自分を犠牲にしてまで守りたいモノがあるとすれば、
……あたしは、それを守ろうと思う。
それであたしが満足するのであれば、もう何もいらない。
ただ生きているだけでは、何も生まれない。
自分から生きようとするなら、どこかから笑顔がこぼれてくる。
それが、あたしたちの生きる意味だと思う。
じゃぁ、自然と笑顔が生まれてこないのならば、
……笑顔を悲しみが覆ったのなら、もうあたしにできることはなにもない。
別に自分だけが幸せになりたいわけじゃない。
どうせなら、もう一人くらい幸せにしてあげたい。
あたしは、その人の笑顔でまた満たされるから。
そうすれば、きっとまた笑顔になれる。
ぬくもりがない荒野にただ一人いても、あまり面白くない。
どうせなら海がいい。
何か、全ての生き物を包んでくれるような優しい風が吹いてくる。
その風に吹かれていたい。
自分だけが希望を持っているわけじゃないし、あたしだってその希望を
見失うときもある。
もしも川に沈んでしまったなら、別にそれにはこだわらない。
せめて、誰かの大切な希望を支え続けていたい。
その笑顔で、あたしはまた癒される。
また、前を向けるから。
生ぬるい風だけが気持ちいいわけじゃない。心のビブラートを感じていたい。
ほんの少しの間違いが生む新しい選択肢に、心躍らせてみたい。
最後に一人幸せになることが、全てじゃなくて。
どうせなら、途中でも幸せになりたいから。
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