倉敷レポート
〜byにゃお〜

5月1日、倉敷の本町にオープンした
【いがらしゆみこ美術館新館 I LOVE CANDYMUSEUM】へ行ってきました。

場所は【アイビースクエアー】のすぐ北側・・・。細い路地を入っていくと
建物の正面はレンガ張り、側面は黄色、窓枠などには赤いペイントが施された、
ひときわ人目を引く建物がすぐに目に飛び込んできました。

新館のシンボルエンブレムはキャンディの横顔のシルエット。
そのマークが旗やプレートとして建物に飾られていて
間違いなく【ここ】がキャンディを【売り物にしている】場所であることを物語っているようでした。
顔が描かれていないので、キャンディのトレードマークのそばかすも、グリーンの目もありません。
ゆみこストーリーのいがらしさんの幼少期の自画像・・・と言えば、
そうとも言えるでしょうが、私の目には紛れもなく、キャンディの横顔にしか見えない・・・そういったものです。

10:00AMからのオープニングセレモニーは、地元の子供たち(就学前の女の子たち)
といがらしさんによるテープカットにはじまり、色とりどりのふうせんを空に
放つという華々しいもので、玉島テレビ(TTC)のカメラも取材に来ていました。

その後すぐに、来客・招待客に対してのみ、先行して館内の公開がされ、
「一般客への公開は12:30PMからだ」といわれ、待ちぼうけをくらいました。
(ポスターにも一般公開は午後からと言う告知はされていなかったように思います)
ほとんどの観光客は会場をいったん後にしたようです。

並んでいたファンの中には、「朝4時から並んでいた」と不満を訴える人もいて、
「どうか中に入れて欲しい」と係りの人に言い寄る一幕もありました。

中では、いがらしさん自身の案内による館内の紹介と、屋上テラスではオープンを
祝った立食パーティーなるものも催され、食事がふるまわれました。


午後からの一般公開の時間に再び新館へと足を運び、いよいよ中へと・・・。

入ってすぐにおみやげもののコーナーがあり、
美術館限定商品【恋が実る きびだんご くらしき物語】
(要は、きびだんごの詰め合わせ)
【はちまんちゃん】の絵ハガキ&シール、ローズちゃんのマグカップ、
いがらしさんのサイン入り色紙(額入り)などなど・・・グッズ販売がされていました。
キャラクターには関係のない、アロマグッズ(アロマキャンドル、ハーブなど)や、
飴なども販売されていて、場所を埋めていました。

壁には大きなキャンディの絵時計が(非売品)。

また、ホールの一角には、【いがらしさん宛てのメッセージを書こう】というコー
ナーがあり、自由においてある紙にメッセージを書いて残せるようにもなっており、
その横には、新聞に掲載された【美術館新館】に関する記事が各社切り抜かれて、
新館オープンの注目度を誇示するかのように掲示されていました。


入館料 大人600円、中・高生400円、小人300円。

入館料を支払う際に、サイン会の案内もされ【はちまんちゃんのカラー色紙】1500円。
先着50名さままでと言われました。


中へ入っていくと、すぐに【名誉館長室】と称したブースがあり、
描きかけのキャンディの絵とパレットに絵筆、
そして「ただいま館内を見回り中」といういがらしさんのメモがそえられていて、
そのブースの外から窓の中をのぞいているかのように、
キャンディの絵が取り付けられていました。

その横には【ポニーの丘コーナー】があり、【キャンディと丘の上の王子さま】の
出会いのシーンの絵が等身大に拡大されて、アクリル板になって立ててあり、
壁にはポニーの丘が描かれていました。
キャンディの他にも【ジョージィ】、【パロスの剣の主人公】(中公文庫1巻の表紙の絵)、
そして【メイミー】も同様にして立てられていて、
記念写真の絶好のスポットになっていました。

ちなみに館内は撮影OK。「個人のアルバムで楽しむ以外の使用は著作権侵害になる恐
れがあるので・・・云々」の注意書きが添えられていました。

同じく1階には、連載当時のキャンディグッズや【なかよし】の表紙、イタリア版
キャンディの雑誌(それ以外のキャンディ出版物は置いていませんでした)、
ジョージィの連載中のグッズなど展示されていました。

