IV過去日記(後期その1) 2000/11/08〜


11/8

きみの手を握って。
やさしく抱きしめて。
髪に触れて。
唇を重ねて。
シャツのボタンをはずして。
スカートのジッパーに手をかけて。
ふたりで肌をかさねて。
体温を感じながら眠って。
朝に一緒に目覚めて。
裸のままもういちどキスして。



いつか、それが当たり前のことになるような日を願って。



きみのことが好きだ、って。
それだけ伝われば、あとはどうでもいいから。



再開します。


11/22

夜の事務所にて。

「なあ、マイズミ」
「何すか?課長」
「腹減った」
「減りましたね」
「お前あとどれくらいで終わるよ、それ」
「ええと、俺はあと3時間くらいかな」
「そうか、俺もそれくらいだ」
「終わったらメシでも食いに行きます?」
「いや、それまで持ちそうにない。ピザの出前でも頼むか?」
「あー、駄目です」
「あぁ?駄目って何でまた」
「俺、いまサイフに200円しか入ってねえもん」
「……マイズミ」
「はい」
「お前、そんなんで良く会社員やってられるな」
「いや、ちょっと銀行に行くの忘れちゃって。今日だけ貸してくださいよ課長」
「ったく、仕方ねえなあ……あれ」
「どうかしました?」
1000円しか入ってない
「アンタそれでも課長ですか」
「やかましい。1200円あればピザくらい」
無理です
「……そうか」
「……いや、2人が無理なら3人で!そうすればピザの出前くらい!ねえ佐久間主任!(仮名)」
500円しかねえぞ俺
「……」
「……」
「……」
「……マイズミ」
「はい」
「とりあえず話をまとめよう」
「ええ」
「お前が200円、佐久間が500円、そして俺が1000円持ってる」
最低ですね俺ら
「やかましい。で、いま1700円ある」
「ええ」
「ピザ食えるか?」
「食えないこともありませんが、とてもじゃないけど腹いっぱいにはなれません」
「全くその通りだ。そこで、だ」
「ええ」
これ持ってマクドで買えるだけ買ってこい
「……」
「どうした、マイズミ」
「考えられる中で最低の選択ですね、それ」
「それは重々承知の上だ。背に腹はかえられん」
「背に腹て。別に俺は食わなくても……」
「いいからひとっ走り行ってこい。課長命令だ
「うっわ、汚えなあオイ!つか昼もマクドだったんですよ俺!食いたくねえっつの!」
「そうか、そりゃ運が無かったな
「……」
「フィレオフィッシュとチーズバーガーとハンバーガー6個ずつな。急げよ」
「……」
「マイズミ」
「……行ってきます」

今月に入って3度目ですこのパターン。未だに胸焼けが治まりません。誰か助けてください。


11/30

風邪引きました。頭痛と咳と鼻水が止まらない上に熱も出てしまいロリコン特有の青い顔がますます真っ青になる始末、おまけに目の周りには怪しげなクマまで出来ているため外見の危険度は当社比200%増、歩いているだけで警察に通報されそうな勢いです。

という訳で、ここ数日は月末というのを忘れているかのごとくノー残業デーの日々を過ごしています俺。山のように残っている仕事は寝ている間に小人さんが片付けてくれると固く信じつつ、今日も午後7時には自宅に戻ってきました。

「うー、げほっげほっ……ただいま」
「おかえりー、お兄ちゃん」
「あれ?なつみ。今日は早かったんだな。仕事はどうしたんだ?」
「え?うん、いいの。今日はお仕事キャンセルして帰ってきちゃった」
「は?何でまた急に。今日は夕方から収録あったんじゃないのか?」
「……」
「……?」
「うん……」
「……なつみ?」
「……あったんだけど、ね。今日はお休み」
「はあ?何やってんだよ、お前。『お休み』じゃないだろ?大事な仕事サボって」
「うん……」
「どうかしたのか?もしかして身体の調子がおかしいのか?」
「ううん……別に、どこも悪くないけど」
「だったら……」
「……だって」
「……?」
「だって……お兄ちゃん、辛そうなんだもん」
「え……」
「お兄ちゃんが風邪引いて辛そうにしてるのに……ボク、何もできないなんて嫌だよ……」
「だからって……」
「お兄ちゃん……ボクが熱出して寝込んでたとき、会社休んでくれたもん……だから」
「なつみ……」
「……」
「……馬鹿」
「うん……馬鹿だもん、ボク」
「……」
「でも……お兄ちゃんのことでしか……馬鹿にならないもん」
「なつみ……」
「お兄ちゃん……」
「……」
「……お兄ちゃん」
「……?」
「今日、一緒に寝ちゃ……駄目?」
「馬鹿」
「……」
「……伝染っちゃうぞ」
「いいもん……伝染っても」
「……」
「お兄ちゃん……」
「……何だ?」
「今日は……ボクが、あっためてあげるからね」

