IV過去日記(中期その1) 2000/06/20〜


6/20

ねえ、由佳ちゃん。

確かに由佳ちゃんは俺にとって可愛い後輩だよ。今年の春に新卒で入ってきてから、きみは何かと俺を頼りにしてくれる。少し甘えた部分がない訳じゃないけれど、まあそれは最近まで学生だったんだから仕方のないことだ。これから時間をかけて直していけばいい。
俺だってきみのことは決して悪く思ってなんかいない。多少カマトトぶる部分が鼻につくこともあるけれど、まあそれも個人的な好き嫌いの範疇だから問題はないと俺は思っている。
要するに、総合的に見れば、きみはとっても素直な可愛らしい女の子で、だから俺はきみがパソコンを買ってプロバイダ選びに悩んでいたときもビッグローブじゃなくてIIJ4Uを薦めたし、昨日の夕方にきみが「仕事のことで相談にのって欲しい」と言ってきたときも、何の損得勘定もなしに付き合ったんだ。



ねえ、由佳ちゃん。

仕事で困ってることや悩んでることを俺に言うのは全然構わない。俺なんかじゃ大した力にはなれないかも知れないけれど、その程度のことだったら幾らでも付き合ってやれるから。上司に直で言えないようなことでも俺にだったら喋れるっていうのなら、そんなことは幾らでも言ってくれればいいと俺は思ってるから。

でも、こんなことは言いたくないけれど。言っちゃいけないことなのかも知れないけれど。
きみには自覚がなさ過ぎるんだよ。もう本当に。致命的な程。

自分がむっちゃくちゃ可愛いっていう自覚が。



ねえ、由佳ちゃん。

俺はちっとも「いい先輩」なんかじゃないんだよ。
時計の針が午後10時を指したバーの中で俺は。目を赤くして鼻をすすりながら、ダムの水を吐き出すように、今まで誰にも言えなかったことを俺に話してくれたきみを見ていた俺は。きみの頭を優しく撫でながらありきたりの台詞を並べて励ましていた俺は。
憐憫や同情といった感情とは全く別の、本質的に別の。
どんな闇よりもドス黒くていやらしい感情が心の中に芽生えていくのを感じて。
それはゆっくりと、本当にゆっくりと俺の中を支配していって。
そして俺は





ねえ、由佳ちゃん。
あのとき俺がもう1歩踏み出していたら。
きみが俺に抱きついてきたあのときに、もし俺がきみの背中に腕を回していたら。



うん、ちょっと後悔してるぞ俺。いや、かなり。相当。


6/24

会社の後輩であるところの由佳ちゃん(仮名)にはどうやら年下の彼氏がいたそうなのですが、1ヶ月ほど前に喧嘩して別れたとの話を本人より聞きました。

「じゃあ今は彼氏とかいないんだ。俺の友達とか紹介しようか?」と俺が聞くと、由佳ちゃんは少しだけ考えたような表情を見せた後で

「うーん。今はいいです、彼氏とかは。いればいたで面倒くさいこともあるから」

と答えた後、ちょっといたずらっぽく笑って

「マイズミ先輩みたいな人だったら、いいんだけどなあ」と何気なしに言ってくれました。



ハローエビバデ!みんな元気にしてたかなー?「美穂の恋愛お悩み相談・愛の15万ボルトスタンガン」のコーナでーす!パーソナリティーはもちろんアタシ、仙台市立○○中学校2年生の美穂ちゃんです!ラブ!最近雨ばっかりで嫌になっちゃうよね!でもノープロブレム!美穂の心は24時間365日いつもドドメ色!東京湾のヘドロ達も土下座で許しを乞う程よ!さて、今日1発目のお葉書は宮城県仙台市にお住まいのヘタレ「由佳ちゃん☆ラブ」さんからです!さて、今日はどんな泣き言が飛び出すのかなー?

Q:
こんにちは、美穂ちゃん。突然ですが僕の悩みを聞いてください。先日僕は可愛がっている後輩の女の子に、まるで僕に好意を持っているかのような意味深な台詞を言われてしまって、それ以来彼女のことが気になって仕方がなくなってしまいました。しかも僕はその子に彼女の有無を問われたとき、とっさに「いないんだ。こないだまで、いたんだけどね」と思いっきり嘘をついてしまい、今度どこかにドライブでもいかない?みたいな話にまでなってしまいました。そこで美穂ちゃんに聞きたいのですが、僕は彼女のことを吸ったり揉んだり入れたり抜いたり出したものを飲んでもらったりしてもいいんでしょうか

A:
そういうことはアタシじゃなくてこのサイトを見てるテメエの彼女に聞けや



あ、そろそろ時間だね!それじゃまた来週!シーユアゲイーン!


7/4

晩にマイさんと2度目のデート。一緒に食事 & ドトールでお茶してきました。

午後7時に仙台駅で待ち合わせをしていたのですが、マイさんは少し遅れるとのこと。そこでぼんやりと携帯のメールを確認したりタバコを吸ったりしながら彼女を待っていると、約束の時刻を少し過ぎた頃、彼女は息を切らせながら小走りに俺のところにやってきました。

「はあっはあっマイズミさん、十四くんカッコ良かったってマジすか?本気と書いてマジすか?

