Never to be back to the SAKURA

呼んでも、きっと聞こえない。
もう僕が見ることも出来ない。
それでもこの思いが変わらないとしたら、どうすればいいのだろうか。

あなたの夢を見た。あなたは「いつも」と変わらず微笑んでいた。
明日見る夢は、きっとあなたじゃない。
その代わり、またいつかあなたの夢を見る。
モノクロームの、触れることの出来ない夢を。

あなたの涙は、いまだ僕の中では乾いていない。
そこに、ただ残っているのみ。あなたがそのときに思った感情は、
きっと僕が捕らえきれることの出来なかった感情だろう。
僕には、外見でしかあなたを理解することが出来ない。
それでも、思いはあると勝手に思っている。

あなたがいてくれたから、僕がいたのか。
だとすれば、これから僕はどうすればいいのか。
そばに誰もいてくれないと、僕はこれから前へ進めない。

不思議だ。誰かといると笑っていられるのに、
誰もいないと寂しくて泣いてしまう。
その誰かに、あなたの姿を見ることは無いのに。
誰もいないときと、何も変わらないはずなのに。

僕は、大きくなっていくうちに何か大切なものを置き去りにしてしまったのだろう。
傷をまだ、背負い続けているのだろう。
たくさんある幸せに外見上は喜んでいても、きっと僕の内面は
未だに悲しんでいるのだろう。

光が当てられることもないままに、僕の思い出はいつか消え去ってゆく。
そして、振り返れば再び後悔する。
無くなったときには、確かに楽になる。
楽になっても、僕は満足なはずが……ない。

それでも思い続けることは、報われないことだけど。

今は、ただそうしていたい。

解説

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