2003,2 低髄液圧症候群 第一回研究会概要 HOME
H病院 S医師
・BPの効果は約70%くらい。
・CFSの一つの原因である。
・髄液漏して慢性化すると髄液圧は正常
・漏れの箇所としては腰部が最も多い
・診断する為の検査として
MRミエロ
ミエロCT
造影脳MRI
脳層脊髄腔RI
・BP無効例の原因として
診断ミス
漏れが減少はしてもまだ漏れている場合
・今後の課題として
診断法の確立
治療法の確立
BP無効例に対する方法
交通外傷後の疫学調査
関連各所との研究協力
疾患によりふさわしい名称の検討
病態解明と基礎研究
CFSでの位置づけ
(質疑応答)
Q、BP後改善するのは?
A、2〜3ヶ月後が最も多く、中には半年以上経過後に改善した例もある。
Q、BPの間隔は?
A・BPは2〜3ヶ月後にしているが、まだ試行錯誤の段階である。
Q、RIの判定基準は?
A、漏れの量と症状は一致しない。
3H以内での膀胱集積はまず異常である。
6H以内での膀胱集積は判定を慎重にする。
Q、BP後の無効例への考えは?
A、困っています。
方法として別に神経内視鏡を使用しより上部へ針を誘導しBPを行う。
胸、首の漏れを探しそこにBPを行なう。
BPの工夫は今後の課題である。
Q、BPの方法は
A、注入方向、注入速度により改善の仕方が違う印象を持っている。
Q、脳血液循環障害はないか?
それに関して検査も検討している。
岡山A病院
・EBPを行う間隔は
1回目から1ヶ月後に2回目。
2回目から2ヵ月後に3回目。
それでだめならEBP部位を変更してみる。
EBPして2週間で日に日に悪化する患者さんがいる。
EBPの最適サイクルを模索中。
EBP時の血液注入量の目安として男性35cc、女性30ccとしている。
ただし、いくら入れてもどんどん入る人がいる。
こういう場合にどうするか?もっといれるべきなのかが課題です。
(血液注入量に関する話し合い)
Y医師;50cc入れた事があるが、そういう場合、ある程度の注入速度が必要かどうかを検討している。
埼玉県J医大の先生は3例全て10cc
S先生;文献で調べたところ30cc程度が多いようです。
女性は腰部平均20ccで男性はそれよりも多い。
大きい人は50cc入れる事もある。
圧と症状によりEBP時に決めている。
また、注入中患者さんの反応をみながら決める場合もある。
無効例に対して、画像上では良くなっている為どうするか?
福山H病院
この病院での症例数は16例で男性8名女性8名。
平成14年8月から治療を始めました。
外傷の心当たりのある患者さんが12名。
CFSと診断されていた患者さんが1名。
漏れの箇所は首が1名で、殆どの方は腰であった。
風船効果が出た患者さんは12名。
治療後の経過で
とても改善したのが6名
少し改善したのが7名
変わらずが3名
平均EBP回数は2回
平均注入量は28cc
BPした後に神経ブロックで改善する事があった。
腰の硬膜外腔を全て満たす為には容量的に50cc必要。
注入血液がうまく広がらない要因として、椎間腔から漏れているのではないかとも思っている。
腰仙部では隔壁が存在する。その為、隔壁より下に注入した場合、漏れの箇所が上であると
注入血液は漏れの箇所に到達しない。
正常例でも硬膜外に癒着が4割である。
その為に漏れの部位へ血液が到達しない。
その対策として、漏れの部位のより近くで2箇所以上でEBPをする。
EBP後に30分程は腹臥位にする。
血液の広がりを確認する為に血液に造影剤を混ぜて注入する。
(造影剤はイソビストで生食で2倍に薄める)
首への外傷がある患者さんの場合は上部胸椎でEBPした方が成績が良い
漏れが多量の患者さんの場合はフィブリンも検討している。
注入した血液は1週間後の段階でなくなっていた。
高周波熱凝固もよいかもしれない。
神奈川県I病院
今まで27名の患者さんにEBPした。
改善 5名
少し改善 6名
変わらず 8名
改善と悪化あり 4名
悪化 0名
EBP回数
1回 20名
2回 6名
3回 1名
患者さんの年齢は殆どが30〜40歳
検査方法は
MRIミエロ(STIR法)、RI
受傷後3〜12ヶ月後に頭痛が再発する方が多い。
症状への外的影響
天気により症状が悪化 59%
長時間の立位により悪化 63%
寝ると改善 67%
水を取ると改善 26%
EBPの血液量は
女性30cc、男性40cc
入れ方、速度、方向で変化する印象を持っている。
(質疑応答)
患者さんの自覚症状で頻尿を訴える方が多いが、どう考えますか?
(S先生)水を多く飲む為に回数が増えるのでは?
(Y先生)神経的なものであると思います。
膀胱に尿があまりたまっていない状態であるのに尿意をもよおしているのだと思う。
その為に回数が増えている。
(T先生)
髄液漏は変化する。
以前、患者さんが絶対漏れていると言うので検査したが、漏れはなかった。
後日、まだ漏れていると言うので再度検査した。
やはり漏れは無かった。
また後日、それでも漏れているというので再々検査した。
漏れがあった。
という様に髄液の漏れは変化する。
九州のT先生
RI検査の判断基準として
1時間で膀胱RIが3000カウント以下は正常
1時間でRI排泄量(膀胱内RI/全体*100)が0.5%以下は正常
MRミエロでルートスリーブが鮮明(鋭角に写る)は正常。
異常は腫れた様に写る。
EBP後
改善 66%
変わらず 24%
悪化 10%
EBPの間隔は2週間以上
四国Y先生です。
頚椎の神経は下垂した神経のズレを補正する為にストレートネックとなり、肩こりを発症する。
患者数は
45名
そのうち低髄患者と判断されたのは32名。
地域の患者さんの効果は大きいが、遠方の患者さんの効果が悪い。
移動により効果を薄めるのではないかと思われる。
EBPの前に必ず生食注入を一度行っている。
埼玉県J医大
リスクとして患者さんに説明しているものは麻痺、三叉神経痛の症状が酷くなる事がある。
以前はオペ室で治療していたが、今は病棟の処置室で行っている。
兵庫〜先生
患者数7名
男性3名
女性4名