どうやら「遅れてごめんなさい」と言いたかったようですマイさん。彼女は興奮すると、イタコが死人の言葉を代理で発するがごとくショタの神様のお言葉を代弁するので、真意を即座に理解するのはなかなかに至難の業です。

「いいよ、気にしてないから。じゃ、行こっか」

と俺が言うと、彼女は

カレ未使用ですよね!うわーいいよね童貞!食いてえー!童貞ラブ!

「ここの3階のパスタ屋がけっこうおいしいんですよ。そこで食べませんか?」という意味のようです。周りの刺すような視線に耐えられなくなった俺は、早々に彼女を引っ張ってその店に入ることにしました。

店の中に入るとマイさんは少し落ち着いたのか、それからしばらくは身の回りの話やサイトの話で盛り上がりました。普通に話をしているときの彼女は本当に本格的に冗談抜きで可愛い女の子で、「ウォーターブラって高いんですよね」とか言いながら自分の小さな胸を気にしている彼女は思わず襲いかかりたくなるくらいに魅力的だったのですが、まさか公共の場でそのような狼藉を働くわけにもいかず、「そんなことないよ。マイさん、胸十分大きいよ」などと言ってみたのはいいものの、0.1秒後には「ごめんなさい神様マイズミは今ウソをつきました」と後悔してみたりしました。

食事が終わった後、「まだ時間があるから」ということで2人でドトールへ。しかし何故かここでマイさんに異変が。またもショタの神様が彼女にご降臨なされたようです。後ろで談笑する奥様方などまるで存在しないかのごとくパブリックスペースでロリショタトークが大爆発、気がつけば笑い方も「うふふっ☆」から「ギコハハハ!」に変わっています。それにしても本気で喋ったときの彼女というのはまったくもって俺ごときの比ではなく、それこそマンモスマンと次鋒レオパルドン程の実力差。俺はとりあえず「はあ」とか「ええ」などと言いながら適当にお茶を濁していたのですが、彼女の口から「まんこ」という単語が出たときにはさすがにグーでドツきました。うえーんこのおねえちゃん恋愛ゲームに毒されたオタク(←俺)の夢をブチ壊すようママー。

いや、マジで可愛いんですってば彼女。今度は休みの日にどこか遊びに行きましょう。
乳毛は抜きませんが。


7/15

俺の友達であるところの佐藤くん(仮名)は今年の3月に真紀ちゃん(仮名)という女の子と結婚したのですが、いま真紀ちゃんのお腹には3ヶ月の子供がいるということを佐藤くん本人より聞きました。
で、佐藤くんは俺に対し、生まれてくる子供は女の子が望ましいとか男は絶対に嫌とか誰が何と言おうと名前は詩織にするといったキチガイじみた心温まる話をしてくれたのですが、やはりこれから父親になるという自覚からでしょうか、自分の娘に関しては最近のバカ女子中高生のようにはしたくないので躾だけはしっかりとしておきたい、といった内容のことを言っていました。
まあ最近の女子中高生がバカであるかどうかといった件に関しては置いておくとして、俺もいずれは結婚して子供を作って育てることになる身、そうなれば出来の悪い子供よりは良い子供の方が望ましいと考えるのは当然の話です。そのためにも幼少の頃より躾をしっかりとしておくに超したことはありません。佐藤くんもロリコンの分際でたまには良いことを言います。
ちなみに俺の場合だと子供の名前は希美を希望。当然の事ながら娘です。そしてマイズミお父さんは娘のことをののちゃんと呼びます。これだけは譲れません。
マイズミお父さんは子供にいろいろと教育をしてあげます。お箸の持ち方やお部屋の片付けのやり方はもちろんのこと、お風呂の入り方だって1から10まで教えてあげます。



「わーい、パパとお風呂だー、嬉しいなー」
「こら、ののちゃん。お風呂であんまり騒ぐんじゃない」
「うー……だってぇ、パパと一緒にお風呂に入るのって久しぶりなんだもん」
「あ……そういえばそうだな。いつもはママと一緒に入ってるのか?」
「うん。だってパパ、いっつもお仕事でいないんだもん」
「そっか、ごめんな。じゃあ今日はののちゃんに、お風呂での身体の洗い方を教えてあげよう」
「え?身体の洗い方なんてあるの?」
「おう、あるとも」
「えー?教えて教えてー!」
「知りたいか、じゃあ教えてあげるぞ。準備はいいか?」
「うん!」
「まずな、ここにボディシャンプーがあるだろ」
「うん!」
「これをこうやって手の平で泡立てて」
「うん!」
「で、それをののちゃんのおっぱいから脚の付け根までまんべんなく塗りたくって
「うん!」
それでパパの背中をごしごしするんだよう
うん!



