Destination

どこまでも、歩いて。
最後には、どこにたどり着く?

いくつもの涙、出会い、別れ、怒り。
何もかもを、たった一瞬で果てさせたくない。
生きる以上は死はやってくる。
死ぬ以上、覚悟が欲しい。

僕は、本当に覚悟ができているというのか?

死んでから、本当に後悔しないというのか?

やっていないことは、きっといつかやりたくなる。
そう考えたとき、何もできない自分の身体がもどかしくなる。

何もできないわけじゃないだろう?

できない、そんなものは結局言い訳に過ぎないんだ。障壁など、
僕が生まれ持った力で打ち破ることができるんだ。
お金なんか何一つ必要ないんだ。持っているその身体で、
やれることはいくらでもある。

必要ならば誰かを殺して。必要ならば身体を傷つけて。
必要ならば眠って。必要ならば血を吐いて。
必要ならば歩いて。必要ならば歩いて。
必要ならば考えて。必要ならば涙して。

できないことなんて、……生きている限りない。

死ぬ前に、殺してから死ね。
自分で死ぬ前に、殺した果てにある限界を見極めろ。

果てにまだ道があるのなら、突き進め。
果てに何もなくなっていたら、死ねばいい。

まだ早い。自分で死ぬなら、何もかもを失ってからだ。
したいことがあるうちはまだ早い。
果てを見極めないうちはまだ早い。

教科書だけで見極めるな。身体で、必要ならば血で見極めろ。
夢を現実に浮かべるな。痛みで、必要ならば苦しみで現実に触れろ。

死んだら終わりだ。生きても、いずれ終わりは来る。
もしも死にたいなら、生きる間にやる全てのことをやってみせろ。
ここで絶望してみせろ。ここで喜んでみせろ。ここで悲しんでみせろ。
お前だけが特別じゃないんだ。何もかも、生きる宿命を果たしてから。

死にたいのなら。

年老いたのなら。

安楽が欲しいから死ぬんじゃない。生きるうちに過ごす体験を全て果たしてから。
死ぬのなら、安らかに死ね。
後悔せずに、笑顔で死ね。



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