何も見えない夜であっても、常に心の中にある。
怒りと、恨みが。
どこまでもついてくる。
いっそのこと、狂ってやりたい。
それほどに、重い。
元々誰が悪い?
僕以外の、全てが悪い。
僕一人であればこんなことなんて思いもしなかっただろうし、
僕の計画は誰かによって崩されていく。
ある程度実現しただけでもよしとすべきなのかもしれないが、
その喜びすら憎しみでなくなってしまう。
変わっていく他人に怒りを覚えても、変わっていく僕自身には
何も言えやしない。
他人を欺きとおしている自分がたまらなく愛しくて、
僕を欺こうとする他人がたまらなく憎い。
何一つ矛盾していない。
僕は好きで、他人は嫌い。
それだけ。
どうして僕以外の誰かがいるんですか?
僕以外の誰かには、ここにいる理由などあるのですか?
僕の存在は自分ではっきりと証明されているからいい。
他の誰かは、どうしてここにいるの?
なぜ、僕の見えるところにいるの?
僕は誰にも迷惑をかけていない。
もしも僕の存在が誰かにとってたまらなく憎いことだとしたら、
僕ではなくその人が、何かすべきなのだ。
僕はそんなに悪人でもないし、そんなに善人でもない。
殴られてヘラヘラ笑ってなどいないし、人を蹴落としたいと常日頃から思っている。
人から遠ざかり、敗者になるなんてごめんだ。
敗者になるのは、お前たちであってもらいたい。
一人きりであれば、勝者も敗者もない。
痛みの原因は全て僕に返ってくるし、責任だけは無駄に多い。
自由もその分はある。
だけど、今は一人きりじゃない。
勝者がいて、敗者もいる。
誰かに損なのは嫌なんだ。
そんなのは、嫌なんだ。
できることなら勝者を独占したいけど、
それよりは僕を一人にして欲しい。
永遠に一人にして欲しい。
求めるときに、誰も来なくていいから。
一人の世界で、また生まれ変わりたい。
ひとりで、かまわないさ。
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