階段を上っていくと、階段の壁に、角度を変えると絵柄が変化するキャンディの巨大
な絵が飾られ、踊り場には(株)ナカシマプロペラさんからオープン記念に贈られたと
言う24個の鐘が置かれていて、「いずれ、美術館に設置する」と書かれていました。

2階は原画の展示会場。キャンディの原画(連載中のもののみ)、すずらんの原画、
はちまんちゃんの原画、そして、中公から名作絵本の原画はそれどれ1/4ずつの割
合で展示されていて、一角にはサイン会用のテーブルが設置されていました。

壁にはすずらんの原稿が展示されていたりや、ラフ(・・・というのでしょうか?コ
マ割りの下書き)のコピーなどが手にとってみれるようにと、いろいろな作品の資料
なども閲覧できるようになってました。

驚いたのは、年明けに問題になった香港でのキャンディのイベントのポスターなども
貼ってあったことです。

2階にはまた、いがらしさんの作品のコミック本が置かれていて、テーブルに着いて
ゆっくりと読むこともできるようになっていました。

2階から屋上へ行く階段の踊り場には、キャンディのマンガからのコマで、【テリィ
との階段の別れのシーン】が大きくパネルにして飾られていました。

屋上へ行くと、いがらしさんご本人が関係者の方数人とにこやかに歓談されている後
ろ姿をちらりと見かけました。


サイン会は先着50名となっていましたが、
この日の1:00PMからのサイン会では、並んだ方は20名ほど。
私の目には必ずしも盛況とは写りませんでしたが、
GWとはいえオープン初日の平日だったからだけでしょうか・・・。


新館では一切音楽は流れていませんでした。



また同日、同じ倉敷美観地区にある、旧【いがらしゆみこ美術館】へも行ってきました。

倉敷の白壁を意識した和風な建築で、新館のそれとは対照的な外観です。
客足は新館に取られているのでしょう、とてもひっそりと静まりかえっている感じがしました。
スタッフ(お店番・・・と言った感じ)もたった一人。
それでも十分に人手は間に合っているといった印象でした。

1階は【すずらん】と【ゆみこストーリー】他の原画が展示されていて、
グッズ販売もされていました。
【北海道限定すずらんチョコレート】も、萌ちゃんの絵柄で置かれていて、
すずらんグッズとメイミーのレターセット&メモパッドなどのみ。販売中止を
求めた仮処分が生きているのでしょう。キャンディのグッズは一切売られていません
でした。唯一中公の文庫本が置かれていましたが、1巻のみでそれ以外は在庫無し、
入荷もないとのむねが書かれていました。

資料展示として、ガラスケースにいがらしさんのキャンディ以外の作品(マンガ本)が
数々飾られていて、その中でも大変驚いたのは、原作者の井沢満さんも出版の事実をつい
最近まで知らされていなかったと言う【イタリア版 ジョージィ】も飾られていたことです。

記念写真用のキャンディのアクリル板がレジの側に館内が写真に写らない角度(展示
物を背中にして撮影するような向き)で設置されていて、お客さんたちが写真を撮っていました。

基本的には旧館内は撮影禁止となっていました。

館内はキャンディの主題歌とムカムカパラダイスの曲が繰り返し繰り返しかかってい
て、壁にも「かかっている曲は、劇場版キャンディ・キャンディの主題歌とムカムカ
パラダイスの主題歌です」といったような説明が書かれていました。

2階はキャンディの原画の展示室になっていて、全てキャンディの原画。連載中のも
のと、中公から92年に出版されたキャンディの絵本の原画なども展示されていまし
た。【おしゃれ関係】でタレントのちあきさんに贈ったと言う、あの絵も展示して
あったのですが、あれはちあきさんに差上げたのでは、なかったのでしょうか?

そして、ガラスケースには連載中の古いグッズなども飾られていて、お客さんが足を
止めては「なつかし〜!これ持っていたわ」など、感動していたようでした。

我が目を疑ったのは、2階はソファとテレビが設置してあって、
東映のアニメ【キャンディ・キャンディ】が上映されていたという事実です。
裁判が続いている状況で、アニメを流していることがどれだけ大問題か、いがらしさ
んや美術館の方が知らないわけはないと思います。大変信じられない光景でした。

以上が私が倉敷で見てきた事実すべてです。