何も知らないまま生きてきて、何も分からないままこの空間に立ち尽くしている。
どこまで行けばいいのかも、ここはどこなのかも分からない。
何もかもの希望もあきらめてしまうならば、別にどうでもいい。
ただこの時が流れていけば、いつかは分かる時が来る。
この時間が浪費でしかないとしても、別にそれでもいい。
目をつぶったままなら、窓の外の風景など気にならない。
歩いて歩いて、くたびれてしまうよりは遥かにいい。
もう十分だろう?十分すぎるくらいだ。
どうせお先真っ暗なんだ。痛みしかないんだ。
誰かが僕の背中を押すならそれに押されていよう。
誰も押さないならこのまま留まっていよう。
嘘に騙されるくらいなら、この耳を閉ざそう。
不安定な生活をフラついて過ごすくらいなら、泥の中に腰を降ろしていよう。
あきらめたっていい。
楽になりたい。いつまでも、僕の今までについて考えていたい。
ためにならない会話をするよりは、嘲笑に包まれた自虐的な独り言でいい。
時よ、無駄に進んでしまえ。ちっぽけな僕の存在なんて
遥かな過去にうずもれてしまえ。
誰も知らなくていい。
たった一人でいい。
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