Fall to die

どこまで、嫌われればいいのか。
どこまで、疑い続けるべきなのか。

分かっている。全ての人は、僕の存在を好ましく想っていない。
家族、知り合い……何もかも。
どこにいたとしても、永遠の疎外感を感じる。

ただ一人で自分の肩を抱いて悲しむ。
終わらない。

涙は、止まらない。

いつのまにか眠りに落ちて、優しい夢を見る。

優しい夢のあの人は言う。

「落ちてしまえ。
 望まれないと思うのならば、死へと堕ちてしまえ。
 自分の確信に、ただ従え。
 自分が笑顔でいられるように」

考えた。
どこまでも、考えた。

あいつらは、僕の嘆き悲しむ姿を見て悦んでいるのだろう。
他人の痛みを自分の娯楽に変化させる、それは闘技場の客のように。
敵は限りなく多くて、味方は限りなく少なくて。

死んでしまえばたまらなく楽で。
その代わりあいつらは喜ぶだろうな。
今までにないくらい笑い転げて。

あとで、何も娯楽がなくなるんだ。

生きていればとてもつらくて。
いいことなんかは一つもない。
あいつらには永遠の笑いが保証されていて。

僕の娯楽は、どこにもないんだ。

選んでしまうならば、

どっちでもいいんだろう。

どうせ逃げられない監獄の中ならば、死んでしまうのもいいし。
一日一度の苦しい快楽を胸に、生き続けるのもいいし。

死への落下も、落下の後の死も。

もう、どうでもいい。


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