といった感じで高校に入学するあたりまで娘を騙すことができたらどれほど素敵だろうか、という話を自分の彼女に熱く語ったところ、次の瞬間に渾身の右ストレートを鼻っ柱に貰って未だに血が止まりません。誰か効果的な鼻血の止め方教えてください。


7/19

最近とにかくページの更新が滞っているのは仕事が殺人的に忙しくなって更新どころではないとか私生活で死にたくなるようなことがあったために更新どころではないとかパソコンを再セットアップして設定をゼロからやり直さなければならなくなったために更新どころではないとか「バトルロワイアル」をもう1度最初から読み返したら止まらなくなって更新どころではないとかジッタリン・ジンの「夏祭り」を誰かがカバーしているのを聞いたのはいいんだけれどそのあまりのアレさにショックで寝込んでしまって更新どころではないといった理由ではなくて、単に「ナチュラル2」という変態ゲームに俺がドップリ漬かっているからです

「千紗都おおおおおおっ!」
「あ……ああっ……兄さま、兄さまっ……ら……乱暴にしないで……っ!」

泣くほど面白いですこのゲーム。調教万歳。


7/29

土曜日だっていうのに働いてきました。うちの会社は表面上は週休2日制ということになっているのですが、社員の数と仕事量が完全に反比例している現状においてそんな寝呆けたことは誰も言えません。おかげさまですっかり曜日の感覚がなくなりつつある今日この頃、まったくもって血も涙もない会社です畜生。
しかし愚痴をこぼしたところで仕事が早く終わる訳でもなし、とっとと帰りたいのであれば黙って終わらせるより他にありません。今日はひとつ覚悟を決めてズギャンと働くことにしましょう。



「さーて、お客さんへの対応も終わったし、あとは月末〆の報告書と請求書だな」

こんこん。(←ノックの音)

「あれ?お客さんかな。今日は休みだっていうのに。……はーい」

がちゃっ。

「お兄ちゃーん」
「え?」
「えへへ……」
「なんだ、なつみか」
「ぶー、なんだって何よお。せっかく妹が訪ねてきたっていうのに」
「あのな……駄目じゃないか、なつみ。関係ない奴が入ってきたら」
「うぅー……だってぇ、お兄ちゃんがいないと退屈なんだもん……」
「なつみ、こっちは仕事してんだぞ。退屈だからって事務所にまでやってくるな」
「……」
「……?」
「うん……ごめん」
「……え?」
「ごめんなさい……迷惑……だったよね」
「あ、あれ?……なつみ?」
「……どうしたの?お兄ちゃん」
「いや……今日はやけに素直だな、と思って」
「……」
「ほら、いつもだったらもっと口答えするじゃないか。『仕事とボクとどっちが大事なのっ』とか」
「……うん」
「……」
「……」
「……なあ」
「……」
「なつみ」
「え?」
「……悩みとか、あるか?」
「えっ……」
「やっぱり」
「……」
「……なあ、なつみ」
「うん……」
「俺たち、兄妹だろ?」
「……うん」
「俺に……言えないようなことか?」
「……」
「……なつみ」
「……お兄ちゃん」
「……うん」
「……ぐすっ、おにいちゃあん……」
「え……?」
「ぐすっ、だって……だって……」
「……なつみ?」
「だって……ぐすっ、お兄ちゃん……こないだ、誰かと電話で話してたときに……お兄ちゃん、太った女の子はあんまり好きじゃない、って……言ってて……」
「あ……」
「ボク……お兄ちゃんにそう言われたの……凄いショックで……ぐすっ」
「……」
「それに……最近、お兄ちゃん……ちっとも……ボクのところに来てくれないし……」
「……」
「ぐすっ……ののちゃんにはあんなに優しいのに……」
「……なつみ」
「ねえ、お兄ちゃん……ボク、お兄ちゃんに……嫌われちゃったの……?」
「……」
「そんなの……嫌だよ……ボク、ずっと……お兄ちゃんと……一緒に、いたいよ……」
「……」
「……ぐすっ」
「……なあ、なつみ」
「……うん」
「確かに……お前は太った、うん」
「……うん」
「順序さえ逆にすれば、スリムビューティーハウスの広告にドカンと掲載されても全く違和感がないくらいだ。ある意味感心した。人は短期間でここまで体型変えることができるのかって」
「……うん……」
「だけどな、なつみ」
「……」
そういうのもアリだ
「……えっ?」
「いや、これはこれで悪くないし」
「……おにいちゃん……」
「なんにも……心配することなんかないから。世界中が敵に回っても、俺はお前の味方だから」
「……本当?」
「本当」
「本当に……本当?」
「ああ……好きだよ、なつみ」
「……」
「……」
「……ぐすっ」
「……?」
「おにい……ちゃん……ひっく……」
「ああーもう、泣き虫だな、なつみは。ほら、よしよし」
「ぐすっ、だって……だって……」
「安心したか?」
「うん……うん……」
「じゃあ、もう大丈夫だろ?家でおとなしく待ってなさい。すぐ帰ってくるから」
「うん……ぐすっ」
「よし……いい娘だ」
「ね……お兄ちゃん」
「……ん?何だ?」
「今日……お兄ちゃんの、お部屋……行っても、いい?」
「ああ……もちろん」
「うん……」
「……」
「今日……いっぱい、してね……お兄ちゃん……」



やっぱり可愛いですなっち。彼女こそ俺の魂の妹!萌え〜。


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