向こうに現れた男たちは、採掘作業の真っ只中。(※演劇です)
ザクッ、ザクッ という、土を掘り起こす効果音がリアルに響きます。
やがて彼らの上に雷が轟き、中央にはMoiraのロゴと神殿が現れ・・・


【冥王】

カーテンが開かれた向こうには、既にフルメンバー配置済み。
会場いっぱいに響く、イントロのパイプオルガン・・・圧巻です。
バンド隊も、ダンサーも、歌姫も、そして冥王様も、みんな黒服+髑髏マスク。
PVと同じ衣装ですが、さすがに生で見ると、怖い・・・・・・^^;
歌に入る前に、冥王様が演奏者やダンサーたちの紹介も兼ねてMC。
CDのような、ドスのきいた低〜い声でw

『君たちは今日ここへ何をしにきた?』
『ここを何処だと思ってる、ここにいるということは皆、死んだのか』
『穴を掘りたいのか?』  ← 客:掘りたーーーい!
おじさんと一緒に掘りなさい!後で出てくるから。』

おじさん言うなー!(笑)
イントロ再開後、早くも会場のボルテージUPでノリノリです。
ストリングスがいっぱい聞こえてきて迫力あるの何の。弦楽器の生演奏って最高。
譜面は前に置いているようだけど、髑髏マスクな上にステージ暗いのに見えるのかな。
・・・さすがに暗譜してるか^^;

再びスクリーンカーテンが引かれ、次の曲への詩が紡がれていきます。
そして登場したのは・・・ご存知Jimang。

【人生は入れ子人形】
※入れ子人形=マトリョーシカ  ロシア製のこけしです
バンド隊の後ろでは、各曲をイメージしたと思われる風景の映像が流れます。
実物のマトリョーシカ人形も映像にちゃんと出てました。


『わたくし〜、古代のロマンにズヴォリンスキー 嗚呼、穴があったら・・・掘りたい!』

イントロと同時に、左右から数人ずつ、採掘作業員に扮したダンサーたちが
コサックダンス風の振り付けでピョンピョン跳ねながら登場。
続けて歌姫「7姉妹」たちも左右から、走りながら登場。あああ霜月さん発見!!
歌姫たちも採掘作業員と一緒になってラインダンス。みんな可愛い♪
「刹那〜」の直前、ステージ右から、ズヴォリンスキーの妻・エレーネ役の
岩崎良美さん登場。ここからはJimang×岩崎デュエットモードに入ります。

ラストで、キーボード配置付近から「カキーン!」という金属音が鳴り、そこから
一直線状に光を放ちました。(宝石の表現かな?)

【神話】
この曲きっと、歌姫7姉妹を紹介するために作られたような感じでしょうか。
この時、スクリーンカーテンが掛かったまま演奏に入っていたのです。
スポットライトが当たると、カーテン掛かってても、向こうがしっかり見えるんですよ。
歌姫たちにはそれぞれ、神話の登場人物を基に名前がついているのですが
みんな衣装や髪飾りの色が違います。ちなみに霜月さんは黄色でした。
後半「Lalala...」のところで、歌姫一人ずつ、衣装と同じ色の照明が当てられていきます。
カラフルですごくきれい!

【運命の双子】
家の扉とか、バンド隊の前に横長のステージとか階段とか、大道具が色々増えます。
曲のストーリーとしては、かつてアルカディアの双璧と呼ばれた男「ポリュデウケス」の元に
敵軍が攻め入ってきたことによって段々と歯車が狂っていく、ざっくり説明だとこんな感じ。
初めてCDを聴いた時は、若本規夫の『ほほう・・・捕らえろ!』がトラウマでした(笑)
歌姫たちのコーラスも美しく響きます。
CDだと音だけなのですが、演劇付きだとより一層、世界観にぐいぐい引き込まれます。
双子をやっている子役が、二人ともすごい可愛いんですわコレが!
子役ちゃんたちは、この曲で軍に拘束→奴隷→人身売買 の流れで、次の曲でも登場します。

