時よ無駄に進め

何も知らないまま生きてきて、何も分からないままこの空間に立ち尽くしている。
どこまで行けばいいのかも、ここはどこなのかも分からない。

何もかもの希望もあきらめてしまうならば、別にどうでもいい。
ただこの時が流れていけば、いつかは分かる時が来る。
この時間が浪費でしかないとしても、別にそれでもいい。
目をつぶったままなら、窓の外の風景など気にならない。

歩いて歩いて、くたびれてしまうよりは遥かにいい。

もう十分だろう?十分すぎるくらいだ。
どうせお先真っ暗なんだ。痛みしかないんだ。

誰かが僕の背中を押すならそれに押されていよう。
誰も押さないならこのまま留まっていよう。
嘘に騙されるくらいなら、この耳を閉ざそう。
不安定な生活をフラついて過ごすくらいなら、泥の中に腰を降ろしていよう。

あきらめたっていい。
楽になりたい。いつまでも、僕の今までについて考えていたい。
ためにならない会話をするよりは、嘲笑に包まれた自虐的な独り言でいい。

時よ、無駄に進んでしまえ。ちっぽけな僕の存在なんて
遥かな過去にうずもれてしまえ。
誰も知らなくていい。

たった一人でいい。


「夢見が丘」へ
BBS
Home
Chat
Yohko
B.S.G.
Ryvius
Tea
Kiri
B'z
Memory
Links
Ask
Yohko-
novel
Mail
Ryvius-
novel