熱が非道いとキチガイじみた妄想もバリバリ浮かんできます。お願いだから誰か看病してください。
できれば安倍なつみ本人もしくは仙台近郊在住の女子中学生希望。


12/6

マイズミです。ロリコンです。引きこもりです。3度の飯よりエロゲームが好きです。これだけ正直に自分をさらけ出しても日陰者となることなく生きていけるネットの世界って素晴らしいと思いませんか?思いませんか。そりゃそうだ。

という訳で今日もエロゲームの話。Keyの『Air』をひと通りプレイして落ち着くかと思いきや、今度はアリスソフトの『ペルシオン』なるエロゲームが面白過ぎるために血の涙を流しながら激プレイの毎日です。つうかここ数日は仕事とエロゲーム以外に何かをやったという記憶がまるっきりない有様、わき目もふらずに社会不適合者への道を駆け登っているような気がしてなりません俺。

例によって更新が滞っているのは即ちこいつのせいです。はにゃ〜んグラニタたん萌え〜。


12/10

日曜日の午後7時半。

仕事が終わって帰ろうと思った矢先に電話がかかってきました。誰だろうと思い画面を見てみると、俺の直属の上司であるところの課長様でした。

その画面を見た瞬間、俺は最高に嫌な予感がすると同時に、背筋に冷たい汗が流れるのを感じました。というのも、課長から俺の携帯に直接電話がかかってきたときは、物凄い確率でとんでもない仕事が待ち受けているからです。もう例をあげると本当にキリがないのですが、あるときは機材の搬入のために仙台=気仙沼間(片道およそ130キロ)を3往復させられ、あるときは夜中の2時に自宅で爆睡しているところを叩き起こされ〆切ギリギリの書類を広告会社に持っていかされました。またあるときは、1日に5本しか定期便が出ていない自殺の名所みたいな離島へクレーム処理に行かされた挙句に最終便に乗り遅れ、情けないことに謝りに行った先のお宅に泊まらせてもらうという貴重な体験もさせていただきました。

という訳で、俺は発信者の名前を見た瞬間からその電話に出るべきかそれとも無視すべきかを真剣に考えたのですが、たっぷり10コール分くらい長考したにも関わらず着信音が鳴り止む気配は微塵も感じられませんでした。
「もう駄目だ」、15コール目にして俺は最早これまでと諦めました。幸か不幸か俺は日曜日だというのに事務所の中にいて、階下の駐車場にはマイ営業者のカローラバンもドカンと置いてあるのです。今の俺は「本場のペプシコーラが飲みたいからアメリカまで買いに行け」といったキチガイじみた要望が出ない限り、どんな命令にも対応できる状況に置かれているということを悟ったからです。これも運命と覚悟は決めました。お母さん、マイズミは明日の朝日を事務所で拝むかも知れません。

「……もしもし」
「よおマイズミ、休日にすまんな」
「そう思うなら電話しないでいただけるとありがたいんですが」
「まあそう言うな。ところでいま何処にいるよ」
「……事務所です」
「そうか、そりゃご苦労様だな。ところでよ」
「ええ」
「いま○○商事の部長と話してるんだけどな」
「……はい」
「ちょっと聞きたいことがあるんだ」
「……何ですか?」
「あのよ、これ歌ってんの誰だっけ?だーりんだーりーん♪(←突然歌い出した)」
…………
「なあマイズミ」
敏いとうとハッピー&ブルーです

電話を切った5秒後にふたたび着信音が鳴りましたが完全に無視しました。帰ります。


12/28

久しぶりに会社の窓から朝日を拝みました。昨日から居残りで事務所にいたためです。おまけに今日は今日で事務所の飲み会があり・・・って、何か以前に書いた文章を全力で使い回しているような気がしないでもないのですが。おそらく気のせいですね。ええ気のせいです。
まあとにかくそういう訳で、例によって随分とハデに飲まされてきました俺。現在どうしようもないくらいにグロッキーな状態で、放っておいたら今すぐにでも眠ってしまいそうな勢いです。普段は深夜まで海外無修正エロサイトを巡回している俺も、今日だけは神に誓って家に帰ると同時にベッドにもぐり込むことにします。こういう日はとっとと帰って泥のように眠る以外に疲れを癒す方法はありません。