【奴隷市場】
マトリョーシカ並みの速い曲。
ステージ後ろのスクリーンでは、馬が疾走する映像が流れています。
そして、ステージ中央では、売人+奴隷数人(さっきの双子も)が、歌詞のように
馬車でガタゴト揺られているかのような動きを見せます。
右側では、歌姫たちのコーラス。霜月さんがソロで歌うところがすごく好き♪
途中で曲調が変わると、演劇は、奴隷たちが過酷な労働を強いられる場面へ移ります。
ここでも双子ちゃんの演技は上手いし、可愛いんですよもう・・・
思わず「こらムチふるうな!」と突っ込みたくなる(笑)

で、曲名にある「市場」、その名の通り奴隷が人身売買にかけられる曲なのですが
双子のミーシャ、エレフ、それぞれ別の人間にもらわれていくことになるんです。
ステージ上に設けられた横長ステージ上で、二人がそれぞれ買い手に抱きかかえられ
引き裂かれるシーンは、『ミーシャ〜〜〜!!』というボイスの雄叫び効果もあって
さすがに泣きそうになりました^^;

【雷神域の英雄】
アルカディア王子=宇都宮隆
Moiraの中で、カラオケで最初に配信された曲でもあります。
かつてTMNとして一世を風靡した“ウツ”が王子様かい・・・びっくりだね(笑)
ステージが遠いのであんまり顔がわからなかったのですが、オレンジの鎧で登場。
ウツはCDで歌に加えボイスも一部担当しているので、そこも演劇でキッチリ再現。

【死と嘆きの風の都】
ステージ右から、リードボーカルの霜月さん+MIKIさん登場。
加えて、アルテミシア役の栗林みな実さんも続きます。
最初は都・イーリオン 向かう道中の歌なので、バンド隊後ろのスクリーンには
森の中の細道を進む映像が流れています。3人が歩く動作と映像のシンクロ具合がいい感じ。

3人がいざイーリオンに到着した時、奴隷たちが建設の強制労働に科せられる場面へチェンジ。
石を積み上げる様子は本当にリアルでした。ここでも子役ちゃん活躍♪
双子の片割れ・エレフが、神官(=Jimang)の玩具(笑)にされるシーンの後、新たに
オリオンに扮した子役が登場。みんな、かっ・・・可愛い!!
今度はアルテミシアに神官が迫りますが、エレフが神官を刺し救出、オリオンも加わって
逃亡開始します。もちろん追っ手も後に続きます。
その逃げている時の動きと、映像がシンクロしている様子にこれまた感動。

【聖なる詩人の島】
リードボーカルは岩崎良美さん。
さっきの逃亡で、浜辺で力尽きて倒れこんだ、栗林みな実扮するアルテミシアを
岩崎さん扮するソフィアが語りかけるところから始まります。
岩崎さんはミュージカルでも活動している人なので、舞台上で演じることに関しては
当然プロなわけですが、歌が本当にスッと心地よく入ってくる感じで。
曲後半、歌姫7姉妹のうち3〜4人くらい(だった気が?)がコーラスでサポートします。

******


・・・はい、ここまでで前編としたいと思います。
Moira残り7曲+アンコールその他色々は、後半でお届けいたしますね。
いやー、これまた長いレポートになりそうだ(笑)
今回のライブ見て、私は思いました。

MoiraはCDだけではとても解釈しきれない

今まで以上にセリフが複雑に入り組んでいるし、何せ神話という壮大なスケールで
一つのオリジナルストーリーを組み立てているのです。
それだけに、音に演劇が付いたことで「ああ、そういうことだったのか!」の連続でした。
そもそも音楽の解釈に正解なんてないんですが、ご本人たちが構成した演劇を見て、
自分の解釈は、やっぱりちょっと違ってたor全く間違っていたことに気付いたんです;
だから本当、演劇が付いてくれて有難かった。

さて、まだまだ続きます!後編はこちら

 

 

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