錦生如雪創楽会寄書き欄
関西SPレコード愛好会
参加記録
<目 次>
日時:平成15年5月11日 14:00〜18:00
会場:高槻市市民交流センター内「音の工房」
(当会場での開催は、今回が2回になります。)
メンバー:HOTTA代表以下 約15名
特集:今回は隔月のプログラムである「会員プログラム」鑑賞会構成になっていて、
会員S氏から掲題の名盤が提供されました。
「悲愴」と「英国デッカ」
<第1部>「悲愴」初演110年
(作品)チャイコフスキー(1840〜1893)
交響曲第6番「悲愴」作品74
(演奏)セルゲイ・クーセヴィツキー指揮 ボストン交響楽団
1929年録音・米国ビクター 1931(昭和6年)日本発売
現在のCDであれば、コンパクトな12cmの薄い円盤一枚で済むところ
SPレコードでは、この名曲の演奏一曲に約10面のレコード盤が
必要だったのです。
見出しのとおり、この作品の初演は、1893年、今から丁度11年前のロシアの首都
ペテルブルグでした。遠い遠い前々世紀の昔のようであり、以外と最近のことのようでも
あります。
ちなみに筆者が此の曲を初めて聴いたのが、1962年12月3日ユージン・オルマンディ
指揮フィラデルフィア・オーケストラの演奏であり、翌年3月2日フルトベングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラでの演奏でしたから、今から丁度40年前に
なります。当時でも初演から僅かに70年しか経っていなかったことになります。
(初演)1893年10月28日チャイコフスキー指揮 於ペテルブルグ
初演ののち、弟のモデストに作品の表題を問いかけたところ
まず、「トラジック(悲劇的)」が出てきたが、考え直して、
「パテティーク(悲愴)」が出てきて、チャイコフスキーは、
後者を選んだ。その一週間ほどのちにチャイコフスキーは、
この世を去っているという、まさしく「悲愴」的な交響曲と
なったわけです。(音楽之友社「名曲解説全集」2・交響曲(下)より)
<第2部>「英国デッカレコードを聴く」
(その1)(作品)モーツアルト「ホルン・ヴァイオリン・二つのヴィオラ・チェロのための
五重奏曲」(K。407)
(演奏)デニス・ブレイン(ホルン)とグリラー弦楽四重奏団
(その2)(作品)タルティーニ「12のヴァイオリンソナタ」作品1−10.
「捨てられたディドーネ」
ヨハン・セバスチャン・バッハ「アリオーソ」
(演奏)アルフレッド・カンポーリ(ヴァイオリン)、
エリック・グリットン(ピアノ)
(その3)(作品)ベートーベン「レオノーレ序曲」第2番 作品72
(演奏)エドアルト・ファン・ベイヌム指揮アムステルダムコンセルトヘボウ
管弦楽団
(録音)1946年3月9日 於ロンドン・アッセンブリー・ホール
(その4)(作品)デ・ファリャ「バレエ・三角帽子・組曲」
(演奏)第一組曲 エンリケ・ホルダ指揮ロンドン交響楽団
(録音)1946年11月15日
(演奏)第二組曲 エンリケ・ホルダ指揮ナショナル交響楽団
(録音)1945年9月6日
(その5)(作品)ムソルグスキー「歌劇ホヴァンシチーナ・プレリュード」
(リムスキー=コルサコフ編)
(演奏)エンリケ・ホルダ指揮ロンドン交響楽団
(録音)1946年11月15日
ブレインのホルン、カンポーリのヴァイオリン、ベイヌムやホルダの指揮ぶりは、いずれの曲
の何れの演奏も、約60年前の演奏とは、思えない生き生きした音に瑞々しさが感じられる演奏
であったとおもいます。
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(参考メモ)演奏者あれこれ(往年の名指揮者群)
今回のレコードには、指揮者としてクーセヴィツキー、ベイヌムとホルダが紹介されました。
たまたま「レコード芸術」(音楽之友社)最新号に
「20世紀における世界のオーケストラと歴代指揮者」
の早見表が特集されていました。その一覧表の一部を添付しておきます。

(出典:「レコード芸術」(音楽之友社)2003年5月号)
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平成15年5月12日 *** 錦生如雪 ***
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