この心の中身など、もう誰にも期待されていない。
誰かが見ているのは僕の皮にすぎない。誰も、知らないんだ。
悲しくて悲しくて何か言いたそうな僕の心には、誰も目を向けようとしない。
声に耳を傾けてくれるわけがない。
僕の体が痛くて痛くてしょうがないとき、あなたは猫なで声で話し掛けてきたけれど、
そんなもので僕の痛みは癒えるわけがないんだ。
あなたの言う「呪文」なんてものを唱えることで、あなた自身が呪われるならいいのにな。
子供だましの芸術を見せられても、何の感想を書けというんだ?
感想文を役者に送って、トップスター様とやらがそれを見てくれるとでも?
たとえ読んだとしても、この分量の割には読む時間が圧倒的に少ないはずだ。
いずれはくずかご行きなんだから。
あなた方が紙代を節約しようとするのであれば、そもそもこんなことをしなければいい。
世界には満足に食べられない国がたくさんある……そう僕たちに言う。
それなら、僕たちが残したものを全て届けてやればいいじゃないか。
あなた方だって分かっているはずだ。届け物は全部腐る。
満足に食べられない人たちがたくさんいる。だからどうした?
僕たちに何ができるわけでもない。あなた方だって自分たちが犠牲を負ってまで
誰かにそんなことをしてあげるつもりなんてさらさらないんだろう?
腐った食べ物でも、発展途上国の人たちなら喜んで食べるとでも思ったか?
だとすればそれこそ差別。
子供だましならそれで通じると思っているのだろうが、そんなわけはないんだ。
礼儀なんて感情が見えなくても分からないんだから。機械的にお辞儀をする人間の
本心まで読み取れるわけじゃない。それで「武道は心」など、笑わせてくれる。
正確に言うのであれば、ただ「相手にへりくだっていい思いをさせてやる」最大限の奉仕だろう?
正直であると言うことを教えながら、嫌でも礼儀正しく……
どこか相反していると誰も思わないのだろうか。
狂った世の中なら、もう心なんて要らない。
必要なものは骨と肉と皮、あとは誰か絶対的な指導者。
心を読める超能力者なんていらないし、人種差別主義者もいらない。
残るのは骨と肉と皮だけなのさ。
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