「ふう……2日ぶりの我が家だ。ただいまー」
「あ。おかえりー、お兄ちゃん」
「よお、なつみ。今日は早かったんだな」
「……」
「……?どうかしたか?」
「お兄ちゃん……顔色良くないよ?」
「ああ、最近はちょっと忙しかったからな」
「大丈夫?お薬とか飲まなくてもいい?」
「大丈夫だって。ひと晩ぐっすり寝れば治るから」
「本当……?」
「心配すんなって。なつみこそ明日も仕事なんだろ?ほら、とっとと寝なさい」
「うん……」



「うーん、すやすや……」
ぎいっ……
「お兄ちゃん……」
「なつみ……むにゃむにゃ」
「……寝ちゃってるね」
「すやすや……」
「……」
「……ん」
「あ……」
「……どうした、なつみ?」
「ごめん……起こしちゃった?」
「ん……いや、たまたま目が覚めただけだから。どうしたんだ?こんな遅くに」
「うん……ちょっと、心配だったから」
「そっか、サンキュな。でも大丈夫だから。気分もそんなに悪くないし」
「……そう?なら、いいんだけど」
「ほら、なつみも早く寝な。もう遅いだろ」
「うん……」
「……?」
「……」
「……一緒に、寝るか?」
「……うん!」
「ったく……子供なんだから」
「ぶー、だってえ……」
「解った解った。ほら、こっちおいで」
「うん。じゃ、お邪魔しまーす」
ごそごそ。
「んふふー、おにいちゃん……あったかいね」
「……」
「……?」
「…………」
「……どうしたの、お兄ちゃん?急に黙っちゃって」
「……なつみ」
「ん?何?」
「あのさ、暗くて良く解らなかったんだけど、お前がいま着てるのって……」
「あ、これ?こないだ見つけたんだけどね、可愛いからつい買っちゃったの」
「いや、可愛いのは確かに可愛いんだけどな。一体どこでそんなメイド服……」
「えっとね、キャンディーフルーツ
「……なつみ」
「あとねあとね、これだけだとちょっと寒いからね、実はこれの下にもう1枚着てるんだよ。ほら!」
「……?」
「じゃーん!お兄ちゃんこういうの嫌い?おまけで聴診器もついてきたんだよー
「な……なつみ……」

ぷちんっ。

「……」
「……あ、あれ?お……お兄ちゃん?おにいちゃーん?」
「……うふふふふふふ」
「お……お兄ちゃん?ど、どうしたの?えっと、あの……瞳孔開いてるんだけど?」
「うふふふふそれは目の錯覚だよなつみ?」
「え、えーっと……お兄ちゃん?今ベッドの下から取り出したいかにもコイズミ学習ブックに出てきそうなコケシは何?」
「うふふふふ何だと思うなつみ?」
「あ、あのっ、お兄ちゃん?どうして机の引出しからどう考えても剃毛用としか思えないシェービングフォームとカミソリが出てくるの?」
「うふふふふどうしてだと思うなつみ?」
「ど、どうして……って……まさかお兄ちゃん、また壊れ……きゃあっ!」
「なつみなつみなつみいいいぃぃぃいいいっ!」
「お、お兄ちゃん……!そんな、そんな急に……やめ……あっ!……んふうっ!」
「なつみ可愛いですなつみ可愛いですなつみにはやっぱりセンターが似合うですうううううっ!」
「きゃっ!お、お兄ちゃんっ!そ、そこ……噛んじゃ駄目……っ!痛いか……ら……んんんっ!」
「ぜんぜん駄目じゃないぞ駄目とか言ってるけどぜんぜん痛そうじゃないぞかえってこんなにぬるぬるになっちゃってるからもっとねっちりとやりたくなっちゃうんだぞおおおおおっ!」
「んんんっ!お……おにい……ちゃん……っ!そんなに……されたら、ボク……あ……ふぁあっ!」
「なななななつみがいけないんだぞなつみがいけないんだぞ眠ってた俺を起こしちゃったなつみがいけないんだぞいけない妹にはいけないお仕置きをしちゃうんだぞなつみの中にぎっちりとずっぷりとお仕置きをしちゃうんだぞおおおおおっ!」
「あんっ!お、お兄ちゃん……っ、駄目、駄目なの……っ!ボク……もう、いっ……ふぁあっ!お兄ちゃん!お兄ちゃんっ!おにいちゃあああああーーーーーんっ!」

仕事納めは済ませた筈なんですが実は明日も仕事です。とっとと寝ます。ラヴ。


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